JP2010212380A - 巻線枠および巻線部品 - Google Patents

巻線枠および巻線部品 Download PDF

Info

Publication number
JP2010212380A
JP2010212380A JP2009055654A JP2009055654A JP2010212380A JP 2010212380 A JP2010212380 A JP 2010212380A JP 2009055654 A JP2009055654 A JP 2009055654A JP 2009055654 A JP2009055654 A JP 2009055654A JP 2010212380 A JP2010212380 A JP 2010212380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
conductor
groove
conducting wire
drawing groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009055654A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Sasaki
智 佐々木
Hiroaki Suzuki
博明 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
TDK Lambda Corp
Original Assignee
TDK Corp
TDK Lambda Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp, TDK Lambda Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2009055654A priority Critical patent/JP2010212380A/ja
Publication of JP2010212380A publication Critical patent/JP2010212380A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Abstract

【課題】巻線枠を大型化することなく、先に配された導線によって後に配される導線の配置が難しくなること等を防止する。
【解決手段】第1のボビン20は、導線がコイル状に巻回される巻線部20aと、巻線部20aの軸線方向である第1の方向に沿って延びるように巻線部20aの鍔部20bに設けられた端子台20dと、第1の方向に沿って延びるように端子台20dに立設された端子ピン21と、を含む。端子台20aの一方の平面には、第1の導線引出し溝20kが、第1の方向に沿って延びるように形成されている。第1の導線引出し溝20kの底部には、第2の導線引出し溝20lが、第1の方向と直交する第2の方向における幅が第1の導線引出し溝20kの幅より狭く、第1の方向に沿って延びるように形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、トランスなどの巻線枠および巻線部品に関する。
小形トランス等の巻線部品に使用する従来の巻線枠において、導線引出し溝を端子台に形成することが行われている。関連する技術として、下記の特許文献1には、筒状のコイル巻芯部と、該巻芯部の外表面に配設した複数の端子台と、該端子台に植設した複数のピンとで構成されるコイルボビンにおいて、前記端子台の少なくとも一つには、二つ以上の突起が形成されており、前記二つ以上の突起と、前記端子台の隣り合う端子台とによって、それぞれ複数の段差および複数の溝が形成されたことを特徴とするコイルボビンが開示されている。
特開2001−297925号公報
ところで、導線引出し溝に導線を複数回配する場合に、先に配された導線が弧状になり、その影響によって、後に配される導線の配置が難しくなることがあるという問題がある。
また、導線引出し溝が形成された巻線枠に自動巻線機を使用して巻線を実施する場合に、導線の引っ張り方向によって、導線が導線引出し溝から外れてしまうことがあるという問題があった。
これらの問題を回避するために、各導線引出し溝に配される導線の線数を制限し、制限を超える場合には、導線を他の導線引出し溝に配する必要があり、巻線枠の大型化に繋がっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、巻線枠を大型化することなく、先に配された導線の影響によって後に配される導線の配置が難しくなることを防止することができ、また、自動巻線機を使用して巻線を実施する場合に、導線が導線引出し溝から外れてしまうことを防止することができる巻線部品の巻線枠を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる巻線部品の巻線枠は、導線がコイル状に巻回される巻線部と、前記巻線部の軸線方向である第1の方向に沿って延びるように前記巻線部の鍔部に設けられた端子台と、前記第1の方向に沿って延びるように前記端子台に立設された端子と、を含んで構成される巻線部品の巻線枠であって、前記端子台には、第1の導線引出し溝が、前記第1の方向に沿って延びるように形成されており、前記第1の導線引出し溝の底部には、第2の導線引出し溝が、前記第1の方向と直交する第2の方向における幅が当該第1の導線引出し溝の前記第2の方向における幅より狭く、前記第1の方向に沿って延びるように形成されていることを特徴とする。
これにより、巻線枠を大型化することなく、先に配された導線の影響によって後に配される導線の配置が難しくなることを防止することができ、また、自動巻線機を使用して巻線を実施する場合に、導線が導線引出し溝から外れてしまうことを防止することができるという効果を奏する。
