JPH058665Y2 - - Google Patents

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JPH058665Y2
JPH058665Y2 JP1986062361U JP6236186U JPH058665Y2 JP H058665 Y2 JPH058665 Y2 JP H058665Y2 JP 1986062361 U JP1986062361 U JP 1986062361U JP 6236186 U JP6236186 U JP 6236186U JP H058665 Y2 JPH058665 Y2 JP H058665Y2
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JP
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coil
coil wire
wire guide
guide groove
winding
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、電磁装置等の放電灯安定器などに
適用されるコイル枠に関するものである。
〔背景技術〕
第8図に従来例を示す。すなわち、このコイル
枠は、巻装部30を形成したコイル枠本体31
と、巻装部30の一端のフランジ部32の外端面
に形成されてコイル線33,33′が接続される
端子34,34′と、前記フランジ部32の前記
端子34,34′と前記巻装部30との間に形成
されたコイル線ガイド溝35,35′とを備えて
いる。
コイル36は、巻き始めとなるコイル線33を
端子34の爪37にからげ接続し、コイル線ガイ
ド溝35を通して巻装部30に誘導し、巻装部3
0に巻回した後、巻き終わりとなるコイル線3
3′を端子34′にコイル線ガイド溝35′を通し
て誘導し、端子34′の爪37にからげ接続する。
ところが、このコイル枠は、コイル線34,3
4′がコイル線ガイド溝35,35′に納まらずに
コイル線ガイド溝35,35′の側面からずり上
がり、想像線のように隣りのコイル線34に接近
して絶縁距離が減少する欠点があつた。とくに巻
き終わりのコイル線33′は巻装部30に形成さ
れたコイル36の上層部から引き出されるため、
コイル線ガイド溝35,35′から浮上りやすい。
このため、巻線作業が確実かつ容易にできない。
〔考案の目的〕
この考案の目的は、コイル線ガイド溝からのコ
イル線の浮上りを防止したコイル枠を提供するこ
とである。
〔考案の開示〕
この考案のコイル枠は、相対向するフランジ部
の間に巻装部を形成したコイル枠本体と、前記フ
ランジ部の外端面に形成されてコイル線が接続さ
れる端子と、前記フランジ部の前記端子と前記巻
装部との間に形成されたコイル線ガイド溝と、こ
のコイル線ガイド溝に形成されて前記コイル線ガ
イド溝に通されるコイル線の浮上りを防止する浮
上り防止突起とを備え、前記浮上り防止突起はそ
の先端から前記コイル線ガイド溝の側面の溝底面
側にかけて傾斜面を形成しているものである。
この考案の構成によれば、コイル線ガイド溝に
浮上り防止突起を形成したため、コイル線ガイド
溝に通されるコイル線の浮上りを防止することが
できる。しかも浮き上がり防止突起はその先端か
らコイル線ガイド溝の側面の溝底面側にかけてそ
の溝底面に向く傾斜面を形成しているため、コイ
ル線を浮上ることなく確実にコイル線ガイド溝の
溝底面に案内することができるので、コイル線の
浮上り防止がきわめて容易にかつ確実に行え、自
動からげ加工も、コイル線の巻き始めまたは巻き
終わりを端子に絡めるに当たつて、たとえばコイ
ル線の動きを規制する突起を設けたもの(たとえ
ば特開昭58−74026号など)と比較して、そのよ
うな突起に係合するような位置に巻線機で巻線を
導く必要がないので容易になる。
実施例 この考案の第1の実施例を第1図ないし第5図
に基づいて説明する。すなわち、このコイル枠
は、相対向するフランジ部1,1′の間に巻装部
2を形成したコイル枠本体3と、前記フランジ部
1の外端面に形成されてコイル線4,4′が接続
される端子5,5′と、前記フランジ部1の前記
端子5,5′と前記巻装部2との間に形成された
コイル線ガイド溝6,6′と、このコイル線ガイ
ド溝6,6′に形成されて前記コイル線ガイド溝
6,6′に通されるコイル線4の浮上りを防止す
る浮上り防止突起7とを備えている。
前記コイル枠本体3は、電磁装置である放電灯
安定器とくにラピツドスタート型放電灯点灯回路
の漏洩単巻型安定器に適用している。そのため、
第3図のように巻装部2とともに巻装部8を軸方
向に一体に形成し、巻装部8の両端にフランジ部
9,9′を形成するとともに端子5と反対側に複
数の端子10(第4図)を形成している。また端
子5側にもその他の端子10′を形成し、巻装部
2には1次コイル11および図示しないフイラメ
ントコイルが巻装され、巻装部8には2次コイル
12が巻装される。そして1次コイル11、2次
コイル12およびフイラメントコイルの巻き始め
および巻き終りとなるコイル線4,4′ならびに
その他のコイル線13がコイル線ガイド溝6,
6′を通して端子5,5′,10,10′に接続さ
れる。14は内鉄心挿入部、15はコイル線4,
4′,13の誘導用位置決めのためおよびケース
16(第5図)に対する絶縁距離を確保するため
の複数の突起である。なお、1次コイル11およ
び2次コイル12の表面は絶縁テープにより被覆
されている。
端子5,5′,10,10′は、端子金具を実施
例とし爪19を切起し、爪19にコイル線4,
4′,13が巻かれることによりからげ接続され
る。
前記コイル線ガイド溝6,6′は端子5,5′に
対応して形成したものであるが、その他の端子1
0,10′に対しても形成されている。
前記浮上り防止突起7は、コイル線ガイド溝
6,6′の端子5,5′,10,10′側の端部で
しかも端子5,5′,10,10′に近い側面に形
成され、かつ各々対応する各端子5,5′,10,
10′から直角に遠ざかる方向に突出するように
