JP2605229Y2 - トロイダルコアを有する電磁装置 - Google Patents

トロイダルコアを有する電磁装置

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JP2605229Y2
JP2605229Y2 JP1993050043U JP5004393U JP2605229Y2 JP 2605229 Y2 JP2605229 Y2 JP 2605229Y2 JP 1993050043 U JP1993050043 U JP 1993050043U JP 5004393 U JP5004393 U JP 5004393U JP 2605229 Y2 JP2605229 Y2 JP 2605229Y2
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宏 小笠原
昇 荒川内
聖明 内橋
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主としてスイッチング
電源回路、インバータ回路、イグナイタなどに用いるト
ロイダルコアを有する電磁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電力変換用のトランスやノイ
ズフィルタのチョークコイルとしてトロイダルコアに巻
線を巻装した電磁装置が用いられている。トロイダルコ
アは、他の分割形のコアに比較すると、漏れ磁束が少な
い上に小形かつ薄形に形成することができるという利点
を有している。
【0003】また、コア用の磁性材料としては、アモル
ファスや超微結晶磁性合金がフェライトよりも高透磁率
かつ高飽和磁束密度であって磁気特性に優れているが、
これらの磁性材料は薄帯の形で供給されるものであるか
ら、巻回することによってトロイダル状のコアとして用
いられることが多い。トロイダルコアを用いた電磁装置
において、1次巻線と2次巻線との巻比が大きい場合に
は、1次巻線を2次巻線に重ねて巻回することが多い。
いま、2次巻線の巻数が1次巻線よりも多いものとする
と、図10ないし図14に示すように、2次巻線n2
絶縁テープ、絶縁皮膜、絶縁ケースなどの絶縁層を介し
てトロイダルコア1′に巻装し、2次巻線n2 を巻装し
たトロイダルコア1′を絶縁性の合成樹脂よりなるケー
ス2′に収納し、ケース2′の外側に1次巻線n1 を巻
装するのである。
【0004】ケース2′の外周面の一部には径方向に端
子台41が突設され、端子台41にはトロイダルコア
1′の中心線方向に貫通した一対の挿通孔42が形成さ
れ、かつ端子台41に対応する部位でケース2′の周壁
には一対の透孔43が穿孔されている。ここに1次巻線
1 は2次巻線n2 よりも巻数が少なく太線であるか
ら、1次巻線n1 の末端部分を挿通孔42に挿通するこ
とによって、1次巻線n1に対応した端子を形成するよ
うになっている。また、2次巻線n2 の末端部分は透孔
43を通してケース2′の外部に引き出され、端子台4
1に植設された一対の端子ピン44に対して絡めた状態
で接続される。
【0005】一方、1次巻線n1 と2次巻線n2 との巻
比が同程度の場合には、図15、図16に示すように、
1次巻線n1 と2次巻線n2 とをともにトロイダルコア
に絶縁層を介して巻装したトランス本体1を用いた構成
が採用されている。すなわち、1次巻線n1 と2次巻線
2 とをトロイダルコアの周方向の異なる部位に巻装し
て形成したトランス本体1をケース2′に収納したもの
であって、ケース2′は底面が略正方形である直方体状
に形成されている。ケース2′の側面のうちの1面には
4本の端子ピン44が一列に植設され、各端子ピン44
に対して1次巻線n1 、2次巻線n2 の末端部分が絡め
られた状態で接続されるようになっている。ここに、端
子ピン44が植設された一面とその反対側の面とには各
一対の保持溝45a,45bが形成され、またケース
2′においてトロイダルコアを収納する凹溝21′の開
口した面とは反対側の面には案内溝46が形成されてい
る。1次巻線n1 および2次巻線n2 の一方の末端部分
