JPH0556592A - 電動機のステータ - Google Patents
電動機のステータInfo
- Publication number
- JPH0556592A JPH0556592A JP21513591A JP21513591A JPH0556592A JP H0556592 A JPH0556592 A JP H0556592A JP 21513591 A JP21513591 A JP 21513591A JP 21513591 A JP21513591 A JP 21513591A JP H0556592 A JPH0556592 A JP H0556592A
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- JP
- Japan
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- teeth
- coil
- bobbins
- stator
- coils
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コイルの絶縁品質を良くすると共に、組立性
も良くする。 【構成】 ステータコア11は、円環状のヨーク12
と、このヨーク12とは別体に形成された多数のティー
ス13とから構成される。そして、コイル16(17)
を2個のボビン18,18(19,19)に跨がって巻
回した後、ボビン18(19)の各ティース嵌合孔にそ
れぞれティース13を嵌合する。この際、コイル16
(17)の撓みを利用して両ボビン18,18(19,
19)相互の角度・間隔を変化させれば、ティース13
の嵌合作業を容易に行い得る。この後、各ティース13
の係止突部15をヨーク12内周の係止溝14に圧入し
て固定すれば、ステータ23が完成する。
も良くする。 【構成】 ステータコア11は、円環状のヨーク12
と、このヨーク12とは別体に形成された多数のティー
ス13とから構成される。そして、コイル16(17)
を2個のボビン18,18(19,19)に跨がって巻
回した後、ボビン18(19)の各ティース嵌合孔にそ
れぞれティース13を嵌合する。この際、コイル16
(17)の撓みを利用して両ボビン18,18(19,
19)相互の角度・間隔を変化させれば、ティース13
の嵌合作業を容易に行い得る。この後、各ティース13
の係止突部15をヨーク12内周の係止溝14に圧入し
て固定すれば、ステータ23が完成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイルを複数のティー
スに跨がるように装着した電動機のステータに関する。
スに跨がるように装着した電動機のステータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動機のステータは、一般に、図
11に示すように、環状のステータコア1の内周に多数
のティース2を等間隔に突設して、各ティース2間にス
ロット3を形成し、予め図12に示すように巻回成形さ
れたコイル4を、図13に示すように複数のティース2
に跨がるようにスロット3内に挿入している。
11に示すように、環状のステータコア1の内周に多数
のティース2を等間隔に突設して、各ティース2間にス
ロット3を形成し、予め図12に示すように巻回成形さ
れたコイル4を、図13に示すように複数のティース2
に跨がるようにスロット3内に挿入している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成によれ
ば、コイル4をスロット3内に挿入する際に、コイル4
の絶縁被膜がティース2のエッジ等で擦れて傷付き易
く、絶縁品質を低下させてしまい易い。しかも、コイル
4を内外に重ね合わせるように装着していて、内外のコ
イル4どうしが接触し合うため、上述した絶縁品質低下
によりコイル4間の短絡事故を招くおそれがある。それ
故に、コイル4の挿入時に、コイル4の絶縁被膜を傷付
けないように細心の注意を払わなければならず、コイル
4の挿入作業が実に面倒であり、これがステータの組立
性を悪くする原因となっている。
ば、コイル4をスロット3内に挿入する際に、コイル4
の絶縁被膜がティース2のエッジ等で擦れて傷付き易
く、絶縁品質を低下させてしまい易い。しかも、コイル
4を内外に重ね合わせるように装着していて、内外のコ
イル4どうしが接触し合うため、上述した絶縁品質低下
