JP2590687Y2 - 電動機の電機子 - Google Patents

電動機の電機子

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JP2590687Y2
JP2590687Y2 JP1993032679U JP3267993U JP2590687Y2 JP 2590687 Y2 JP2590687 Y2 JP 2590687Y2 JP 1993032679 U JP1993032679 U JP 1993032679U JP 3267993 U JP3267993 U JP 3267993U JP 2590687 Y2 JP2590687 Y2 JP 2590687Y2
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JP
Japan
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coil
diameter side
armature
protrusion
upper coil
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久人 井上
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Denso Corp
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回転等による電機子コ
イルの浮き上がりを防止するための、電機子コイル端部
保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動機の電機子には、そのコイル
が熱、回転等で浮き上がるのを防止すべくコアエンド両
端部にバインドテープなどでバインドを施している。そ
して、一般にそのバインド方法は単純に、挿着されたコ
イルの外周にレジテープを数周巻きつけるというもので
あった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のバインド方法によると、コイルを保持する力が不足
するため充分にコイルの浮き上がりを防止することがで
きない。そこで本考案はコイルを保持する力を向上する
ことを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、電機子コアの各スロット内にそれぞれ配
置される複数の下コイルと、前記下層コイルが配置され
た各スロット内に配置される複数の上コイルとを有する
電動機の電機子であって、前記電機子コアの軸方向端部
からそれぞれ突出する前記複数の上コイル及び下コイル
の突出部を有し、 前記上コイルの突出部の外径側に設け
られ、一部が同一のスロット内に配置された上コイルの
突出部と下コイルの突出部との間に延びる外径側保持部
と、前記上コイルの突出部と下コイルの突出部との間に
設けられ、一部が前記同一のスロット内に配置された上
コイルの突出部の外径側に延びる内径側保持部とを有す
る保持手段を有し、前記外径側保持部と前記内径保持部
との間で前記上コイルの突出部を狭持することを特徴と
する電動機の電機子を提供する。
【0005】
【作用】上記構成によると、上コイルの突出部が、保持
手段の外径側保持部と内径側保持部との間で狭持されて
いるため、この間で発生する摩擦力によって、上コイル
の突出部の軸方向の移動を抑制されるとともに、同一の
スロット内に配置された上コイルの突出部と下コイルの
突出部との間に外径側保持部の一部を配置し、前記同一
のスロット内に配置された上コイルの突出部の外径側に
内径側保持部の一部を配置したので、上コイルの突出部
の周方向の移動も抑制される。かつ、保持手段の外径側
保持部の径方向に拡がるのが防止される。
【0006】
【実施例】以下本考案を図面に示す一実施例を参照して
詳細に説明する。図1において、電機子コイル3は、シ
ャフト1を有する電機子コア2の表面に配設し、その巻
線端部を整流子4片に接続する。ここまでは従来と同等
の技術である。次に電機子コイル3の電機子鉄心2の端
部から突出した部位Bに保持部材をなすバインドテープ
(接着剤を浸透させたテープ)5によるバインドを施
す。
【0007】その要部を図2及び図3に基づいて説明す
る。図2は図1のA,A′にて示された平面による断面
図、図2はこの部位の要部を示す斜視図である。電機子
コイル3は電機子コア2のスロット6内に、上下2段を
なして挿入されている。ここで、301〜305を上コ
イル、306〜310を下コイルとする。
【0008】バインドテープ5によるバインド方法を説
明すると、図2中a点を始点として、まず、上コイルの
外径側→上コイル302の内径側→上コイル303の外
径側→上コイル304の内径側→上コイル305の外径
側と通過し、一周目を終える。次に、上コイル301の
内径側→上コイル302の外径側→上コイル303の内
径側→上コイル304の外径側→上コイル305の内径
側と通過し、二周目を終えてバインドを終了する。上コ
イル301,302に関してのみ要部を示した図3のよ
うに、上コイル301〜305はバインドテープ5によ
って編み込まれたような状態でバインドされている。
尚、バインドテープ5の巻き始め端部と巻き終わり端部
とは、熱によって融着させている。また、バインド後、
電機子コイル3はバインド部を含めて樹脂を含浸させ
て、さらに強固に固定される。上記構成によると、上コ
イルが外径方向及び内径方向からバインドテープ5によ
り押圧されているため、バインドテープ5に対する軸方
向の移動が極めて困難となり、従って遠心力による上コ
イルの浮き上がりを防止することができる。そして、下
コイル306〜310の遠心力による浮き上がりは、上
コイル301〜305によって確実に防止される。
【0009】
【効果】以上述べたように本考案によると、上コイルの
遠心力による浮き上がりを、保持手段の外径側保持部と
内径側保持部とで狭持することによって良好に防止する
ことができる。また、保持手段の外径側保持部の遠心力
による径方向の拡がりも良好に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す電機子の斜視図であ
る。
【図2】図1のA−A′にて示される平面による断面図
である。
【図3】図2の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 電機子コア 3 電機子コイル 5 バインドテープ(保持部材)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電機子コアの各スロット内にそれぞれ配置
    される複数の下コイルと、 前記下層コイルが配置された各スロット内に配置される
    複数の上コイルとを有する電動機の電機子であって、 前記電機子コアの軸方向端部からそれぞれ突出する前記
    複数の上コイル及び下コイルの突出部を有し、 前記上コイルの突出部の外径側に設けられ、一部が同一
    のスロット内に配置された上コイルの突出部と下コイル
    の突出部との間に延びる外径側保持部と、前記上コイル
    の突出部と下コイルの突出部との間に設けられ、一部が
    前記同一のスロット内に配置された上コイルの突出部の
    外径側に延びる内径側保持部とを有する保持手段を有
    し、前記外径側保持部と前記内径保持部との間で前記上
    コイルの突出部を狭持する ことを特徴とする電動機の電
    機子。
JP1993032679U 1993-06-17 1993-06-17 電動機の電機子 Expired - Lifetime JP2590687Y2 (ja)

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JPH073256U JPH073256U (ja) 1995-01-17
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JPS6351791U (ja) * 1986-09-25 1988-04-07

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