JPH0212330Y2 - - Google Patents

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JPH0212330Y2
JPH0212330Y2 JP1984171813U JP17181384U JPH0212330Y2 JP H0212330 Y2 JPH0212330 Y2 JP H0212330Y2 JP 1984171813 U JP1984171813 U JP 1984171813U JP 17181384 U JP17181384 U JP 17181384U JP H0212330 Y2 JPH0212330 Y2 JP H0212330Y2
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JP
Japan
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rotating shaft
bearing
coil spring
diameter portion
spring clutch
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JP1984171813U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は正逆回転可能な電動機等の回転方向を
機械的に一方向に規制するバネクラツチに関す
る。
従来例の構成とその問題点 第3図は同期電動機を例示し、同期電動機1
は、単相交流電流をコイル2に通じると固定子磁
極3,3間に交番磁界がつくられ、これによつて
永久磁石回転子4が回転するものである。この同
期電動機は一定の回転方向を持たず、始動させる
ごとに回転方向が任意に変化するため、バネクラ
ツチ等によつて機械的に回転方向を一方向に規制
して使用される。
第4図は従来のバネクラツチを示し、バネクラ
ツチ5は、第3図に示した同期電動機1の永久磁
石回転子4の回転軸6に密着させて巻きつけら
れ、折曲げられた端部5aは軸受7側に固定され
ている。そして、バネクラツチ5は、回転軸6が
バネクラツチ5の巻き込み方向Aに回転したとき
はその回転運動を拘束し、回転軸6がバネクラツ
チ5の巻きほどき方向に回転したときはバネクラ
ツチ5と回転軸6とがスリツプして回転軸6の回
転を許容する。
一般に、同期電動機は停止状態ではからなず永
久磁石回転子4の磁極が固定子磁極3,3に対向
するものであり、周知のようにこの位置では、コ
イル2に通電しても永久磁石回転子4にトルクが
生じないいわゆる死点で、同期電動機の始動はこ
の死点を中心に永久磁石回転子4が揺動し、この
揺動が増大していくことによつて行なわれる。し
たがつて、第4図に示したバネクラツチ5を同期
電動機にとりつけると逆方向回転が完全に規制さ
れることから永久磁石回転子4は死点を中心とし
た揺動ができず、始動しにくいという問題があつ
た。
考案の目的 本考案は、上記従来の問題を解消するもので、
始動時の永久磁石回転子の揺動を許容して、同期
電動機の回転方向を規制でき、かつ組立製造が容
易なバネクラツチを提供することを目的とする。
考案の構成 上記目的を達成するため、本考案は、軸受に挿
入して組立可能な回転軸を前記軸受を介して支持
するブラケツトの一端面に、前記回転軸と同心の
円筒形リブを設け、径小部が前記回転軸に密着さ
せて巻きつけられ、径大部が前記円筒形リブの外
周部に密着させて巻きつけられる紡錘形コイルバ
ネを前記回転軸と軸受との間に介装した構成とし
たもので、始動時に、紡錘形コイルバネの中間部
がねじり込まれることによつて回転軸の正逆方向
の揺動が許容され、始動不能を生ずることなく回
転軸の回転方向を一定に規制でき、しかも回転軸
は軸受に挿入して組立可能な形状であるので、バ
ネクラツチの組立は紡錘形コイルバネを回転軸の
端部から挿入し、その径大部を円筒形リブに挿入
するだけでよく、容易に製造できる。
実施例の説明 以下、本考案の一実施例を第1図と第2図に基
づいて説明する。10は同期電動機で、この同期
電動機10は第3図に示した同期電動機1と同一
の原理で回転する。11は永久磁石回転子の回転
軸で、該回転軸11はブラケツト12に軸受13
を介して支持される。14はブラケツト12の一
端面12aに突設した円筒形リブで、該リブ14
は回転軸11と同心状に設けられる。
15は回転軸11とブラケツト12との間に介
装した紡錘形のコイルバネで、該コイルバネ15
は、その径小部15aが回転軸11に密着させて
巻きつけられ、径大径15bが円筒形リブ14の
外周部に密着させて巻きつけられる。
上記構成において、回転軸11が正方向(コイ
ルバネ15の巻きほどき方向)回転するとコイル
バネ15の径小部15aが回転軸11から巻きほ
どかれ、回転軸11は自由に回転できる。一方、
回転軸11が逆方向(コイルバネ15の巻き込み
方向)回転するとコイルバネ15の径小部15a
は回転軸11に、径大部15bは円筒形リブ14
の外周部にそれぞれ巻きついてコイルバネ15の
中間部15cがねじり込まれていき、このねじれ
角が増すにしたがつて回転軸11に引き戻し力が
働くようになる。すなわち、第4図のバネクラツ
チ5のように回転軸の逆方向回転を全く許さない
のではなく最初は逆方向へも動けるが、逆方向へ
の回転角度が増すにしたがつて引き戻し力が大き
くなる。したがつて、永久磁石回転子の回転軸1
1は、死点付近では、自由に揺動できるが、逆方
向回転はコイルバネ15の中間部15cによる引
き戻し力によつて規制されるので、結局、一方向
に始動させることができるものである。
考案の効果 以上説明したように、本考案のバネクラツチ
は、逆方向回転に規制がかかるまで回転軸の正逆
方向の回転が許容されるので、トルクの死点を有
する同期電動機に対して利用でき、また紡錘形の
コイルバネを軸受側の円筒形のリブに巻きつけて
固定したことにより固定部の強度が十分に得ら
れ、しかも組立製造が紡錘形コイルバネの挿入作
業だけで容易に行うことができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示
し、第1図はバネクラツチを取り付けた同期電動
機の外観図、第2図はバネクラツチの断面図、第
3図は同期電動機の構成図、第4図は従来のバネ
クラツチの側面図である。 11……回転軸、12……ブラケツト(軸受)、
14……円筒形リブ、15……紡錘形コイルバ
ネ、15a……径小部、15b……径大部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸受に挿入して組立可能な回転軸を前記軸受を
    介して支持するブラケツトの一端面に、前記回転
    軸と同心の円筒形リブを設け、径小部が前記回転
    軸に密着させて巻きつけられ、径大部が前記円筒
    形リブの外周部に密着させて巻きつけられる紡錘
    形コイルバネを前記回転軸と軸受との間に介装し
    たバネクラツチ。
JP1984171813U 1984-11-13 1984-11-13 Expired JPH0212330Y2 (ja)

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JP1984171813U JPH0212330Y2 (ja) 1984-11-13 1984-11-13

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JP1984171813U JPH0212330Y2 (ja) 1984-11-13 1984-11-13

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Publication Number Publication Date
JPS6187236U JPS6187236U (ja) 1986-06-07
JPH0212330Y2 true JPH0212330Y2 (ja) 1990-04-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5507608B2 (ja) * 2005-10-31 2014-05-28 三ツ星ベルト株式会社 プーリ構造体

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4714822U (ja) * 1971-03-17 1972-10-21

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JPS4714822U (ja) * 1971-03-17 1972-10-21

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Publication number Publication date
JPS6187236U (ja) 1986-06-07

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