JPH0742114U - 電気機器のコイルボビン - Google Patents

電気機器のコイルボビン

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JPH0742114U
JPH0742114U JP7393793U JP7393793U JPH0742114U JP H0742114 U JPH0742114 U JP H0742114U JP 7393793 U JP7393793 U JP 7393793U JP 7393793 U JP7393793 U JP 7393793U JP H0742114 U JPH0742114 U JP H0742114U
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JP
Japan
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coil
wound
side flange
flange portion
winding
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孝行 重岡
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Yaskawa Electric Corp
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Yaskawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 コイル7を巻回するための筒状の胴部2と、
胴部2の両端面の外周から外方に伸びる環状の巻き始め
側フランジ部3および折り返し側フランジ部4とを備え
た電気機器のコイルボビンにおいて、胴部2の1層目の
コイルの折り返し側フランジ部4と胴部2とによって形
成される環状隅部5の一部に、折り返し側フランジ部4
から胴部2の表面に向かって傾斜する傾斜面61を有す
る突起部6を設けたものである。 【効果】 2段目のコイルが1段目のコイル間に落ち込
むことがなくなり、整列巻きを行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、モータの固定子コイルやトランスコイルなど、電気機器のコイルを 巻回するためのコイルボビンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コイルボビンとして、コイルの巻き始め側のフランジ部とコイルの第1 層目に巻回したコイルとの間に隙間が生じるのを防ぐために、コイルの巻き始め 側のフランジ部と円筒状の胴部との間に形成される環状隅部に、全周にわたって 延びる段部を設けて、胴部の外周面から半径方向外方に浮き出させ、巻き始め部 の段部の浮き出しを0とし、巻き終り部の浮き出しの大きさをコイルの径と同じ 大きさとしたものが開示されている(例えば、特開昭61−196743)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来技術では、コイルの1周目については、段部によってコイルが ガイドされ、その後は1周目に巻回されたコイルによって隣接してコイルがガイ ドされながら順次巻回され、胴部に1段目が巻回されるが、1段目のコイルの最 後は巻き始め側と反対の折り返し側のフランジ部に沿って巻回され、2段目を形 成するため1段目のコイルに乗り上がって折り返される。 このとき、巻き始め側のフランジ部に設けた段部の形状が順次影響して、1段 目の巻き終りも同様に、段部によってガイドされたときと同じようにに、折り返 し側のフランジ部に対して傾斜して巻回されるので、コイルと折り返し側フラン ジ部との間に隙間ができ、2段目のコイルが1段目のコイルの間に落ち込み、巻 き乱れが生じるという欠点があった。 また、上記段部を折り返し側のフランジ部と胴部とで形成される環状隅部に設 けても、コイル径や絶縁皮膜の厚さにばらつきがあるため、隙間が生じるのを完 全に防ぐことは難しいという問題があった。 本考案は、コイル径のばらつきなどによるコイル間の隙間を自動的になくして 、1段目の終わりの折り返しの時、2段目のコイルが1段目のコイル間に落ち込 むのを防ぎ、整列巻きを行うことができる電気機器のコイルボビンを提供するこ とを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、本考案は、コイルを巻回するための筒状の胴部と、 前記胴部の両端面の外周から外方に伸びる環状のフランジ部とを備えた電気機器 のコイルボビンにおいて、前記胴部の1層目のコイルの折り返し側の端面に設け た折り返し側フランジ部と前記胴部とによって形成される環状隅部の一部に、前 記折り返し側フランジ部から前記胴部の表面に向かって傾斜する傾斜面を有する 突起部を設けたものである。
