JP2000287408A - ファンモータ - Google Patents
ファンモータInfo
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- JP2000287408A JP2000287408A JP11092135A JP9213599A JP2000287408A JP 2000287408 A JP2000287408 A JP 2000287408A JP 11092135 A JP11092135 A JP 11092135A JP 9213599 A JP9213599 A JP 9213599A JP 2000287408 A JP2000287408 A JP 2000287408A
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Abstract
できるファンモータを提供する。 【解決手段】補強手段としての4個の突状体21を下側
インシュレータ19bに周方向に等間隔(例えば90゜
中心角毎)に一体形成し、その下端を固定部材14に形
成された凹部22に挿入して接着剤23により固着し、
ステータ17を補強支持する。端子ピン25の上端部及
び下端部をインシュレータ19の上側及び下側から突出
させてインシュレータ19に嵌入し、ステータ17のテ
ィース18a1間に配置する。下側インシュレータ19
bの下面に当接してステータ17の下方に回路基板26
を配置し、回路基板26の裏面において端子ピン25を
半田付けし、この端子ピン25にステータ17の巻線1
8bをからげて接続する。
Description
られるファンモータに関し、特に高速回転するファンモ
ータに関する。
れており、例えば複写機における給紙装置にも用いら
れ、ファンモータの回転により用紙を吸着して所定位置
まで搬送、給紙することが行われている。これは、ファ
ンモータの送風口から空気が吸い込まれると、その送風
口に空気がほとんど送り込まれなくなって静圧が急激に
上昇し、これにより用紙が吸着するという原理を利用し
たものである。
すように、軸受保持部材aの内側に軸受bが嵌入されて
保持され、この軸受bによりシャフトcが回転自在に支
持され、軸受保持部材aの外側にステータdが外嵌され
ている。また、シャフトcには樹脂製で羽根を有するロ
ータfが取り付けられ、このロータfにはヨークg及び
駆動用マグネットhが装着されている。
板kにステータdの巻線が結線されるが、このとき巻線
の接続を容易にするために、ステータdのコアd1と巻
線d2とを絶縁する樹脂製のインシュレータmに長尺の
端子ピンnが設けられ、この端子ピンnの一端に巻線d
2がからげられ、端子ピンnの他端が回路基板kに半田
付されて回路基板kと巻線d2の接続が完了する。
いて、ファンモータの回転により用紙を吸着して所定位
置まで搬送する場合のように、ファンモータの静圧が急
激に上昇すると回転数も同時に上昇する。このような従
来構成では、例えば毎分3000回転から毎分6000
回転程になり、シャフトcに非常に大きな負荷がかか
り、軸受bがシャフトcを支持しきれなくなってシャフ
トcが振動する。そして、この振動が軸受bを介してス
テータdに伝達し、ステータdの振動が端子ピンnを介
して回路基板kに伝達し、軽量でかつ肉厚の薄い回路基
板kが振動して固定部材pの補強用リブp1に接触し、
非常に大きく耳障りな騒音を発生する。
を固定部材pのリブp1に接着剤で固着して回路基板k
を強固に固定し、回路基板kの振動を抑えることが考え
られている。
に回路基板kを固定部材pの下部に固着しただけでは、
端子ピンnの回路基板kへの半田付け部分が剥離するお
それがあり、信頼性に欠けるという問題がある。これ
は、ステータdが軸受保持部材aとの嵌入による半径方
向のみの支持部位しか有しないため、シャフトcからの
振動がステータdに伝達されてしまい、強度がもっとも
弱い半田付け部分の剥離が生じるのである。
回転においても振動及び騒音の発生を防止できるファン
モータを提供することにある。
ために、本発明は、前記ステータが、補強手段として前
記固定部材上に垂下し固着される突状体を有し、前記軸
受保持部材によって半径方向に支持され、前記固定部材
