JPH0244498Y2 - - Google Patents

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JPH0244498Y2
JPH0244498Y2 JP10035985U JP10035985U JPH0244498Y2 JP H0244498 Y2 JPH0244498 Y2 JP H0244498Y2 JP 10035985 U JP10035985 U JP 10035985U JP 10035985 U JP10035985 U JP 10035985U JP H0244498 Y2 JPH0244498 Y2 JP H0244498Y2
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bobbin
coil
iron core
coil winding
lead
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、スイツチング回路用トランス等の高
周波トランスのコイルボビンとして適する3種構
造のトランス用コイルボビンに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、実開昭60−76007号公報に示すように、
それぞれ両端のフランジ部の間にコイル巻着部を
形成してなる内側ボビン、中間ボビンおよび外側
ボビンを3重に嵌合するようにしたトランス用コ
イルボビンがある。
この従来のコイルボビンは、前記中間ボビンに
一次コイルを巻着し、また前記内側ボビンと外側
ボビンとに2次コイルを分けて巻着し、そして、
この内外の各2次コイルを内側ボビンのピン端子
側に引出し、そしてそのピン端子を介して接続し
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、この従来例のように、内外ボビンに巻
着した同次コイルをピン端子側に引出すようにす
ると、端子部分にその引出スペースを確保するの
が困難であり、またその引出線と鉄芯との間に充
分な沿面距離を確保することが容易でなく、また
作業性も悪い問題点がある。
本考案の目的は、3重ボビンにおいて、内側ボ
ビンのコイルと外側ボビンのコイルとを同次コイ
ルとして接続する場合に、内側ボビンに巻着され
たコイルの引出線をそのピン端子とは反対側から
外部に引出すことができるようにし、引出スペー
ス、その引出線に関する沿面距離、作業性の問題
を解消することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、それぞれ両端のフランジ部の間にコ
イル巻着部を形成してなる内側ボビン11、中間
ボビン12および外側ボビン13を3重に嵌合し
てなるトランス用コイルボビンにおいて、前記外
側ボビン13のコイルと接続される前記内側ボビ
ン11のコイルの引出部分に特徴を有する。
すなわち、前記内側ボビン11は、コイル巻着
部23の一端フランジ部21上に鉄芯嵌着凹部2
4を設け、この鉄芯嵌着凹部24の一側部にピン
端子26を設け、前記コイル巻着部23の他端フ
ランジ部22に、前記中間ボビン12および外側
ボビン13の端部より突出して鉄芯15の側面に
当接される1対の突出板28を延出し、前記他端
フランジ部22からこの突出板28の先端部にわ
たつて、この内側ボビン11のコイル巻着部23
からコイルを引出すための引出溝29を設けてな
る。
また、前記中間ボビン12は、コイル巻着部3
3の一端フランジ部31上に、前記内側ボビン1
1のピン端子26とは鉄芯14を介して反対側に
位置するピン端子35を設けてなる。
さらに、前記外側ボビン13は、前記内側ボビ
ン11のピン端子26とは反対側に位置する前記
引出溝29に対応する端部のフランジ部42に、
前記引出溝29から引出された引出線L1をこの
外側ボビン13のコイル巻着部43に引込むため
の引込溝48を設けてなる。
〔作用〕
本考案は、前記内側ボビン11のコイル巻着部
23に巻着されたコイルP1を、この内側ボビン
11のピン端子26とは反対側の端部に位置する
前記引出溝29を通して外部に引出し、その引出
線L1を前記中間ボビン12の端面および前記外
側ボビン13の引込溝48を経てこの外側ボビン
13のコイルP2上に折返し、このコイルP2と
接続する。
また前記内側ボビン11に設けた突出板28に
より、前記内側ボビン11から外側ボビン13上
に引出した引出線L1と鉄芯14,15との間に
充分な沿面距離を確保する。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す一実施例を参照して
詳細に説明する。
第1図に示すように、内側ボビン11は中間ボ
ビン12の内部に嵌合され、この中間ボビン12
は外側ボビン13の内部に嵌合される。すなわ
ち、内側ボビン11、中間ボビン12および外側
ボビン13は、3重に嵌合される。さらに、これ
らのボビンに一端よりE形鉄芯14が嵌着され、
このE形鉄芯14にI形鉄芯15が当着される。
