JPH05258940A - コイル - Google Patents
コイルInfo
- Publication number
- JPH05258940A JPH05258940A JP5339092A JP5339092A JPH05258940A JP H05258940 A JPH05258940 A JP H05258940A JP 5339092 A JP5339092 A JP 5339092A JP 5339092 A JP5339092 A JP 5339092A JP H05258940 A JPH05258940 A JP H05258940A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- wire
- outer peripheral
- bobbin
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Insulating Of Coils (AREA)
- Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 ボビン１２における本体１６の両端部外周面
上に波形の溝２６を形成し、この溝２６に沿わせて線２
４を巻回する。 【効果】 線２４が、その巻き始め部分において溝２６
によって案内されるので、線２４の巻き乱れは生じな
い。
上に波形の溝２６を形成し、この溝２６に沿わせて線２
４を巻回する。 【効果】 線２４が、その巻き始め部分において溝２６
によって案内されるので、線２４の巻き乱れは生じな
い。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明はコイルに関し、特にた
とえばボビン上に線を巻回するコイルに関する。
とえばボビン上に線を巻回するコイルに関する。
【０００２】
【従来の技術】図６に示すこの種の従来のコイル１は、
たとえば図７に示すようなボビン２の外周面上に線３を
多層に巻回し、その後、ボビン２の貫通孔４に図示しな
いコアを挿入することによって構成されていた。
たとえば図７に示すようなボビン２の外周面上に線３を
多層に巻回し、その後、ボビン２の貫通孔４に図示しな
いコアを挿入することによって構成されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来では、ボビン２の
外周面上に線３を巻回する際に、ボビン２の中央部では
比較的整列して巻回できるが、特に第１層目の巻き始め
部分Ａに巻き乱れが生じ易く、整列巻化が困難であると
いう問題点があった。整列巻できない場合は、巻回され
た線の外表面上における電流が不均一となる。したがっ
て、コイル１をたとえば図８に示すようなトランス５に
適用する場合等には、線３（図６）の巻き乱れを考慮し
て、１次巻線６と２次巻線７との間隔Ｂを安全規格で定
められた値（たとえば３．２mm以上）に対してかなり余
裕を見込んで設定する必要があり、全体が大型化してし
まう等の問題点があった。
外周面上に線３を巻回する際に、ボビン２の中央部では
比較的整列して巻回できるが、特に第１層目の巻き始め
部分Ａに巻き乱れが生じ易く、整列巻化が困難であると
いう問題点があった。整列巻できない場合は、巻回され
た線の外表面上における電流が不均一となる。したがっ
て、コイル１をたとえば図８に示すようなトランス５に
適用する場合等には、線３（図６）の巻き乱れを考慮し
て、１次巻線６と２次巻線７との間隔Ｂを安全規格で定
められた値（たとえば３．２mm以上）に対してかなり余
裕を見込んで設定する必要があり、全体が大型化してし
まう等の問題点があった。
【０００４】それゆえに、この発明の主たる目的は、線
の巻き乱れを防止できる、コイルを提供することであ
る。
の巻き乱れを防止できる、コイルを提供することであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は、ボビン上に
線を巻回するコイルにおいて、少なくともボビンの両端
部外周面を線の線径に合わせて波形に形成するようにし
たことを特徴とする、コイルである。
線を巻回するコイルにおいて、少なくともボビンの両端
部外周面を線の線径に合わせて波形に形成するようにし
たことを特徴とする、コイルである。
【０００６】
【作用】少なくともボビンの両端部外周面を線径に合わ
せて波形に形成し、その波形に沿わせて線を巻回する。
せて波形に形成し、その波形に沿わせて線を巻回する。
【０００７】
【発明の効果】この発明によれば、線の巻き乱れを防止
できる。したがって、多層巻の場合でもかなり小型化す
ることができる。この発明の上述の目的，その他の目
的，特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施
例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
できる。したがって、多層巻の場合でもかなり小型化す
ることができる。この発明の上述の目的，その他の目
的，特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施
例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【０００８】
【実施例】図１および図２を参照して、この実施例のコ
イル１０は、ボビン１２を含む。ボビン１２は、その内
部に貫通孔１４を有する断面略四角形（図２）の本体１
６を含み、本体１６の両端部外周面上には、鍔１８ａお
よび１８ｂが形成される。また、鍔１８ａおよび１８ｂ
の上端部から水平方向に延びて端子形成部２０ａおよび
２０ｂが形成され、これらの端子形成部２０ａおよび２
０ｂに金属からなる略棒状の端子２２ａおよび２２ｂが
設けられる。さらに、本体１６の両端部外周面上には、
線２４を案内するための波形の溝２６が線２４の線径に
合わせて形成される。
イル１０は、ボビン１２を含む。ボビン１２は、その内
部に貫通孔１４を有する断面略四角形（図２）の本体１
６を含み、本体１６の両端部外周面上には、鍔１８ａお
よび１８ｂが形成される。また、鍔１８ａおよび１８ｂ
の上端部から水平方向に延びて端子形成部２０ａおよび
２０ｂが形成され、これらの端子形成部２０ａおよび２
０ｂに金属からなる略棒状の端子２２ａおよび２２ｂが
設けられる。さらに、本体１６の両端部外周面上には、
線２４を案内するための波形の溝２６が線２４の線径に
合わせて形成される。
【０００９】このようなボビン１２の端子２２ｂ（ある
いは２２ａ）に線２４の一端が巻き付けられ、本体１６
の溝２６に沿わせて線２４が巻回される。線２４が本体