は保持溝45aを通して端子ピン44に接続され、1次
巻線n1 および2次巻線n2 の他方の末端部分は保持溝
45bおよび案内溝46を通して端子ピン44に接続さ
れる。
【0006】図15、図16に示した構成では、凹溝2
1′の底面中央部に円筒状の位置決め筒47が突設さ
れ、位置決め筒47の周面および凹溝21′の内周面と
には、1次巻線n1 と2次巻線n2 との間を仕切る仕切
突起48が突設される。この仕切突起48を設けている
ことにより、1次巻線n1 と2次巻線n2 との間の絶縁
性が高くなるのである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前者の構成
では、1次巻線n1 と2次巻線n2 との間がケース2′
を介して絶縁されるから、1次巻線n1 と2次巻線n2
との間の絶縁性能という点では優れているものの、トロ
イダルコア1′に対して1次巻線n1 は2次巻線n2
りも遠い位置に配置されているものであるから、1次巻
線n1 はトロイダルコア1′に対する距離が大きくな
り、結果的に1次巻線n1 と2次巻線n2 との結合比が
低くなるという問題が生じる。
【0008】この問題を解決するには、1次巻線n1
2次巻線n2 との間にケース2′を設けずに2次巻線n
2 の上に1次巻線n1 を直接重ねて巻装することも考え
られるが、1次巻線n1 と2次巻線n2 との絶縁性能が
低下し、しかも巻き乱れが多くなるという問題が生じ
る。さらには、ケース2′の内部において2次巻線n2
の末端部分が固定されていないものであるから、2次巻
線n2 の末端部分がトロイダルコア1′に対して移動す
ることがあり、2次巻線n2 の巻始端と巻終端との距離
が近くなって空間距離、沿面距離ともに小さくなり、結
果的に2次電圧に対する耐圧が低下するという問題が生
じる。
【0009】一方、後者の構成をイグナイタのパルスト
ランスのように1次巻線n1 と2次巻線n2 との巻比が
大きい(1:20程度)電磁装置に採用するとすれば、
1次巻線n1 と2次巻線n2 とを重ねて巻く場合に比較
して絶縁性能が高く、また1次巻線n1 と2次巻線n2
との末端部分が固定されるから、巻き乱れや耐圧の低下
がないことになる。しかしながら、1次巻線n1 と2次
巻線n2 との間に2箇所の隙間が必要であり、1次巻線
1 と2次巻線n2 とをトロイダルコアの一部にしか巻
装することができないから、トロイダルコアの磁路の利
用効率が前者の構成よりも悪くなるという問題がある。
また、1次巻線n1 や2次巻線n2 の末端部分が他の部
分に交差することになり、この交差部位が短絡すると電
磁装置としての所期の性能が得られなくなるという問題
がある。
【0010】本考案は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、1次巻線と2次巻線との結合比を大きくとり
ながらも1次巻線と2次巻線との間の絶縁性能が高く、
しかも巻き乱れが生じることがなく磁路の利用効率が高
いトロイダルコアを有する電磁装置を提供しようとする
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の考案は、トロ
イダルコアに周方向の異なる位置で1次巻線および2次
巻線をそれぞれ単層巻きで巻装したトランス本体と、リ
ング状に開口する凹溝が一面に形成され凹溝内にトラン
ス本体が納装されるケースと、ケースにおける上記一面
に突出し1次巻線および2次巻線の末端部分が接続され
る複数本の端子ピンとを備え、少なくとも2次巻線の高
圧側の末端部分と1次巻線の末端部分との間には巻線の
ない非巻部が設けられ、トランス本体における非巻部と
凹溝の内周面との一方に位置決め突起が形成され、他方
には位置決め突起に嵌合する位置決め凹所が形成されて
いる。
【0012】請求項2の考案は、請求項1の考案におい
、1次巻線の末端部分と2次巻線の高圧側の末端部分
とが接続される端子ピンの一方は凹溝よりも内側に設け
られ、他方は凹溝よりも外側に設けられている。
【0013】請求項の考案は、請求項1または請求項
2の考案において、2次巻線の温度を検出する温度ヒュ
