JPH0584156U - モータ - Google Patents

モータ

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JPH0584156U
JPH0584156U JP3138592U JP3138592U JPH0584156U JP H0584156 U JPH0584156 U JP H0584156U JP 3138592 U JP3138592 U JP 3138592U JP 3138592 U JP3138592 U JP 3138592U JP H0584156 U JPH0584156 U JP H0584156U
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伸明 田中
一隆 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストなシールド板をモータケースに低コ
ストで固定することができるモータを提供する。 【構成】 モータケース5の外周にシールド板1を具備
してなるモータ。モータの外側部の一部に軸方向に突出
した側壁部7を形成し、この側壁部7とモータケース5
との間の空間7にシールド板1を配置し、シールド板1
を側壁部7によりモータケース5に固定した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、モータに関するもので、特に、そのシールド板の固定方法に関する 。
【0002】
【従来の技術】
ブラシ付きモータ等が回転した際、磁気ノイズが発生し、この磁気ノイズがモ ータ外部へ漏洩すると、周辺の機器に悪影響を及ぼす。特にモータの隣接部に磁 気ヘッド等の磁束による影響を受けやすい部品が配置されている場合は、信号対 雑音比(S/N比)を著しく悪化させる原因となってしまう。そこで、磁束の漏 洩を遮断するシールド板をモータケースの側面に巻き付けて固定し、磁束の漏洩 によるモータ外部の部品への悪影響を防止するようにしている。このような、モ ータにシールド板を用いた技術として実開昭62−44648号公報記載のもの が知られている。
【0003】 次に、モータケースへシールド板を固定する従来一般的な方法を、図5ないし 図7を参照しながら説明する。 図5ないし図7において、円筒状のモータケース25は内部に電機子とステー タマグネットを有している。モータケース25の一端部からは回転自在な回転軸 26が突出している。モータケース25の他端部には、図示しないブラシホルダ ーが取付けてあり、ブラシホルダーの一部は符号23に示すように外周に突出し た突出部となっている。モータケース25の側面には全周に渡ってシールド板2 1が巻き付けてあり、シールド板21の両端の接合部にはテープ22を貼り付け 、テープ22の残りの部分をモータケースに貼り付けて、シールド板21をモー タケース25に固定している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来例のような、シールド板21をモータケース25の側面に巻き付け、 テープ22を貼付て固定する方法によれば、性能上特に問題はなく、磁束の漏洩 を遮断する効果も大きい。しかし、固定に使用するテープ22には、温度や湿度 の影響を受けてテープが剥がれることを防ぐために特殊で高価なテープを用いて おり、また、テープ22を貼付るという作業は機械化するのが難しく、手作業で 処理するしかない。従って、従来例のような方法でシールド板21を固定したモ ータは部品代及び作業性でコストが高くなってしまう。
【0005】 本考案は、以上のような問題点を解決するためになされたもので、シールド板 のモータケースへの固定が容易で機械化することも可能であり、部品コストおよ び組立コストの低廉化を図ることができるモータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本考案は、モータケースの外周にシール ド板を具備してなるモータにおいて、モータの外側部の一部に軸方向に突出する 側壁部を形成し、この側壁部とモータケースとの間の空間にシールド板を配置し 、シールド板を上記側壁部によりモータケースに固定したことを特徴とする。
【0007】
【作用】
モータケースの外側部に巻き付けられたシールド板は、モータ外側部に軸方向 に突出させて設けられた側壁部とモータケースとの間に挾まれることにより固定 される。シールド板は、モータ内部からの磁束の漏洩を遮断する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案にかかるモータの実施例について図面を参照しながら説明する。 図3において、有底円筒状のモータケース5の開口端部には扁平な皿状のブラ シホルダー3が嵌合固定されている。ブラシホルダー3は、中央部が凹状となっ ており、この凹状の部分に軸受9’が嵌められ、軸受9’により回転軸6の一端 部が支持されている。ブラシホルダー3の外周部には、モータケース5よりも外 側に突出した突出部3が形成され、さらに突出部3の一部は回転軸6の方向に突 出した側壁部2となっている。
【0009】 回転軸6のほぼ中央部には、コア素体を複数枚積層して形成された電機子コア 11が取付けてある。電機子コア11には、外側に向かって突出した突極が複数 個形成されており、各突極には巻線が巻回されている。
【0010】 上記回転軸6の他端部はモータケース5の底部中央に取付けられた軸受9によ って支持されるとともにモータケース5の底部から外方に突出している。モータ ケース5の内壁部にはリング状のステータマグネット12が取付けられている。 ステータマグネット12の内周面と回転軸6に取付けられた電機子コア11の各 突極の部分円筒状先端面は間隙をおいて対向しており、電機子コア11の各突極 に巻かれた駆動コイルを通電制御することにより、ステータマグネット12と電 機子コア11との間で生じる磁力によって電機子コア11が付勢され、電機子コ ア11と一体の回転軸6が回転駆動される。
