JP2001178059A - 電動機の電機子 - Google Patents
電動機の電機子Info
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- JP2001178059A JP2001178059A JP35603099A JP35603099A JP2001178059A JP 2001178059 A JP2001178059 A JP 2001178059A JP 35603099 A JP35603099 A JP 35603099A JP 35603099 A JP35603099 A JP 35603099A JP 2001178059 A JP2001178059 A JP 2001178059A
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- JP
- Japan
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- armature
- insulator
- coil
- motor
- yoke
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電機子コイルの接触部に絶縁紙を入れたり、
電機子コイルにチューブを通したりすることなく電機子
コイルの絶縁性を向上することができる電動機の電機子
を提供する。 【解決手段】 電機子ヨーク９に形成したティース１０
に装着する絶縁体１５を有し、絶縁体１５に電機子コイ
ル１６を巻装した電動機１の電機子３において、絶縁体
１５を、筒状部１２と、この筒状部１２の両端に形成し
たつば部１３、１４で構成し、一方のつば部１３におけ
る電機子コイル１６の巻始め部にＬ字状の溝１７を形成
する。このようにすることにより、絶縁紙や絶縁チュー
ブを使用することなく、絶縁体１５に巻装した電機子コ
イル１６同志が接触することがなくなり、電機子コイル
１６の絶縁性が向上する。
電機子コイルにチューブを通したりすることなく電機子
コイルの絶縁性を向上することができる電動機の電機子
を提供する。 【解決手段】 電機子ヨーク９に形成したティース１０
に装着する絶縁体１５を有し、絶縁体１５に電機子コイ
ル１６を巻装した電動機１の電機子３において、絶縁体
１５を、筒状部１２と、この筒状部１２の両端に形成し
たつば部１３、１４で構成し、一方のつば部１３におけ
る電機子コイル１６の巻始め部にＬ字状の溝１７を形成
する。このようにすることにより、絶縁紙や絶縁チュー
ブを使用することなく、絶縁体１５に巻装した電機子コ
イル１６同志が接触することがなくなり、電機子コイル
１６の絶縁性が向上する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電機子ヨークに形
成したティースに装着する絶縁体を有する電動機の電機
子に関するものである。
成したティースに装着する絶縁体を有する電動機の電機
子に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】電動機の電機子は、例えばリング状の電
機子ヨークと、この電機子ヨークの内周面に径方向に突
出して形成した複数のティースとからなる電機子コア
と、前記ティースに巻装した電機子コイルとから構成さ
れているのが一般的であるが、最近は、電機子コイルの
占積率をあげるために、電機子ヨークをティース間で周
方向に分割して分割コア構成とし、分割した状態のま
ま、分割コアのティースに例えば筒状部とつば部からな
るインシュレータなどの絶縁体を装着して、この絶縁体
に電機子コイルを巻装するようにすることがよく行われ
ている。前記電機子コイルは、前記絶縁体の筒状部の一
方側のつば部の部分から巻始め、数ターン巻回した後、
前記巻始め部分とは反対になる他方側の径方向端部で巻
終わるように巻装している。
機子ヨークと、この電機子ヨークの内周面に径方向に突
出して形成した複数のティースとからなる電機子コア
と、前記ティースに巻装した電機子コイルとから構成さ
れているのが一般的であるが、最近は、電機子コイルの
占積率をあげるために、電機子ヨークをティース間で周
方向に分割して分割コア構成とし、分割した状態のま
ま、分割コアのティースに例えば筒状部とつば部からな
るインシュレータなどの絶縁体を装着して、この絶縁体
に電機子コイルを巻装するようにすることがよく行われ
ている。前記電機子コイルは、前記絶縁体の筒状部の一
方側のつば部の部分から巻始め、数ターン巻回した後、
前記巻始め部分とは反対になる他方側の径方向端部で巻
終わるように巻装している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電動機の電機子においては、次のような問題
があった。 (1) 電機子コイルの巻始め部分と、巻終り部分の数ター
ン手前の部分が接触しており、サージ電圧等高電圧に対
して絶縁が弱い。 (2) また、絶縁性を向上させるために、電機子コイルの
接触部に絶縁紙を入れたり、チューブを通すなどの処置
を施すと非常に手間がかかる。 本発明は、このような問題を解消するためになされたも
ので、電機子コイルの接触部に絶縁紙を入れたり、電機
