JP2019054701A - ステータ構造およびモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】隣接するティースの間に巻線を渡らせる際に、巻線と端子との接触を抑制すること。【解決手段】実施形態のステータ構造は、ステータコアと、第1インシュレータおよび第2インシュレータと、コイルと、端子と、端子保持部とを備える。ステータコアは、環状の本体部と、本体部から径方向に延在する複数のティースとを有する。第1インシュレータおよび第2インシュレータは、軸方向におけるステータコアの両側を覆う。コイルは、第1インシュレータおよび第2インシュレータを介して複数のティースのそれぞれに巻回される。端子は、コイルを構成する巻線の末端が絡げられる絡げ部と、回路基板に接続される接続部とを有する。端子保持部は、端子を保持し、隣接するティース同士の間に設けられ、第1インシュレータまたは第2インシュレータと一体で形成され、軸方向における長さがステータコアの軸方向における長さ以上である。【選択図】図2

Description

本発明は、ステータ構造およびモータに関する。
従来、ファンを回転させるファンモータとして、隣接するティースの間に、コイルを構成する巻線の一端を絡げさせる端子を配置し、かかる端子をインシュレータと一体で形成された端子保持部で保持する構成を有するモータが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特許第3459083号公報
しかしながら、従来の技術では、隣接するティースの間に設けられる端子保持部の軸方向における長さが短いことから、隣接するティースの間に巻線を渡らせる際に、巻線が樹脂製の端子保持部ではなく金属製の端子と接触して、巻線が傷つく場合がある。そして、この巻線についた傷により、モータの信頼性が低下してしまう恐れがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、隣接するティースの間に巻線を渡らせる際に、巻線と端子との接触を抑制することができるステータ構造およびモータを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係るステータ構造は、ステータコアと、第1インシュレータおよび第2インシュレータと、コイルと、端子と、端子保持部とを備える。前記ステータコアは、環状の本体部と、前記本体部から径方向に延在する複数のティースとを有する。前記第1インシュレータおよび前記第2インシュレータは、軸方向における前記ステータコアの両側を覆う。前記コイルは、前記第1インシュレータおよび前記第2インシュレータを介して前記複数のティースのそれぞれに巻回される。前記端子は、前記コイルを構成する巻線の末端が絡げられる絡げ部と、回路基板に接続される接続部とを有する。前記端子保持部は、前記端子を保持し、隣接する前記ティース同士の間に設けられ、前記第1インシュレータまたは前記第2インシュレータと一体で形成され、前記軸方向における長さが前記ステータコアの前記軸方向における長さ以上である。
本発明の一態様によれば、隣接するティースの間に巻線を渡らせる際に、巻線と端子との接触を抑制することができる。
図1は、実施形態に係るステータ構造の構成を示す斜視図である。 図2は、実施形態に係るステータ構造の構成を示す断面斜視図である。 図3は、実施形態に係るステータ構造の組立工程を説明するための図である。 図4は、実施形態に係るモータおよび軸流ファンの構成を示す断面図である。 図5は、実施形態に係るモータおよび軸流ファンの構成を示す拡大断面図である。
以下、実施形態に係るステータ構造およびモータについて図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態によりステータ構造およびモータの用途が限定されるものではない。また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合があることに留意する必要がある。さらに、図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
(ステータ構造の構成)