１６の一端から他端まで巻回されて第１層目が形成され
ると、さらに、他端から一端まで巻回されて第２層目が
形成される。このようにして線２４の必要量が巻回され
ると、線２４の終端が端子２２ａ（あるいは２２ｂ）に
巻き付けられる。そして、本体１６の貫通孔１４に図示
しないコアが挿入され、端子２２ａおよび２２ｂを除い
た全体が図示しないケース等に収納される。
いは２２ａ）に線２４の一端が巻き付けられ、本体１６
の溝２６に沿わせて線２４が巻回される。線２４が本体
１６の一端から他端まで巻回されて第１層目が形成され
ると、さらに、他端から一端まで巻回されて第２層目が
形成される。このようにして線２４の必要量が巻回され
ると、線２４の終端が端子２２ａ（あるいは２２ｂ）に
巻き付けられる。そして、本体１６の貫通孔１４に図示
しないコアが挿入され、端子２２ａおよび２２ｂを除い
た全体が図示しないケース等に収納される。
【００１０】この実施例によれば、線２４が、その巻き
始め部分において溝２６によって案内されるので、巻き
乱れは生じない。したがって、コイル１０全体を小型化
でき、また、同一サイズであれば巻線数を増やすことが
できる。なお、１つの種類のボビン１２には、線径の異
なる複数種類の線２４が適用されるが、溝２６の大きさ
やピッチ等を最も巻き乱れの生じやすい線径のものに適
合するように設定しておけば、他の線径のものを適用し
た場合にもほとんど問題は生じない。
始め部分において溝２６によって案内されるので、巻き
乱れは生じない。したがって、コイル１０全体を小型化
でき、また、同一サイズであれば巻線数を増やすことが
できる。なお、１つの種類のボビン１２には、線径の異
なる複数種類の線２４が適用されるが、溝２６の大きさ
やピッチ等を最も巻き乱れの生じやすい線径のものに適
合するように設定しておけば、他の線径のものを適用し
た場合にもほとんど問題は生じない。
【００１１】この実施例では、溝２６を特に巻き乱れが
生じ易い本体１６の両端部（巻き始め部分）外周面上に
のみ形成するようにしているが、溝２６は、たとえば本
体１６の長さ方向全体に形成されてもよいし、また、た
とえば図３に示すように、本体１６の周方向において角
部分にのみ形成されてもよい。また、この実施例では、
本体１６を断面略四角形（図２）に形成するようにして
いるが、本体１６は、たとえば図４に示すような、断面
円形やその他任意の形状に形成されてもよい。このよう
な場合でも、溝２６は、本体１６の両端部外周面上にの
み形成されてもよいし、本体１６の長さ方向全体に形成
されてもよい。さらに、本体１６の周方向全体に形成さ
れてもよいし、たとえば図５に示すように、本体１６の
周方向の複数箇所に均等に分布して形成されてもよい。
生じ易い本体１６の両端部（巻き始め部分）外周面上に
のみ形成するようにしているが、溝２６は、たとえば本
体１６の長さ方向全体に形成されてもよいし、また、た
とえば図３に示すように、本体１６の周方向において角
部分にのみ形成されてもよい。また、この実施例では、
本体１６を断面略四角形（図２）に形成するようにして
いるが、本体１６は、たとえば図４に示すような、断面
円形やその他任意の形状に形成されてもよい。このよう
な場合でも、溝２６は、本体１６の両端部外周面上にの
み形成されてもよいし、本体１６の長さ方向全体に形成
されてもよい。さらに、本体１６の周方向全体に形成さ
れてもよいし、たとえば図５に示すように、本体１６の
周方向の複数箇所に均等に分布して形成されてもよい。
【図１】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図２】図１におけるII−II線断面図である。
【図３】溝の変形例を示す図解図である。
【図４】ボビンの変形例を示す図解図である。
【図５】図４のボビンにおける溝の変形例を示す図解図
である。
である。
【図６】従来技術を示す図解図である。
【図７】図６の従来技術に適用されるボビンを示す図解
図である。
図である。
【図８】従来のコイルをトランスに適用した状態を示す
図解図である。
図解図である。
１０ …コイル １２ …ボビン １６ …本体 １８ａ，１８ｂ …鍔 ２２ａ，２２ｂ …端子 ２４ …線 ２６ …溝
Claims (1)
- 【請求項１】ボビン上に線を巻回するコイルにおいて、 少なくとも前記ボビンの両端部外周面を前記線の線径に
合わせて波形に形成するようにしたことを特徴とする、
コイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5339092A JPH05258940A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | コイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5339092A JPH05258940A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | コイル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05258940A true JPH05258940A (ja) | 1993-10-08 |
Family
ID=12941502
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5339092A Pending JPH05258940A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | コイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05258940A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6053448A (en) * | 1997-04-09 | 2000-04-25 | Sanden Corporation | Coil bobbin and winding jig for use in forming a wound coil and method of winding a wire on the coil bobbin |
| JP2005191658A (ja) * | 2003-12-24 | 2005-07-14 | Sagami Ereku Kk | ループアンテナ |
| JP2006032818A (ja) * | 2004-07-21 | 2006-02-02 | Sumida Corporation | コイル装置および巻線方法 |