子コイルにチューブを通したりすることなく電機子コイ
ルの絶縁性を向上することができる電動機の電機子を提
供することを目的とするものである。
うな従来の電動機の電機子においては、次のような問題
があった。 (1) 電機子コイルの巻始め部分と、巻終り部分の数ター
ン手前の部分が接触しており、サージ電圧等高電圧に対
して絶縁が弱い。 (2) また、絶縁性を向上させるために、電機子コイルの
接触部に絶縁紙を入れたり、チューブを通すなどの処置
を施すと非常に手間がかかる。 本発明は、このような問題を解消するためになされたも
ので、電機子コイルの接触部に絶縁紙を入れたり、電機
子コイルにチューブを通したりすることなく電機子コイ
ルの絶縁性を向上することができる電動機の電機子を提
供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、電機子ヨークに形成したティースに装着
する絶縁体を有し、前記絶縁体に電機子コイルを巻装し
た電動機の電機子において、前記絶縁体を、筒状部と、
この筒状部の両端に形成したつば部で構成し、一方のつ
ば部における電機子コイルの巻始め部にＬ字状の溝を形
成するようにしたものである。このようにすることによ
り、絶縁紙や絶縁チューブを使用することなく、絶縁体
に巻装した電機子コイル同志が接触することがなくな
り、電機子コイルの絶縁性が向上する。
め、本発明は、電機子ヨークに形成したティースに装着
する絶縁体を有し、前記絶縁体に電機子コイルを巻装し
た電動機の電機子において、前記絶縁体を、筒状部と、
この筒状部の両端に形成したつば部で構成し、一方のつ
ば部における電機子コイルの巻始め部にＬ字状の溝を形
成するようにしたものである。このようにすることによ
り、絶縁紙や絶縁チューブを使用することなく、絶縁体
に巻装した電機子コイル同志が接触することがなくな
り、電機子コイルの絶縁性が向上する。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて説明する。図１は本発明の実施例における電動機を
示す正断面図、図２は図１における分割コアを示す斜視
図、図３は図２における分割コアに絶縁体を装着した状
態を示す斜視図、図４は図３における絶縁体に電機子コ
イルを巻装した状態を示す分割電機子の斜視図、図５は
分割電機子の正面図、図６は絶縁体の回転子側のつば部
を示す斜視図、図７は図４における分割電機子を複数個
周方向に連結して構成した電機子を示す正面図である。
図１において、１は電動機、２は例えばリング状のフレ
ーム、３は電機子で、例えば１２個の分割電機子４をリ
ング状に連結して構成されており、前記フレーム２の内
周面に嵌合固着されている。５は前記電機子３の内部空
間内に配置された回転子で、回転軸６と、前記回転軸６
の外周に嵌合された積層鋼板からなる回転子ヨーク７
と、前記回転子ヨーク７の外周面に例えば接着材で固着
された複数個の永久磁石８とからなっている。前記電機
子３を構成する分割電機子４は、図２に示すような電機
子ヨーク９とティース１０とを有する積層鋼板からなる
Ｔ字状の分割コア１１の前記ティース１０に、図３に示
すように、筒状部１２と前記筒状部１２の径方向両端に
形成されたつば部１３、１４とからなる例えばインシュ
レータ方式の軸方向に分割された絶縁体１５の前記筒状
部１２を、分割コア１１の軸方向の両側から挟み込み、
前記絶縁体１５の筒状部１２に電機子コイル１６を巻装
して構成している。前記電機子コイル１６の絶縁体１５
への巻装にあたっては、図５および図６に示すように、
電機子コイル１６の巻始側にあたる絶縁体１５の一方の
つば部１３にＬ字状の溝１７を形成するとともに、電機
子コイル１６の巻始め部分を前記溝１７の中に挿入し、
電気コイル１６の巻終り部分の数ターン手前の部分と接
触しないようにしている。このように構成された複数個
の分割電機子４は、図７に示すように、周方向に連結さ
れてリング状の電機子３を構成する。前記電機子３は、
この状態で前記フレーム２の内周面に嵌合固着される。
本発明の電機子３は、このような構成であるので、電機
子コイル１６の巻始め部分は、絶縁紙や絶縁チューブを
使用しなくても巻終り部分の数ターン手前の部分とは接
触することがない。それにより、何ら組立工数を増やす
ことなく絶縁は強化され、サージ電圧等の高電圧に対す
る絶縁の信頼性が向上するとともに、電動機の寿命が長
くなる。なお、本発明においては、電機子３のヨーク９
は周方向に分割されていないものでもよいし、ティース
１０はヨーク部９とは別体で構成されて連結される構成
になっているものでもよい。また、絶縁体１５は、イン
シュレータ方式のみでなく、ボビン方式のものでも同様
に実施することができる。
いて説明する。図１は本発明の実施例における電動機を
示す正断面図、図２は図１における分割コアを示す斜視
図、図３は図２における分割コアに絶縁体を装着した状
態を示す斜視図、図４は図３における絶縁体に電機子コ
イルを巻装した状態を示す分割電機子の斜視図、図５は
分割電機子の正面図、図６は絶縁体の回転子側のつば部
を示す斜視図、図７は図４における分割電機子を複数個
周方向に連結して構成した電機子を示す正面図である。
図１において、１は電動機、２は例えばリング状のフレ
