JPH09232153A - ボビン - Google Patents
ボビンInfo
- Publication number
- JPH09232153A JPH09232153A JP6721496A JP6721496A JPH09232153A JP H09232153 A JPH09232153 A JP H09232153A JP 6721496 A JP6721496 A JP 6721496A JP 6721496 A JP6721496 A JP 6721496A JP H09232153 A JPH09232153 A JP H09232153A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- terminal
- lead
- coil
- wound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 端子にからげられたリードの半田処理時のよ
る熱伝導を抑制し、信頼性を向上させる。 【構成】 耐熱樹脂からなるボビン１に巻回したコイル
２より引き出されるリード４は、リード導出用の溝５を
通って柱状の端子埋設部６に少なくとも半ターン以上巻
回された後、前記端子埋設部６の垂直方向下方に位置す
る突起７で位置決めされ端子８へ導出し、該端子８にか
らげられた後半田処理が施される。
る熱伝導を抑制し、信頼性を向上させる。 【構成】 耐熱樹脂からなるボビン１に巻回したコイル
２より引き出されるリード４は、リード導出用の溝５を
通って柱状の端子埋設部６に少なくとも半ターン以上巻
回された後、前記端子埋設部６の垂直方向下方に位置す
る突起７で位置決めされ端子８へ導出し、該端子８にか
らげられた後半田処理が施される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子機器に使用
されるトランス用ボビンに関する。
されるトランス用ボビンに関する。
【０００２】
【従来の技術】図を用いて従来のボビンについて説明す
る。図５は、従来のボビンの正面図である。従来のトラ
ンス等に用いられるボビンの構造は、図５に示すよう
に、ボビン５１のコイル巻枠部５２に巻回されたコイル
５３の引き出し線いわゆるリード線５４は、前記ボビン
５１のリード引き出し用の溝５５を通過して端子５６へ
と渡り、該端子５６にからげられ半田処理がなされる。
る。図５は、従来のボビンの正面図である。従来のトラ
ンス等に用いられるボビンの構造は、図５に示すよう
に、ボビン５１のコイル巻枠部５２に巻回されたコイル
５３の引き出し線いわゆるリード線５４は、前記ボビン
５１のリード引き出し用の溝５５を通過して端子５６へ
と渡り、該端子５６にからげられ半田処理がなされる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のボビンを使用し
たトランスは、端子のリードからげ部とボビンのコイル
巻枠との距離が短く、またリードの引き回しが直線的で
ある為、前記端子のリードからげ部の半田処理時に、該
半田処理による熱が、リードを伝導してコイルに施され
た層間及び外装用のテープの溶解を引きおこし、コイル
間の絶縁不良を引き起こす危険性があった。また、３層
絶縁電線を図５に示したボビン５１に使用した場合、前
記３層絶縁電線の絶縁被覆チューブは端子のリードから
げ部の半田処理の熱により溶解を起こし、端子のリード
からげ部とボビンのコイル巻枠との距離が短かい従来の
ボビン５１では、コイル巻枠部のリード引き出し部分ま
で、前記半田処理の熱が伝わり３層絶縁電線の絶縁被覆
チューブの溶解を引き起こし、近接するリードとの絶縁
性が保てなくなり、信頼性に欠けるという問題が発生し
ている。そのため、コイルに３層絶縁電線を使用するト
ランス等は、端子のリードからげ部とボビンのコイル巻
枠との距離が比較的長いボビンを使用して半田処理によ
る熱の伝導を抑え、３層絶縁電線の絶縁被覆チューブの
溶解を防いでいるが、端子のリードからげ部とボビンの
コイル巻枠との距離を長くしたため、どうしてもボビン
が大きくなってしまう。本発明は、上記半田処理時に発
生する熱伝導によるテープの溶解を未然に防ぎ、また３
層絶縁電線を使用するトランスのボビンの小形化を目的
としたものである。
たトランスは、端子のリードからげ部とボビンのコイル
巻枠との距離が短く、またリードの引き回しが直線的で
ある為、前記端子のリードからげ部の半田処理時に、該
半田処理による熱が、リードを伝導してコイルに施され
た層間及び外装用のテープの溶解を引きおこし、コイル
間の絶縁不良を引き起こす危険性があった。また、３層
絶縁電線を図５に示したボビン５１に使用した場合、前
記３層絶縁電線の絶縁被覆チューブは端子のリードから
げ部の半田処理の熱により溶解を起こし、端子のリード
からげ部とボビンのコイル巻枠との距離が短かい従来の
ボビン５１では、コイル巻枠部のリード引き出し部分ま
で、前記半田処理の熱が伝わり３層絶縁電線の絶縁被覆
チューブの溶解を引き起こし、近接するリードとの絶縁
性が保てなくなり、信頼性に欠けるという問題が発生し
ている。そのため、コイルに３層絶縁電線を使用するト
ランス等は、端子のリードからげ部とボビンのコイル巻
枠との距離が比較的長いボビンを使用して半田処理によ
る熱の伝導を抑え、３層絶縁電線の絶縁被覆チューブの
溶解を防いでいるが、端子のリードからげ部とボビンの