まず、実施形態に係るステータ構造1の詳細について、図1および図2を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係るステータ構造1を示す斜視図であり、図2は、実施形態に係るステータ構造1の構成を示す断面斜視図である。
図1に示すように、ステータ構造1は、ステータコア10と、第1インシュレータ20および第2インシュレータ21と、複数のコイル30と、端子40と、端子保持部50とを備える。
ステータコア10は、ケイ素鋼板などのように軟磁性材料から形成された鋼板をプレス加工し、プレス加工された鋼板を複数枚、軸方向に積層して構成される。ステータコア10は、本体部11と、複数のティース12とを有する。本体部11は、環状であり、実施形態では円環状である。複数のティース12は、本体部11の外周側から外方に向かって径方向に延在する。
なお、以降においては、図1に示すように、ステータ構造1の径方向、軸方向および周方向を規定して説明する。ここで、「径方向」とは、ステータ構造1の周囲で回転するロータ2(図4参照)の回転軸R(図4参照)と直交する方向であり、「軸方向」とは、ロータ2の回転軸Rの軸方向と一致する方向であり、「周方向」とは、ロータ2の回転方向と一致する方向である。
第1インシュレータ20および第2インシュレータ21は、絶縁性の部材であり、たとえば、絶縁性樹脂の射出成形によって形成される。そして、第1インシュレータ20および第2インシュレータ21で、軸方向におけるステータコア10の両側を覆う。
コイル30は、第1インシュレータ20および第2インシュレータ21を介して、複数のティース12のそれぞれに巻回される。かかるコイル30は、周方向に並んで配置されるティース12ごとに、順巻きと逆巻きとが交互になって構成される。したがって、隣接するティース12の間を渡る巻線は、周方向に対して斜めに渡っている。
たとえば、右側のティース12に巻回されるコイル30が時計回り方向に巻かれ、左側のティース12に巻回されるコイル30が反時計回り方向に巻かれる場合、右側のティース12と左側のティース12との間を渡る巻線は、右側のティース12の下側から左側のティース12の上側に渡る。
反対に、右側のティース12に巻回されるコイル30が反時計回り方向に巻かれ、左側のティース12に巻回されるコイル30が時計回り方向に巻かれる場合、右側のティース12と左側のティース12との間を渡る巻線は、右側のティース12の上側から左側のティース12の下側に渡る。
このように、順巻きと逆巻きとが交互になって複数のコイル30が構成される場合、隣接するティース12の間を渡る巻線は、上側から下側に斜めに渡っている。
端子40は、金属などの導電性の部材である。図2に示すように、端子40は棒形状であり、軸方向に延在する。端子40の一端側には、コイル30を構成する巻線の末端が絡げられる絡げ部40aが設けられ、端子40の他端側には、図4に示す回路基板7に接続される接続部40bが設けられる。
なお、実施形態では、図1に示すように、3本の端子40が設けられる。そして、そのうち図中上側および左側の2本の端子40にコイル30を構成する巻線の末端が絡げられる。一方で、図中右側の残り1本の端子40には巻線の末端は絡げられず、回路基板7とステータ構造1との固定用として設けられる。
端子保持部50は、図1に示すように、隣接するティース12の間に径方向に突出するように設けられ、端子40を保持する。なお、実施形態では、ティース12が4個設けられ、端子40が3個設けられることから、隣接するティース12同士の間には端子40が保持されない端子保持部50も1個設けられる。
また、端子保持部50は、図2に示すように、第1インシュレータ20または第2インシュレータ21と一体で形成される。なお、実施形態では、端子保持部50が第1インシュレータ20と一体で形成されているが、端子保持部50を第2インシュレータ21と一体で形成してもよい。
ここで、実施形態では、図2に示すように、端子保持部50の軸方向における長さL1を、ステータコア10の軸方向における長さL2以上にしている。これにより、隣接するティース12の間で斜めに渡る巻線を、端子40ではなく軸方向が長い端子保持部50で受けることができる。
したがって、実施形態によれば、隣接するティース12の間に巻線を渡らせる際に、巻線と端子40との接触を抑制することができる。