ーム、３は電機子で、例えば１２個の分割電機子４をリ
ング状に連結して構成されており、前記フレーム２の内
周面に嵌合固着されている。５は前記電機子３の内部空
間内に配置された回転子で、回転軸６と、前記回転軸６
の外周に嵌合された積層鋼板からなる回転子ヨーク７
と、前記回転子ヨーク７の外周面に例えば接着材で固着
された複数個の永久磁石８とからなっている。前記電機
子３を構成する分割電機子４は、図２に示すような電機
子ヨーク９とティース１０とを有する積層鋼板からなる
Ｔ字状の分割コア１１の前記ティース１０に、図３に示
すように、筒状部１２と前記筒状部１２の径方向両端に
形成されたつば部１３、１４とからなる例えばインシュ
レータ方式の軸方向に分割された絶縁体１５の前記筒状
部１２を、分割コア１１の軸方向の両側から挟み込み、
前記絶縁体１５の筒状部１２に電機子コイル１６を巻装
して構成している。前記電機子コイル１６の絶縁体１５
への巻装にあたっては、図５および図６に示すように、
電機子コイル１６の巻始側にあたる絶縁体１５の一方の
つば部１３にＬ字状の溝１７を形成するとともに、電機
子コイル１６の巻始め部分を前記溝１７の中に挿入し、
電気コイル１６の巻終り部分の数ターン手前の部分と接
触しないようにしている。このように構成された複数個
の分割電機子４は、図７に示すように、周方向に連結さ
れてリング状の電機子３を構成する。前記電機子３は、
この状態で前記フレーム２の内周面に嵌合固着される。
本発明の電機子３は、このような構成であるので、電機
子コイル１６の巻始め部分は、絶縁紙や絶縁チューブを
使用しなくても巻終り部分の数ターン手前の部分とは接
触することがない。それにより、何ら組立工数を増やす
ことなく絶縁は強化され、サージ電圧等の高電圧に対す
る絶縁の信頼性が向上するとともに、電動機の寿命が長
くなる。なお、本発明においては、電機子３のヨーク９
は周方向に分割されていないものでもよいし、ティース
１０はヨーク部９とは別体で構成されて連結される構成
になっているものでもよい。また、絶縁体１５は、イン
シュレータ方式のみでなく、ボビン方式のものでも同様
に実施することができる。
【０００６】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、電機
子コイルの巻始め部分と巻終わり部分が絶縁紙や絶縁チ
ューブを使用することなく、接触せずに絶縁体に巻装す
ることができるため、工数を増やすことなく絶縁を強化
することができる。したがって、サージ電圧等の高電圧
に対し信頼性を向上させることができるとともに、寿命
の長い電動機を提供することができる。
子コイルの巻始め部分と巻終わり部分が絶縁紙や絶縁チ
ューブを使用することなく、接触せずに絶縁体に巻装す
ることができるため、工数を増やすことなく絶縁を強化
することができる。したがって、サージ電圧等の高電圧
に対し信頼性を向上させることができるとともに、寿命
の長い電動機を提供することができる。
【図１】 図１は本発明の実施例における電動機を示す
正断面図である。
正断面図である。
【図２】 図１における分割コアを示す斜視図である。
【図３】 図２における分割コアに絶縁体を装着した状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図４】 図３における絶縁体に電機子コイルを巻装し
た状態を示す分割電機子の斜視図である。
た状態を示す分割電機子の斜視図である。
【図５】 分割電機子の正面図である。
【図６】 絶縁体の回転子側のつば部を示す斜視図であ
る。
る。
【図７】 図４における分割電機子を複数個周方向に連
結して構成した電機子を示す正面図である。
結して構成した電機子を示す正面図である。
１ 電動機、 ２ フレーム、 ３ 電機子、 ４ 分割電機子、 ５ 回転子、 ６ 回転軸、 ７ 回転子ヨーク、 ８ 永久磁石、 ９ 電機子ヨーク、 １０ ティース、 １１ 分割コア、 １２ 筒状部、 １３、１４ つば部、 １５ 絶縁体、 １６ 電機子コイル、 １７ 溝
Claims (1)
- 【請求項１】 電機子ヨークに形成したティースに装着
する絶縁体を有し、前記絶縁体に電機子コイルを巻装し
た電動機の電機子において、 前記絶縁体を、筒状部と、この筒状部の両端に形成した
つば部で構成し、一方のつば部におけるコイルの巻始め
部にＬ字状の溝を形成したことを特徴とする電動機の電
機子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35603099A JP2001178059A (ja) | 1999-12-15 | 1999-12-15 | 電動機の電機子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35603099A JP2001178059A (ja) | 1999-12-15 | 1999-12-15 | 電動機の電機子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001178059A true JP2001178059A (ja) | 2001-06-29 |
Family