【0011】 モータケース5の開口端部にブラシホルダー3を取付けた状態では、ブラシホ ルダー3の突出部3に形成された側壁部2とモータケース5との間に、符号7で 示すような空間が生じるようになっている。この空間7の大きさは、シール板5 の厚さ×2ぐらいか、それよりやや小さくなるように調整されている。
【0012】 モータケース5の外周には、モータ内部からの磁束の漏洩を遮断するため、シ ールド板1を巻き付けて、図1、図2に示すようなモータを形成している。図1 、図2の例では、巻き付けたシールド板1を固定するため、シールド板1を、モ ータケース5とブラシホルダー3の側壁部2との間の空間7に挿入している。シ ールド板1が1回巻(1ターン)の場合、シールド板1の両端部が重なり合って 2層となった重なり部4ができるようにする。この重なり部4は、他の部分に比 べ厚くなっていて、この重なり部4を、空間7に挿入する。こうすることによっ て、シールド板1の重なり部4を側壁部2が押圧する力が生じるため、強固に固 定することが可能となる。また、シールド板1の固定に接着剤やテープ等を用い ないため、シールド板1を取り外すことも容易である。また、シールド板1の両 端部を重ねあわせたため、両端面をただ単に接合した時に比べて、磁束遮断効果 も大きい。
【0013】 シールド板1の磁束遮断効果をさらに向上させるために、シールド板1を2回 巻き付ける(2ターン)ことがある。このような場合は、側壁部2とモータケー ス5の間の空間7の大きさを、シールド板1の厚さ×3とし、シールド板5の両 端が重なり合って3層となった重なり部を空間7に挿入する。
【0014】 また、シールド板1を2回巻きつける場合でも、図4に示すように、空間7の 寸法は1回巻の場合と同じにしておき、シールド板の挿入部分を符号8で示すよ うな3層状の重なり部ではなく他の2層の部分としてもよい。こうすれば、シー ルド板1の1回巻用の部品を何ら変更することなく、シールド板1の2回巻に適 用できるという利点がある。
【0015】 なお、モータケース5の外周の側壁部2の先端部分は、シールド板1を挾み込 みやすくするため、テーパ状に形成してもよい。また、側壁部2は1個のみでな く複数個設ければ固定強度がさらに向上する。
【0016】 モータケース5の外周に設けられた側壁部2は、必ずしもブラシホルダー3と 一体に形成されたものに限られるものではない。例えば、絶縁基板や裏蓋に形成 しても良いし、モータケース5を直接加工し、このような側壁部を作り付けても 良い。
【0017】 以上のように、モータの外側部に、軸方向に立ち上がった側壁部2を設け、こ の側壁部2とモータケース5の間の空間7でシールド板を固定するようにしたこ とによって、シールド板1のモータケース5への固定処理が機械化できるように なり、また、高価な特殊テープを使用することもないため、製造コストを低減さ せることが可能となる。また、テープや接着剤を使用していないため、シールド 板を固定した後、取り外すことも容易である。
【0018】
【考案の効果】
本考案によれば、モータの外側部の一部に軸方向に突出した側壁部を形成し、 この側壁部と上記モータケースとの間の空間にシールド板を配置し、シールド板 を側壁部によってモータケースに固定したため、シールド板の固定にテープを用 いる必要がないし、シールド板の固定が容易になり、シールド板の固定作業を機 械化することも可能になり、モータのコストダウンを図ることができる。また、 必要に応じてシールド板を取り外すことも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるモータの実施例を示す平面図。
【図2】同上側面図。
【図3】上記実施例にかかるモータのシールド板を取付
ける前の状態を示す一部断面側面図。
【図4】本考案にかかるモータの別の実施例を示す平面
図。
【図5】従来のモータの例を示す平面図。
【図6】同上側面図。
【図7】同上底面図。
【符号の説明】
1 シールド板 2 側壁部 5 モータケース 6 軸 7 空間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータケースの外周にシールド板を具備
    してなるモータにおいて、上記モータの外側部の一部に
    軸方向に突出した側壁部を形成し、この側壁部と上記モ
    ータケースとの間の空間に上記シールド板を配置し、上
    記シールド板を上記側壁部により上記モータケースに固
    定してなるモータ。
JP1992031385U 1992-04-14 1992-04-14 モータ Expired - Fee Related JP2587640Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992031385U JP2587640Y2 (ja) 1992-04-14 1992-04-14 モータ

Applications Claiming Priority (1)

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JP1992031385U JP2587640Y2 (ja) 1992-04-14 1992-04-14 モータ

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JPH0584156U true JPH0584156U (ja) 1993-11-12
JP2587640Y2 JP2587640Y2 (ja) 1998-12-24

Family

ID=12329796

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