JPH0115149Y2 - - Google Patents

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JPH0115149Y2
JPH0115149Y2 JP18574282U JP18574282U JPH0115149Y2 JP H0115149 Y2 JPH0115149 Y2 JP H0115149Y2 JP 18574282 U JP18574282 U JP 18574282U JP 18574282 U JP18574282 U JP 18574282U JP H0115149 Y2 JPH0115149 Y2 JP H0115149Y2
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JP
Japan
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groove
coil
winding
lead wire
wire
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JP18574282U
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JPS5989525U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本案はコイル装置に関し、特に放電灯用安定器
において、ボビンの端子に立体的に交叉して接続
される口出線の絶縁機構に関するものである。
〔背景技術〕
一般にこの種放電灯用安定器は例えば第1図〜
第2図に示すように、両端にフランジ部A,Bを
有するボビンCに線材を巻回してコイルDを形成
すると共に、フランジ部Aの端子取付部Eに切起
し片Fを有する端子Gを装着し、コイルDの口出
線Da,Dbを、一方の口出線Daがフランジ部Aの
溝部Hに収納された状態で立体的に交叉させてそ
れぞれの端子Gに切起し片Fを利用して接続し、
かつボビンCにE形コアK,Kを装着して構成さ
れている。
ところで、このコイル装置によれば、コイルD
の巻始め側、巻終り側の口出線Da,Dbは一方の
口出線Daを溝部Hに収納することによつて立体
的に交叉して端子Gに接続されている関係で、口
出線間の絶縁距離を充分に確保でき、優れた絶縁
性が得られる上、フライヤー式巻線機を用いた自
動巻きを能率よく行うことができるものである。
しかし乍ら、例えば上述のフライヤー式巻線機
を用いてコイルDを自動巻きする場合、巻始め側
の口出線Daを溝部Hに収納した後にボビン部に
線材が巻回されるのであるが、その際に、線材を
一旦ゆるめてから始めて正規の巻回操作が行われ
ている。この際に、口出線Daが溝部Hから飛び
出してしまうことがある。そして、正規の巻回操
作時に、その大部分は溝部Hの内壁面がほぼ垂直
に構成されている関係で、開口周縁部に引掛つて
しまい、再び溝部Hに収納されない。
このような場合、溝部Hの開口周縁部には他方
の口出線Dbが口出線Daに対して交叉して配線さ
れる関係で、それぞれの口出線Da,Dbが押圧状
態で接触することになる。そして、口出線Da,
Dbの被覆に欠陥が生じたり、或いは衝撃電圧が
瞬間的に印加されたりすると、両者間の絶縁性が
低下し、時には絶縁破壊によつて短絡状態とな
り、実用に供し得なくなるという問題がある。
〔考案の開示〕
本案はこのような点に鑑み、簡単な構成によつ
てコイルの巻始め側の口出線をフランジ部の溝部
に確実に収納できるコイル装置を提供するもので
あり、具体的には両端にフランジ部を有し、かつ
一方のフランジ部に複数の端子を付設したボビン
に線材を巻回してコイルを形成すると共に、コイ
ルの口出線を、一方がフランジ部の溝部に収納さ
れた状態で立体的に交叉させてそれぞれの端子に
接続したものにおいて、上記溝部の内壁面に開口
部に向けて拡開するテーパー面を形成したことを
特徴とするものである。
この考案によれば、溝部の内壁面に開口部に向
けて拡開するテーパー面が形成されているので、
コイル巻き時における巻始め側の口出線の溝部へ
の収納を確実に行うことができる。
その上、巻回操作に先立つて、線材を一旦ゆる
める操作によつて口出線が溝部より飛び出したと
しても、正規の巻回操作時にテーパー面をガイド
として溝部に確実に収納させることができるの
で、口出線同志の直接的な接触による絶縁性の低
下を防止できる。
〔考案を実施するための最良の形態〕
次に、本案の放電灯用安定器への適用例につい
て第3図〜第5図を参照して説明する。
図において、1は樹脂材にてモールド成形され
たボビンであつて、例えばボビン部2の両端にフ
ランジ部3,4を形成して構成されている。そし
て、一方のフランジ部3の外面側には例えば4個
に分割された端子取付部5が形成されており、そ
れぞれ一対の端子取付部5,5にはほぼコ字形の
端子取付溝6が、フランジ部3の内部に入り込む
ように形成されている。この端子取付溝6に隣接
するフランジ部3の外面には突出部7が形成され
ている。又、一方の端子取付部5にはボビン部2