コイル巻枠との距離を長くしたため、どうしてもボビン
が大きくなってしまう。本発明は、上記半田処理時に発
生する熱伝導によるテープの溶解を未然に防ぎ、また３
層絶縁電線を使用するトランスのボビンの小形化を目的
としたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は 磁性材料を磁
心とする巻線品に使用する端子付ボビンの構造におい
て、該ボビンの端子を埋設する部分は、前記ボビンに巻
回されたコイルより引き出されるリードが、巻回するこ
とができるような柱状の形を有し、かつ該柱状部にはリ
ードを端子へと配線する際の位置決め用の突起を有する
ボビンである。
心とする巻線品に使用する端子付ボビンの構造におい
て、該ボビンの端子を埋設する部分は、前記ボビンに巻
回されたコイルより引き出されるリードが、巻回するこ
とができるような柱状の形を有し、かつ該柱状部にはリ
ードを端子へと配線する際の位置決め用の突起を有する
ボビンである。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明によるボビンの構造は、ボ
ビン巻枠のコイルより引き出されたリードは、導出用の
溝を通って柱状の端子埋設部に巻回される。この柱状の
端子埋設部に巻回することにより従来の引き出し方法に
比べ半田処理時における熱の伝導は、前記柱状の端子埋
設部にリードが巻回した長さ分だけ端子とボビンのコイ
ル巻枠との距離が増すこととなり、従来のボビンに比べ
ボビンのコイル巻枠部への熱の伝導が抑制される。ま
た、３層絶縁電線用のボビンは直線的に端子とボビンの
コイル巻枠の距離をとっているが、本発明のボビンは柱
状の端子埋設部にリードを巻回して曲線的に距離をとる
構造であり、従来のように端子とボビンのコイル巻枠の
距離を長くとる必要はなく小型化が可能となる。なお、
本発明によるボビンの柱状の端子埋設部の一部分には突
起が施され、前記柱状の端子埋設部に巻回されたリード
が端子に導出し易くした位置決めの突起として働く。
ビン巻枠のコイルより引き出されたリードは、導出用の
溝を通って柱状の端子埋設部に巻回される。この柱状の
端子埋設部に巻回することにより従来の引き出し方法に
比べ半田処理時における熱の伝導は、前記柱状の端子埋
設部にリードが巻回した長さ分だけ端子とボビンのコイ
ル巻枠との距離が増すこととなり、従来のボビンに比べ
ボビンのコイル巻枠部への熱の伝導が抑制される。ま
た、３層絶縁電線用のボビンは直線的に端子とボビンの
コイル巻枠の距離をとっているが、本発明のボビンは柱
状の端子埋設部にリードを巻回して曲線的に距離をとる
構造であり、従来のように端子とボビンのコイル巻枠の
距離を長くとる必要はなく小型化が可能となる。なお、
本発明によるボビンの柱状の端子埋設部の一部分には突
起が施され、前記柱状の端子埋設部に巻回されたリード
が端子に導出し易くした位置決めの突起として働く。
【０００６】
【実施例】図を用いて実施例を説明する。図１は、本発
明によるボビンの実施例の正面図である。図２は、図１
の端子埋設部の拡大の斜視図である。図３は、本発明に
よるボビンの他の実施例の正面図及び側面図、底面図で
ある。図４は、図３の端子埋設部の拡大の斜視図であ
る。
明によるボビンの実施例の正面図である。図２は、図１
の端子埋設部の拡大の斜視図である。図３は、本発明に
よるボビンの他の実施例の正面図及び側面図、底面図で
ある。図４は、図３の端子埋設部の拡大の斜視図であ
る。
【０００７】耐熱樹脂よりできたボビン１に巻回された
コイル２は、絶縁テープ３で層間及び外装を絶縁され、
前記コイル２より引出されたリード４は、ボビン１に施
された導出用の溝５を通り、円柱状の端子埋設部６に少
なくとも半ターン以上巻回され、前記円柱状の端子埋設
部６に巻回されたリード４は円柱状の端子埋設部６の垂
直方向下方に位置する突起７に掛かり端子８に配線さ
れ、該端子８にからげられた後半田処理が施される。
コイル２は、絶縁テープ３で層間及び外装を絶縁され、
前記コイル２より引出されたリード４は、ボビン１に施
された導出用の溝５を通り、円柱状の端子埋設部６に少
なくとも半ターン以上巻回され、前記円柱状の端子埋設
部６に巻回されたリード４は円柱状の端子埋設部６の垂
直方向下方に位置する突起７に掛かり端子８に配線さ
れ、該端子８にからげられた後半田処理が施される。
【０００８】図３及び図4は他の実施例で、耐熱樹脂か
らなるボビン１１は、該ボビン１１のコイル巻枠部１２
が有り、リード導出用の溝１５が端子１８とボビンのコ
イル巻枠部１２との間に位置し、リードの端子への導出
方法はボビン１１のコイル巻枠部１２より引き出された
リードは、導出用の突起１３の間の溝１５を通って、角
柱状の端子埋設部１６で少なくとも半ターン以上巻かれ
た後、角柱状の端子埋設部１６の垂直方向下方に位置す
る突起１７に掛かり端子１８へ導出され、該端子１８に
からげられた後半田処理がなされる。ボビン１１のコイ
ル巻枠部１２と端子１８は、見掛け上は短い距離である
が、リードを角柱状の端子埋設部１６に巻回した長さ分
だけ、実際は距離が増したことになり、端子１８にから
げられたリードの半田処理による半田の熱は、前記角柱
状の端子埋設部１６の巻回した長さ分だけ、熱の伝導が
抑制される。また、角柱状の端子埋設部１６の垂直方向
下方には突起１７が施され、該突起１７は角柱状の端子
埋設部１６に巻回されたコイルの位置ずれを防ぎ、また
