JP3454577B2 - トランス - Google Patents

トランス

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JP3454577B2
JP3454577B2 JP19318594A JP19318594A JP3454577B2 JP 3454577 B2 JP3454577 B2 JP 3454577B2 JP 19318594 A JP19318594 A JP 19318594A JP 19318594 A JP19318594 A JP 19318594A JP 3454577 B2 JP3454577 B2 JP 3454577B2
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JP
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groove
pin block
flange
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tip
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靖美 中平
邦明 佐々木
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Hitachi Media Electronics Co Ltd
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Hitachi Media Electronics Co Ltd
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、スイッチング電源用
や高電圧発生用などのトランスに係り、特にコイルボビ
ンのフランジに形成されるコイル引き出し線ガイド用の
溝に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図6ならびに図7は従来のトランスの形
状を説明するための図で、図6はそのトランスの一部を
切除した平面図、図7はそのトランスのフランジの正面
図である。 【0003】コイル2を巻装したボビン3の端部にはフ
ランジ4が設けられ、このフランジ4は直線状に延びて
おり、フランジ4の上部には等間隔にガイド溝8を形成
した多数のガイド5が列設され、フランジ4の下部には
等間隔にピンブロック溝9を形成した多数のピンブロッ
ク6が列設されている。各ピンブロック6には、下方を
向いて突出したピン端子10が取り付けられている。 【0004】コイル2からのコイル引き出し線7a,7
b,7c……は、対応するガイド溝8ならびにピンブロ
ック溝9を通って各ピン端子10に巻かれて、半田付け
される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】このような従来のトラ
ンスでは、フランジ4の端部側まで引き出されるコイル
引き出し線7aならびにコイル引き出し線7bは接近し
て重なることがあるため、両者の絶縁距離を確保するた
めにコイル引き出し線7bを絶縁チューブ11で被覆し
ていた。 【0006】しかし、このように特定のコイル引き出し
線7に絶縁チューブ11を被覆するトランスは、作業性
が非常に悪く、作業の自動化が困難である等の問題があ
り、コストアップの要因になった。 【0007】また、絶縁チューブ11を用いることによ
り、余分のスペースが生じ、他コイルとの電気的結合が
悪くなるという欠点もあった。 【0008】本発明の目的は、絶縁チューブ等を用いる
ことなく、コイル引き出し線間の絶縁が確実に確保でき
るボビンを備えたトランスを提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、コイルを巻装するボビンのフランジが上下2
段に分かれており、フランジの上側には一列に並んだ多
数のガイドが、フランジの下側には一列に並んだ多数の
ピンブロックがそれぞれ設けられ、前記ガイドとピンブ
ロックが間隔をおいて配置され、前記ガイドとガイドの
間にガイド溝がそれぞれ形成され、前記ピンブロックと
ピンブロックの間にピンブロック溝がそれぞれ形成され
て、各ピンブロックにピン端子が固定されている。 【0010】そして前記ガイド溝のうちの端のガイド溝
と端から3番目のガイド溝の先端部からの切込み寸法が
L2と等しく、ガイド溝のうちの端から2番目のガイド
溝の先端部からの切込み寸法L1が、前記端のガイド溝
ならびに端から3番目のガイド溝の先端部からの切込み
寸法L2よりも短くなっており、しかも前記ピンブロッ
ク溝のうちの端のピンブロック溝と端から3番目のピン
ブロック溝の先端部からの切込み寸法がL4と等しく、
前記ピンブロック溝のうちの端から2番目のピンブロッ
ク溝の先端部からの切込み寸法L3が、前記端のピンブ
ロック溝ならびに端から3番目のピンブロック溝の先端
部からの切込み寸法L4よりも短くなっていることを特
徴とする。 【0011】 【作用】本発明は前述のように、コイル引き出し線ガイ
ド用の溝の切込み寸法を異ならしめることにより、溝間
に段差を設けることができ、近接するコイル引き出し線
間の空間を確保し、絶縁チューブ等を使用しなくてもコ
イル引き出し線どうしの絶縁が確実に確保でき、信頼性
の高いトランスを提供することができる。 【0012】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は実施例に係るトランスの一部を断面にした
正面図、図2はそのトランスにおけるフランジの正面
図、図3はそのフランジの平面図、図4はそのフランジ
の要部拡大平面図、図5はそのフランジの斜視図であ
る。 【0013】図1に示すようにトランスは、磁心1にボ
ビン3を介してコイル2を巻装した一般的な構造をして
いる。 【0014】前記ボビン3の下側に設けられた2つのフ
ランジ4は前記磁心1を前後で挟むようにして直線状に
延びており(各図は前方のフランジ4のみ図示)、その
フランジ4は上下2段に分かれており、上側に一列に並
んだ多数のガイド5が、下側に一列に並んだ多数のピン
ブロック6がそれぞれ一体に設けられ、ガイド5とピン
ブロック6は若干の間隔をおいて配置されている。 【0015】前記各ガイド5とガイド5の間には等間隔
でガイド溝8a,8b,8c……が形成されて、全体の
平面形状が櫛歯状をしている。また、前記各ピンブロッ
ク6とピンブロック6の間には等間隔でピンブロック溝
9a,9b,9c……が形成されている。各ピンブロッ
ク6にはピン端子10が下方を向いて突出するように埋
設、固定されている。 【0016】各図に示すようにコイル2から引き出され
たコイル引き出し線7a,7b,7c……は、それぞれ
対応するガイド溝8a,8b,8c……およびピンブロ
ック溝9a,9b,9c……を通って個別に引き出さ
れ、各ピン端子10に巻付けられ、半田によって固定さ
れる。 【0017】本実施例においては図4で明確に現れてい
るように、図面に向かって左から2番目のガイド溝8b
の先端部からの切込み寸法L1が、他のガイド溝8aお
よび8c……の切込み寸法L2よりも短くなっており、
2番目のガイド溝8bと他のガイド溝8aおよび8c…
…の間に段差が付けられている。このようにガイド溝8
に段差が付けることにより、左から2番目のコイル引き
出し線7bが近接するコイル引き出し線7aおよび7c
に対し十分で確実な絶縁距離を確保している。 【0018】同様に、ピンブロック溝9においても図3
で明確に現れているように、図面に向かって左から2番
目のピンブロック溝9bの先端部からの切込み寸法L3
が、他のピンブロック溝9aおよび9c……の切込み寸
法L4よりも短くなっており、2番目のピンブロック溝
9bと他のピンブロック溝9aおよび9c……の間に段
差が付けられている。このようにピンブロック溝9に段
差が付けることにより、左から2番目のコイル引き出し
線7bが近接するコイル引き出し線7aおよび7cに対
し十分で確実な絶縁距離を確保している。 【0019】これら段差による絶縁確保は、フランジの
端部付近まで引き延ばされるコイル引き出し線に特に効
果がある。 【0020】 【発明の効果】本発明は前述のように、コイル引き出し
線ガイド用の溝の切込み寸法を異ならしめることによ
り、溝間に段差を設けることができ、近接するコイル引
き出し線間の空間を確保し、絶縁チューブ等を使用しな
くてもコイル引き出し線どうしの絶縁が確実に確保で
き、信頼性の高いトランスを提供することができる。 【0021】また絶縁チューブ等を使用しないため、自
動化が容易となり、作業効率の向上が図れ、安価なトラ
ンスとなる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例に係るトランスの一部を断面に
した正面図である。 【図2】そのトランスにおけるフランジの正面図であ
る。 【図3】そのフランジの平面図である。 【図4】そのフランジの要部拡大平面図である。 【図5】そのフランジの斜視図である。 【図6】従来のトランスにおけるフランジの平面図であ
る。 【図7】そのフランジの正面図である。 【符号の説明】 1 磁心 2 コイル 3 ボビン 4 フランジ 5 ガイド 6 ピンブロック 7a,7b,7c コイル引き出し線 8a,8b,8c ガイド溝 9a,9b,9c ピンブロック溝 10 ピン端子 L1,L2,L3,L4 溝の切込み寸法