によりコイル4間の短絡事故を招くおそれがある。それ
故に、コイル4の挿入時に、コイル4の絶縁被膜を傷付
けないように細心の注意を払わなければならず、コイル
4の挿入作業が実に面倒であり、これがステータの組立
性を悪くする原因となっている。
【0004】本発明はこの様な事情を考慮してなされた
もので、従ってその目的は、コイルの絶縁品質を向上で
きると共に、組立性も向上できる電動機のステータを提
供することにある。
もので、従ってその目的は、コイルの絶縁品質を向上で
きると共に、組立性も向上できる電動機のステータを提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電動機のステー
タは、コイルを複数のティースに跨がるように装着した
ものであって、前記コイルを独立した2個のボビンに跨
がって巻回し、各ボビンに形成したティース嵌合孔と前
記ティースとを嵌合させることにより各ボビンを保持す
るようにしたものである。
タは、コイルを複数のティースに跨がるように装着した
ものであって、前記コイルを独立した2個のボビンに跨
がって巻回し、各ボビンに形成したティース嵌合孔と前
記ティースとを嵌合させることにより各ボビンを保持す
るようにしたものである。
【0006】この場合、各ティース間を内周側で互いに
分断した構成にすると良い。
分断した構成にすると良い。
【0007】
【作用】上記構成によれば、コイルはボビンに巻回され
ているので、コイルをティースに装着する際に、コイル
とティースのエッジが擦れ合うようなことはなく、コイ
ルの絶縁被膜の傷付きが防止される。しかも、隣接する
内外のコイルは、ボビンの鍔部で隔絶されるので、両コ
イルは接触することはなく、両コイル間の短絡事故も防
止される。
ているので、コイルをティースに装着する際に、コイル
とティースのエッジが擦れ合うようなことはなく、コイ
ルの絶縁被膜の傷付きが防止される。しかも、隣接する
内外のコイルは、ボビンの鍔部で隔絶されるので、両コ
イルは接触することはなく、両コイル間の短絡事故も防
止される。
【0008】更に、コイルは独立した2個のボビンに跨
がって巻回されているので、両ボビンのティース嵌合孔
とティースとを嵌合する際に、コイルの撓みを利用して
両ボビン相互の角度・間隔をある程度自由に変化させる
ことができて、上記嵌合作業に融通性・自由度をもたせ
ることができる。また、コイルを平面的な形状に巻回
し、巻回後にコイルをステータヨークの内周面に沿った
円弧状に湾曲させるようにすれば、巻回作業も容易であ
る。
がって巻回されているので、両ボビンのティース嵌合孔
とティースとを嵌合する際に、コイルの撓みを利用して
両ボビン相互の角度・間隔をある程度自由に変化させる
ことができて、上記嵌合作業に融通性・自由度をもたせ
ることができる。また、コイルを平面的な形状に巻回
し、巻回後にコイルをステータヨークの内周面に沿った
円弧状に湾曲させるようにすれば、巻回作業も容易であ
る。
【0009】この場合、各ティース間を内周側で互いに
分断した構成とすれば、ティース間の漏れ磁束が極めて
少なくなって、磁気的特性が向上する。
分断した構成とすれば、ティース間の漏れ磁束が極めて
少なくなって、磁気的特性が向上する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図7に
基づいて説明する。ステータコア11は、円環状のヨー
ク12(図6参照)と、このヨーク12とは別体に形成
された例えば8個のT字形のティース13(図4参照)
とを組み合わせて構成され、各ティース13間は内周側
で互いに分断されている。上記ヨーク12とティース1
3との固定は、ヨーク12の内周面に係止溝14を等間
隔に形成し、これら各係止溝14に、各ティース13の
外端に形成された係止突部15を圧入固定するものであ
る。
基づいて説明する。ステータコア11は、円環状のヨー
ク12(図6参照)と、このヨーク12とは別体に形成
された例えば8個のT字形のティース13(図4参照)
とを組み合わせて構成され、各ティース13間は内周側
で互いに分断されている。上記ヨーク12とティース1
3との固定は、ヨーク12の内周面に係止溝14を等間
隔に形成し、これら各係止溝14に、各ティース13の
外端に形成された係止突部15を圧入固定するものであ
る。
【0011】一方、図1に示すように、コイル16(1
7)は独立した2個のボビン18,18(19,19)