によって軸方向に支持されていることを特徴としてい
る。
部材に対して半径方向と軸方向とを合わせて複数の方向
を支持される。従って、ファンモータが高速回転してシ
ャフトに過大な負荷が作用しても、ステータは強固に支
持されるため、その負荷がステータまで伝達せず、ステ
ータ及びその周辺の回路基板等における振動や騒音の発
生を防止できる。このとき、突状体の固着とは、例えば
突状体と固定部材とが互いに凹凸に嵌合したり、接着剤
により接合するというように、容易に離れない状態をい
う。
タコアに装着されてこのステータコアとこれに巻装され
る巻線とを絶縁するインシュレータを備え、前記突状体
が、前記インシュレータに形成されて成ることを特徴と
している。
用すればよいので、容易に形成することができる。突状
体は、インシュレータが例えば樹脂により射出成形され
る場合は、この成型時に一体的に設けたり、別の部材を
接合するといった方法により形成できる。
ータの周方向にほぼ等間隔に配設されていることを特徴
としている。この場合、ステータは周方向に安定して保
持される。
テータと前記固定部材との間に位置し、前記ステータに
は巻線が電気的に接続される端子ピンが突出して設けら
れ、この端子ピンが、前記回路基板に電気的に接続され
ることでこの回路基板が前記ステータに前記固定部材と
は非接触で保持されることを特徴としている。
直接回路基板側の接続部に引き出すことなく、端子ピン
に接続することで巻線との電気的接続が行えるため、巻
線と回路基板との接続部が離れていても巻線の引き出し
が煩雑にならない。更に、回路基板をその端子ピンによ
ってステータに保持することができる。このとき、回路
基板は、固定部材には非接触で、仮に固定部材が振動し
てもその振動が回路基板には伝達しないので、回路基板
が振動して騒音を発生したり、巻線の接続部の接触不良
を防止することができる。
が縮径する段部を有し、この段部に前記回路基板が当接
することを特徴としている。この場合、回路基板が突状
体の段部に当接することで、回路基板の位置決めがで
き、回路基板の接続作業を効率よく行うことができる。
部材に対して接着剤により固着されていることを特徴と
している。こうすれば、突状体を固定部材に対して強固
に固着できる。また、接着剤は弾性を有するので、その
固着部に振動が伝達されても吸収することができる。
ァンモータの第1の実施形態について図1及び図2を参
照して説明する。但し、図1は切断正面図、図2は一部
の斜視図である。このファンモータは、上述と同様に複
写機の給紙用を例にして説明する。
ト、12a、12bはシャフト11の上部及び下端部に
外嵌された一対の軸受、13は樹脂製の軸受保持部材で
あり、ほぼ円筒形状を成し、樹脂製のハウジング等の固
定部材14のボス状部15に軸受保持部材13の下半部
が嵌入され、これによって軸受保持部材13が固定部材
14に固定されており、軸受保持部材13の内側には両
軸受12a、12bが嵌入されて保持されている。
14は、上記したように別体或いは一体形成のどちらで
形成されていても構わない。
部に外嵌されたステータコア18aと、このステータコ
ア18aに巻装された巻線18bと、ステータコア18
aに装着されステータコア18a及び巻線18bを電気
的に絶縁する樹脂材から成るインシュレータ19とによ
り構成されている。
レータ19aと下側インシュレータ19bとが離合自在
に合体されて構成されており、ステータコア18aの巻
線18bの巻装部位を包被するように、インシュレータ
19がステータコア18aに装着されている。
これら各突状体21は、下側インシュレータ19bに周
方向に等間隔(例えば90゜中心角毎)に一体形成さ
れ、その下端は固定部材14に形成された凹部22に挿
入されて接着剤23により固着されている。各突状体2
1は、ステータコア18aにおいて放射状に延びる4個
のティース18a1に対応する。
で、その上端部及び下端部がインシュレータ19の上側
及び下側から突出してインシュレータ19の保持部19
a1、19b1に嵌入され、図2に示すように、ステー
タ17のティース18a1間に配置されている。
9bの下面に当接してステータ17の下方に配置されて