また、本発明は、前記第2の導線引出し溝は、その底部に近いほど前記第2の方向における幅が狭く形成されていることを特徴とする。
これにより、第2の導線引出し溝に配される導線を安定させることができるという効果を奏する。
また、本発明は、前記第2の導線引出し溝は、その底部に近づく方向の少なくとも途中から前記第2の方向における幅が狭く形成されていることを特徴とする。
これにより、第2の導線引出し溝に配される導線を安定させることができるという効果を奏する。
また、本発明は、前記第2の導線引出し溝の前記第1の方向と直交する面における断面形状は、概略U字、または概略多角形あるいは概略V字の形状であることを特徴とする。
これにより、第2の導線引出し溝に配される導線を安定させることができるという効果を奏する。
また、本発明は、前記巻線部は、前記第2の導線引出し溝の最深部が前記巻線部の外周面よりも少なくとも前記導線の直径以上前記巻線部の径方向に離隔されるように、設けられていることを特徴とする。
これにより、巻線部に巻回された導線が第2の導線引出し溝に導線を配することの妨げになることを防止することができるという効果を奏する。
また、本発明は、本発明にかかる巻線部品の巻線枠の前記巻線部に前記導線がコイルを形成するように巻回された巻線部品であって、前記巻線部は、前記第2の導線引出し溝の最深部が前記コイルの最外周よりも前記巻線部の径方向に離隔されるように、設けられていることを特徴とする。
これにより、巻線部に巻回された導線が第2の導線引出し溝に導線を配することの妨げになることを防止することができるという効果を奏する。
また、本発明は、導線がコイル状に巻回される巻線部と、前記巻線部の軸線方向である第1の方向に沿って延びるように前記巻線部の鍔部に設けられた端子台と、前記第1の方向に沿って延びるように前記端子台に立設された端子と、を含んで構成される巻線部品の巻線枠であって、前記端子台には、導線引出し溝が、前記第1の方向に沿って延びるように形成されており、前記導線引出し溝は、その底部に近いほど前記第1の方向と直交する第2の方向における幅が狭く形成されていることを特徴とする。
これにより、巻線枠を大型化することなく、先に配された導線の影響によって後に配される導線の配置が難しくなることを防止することができ、また、自動巻線機を使用して巻線を実施する場合に、導線が導線引出し溝から外れてしまうことを防止することができるという効果を奏する。
また、本発明は、前記導線引出し溝は、その底部に近づく方向の少なくとも途中から前記第2の方向における幅が狭く形成されていることを特徴とする。
これにより、導線引出し溝に配される導線を安定させることができるという効果を奏する。
また、本発明は、前記導線引出し溝の前記第1の方向と直交する面における断面形状は、概略U字、または概略多角形あるいは概略V字の形状であることを特徴とする。
これにより、導線引出し溝に配される導線を安定させることができるという効果を奏する。
また、本発明は、前記巻線部は、前記導線引出し溝の最深部が前記巻線部の外周面よりも少なくとも前記導線の直径以上前記巻線部の径方向に離隔されるように、設けられていることを特徴とする。
これにより、巻線部に巻回された導線が導線引出し溝に導線を配することの妨げになることを防止することができるという効果を奏する。
また、本発明は、本発明にかかる巻線部品の巻線枠の前記巻線部に前記導線がコイルを形成するように巻回された巻線部品であって、前記巻線部は、前記導線引出し溝の最深部が前記コイルの最外周よりも前記巻線部の径方向に離隔されるように、設けられていることを特徴とする。
これにより、巻線部に巻回された導線が導線引出し溝に導線を配することの妨げになることを防止することができるという効果を奏する。
また、本発明は、導線がコイルを形成するように巻回される巻線部と、前記巻線部の軸線方向である第1の方向に沿って前記巻線部の鍔部に設けられた端子台と、前記第1の方向に沿って延びるように前記端子台に立設された複数の端子と、を含んで構成される巻線部品であって、前記端子台には、前記第1の方向に沿って延びるように導線配設部が形成されており、前記導線は、前記導線配設部に配されており、前記導線配設部は、前記導線を略中央部に位置決めする最深部と、を有することを特徴とする。
これにより、巻線枠を大型化することなく、先に配された導線の影響によって後に配される導線の配置が難しくなることを防止することができ、また、自動巻線機を使用して巻線を実施する場合に、導線が導線引出し溝から外れてしまうことを防止することができるという効果を奏する。
また、本発明は、前記導線は、前記導線配設部に少なくとも3回配されており、
前記導線配設部は、1線目の前記導線を略中央部に位置決めする最深部と、2線目、および3線目の前記導線の外側面が1線目の前記導線の外側面と接触するように、2線目、および3線目の前記導線を位置決めする内側面部と、を有することを特徴とする。
これにより、巻線枠を大型化することなく、先に配された導線の影響によって後に配される導線の配置が難しくなることを防止することができ、また、自動巻線機を使用して巻線を実施する場合に、導線が導線引出し溝から外れてしまうことを防止することができるという効果を奏する。
また、本発明は、前記導線配設部は、前記導線の直径の2倍以上3倍未満の第1の方向と直交する第2の方向における幅を有し前記内側面部を形成する太幅溝と、前記太幅溝の底部に形成され1線目の前記導線のみを収容する前記第2の方向における幅を有し前記最深部を形成する細幅溝と、を含むことを特徴とする。
これにより、導線配設部に配される導線を安定させることができるという効果を奏する。
また、本発明は、前記導線配設部は、前記最深部と前記内側面部とを含む断面U字型であることを特徴とする。
これにより、導線配設部に配される導線を安定させることができるという効果を奏する。
