JPS598329Y2 - 巻線用ボビン - Google Patents

巻線用ボビン

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Publication number
JPS598329Y2
JPS598329Y2 JP14483078U JP14483078U JPS598329Y2 JP S598329 Y2 JPS598329 Y2 JP S598329Y2 JP 14483078 U JP14483078 U JP 14483078U JP 14483078 U JP14483078 U JP 14483078U JP S598329 Y2 JPS598329 Y2 JP S598329Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
terminal plate
bobbin
divided
mounting recess
Prior art date
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Expired
Application number
JP14483078U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5563121U (ja
Inventor
健 谷村
敏夫 小野寺
Original Assignee
ソニー株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ソニー株式会社 filed Critical ソニー株式会社
Priority to JP14483078U priority Critical patent/JPS598329Y2/ja
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 フライバックトランスにおいて高圧巻線を複数に分割し
て巻装する場合、分割された巻線(分割コイル)間は整
流用のダイオードを介して直列に接続される。
例えば3分割して高圧巻線を構或する場合、分割コイル
La,Lb,LCは第1図で示すようにボビン本体1に
、例えば左側から右側へとこの順序をもって順次巻装さ
れる。
ここで、分割コイルI,aの巻き方向と分割コイルLC
の巻き方向とを同一方向にとり、これに対し、中間の分
割コイルLbの巻き方向のみ反対にすれば、分割コイル
Laの巻終りと分割コイルLbの巻始めとの間及びこの
分割コイルLbの巻終りと分割コイルLCの巻始めとの
間の距離が比較的長くとれるため、ダイオードDa,D
bを図のように中間の分割コイルLbの巻装ブロックの
空間を利用して取付けることができるから、分割コイル
LaとLbの間及び分割コイルLbとI,Cの間にダイ
オード取付用のブロックを形或しないでも済み、これに
よってボビン本体1を小型に構或することができる。
第2図は上述した接続方法によるときのフライバックト
ランスの電気的接続関係を示す。
この図で、2は1次巻線(1次コイル)、Lは高圧巻線
(2次コイル)、3は出力端子、4は陰極線管のアノー
ド端子に接続されるリード線である。
この考案は第1図で示したように巻線を巻装ブロック毎
に分割巻装するような巻線用ボビンにおいて特殊な構或
を施すことにより“分割コイルとダイオードを直列接続
する端子板の取付けの自動化を達成できるようにしたも
のである。
図面と共にこの考案の一例を詳細に説明するに、先ず巻
線の巻装について説明する。
第3図は巻線の自動巻装装置の説明図であって、第1図
の巻装ブロックA,B,Cの順に巻装され、例えば巻装
ブロックAに対しては第3図で示すようにボビン本体1
を反時計方向に回転させながら巻装するものとすれば、
ボビン本体1と巻線との関係は図のようになる。
6はコイル巻装体である。
この考案によるボビン10の一例を第4図に示す。
分割コイルla−I,Cに対応する各巻装ブロツクA−
Cは夫々がさらに複数の鍔11によって複数のセクショ
ンに分割され、これら鍔11には夫々巻線を隣りのセク
ションに渡すための巻線渡し用切欠12が形或される。
この切欠12はその方向がボビン本体1の円周のほぼ接
線方向に選定されると共に、巻線方向に応じて切欠の向
きが選定される。
ここで、切欠12の向きとは切欠かれた開口部がどちら
の方向を向くかであり、その実施例では巻線方向と逆向
きに選定され、又相隣れる鍔11において形戒位置を略
180゜異ならしめてある。
巻装ブロックAに形或される切欠12Aを例にとって説
明すると、切欠12Aを構戒する一方の切欠片13aは
ボビン本体1の円周に対し接線の方向と一致し、また切
欠12Aが所定の開口角度となるように他方の切欠片1
3 bの切欠方向が定められる。
この切欠12Aは開口角度もさることから、一方の切欠
片13aの切欠角度(接線と切欠片13aとのなす角度
)が重要である。
今第5図のようにセクションX2からX3へ巻線を渡す
とき巻線は矢印aで示すように切欠片13aの側壁13
Cに沿いなから切欠12Aを通って隣りのセクションX
3に渡る。
そのため、切欠片13 aの切欠角度をほぼ接線方向に
とれば、鍔11Aの径が次第に小さくなっていくことか
ら巻線渡しがスムーズとなる。
一方中間の分割コイルLbは分割コイルlaとは逆方向
に巻装されるので、分割コイルLbに対応した巻装ブロ
ックBのセ久ション用の鍔11 Bに形或される切欠1
2Bの向きは、ブロックAに形威された切欠12Aとは
逆になる。
また、ブロックAとBの間にはダイオードを接続するた
めの端子板取付凹部14が形或される。
図の例では中間鍔15が形威され、この鍔15とこれに
隣り合う鍔11 A,11 Bの両側壁即ち通常巻線が
巻装されない巻き渡しセクションXA,XB,XCで、
かつ所定の位置に取付凹部14が形威され、ここに第4
図に示すような端子板16が嵌入固定される。
ただし、第5図においては端子板16は図示されていな
い。
第4図においての端子板16Aは分割コイルLaの巻終
り端とダイオード[)aのアノードを接続するためのも
のであり、端子板16Bは分割コイルLbの巻終り端と
ダイオードDbのアノードを接続するためのものである