に跨がって巻回され、ヨーク12の内周面に沿って2層
に配列されている。この場合、外周側のコイル16は主
巻線となり、内周側のコイル17は補助巻線となる。ま
た、外周側のボビン18と内周側のボビン19は、周方
向の長さ寸法が異なること以外は形状がほぼ同じであ
り、図2及び図3に示すように、各ボビン18(19)
は1つのティース13と嵌合される1つの筒部18b
(19b)を有し、この筒部18b(19b)内をティ
ース嵌合孔18a(19a)とすると共に、各筒部18
b(19b)の両端には、それぞれ鍔部18c,18d
(19c,19d)が一体に形成されている。そして、
2個のボビン18,18(19,19)が1組となって
コイル16(17)の巻枠を構成している。
7)は独立した2個のボビン18,18(19,19)
に跨がって巻回され、ヨーク12の内周面に沿って2層
に配列されている。この場合、外周側のコイル16は主
巻線となり、内周側のコイル17は補助巻線となる。ま
た、外周側のボビン18と内周側のボビン19は、周方
向の長さ寸法が異なること以外は形状がほぼ同じであ
り、図2及び図3に示すように、各ボビン18(19)
は1つのティース13と嵌合される1つの筒部18b
(19b)を有し、この筒部18b(19b)内をティ
ース嵌合孔18a(19a)とすると共に、各筒部18
b(19b)の両端には、それぞれ鍔部18c,18d
(19c,19d)が一体に形成されている。そして、
2個のボビン18,18(19,19)が1組となって
コイル16(17)の巻枠を構成している。
【0012】この場合、各ボビン18,19は、例えば
プラスチックの一体成形により形成され、ある程度の柔
軟性・可撓性を備えている。そして、各鍔部18c,1
8d,19c,19dは、ステータコア11の軸心を中
心とする円弧面となるように形成され、最外周の鍔部1
8cとヨーク12の内面が密着し、内外に隣接する鍔部
18d,19cどうしが密着するようになっている。更
に、図1に示すように、外周側の2個のボビン18の鍔
部18cに端子20a,20bが設けられ、この端子2
0a,20bを利用してコイル16が外部のリード線2
2a(図7参照)と接続される。同様に、内周側の2個
のボビン19の鍔部19dにも端子21a,21bが設
けられ、この端子21a,21bを利用してコイル17
が外部のリード線22b(図7参照)と接続される。こ
の場合、外周側の4個のコイル16は1本のマグネット
ワイヤで連続して巻回され、その両端が端子20a,2
0bに接続されている。同様に、内周側の4個のコイル
17も1本のマグネットワイヤで連続して巻回され、そ
の両端が端子21a,21bに接続されている。
プラスチックの一体成形により形成され、ある程度の柔
軟性・可撓性を備えている。そして、各鍔部18c,1
8d,19c,19dは、ステータコア11の軸心を中
心とする円弧面となるように形成され、最外周の鍔部1
8cとヨーク12の内面が密着し、内外に隣接する鍔部
18d,19cどうしが密着するようになっている。更
に、図1に示すように、外周側の2個のボビン18の鍔
部18cに端子20a,20bが設けられ、この端子2
0a,20bを利用してコイル16が外部のリード線2
2a(図7参照)と接続される。同様に、内周側の2個
のボビン19の鍔部19dにも端子21a,21bが設
けられ、この端子21a,21bを利用してコイル17
が外部のリード線22b(図7参照)と接続される。こ
の場合、外周側の4個のコイル16は1本のマグネット
ワイヤで連続して巻回され、その両端が端子20a,2
0bに接続されている。同様に、内周側の4個のコイル
17も1本のマグネットワイヤで連続して巻回され、そ
の両端が端子21a,21bに接続されている。
【0013】次に、各ボビン18,19の固定方法を説
明する。予め、図4に示すように、2個のボビン18,
18(19,19)に跨がってコイル16(17)を巻
回する。この際、コイル16(17)を平面的な形状に
巻回し、巻回後にコイル16(17)をヨーク12の内
周面に沿った円弧状に湾曲させるようにすれば、巻回作
業が容易である。但し、この場合には、コイル16(1
7)を円弧状に湾曲させたときの内外周の円周差を見込
んで、コイル16(17)の巻径をステータ23の外径
方向に向かって徐々に若しくは段階的に大きくすること
が好ましい。
明する。予め、図4に示すように、2個のボビン18,
18(19,19)に跨がってコイル16(17)を巻