おり、回路基板26に透設された端子ピン用の透孔27
には端子ピン25の下端部が遊挿され、回路基板26の
裏面において端子ピン25が配線パターンの所定部に半
田付けされ、回路基板26に透設された突状体用の4個
の透孔28には各突状体21の下端部が遊挿されてい
る。そして、端子ピン25の上端部にステータ17の巻
線18bをからげる(図1参照)ことにより、端子ピン
25を介して巻線18bと回路基板26との電気的導通
が簡単に得られる。このとき、回路基板26は固定部材
14に非接触である。
着され外周側に複数の羽根(図示せず)が突設されたほ
ぼ椀形状を有するロータフレーム、31はシャフト11
に巻回され両端部が上側の軸受12a及びロータフレー
ム30の内側上面の係止突起30aに係止された予圧用
のコイルスプリング、32は鉄製でロータフレーム30
に内嵌固定され上端部が内方に屈曲したほぼ円筒形状を
有するロータヨーク、33はロータマグネットであり、
円筒形状を有し、ロータヨーク32に内嵌固定されてス
テータ17に対向配置されている。
ア18aの軸受保持部材13への外嵌によるステータ1
7の半径方向の支持部位だけでなく、4個の突状体21
の固着によるステータ17の4つの軸方向の支持部位も
加えて強固に支持されることになる。
を吸着して給紙する場合のように、ファンモータの高速
回転によってシャフト11に非常に大きな負荷がかかっ
ても、ステータ17が強固に固定されるので、軸受保持
部材13及び軸受12a、12b等の剛性が向上してお
り、どのような負荷がシャフト11に作用しても、シャ
フト11は振動することがない。それ故に、回路基板2
6の振動を招くこともなく、回路基板26の振動に伴う
騒音の発生や端子ピン25の半田付け部分の剥離が防止
される。
触であるため、仮に固定部材14が振動しているとして
も回路基板26に伝達せず、回路基板26が振動して騒
音の発生や半田付け部の剥離を防止できる。更に、突状
体21は本来巻線18bの巻き崩れを防止するためのも
のであり、これを延長させるという簡単な構成により課
題を解決している。
タ17を簡単な構成により強固に支持することができる
ため、ファンモータが高速回転してシャフト11に過大
な負荷が作用しても、何ら不具合が生じることなく動作
することが可能になる。
タの第2の実施形態について図3を参照して説明する。
但し、図3は一部の斜視図であって、図3に示されてい
ないその他の部分の構成は、図1と同じであるため、以
下の説明では図1も参照しつつ、主として上記した第1
の実施形態と相違する点について説明する。
インシュレータ19bに補強手段としての突状体21を
一体形成する際に、各突状体21の先端を細くして途中
に当接段部36をそれぞれ形成し、この当接段部36が
回路基板26の上面に当接した状態で、各突状体21の
先端部を回路基板26の透孔28に遊挿して固定部材1
4の凹部22に挿入し、接着剤23により固着してい
る。
に当接した状態で、回路基板26を貫通して固定部材1
4に各突状体21の先端部を固着したため、当接段部3
6の回路基板26への当接により、回路基板26の位置
決めを容易に行うことができる。また、回路基板26を
位置決めすることで、端子ピン25の回路基板26への
半田付け作業を容易に行うことが可能になる。
た第1の実施形態と同等の効果を得ることができるのは
勿論のこと、各突状体21の途中に、回路基板26の上
面に当接する当接段部36を形成したことによって、回
路基板26の位置決め作業や端子ピン21の半田付け作
業を非常に容易に行うことができ、しかも回路基板26
の振動を抑制できる。
図4に示すように、下側インシュレータ19bのいずれ
かの突状体21に隣接する位置に端子ピン38の上端部
を埋設し、突状体21に端子ピン38を並設しても構わ
ない。
端側のみでその露出長さも第1、第2の実施形態の場合
より短くなり、ステータ17の巻線18bは下側インシ
ュレータ19bの方にてからげることとなる。しかも図
2、図3に示すように、端子ピン25を挿通するための
部位をインシュレータ19に特別に加工形成する必要が
なくなる。
としての突状体21を4箇所に設けた場合について説明
したが、2箇所或いは3箇所にこのような突状体を設け
