JPH0528909Y2 - - Google Patents

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JPH0528909Y2
JPH0528909Y2 JP8071987U JP8071987U JPH0528909Y2 JP H0528909 Y2 JPH0528909 Y2 JP H0528909Y2 JP 8071987 U JP8071987 U JP 8071987U JP 8071987 U JP8071987 U JP 8071987U JP H0528909 Y2 JPH0528909 Y2 JP H0528909Y2
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coil
slot
commutator
slots
coils
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、モータ回転子の巻線構造に関し、特
にエンドコイル部分に特徴を有するモータ回転子
の巻線構造に関する。
〈従来の技術〉 モータ回転子の巻線作業、特に複数のコイルを
コアに同時に巻回するモータ回転子の巻線作業に
於ては、コイルの最も外巻きの部分即ち最後にコ
アテイースに巻回された部分からの複数のリード
線は、コイルが比較的密集し互いに重なり合つた
エンドコイル部の最上層の上を通つてコンミテー
タのセグメントに係合されるようになつている。
しかるに、前記したようにコンミテータ側のエ
ンドコイル部は、コイルが密集しており、回転子
の径方向及び軸線方向に膨出しがちであるため、
リード線を配設する位置によつてはエンドコイル
部が更に前記両方向に不必要に膨出する。従つ
て、コイル巻線過程の後処理であるコイル部分の
樹脂モールドに於て、樹脂材が増加すると共にモ
ールド作業が煩雑になりがちになる。また、前記
したリード線は、コンミテータにて電着等により
各セグメントに固着されることとなるが、エンド
コイル部が膨出すると、この作業が煩雑になるこ
とも考えられる。この傾向は特に比較的大径の素
線にてコイルを形成する場合に多く見られる。
特開昭54−22502号公報には、コアテイースに
2周巻回したコイルのエンドコイル部分に於い
て、上層側のコイルと下層側のコイルとの軸線方
向長さを不等長とした構造が開示されている。こ
のような構造にあつては、エンドコイル部に於い
て同一のスロツトに巻回されたコイル素線の折返
し部としての最外端部同士が径方向に重なり合わ
ないため、コイルの径方向への膨出は抑えられて
いるが、コンミテータ側エンドコイル部がリード
線により回転子の径方向及び軸線方向に膨出しが
ちになると云う問題は必ずしも解消されない。
〈考案が解決しようとする問題点〉 このような従来技術の問題点に鑑み、本考案の
主な目的は、エンドコイル部が不必要に膨出する
ことなく良好に巻線を行うことが可能なモータ回
転子の巻線構造を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 このような目的は、本考案によれば、回転軸に
同軸的に装着され、かつ軸線方向に対して或る角
度をなして延在する複数のスロツトにより区分さ
れた複数のコアテイースと該コアテイースの前記
各スロツトを通過するように前記コアテイースに
巻回された複数のコイルとを有するアーマチユア
と、該アーマチユアに対して軸線方向に隔置され
た前記回転軸の部分に同軸的に固着されたコンミ
テータとを有するモータ回転子の巻線構造であつ
て、前記複数のコイルの素線が前記スロツトのい
ずれかからなる第1のスロツトから前記コンミテ
ータ側外端部に突出し前記第1のスロツトと異な
る第2のスロツト側へ向けて折返す最外端部を経
て該第2のスロツトに突入するように、かつ前記
各外端部が互いに部分的に重なり合うように前記
各コイルが前記コアに巻回されており、前記コン
ミテータ側スロツト端部から前記コンミテータに
至る最も上層側に巻回された前記コイルのリード
線が、前記最外端部のうち最も上層側の互いに隣
接する2つの前記最外端部の中間部を、該両最外
端部を形成する素線のうち相対的に上層側に巻回
されている側の素線に沿つて通過していることを
特徴とするモータ回転子の巻線構造を提供するこ
とにより達成される。
〈作用〉 このようにすると、コイルのリード線がエンド
コイル部にて径方向及び軸線方向に膨出すること
がない。
〈実施例〉 以下に添付の図面を参照して本考案を特定の実
施例について詳細に説明する。
第1図は本考案が適用されたモータのロータ部
分を示す。回転軸1には絶縁体からなる図示され
ないスリーブが設けられ、その外周にアーマチユ
ア2及びコンミテータ4が軸線方向に沿つて隔置
されかつ互いに同軸をなすように固着されてい