形成されている。また浮上り防止突起7の先端か
らコイル線ガイド溝6,6′の側面の溝底面側に
かけて連続する傾斜面17を形成するとともに、
フランジ部1,1′の径方向に突出する突出部1
8を形成している。
第5図は、第4図のコイル枠にさらに内鉄心お
よび外鉄心が配設されてケース16内に挿入さ
れ、コンパウンドが充填された状態であり、端子
5,10,10′が露出している。端子5′はコイ
ル線4′の巻き終り用であるが、端子10側に渡
り配線するため、露出していない。20は側板、
21は取付孔である。
なお、図中符号7,10,15は該当箇所の一
部のみ記入している。
この実施例によれば、コイル線ガイド溝6,
6′に浮上り防止突起7を形成したため、コイル
線ガイド溝6,6′に通されるコイル線4,4′,
13の浮上りを防止することができる。1次コイ
ル11および2次コイル12の上層部から引き出
される巻き終わりのコイル線4′,13や渡り線
となるコイル線13であつても同様である。この
ため、巻線作業が確実かつ容易にできる。
また爪19にコイル線4,4′,13をからげ
接続した場合でも、コイル線4,4′,13がコ
イル線ガイド溝6,6′から浮き上がることがな
いので、からげ接続した部分のコイル線4,4′,
13が緩んだり外れることがなく、また傾斜面1
7を形成することにより、確実にコイル線ガイド
溝6,6′のコイル4,4′,13を溝底面に位置
決めすることができる。さらに浮上り防止突起7
に突出部18を形成したため、ケース16に収納
する場合にコイル線4,4′,13とケース16
との絶縁距離を確保することができ、かつコイル
枠材料費の節減が図れる。
この考案の第2の実施例を第6図および第7図
に示す。すなわち、このコイル枠は、浮上り防止
突起7に傾斜面17を形成するが突出部18を形
成しない状態のものである。
なお、前記浮上り防止突起7はコイル線ガイド
溝6,6′の端子5,5′,10,10′側に設け
たが、コイル線ガイド溝6,6′の中間部または
巻装部2,8側に設けてもよい。
〔考案の効果〕
この考案のコイル枠によれば、コイル線ガイド
溝に浮上り防止突起を形成したため、コイル線ガ
イド溝に通されるコイル線の浮上りを防止するこ
とできる。しかも浮き上がり防止突起はその先端
からコイル線ガイド溝の側面の溝底面側にかけて
その溝底面に向く傾斜面を形成しているため、コ
イル線を浮上ることなく確実にコイル線ガイド溝
の溝底面に案内することができるので、コイル線
の浮上り防止がきわめて容易にかつ確実に行え、
自動からげ加工も、コイル線の巻き始めまたは巻
き終わりを端子に絡めるに当たつて、たとえばコ
イル線の動きを規制する突起を設けたものと比較
して、そのような突起に係合するような位置に巻
線機で巻線を導く必要がないので容易になるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例の要部斜視
図、第2図はその正面図、第3図は端子を外した
状態のコイル枠の斜視図、第4図はコイルを巻装
した状態の斜視図、第5図はケースに収納した状
態の斜視図、第6図は第2の実施例の要部斜視
図、第7図はその正面図、第8図は従来例の要部
斜視図である。 1,1′……フランジ部、2……巻装部、3…
…コイル枠本体、4,4′……コイル線、5,
5′……端子、6,6′……コイル線ガイド溝、7
……浮上り防止突起、17……傾斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相対向するフランジ部の間に巻装部を形成した
    コイル枠本体と、前記フランジ部の外端面に形成
    されてコイル線が接続される端子と、前記フラン
    ジ部の前記端子と前記巻装部との間に形成された
    コイル線ガイド溝と、このコイル線カイド溝に形
    成されて前記コイル線ガイド溝に通されるコイル
    線の浮上がりを防止する浮上り防止突起とを備
    え、前記浮上り防止突起はその先端から前記コイ
    ル線ガイド溝の側面の溝底面側にかけてその溝底
    面に向く傾斜面を形成しているコイル枠。
JP1986062361U 1986-04-24 1986-04-24 Expired - Lifetime JPH058665Y2 (ja)

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JP1986062361U JPH058665Y2 (ja) 1986-04-24 1986-04-24

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JP1986062361U JPH058665Y2 (ja) 1986-04-24 1986-04-24

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JPS62174318U JPS62174318U (ja) 1987-11-05
JPH058665Y2 true JPH058665Y2 (ja) 1993-03-04

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5874026A (ja) * 1981-07-03 1983-05-04 オレガ エレクトロニック エ メカニック 共軸巻線を有する安全変圧器
JPS6159308B2 (ja) * 1978-06-12 1986-12-16 Dainippon Pharmaceutical Co

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6159308U (ja) * 1984-09-12 1986-04-21

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JPS62174318U (ja) 1987-11-05

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