また、実施形態では、図2に示すように、端子保持部50を、径方向から見て、ステータコア10と重なる位置に設けるとともに、軸方向における長さL1をステータコア10の軸方向における長さL2より長くするとよい。これにより、隣接するティース12の間で斜めに渡る巻線を、端子保持部50でしっかりと受けることができる。
したがって、実施形態によれば、隣接するティース12の間に巻線を渡らせる際に、巻線と端子40との接触をさらに抑制することができる。
また、実施形態では、上述のように、端子保持部50は第1インシュレータ20および第2インシュレータ21のいずれか一方と一体で形成される。もし仮に、端子保持部50が第1インシュレータ20および第2インシュレータ21の両方と一体で形成された場合、端子保持部50は2つの部位が合体して形成されることになるが、この場合、かかる2つの部位の間にはどうしても隙間ができてしまう。
なぜなら、第1インシュレータ20および第2インシュレータ21は、いずれもステータコア10に密着しなければならないが、上述の2つの部位の間に隙間を設けないように設計した場合、寸法公差から第1インシュレータ20および第2インシュレータ21のいずれかとステータコア10とを密着させることができないからである。
そして、端子保持部50を構成する2つの部位の間に隙間ができた場合、端子保持部50が巻線を受ける際に、かかる隙間に巻線がかんでしまうことにより、巻線が切れてしまう恐れがある。
しかしながら、実施形態では、端子保持部50が第1インシュレータ20および第2インシュレータ21のいずれか一方と一体で形成されることから、上述の隙間が形成されることがないため、巻線が切れることを抑制することができる。したがって、実施形態によれば、ステータ構造1の歩留まりを向上させることができる。
(ステータ構造の組立工程)
つづいて、実施形態に係るステータ構造1の組立工程について、図3を参照しながら説明する。図3は、実施形態に係るステータ構造1の組立工程を説明するための図であり、ステータ構造1における各構成部材の断面斜視図である。
図3に示すように、ステータ構造1は、第1インシュレータ20と、ステータコア10と、第2インシュレータ21とが、回転軸Rを中心にして、上から順に積層して組み立てられる。
図3に示すように、第1インシュレータ20は、環状の本体部20aを有する。また、第1インシュレータ20には、本体部20aの外周部から径方向に外側に延在する複数の延在部20bと、かかる延在部20bの根元部から上方に突出する壁部20cと、延在部20bの先端部から周方向に両側に突出する凸部20dとが設けられる。
また、第1インシュレータ20には、延在部20bの先端部から上方に突出する壁部20eと、本体部20a、延在部20bおよび凸部20dの縁部から下方に突出する壁部20fとが設けられる。さらに、第1インシュレータ20には、本体部20aの外周側で、かつ隣接する延在部20b同士の間に端子保持部50が形成される。そして、かかる端子保持部50に端子40が保持される。
たとえば、端子保持部50に形成される貫通孔に端子40を圧入することにより、端子保持部50が端子40を保持することができる。また、端子40を第1インシュレータ20にインサート成形することにより、端子40を端子保持部50に保持させてもよい。
ここで、実施形態では、図3に示すように、端子40の絡げ部40aに隣接する端子保持部50と、端子40の絡げ部40aに隣接する第1インシュレータ20の本体部20aとの間に、絡げ部40aが露出する範囲を拡大させるように段差51が形成される。
かかる段差51により、絡げ部40aの範囲を拡大させることができることから、コイル30を巻回する際に、巻線の末端をさらに容易に絡げ部40aに絡げることができる。したがって、実施形態によれば、ステータ構造1の組立作業性を向上させることができる。
ステータコア10は、環状の本体部11を有する。また、ステータコア10には、本体部11の外周部から径方向に外側に延在するティース12が複数設けられる。かかるティース12は、平面視で略T字形状であり、本体部11の外周部から径方向に外側に延在する延在部12aと、かかる延在部12aの先端部から周方向に両側に突出する凸部12bとを有する。また、隣接するティース12の間には、間隙13が形成される。