回する。この際、コイル16(17)を平面的な形状に
巻回し、巻回後にコイル16(17)をヨーク12の内
周面に沿った円弧状に湾曲させるようにすれば、巻回作
業が容易である。但し、この場合には、コイル16(1
7)を円弧状に湾曲させたときの内外周の円周差を見込
んで、コイル16(17)の巻径をステータ23の外径
方向に向かって徐々に若しくは段階的に大きくすること
が好ましい。
【0014】この様にしてコイル16,17を巻回した
後、内周側のボビン19のティース嵌合孔19aに内周
側からティース13を挿通した上で、更にこのティース
13を外周側のボビン18のティース嵌合孔18aにも
挿通する。この際、図5に示すように、内周側のコイル
17を外周側の2個のコイル16,16に跨がるように
組み立て、ティース13の係止突部15をティース嵌合
孔18aから外方に突出させた状態にする。この様な作
業を全てのボビン18,19について行い、ボビン1
8,19を円環状に配列した状態に組み立てる。この場
合、各ボビン18,19についてそれぞれティース13
が1個ずつ挿通されることになる。
後、内周側のボビン19のティース嵌合孔19aに内周
側からティース13を挿通した上で、更にこのティース
13を外周側のボビン18のティース嵌合孔18aにも
挿通する。この際、図5に示すように、内周側のコイル
17を外周側の2個のコイル16,16に跨がるように
組み立て、ティース13の係止突部15をティース嵌合
孔18aから外方に突出させた状態にする。この様な作
業を全てのボビン18,19について行い、ボビン1
8,19を円環状に配列した状態に組み立てる。この場
合、各ボビン18,19についてそれぞれティース13
が1個ずつ挿通されることになる。
【0015】この様にして、全てのボビン18,19を
ティース13で仮組立てした後、その組立体をヨーク1
2内に嵌め込んで、各ティース13の係止突部15をヨ
ーク12の係止溝14に圧入すれば、各ティース13が
ヨーク12の内周に固定されると共に、各ボビン18,
19がティース13を介してヨーク12の内周に固定さ
れた状態となり、ステータ23が完成する。
ティース13で仮組立てした後、その組立体をヨーク1
2内に嵌め込んで、各ティース13の係止突部15をヨ
ーク12の係止溝14に圧入すれば、各ティース13が
ヨーク12の内周に固定されると共に、各ボビン18,
19がティース13を介してヨーク12の内周に固定さ
れた状態となり、ステータ23が完成する。
【0016】斯かるステータ23は、例えば図7に示す
誘導電動機24のフレーム25内に嵌着される。このス
テータ23の内周側には、ロータ26が軸受27を介し
て回転可能に配設される。
誘導電動機24のフレーム25内に嵌着される。このス
テータ23の内周側には、ロータ26が軸受27を介し
て回転可能に配設される。
【0017】上記構成によれば、コイル16,17はボ
ビン18,19に巻装されているので、コイル16,1
7をティース13に装着する際に、コイル16,17と
ティース13のエッジが擦れ合うようなことはなく、コ
イル16,17の絶縁被膜の傷付きを防止できて、絶縁
品質を従来よりも格段に向上できる。更に、隣接する2
個のコイル16,17(主巻線と補助巻線)は、必ずボ
ビン18,19の鍔部18d,19cで隔絶されるの
で、両コイル16,17が接触することはなく、両コイ
ル16,17間の短絡事故も確実に防止できる。
ビン18,19に巻装されているので、コイル16,1
7をティース13に装着する際に、コイル16,17と
ティース13のエッジが擦れ合うようなことはなく、コ
イル16,17の絶縁被膜の傷付きを防止できて、絶縁
品質を従来よりも格段に向上できる。更に、隣接する2
個のコイル16,17(主巻線と補助巻線)は、必ずボ
ビン18,19の鍔部18d,19cで隔絶されるの
で、両コイル16,17が接触することはなく、両コイ
ル16,17間の短絡事故も確実に防止できる。
【0018】しかも、コイル16,17の装着作業を、
コイル16,17の傷付きを心配すること無く、能率良
く行うことができる。その上、コイル16(17)は2
個のボビン18,18(19,19)に跨がって巻回さ
れているので、両ボビン18,18(19,19)のテ
ィース嵌合孔18a,18a(19a,19a)とティ
ース13とを嵌合する際に、コイル16(17)の撓み
を利用して両ボビン18,18(19,19)相互の角
度・間隔をある程度自由に変化させることができて、上