端子１８にリードが導出し易くする働きを有す。
らなるボビン１１は、該ボビン１１のコイル巻枠部１２
が有り、リード導出用の溝１５が端子１８とボビンのコ
イル巻枠部１２との間に位置し、リードの端子への導出
方法はボビン１１のコイル巻枠部１２より引き出された
リードは、導出用の突起１３の間の溝１５を通って、角
柱状の端子埋設部１６で少なくとも半ターン以上巻かれ
た後、角柱状の端子埋設部１６の垂直方向下方に位置す
る突起１７に掛かり端子１８へ導出され、該端子１８に
からげられた後半田処理がなされる。ボビン１１のコイ
ル巻枠部１２と端子１８は、見掛け上は短い距離である
が、リードを角柱状の端子埋設部１６に巻回した長さ分
だけ、実際は距離が増したことになり、端子１８にから
げられたリードの半田処理による半田の熱は、前記角柱
状の端子埋設部１６の巻回した長さ分だけ、熱の伝導が
抑制される。また、角柱状の端子埋設部１６の垂直方向
下方には突起１７が施され、該突起１７は角柱状の端子
埋設部１６に巻回されたコイルの位置ずれを防ぎ、また
端子１８にリードが導出し易くする働きを有す。
【発明の効果】端子付ボビンの半田処理時の熱による不
良を低減し信頼性を向上させることができる。また、３
層絶縁電線を使用するボビンの大きさが従来に比べ小型
化が可能となる。
良を低減し信頼性を向上させることができる。また、３
層絶縁電線を使用するボビンの大きさが従来に比べ小型
化が可能となる。
【図１】本発明によるボビンの実施例の正面図
【図２】本発明による図１の端子埋設部の拡大図の斜視
図
図
【図３】本発明によるボビンの他の実施例の正面図
【図４】本発明による図２の端子埋設部の拡大図の斜視
図
図
【図５】従来のボビンの正面図
１ ボビン ２ コイル ３ 絶縁テープ ４ リード ５ 溝 ６ 円柱状の端子埋設部 ７ 突起 ８ 端子 １１ ボビン １２ コイル巻枠部 １３ 突起 １５ 溝 １６ 角柱状の端子埋設部 １７ 突起 １８ 端子 １９ ボビン底部 ２０ 磁心中脚挿入部 ５１ ボビン ５２ コイル巻枠部 ５３ コイル ５４ リード ５５ 溝 ５６ 端子
Claims (1)
- 【請求項１】磁性材料を磁心とする巻線品に使用する端
子付ボビンの構造において、該ボビンの端子を埋設する
部分は、前記ボビンに巻回されたコイルより引き出され
るリードが、巻回することができるような柱状の形を有
し、かつ該柱状部にはリードを端子へと配線する際の位
置決め用の突起を有することを特徴とするボビン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6721496A JPH09232153A (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | ボビン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6721496A JPH09232153A (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | ボビン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09232153A true JPH09232153A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=13338445
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6721496A Pending JPH09232153A (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | ボビン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09232153A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002208520A (ja) * | 2001-01-10 | 2002-07-26 | Tamura Seisakusho Co Ltd | 小型電源トランス |
| KR100615963B1 (ko) * | 2003-07-01 | 2006-08-28 | 스미다 코포레이션 | 면실장 인덕터 |
| JP2009267087A (ja) * | 2008-04-25 | 2009-11-12 | Fdk Corp | トランスボビン |
-
1996
- 1996-02-27 JP JP6721496A patent/JPH09232153A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002208520A (ja) * | 2001-01-10 | 2002-07-26 | Tamura Seisakusho Co Ltd | 小型電源トランス |
| KR100615963B1 (ko) * | 2003-07-01 | 2006-08-28 | 스미다 코포레이션 | 면실장 인덕터 |
| JP2009267087A (ja) * | 2008-04-25 | 2009-11-12 | Fdk Corp | トランスボビン |
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