JPS583281Y2 - 低周波トランス - Google Patents
低周波トランスInfo
- Publication number
- JPS583281Y2 JPS583281Y2 JP1976105672U JP10567276U JPS583281Y2 JP S583281 Y2 JPS583281 Y2 JP S583281Y2 JP 1976105672 U JP1976105672 U JP 1976105672U JP 10567276 U JP10567276 U JP 10567276U JP S583281 Y2 JPS583281 Y2 JP S583281Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding frame
- protrusion
- groove
- coil
- secondary coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は一次コイルと二次コイルをそれぞれ別個の巻枠
に巻線し、この2つの巻枠を嵌合により結合して鉄心に
組込んだ低周波トランスに関するもので、絶縁性の向上
による高い安全性と大幅な作業工数の低減を計ろうとす
るものである。
に巻線し、この2つの巻枠を嵌合により結合して鉄心に
組込んだ低周波トランスに関するもので、絶縁性の向上
による高い安全性と大幅な作業工数の低減を計ろうとす
るものである。
従来における低周波コイルは、第1図および第2図に示
すように構成されていた。
すように構成されていた。
すなわち、巻枠1に一次コイル2を巻回した後、紙、布
、フィルムなどの電気絶縁物3をテープ4とともに巻付
け、さらに二次コイル5と一次コイル2の引出線6との
間にクロスオー1<一部を生ずるため、ここにクロスオ
ーバー絶縁物7を挿入し、その上に二次コイル5を巻回
してコイル部を構成し、これに鉄心を組込んで構成して
いた。
、フィルムなどの電気絶縁物3をテープ4とともに巻付
け、さらに二次コイル5と一次コイル2の引出線6との
間にクロスオー1<一部を生ずるため、ここにクロスオ
ーバー絶縁物7を挿入し、その上に二次コイル5を巻回
してコイル部を構成し、これに鉄心を組込んで構成して
いた。
この構成では、各コイル25間、クロスオーバ一部など
に絶縁処理が必要で、作業的にも工数的にも手間と時間
を要し、電気絶縁物3やクロスオーバー絶縁物7を挿入
固定したり、巻回固定したりする時に、ややもすれば、
絶縁物3.7の片寄り、ずれなどによって必要な絶縁性
が確保できなかったり、耐電圧不良などが発生しやすい
ため、巻枠1の巻幅に対し、若干広めの絶縁物を用いな
ければならないなど、作業性を著しく悪化させるもので
あった。
に絶縁処理が必要で、作業的にも工数的にも手間と時間
を要し、電気絶縁物3やクロスオーバー絶縁物7を挿入
固定したり、巻回固定したりする時に、ややもすれば、
絶縁物3.7の片寄り、ずれなどによって必要な絶縁性
が確保できなかったり、耐電圧不良などが発生しやすい
ため、巻枠1の巻幅に対し、若干広めの絶縁物を用いな
ければならないなど、作業性を著しく悪化させるもので
あった。
本考案はこのような従来の欠点を除去するものであり、
以下本考案の一実施例を示す第3図〜第4図の図面を用
いて説明する。
以下本考案の一実施例を示す第3図〜第4図の図面を用
いて説明する。
図において、8は合成樹脂からなる一次側の巻枠であり
、上端に鍔9を備え、下端に端子板を兼ねた鍔10が設
けられている。
、上端に鍔9を備え、下端に端子板を兼ねた鍔10が設
けられている。
この下端鍔10には、複数の端子ビン11が植設され、
この下端鍔10の両側面には、リードガイド溝12と巻
枠結合溝13が形成され、この巻枠結合溝13の中間部
側壁には固定用凹溝14が形成されている。
この下端鍔10の両側面には、リードガイド溝12と巻
枠結合溝13が形成され、この巻枠結合溝13の中間部
側壁には固定用凹溝14が形成されている。
また、この一方の側面には嵌合時の方向性を扇す凹部1
5が形成されている。
5が形成されている。
もちろん、この−次側巻枠8には一次コイルが巻装され
る。
る。
16は合成樹脂からなる二次側の巻枠であり、この巻枠
16の中央には、前記−次コイルを巻装した一次側巻枠
8をはめこむ中心孔11が設けられ、そして上下端には
、鍔18.19が設けられている。
16の中央には、前記−次コイルを巻装した一次側巻枠
8をはめこむ中心孔11が設けられ、そして上下端には
、鍔18.19が設けられている。
この上端鍔18の上面中央には鉄心20の中央磁脚をは
めこむ透孔が前記中心孔17と連通ずるように設けられ
るとともに、鉄心20をガイドするガイドリブ21が設
けられ、さらに前記−次側巻枠8の方向性を示す凹部1
5と対応する方向判別用リブ22が設けられている。