また、本発明は、前記巻線部は、前記導線配設部の最深部が前記コイルの最外周よりも前記巻線部の径方向に離隔されるように、設けられていることを特徴とする。
これにより、巻線部に巻回された導線が導線配設部に導線を配することの妨げになることを防止することができるという効果を奏する。
本発明にかかる巻線部品の巻線枠によれば、巻線枠を大型化することなく、先に配された導線によって後に配される導線の配置が難しくなることを防止することができ、また、自動巻線機を使用して巻線を実施する場合に、導線が導線引出し溝から外れてしまうことを防止することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる巻線部品の巻線枠の斜視図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態にかかる巻線部品の巻線枠の上面図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態にかかる巻線部品の巻線枠の側面図である。 図4は、図1の第1のボビン20の下面斜視図である。 図5は、図4のA方向に沿う側面図である。 図6は、図4のB−B’線に沿う断面図である。 図7は、図6のC部拡大図である。 図8は、図7の第1の導線引出し溝20k、および第2の導線引出し溝20lに1次側導線が配された様子を示す図である。 図9は、第2の導線引出し溝20lが形成されていない第1の導線引出し溝20k内に1次側導線が配された様子を示す図である。 図10は、図9のD−D’線に沿う断面図である。 図11は、第2の導線引出し溝20lが形成されていない第1の導線引出し溝20k内に1次側導線が配された様子を示す図である。 図12は、図11のE−E’線に沿う断面図である。 図13は、本発明の第1の実施の形態の第1の変形例の一部断面図である。 図14は、本発明の第1の実施の形態の第2の変形例の一部断面図である。 図15は、本発明の第1の実施の形態の第3の変形例の一部断面図である。 図16は、本発明の第1の実施の形態の第4の変形例の一部断面図である。 図17は、本発明の第1の実施の形態の第5の変形例の一部断面図である。 図18は、本発明の第2の実施の形態にかかる巻線部品の巻線枠の第1のボビンの側面図である。 図19は、本発明の第1の実施の形態にかかる巻線部品の巻線枠の第1のボビンの巻線部に1次側導線が巻回された様子を示す図である。 図20は、本発明の第2の実施の形態にかかる巻線部品の巻線枠の第1のボビンの巻線部に1次側導線が巻回された様子を示す図である。 図21は、本発明の第3の実施の形態にかかる巻線部品の巻線枠の第1のボビンの一部断面図である。 図22は、本発明の第3の実施の形態の第1の変形例の一部断面図である。 図23は、本発明の第3の実施の形態の第2の変形例の一部断面図である。
以下に、本発明にかかる巻線部品の巻線枠の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる巻線部品の巻線枠の斜視図であり、図2は、本実施の形態にかかる巻線部品の巻線枠の上面図であり、図3は、本実施の形態にかかる巻線部品の巻線枠の側面図である。本実施の形態は、本発明をトランスの巻線枠に適用したものである。なお、本発明をLCDディスプレイのバックライト用のインバータトランス、インダクタンスコイル等に適用することも可能である。
図1〜図3に示すように、この巻線部品の巻線枠は、第1のボビン(本実施の形態においては1次側のボビン)20、および第2のボビン(本実施の形態においては2次側のボビン)30を含んで構成される。第1のボビン20、および第2のボビン30は、概略扁平状の形状を有している。
第1のボビン20では、1次側コイルを形成するための導線(1次側導線)がコイル状に巻回される角筒状の巻線部20aの一端側に鍔部20bが、その他端側に鍔部20cが、それぞれ概略矩形平板状に設けられている。一端側の鍔部20bの外側下部に形成された肉厚部(端子台)20dには、巻線部20aの軸線方向(以下、「第1の方向」ともいう。)に沿って延びる複数の端子ピン21が立設されている。
他端側の鍔部20cの長手方向の一辺(図1および図3中においては下辺)の両側部には、第1の凹部20fがそれぞれ設けられている。他端側の鍔部20cの長手方向の他辺(図1および図3中においては上辺)の両側部には、第2の凹部20iがそれぞれ設けられている。第1の凹部20f、および第2の凹部20iは、へこみであっても良いし、穴であっても良いし、孔であっても良いし、切り欠きであっても良い。巻線部20a内には、コアが挿入される孔20jが巻線部20aの軸線方向(第1の方向)に形成されている。
1次側導線の両端は、端子ピン21の内の2つにそれぞれ絡げられ、半田付けが施される。1次側導線の中間部は、タップとしての他の端子ピン21に絡げられ、半田付けが施される。
第2のボビン30では、2次側コイルを形成するための導線(2次側導線)がコイル状に巻回される角筒状の巻線部30aの一端側に鍔部30bが、その他端側に鍔部30cが、それぞれ概略矩形平板状に設けられている。一端側の鍔部30bの外側下部に形成された肉厚部(端子台)30dには、巻線部30aの軸線方向(第1の方向)に沿って延びる複数の端子ピン31、および複数の絡げ端子34が立設されている。さらに、巻線部30aには、2次側コイルにおける沿面放電を防止するための複数の仕切り板30eが第1の方向に等間隔をおいて形成されている。
他端側の鍔部30cの長手方向の一辺(図1および図3中においては下辺)の両側部には、第1のボビン20の他端側の鍔部20cに設けられた第1の凹部20fに係合する第1の凸部(係合凸部)30fがそれぞれ突設されている。他端側の鍔部30cの長手方向の他辺(図1および図3中においては上辺)の両側部には、第1のボビン20の他端側の鍔部20cに設けられた第2の凹部20iに係合する第2の凸部30iがそれぞれ突設されている。巻線部30a内には、コアが挿入される孔30jが巻線部30aの軸線方向(第1の方向)に形成されている。