記嵌合作業に融通性・自由度をもたせることができ、上
記嵌合作業を能率良く行うことができ、上述した事情と
相俟って、組立能率を向上できる。
コイル16,17の傷付きを心配すること無く、能率良
く行うことができる。その上、コイル16(17)は2
個のボビン18,18(19,19)に跨がって巻回さ
れているので、両ボビン18,18(19,19)のテ
ィース嵌合孔18a,18a(19a,19a)とティ
ース13とを嵌合する際に、コイル16(17)の撓み
を利用して両ボビン18,18(19,19)相互の角
度・間隔をある程度自由に変化させることができて、上
記嵌合作業に融通性・自由度をもたせることができ、上
記嵌合作業を能率良く行うことができ、上述した事情と
相俟って、組立能率を向上できる。
【0019】この場合、コイル16,17を平面的な形
状に巻回し、巻回後にコイル16,17をヨーク12の
内周面に沿った円弧状に湾曲させるようにすれば、巻回
作業も容易である。
状に巻回し、巻回後にコイル16,17をヨーク12の
内周面に沿った円弧状に湾曲させるようにすれば、巻回
作業も容易である。
【0020】更に、上記実施例では、ボビン18(1
9)の鍔部18c(19d)に端子20a,20b(2
1a,21b)を設けたので、この端子20a,20b
(21a,21b)を利用してコイル16(17)の端
末とリード線22a(22b)との接続を極めて容易に
行うことができる。
9)の鍔部18c(19d)に端子20a,20b(2
1a,21b)を設けたので、この端子20a,20b
(21a,21b)を利用してコイル16(17)の端
末とリード線22a(22b)との接続を極めて容易に
行うことができる。
【0021】しかも、図13に示した従来構造のものと
は異なり、外周側のコイル16(主巻線)の間及び内周
側のコイル17(補助巻線)の間にティース13が介在
されないので、コイル16,17をヨーク12の内周全
体にほとんど隙間無く均一に装着することができて、ス
テータ23の特性を向上できる。但し、本発明は、外周
側のコイル16の間や内周側のコイル17の間にティー
スが介在する構成としても良く、この場合でも所期の目
的は十分に達成できる。
は異なり、外周側のコイル16(主巻線)の間及び内周
側のコイル17(補助巻線)の間にティース13が介在
されないので、コイル16,17をヨーク12の内周全
体にほとんど隙間無く均一に装着することができて、ス
テータ23の特性を向上できる。但し、本発明は、外周
側のコイル16の間や内周側のコイル17の間にティー
スが介在する構成としても良く、この場合でも所期の目
的は十分に達成できる。
【0022】また、上記実施例によれば、各ティース1
3間が内周側で互いに分断されているので、ティース1
3間の漏れ磁束が極めて少なくなって、磁気的特性が向
上するという利点もある。
3間が内周側で互いに分断されているので、ティース1
3間の漏れ磁束が極めて少なくなって、磁気的特性が向
上するという利点もある。
【0023】しかしながら、本発明は上記構成に限定さ
れず、図8乃至図10に示す本発明の第2実施例のよう
に、各ティース13を連結部13aで一体に環状に連ね
た構成としても良い。この場合でも、各ティース13を
繋ぐ連結部13aを薄肉に形成すれば、この連結部13
aを通る漏れ磁束が磁気飽和によって非常に少なくな
り、磁気的特性の低下が極力抑えられる。これ以外の構
成は、前記第1実施例と同一であるので、同一符号を付
して説明を省略する。
れず、図8乃至図10に示す本発明の第2実施例のよう
に、各ティース13を連結部13aで一体に環状に連ね
た構成としても良い。この場合でも、各ティース13を
繋ぐ連結部13aを薄肉に形成すれば、この連結部13
aを通る漏れ磁束が磁気飽和によって非常に少なくな
り、磁気的特性の低下が極力抑えられる。これ以外の構
成は、前記第1実施例と同一であるので、同一符号を付
して説明を省略する。
【0024】斯かる第2実施例でも、コイル16(1
7)は独立した2個のボビン18,18(19,19)
に跨がって巻回されているので、コイル16(17)の
撓みを利用して両ボビン18,18(19,19)相互
の角度・間隔を変化させることによって、両ボビン1
8,18(19,19)のティース嵌合孔18a,18
a(19a,19a)とティース13とを嵌合すること
ができる。
7)は独立した2個のボビン18,18(19,19)