ーズを設けてある。請求項の考案は、請求項の考案
において、温度ヒューズは、凹溝よりも内側に形成され
凹溝に連通する開口窓を有した保持孔内に挿着され、2
次巻線の高圧側の末端部分の近傍に当接するものであ
る。
【0014】請求項の考案は、トロイダルコアに周方
向の異なる位置で1次巻線および2次巻線をそれぞれ単
層巻きで巻装したトランス本体と、凹所が一面に開口し
凹所内にトランス本体が納装されるケースと、ケースに
おける上記一面に突出し1次巻線および2次巻線の末端
部分が接続される複数本の端子ピンと、トランス本体に
囲まれる形で凹所の中央部に配設されるコイルボビンに
巻線が巻装され端子ピンと同方向にリード端子が突出す
るチョークコイルとを備え、少なくとも2次巻線の高圧
側の末端部分と1次巻線の末端部分との間には巻線のな
い非巻部が設けられ、1次巻線および2次巻線の末端部
分の一部はリード端子に接続されたものである。
【0015】請求項の考案は、トロイダルコアに周方
向の異なる位置で1次巻線および2次巻線をそれぞれ単
層巻きで巻装したトランス本体と、凹所が一面に開口し
凹所内にトランス本体が納装されるケースと、ケースに
おける上記一面に突出し1次巻線および2次巻線の末端
部分が接続される複数本の端子ピンと、ケースの外周に
巻線を巻装したチョークコイルとを備え、少なくとも2
次巻線の高圧側の末端部分と1次巻線の末端部分との間
には巻線のない非巻部が設けられ、チョークコイルの巻
線の末端部分は端子ピンに接続されたものである。
【0016】請求項の考案は、請求項1ないし請求項
の考案において、トロイダルコアはアモルファス磁性
材料と超微結晶磁性合金とのいずれかの材料よりなる薄
帯を巻回した巻きコアであることを特徴とするものであ
る。
【0017】
【作用】請求項1の考案の構成によれば、1次巻線と2
次巻線とをトロイダルコアの周方向の異なる位置で単層
巻きで巻装し、かつ2次巻線の高圧側の末端部分と1次
巻線との間に巻線のない非巻部を形成していることによ
って、1次巻線と2次巻線との絶縁距離を比較的大きく
とることができ、絶縁性能が高く、しかも1次巻線およ
び2次巻線はトロイダルコアに対して単層巻きであるか
ら結合比を大きくとることができるのである。また、ト
ランス本体をケースの一面に開口したリング状の凹溝内
に収納し、かつ凹溝が開口するケースの一面に端子ピン
を突出させて、この端子ピンに1次巻線および2次巻線
の末端部分を接続しているから、配線基板への実装の際
には、端子ピンがケースの側面から突出する図15の従
来構成に比較すれば、実装時の高さを低くして安定に固
定することができる。さらに、凹溝が開口する面に端子
ピンを突出させているから、1次巻線や2次巻線を引き
回さずに端子ピンに接続することができ、1次巻線や2
次巻線の末端部分を他の部分に交差させずに端子ピンに
接続することが可能になる。また、トランス本体と凹溝
とを位置決め突起と位置決め凹所とで嵌合させているの
であって、位置決め突起および位置決め凹所は非巻部に
形成されるから、トランス本体とケースとの位置ずれが
防止されるのはもちろんのこと、1次巻線と2次巻線の
高圧側との沿面距離を大きくとることができ、しかも1
次巻線や2次巻線の位置ずれを防止することになる。
【0018】
【0019】請求項の考案の構成によれば、1次巻線
の末端部分と2次巻線の高圧側の末端部分とが接続され
る端子ピンの一方を凹溝を挟んで内側部分と外側部分と
に振り分けて設けているから、端子ピンの間の絶縁距離
を大きくとることができるのである。とくに、ケースに
おいて凹溝が開口する面を凹溝の開口面にほぼ外接する
正方形状としている場合に、比較的狭いスペースの角部
にすべての端子ピンを設けるのではなく、絶縁距離を確
保したい端子ピンを凹溝を挟んで内外に配置しているこ
とによって、比較的狭い場所に端子ピンを設けながらも
絶縁距離を大きくとることができるのである。
【0020】請求項の考案の構成では、2次巻線の温
度を検出する温度ヒューズを設けているから、トランス
本体の温度の異常を検出して回路動作を停止させること
が可能である。請求項の考案の構成では、温度ヒュー