ブロックBとCの間及びブロックA,Cの各側壁にも同
様な取付凹部14が形或され、ここに端子板16が嵌入
固定される。
ところで分割コイルLa,Lb,LCのボビン本体1に
対する巻装は巻線をブロックAからB,Cへ順次連続的
に行いこの巻線をブロックAからBへ、またBからCへ
夫々巻き渡す巻線渡し部分(セクションXA , XB
, Xc)において切断して分割コイルLa,Lb,L
Cを構威し、この夫々の分割コイルの端部を上述の端子
板16に接続するので端子板16は各ブロック間の巻線
渡し部分に取付ける必要があり、そのために取付凹部1
4はこの巻線渡し部分に形戊することになる。
しかしこの様に取付凹部14を巻線渡し部分に形戊する
ときは巻線が取付凹部14の口部上を横断することにな
り、この状態で端子板16を取付凹部14に挿入すると
巻線に接触し又不要に切断してしまうおそれがある。
そのため端子板16と分割コイルとの接続においてはボ
ビン本体1に連続巻装された巻線を各ブロック間の渡し
部分において切断した後、端子板16を取付凹部14に
挿入固定してこの端子板16に巻線即ち分割コイルの端
部を接続することになるが、このように巻線の切断後に
端子板16を取付ける工程をとると巻装された巻線が切
断部から解けてしまうことになるので巻線の切断部を仮
止めする必要がある。
そのためこの端子板16の挿入固定等の工程を自動化で
きない不都合がある。
そこでこの考案においては、ボビン本体1に連続巻装さ
れた巻線に影響を及ぼすことなく端子板16を取付凹部
14に挿入固定でき、その工程の自動化を達戒できるよ
うにしたものである。
即ちこの考案は第5図及び第6図に示す一実施例の如く
、取付凹部14の形成面17を取付凹部141の口端面
と共に鍔11又は中間鍔15側へ低く傾斜させて取付凹
部14に隣接して案内溝18を形戒するものである。
このように案内溝18を形或することにより巻線の巻装
において取付凹部14上に巻装される巻;線は傾斜面に
沿って滑るように案内されて案内溝18に送り込まれ取
付凹部14の口部上より離隔される。
これにより取付凹部14の口部は開放状態に維持され端
子板゛16の自動挿入が可能となり、また巻線も切断部
の仮止め等の端末処理の必要がなくなる。
また取付凹部14の近傍に形或する巻線案内溝としては
第7図に示す他の実施例の如く、取付凹部14と鍔11
又は中間鍔15との間に所定巾の平面図19を設け、こ
の平面部19に案内溝18′を形威してもよく、この場
合も巻線の巻装において取付四部14の口部上を横断す
る巻線を案内溝18′に導くことによって、取付凹部1
4の口部から離隔させ、口部を開放状態に維持すること
ができる。
以上説明したようにこの考案によれば端子板16を挿入
固定する取付凹部14の近傍に案内溝18或いは18′
を形戒することにより巻線の巻装において、巻線を取付
凹部14から離隔させることができるので巻線を各巻装
ブロックにわたって連続して巻装した状態で端子板16
を取付凹部14に挿入固定することができ、従って巻線
の巻装一端子板の取付一巻線の切断一巻線切断端部の端
子板への固着という工程順序となるので作業工程が簡素
化されて作業能率が著しく向上されると共に端子板の取
付工程前に巻線の仮止工程が省略されるので巻線の自動
巻装化と共に端子板の自動挿入も可能となる。
なお、上述した実施例はフライバックトランスの高圧巻
線用ボビンに適用した例であるが、巻線の分割巻きを必
要とし、分割巻き部分に端子を固定する他の巻線用ボビ
ンにも適用することができることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は分割巻きされたフライバックトランスの一例の
構戒図、第2図はその電気接続図、第3図は自動巻装装
置の説明図、第4図はこの考案によるボビンの一例を示
す斜視図、第5図は要部の説明図、第6図は第5図にお
けるI−I線断面図、第7図は他の実施例の要部の断面
図である。 図中、1はボビン本体、10はボビン、11 A,11
B,11Cは鍔、12 A,12 B,12 Cは切
欠、15は中間鍔、16は端子板、17は形戒面、18
.18’は案内溝、A,B,Cは巻装ブロック、XA,
XB,Xoは巻き渡し巻装セクションである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フライバックトランスの高圧巻線を、ボビンに設けた複
    数の巻装ブロックに分けて巻装し、隣りあう巻装ブロッ
    クは互に巻装方向を反転し、各巻装ブロックはその中を
    鍔で分割した複数のセクションで構威し、上記巻装ブロ
    ック間の上記セクションに整流ダイオード接続用端子板
    を植立し、該端子板挿入部の近傍に上記巻線の案内手段
    を設け、該案内手段は上記端子板挿入凹部の周辺部より
    斜めに低く傾斜した溝とし、この溝の中に巻線を導き、
    上記巻線の連続巻装の際、巻線を上記端子板挿入部より
    離隔させるようにしたことを特徴とする巻線用ボビン。
JP14483078U 1978-10-20 1978-10-20 巻線用ボビン Expired JPS598329Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14483078U JPS598329Y2 (ja) 1978-10-20 1978-10-20 巻線用ボビン

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JP14483078U JPS598329Y2 (ja) 1978-10-20 1978-10-20 巻線用ボビン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5563121U JPS5563121U (ja) 1980-04-30
JPS598329Y2 true JPS598329Y2 (ja) 1984-03-15

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ID=29123814

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