に跨がって巻回されているので、コイル16(17)の
撓みを利用して両ボビン18,18(19,19)相互
の角度・間隔を変化させることによって、両ボビン1
8,18(19,19)のティース嵌合孔18a,18
a(19a,19a)とティース13とを嵌合すること
ができる。
【0025】尚、本発明は、上記両実施例に限定される
ものではなく、例えばボビンを3個以上のティースに跨
がって嵌着する構成としても良い等、種々の変形が可能
である。
ものではなく、例えばボビンを3個以上のティースに跨
がって嵌着する構成としても良い等、種々の変形が可能
である。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電動機のステータは、コイルを独立した2個のボビン
に跨がって巻回し、各ボビンに形成したティース嵌合孔
と前記ティースとを嵌合させるようにしたので、ティー
スのエッジによるコイルの傷付きを防止できて、絶縁品
質を向上できると共に、隣接する内外のコイル間の短絡
事故を防止できる。
の電動機のステータは、コイルを独立した2個のボビン
に跨がって巻回し、各ボビンに形成したティース嵌合孔
と前記ティースとを嵌合させるようにしたので、ティー
スのエッジによるコイルの傷付きを防止できて、絶縁品
質を向上できると共に、隣接する内外のコイル間の短絡
事故を防止できる。
【0027】しかも、コイルの装着作業を、コイルの傷
付きを心配すること無く、能率良く行うことができる。
その上、コイルは2個のボビンに跨がって巻回されてい
るので、両ボビンのティース嵌合孔とティースとを嵌合
する際に、コイルの撓みを利用して両ボビン相互の角度
・間隔をある程度自由に変化させることができ、上記嵌
合作業に融通性・自由度をもたせることができて、上記
嵌合作業を能率良く行うことができ、上述した事情と相
俟って、組立能率を向上できる。
付きを心配すること無く、能率良く行うことができる。
その上、コイルは2個のボビンに跨がって巻回されてい
るので、両ボビンのティース嵌合孔とティースとを嵌合
する際に、コイルの撓みを利用して両ボビン相互の角度
・間隔をある程度自由に変化させることができ、上記嵌
合作業に融通性・自由度をもたせることができて、上記
嵌合作業を能率良く行うことができ、上述した事情と相
俟って、組立能率を向上できる。
【0028】この場合、コイルを平面的な形状に巻回
し、巻回後にコイルをステータコアの内周面に沿った円
弧状に湾曲させるようにすれば、巻回作業も容易であ
る。
し、巻回後にコイルをステータコアの内周面に沿った円
弧状に湾曲させるようにすれば、巻回作業も容易であ
る。
【0029】更に、各ティース間を内周側で互いに分断
した構成とすれば、ティース間の漏れ磁束が極めて少な
くなって、磁気的特性が向上するという利点もある。
した構成とすれば、ティース間の漏れ磁束が極めて少な
くなって、磁気的特性が向上するという利点もある。
【図1】本発明の第1実施例を示すステータの平面図
【図2】ボビンの斜視図
【図3】ボビンの平面図(a)と正面図(b)
【図4】コイルを2個のボビンに跨がって巻回した状態
を示す平面図
を示す平面図
【図5】ステータの組立手順を説明する平面図
【図6】ヨークの平面図
【図7】電動機の縦断面図
【図8】本発明の第2実施例を示すステータの平面図
【図9】ステータコアの平面図
【図10】ステータの組立手順を説明する平面図
【図11】従来のステータコアの平面図
【図12】従来のコイルの正面図
【図13】従来のステータの平面図
11はステータコア、12はヨーク、13はティース、
14は係止溝、15は係止突部、16及び17はコイ
ル、18及び19はボビン、18a及び19aはティー
ス嵌合孔、18c,18d,19c及び19dは鍔部、
20a,20b,21a及び21bは端子、23はステ
ータ、24は電動機、26はロータである。
14は係止溝、15は係止突部、16及び17はコイ
ル、18及び19はボビン、18a及び19aはティー
ス嵌合孔、18c,18d,19c及び19dは鍔部、
20a,20b,21a及び21bは端子、23はステ
ータ、24は電動機、26はロータである。
Claims (2)
- 【請求項1】 コイルを複数のティースに跨がるように
装着したものであって、前記コイルを独立した2個のボ
ビンに跨がって巻回し、各ボビンに形成したティース嵌
合孔と前記ティースとを嵌合させることにより各ボビン
を保持するようにしたことを特徴とする電動機のステー