第1の凸部30fの第1のボビン20に向いた面(第1の方向と直交する面)には、第1の方向に沿って延びる絡げ端子32が立設されている。また、第1の凸部30fの側面(第1の方向と並行し且つ第2のボビン30の外側に向いた面)には、絡げ端子32と電気的に接続された接続ピン(接続端子)33が、第1の方向と直交し、且つ、第2のボビン30の外方に向かう第2の方向(ここでは鍔部30cの長手方向)に延びるように立設されている。接続ピン33は、端子ピン21、31と面上半田構成となるように立設されている。2次側導線の一端は、絡げ端子32のいずれかに絡げられ、半田付けが施される。2次側導線の他端は、絡げ端子34のいずれか絡げられ、半田付けが施される。
以上のように構成された第1のボビン20と第2のボビン30は、第1のボビン20の他端側の鍔部20cと第2のボビン30の他端側の鍔部30cとが接するように、第1の方向に連結される。本実施の形態によれば、第1のボビン20と第2のボビン30は、第1のボビン20の他端側の鍔部20cと第2のボビン30の他端側の鍔部30cとが接するように第1の方向に連結されるので、高い製作精度が要求されず、小型化が可能となる。
図4は、第1のボビン20の下面斜視図であり、図5は、第1のボビン20を図4中のA方向(第1の方向に沿って、端子ピン21側から鍔部20c側に向かう方向)から見た側面図である。図4、および図5に示すように、肉厚部(端子台)20dの一方の平面(図4、および図5中においては上方の面)には、複数の第1の導線引出し溝20kが、第1の方向に沿って延びるように形成されている。複数の端子ピン21と複数の第1の導線引出し溝20kは、肉厚部(端子台)20dの長手方向(図4、および図5においては左右方向)において交互に位置している。
各第1の導線引出し溝20kの底部の中央部には、第2の導線引出し溝20lが、第1の方向に沿って延びるように形成されている。第2の導線引出し溝20lの第1の方向と直交する第2の方向における幅は、第1の導線引出し溝20kの第2の方向における幅より狭く、第2の導線引出し溝20lの第1の方向と直交する面における断面は、概略矩形状である。また、第2の導線引出し溝20lの側壁の端子ピン21側における両端部には、面取りが施されている。1次側導線の内の巻線部20aと端子ピン21との間にわたる部分は、第1の導線引出し溝20k、または第2の導線引出し溝20l内に配される。
図6は、図4のB−B’断面図であるが、説明のために、鍔部20bも示している。図7は、図6のC部拡大図である。図8は、図7の第1の導線引出し溝20k、および第2の導線引出し溝20lに1次側導線が4回配された様子を示す図である。なお、図7、および図8では、第1の導線引出し溝20k、および第2の導線引出し溝20lに1次側導線が4回配されることとしているが、1〜3回配されても良いし、5回以上配されても良い。
図8に示すように、第2の導線引出し溝20lの幅は、1次側導線の直径と概略同じであり、第2の導線引出し溝20lの深さは、1次側導線の直径より若干浅い。1線目の1次側導線61aは、第2の導線引出し溝20l内に配され、位置決めされている。第1の導線引出し溝20kの幅は、1次側導線の直径の概略2倍であり、2線目、および3線目の1次側導線61b、61cは、第1の導線引出し溝20kに図8中の左右方向において並んで配されており、2線目の1次側導線61bと3線目の1次側導線61cは、互いに接している。また、2線目、および3線目の1次側導線61b、61cは、1線目の1次側導線61aに接している。そして、4線目の1次側導線61dは、2線目の1次側導線61bと3線目の1次側導線61cとが接する部分の図8中の上方に、2線目、および3線目の1次側導線61b、61cに接するように配されている。
次に、第2の導線引出し溝20lが形成されている本実施の形態の効果について、第2の導線引出し溝20lが形成されていない場合と比較して説明する。図9は、第1の導線引出し溝20kの底部に第2の導線引出し溝20lが形成されていない場合の肉厚部(端子台)20dの一方の平面(溝20kが形成されている側の平面)の一部を示す図であり、図10は、図9のD−D’断面図である。1次側導線61a〜61dを第1の導線引出し溝20k内に配した場合に、理想的には、図9、および図10に示すように、1次側導線61a〜61dが第1の導線引出し溝20kの壁に沿った形状(角形状)になることが望ましい。しかしながら、実際には、1次側導線61a〜61dの剛性等により、図11に示すように、1次側導線61a〜61dが弧状となり、1次側導線61a〜61dは第1の導線引出し溝20kの壁に沿った形状にはならない。図12は、図11のE−E’断面図である。図11、および図12に示すように、1次側導線61a〜61dが弧状になると、先に配された溝20kの底部側の1次側導線61a〜61cの影響によって、後に配される1次側導線61dの配置が難しくなり、後に配される1次側導線61dが溝20kから外れてしまうことがある。また、自動巻線機を使用して1次側導線61a〜61dの配線を行う場合に、導線の引っ張り方向によって、1次側導線61a〜61dが第1の導線引出し溝20kから外れてしまうことがある。
一方、本実施の形態によれば、図8に示すように、1線目の1次側導線61aは、第2の導線引出し溝20l内に配されており、2線目、および3線目の1次側導線61b、61cは、第1の導線引出し溝20kに並んで配されており、4線目の1次側導線61dは、2線目、および3線目の1次側導線61b、61cの上方に配されている。そのため、1次側導線61a〜61dの位置が安定し、1次側導線61a〜61dが第1の導線引出し溝20k、および第2の導線引出し溝20lから外れてしまうことを防止することができる。また、自動巻線機を使用して1次側導線61a〜61dの配線を行う場合に、1次側導線61a〜61dが第1の導線引出し溝20k、および第2の導線引出し溝20lから外れてしまうことを防止することができる。