第2インシュレータ21は、環状の本体部21aを有する。また、第2インシュレータ21には、本体部21aの外周部から径方向に外側に延在する複数の延在部21bと、本体部21aから下方に突出する壁部21cと、延在部21bの先端部から周方向に両側に突出する凸部21dと、本体部21a、延在部21bおよび凸部21dの縁部から上方に突出する壁部21eとが設けられる。
そして、ステータ構造1の組立工程では、ステータコア10のティース12を、第1インシュレータ20の延在部20bと第2インシュレータ21の延在部21bとで上下から挟み込む。
この際、第1インシュレータ20の壁部20fをステータコア10の間隙13に挿入するとともに、第2インシュレータ21の壁部21eをステータコア10の間隙13に挿入する。さらにこの際、端子40および端子保持部50もステータコア10の間隙13に挿入される。
(モータおよび軸流ファンの構成)
つづいて、実施形態に係るモータ3および軸流ファン100の構成について、図4および図5を参照しながら説明する。図4は、実施形態に係るモータ3および軸流ファン100の構成を示す断面図であり、図5は、実施形態に係るモータ3および軸流ファン100の構成を示す拡大断面図である。なお、実施形態では、軸流ファン100を回転させるファンモータにモータ3を適用した例について示している。
モータ3は、図4に示すように、上述のステータ構造1と、ロータ2とを備える。また、軸流ファン100は、モータ3の他に、筐体4と、軸受5と、インペラ6と、回路基板7と、予圧ばね8とを備える。
ロータ2は、回転軸Rを中心としてステータ構造1に対して相対的に回転する。ロータ2は、図5に示すように、シャフト2aと、ロータヨーク2bと、ロータマグネット2cとを有する。
シャフト2aは、円柱状であり、軸方向に延在し、軸受5により回転可能に支持される。ロータヨーク2bは、カップ状であり、中央部でシャフト2aに支持される。
ロータマグネット2cは、円筒状であり、ロータヨーク2bの外周部における内周面に接合される。また、ロータマグネット2cは、ステータ構造1のティース12と向かい合うように配置され、内周面にS極、N極が周方向に交互に着磁される複数の磁極が形成される。
筐体4は、軸受ホルダー4aと、モータベース4bと、スポーク4cと、ハウジング4dとを有する。軸受ホルダー4aは、円筒状であり、内周側に一対の軸受5が装着され、外周側にはステータ構造1が装着されている。モータ3が配置されるカップ状のモータベース4bは、ハウジング4dの一方端に配置される。
複数のスポーク4cは、モータベース4bの外周側に支持され、径方向に延在してモータベース4bとハウジング4dとを連結する。ハウジング4dは、内側に円孔が形成され、かかる円孔に軸流ファン100の各部材が収容される。モータベース4bと、スポーク4cと、ハウジング4dとは、たとえば、樹脂の一体成形で形成される。
軸受5は、転がり軸受で構成されており、シャフト2aを回転自在に支持する。なお、軸受5は流体軸受であってもよいし、滑り軸受であってもよい。
インペラ6は、ハブ6aと、複数の羽根6bとを有する。ハブ6aは円筒状であり、ロータヨーク2bの外周面に支持される。複数の羽根6bはすべて同じ形状を有し、ハブ6aの外周面には複数の羽根6bが、周方向に等間隔で配置されている。ハブ6aと複数の羽根6bとは、たとえば、樹脂の一体成形で形成される。
回路基板7は、モータ3を制御する制御回路を有し、ステータ構造1とモータベース4bとの間に配置される。回路基板7には、所定の位置に孔部7aが形成される。そして、かかる孔部7aに端子40の接続部40bが挿入され、かかる接続部40bと回路基板7に形成される回路パターンとが半田付けされることにより、回路基板7と端子40とを電気的に接続することができる。
なお、巻線の末端が絡げられない端子40についても、回路基板7の孔部7aに挿入して回路基板7に半田付けすることにより、半田付けされる箇所が増えることから、回路基板7をステータ構造1にしっかりと取り付けることができる。
予圧ばね8は、ロータヨーク2bと軸受5との間に配置され、軸受5に予圧を付与する。予圧ばね8は、たとえばコイルばねである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。たとえば、実施形態では、軸流ファン100を回転させるファンモータにモータ3を適用した例について示したが、本発明が適用されるモータはファンモータに限られない。