| WO2019117154A1 (ja) * | 2017-12-14 | 2019-06-20 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | インシュレータ及びそれを備えたステータ、モータ |
| WO2019142584A1 (ja) * | 2018-01-19 | 2019-07-25 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | インシュレータ及びそれを備えたステータ、モータ |
| WO2019142723A1 (ja) * | 2018-01-19 | 2019-07-25 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | インシュレータ及びそれを備えたステータ、モータ |
| CN114069928A (zh) * | 2021-11-19 | 2022-02-18 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 绝缘骨架、定子、电机、压缩机和制冷设备 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54129922A (en) * | 1978-03-31 | 1979-10-08 | Toshiba Corp | Grounding system |
-
1992
- 1992-03-12 JP JP5339092A patent/JPH05258940A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54129922A (en) * | 1978-03-31 | 1979-10-08 | Toshiba Corp | Grounding system |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6053448A (en) * | 1997-04-09 | 2000-04-25 | Sanden Corporation | Coil bobbin and winding jig for use in forming a wound coil and method of winding a wire on the coil bobbin |
| JP2005191658A (ja) * | 2003-12-24 | 2005-07-14 | Sagami Ereku Kk | ループアンテナ |
| JP2006032818A (ja) * | 2004-07-21 | 2006-02-02 | Sumida Corporation | コイル装置および巻線方法 |
| WO2019117154A1 (ja) * | 2017-12-14 | 2019-06-20 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | インシュレータ及びそれを備えたステータ、モータ |
| WO2019142584A1 (ja) * | 2018-01-19 | 2019-07-25 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | インシュレータ及びそれを備えたステータ、モータ |
| WO2019142723A1 (ja) * | 2018-01-19 | 2019-07-25 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | インシュレータ及びそれを備えたステータ、モータ |
| CN111566906A (zh) * | 2018-01-19 | 2020-08-21 | 松下知识产权经营株式会社 | 绝缘体、包括该绝缘体的定子以及包括该绝缘体的电动机 |
| CN114069928A (zh) * | 2021-11-19 | 2022-02-18 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 绝缘骨架、定子、电机、压缩机和制冷设备 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4639707A (en) | Transformer with toroidal magnetic core | |
| KR100981380B1 (ko) | 변압기 또는 코일을 위한 권선 | |
| JPH05258940A (ja) | コイル | |
| JP2727462B2 (ja) | 電気巻線部品とその巻線方法 | |
| JP3238862B2 (ja) | コイルボビン | |
| CA2412349C (en) | Winding for a transformer or a coil | |
| JPS6242505Y2 (ja) | ||
| JPH05328651A (ja) | コイルボビン | |
| JP2002222724A (ja) | コイルの製造方法 | |
| JPS608408Y2 (ja) | フライバツクトランスの高圧ボビン | |
| JPS5919375Y2 (ja) | コイルボビン | |
| JP2751228B2 (ja) | コンバータトランス | |
| KR20040007032A (ko) | 변압기 권선 방법 | |
| JPH10241960A (ja) | 巻線部品 | |
| JP2959488B2 (ja) | トランス | |
| JPS63132408A (ja) | 巻鉄心 | |
| US20030127244A1 (en) | Winding insulation structure for annular coils | |
| KR960002451A (ko) | 편향요오크와 이 편형요오크의 수직 편향코일 권선방법 | |
| JP3297679B2 (ja) | 棒状鉄心 | |
| JP2591856Y2 (ja) | 変圧器コイル | |
| JP3289846B2 (ja) | モールドトランスの絶縁構造 | |
| JP2654786B2 (ja) | 放電灯用安定器 | |
| KR200352324Y1 (ko) | 트랜스의 2차코일 보빈 | |
| JPS61114510A (ja) | トランス | |
| JP2021190585A (ja) | 静止誘導機器 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960326 |