なお、第1、第2の導線引出し溝20k、20lの幅、深さ、断面形状等は、1次側導線の直径等の種々の条件を勘案して、種々の変形実施が可能である。図13は、本実施の形態の第1の変形例を示す図である。図13に示すように、本変形例においては、第2の導線引出し溝20lの深さ、および幅は、1次側導線の直径と概略同じであり、1線目の1次側導線61aは、第2の導線引出し溝20l内に配され、位置決めされている。一方、第1の導線引出し溝20kの幅は、1次側導線の直径の概略3倍であり、2線目〜4線目の1次側導線61b、61c、61dは、第1の導線引出し溝20k内に図13中の左右方向に並んで配されている。2線目の1次側導線61bと4線目の1次側導線61dは互いに接しており、1線目の1次側導線61aと4線目の1次側導線61dは互いに接しており、3線目の1次側導線61cと4線目の1次側導線61dは互いに接している。
図14は、本実施の形態の第2の変形例を示す図である。図14に示すように、本変形例においては、第2の導線引出し溝20lの幅は1次側導線の直径と概略同じであるが、第2の導線引出し溝20lの深さは1次側導線の直径より浅い。そのため、1線目の1次側導線61aは、第2の導線引出し溝20l内に配されているが、その一部が第1の導線引出し溝20kの底部よりも図14中の上方に突出している。また、第1の導線引出し溝20kの幅は、1次側導線の直径の概略2倍以上3倍未満であり、2線目の1次側導線61bは、第1の導線引出し溝20kの一方の壁、底部、および1線目の1次側導線61aに接するように配されている。同様に、3線目の1次側導線61cは、第1の導線引出し溝20kの他方の壁、底部、および1線目の1次側導線61aに接するように配されている。なお、2線目の1次側導線61bと3線目の1次側導線61cは接しておらず、離隔している。そして、4線目の1次側導線61dは、2線目、および3線目の1次側導線61b、61cに接するように、2線目、および3線目の1次側導線61b、61cの図14中の上方に配されている。なお、4線目の1次側導線61dと1線目の1次側導線61aは接しておらず、離隔している。
図15は、本実施の形態の第3の変形例を示す図である。図15に示すように、本変形例においては、第2の導線引出し溝20lの幅は、1次側導線の直径と概略同じであり、第2の導線引出し溝20lの深さは、1次側導線の直径より若干浅く、第2の導線引出し溝20lの断面形状は、概略U字状となっている。ここで、概略U字状の意味は、第2の導線引出し溝20lの底部に近づく方向の少なくとも途中から第2の方向における幅が狭く形成されているという意味であり、第2の導線引出し溝20lの開口部から底部に近づく方向の途中まではどのような形状であっても良いし、また、第2の導線引出し溝20lの途中から底部までもどのような形状であっても良い。概略U字状に成形された部位は、課題を解決するための手段に記載した導線配設部に対応する。また、概略U字状に成形された部位の最深部は、課題を解決するための手段に記載した最深部に対応する。また、概略U字状に成形された部位の側壁面は、課題を解決するための手段に記載した内側面部に対応する。
図16は、本実施の形態の第4の変形例を示す図である。図16に示すように、本変形例においては、第2の導線引出し溝20lの深さは、1次側導線の直径より若干浅く、第2の導線引出し溝20lの断面形状は、開口部側が広く底部側が狭い概略多角形(台形)状となっている。
図17は、本実施の形態の第5の変形例を示す図である。図17に示すように、本変形例においては、第2の導線引出し溝20lの断面形状は、概略V字状となっている。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図18は、本発明の第2の実施の形態に係る巻線部品の巻線枠の第1のボビンを第1の方向(巻線部の軸線方向)から見た側面図である。この第1のボビン70は、第1の実施の形態における第1のボビン20に対応するものであり、第1の実施の形態において説明した第2のボビン30(図1〜図3参照)と連結される。
本実施の形態にかかる第1のボビン70においては、第1の実施の形態にかかる第1のボビン20(図5参照)と比較して、巻線部20aが、第1の方向と直交する第3の方向(巻線部20aの径方向(図18中においては下方向))に、肉厚部(端子台)20dと離隔されている。すなわち、本実施の形態にかかる第1のボビン70においては、第1の実施の形態にかかる第1のボビン20(図5参照)と比較して、巻線部20aと肉厚部(端子台)20dとが第3の方向においてオフセットされている。
次に、本実施の形態にかかる第1のボビン70の効果について、第1の実施の形態にかかる第1のボビン20と比較して説明する。図19は、第1の実施の形態にかかる第1のボビン20の巻線部20aに1次側導線が巻回された場合の様子を示す図である。図19に示すように、巻線部20aには1層目の1次側導線62aが巻回されており、その上層には2層目の1次側導線62bが巻回されている。なお、巻線部20aの図19中の上方において、1層目の1次側導線62aと2層目の1次側導線62bとの間には、ワイヤクロスによる隙間S1が生じている。さらに、2層目の1次側導線62bの上層には3層目の1次側導線62cが巻回されている。なお、巻線部20aの図19中の上方において、2層目の1次側導線62bと3層目の1次側導線62cとの間には、ワイヤクロスによる隙間S2が生じている。