る。アーマチユア2は多数の薄板を積層してなる
コア3を有し、概ね軸線方向に延在する21本のス
ロツト5により周方向に沿つて区分された21個の
コアテイース6を有する。コア3の表面にはエポ
キシ被膜が形成されている。ここで、スロツト5
及びコアテイース6は軸線方向に対して或る角度
をなして、かつ各スロツト及び各コアテイースが
互いに平行となるように形成されている。また、
アーマチユア2は、これらのスロツト5を通過す
るようにしてコアテイース6に巻回された複数の
コイル7を有している。コンミテータ4は、周方
向に沿つて互いに絶縁されるようにして区分され
た21個のセグメント8と、アーマチユア2側の端
部に形成された拡径部9に穿設された21個の係合
溝9aとを有する。コイル7のリード線10がこ
れら係合溝9aに接続され、電着等により互いに
固着されている。
第2図は、本考案に基づくモータ回転子の巻線
構造を示すダイヤグラム図である。この巻線は所
謂波巻きと呼ばれる巻き方により行われている。
まず、図示されない21個のノズルより同時に導出
された21本のコイルワイヤの始端をセグメント1
5〜35に接続させる。そして、このコイルワイ
ヤを軸線方向に対して第2図に於ける右方向へ斜
めに延出させ、スロツト55〜77に各々突入さ
せ、コイル36〜56として各スロツトを通過さ
せた後、コンミテータ4と相反する側のエンドコ
イル部に突出させる。前記したノズルがこのエン
ドコイル部に位置するときに図示されないスリー
ブをコンミテータ側よりアーマチユア2に嵌装さ
せ、スリーブの遊端部を支点としてコイル36〜
56をこのスリーブの内側から外側に折返すよう
にして最外端部7aを形成させる。そして、スリ
ーブをアーマチユア2より離脱させ、アーマチユ
ア2をインデツクスし、コイル36〜56を前記
した突出側スロツトから第2図に於ける右方向に
5つ離れたスロツトに突入させる。ここで、この
スロツトにコイルを通過させるときに、エンドコ
イル部のコイル突入側スロツト端部にて冶具によ
り各コイル素線を回転軸1の軸線方向内側に押圧
し固定しておくことにより、各コイルが位置決め
されエンドコイル部に於ける各コイルの形状が損
われることがない。
次に、コンミテータ4側エンドコイル部にてコ
イル36〜56を第1のスロツトとしての各スロ
ツト57〜77からエンドコイル部に突出させ
る。そして、前記同様のスリーブをコンミテータ
と相反する側よりアーマチユア2に嵌装させ、ス
リーブの遊端部を支点としてコイル36〜56を
このスリーブの内側から外側に折返すようにして
最外端部7bを形成させる。そして、スリーブを
アーマチユア2より離脱させ、アーマチユア2を
インデツクスし、コイル36〜56を前記した突
出側スロツトから第2図に於ける左方向に5つ離
れた第2のスロツトに突入させる。ここで、ある
コイルに対する第1のスロツトは別のコイルに対
する第2のスロツトになることは云うまでもな
い。
この互いに5つ離れたスロツト同士の間即ちコ
アテイース78〜98の5つ分を各々3周巻回さ
せた後最初に延出したセグメントから第2図に於
ける右方向に10個離れたセグメントに接続させ
る。
ここで、上記した過程を例えばコイル36及び
コイル41に着目して説明すると、セグメント1
5からリード線36aが延出し、同時にセグメン
ト15から第2図に於ける右方向に5つ離れたセ
グメント20からリード線41aが延出する。
そして、リード線36aはコイル36としてス
ロツト57と62との間即ちコアテイース78〜
82の間をを3周巻回し、同時にリード線41a
はコイル41としてスロツト62と67との間即
ちコアテイース83〜87の間を3周巻回する。
即ち、第1図を軸線方向から見た部分的な拡大断
面図である第3図に良く示されているように、ス
ロツト62内にコイル36及び41の素線が3本
づつ交互に計6本の素線が受容され、例えば本実
施例に用いられたコイルよりも線径の大きなコイ
ルを用いて1周或いは2周巻回した構造に比較し
てスロツト内のコイルの占積率が向上している。
コアテイース78〜82の間を3周巻回したコ
イル36は、セグメント15から第2図に於ける
右方向に10個離れたセグメント25に係合され、
コイル41はセグメント30に係合される。ま
た、セグメント15には、セグメント26から延
出したコイル47がコイル36と同様にしてコア
テイースに巻回した後、リード線47bとしてリ
ード線36aの上層側に係合される。
ここで、コイル7からコンミテータ4のセグメ
ント8に至る各リード線10は、エンドコイル部
で互いに隣接すると共に径方向に重なり合う2つ
のコイルの最も上層の最外端部同士の中間を、相
対的に上側となつているコイルの素線に沿つて通
過するようになつている。即ち、第5図に良く示
されているように、例えばリード線36bはコイ
ル38の最外端部38cとコイル39の最外端部