ズを凹溝よりも内側に形成され凹溝に連通する開口窓を
有した保持孔内に挿着していることによって、温度ヒュ
ーズを定位置に固定でき、しかも開口窓を通して温度ヒ
ューズを凹溝内に露出させることによって、2次巻線の
高圧側の末端部分の近傍に当接させることができ、トラ
ンス本体の温度の異常を確実に検出することができる。
【0021】請求項の考案の構成では、トランス本体
に囲まれる形で凹所の中央部にチョークコイルを配設
し、このチョークコイルのコイルボビンに突設されたリ
ード端子に1次巻線および2次巻線の末端部分の一部を
接続しているのであり、チョークコイルをケース内に併
設している場合に、トランス本体とチョークコイルとの
端子の一部を兼用することができる。すなわち、ケース
および端子を兼用することによって、小形化につながる
のである。
【0022】請求項の考案の構成では、ケースの周面
に巻線を巻回してチョークコイルを形成し、チョークコ
イルの巻線の末端部分が端子ピンに接続されているので
あって、請求項の構成と同様に、ケースおよび端子を
トランス本体とチョークコイルとで兼用することがで
き、小形化につながるのである。請求項の考案の構成
では、トロイダルコアをアモルファス磁性材料または超
微結晶磁性合金の薄帯を巻回した巻きコアとしているの
で、高透磁率が得られ1次巻線と2次巻線との結合比を
大きくとることができるのである。
【0023】
【実施例】(実施例1)まず、本実施例の基本構成について図1および図2を参
照しながら説明し、その後、本実施例の要旨である構成
について図3ないし図5を参照しながら説明する。図1
および図2に示すように、トロイダルコア(図示せず)
は、絶縁性を有する合成樹脂のコアケース11に収納さ
れ、コアケース11に対して1次巻線nおよび2次巻
線nを巻装することによってトランス本体1が構成さ
れている。1次巻線nおよび2次巻線nは一方の末
端部分同士の間に隙間を形成することなくコアケース1
1にそれぞれ単層巻きで巻装され、他方の末端部分同士
の間には巻線を巻装しない非巻部12が形成される。こ
の非巻部12を形成することによって1次巻線nと2
次巻線nとの間の絶縁耐圧を保つようにして放電等に
よる短絡を防止している。1次巻線nと2次巻線n
との間で隙間のない末端部分同士は後述するように電気
的に接続される。トロイダルコアは、アモルファスや超
微結晶磁性合金(たとえば、日立金属株式会社製のファ
インメット(商品名))の薄帯を巻回して形成された巻
コアであって、ケイ素鋼板やダストコアに比べて非常に
高い透磁率を有している。したがって、1次巻線n
2次巻線nとを重ねて巻いていないにもかかわらず、
十分な結合比を得ることができるのである。
【0024】ケース2は底面が略正方形である直方体状
に形成され、一方の底面にリング状の開口面を有する凹
溝21が形成され、この凹溝21にトランス本体1が納
装される。ケース2のうち凹溝21が形成された底面の
1つの角部には一対の端子ピン22a,22bが植設さ
れ、端子ピン22a,22bにはガイド溝24を通して
導かれた1次巻線n1 の両方の末端部分が絡められた状
態で接続される。ここにおいて、トランス本体1は、端
子ピン22a,22bを設けた角とケース2の上記底面
の中心とを結ぶ直線に対して中心を見込む角度が所定範
囲(たとえば30度以内)となる部位に非巻部12が位
置するように配置される。また、凹溝21が形成された
底面の中心部には端子ピン23が植設され、この端子ピ
ン23にはガイド溝25を通して導かれた2次巻線n2
の一方の末端部分が絡められた状態で接続される。2次
巻線n2 の他方の末端部分は端子ピン22bに絡められ
た状態で接続される。ケース2において凹溝21が形成
された底面の他の角部には3本の固定用ピン26が植設
され、固定用ピン26は配線基板等に実装する際の固定
用に用いられる。
【0025】ケース2において凹溝21よりも内側であ
って、2次巻線n2 のうち端子ピン23に接続される末
端部分の近傍に対応する部位には保持孔28aが穿孔さ
れ、保持孔28aには温度ヒューズ3が挿着される。保