第1のボビン20においては、3層目の1次側導線62cが第2の導線引出し溝20lの底部よりも図19中の上方に突出している。このように第2の導線引出し溝20lの底部よりも図19中の上方に突出した3層目の1次側導線62cが、1次側導線の巻線部20aと端子ピン21との間をわたる部分を第2の導線引出し溝20l内に配することの妨げになることがある。なお、このようなことを防止する対策の一つとして、肉厚部(端子台)20dを厚くして、第1の導線引出し溝20k、および第2の導線引出し溝20lが形成される位置を図19中における上方に移動させることにより、3層目の1次側導線62cが第2の導線引出し溝20lの底部よりも図19中における上方に突出しないようにすることが考えられる。しかしながら、そのような対策では、肉厚部(端子台)20dを厚くした分、第1のボビン20の厚さが厚くなってしまい、第1のボビン20が大型化してしまうことになる。
図20は、本実施の形態にかかる第1のボビン70の巻線部20aに1次側導線が巻回された場合の様子を示す図である。図20に示すように、巻線部20aには1層目の1次側導線62aが巻回されており、その上層には2層目の1次側導線62bが巻回されている。なお、巻線部20aの図20中の上方において、1層目の1次側導線62aと2層目の1次側導線62bとの間には、ワイヤクロスによる隙間S1が生じている。さらに、2層目の1次側導線62bの上層には3層目の1次側導線62cが巻回されている。なお、巻線部20aの図20中の上方において、2層目の1次側導線62bと3層目の1次側導線62cとの間には、ワイヤクロスによる隙間S2が生じている。
本実施の形態にかかる第1のボビン70においては、巻線部20aが、第1の方向と直交する第3の方向(巻線部20aの径方向(図20中においては下方向))に、肉厚部(端子台)20dと離隔されて形成されている。そのため、3層目の1次側導線62cが第2の導線引出し溝20lの底部よりも図20中の上方に突出していない。従って、3層目の1次側導線62cが、1次側導線の巻線部20aと端子ピン21との間をわたる部分を第2の導線引出し溝20l内に配することの妨げになることを防止することができる。また、第1のボビン70では、肉厚部(端子台)20dを厚くしていないので、第1のボビン70が大型化してしまうこともない。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。第1の実施の形態においては、第1の方向(巻線部の軸線方向)に沿って延びる第1の導線引出し溝の底部に、第1の導線引出し溝より幅が狭い第2の導線引出し溝を第1の方向に沿って延びるように形成することとしている。一方、本実施の形態においては、第1の方向(巻線部の軸線方向)に沿って延びる1つの導線引出し溝を形成することとしている。
図21は、本実施の形態にかかる巻線部品の巻線枠の第1のボビンの肉厚部(端子台)に形成された導線引出し溝の断面図である。なお、本実施の形態にかかる巻線部品の巻線枠の第1のボビンの全体構成は、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
本実施の形態においては、図21に示すように、肉厚部(端子台)20dの一方の平面(図21中においては上方の面)に、第1の方向に沿って延びる導線引出し溝20mが形成されている。
図21に示すように、導線引出し溝20mの幅は1次側導線の直径の概略2倍であり、導線引出し溝20mの断面形状は、概略U字状である。1線目の1次側導線61aは、導線引出し溝20mの底部に配され、位置決めされている。2線目、および3線目の1次側導線61b、61cは、1線目の1次側導線の図21中における上方に、図21中における左右方向に並んで配されており、2線目の1次側導線61bと3線目の1次側導線61cは、互いに接している。また、2線目、および3線目の1次側導線61b、61cは、1線目の1次側導線61aに接している。そして、4線目の1次側導線61dは、2線目の1次側導線61bと3線目の1次側導線61cとが接する部分の図21中における上方に、2線目、および3線目の1次側導線61b、61cに接するように配されている。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に、1次側導線61a〜61dの位置が安定し、1次側導線61a〜61dが導線引出し溝20mから外れてしまうことを防止することができる。また、自動巻線機を使用して1次側導線61a〜61dの配線を行う場合に、1次側導線61a〜61dが導線引出し溝20mから外れてしまうことを防止することができる。
なお、導線引出し溝20mの幅、深さ、断面形状等は、1次側導線の直径等の種々の条件を勘案して、種々の変形実施が可能である。図22は、本実施の形態の第1の変形例を示す図である。図22に示すように、本変形例においては、導線引出し溝20mの断面形状は、概略V字状である。図23は、本実施の形態の第2の変形例を示す図である。図23に示すように、本変形例においては、導線引出し溝20mの断面形状は、概略多角形状(ホームベース形状)である。概略多角形状に成形された部位は、課題を解決するための手段に記載した導線配設部に対応する。また、概略多角形状に成形された部位の最深部は、課題を解決するための手段に記載した最深部に対応する。また、概略多角形状に成形された部位の側壁面は、課題を解決するための手段に記載した内側面部に対応する。
また、第3の実施の形態と第2の実施の形態とを組み合わせることも可能である。
以上のように、本発明にかかる巻線部品の巻線枠は、トランスなどの巻線部品の巻線枠に有用である。
20、70 第1のボビン
20a 巻線部
20b、20c 鍔部
20d 肉厚部
20f 第1の凹部
20i 第2の凹部
20k 第1の導線引出し溝
20l 第2の導線引出し溝
20m 導線引出し溝
21 端子ピン
30 第2のボビン
30a 巻線部
