JP3382590B2 - コイルボビン - Google Patents
コイルボビンInfo
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Description
の電源トランスに使用するコイルボビンに係り、特に半
田槽を通してピン端子にコイル巻線の引出し線を半田付
けする際の断線、引出し線と他のコイル巻線の交差(ク
ロスオーバ)を防止するコイルボビンに関する。
ンの端子部拡大図を示す。図6(a)において、コイル
ボビン50の端子部51は、植設されたピン端子54の
引出線絡げ付け部が端子部外面52から突出されてい
る。また隣接した端子部51と間には引出溝53が形成
されている。
ル巻線(いずれも図示せず)の引出し線55は、引出溝
53を通り外部に引出され、そのまま端子部外面52の
角を経由してピン端子54の引出線絡げ付け部に絡げ付
けられる。
れた引出し線55の半田付けは、ピン端子54を半田槽
の半田液に浸して行われるが、この場合、ピン端子部外
面52は半田面となりその角の部分も半田液に浸され
る。
は、モールド成形品で形成されているため、半田槽を通
してピン端子54の引出線絡げ付け部に絡げられたコイ
ル巻線の引出し線55を半田付けする時、ピン端子部外
面52も半田液に浸され、引出し線55に張力が作用し
ている場合には、図6(b)に示すように、ピン端子部
外面52の角が半田の熱で溶けて引出し線55の一部5
5Aが食い込んでしまい、引出し線55の断線事故が発
生する虞がある。
の引出し線55を引出溝53を介しそのまま引出す構成
になっており、引出溝53の根元(底の部分)から引き
出すことができないため、次回路のコイル巻線の引出し
線とクロスオーバする場合もあり、この対策として絶縁
用のテープなどの絶縁処理をしなければならない課題が
ある。
なされたもので、その目的はコイル巻線の引出し線が半
田熱で溶けたモールドに食い込むことによる断線ならび
に別のコイル巻線とのクロスオーバを解消して信頼性の
高いトランスを製造することができるコイルボビンを提
供することにある。
の下端部外側に肉厚状であって柱状構造の端子部5が複
数形成され、この端子部5には引出線絡げ付け部6aと
プリント基板実装部6bからなるL形のピン端子6が植
設され、かつ端子部5間に引出溝7が形成されたコイル
ボビンであって、前記端子部5の上部両側にはそれぞれ
リブ8が形成され、前記引出溝7の根元部7aは前記リ
ブ8の上端面8aとほぼ同じ位置まで形成され、前記引
出溝7から引出される引出線9は引出溝7の根元部7a
から外部に引出され、かつ前記リブ8の上端面8aに引
掛けられ前記ピン端子6の引出線絡げ付け部6aに絡げ
付けるピン端子タイプとしたことを特徴とする。
形成され、引出線9が引掛けられるリブ8の上端面8a
は端子部5の外面5aより低い位置にあることを特徴と
する。
であって柱状構造の端子部5が複数形成され、かつ端子
部5間に引出溝7が形成されたコイルボビンであって、
前記端子部5の上部両側にはそれぞれリブ8が形成さ
れ、前記引出溝7の根元部7aは前記リブ8の上端面8
aとほぼ同じ位置まで形成され、前記引出溝7から引出
される引出線9は引出溝7の根元部7aから外部に引出
され、かつ前記リブ8の上端面8aに引掛けられリード
線10の一端10aに絡げ付けられリードタイプとした
ことを特徴とする。
する。
図2は同実施例のコイルボビンの正面図、図3は同コイ
ルボビンの側面図、図4は半田付け工程の際の説明図を
示す。
のコイルボビンの全体構成を説明する。
ルボビンで、このコイルボビン1は中空状の巻胴部2
と、この巻胴部2の両端にそれぞれ形成されたフランジ
3と、これらフランジ3間であって巻胴部2のほぼ中央
部外周に形成された中間フランジ4とを備えている。こ
の中間フランジ4は、周知のように、巻胴部2上に巻回
される1次、2次コイル(図示せず)を仕切るものであ
る。
上に層間絶縁紙を介し上巻線(何れも図示せず)を巻回
するタイプのものもある。このタイプの場合、中間フラ
ンジ4は必要としないことは勿論である。
柱状構造の端子部5が間隔を介し複数形成されている。
されている。
ら外側に突出し、コイルの引出し線が絡げ付けられる引
出線絡げ付け部6aと、ピン端子部5の下面5bから下