持孔28aにおいて凹溝21側の部位には開口窓28b
が形成されており、温度ヒューズ3が2次巻線n2 に当
接できるようになっている。温度ヒューズ3は2次巻線
2 の温度を検出するのであって、2次巻線n2 の温度
上昇によって電流増加を検出する。また、この温度ヒュ
ーズ3は電流が異常に増加した場合に回路を遮断するよ
うに回路内の適宜箇所に挿入される。ここにおいて、温
度ヒューズ3を2次巻線n2 の末端部分の近傍に配置し
ているのは、2次巻線n2 の巻装時にこの部位でもっと
も大きなストレスが発生し、通電時には温度上昇がもっ
とも生じやすいからである。
【0026】上述したように、1次巻線n1 の両方の末
端部分および2次巻線n2 の一方の末端部分を端子ピン
22a,22bに接続し、かつ2次巻線の他方の末端部
分を端子ピン23に接続するのであって、非巻部12を
上記位置に設定することによって、1次巻線n1 および
2次巻線n2 の末端部分を他の部分に交差させることな
く端子ピン22a,22b,23に接続することができ
るのである。また、1次巻線n1 と2次巻線n2 とを重
ねることなく巻装し、しかも非巻部12を設けているの
で、1次巻線n1 と2次巻線n2 との距離を確保するこ
とができて絶縁性能を確保することができるのである。
さらに、入力電圧の低い1次巻線n1 の末端部分は凹溝
21よりも外側の端子ピン22a,22bに接続され、
出力電圧の高い2次巻線n2 の末端部分は凹溝21より
も内側の端子ピン23に接続されているので、非巻部1
2を設けていることに加えて両末端部分の空間距離およ
び沿面距離を大きくとることができ、放電等による短絡
を防止することができる。また、1次巻線n1 および2
次巻線n2 の末端部分は、それぞれ端子ピン22a,2
2b,23に接続されているから、1次巻線n1 や2次
巻線n2 の位置が変化することがなく所期の性能が保た
れるのである。
【0027】上記構成では、1次巻線n1 に対する端子
ピン22a,22bを凹溝21よりも外側に設け、2次
巻線n2 に対する端子ピン23を凹溝21よりも内側に
設けているが、逆に端子ピン22a,22bを内側に
し、端子ピン23を外側にしてもよい。また、本実施例
では1次巻線n1 と2次巻線n2 との一方の末端部分を
共通接続しているが、末端部分を共通接続しないトラン
スや、1個の巻線のみを有したチョークコイルであって
も本実施例のような配置を採用することが可能できる。
さらに、ケース2の形状は上記形状に限定されるもので
はない。
【0028】実施例では、図3ないし図5に示すよう
に、凹溝21においてトランス本体1の非巻部12に対
応する部位の周壁に位置決め突起27a,27bを突設
し、コアケース11には位置決め突起27a,27bに
嵌合する位置決め凹所13a,13bを形成したもので
ある。したがって、凹溝21にトランス本体1を収納し
た状態でケース2に対するトランス本体1の位置ずれが
防止でき、位置ずれによる部材の破損を防止することが
できる。また、位置決め突起27a,27bと位置決め
凹所13a,13bとを嵌合させている部位は非巻部1
2に対応しているから、1次巻線nと2次巻線n
の位置ずれを確実に防止するとともに、1次巻線n
2次巻線nとの沿面距離を大きくとることができ、絶
縁性能の向上につながるのである。1次巻線nと2次
巻線nとは位置決め突起27a,27bと位置決め凹
所13a,13bとの嵌合部位以外に巻装することがで
きるから、非巻部が2箇所に形成されていた従来構成に
比較すれば、トロイダルコアの磁路を有効利用すること
ができることになる。
【0029】本実施例では、コアケース11を設けるこ
とによってトロイダルコアと1次巻線nおよび2次巻
線nとの絶縁を行なっているが、コアケース11に代
えて合成樹脂をコーティングした絶縁層としてもよい。
このように、トロイダルコアと1次巻線nおよび2次
巻線nとの絶縁を行なうことによって、フェライト等
に比較して導電率の高いアモルファスや超微結晶磁性合
金を用いたトロイダルコアであってもトロイダルコアと
1次巻線nおよび2次巻線nとの間の短絡を防止す
ることができる。