以上のように、実施形態に係るステータ構造1は、ステータコア10と、第1インシュレータ20および第2インシュレータ21と、コイル30と、端子40と、端子保持部50とを備える。ステータコア10は、環状の本体部11と、本体部11から径方向に延在する複数のティース12とを有する。第1インシュレータ20および第2インシュレータ21は、軸方向におけるステータコア10の両側を覆う。コイル30は、第1インシュレータ20および第2インシュレータ21を介して複数のティース12のそれぞれに巻回される。端子40は、コイル30を構成する巻線の末端が絡げられる絡げ部40aと、回路基板7に接続される接続部40bとを有する。端子保持部50は、端子40を保持し、隣接するティース12同士の間に設けられ、第1インシュレータ20または第2インシュレータ21と一体で形成され、軸方向における長さL1がステータコア10の軸方向における長さL2以上である。これにより、隣接するティース12の間に巻線を渡らせる際に、巻線と端子40との接触を抑制することができる。
また、実施形態に係るステータ構造1において、端子保持部50は、径方向から見て、ステータコア10と重なる位置に設けられ、軸方向における長さL1がステータコア10の軸方向における長さL2より長い。これにより、隣接するティース12の間に巻線を渡らせる際に、巻線と端子40との接触をさらに抑制することができる。
また、実施形態に係るステータ構造1において、端子40の絡げ部40aに隣接する端子保持部50と、端子40の絡げ部40aに隣接する第1インシュレータ20または第2インシュレータ21との間に、絡げ部40aが露出する範囲を拡大させるように段差51が形成される。これにより、ステータ構造1の組立作業性を向上させることができる。
また、実施形態に係るモータ3は、上述のステータ構造1と、ステータ構造1に対して回転可能に設けられるロータ2と、を備える。これにより、隣接するティース12の間に巻線を渡らせる際に、巻線と端子40との接触を抑制することができるモータ3を実現することができる。
また、上記実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
1 ステータ構造、2 ロータ、3 モータ、7 回路基板、10 ステータコア、11 本体部、12 ティース、20 第1インシュレータ、21 第2インシュレータ、30 コイル、40 端子、40a 絡げ部、40b 接続部、50 端子保持部、51 段差、100 軸流ファン

Claims (4)

  1. 環状の本体部と、前記本体部から径方向に延在する複数のティースとを有するステータコアと、
    軸方向における前記ステータコアの両側を覆う第1インシュレータおよび第2インシュレータと、
    前記第1インシュレータおよび前記第2インシュレータを介して前記複数のティースのそれぞれに巻回されるコイルと、
    前記コイルを構成する巻線の末端が絡げられる絡げ部と、回路基板に接続される接続部とを有する端子と、
    前記端子を保持し、隣接する前記ティース同士の間に設けられ、前記第1インシュレータまたは前記第2インシュレータと一体で形成され、前記軸方向における長さが前記ステータコアの前記軸方向における長さ以上である端子保持部と、
    を備える、ステータ構造。
  2. 前記端子保持部は、前記径方向から見て、前記ステータコアと重なる位置に設けられ、前記軸方向における長さが前記ステータコアの前記軸方向における長さより長い、請求項1に記載のステータ構造。
  3. 前記端子の前記絡げ部に隣接する前記端子保持部と、前記端子の前記絡げ部に隣接する前記第1インシュレータまたは前記第2インシュレータとの間に、前記絡げ部が露出する範囲を拡大させるように段差が形成される、請求項1または2に記載のステータ構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つに記載のステータ構造と、
    前記ステータ構造に対して回転可能に設けられるロータと、
    を備える、モータ。
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