また前記外側ボビン13の両側部と前記E形鉄芯
14との間に1対のスペーサ16が嵌着される。
前記各ボビン11,12,13および前記スペー
サ16は、絶縁性合成樹脂により成形する。
前記内側ボビン11は、両端のフランジ部2
1,22の間にコイル巻着部23を設け、また一
端フランジ部21上に鉄芯嵌着凹部24を設け、
この鉄芯嵌着凹部24の一側部に複数の端子植設
部25を一体成形し、この各端子植設部25にピ
ン端子26を植設する。前記各端子植設部25の
間には引出線挿入溝27が設けられている。
さらに、この内側ボビン11の他端フランジ部
22に、前記中間ボビン12および外側ボビン1
3の端部より突出して前記鉄芯15の側面に当接
される1対の突出板28を延出し、前記他端フラ
ンジ部22からこの突出板28の先端部にわたつ
て、この内側ボビン11のコイル巻着部23から
コイルを引出すための引出溝29を設ける。
この引出溝29は、前記フランジ部22および
突出板28上に2本の凸条部を形成し、この2本
の凸条部の間に設けるようにしてもよい。
また、前記中間ボビン12は、両端のフランジ
部31,32の間にコイル巻着部33を設け、さ
らに前記一端フランジ部31上に、前記内側ボビ
ン11のピン端子26とは鉄芯14を介して反対
側に位置する複数の端子植設部34を一体成形
し、この各端子植設部34にピン端子35を植設
する。前記各端子植設部34の間には引出線挿入
溝36が設けられている。
さらに、この中間ボビン12の他端フランジ部
32に、前記内側ボビン11の引出溝29に対応
する1対の引出線案内凸部37を形成し、この凸
部37間に引出線挿入溝38を設ける。
さらに、前記外側ボビン13は、両端のフラン
ジ部41,42の間にコイル巻着部43を設け、
その一端フランジ部41の両側部に端子収納部4
4,45を設け、その一側の端子収納部44に、
前記内側ボビン11の各引出線挿入溝27に嵌合
する複数の引出線挿入凹部46を設ける。また両
側の端子収納部44,45の間に鉄芯嵌着凹部4
7を設ける。
さらに、この外側ボビン13の他端フランジ部
(前記内側ボビン11のピン端子26とは反対側
に位置する引出溝29に対応する端部のフランジ
部)42に、前記引出溝29から引出されたコイ
ル引出線をこの外側ボビン13のコイル巻着部4
3に引込むための引込溝48を設ける。この引込
溝48は、ボビン13の側面に突設した1対の引
出線案内部49と、前記フランジ部42の下面に
突設した1対の引出線案内凸部50とにより形成
する。
また、第2図に示すように、前記内側ボビン1
1の上端フランジ部21の下面に凸条部61を形
成し、この凸条部61が、ボビン組立状態で、前
記中間ボビン12の上端フランジ部31と、前記
外側ボビン13の上端フランジ部41上に形成さ
れた凸条部62との間に嵌合されるようにする。
また中間ボビン12の下端フランジ部32の内周
面に傾斜面63を形成する。
そうして、第2図および第3図に示すように、
前記内側ボビン11のコイル巻着部23と前記外
側ボビン13のコイル巻着部43とに1次コイル
P1,P2を分けて巻着し、また前記中間ボビン
12のコイル巻着部33に2次コイルSを巻着
し、それらのボビン11,12,13を図示する
ように3重に嵌着する。
そして、第3図に示すように、前記内側ボビン
11のコイルP1から同次コイル接続用引出線L
1を、この内側ボビン11のピン端子26とは反
対側の端部に位置する前記引出溝29を通して外
部に引出し、その引出線L1を、前記中間ボビン
12の傾斜面63、端面の引出線挿入溝38およ
び前記外側ボビン13の引込溝48を経て、この
外側ボビン13のコイルP2上に折返し、このコ
イルP2の引出線L2と前記引出線L1とをから
めて接続する。そして、外側ボビン13のコイル
P2の外周面に絶縁テープ71を巻付ける。
さらに、前記外側ボビン13の両側の鉄芯嵌着
凹部47に、第2図に示すように前記スペーサ1
6を嵌着し、そして前記E形鉄芯14を嵌着し、
このE形鉄芯14にI形鉄芯15を接合する。前
記E形鉄芯14の中央脚部14aは、内側ボビン
11の鉄芯挿入孔72に挿入し、またその両側脚
部14bは、前記スペーサ16の凹部に嵌合す
る。さらに前記E形鉄芯14およびI形鉄芯15
を、前記内側ボビン11の前記鉄心嵌着凹部24
および前記1対の突出板28間に嵌着する。
さらに、第3図に示すように、前記内側1次コ
イルP1のピン端子26への引出線Lp1は、前
記内側ボビン11の引出線挿入溝27を経て外部
に引出し、前記ピン端子26にからめるようにす
る。また、前記外側1次コイルP2のピン端子2
6への引出線Lp2は、前記外側ボビン13の引
出線挿入凹部46を経て外部に引出し、前記ピン
端子26にからめるようにする。さらに、前記中
間2次コイルSのピン端子35への引出線Lsは、
前記中間ボビン12の引出線挿入溝36を経て外
部に引出し、前記ピン端子35にからめるように
する。
次に、第2図および第3図を参照して、沿面距
離について説明すると、前記内側ボビン11、中
間ボビン12および外側ボビン13の各フランジ