方に突出するプリント基板実装部6bにて形成されてい
る。
引出線を外部に引出し、かつ引出線絡げ付け部6aに絡
げるための引出溝7が形成されている。
する。
延びるリブ8がそれぞれ形成されている。また、引出溝
7の根元部7aはリブ8の上端とほぼ同じ位置か、その
近くまで切り込まれて形成されている。
元部7a付近から外側へ引出され、かつリブ8の上端面
8aの例えばほぼ中央部の位置に引掛けられ、端子部5
の上部中央部に突出された引出線絡げ付け部6aに絡げ
付けるように構成されている。なお、引出線絡げ付け部
6aの根元には凹状となっている。
するテーパ面8bが形成され、リブ8の上端面8aは端
子部5の外面5aより内側に形成されている。
ように、半田面は端子部5の外面5aであるA面まで浸
されるが、引出線9はこの面より下側に位置するため、
従来のようにボビンに食い込んだりすることがなく、断
線のおそれはない。
図4で示した前述の実施例のコイルボビン1は端子部5
にL形のピン端子6が植設されたピン端子タイプであっ
たが、ピン端子6のないリードタイプとして用いること
も可能である。
子6がなく、引出線9はリブ8の上端面8aに引掛けら
れ、端子部5の上部に形成された凹状部分を経てリード
線10の一端10aに絡げ付けられる。
ように絶縁紙等からなる端子板11を介し引出線9と絡
げ付けられる。なお、端子板11は端子部5の内側のス
ペース部分の邪魔とならない位置に配置される。
に用いられる。
の上部にリブ8を形成し、引出溝7の根元部7aをリブ
8の上端面とほぼ同じ位置か、その近くまで延設し、そ
こから引出線9を引出し、リブ10の上端面8aに引掛
けピン端子6の引出線絡げ付け部6aに絡げ付けるよう
にし、半田面つまり端子部5の外面5aの角部に引出線
が位置しないようにし、半田付け工程の際に半田面より
低い位置にあるリブ8の上端面8aに引出線9が引掛け
られているので、半田の熱によって上端面8aが溶ける
ことがなく、引出線9の食い込みを防止でき、断線を防
止できる。
り引出し、リブ8の上端面8aに引掛けられ、クロスオ
ーバーの心配がなくなるため、絶縁テープにより絶縁処
理を行う必要がなくなり、工数を削除し得る。
図。
図。
図。
(b)は引出線とリード線との接続状態の説明図を示
す。
において引出線がコイルボビンに喰い込む様子を示す説
明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 フランジ(3)の下端部外側に肉厚状で
あって柱状構造の端子部(5)が複数形成され、この端
子部(5)には引出線絡げ付け部(6a)とプリント基
板実装部(6b)からなるL形のピン端子(6)が植設
され、かつ端子部(5)間に引出溝(7)が形成された
コイルボビンであって、 前記端子部(5)の上部両側にはそれぞれリブ(8)が
形成され、 前記引出溝(7)の根元部(7a)は前記リブ(8)の
上端面(8a)とほぼ同じ位置まで形成され、 前記引出溝(7)から引出される引出線(9)は引出溝
(7)の根元部(7a)から外部に引出され、かつ前記
リブ(8)の上端面(8a)に引掛けられ前記ピン端子
(6)の引出線絡げ付け部(6a)に絡げ付けるピン端
子タイプとしたことを特徴とするコイルボビン。 - 【請求項2】 リブ(8)の上部外面にテーパ面(8
b)が形成され、引出線(9)が引掛けられるリブ
(8)の上端面(8a)は端子部(5)の外面(5a)
より内側にある請求項1記載のコイルボビン。 - 【請求項3】 フランジ(3)の下端部外側に肉厚状で
あって柱状構造の端子部(5)が複数形成され、かつ端
子部(5)間に引出溝(7)が形成されたコイルボビン
であって、 前記端子部(5)の上部両側にはそれぞれリブ(8)が
形成され、 前記引出溝(7)の根元部(7a)は前記リブ(8)の
上端面(8a)とほぼ同じ位置まで形成され、 前記引出溝(7)から引出される引出線(9)は引出溝
(7)の根元部(7a)から外部に引出され、かつ前記
リブ(8)の上端面(8a)に引掛けられリード線(1
0)の一端(10a)に絡げ付けられリードタイプとし
たことを特徴とするコイルボビン。
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