【0030】(実施例) 本実施例では、図6に示すように、1次巻線nと2次
巻線nとの両方の末端部分の間にそれぞれ非巻部12
を形成し、1次巻線nと2次巻線nとの間を非接続
とした絶縁トランスを例示する。この構成では、1次巻
線nと2次巻線nとに対応してそれぞれ一対ずつの
端子ピン22a,22b、23a,23bが設けられ、
1次巻線nについては上記実施例と同様に、凹溝21
よりも外側に設けた端子ピン22a,22bに接続され
る。また、2次巻線n の一方の末端部分は凹溝21よ
りも内側に設けた端子ピン23aに接続されるが、他方
の末端部分は凹溝21よりも外側で一つの角部に植設さ
れた端子ピン23bにガイド溝29を通して導かれ、こ
の端子ピン23bに接続される。ここにおいて、ガイド
溝29は2次巻線nの末端部分が2次巻線nの他の
部位に交差しないように形成される。
【0031】上記構成によって、2次巻線nはトラン
ス本体1の略2/3周に巻装することができることにな
る。また、2次巻線nの両方の末端部分がガイド溝2
5,29を通して導かれて端子ピン23a,23bに接
続されるから、2次巻線nの位置ずれが生じないので
ある。他の構成については実施例と同様であるから説
明を省略する。
【0032】(実施例) 本実施例は、図7に示すように、放電ランプDLを点灯
させる図8に示す構成の放電灯点灯回路を構成する部品
のうち、パルストランスPTとしてトランス本体1を用
い、さらに空心のチョークコイルCHをケース2の空き
スペースに収納した構成を有している。放電灯点灯回路
は、商用交流電源のような交流電源ACを限流する安定
器Baを備え、安定器Baの出力端間に、コンデンサC
と抵抗Rとの直列回路を接続し、コンデンサC
対して、スイッチ要素SW−チョークコイルCH−パル
ストランスPTの1次巻線nの直列回路を並列接続
し、コンデンサCと抵抗Rとの直列回路に対して、
パルストランスPTの2次巻線n−放電ランプDLの
直列回路を並列接続した構成を有する。また、スイッチ
要素SWは、電源が投入されてコンデンサCが抵抗R
を通して充電されることによって、コンデンサC
両端電圧が所定値以上になるとオンになるサイダックな
どが用いられる。すなわち、チョークコイルCH、パル
ストランスPT、コンデンサC、抵抗R、スイッチ
要素SWはイグナイタを構成する。
【0033】スイッチ要素SWがオンになれば、コンデ
ンサC1 の電荷はチョークコイルCH−パルストランス
PTの1次巻線n1 を通して放出されるから、パルスト
ランスPTの1次巻線n1 の両端電圧に対して、パルス
トランスPTの1次巻線n1と2次巻線n2 との巻比に
応じた高電圧が2次巻線n2 の両端間に発生し、放電ラ
ンプDLが点灯するのである。ここにおいて、チョーク
コイルCHは、コンデンサC1 の放電時の急激な電流変
化を緩和するものであって、スイッチ要素SWのストレ
スを緩和する機能を有している。
【0034】上記構成において、チョークコイルCHは
4本のリード端子30a〜30dを有するコイルボビン
31に巻装されており、2本のリード端子30a,30
bはチョークコイルCHの両端に接続され、残りの2本
のリード端子30c,30dにはチョークコイルCHは
接続されていない。パルストランスPTにおいて1次巻
線n1 と2次巻線n2 との末端部分を共通接続した部分
は、安定器BaおよびコンデンサC1 に接続する必要が
あるから、チョークコイルCHに接続されていないリー
ド端子30cに接続する また、パルストランスPTの
1次巻線n1 の一端は、チョークコイルCHの一端に接
続されるから、リード端子30bに接続する。放電ラン
プDLに接続されるパルストランスPTの2次巻線n2
の一端はケース2に植設した端子ピン23に接続され
る。
【0035】このように、パルストランスPTのケース
2にチョークコイルCHを収納し、かつパルストランス
PTの一部の端子をチョークコイルCHのリード端子3
0b,30cと兼用しているので、比較的狭いスペース
において絶縁距離を確保し、かつ小形化が可能になるの
である。他の構成は実施例1と同様である。 (実施例) 本実施例は、図9に示すように、実施例1の構成につい