30b、30c 鍔部
30d 肉厚部
30e 仕切り板
30f 第1の凸部
30i 第2の凸部
31 端子ピン
32、34 絡げ端子
33 端子ピン(接続端子)
61a〜61d 1次側導線

Claims (16)

  1. 導線がコイル状に巻回される巻線部と、前記巻線部の軸線方向である第1の方向に沿って延びるように前記巻線部の鍔部に設けられた端子台と、前記第1の方向に沿って延びるように前記端子台に立設された端子と、を含んで構成される巻線部品の巻線枠であって、
    前記端子台には、第1の導線引出し溝が、前記第1の方向に沿って延びるように形成されており、
    前記第1の導線引出し溝の底部には、第2の導線引出し溝が、前記第1の方向と直交する第2の方向における幅が当該第1の導線引出し溝の前記第2の方向における幅より狭く、前記第1の方向に沿って延びるように形成されていること
    を特徴とする巻線部品の巻線枠。
  2. 前記第2の導線引出し溝は、その底部に近いほど前記第2の方向における幅が狭く形成されていること
    を特徴とする請求項1記載の巻線部品の巻線枠。
  3. 前記第2の導線引出し溝は、その底部に近づく方向の少なくとも途中から前記第2の方向における幅が狭く形成されていること
    を特徴とする請求項1または2記載の巻線部品の巻線枠。
  4. 前記第2の導線引出し溝の前記第1の方向と直交する面における断面形状は、概略U字、または概略多角形あるいは概略V字の形状であること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の巻線部品の巻線枠。
  5. 前記巻線部は、前記第2の導線引出し溝の最深部が前記巻線部の外周面よりも少なくとも前記導線の直径以上前記巻線部の径方向に離隔されるように、設けられていること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の巻線部品の巻線枠。
  6. 請求項5記載の巻線部品の巻線枠の前記巻線部に前記導線がコイルを形成するように巻回された巻線部品であって、
    前記巻線部は、前記第2の導線引出し溝の最深部が前記コイルの最外周よりも前記巻線部の径方向に離隔されるように、設けられていること
    を特徴とする巻線部品。
  7. 導線がコイル状に巻回される巻線部と、前記巻線部の軸線方向である第1の方向に沿って延びるように前記巻線部の鍔部に設けられた端子台と、前記第1の方向に沿って延びるように前記端子台に立設された端子と、を含んで構成される巻線部品の巻線枠であって、
    前記端子台には、導線引出し溝が、前記第1の方向に沿って延びるように形成されており、
    前記導線引出し溝は、その底部に近いほど前記第1の方向と直交する第2の方向における幅が狭く形成されていること
    を特徴とする巻線部品の巻線枠。
  8. 前記導線引出し溝は、その底部に近づく方向の少なくとも途中から前記第2の方向における幅が狭く形成されていること
    を特徴とする請求項7記載の巻線部品の巻線枠。
  9. 前記導線引出し溝の前記第1の方向と直交する面における断面形状は、概略U字、または概略多角形あるいは概略V字の形状であること
    を特徴とする請求項8記載の巻線部品の巻線枠。
  10. 前記巻線部は、前記導線引出し溝の最深部が前記巻線部の外周面よりも少なくとも前記導線の直径以上前記巻線部の径方向に離隔されるように、設けられていること
    を特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の巻線部品の巻線枠。
  11. 請求項10記載の巻線部品の巻線枠の前記巻線部に前記導線がコイルを形成するように巻回された巻線部品であって、
    前記巻線部は、前記導線引出し溝の最深部が前記コイルの最外周よりも前記巻線部の径方向に離隔されるように、設けられていること
    を特徴とする巻線部品。
  12. 導線がコイルを形成するように巻回される巻線部と、前記巻線部の軸線方向である第1の方向に沿って前記巻線部の鍔部に設けられた端子台と、前記第1の方向に沿って延びるように前記端子台に立設された複数の端子と、を含んで構成される巻線部品であって、
    前記端子台には、前記第1の方向に沿って延びるように導線配設部が形成されており、
    前記導線は、前記導線配設部に配されており、
    前記導線配設部は、前記導線を略中央部に位置決めする最深部を有すること
    を特徴とする巻線部品。
  13. 前記導線は、前記導線配設部に少なくとも3回配されており、
    前記導線配設部は、
    1線目の前記導線を略中央部に位置決めする最深部と、
    2線目、および3線目の前記導線の外側面が1線目の前記導線の外側面と接触するように、2線目、および3線目の前記導線を位置決めする内側面部と、を有すること
    を特徴とする請求項12記載の巻線部品。
  14. 前記導線配設部は、
    前記導線の直径の2倍以上3倍未満の第1の方向と直交する第2の方向における幅を有し前記内側面部を形成する太幅溝と、
    前記太幅溝の底部に形成され1線目の前記導線のみを収容する前記第2の方向における幅を有し前記最深部を形成する細幅溝と、を含むこと
    を特徴とする請求項12または13記載の巻線部品。
  15. 前記導線配設部は、前記最深部と前記内側面部とを含む断面U字型であること
    を特徴とする請求項14記載の巻線部品。
  16. 前記巻線部は、前記導線配設部の最深部が前記コイルの最外周よりも前記巻線部の径方向に離隔されるように、設けられていること
    を特徴とする請求項15記載の巻線部品。
