JPH08138926A - コンバータトランス - Google Patents
コンバータトランスInfo
- Publication number
- JPH08138926A JPH08138926A JP27932294A JP27932294A JPH08138926A JP H08138926 A JPH08138926 A JP H08138926A JP 27932294 A JP27932294 A JP 27932294A JP 27932294 A JP27932294 A JP 27932294A JP H08138926 A JPH08138926 A JP H08138926A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- converter transformer
- wire
- winding
- soldered
- lead
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Insulating Of Coils (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンバータトランスの焼損及び絶縁破壊を防
止し、電源装置の安全性を確保する。 【構造】 半田槽の熱で絶縁層を熔融し、半田付けする
ように作られた三層絶縁電線を巻線に使用したコンバー
タトランスにおいて、巻線Aから半田からげ部Dまでの
長さを絶縁シートHの幅xの2倍に延長し、外絶縁シー
トを介して折り曲げ、からげ部DでリードピンFに半田
付けしたことを特徴としている。
止し、電源装置の安全性を確保する。 【構造】 半田槽の熱で絶縁層を熔融し、半田付けする
ように作られた三層絶縁電線を巻線に使用したコンバー
タトランスにおいて、巻線Aから半田からげ部Dまでの
長さを絶縁シートHの幅xの2倍に延長し、外絶縁シー
トを介して折り曲げ、からげ部DでリードピンFに半田
付けしたことを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半田槽の半田熱で絶縁
層を熔融し、リードピンFにからげ半田付けするように
作られた三層絶縁電線を巻線Aとするコンバータトラン
スに関するもので、からげ部Dの半田付け時に引出し線
B及びCの熱伝導によって巻線内部の絶縁層が熔けてコ
ンバータトランスがレアショート及び絶縁破壊して安全
性を損うことのないようにするものである。
層を熔融し、リードピンFにからげ半田付けするように
作られた三層絶縁電線を巻線Aとするコンバータトラン
スに関するもので、からげ部Dの半田付け時に引出し線
B及びCの熱伝導によって巻線内部の絶縁層が熔けてコ
ンバータトランスがレアショート及び絶縁破壊して安全
性を損うことのないようにするものである。
【0002】
【従来の技術】従来の三層絶縁電線を用いたコンバータ
トランスの構造を図2と図4に示す。図2の要部の断面
図を図3に示し、図4の要部の断面図を図5に示す。図
3の断面図は、引出し線B及びCを直接引き出す構造例
で一般に導線(電線)が細い(φ0.3mm以下程度)
時に多く用いられ、図5の断面図は、引出し線B及びC
を耐熱用絶縁チューブiに通して引き出す構造例で一般
に導線(電線)が太い(φ0.4mm以上程度)の時多
く用いられている構造である。
トランスの構造を図2と図4に示す。図2の要部の断面
図を図3に示し、図4の要部の断面図を図5に示す。図
3の断面図は、引出し線B及びCを直接引き出す構造例
で一般に導線(電線)が細い(φ0.3mm以下程度)
時に多く用いられ、図5の断面図は、引出し線B及びC
を耐熱用絶縁チューブiに通して引き出す構造例で一般
に導線(電線)が太い(φ0.4mm以上程度)の時多
く用いられている構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図6に三層絶縁電線の
構造を示す。Jは導体、Kは第1絶縁層、Lは第二絶縁
層、Mは第三絶縁層である。従来の構造の課題は、コン
バータトランスの要部の断面図が図3の場合には、コン
バータトランスの大きさ毎に半田槽の温度管理と半田槽
への浸漬時間の管理を充分に行う必要があり、これらの
管理を誤ると、引出し線B及びCの絶縁層が熱伝導で熔
けて絶縁破壊を起こす危険があり、又、断面図が図5の
場合には、耐熱用絶縁チューブiを用いるために材料費
のアップと引出し線B及びCを巻線毎に該チューブiに
通す必要があり工数がアップするため、コストが大幅に
アップする欠点がある。
構造を示す。Jは導体、Kは第1絶縁層、Lは第二絶縁
層、Mは第三絶縁層である。従来の構造の課題は、コン
バータトランスの要部の断面図が図3の場合には、コン
バータトランスの大きさ毎に半田槽の温度管理と半田槽
への浸漬時間の管理を充分に行う必要があり、これらの
管理を誤ると、引出し線B及びCの絶縁層が熱伝導で熔
けて絶縁破壊を起こす危険があり、又、断面図が図5の
場合には、耐熱用絶縁チューブiを用いるために材料費
のアップと引出し線B及びCを巻線毎に該チューブiに
通す必要があり工数がアップするため、コストが大幅に
アップする欠点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決したものであり、図1の断面図のように引出し線B
を折り曲げて、リードピンFまでの引出し線のトータル
の長さを長くすることにより、巻線Aの絶縁層が熱で破
壊するのを防止しようとするものである。すなわち、半
田槽の熱を利用して絶縁層を熔融し半田付け可能な三層
絶縁電線を巻線Aに使用して構成したコンバータトラン
スにおいて、該コンバータトランスのプリント基板取付
用のリードピンFにからげる引出し線B及びCをからげ
部Dに引き出す直前で、コンバータトランスの外装用絶
縁シートGの上から内側に向かって折り曲げ、この折り
曲げた引出し線B及びCを絶縁シートHで固定してから
再び外側に向かって折り曲げかつリードピンFに向かっ
て引き出し、リードピンFにからげ半田付けしてなるコ
ンバータトランスである。
解決したものであり、図1の断面図のように引出し線B
を折り曲げて、リードピンFまでの引出し線のトータル
の長さを長くすることにより、巻線Aの絶縁層が熱で破
壊するのを防止しようとするものである。すなわち、半
田槽の熱を利用して絶縁層を熔融し半田付け可能な三層
絶縁電線を巻線Aに使用して構成したコンバータトラン
スにおいて、該コンバータトランスのプリント基板取付
用のリードピンFにからげる引出し線B及びCをからげ
部Dに引き出す直前で、コンバータトランスの外装用絶
縁シートGの上から内側に向かって折り曲げ、この折り
