JPS582014Y2 - 小形トランスのコイルボビン - Google Patents

小形トランスのコイルボビン

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JPS582014Y2
JPS582014Y2 JP1978146612U JP14661278U JPS582014Y2 JP S582014 Y2 JPS582014 Y2 JP S582014Y2 JP 1978146612 U JP1978146612 U JP 1978146612U JP 14661278 U JP14661278 U JP 14661278U JP S582014 Y2 JPS582014 Y2 JP S582014Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
coil
flange
upper flange
outer periphery
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978146612U
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English (en)
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JPS5563120U (ja
Inventor
英二 伊藤
Original Assignee
株式会社タムラ製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、音声多重化用の出カドランスなどに用いられ
る小形トランスのコイルボビンに関する。
音声多重化用の出カドランスは、広い周波数帯域のとく
に高域における良好な特性が要求されるため、1次コイ
ルと2次コイルの電気的結合を良くする必要がある。
このため、2次コイルを分割して1次コイルをサンドイ
ッチするか、または、1次コイルを分割して2次コイル
をサンドイッチすることが考えられる。
従来のこの種のトランスにおけるサンドイッチ捲線とし
ては、1つのコイルボビンに1次コイルおよび2次コイ
ルを順次捲回し、1次コイルと2次コイルとの間に絶縁
テープを何層か捲回して絶縁する構造が採用されている
しかし、このような捲線構造では、周波数特性において
満足する特性が得られても、コイル端部すなわち両端の
鍔部の内側において隙間が発生し、十分な沿面距離を確
保することに難点があった。
また、絶縁テープの捲回作業は煩雑で、作業性が悪いば
かりでなく、作業の的確性を期し難い欠点も有していた
本考案は、上記のような点に鑑みてなされたもので、内
側ボビン、中間ボビンおよび外側ボビンからなる3重構
造とし、中間ボビンに捲回された一方のコイルを内側ボ
ビンおよび外側ボビンに捲回された他方のコイルによっ
てサンドイッチすることにより、良好な高域の周波数特
性を得ることができるとともに、各コイル間の沿面距離
も十分に確保された安全性の高い小形トランスのコイル
ボビンを提供しようとするものである。
以下、本考案を図面に示す一実施例を参照して説明する
第1図は小形トランスの主要構成部品を分解して示して
いる。
11はE形鉄心で、■形鉄心15と組合わされ、第2図
および第3図で示す外鉄形鉄心を構成する。
また、3重のコイルボビンを構成する内側ボビン12、
中間ボビン13および゛外側ボビン14を有している。
上記内側ボビン12は、上記E形鉄心11の中央脚部1
1 aを貫通させる筒状部16を有し、この筒状部16
の上下端外周に上方鍔部17および下方鍔部18を設け
る。
この上方鍔部17は下方鍔部18より大きく形成し、か
つ、−側縁部に中間ボビン13に設けられた後述する引
出線案内部20と係合する保合部21を切欠形成する。
また、上方鍔部17の上面に上記E形鉄心11の両側面
に対する一対の絶縁板23を設け、第2図および第3図
で示す組立時、鉄心11と後述するピン状の端子25.
26との沿面距離を大きくとるようにしている。
上記中間ボビン13は、上記内側ボビン12の上方鍔部
17から下方全体を嵌入させる筒状部28を有し、この
筒状部28の上下端外周に上方鍔部29および下方鍔部
30を設ける。
この上方鍔部29の一側すなわち図示右側の上部に上記
内側ボビン12の係合部21に係合する引出線案内部2
0を設け、この引出線案内部20の上部に、上記内側ボ
ビン12に捲回されるコイルの引出線を外部に導出する
ための案内溝20aを設ける。
また、上方鍔部29の他側すなわち図示左側の上部に上
記ピン状の端子25を膨大部32を介して植設する。
′上記外側ボビン14は、上記中間ボビン13の
膨大部32および引出線案内部20を除く全体を嵌入さ
せる筒状部35を有し、この筒状部35の上下端外周に
上方鍔部36および下方鍔部37を設ける。
この上方鍔部36の一側すなわち図示右側の上部に上記
ピン状の端子26を膨大部39を介して植設する。
したがって、第2図および第3図で示す組立時、上記端
子26は上記中間ボビン13の端子25と対向するよう
に配置される。
また、下方鍔部37は筒状部35の内周側に向って延出
して筒状部35の底面となる縁板部38を構成する。
この縁板部38は第2図および第3図で示す組立時、上
記内側ボビン12および片間ボビン13を支持する。
なお、この縁板部38は、上述のように下方鍔部37の
全周を内側に延出させて形成させなくともよく、下方鍔
部37の相対する2辺、すなわち、第3図のように■形
鉄心15と接する部分を内側に延出させて形成してもよ
い。
これら各ボビン12,13.14の筒状部16,28.
35の外周には、第2図および第3図で示すようにそれ
ぞれコイル41,42.43が捲回される。
この場合、中間ボビン13に捲回されるコイル42を2
次コイルとすれば、内側および外側ボビン12.14の
コイル41.43はそれぞれ1次コイルとする。
また、反対に中間ボビン13のコイル42を1次コイル
としたときは、内側および外側ボビン12.14のコイ
ル41゜43はそれぞれ2次コイルとする。
すなわち、中間ボビン13に捲回した一方のコイル42
を内側および外側ボビン12.14に捲回した他方のコ
イル41゜43によってサンドイッチする構成とする。
なお、内側ボビン12のコイル41と外側ボビン14の
コイル43との接続は、内側ボビン12のコイル41の
引出線を中間ボビン13に設けた引出線案内部20の案
内溝20aを介して外部に導出することにより行う。
このようにそれぞれコイルを捲回したボビンを組立てる