部21,22,31,32,41,42により、
1次コイルP1,P2と2次コイルSとの間、2
次コイルSと鉄芯14,15との間、そして1次
コイルP1,P2と鉄芯14,15との間に充分
な沿面距離が確保される。
特に、第3図に示すように、前記中間ボビン1
2の下端フランジ部32により、前記内側ボビン
11から外側ボビン13上に引出した1次コイル
引出線L1と2次コイルSとの間に充分な沿面距
離が確保される。また前記内側ボビン11に設け
た突出板28により、前記1次コイル引出線L1
と鉄芯14,15との間に充分な沿面距離が確保
される。
さらに前記外側ボビン13に設けた端子収納部
45により、前記中間ボビン12から引出した2
次コイル引出線Lsと外側1次コイルP2との間
に充分な沿面距離が確保される。さらに前記外側
ボビン13の引出線挿入凹部46により、外側1
次コイルP2の引出線Lp2と2次コイルSとの
間に充分な沿面距離が確保される。また前記内側
ボビン11の鉄芯嵌着凹部24の一側板24aに
より、内側ボビン11からピン端子26に引出し
た内側1次コイル引出線Lp1と鉄芯14との間
に充分な沿面距離が確保される。さらに第2図に
示すように、前記スペーサ16により、外側1次
コイルP2と鉄芯14の両側脚14bとの間に充
分な沿面距離が確保される。
なお、前記実施例では、内外ボビン11,13
に1次コイルP1,P2を巻着し、中間ボビン1
2に2次コイルSを巻着するようにしたが、これ
は、逆にしてもよい。すなわち、内側ボビン1
1,13に2次コイルを分けて巻着し、中間ボビ
ン12に1次コイルを巻着するようにしてもよ
い。
〔考案の効果〕
本考案によれば、内側ボビンにおいてピン端子
とは反対側の端部のフランジ部に鉄芯の側面に当
接される1対の突出板を延出し、前記フランジ部
からこの突出板の先端部にわたつて、内側ボビン
および外側ボビンの同次コイル接続用引出線の引
出溝を設け、そして外側ボビンの対応する端部の
フランジ部前記引出線の引込溝を設けたから、内
側ボビンのコイルと外側ボビンのコイルとを同次
コイルとして接続する場合に、前記引出溝を通し
て、内側ボビンに巻着されたコイルの引出線をそ
のピン端子とは反対側に引出し、さらに前記引込
溝を通して外側ボビン上に引込み、ピン端子側と
は係わりなく接続できる。したがつて、前記引出
線の引出スペースを確保するのが容易であり、作
業性も良い。また前記突出板により、前記引出線
と鉄芯との間に充分な沿面距離を確保できる。こ
の結果、前記引出線にチユーブを嵌着する等の手
間をかける必要がない。また、同次コイル接続用
の引出線をピン端子側に引出す場合は、その引出
スペース等の関係でボビンが大形化しやすいが、
本考案の場合はそれがなく、トランスの小形化に
対応できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のトランス用コイルボビンの一
実施例を示す分解斜視図、第2図はそのトランス
の断面図、第3図は第2図の−線断面図であ
る。 11……内側ボビン、12……中間ボビン、1
3……外側ボビン、21,22,31,32,4
1,42……フランジ部、23,33,43……
コイル巻着部、24……鉄芯嵌着凹部、26,3
5……ピン端子、28……突出板、29……引出
溝、48……引込溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 それぞれ両端のフランジ部の間にコイル巻着部
    を形成してなる内側ボビン、中間ボビンおよび外
    側ボビンを3重に嵌合してなるトランス用コイル
    ボビンにおいて、 前記内側ボビンは、コイル巻着部の一端フラン
    ジ部上に鉄芯嵌着凹部を設け、この鉄芯嵌着凹部
    の一側部にピン端子を設け、前記コイル巻着部の
    他端フランジ部に、前記中間ボビンおよび外側ボ
    ビンの端部より突出して鉄芯の側面に当接される
    1対の突出板を延出し、前記他端フランジ部から
    この突出板の先端部にわたつて、この内側ボビン
    のコイル巻着部からコイルを引出すための引出溝
    を設けてなり、 前記中間ボビンは、コイル巻着部の一端フラン
    ジ部上に、前記内側ボビンのピン端子とは鉄芯を
    介して反対側に位置するピン端子を設けてなり、 前記外側ボビンは、前記内側ボビンのピン端子
    とは反対側に位置する前記引出溝に対応する端部
    のフランジ部に、前記引出溝から引出された引出
    線をこの外側ボビンのコイル巻着部に引込むため
    の引込溝を設けてなることを特徴とするトランス
    用コイルボビン。
JP10035985U 1985-07-01 1985-07-01 Expired JPH0244498Y2 (ja)

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JPS628620U (ja) 1987-01-19

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