タ。 - 【請求項2】 各ティース間は内周側で互いに分断され
ていることを特徴とする請求項1記載の電動機のステー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21513591A JPH0556592A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 電動機のステータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21513591A JPH0556592A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 電動機のステータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0556592A true JPH0556592A (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=16667286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21513591A Pending JPH0556592A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 電動機のステータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0556592A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6362553B1 (en) | 1989-11-08 | 2002-03-26 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Rotary motor and production method thereof, and laminated core production method thereof |
KR100763539B1 (ko) * | 2005-06-13 | 2007-10-05 | 주식회사 에너지모터텍 | 브러쉬리스 모터 |
US7550892B2 (en) * | 2005-10-03 | 2009-06-23 | Ut-Battelle, Llc | High slot utilization systems for electric machines |
US7859161B2 (en) * | 2007-11-20 | 2010-12-28 | Denso Corporation | Rotational electric machine having field winding formed by coupling formed coil to bobbin |
-
1991
- 1991-08-27 JP JP21513591A patent/JPH0556592A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6362553B1 (en) | 1989-11-08 | 2002-03-26 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Rotary motor and production method thereof, and laminated core production method thereof |
KR100763539B1 (ko) * | 2005-06-13 | 2007-10-05 | 주식회사 에너지모터텍 | 브러쉬리스 모터 |
US7550892B2 (en) * | 2005-10-03 | 2009-06-23 | Ut-Battelle, Llc | High slot utilization systems for electric machines |
US7859161B2 (en) * | 2007-11-20 | 2010-12-28 | Denso Corporation | Rotational electric machine having field winding formed by coupling formed coil to bobbin |
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