JPS6242505Y2 - - Google Patents

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JPS6242505Y2
JPS6242505Y2 JP1981125051U JP12505181U JPS6242505Y2 JP S6242505 Y2 JPS6242505 Y2 JP S6242505Y2 JP 1981125051 U JP1981125051 U JP 1981125051U JP 12505181 U JP12505181 U JP 12505181U JP S6242505 Y2 JPS6242505 Y2 JP S6242505Y2
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JP
Japan
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winding
thick
rectangular tube
coil
sides
Prior art date
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JP1981125051U
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JPS5832609U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、たとえば放電灯安定器等に使用さ
れるボビンの形状に関するものである。
従来、この種のボビンは第1図および第2図に
示すように形成されている。すなわち、コイル巻
回部1は四角筒状をした角筒2であり、この角筒
2の両端にはフランジ3が形成されている。この
ボビンの角筒2は四辺ともに同一肉厚であり、巻
線4を巻回したとき線の張力により角筒2部分の
変形は避けられず、巻線4が何層にも巻回された
ときには外層より順次内方へ力が作用するため、
第2図に示すように変形する。しかも、巻線4の
最外層の形状は丸みを持つたものに仕上がる。
したがつて、角筒2内にコアを挿入することが
困難であると言う欠点があり、また、コイルとな
つた巻線4間に空間が多くなつて使用時に巻線4
の振動が多くなる欠点を有する。しかも、下層の
巻線4が撓んで角筒2の面に密着し易くなり、下
層へのワニスの浸透が良好に行なわれないもので
ある。
また、従来、第3図に示すように整列巻きを行
なう場合に内側の層と外側の層との巻線4のクロ
スを良好に行なわせるように角筒2の一側面の外
周面に山形の突部5を形成したものが存するが、
この場合にも他の三面は前述の場合と同様に変形
し、これにより、同様な欠点を有している。
さらに、従来の例としては、実公昭42−12186
号公報に示されているように、角筒の中央部を外
側方に湾曲させたものが考えられている。このよ
うなものは巻線巻回時に角筒が第2図に示す状態
までは内方に変形することはないが、その変形度
合いは不たしかなものであり、一定品質のものを
得ることは難かしいと言う欠点を有する。
この考案の一実施例を第4図に基づいて説明す
る。両端にフランジ6が形成されたボビン7のコ
イル巻回部8は四角筒状の角筒9を有し、この角
筒9の各面の外周には中央部の肉厚が厚い略山形
の肉厚部10が形成されている。そして、巻線導
入部11の肉厚部10は他の三面の肉厚部10の
肉厚より厚くなるように設定されている。たとえ
ば、角筒9の隅部14の肉厚を1.0mmとして三面
の肉厚部10の厚さが1.2mmであるとすれば、巻
線導入部11の肉厚部10の厚さは2.0mmであ
る。そして、このようなコイル巻回部8には巻線
12によりコイル13が形成されている。
このような構成において、巻線12を巻回する
と巻線12の張力が加えられても角筒9の各辺の
中央部の強度はかなり強いため、変形したとして
もそれはきわめてわずかなものである。すなわ
ち、中央部分の強度が高ければ巻回時の変形に対
する耐力は大きなものであり、コイル巻回部8の
巻線導入部11の面は、コイル13の整列巻きを
良好に行なう巻線のクロス部分となり、比較的大
きな変形力が加えられるが、他の三面の肉厚部1
0の肉厚より厚く設定されているため変形に対す
る耐力が大きい。そして、最内層の巻線12は角
筒9の隅部14と肉厚部10の頂部15とに接合
してその接合部以外では隙間をもたせつつ各巻線
12間はほぼ密着した状態で巻回がなされる。し
たがつて、通電使用時において巻線12間は密着
しているので振動が発生することがなく。コイル
13の最内層には空隙が存するため、コイル13
下層へのワニスの浸透が良好に行なわれる。もち
ろん、角筒9の内方への変形はわずかであるた
め、コアの挿入は異常なく行なわれる。
つぎに、第5図に示すものは変形例であり、肉
厚部10の形状が頂部15を有する山形のものに
限られず、突出部分が平坦な台形の肉厚部10と
してもよいものである。
この場合にも、巻線導入部11の肉厚部10は
他の三面の肉厚部10の肉厚より厚くなるように
設定されている。
この考案は、上述のように四角筒状のコイル巻
回部の各面に中央部の肉厚が厚い略山形の肉厚部
を形成するとともに巻線導入部の前記肉厚部の厚
さを他の三面の肉厚部の厚さより大きく設定した
ので、巻線巻回時に巻線導入部に比較的大きな変
形力が加えられてもコイル巻回部は内方へ大きく
変形することがなく、わずかに内方へ変形し、こ
れにより、コア挿入を円滑に行なうことができ、
とくに、巻線どうしの間に隙間が生じることはな
いので、通電使用時に振動発生がなく、また、巻
線下層へのワニスの浸透も良好である等の効果を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の一例を示すボビンの断面図、第
2図はその巻線巻回時の巻線の一部を省略した断
面図、第3図は従来の他の例を示すボビンの断面
図、第4図は巻線の一部を省略したこの考案の一
実施例を示す断面図、第5図はボビンの変形例を
示す断面図である。 7……ボビン、8……コイル巻回部、10……
肉厚部、11……巻線導入部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイル巻回部が四角筒状をしたボビンにおい
    て、前記コイル巻回部の四面のそれぞれの外周面
    に中央部の肉厚が厚い略山形の肉厚部を一体的に
    形成し、巻線導入部の前記肉厚部の厚さを他の三
    面の肉厚部の厚さより大きく設定したことを特徴
    とするボビンの形状。
JP12505181U 1981-08-24 1981-08-24 ボビンの形状 Granted JPS5832609U (ja)

Priority Applications (1)

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JP12505181U JPS5832609U (ja) 1981-08-24 1981-08-24 ボビンの形状

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12505181U JPS5832609U (ja) 1981-08-24 1981-08-24 ボビンの形状

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5832609U JPS5832609U (ja) 1983-03-03
JPS6242505Y2 true JPS6242505Y2 (ja) 1987-10-31

Family

ID=29918894

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JP12505181U Granted JPS5832609U (ja) 1981-08-24 1981-08-24 ボビンの形状

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Families Citing this family (5)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60111008U (ja) * 1983-12-28 1985-07-27 オムロン株式会社 コイルボビン
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Publication number Publication date
JPS5832609U (ja) 1983-03-03

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