てもよいのは勿論である。更に、複数箇所の方が安定性
はよいが、1箇所であっても構わない。
レータ19に突状体21を一体形成した場合について説
明したが、突状体を別に形成しておき、これをインシュ
レータ19に取り付けるようにしてもよく、或いはステ
ータコア18aに突状体21のような突起を形成しても
構わない。
を突状体21とした例について説明したが、補強手段は
これに限定されるものではなく、要するに固定部材14
に固着されてステータ17を軸受保持部材13への外嵌
部位以外において補強的に支持し得るものであればよ
い。
されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおい
て上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
よれば、ファンモータが高速回転してシャフトに過大な
負荷が作用しても、ステータは半径方向と軸方向の複数
の方向を強固に支持されるため、その負荷がステータま
で伝達せず、ステータ及びその周辺の回路基板等におけ
る振動や騒音の発生を防止でき、高速回転時においても
騒音の少ないファンモータを提供することが可能にな
る。
状体はインシュレータを使用すればよいため、突状体を
容易に形成することができる。
テータを周方向に安定して保持することができる。
路基板は、巻線を直接回路基板側の接続部に引出すこと
なく、端子ピンに接続することで巻線との電気的接続が
行えるため、巻線と回路基板との接続部が離れていても
巻線の引き出しが煩雑にならない。更に、回路基板をそ
の端子ピンによってステータに保持することができる。
このとき、回路基板は、固定部材には非接触で、仮に固
定部材が振動してもその振動が回路基板には伝達しない
ので、回路基板が振動して騒音を発生したり、巻線の接
続部の接触不良を防止することができる。
路基板が突状体の段部に当接することで、回路基板の位
置決めができ、回路基板の接続作業を効率よく行うこと
ができる。
状体を固定部材に対して強固に固着できる。また、接着
剤は弾性を有するので、その固着部に振動が伝達されて
も吸収することができる。
る。
る。
る。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 インペラに設けられたシャフトと、この
シャフトに外嵌された軸受と、この軸受を内嵌して保持
するために平板状の固定部材に設けられた円筒形状の軸
受保持部材と、この軸受保持部材に外嵌されたステータ
と、このステータの巻線が電気的に接続される回路基板
とを備えて成るファンモータにおいて、 前記ステータが、補強手段として前記固定部材上に垂下
し固着される突状体を有し、前記軸受保持部材によって
半径方向に支持され、前記固定部材によって軸方向に支
持されていることを特徴とするファンモータ。 - 【請求項2】 前記ステータが、ステータコアに装着さ
れてこのステータコアとこれに巻装される巻線とを絶縁
するインシュレータを備え、前記突状体が、前記インシ
ュレータに形成されて成ることを特徴とする請求項1に
記載のファンモータ。 - 【請求項3】 前記突状体が、前記ステータの周方向に
ほぼ等間隔に配設されていることを特徴とする請求項1
または2に記載のファンモータ。 - 【請求項4】 前記回路基板が、前記ステータと前記固
定部材との間に位置し、前記ステータには巻線が電気的
に接続される端子ピンが突出して設けられ、この端子ピ
ンが、前記回路基板に電気的に接続されることでこの回
路基板が前記ステータに前記固定部材とは非接触で保持
されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
記載のファンモータ。 - 【請求項5】 前記突状体は、先端側が縮径する段部を
有し、この段部に前記回路基板が当接することを特徴と
する請求項1ないし4のいずれかに記載のファンモー
タ。 - 【請求項6】 前記突状体が、前記固定部材に対して接
着剤により固着されていることを特徴とする請求項1な
いし5のいずれかに記載のファンモータ。
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