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 コイルを巻装するボビンのフランジが上
    下2段に分かれており、フランジの上側には一列に並ん
    だ多数のガイドが、フランジの下側には一列に並んだ多
    数のピンブロックがそれぞれ設けられ、前記ガイドとピ
    ンブロックが間隔をおいて配置され、 前記ガイドとガイドの間にガイド溝がそれぞれ形成さ
    れ、前記ピンブロックとピンブロックの間にピンブロッ
    ク溝がそれぞれ形成されて、各ピンブロックにピン端子
    が固定され、 前記ガイド溝のうちの端のガイド溝と端から3番目のガ
    イド溝の先端部からの切込み寸法がL2と等しく、ガイ
    ド溝のうちの端から2番目のガイド溝の先端部からの切
    込み寸法L1が、前記端のガイド溝ならびに端から3番
    目のガイド溝の先端部からの切込み寸法L2よりも短く
    なっており、 しかも前記ピンブロック溝のうちの端のピンブロック溝
    と端から3番目のピンブロック溝の先端部からの切込み
    寸法がL4と等しく、前記ピンブロック溝のうちの端か
    ら2番目のピンブロック溝の先端部からの切込み寸法L
    3が、前記端のピンブロック溝ならびに端から3番目の
    ピンブロック溝の先端部からの切込み寸法L4よりも短
    くなっている ことを特徴とするトランス。
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