39cとの中間を、コイル39の素線に沿つて通
過している。従つて、コンミテータ側外端部に於
ける径方向長さ及び軸線方向長さが増大すること
がない。
尚、第1図及び同一のスロツト間を巻回するコ
イルの3本の素線のみを示す第4図に示されてい
るように、本実施例によれば、コンミテータ4と
相反する側のエンドコイル部に於て、1周目の素
線12及び2周目の素線13は、突出する側のス
ロツト5から概ね回転子1の軸線方向へ所定の長
さだけ延出した後、最外端部12a及び13aへ
向けて折曲されており、素線12〜14の最外端
部12a,13a及び14aへ向かう部分は互い
に平行をなしている。そのため、このエンドコイ
ル部にて互いに隣接するコイル同士或いは素線1
2〜14が互いに不必要に交差することがなく、
エンドコイル部の径方向への膨出が防止されてい
る。また、第4図に示されているように、コイル
7のコンミテータ4と相反する側のエンドコイル
部に於て、3周巻回されたコイルのうち、最も下
層(1周目)の素線12の軸線方向長さが最も長
く、最も上層(3周目)の素線14が最も短くな
つている。従つて、3周目の素線14が、他の素
線12或いは素線13よりもその軸線方向長さが
長くなつている場合と比較して、突入側隅部にて
一層鋭い角度で折曲してスロツト5に突入し、第
3図に示されたコアテイース6の拡幅された遊端
部11に係合し易くなつており、上記したことか
ら、コイル7とコアテイース6との係合が確実と
なつている。
〈考案の効果〉 このように本考案によれば、モータ回転子に於
て、特にコンミテータ側のエンドコイル部にて、
コイルのリード線を、互いに隣接するコイル素線
の折返し部としての最外端部同士の中間即ち谷部
に、上側となる素線に沿わせるように配設するの
みで、エンドコイル部が径方向及び軸線方向に膨
出することがなく、モータ回転子の巻線過程に於
ける煩雑さが解消されると共にモータ回転子が小
型化される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用されたモータ回転子を示
す斜視図である。第2図は本考案に基づく巻線構
造を示す展開ダイヤグラム図である。第3図は第
1図を軸線方向から見た部分拡大断面図である。
第4図は第1図のコンミテータと相反する側のエ
ンドコイル部の一部を拡大して模式的に示す説明
図である。第5図は第1図のコンミテータ側エン
ドコイル部を拡大して示す正面図である。 1……回転軸、2……アーマチユア、3……コ
ア、4……コンミテータ、5……スロツト、6…
…コアテイース、6a,6b……隅部、7……コ
イル、7a,7b……最外端部、8……セグメン
ト、9……拡径部、9a……係合溝、10……リ
ード線、11……遊端部、12〜14……素線、
12a,13a,14a,14b……最外端部、
15〜35……セグメント、36〜56……コイ
ル、36a,41a,47b……リード線、38
c,39c……最外端部、57〜77……スロツ
ト、78〜98……コアテイース。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転軸に同軸的に装着され、かつ軸線方向に対
    して或る角度をなして延在する複数のスロツトに
    より区分された複数のコアテイースと該コアテイ
    ースの前記各スロツトを通過するように前記コア
    テイースに巻回された複数のコイルとを有するア
    ーマチユアと、該アーマチユアに対して軸線方向
    に隔置された前記回転軸の部分に同軸的に固着さ
    れたコンミテータとを有するモータ回転子の巻線
    構造であつて、 前記コイルの素線が前記複数のスロツトのいず
    れかからなる第1のスロツトから前記コンミテー
    タ側外端部に突出し前記第1のスロツトと異なる
    第2のスロツト側へ向けて折返す最外端部を経て
    該第2のスロツトに突入するように、かつ前記各
    外端部が互いに部分的に重なり合うように前記各
    コイルが前記コアに巻回されており、 前記コンミテータ側スロツト端部から前記コン
    ミテータに至る最も上層側に巻回された前記コイ
    ルのリード線が、前記最外端部のうち最も上層側
    の互いに隣接する2つの前記最外端部の中間部
    を、該両最外端部を形成する素線のうち相対的に
    上層側に巻回されている側の素線に沿つて通過し
    ていることを特徴とするモータ回転子の巻線構
    造。
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JPS63191845U JPS63191845U (ja) 1988-12-09
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