てチョークコイルCHとケース2を兼用したものであ
る。すなわち、実施例のようにチョークコイルCHに
対するコイルボビン31を設けずに、ケース2の周囲に
チョークコイルCHとして用いる巻線32を巻回したも
のである。また、実施例1において設けている3本の固
定用ピン26に代えて1本の端子ピン33を設け、この
端子ピン33に巻線32の一端を接続し、巻線32の他
端は1次巻線nに接続された端子ピン22aに接続し
てある。
【0036】他の構成は実施例1と同様であって、実施
と同様の放電灯点灯回路に用いることができる。し
かも、チョークコイルCHの巻線32をケース2に巻装
しているから、チョークコイルCHを別途に設ける場合
に比較して小形化が可能になるものである。
【0037】
【考案の効果】請求項1の考案は、1次巻線と2次巻線
とをトロイダルコアの周方向の異なる位置で単層巻きで
巻装し、かつ2次巻線の高圧側の末端部分と1次巻線と
の間に巻線のない非巻部を形成しているので、1次巻線
と2次巻線との絶縁距離を比較的大きくとることがで
き、絶縁性能が高く、しかも1次巻線および2次巻線は
トロイダルコアに対して単層巻きであるから結合比を大
きくとることができるという利点がある。また、トラン
ス本体をケースの一面に開口したリング状の凹溝内に収
納し、かつ凹溝が開口するケースの一面に端子ピンを突
出させて、この端子ピンに1次巻線および2次巻線の末
端部分を接続しているから、配線基板への実装の際に
は、実装時の高さを低くして安定に固定することができ
るという効果がある。さらに、凹溝が開口する面に端子
ピンを突出させているから、1次巻線や2次巻線を引き
回さずに端子ピンに接続することができ、1次巻線や2
次巻線の末端部分を他の部分に交差させずに端子ピンに
接続することが可能になるという利点もある。また、ト
ランス本体と凹溝とを位置決め突起と位置決め凹所とで
嵌合させているので、位置決め突起および位置決め凹所
は非巻部に形成されるから、トランス本体とケースとの
位置ずれが防止されるのはもちろんのこと、1次巻線と
2次巻線の高圧側との沿面距離を大きくとることがで
き、しかも1次巻線や2次巻線の位置ずれを防止するこ
とができるという利点がある。
【0038】
【0039】請求項の考案は、1次巻線の末端部分と
2次巻線の高圧側の末端部分とが接続される端子ピンの
一方を凹溝を挟んで内側部分と外側部分とに振り分けて
設けているから、端子ピンの間の絶縁距離を大きくとる
ことができる。とくに、ケースにおいて凹溝が開口する
面を凹溝の開口面にほぼ外接する正方形状としている場
合に、比較的狭いスペースの角部にすべての端子ピンを
設けるのではなく、絶縁距離を確保したい端子ピンを凹
溝を挟んで内外に配置していることによって、比較的狭
い場所に端子ピンを設けながらも絶縁距離を大きくとる
ことができるという利点がある。
【0040】請求項の考案は、2次巻線の温度を検出
する温度ヒューズを設けているから、トランス本体の温
度の異常を検出して回路動作を停止させることが可能で
あるという効果がある。請求項の考案は、温度ヒュー
ズを凹溝よりも内側に形成され凹溝に連通する開口窓を
有した保持孔内に挿着しているので、温度ヒューズを定
位置に固定でき、しかも開口窓を通して温度ヒューズを
凹溝内に露出させることによって、2次巻線の高圧側の
末端部分の近傍に当接させることができ、トランス本体
の温度の異常を確実に検出することができるという利点
がある。
【0041】請求項の考案は、トランス本体に囲まれ
る形で凹所の中央部にチョークコイルを配設し、このチ
ョークコイルのコイルボビンに突設されたリード端子に
1次巻線および2次巻線の末端部分の一部を接続してい
るので、チョークコイルをケース内に併設している場合
に、トランス本体とチョークコイルとの端子の一部を兼
用することができる。すなわち、ケースおよび端子を兼
用することによって、小形化につながるという利点があ
る。
【0042】請求項の考案は、ケースの周面に巻線を
巻回してチョークコイルを形成し、チョークコイルの巻
線の末端部分が端子ピンに接続されているので、請求項