場合は、まず、内側ボビン12の下方鍔部18側を中間
ボビン13の筒状部28内に上方から嵌入させる。
次に、中間ボビン13の下方鍔部30側を外側ボビン1
4の筒状部35内に上方から嵌入させる。
これによって、外側ボビン14の下端の・縁板部38上
に内側ボビン12および中間ボビン13の下方鍔部18
,30を当接支持するとともに、内側ボビン13の上方
鍔部17が中間ボビン13および外側ボビン14の上方
鍔部29.36上に当接する。
そして、このようにして構成した3重のコイルボビンを
E形鉄心11の中央脚部11aと嵌合させ、I形鉄心1
5と組合せることにより、第2図および第3図の状態に
組立てられる。
本考案によれば、内側ボビン12、中間ボビン13およ
び外側ボビン14を順次嵌合することによって、中間ボ
ビン13に捲回した一方のコイル42を内側ボビン12
および外側ボビン14に捲回した他方のコイル41.4
3によってサンドイッチした3重構造のコイルボビンを
容易に形成することができ、1次および2次コイル間の
電気的結合が良くて周波特性の良好なコイルボビンを簡
易に得ることができる。
さらに、内側ボビン12、中間ボビン13および外側ボ
ビン14を互いに嵌合するとともに、内側ボビン12の
コイル41の引出線は中間ボビン13に設けた引出線案
内部20を介して引出すことによって外側ボビン14の
コイル43と容易に接続することができ、組立作業性を
向上することができる。
また、外側ボビン14の下端の縁板部38上に内側ボビ
ン12および中間ボビン13の下方鍔部18゜30を当
接支持するとともに、内側ボビン13の上方鍔部17が
中間ボビン13および外側ボビン14の上方鍔部29.
36上に当接するので、中間ボビン13のコイル42と
内側ボビン12および外側ボビン14のコイル41.4
3との間、また、中間ボビン13のコイル42と組合わ
される鉄心との間の沿面距離が十分に確保され、さらに
、内側ボビン12の上方鍔部17における一対の絶縁板
23により各端子25.26と鉄心との間の沿面距離も
確保され、安全性の高いものを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による小形トランスのコイルボビンの一
実施例を示す分解斜視図、第2図および第3図はその組
立状態の直交位置における断面図である。 11・・・・・・鉄心、12・・・・・・内側ボビン、
13・・・・・・中間ボビン、14・・・・・・外側ボ
ビン、15・・・・・・鉄心、16・・・・・・内側ボ
ビンの筒状部、17.18・・・・・・内側ボビンの上
下鍔部、20・・・・・・引出線案内部、21・・・・
・・係合部、23・・・・・・絶縁板、25.26・・
・・・・端子、28・・・・・・中間ボビンの筒状部、
29.30・・・・・・中間ボビンの上下鍔部、32・
・・・・・膨大部、35・・・・・・外側ボビンの筒状
部、36 、37・・・・・・外側ボビンの上下鍔部、
38・・・・・・縁板部、39・・・・・・膨大部、4
1,42゜43・・・・・・コイル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内側ボビン12、中間ボビン13および外側ボビン14
    を有し、 上記内側ボビン12は、鉄心を貫通させるとともに外周
    にコイル41を捲回する筒状部16を有し、この筒状部
    16の上下端外周に上方鍔部17および下方鍔部18を
    設け、この上方鍔部17は下方鍔部18より大きく形成
    するとともに、上方鍔部17の一側縁部に係合部21を
    切欠形成し、かつ、上方鍔部17の上面に上記鉄心の両
    側面に対する一対の絶縁板23を設け、 上記中間ボビン13は、上記内側ボビン12の上方鍔部
    17から下方全体を嵌入させるとともに外周にコイル4
    2を捲回する筒状部28を有し、この筒状部28の上下
    端外周に上方鍔部29および下方鍔部30を設(す、こ
    の上方鍔部29の一側上部に上記内側ボビン12の係合
    部21に係合して上記内側ボビン12に捲回されるコイ
    ル41の引出線を外部に導出するための引出線案内部2
    0を設けるとともに、上方鍔部29の他側上部にピン状
    の端子25を膨大部32を介して植設し、 上記外側ボビン14は、上記中間ボビン13の膨大部3
    2および引出線案内部20を除く全体を嵌入させるとと
    もに外周に上記内側ボビン12のコイル41と接続する
    コイル43を捲回する筒状部35を有し、この筒状部3
    5の上下端外周に上方鍔部36および下方鍔部37を設
    け、この上方鍔部36の一側上部に上記中間ボビン13
    の端子25と対向配置されるピン状の端子26を膨大部
    39を介して植設し、かつ、下方鍔部37を筒状部35
    の内周側に向って延出して上記内側ボビン12および中
    間ボビン13を支持する縁板部38を形成し、 外側ボビン14の下端の縁板部38上に内側ボビン12
    および中間ボビン13の下方鍔部18.30を当接支持
    するとともに、内側ボビン12の上方鍔部17を中間ボ
    ビン13および外側ボビン14の上方鍔部29.36上
    に当接するようにしたことを特徴とする小形トランスの
    コイルボビン。
JP1978146612U 1978-10-25 1978-10-25 小形トランスのコイルボビン Expired JPS582014Y2 (ja)

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JPS5563120U JPS5563120U (ja) 1980-04-30
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ID=29127283

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5219140U (ja) * 1975-07-29 1977-02-10

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49150314U (ja) * 1973-04-25 1974-12-26

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JPS5219140U (ja) * 1975-07-29 1977-02-10

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