めこむ透孔が前記中心孔17と連通ずるように設けられ
るとともに、鉄心20をガイドするガイドリブ21が設
けられ、さらに前記−次側巻枠8の方向性を示す凹部1
5と対応する方向判別用リブ22が設けられている。
また、下端鍔19の下面には、−次側巻枠8の下端鍔1
0の巻枠結合溝13にはまり合う結合突出部23および
リードカイト溝24を備えた結合突出部25、さらに樋
状のリードカイト突出部26が設けられている。
0の巻枠結合溝13にはまり合う結合突出部23および
リードカイト溝24を備えた結合突出部25、さらに樋
状のリードカイト突出部26が設けられている。
そして、前記結合突出部23.25には、固定用凹溝1
4にはまり合う突条27が両側に設けられている。
4にはまり合う突条27が両側に設けられている。
この二次側巻枠16には二次コイル28が巻回される。
すなわち、−次側巻枠8には一次コイルを巻回し、二次
側巻枠16には二次コイル28を巻回してから、−次側
巻枠8に二次側巻枠16を方向を凹部15と方向判別用
リブ22によって決定して被せ、二次側巻枠16の結合
突出部23.25およびリードカイト突出部26を一次
側巻枠8の下端鍔10の巻枠結合溝13に圧入し、この
巻枠結合溝13の固定用凹溝14に結合突出部23 、
25の突条27をはめこめば、両巻枠8と16は完全に
結合される。
側巻枠16には二次コイル28を巻回してから、−次側
巻枠8に二次側巻枠16を方向を凹部15と方向判別用
リブ22によって決定して被せ、二次側巻枠16の結合
突出部23.25およびリードカイト突出部26を一次
側巻枠8の下端鍔10の巻枠結合溝13に圧入し、この
巻枠結合溝13の固定用凹溝14に結合突出部23 、
25の突条27をはめこめば、両巻枠8と16は完全に
結合される。
そして、−次側巻枠8のリードガイド溝12から引出し
た一次コイルのリード線および二次側巻枠16の結合突
出部25のリードガイド溝24やリードカイト突出部2
6から引出した二次コイル28のリード線29を端子ピ
ン11に巻付けて接続し、その後フェライトコアなどか
らなる鉄心20を組込んで低周波トランスとするもので
ある。
た一次コイルのリード線および二次側巻枠16の結合突
出部25のリードガイド溝24やリードカイト突出部2
6から引出した二次コイル28のリード線29を端子ピ
ン11に巻付けて接続し、その後フェライトコアなどか
らなる鉄心20を組込んで低周波トランスとするもので
ある。
以上のように本考案の低周波トランスは構成することに
よって、−次コイルと二次コイルの絶縁性は各巻枠によ
って充分に保つことができるため、耐電圧も充分に確保
でき、巻線作業も個々の巻枠に単に巻回するだけであり
、その後両巻枠を嵌合により結合すればよく、組立ても
簡単に行うことができ、しかも−次側巻枠の巻枠結合溝
の固定用凹溝と、二次側巻枠の結合突出部の突条とのは
まり合いにより一次側巻枠と二次側巻枠との結合が行わ
れているため、−次側巻枠と二次側巻枠とをがたつくこ
となく結合することができ、さらには−次側巻枠のリー
ドガイド溝にはまりこむ樋状のリードガイド突出部を通
して二次コイルのリード線を引出し、端子ピンに接続し
ているため、リードガイド突出部の分だけ、−次コイル
と二次コイとのリード引出し部分との間の絶縁距離を長
くとることができ、これによって絶縁性を高めることが
できるのである。
よって、−次コイルと二次コイルの絶縁性は各巻枠によ
って充分に保つことができるため、耐電圧も充分に確保
でき、巻線作業も個々の巻枠に単に巻回するだけであり
、その後両巻枠を嵌合により結合すればよく、組立ても
簡単に行うことができ、しかも−次側巻枠の巻枠結合溝
の固定用凹溝と、二次側巻枠の結合突出部の突条とのは
まり合いにより一次側巻枠と二次側巻枠との結合が行わ
れているため、−次側巻枠と二次側巻枠とをがたつくこ
となく結合することができ、さらには−次側巻枠のリー
ドガイド溝にはまりこむ樋状のリードガイド突出部を通
して二次コイルのリード線を引出し、端子ピンに接続し
ているため、リードガイド突出部の分だけ、−次コイル
と二次コイとのリード引出し部分との間の絶縁距離を長
くとることができ、これによって絶縁性を高めることが
できるのである。
第1図は従来の低周波トランスを構成するコイル部の要
部の斜視図、第2図は同コイル部の断面図、第3図は本
考案の低周波トランスの一実施例を示す斜視図、第4図
は同トランスを構成する巻枠の分解斜視図である。 8・・・・・−次側巻枠、9・・・・・・上端鍔、10
・・・・・・下端鍔、11・・・・・・端子ビン、12
・・・・・・リードガイド溝、13・・・・・・巻枠結
合溝、14・・・・・・固定用凹溝、15・・・・・・
凹部、、16・・・・・二次側巻枠、17・・・・・・
中心孔、18・・・・・・上端鍔、19・・・・・・下
端鍔、20・・・・・・鉄心、22・・・・・・方向判