ID=18446976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35603099A Pending JP2001178059A (ja) | 1999-12-15 | 1999-12-15 | 電動機の電機子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001178059A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006067778A (ja) * | 2004-07-27 | 2006-03-09 | Nippon Densan Corp | モータ用の電機子およびモータ |
| WO2007118087A2 (en) * | 2006-04-05 | 2007-10-18 | 3M Innovative Properties Company | Device and method of monitoring ground connection of moving equipment with insulative bearing arrangement |
| EP1883146A2 (en) * | 2006-07-27 | 2008-01-30 | Showa Corporation | Rotating armature |
| JP2008054404A (ja) * | 2006-08-24 | 2008-03-06 | Hitachi Ltd | 回転電機，巻線機，回転電機システム，ハイブリッド自動車，燃料電池自動車、及び電気自動車 |
| JP2013138585A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-11 | Fujitsu General Ltd | 電動機 |
| KR101858914B1 (ko) * | 2015-02-18 | 2018-05-16 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 회전 전기 및 회전 전기용 인슐레이터 |
-
1999
- 1999-12-15 JP JP35603099A patent/JP2001178059A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006067778A (ja) * | 2004-07-27 | 2006-03-09 | Nippon Densan Corp | モータ用の電機子およびモータ |
| WO2007118087A2 (en) * | 2006-04-05 | 2007-10-18 | 3M Innovative Properties Company | Device and method of monitoring ground connection of moving equipment with insulative bearing arrangement |
| WO2007118087A3 (en) * | 2006-04-05 | 2008-03-13 | 3M Innovative Properties Co | Device and method of monitoring ground connection of moving equipment with insulative bearing arrangement |
| EP1883146A2 (en) * | 2006-07-27 | 2008-01-30 | Showa Corporation | Rotating armature |
| EP1883146A3 (en) * | 2006-07-27 | 2008-07-30 | Showa Corporation | Rotating armature |
| JP2008054404A (ja) * | 2006-08-24 | 2008-03-06 | Hitachi Ltd | 回転電機，巻線機，回転電機システム，ハイブリッド自動車，燃料電池自動車、及び電気自動車 |
| JP2013138585A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-11 | Fujitsu General Ltd | 電動機 |
| EP2611000A3 (en) * | 2011-12-28 | 2017-07-26 | Fujitsu General Limited | Electric motor |
| KR101858914B1 (ko) * | 2015-02-18 | 2018-05-16 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 회전 전기 및 회전 전기용 인슐레이터 |
| US10008896B2 (en) | 2015-02-18 | 2018-06-26 | Mitsubishi Electric Corporation | Rotary electric machine and insulator for rotary electric machine |
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