JP2009055654A 2009-03-09 2009-03-09 巻線枠および巻線部品 Pending JP2010212380A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009055654A JP2010212380A (ja) 2009-03-09 2009-03-09 巻線枠および巻線部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009055654A JP2010212380A (ja) 2009-03-09 2009-03-09 巻線枠および巻線部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010212380A true JP2010212380A (ja) 2010-09-24

Family

ID=42972270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009055654A Pending JP2010212380A (ja) 2009-03-09 2009-03-09 巻線枠および巻線部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010212380A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI505302B (zh) * 2014-07-30 2015-10-21 Delta Electronics Inc 磁性組件及其組合式繞線架
CN106373750A (zh) * 2016-11-08 2017-02-01 何超明 一种变压器骨架

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0197537A (ja) * 1987-10-09 1989-04-17 Okamoto Kosaku Kikai Seisakusho:Kk 油圧駆動工作機械のテーブル速度制御装置
JPH0474406A (ja) * 1990-07-16 1992-03-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd アルミニウム電解コンデンサ用電極箔の製造方法
JPH0935947A (ja) * 1995-07-21 1997-02-07 Tokin Corp コイルボビン及びそれを用いたトランス

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0197537A (ja) * 1987-10-09 1989-04-17 Okamoto Kosaku Kikai Seisakusho:Kk 油圧駆動工作機械のテーブル速度制御装置
JPH0474406A (ja) * 1990-07-16 1992-03-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd アルミニウム電解コンデンサ用電極箔の製造方法
JPH0935947A (ja) * 1995-07-21 1997-02-07 Tokin Corp コイルボビン及びそれを用いたトランス

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI505302B (zh) * 2014-07-30 2015-10-21 Delta Electronics Inc 磁性組件及其組合式繞線架
CN106373750A (zh) * 2016-11-08 2017-02-01 何超明 一种变压器骨架

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7443278B2 (en) Coil device, composite coil device, and transformer device
EP1962304A2 (en) Inverter transformer having bobbin with protected terminal pins
US7167069B2 (en) Coil bobbin and transformer
JP3831368B2 (ja) リーケージトランス
JP5711327B2 (ja) 変圧器
JP5853664B2 (ja) コイル部品
TWI313014B (en) Inverter transformer
JP4149435B2 (ja) 高圧トランス
JP2010212380A (ja) 巻線枠および巻線部品
TW201327593A (zh) 磁性元件
JP2014053453A (ja) 電磁誘導器
JP4632364B2 (ja) 巻線部品
JP5151432B2 (ja) 巻線部品のボビン
JP2006228996A (ja) カバー付き小型トランス
JP4906580B2 (ja) ギャップ付トランス及びその製造方法
JP3831369B2 (ja) リーケージトランスおよびリーケージトランスの製造方法
JP4912421B2 (ja) 巻線部品の巻線枠およびトランス
JP2012216579A (ja) ボビン
JP5464733B2 (ja) トランス
JP2005093493A (ja) 低背型トランスの製造方法および低背型トランス
JP3849947B1 (ja) フェライトコア
JP2005252107A (ja) 電磁誘導器
JP2014120506A (ja) トランスボビン
KR100318416B1 (ko) 슬롯보빈
KR100429468B1 (ko) 트랜스포머용 보빈

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120214

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20130614