別用リブ、23.25・・・・・・結合突出部、24・
・・・・・リードガイド溝、26・・・・・・リードガ
イド突出部、27・・・・・・突条、28・・・・・・
二次コイル。
部の斜視図、第2図は同コイル部の断面図、第3図は本
考案の低周波トランスの一実施例を示す斜視図、第4図
は同トランスを構成する巻枠の分解斜視図である。 8・・・・・−次側巻枠、9・・・・・・上端鍔、10
・・・・・・下端鍔、11・・・・・・端子ビン、12
・・・・・・リードガイド溝、13・・・・・・巻枠結
合溝、14・・・・・・固定用凹溝、15・・・・・・
凹部、、16・・・・・二次側巻枠、17・・・・・・
中心孔、18・・・・・・上端鍔、19・・・・・・下
端鍔、20・・・・・・鉄心、22・・・・・・方向判
別用リブ、23.25・・・・・・結合突出部、24・
・・・・・リードガイド溝、26・・・・・・リードガ
イド突出部、27・・・・・・突条、28・・・・・・
二次コイル。
Claims (1)
- 一次コイルを巻装した一次側巻枠の外周部に、二次コイ
ルを巻装した二次側巻枠を被せるとともに、機械的に結
合し、その結合した巻枠に鉄心を組込んで構成してなる
低周波トランスにおいて、前記−次側巻枠の下端鍔に前
記−次コイルのIJ−ド線および二次コイルのリード線
が接続される端子ピンを植設するとともに、下端鍔の側
面にリードガイド溝と側壁に固定用凹溝を有する巻枠結
合溝とを設け、かつ前記二次側巻枠の下端鍔の下面に前
記リードガイド溝にはまりこむ樋状のリードガイド突出
部を設けるとともに、前記固定用凹溝にはまりこむ突条
を有しかつ前記巻枠結合溝にはまりこむ結合突出部を設
け、前記二次コイルのリード線を前記二次側巻枠のリー
ドガイド突出部を通して引出して前記端子ピンに接続し
てなる低周波トランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976105672U JPS583281Y2 (ja) | 1976-08-07 | 1976-08-07 | 低周波トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976105672U JPS583281Y2 (ja) | 1976-08-07 | 1976-08-07 | 低周波トランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5323518U JPS5323518U (ja) | 1978-02-28 |
JPS583281Y2 true JPS583281Y2 (ja) | 1983-01-20 |
Family
ID=28715815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976105672U Expired JPS583281Y2 (ja) | 1976-08-07 | 1976-08-07 | 低周波トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS583281Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57192457U (ja) * | 1981-06-01 | 1982-12-06 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5017300U (ja) * | 1973-06-11 | 1975-02-24 | ||
JPS51823U (ja) * | 1974-06-20 | 1976-01-06 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5149544Y2 (ja) * | 1972-05-04 | 1976-11-30 | ||
JPS5327699Y2 (ja) * | 1974-10-30 | 1978-07-13 | ||
JPS5352019Y2 (ja) * | 1974-12-23 | 1978-12-12 |
-
1976
- 1976-08-07 JP JP1976105672U patent/JPS583281Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5017300U (ja) * | 1973-06-11 | 1975-02-24 | ||
JPS51823U (ja) * | 1974-06-20 | 1976-01-06 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5323518U (ja) | 1978-02-28 |
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