に至る溝部8が形成されており、それぞれの端子
取付部に隣接するフランジ部3の頂面にはガイド
用の突起9,10が形成されている。尚、溝部8
の内壁面8aには開口部に向けて拡開するテーパ
ー面が付与されており、底部8bの巾は後述する
口出線の線径より小さい目に設定されている。そ
して、端子取付溝6,6にはほぼコ字形の端子1
1が装着されている。その端子11は頂面に切起
し片12が、脚片の一端に鋸歯部がそれぞれ形成
されており、端子取付溝6には鋸歯部がフランジ
部側となるように装着されている。尚、端子11
の端子取付溝6への装着によつて、切起し片12
による孔部は突出部7にて閉塞される。一方、ボ
ビン部2にはコイル13が巻回されており、それ
の巻始め側の口出線13aは溝部8を介して、巻
終り側の口出線13bはガイド用の突起9,10
にガイドされてそれぞれの端子11に接続されて
いる。特に、口出線13a,13bはそれぞれの
切起し片12にて挟持した上で抵抗溶接される。
そして、端子11には鉛−錫系の半田14が図示
点線のように被着される。さらにボビン1には例
えばE形のコア15,15が装着されている。
この実施例によれば、溝部8の内壁面8aには
開口部に向けて拡開するデーパー面が形成されて
いるので、巻回操作時における線材の一時的なゆ
るめ操作によつて口出線13aが溝部8より仮に
飛び出しても、正規の巻回操作時のテンシヨンに
よつてテーパー面をガイドとして溝部8に確実に
収納できる。
特に、溝部8の底面8bより口出線13aの線
径分程度の高さ部分の巾を口出線13aの線径よ
り小さい目に設定すれば、コイル巻き時に口出線
13aに作用するテンシヨンによつて溝部8の底
部8bに近い部分に喰い込んで収納、固定され
る。このために、コイル巻き操作に先立つて線材
を一時的にゆるめても口出線13aが溝部8より
飛び出すことは全くなく、口出線13a,13b
の直接的な接触による絶縁低下を未然に防止でき
る。
尚、本案において、溝部の底部は口出線の線径
より大きく設定することもできる。又、コイル装
置は放電灯用安定器以外の電磁装置にも適用でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の平面図、第2図は要部拡大断
面図、第3図は本案の一実施例を示す平面図、第
4図は第3図の正面図、第5図は要部拡大断面図
である。 図中、1はボビン、3,4はフランジ部、8は
溝部、8aはテーパー面(内壁面)、11は端子、
13はコイル、13a,13bは口出線である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端にフランジ部を有し、かつ一方のフランジ
    部に複数の端子を付設したボビンに線材を巻回し
    てコイルを形成すると共に、コイルの口出線を、
    一方がフランジ部の溝部に収納された状態で立体
    的に交叉させてそれぞれの端子に接続したものに
    おいて、上記溝部の内壁面に開口部に向けて拡開
    するテーパー面を形成したことを特徴とするコイ
    ル装置。
JP18574282U 1982-12-08 1982-12-08 コイル装置 Granted JPS5989525U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18574282U JPS5989525U (ja) 1982-12-08 1982-12-08 コイル装置

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JP18574282U JPS5989525U (ja) 1982-12-08 1982-12-08 コイル装置

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Publication Number Publication Date
JPS5989525U JPS5989525U (ja) 1984-06-18
JPH0115149Y2 true JPH0115149Y2 (ja) 1989-05-08

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JP18574282U Granted JPS5989525U (ja) 1982-12-08 1982-12-08 コイル装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3642057B2 (ja) * 2002-07-26 2005-04-27 株式会社村田製作所 巻線型コイル部品及びその巻線巻回方法
JP5321336B2 (ja) * 2009-08-06 2013-10-23 スミダコーポレーション株式会社 磁性素子

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JPS5989525U (ja) 1984-06-18

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