【0005】
【作用】
上記手段により、胴部に1層目のコイルを巻き始め、折り返しに近づいたコイ ルは、直前に巻かれたコイルとの間に隙間が生じても、突起部の傾斜面に乗り上 げ、巻付ける時の張力により傾斜面を滑って、直前に巻かれたコイルに接触して 巻回され、次に巻回されるコイルも同様に密着して巻回される。 コイルが折り返し側フランジ部で折り返して、2層目を巻き始める時、1層目 のコイルに隙間がなくなっているので、2層目のコイルは1層目に落ち込むこと なく巻回される。
【0006】
【実施例】
本考案を図に示す実施例について説明する。 図1は本考案の実施例を示す要部斜視図で、コイルボビン1は筒状の胴部2の 巻き始め側の端面の外周から外方に伸びる環状の巻き始め側フランジ部3を設け 、折り返し側の端面に、同様の折り返し側フランジ部4を設けて、巻き始め側フ ランジ部3と折り返し側フランジ部4の間で、胴部2の回りにコイルを巻回する ようにしてある。 折り返し側フランジ部4と胴部2とで形成される環状隅部5の一部には、折り 返し側フランジ部4の面から胴部2の表面に向かって傾斜する傾斜面61を有し 、かつコイルを巻回する方向に傾斜した傾斜面62を有する突起部6を設けてあ る。 図2は、コイル7を胴部2に巻き始め側フランジ部3側から1層目を巻き始め 、折り返し側フランジ部4側で折り返す時の突起部6付近の状態を示す(a)正 面図、および(b)平面図である。 折り返しに近づいたコイル7aは、直前に巻かれたコイル7bとの間に隙間G が生じても、突起部6の傾斜面61および62に乗り上がり、巻付ける時の張力 により傾斜面61、62を滑って、コイル7aはコイル7bに接触して巻回され 、次に巻回されるコイル7cもコイル7aに密着して巻回される。 図3は、コイル7が折り返し側フランジ部4で折り返して、2層目を巻き始め る時の突起部6付近の状態を示す(a)正面図、および(b)平面図である。 コイル7cが折り返し側フランジ部4に接触して巻回され、次に巻回されるコ イル7dは折り返して2層目が巻回されるが、コイル7aと7cおよびコイル7 aと7bとの間には隙間がなくなっているので、2層目のコイルは1層目に落ち 込むことなく巻回される。 なお、突起部は環状隅部5の1か所に設けるものに限るものではなく、四辺形 の断面の胴部であれば、各辺について1か所設けるなど、全体で複数個設けても よい。
【0007】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、1段目の折り返しに近づいたコイルが、 傾斜面を有する突起部によって前回巻かれたコイルに接触するように滑り、隣接 するコイル同士の間に隙間がなくなるので、2段目のコイルが1段目のコイル間 に落ち込むことがなくなり、整列巻きを行うことができる電気機器のコイルボビ ンを提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す要部斜視図である。
【図2】本考案の実施例のコイルの状態を示す(a)要
部正断面図および(b)要部平面図である。
【図3】本考案の実施例のコイルの状態を示す(a)要
部正断面図および(b)要部平面図である。
【符号の説明】
1 コイルボビン、2 胴部、3 巻き始め側フランジ
部、4 折り返し側フランジ部、5 環状角部。6 突
起部、61 62 傾斜面、7 7a,7b,7c,7
d コイル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルを巻回するための筒状の胴部と、
    前記胴部の両端面の外周から外方に伸びる環状のフラン
    ジ部とを備えた電気機器のコイルボビンにおいて、前記
    胴部の1層目のコイルの折り返し側の端面に設けた折り
    返し側フランジ部と前記胴部とによって形成される環状
    隅部の一部に、前記折り返し側フランジ部から前記胴部
    の表面に向かって傾斜する傾斜面を有する突起部を設け
    たことを特徴とする電気機器のコイルボビン。
JP1993073937U 1993-12-24 1993-12-24 電気機器のコイルボビン Expired - Fee Related JP2605415Y2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002284446A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Moric Co Ltd 電気機器の巻線ボビン
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JP2019029521A (ja) * 2017-07-31 2019-02-21 株式会社日立産機システム 変圧器、静止誘導機器およびその巻線方法

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