曲げた引出し線B及びCを絶縁シートHで固定してから
再び外側に向かって折り曲げかつリードピンFに向かっ
て引き出し、リードピンFにからげ半田付けしてなるコ
ンバータトランスである。
【0005】
【作用】本発明は、上述のように構成されているので、
半田槽の熱で引出し線B及びCの絶縁層が熔けて電線内
部の導線がむき出しになっても、絶縁シートHによっ
て、巻線Aの絶縁層がおかされないので、コンバータト
ランスのレアショート及び絶縁破壊を防止することがで
きる。
半田槽の熱で引出し線B及びCの絶縁層が熔けて電線内
部の導線がむき出しになっても、絶縁シートHによっ
て、巻線Aの絶縁層がおかされないので、コンバータト
ランスのレアショート及び絶縁破壊を防止することがで
きる。
【0006】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の断面図である。
同図において、Aは巻線、Bは巻線Aの引出し線、Dは
引出し線のからげ部、Eはコンバータトランスのボビ
ン、Fはコンバータトランスのリードピン、Gはコンバ
ータトランスの外装用絶縁シート、Hは本発明の追加さ
れた絶縁シートを示す。本発明に係る絶縁シートHの巻
き幅をxmmとすると、引出し線Bの長さは、およそ2
xmm従来よりも長くなったことになり、からげ部Dへ
の半田槽の加熱によって引出し線Bの絶縁層が巻線Aの
方向に向かって熔けて破壊しても、絶縁シートHの巻き
幅内で破壊は止まるので、加熱による絶縁層の破壊は巻
線Aにまで及ばないため、コンバータトランスのレアシ
ョート及び絶縁破壊を防止できる。
同図において、Aは巻線、Bは巻線Aの引出し線、Dは
引出し線のからげ部、Eはコンバータトランスのボビ
ン、Fはコンバータトランスのリードピン、Gはコンバ
ータトランスの外装用絶縁シート、Hは本発明の追加さ
れた絶縁シートを示す。本発明に係る絶縁シートHの巻
き幅をxmmとすると、引出し線Bの長さは、およそ2
xmm従来よりも長くなったことになり、からげ部Dへ
の半田槽の加熱によって引出し線Bの絶縁層が巻線Aの
方向に向かって熔けて破壊しても、絶縁シートHの巻き
幅内で破壊は止まるので、加熱による絶縁層の破壊は巻
線Aにまで及ばないため、コンバータトランスのレアシ
ョート及び絶縁破壊を防止できる。
【0007】
【発明の効果】本発明に係る追加された絶縁シートHに
よって、コンバータトランスのレアショートによる焼損
及び絶縁破壊を防止し、装置の安全性を保つ効果があ
る。
よって、コンバータトランスのレアショートによる焼損
及び絶縁破壊を防止し、装置の安全性を保つ効果があ
る。
【図1】本発明のコンバータトランスの一実施例の断面
図である。
図である。
【図2】従来のコンバータトランスの構造説明図であ
る。
る。
【図3】従来のコンバータトランスの構造説明図であ
る。
る。
【図4】引出し線に絶縁チューブを使用した従来のコン
バータトランスの構造説明図である。
バータトランスの構造説明図である。
【図5】従来のコンバータトランスの構造説明図であ
る。
る。
【図6】三層絶縁電線の要部の斜視図である。
A 巻線 B 引出し線 C 引出し線 D からげ部 E ボビン F リードピン G 外装用絶縁シート H 絶縁シート i 耐熱用絶縁チューブ J 三層絶縁電線の導体 K 三層絶縁電線の第一絶縁層 L 三層絶縁電線の第二絶縁層 M 三層絶縁電線の第三絶縁層
Claims (1)
- 【請求項1】 半田槽の熱で絶縁層を熔融し半田付け可
能な三層絶縁電線を巻線Aに使用して構成したコンバー
タトランスにおいて、該コンバータトランスのプリント
基板取付用のリードピンFにからげる引出し線B及びC
を、からげ部Dに引出す直前で、コンバータトランスの
外装用絶縁シートGの上から内側に向かって折り曲げ、
この折り曲げた引出し線B及びCを絶縁シートHで固定
してから、再び外側に向かって折り曲げかつリードピン
Fに向かって引き出し、リードピンFにからげ半田付け
してなるコンバータトランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27932294A JPH08138926A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | コンバータトランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27932294A JPH08138926A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | コンバータトランス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08138926A true JPH08138926A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17609563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27932294A Pending JPH08138926A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | コンバータトランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08138926A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102779631A (zh) * | 2012-07-30 | 2012-11-14 | 昆山达功电子有限公司 | 电感线圈绕线保护结构 |
CN103996513A (zh) * | 2014-05-14 | 2014-08-20 | 中国能源建设集团广东省电力设计研究院 | 换流变压器牵引孔装置 |
-
1994
- 1994-11-14 JP JP27932294A patent/JPH08138926A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102779631A (zh) * | 2012-07-30 | 2012-11-14 | 昆山达功电子有限公司 | 电感线圈绕线保护结构 |
CN103996513A (zh) * | 2014-05-14 | 2014-08-20 | 中国能源建设集团广东省电力设计研究院 | 换流变压器牵引孔装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040426 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040817 |