の構成と同様に、ケースおよび端子をトランス本体と
チョークコイルとで兼用することができ、小形化につな
がるという利点がある。請求項の考案は、トロイダル
コアをアモルファス磁性材料または超微結晶磁性合金の
薄帯を巻回した巻きコアとしているので、高透磁率が得
られ1次巻線と2次巻線との結合比を大きくとることが
できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の基本構成を示す斜視図である。
【図2】実施例1の基本構成を示す分解斜視図である。
【図3】実施例を示す斜視図である。
【図4】実施例を示す分解斜視図である。
【図5】実施例の要部平面図である。
【図6】実施例を示す斜視図である。
【図7】実施例を示す斜視図である。
【図8】実施例の使用例を示す回路図である。
【図9】実施例を示す斜視図である。
【図10】従来例を示す斜視図である。
【図11】従来例を示す平面図である。
【図12】従来例を示す側面図である。
【図13】従来例を示す水平断面図である。
【図14】従来例を示す縦断面図である。
【図15】他の従来例を示す斜視図である。
【図16】他の従来例を示す裏面側の斜視図である。
【符号の説明】
1 トランス本体 2 ケース 3 温度ヒューズ 12 非巻部 13a 位置決め凹所 13b 位置決め凹所 21 凹溝 22a 端子ピン 22b 端子ピン 23 端子ピン 23a 端子ピン 23b 端子ピン 27a 位置決め突起 27b 位置決め突起 28a 保持孔 28b 開口窓 30a リード端子 30b リード端子 30c リード端子 30d リード端子 31 コイルボビン 32 巻線 n 1次巻線 n 2次巻線
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01F 37/00 H01F 31/00 G (56)参考文献 実開 昭61−117217(JP,U) 実開 平1−127214(JP,U) 実開 昭55−20289(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 17/06,27/02,27/40 H01F 31/00,37/00

Claims (7)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トロイダルコアに周方向の異なる位置で
    1次巻線および2次巻線をそれぞれ単層巻きで巻装した
    トランス本体と、リング状に開口する凹溝が一面に形成
    され凹溝内にトランス本体が納装されるケースと、ケー
    スにおける上記一面に突出し1次巻線および2次巻線の
    末端部分が接続される複数本の端子ピンとを備え、少な
    くとも2次巻線の高圧側の末端部分と1次巻線の末端部
    分との間には巻線のない非巻部が設けられ、トランス本
    体における非巻部と凹溝の内周面との一方に位置決め突
    起が形成され、他方には位置決め突起に嵌合する位置決
    め凹所が形成されて成ることを特徴とするトロイダルコ
    アを有する電磁装置。
  2. 【請求項2】 1次巻線の末端部分と2次巻線の高圧側
    の末端部分とが接続される端子ピンの一方は凹溝よりも
    内側に設けられ、他方は凹溝よりも外側に設けられて
    ることを特徴とする請求項1記載のトロイダルコアを有
    する電磁装置。
  3. 【請求項3】 2次巻線の温度を検出する温度ヒューズ
    を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のトロイダルコアを有する電磁装置。
  4. 【請求項4】 温度ヒューズは、凹溝よりも内側に形成
    され凹溝に連通する開口窓を有した保持孔内に挿着さ
    れ、2次巻線の高圧側の末端部分の近傍に当接すること
    を特徴とする請求項3記載のトロイダルコアを有する電
    磁装置。
  5. 【請求項5】 トロイダルコアに周方向の異なる位置で
    1次巻線および2次巻線をそれぞれ単層巻きで巻装した
    トランス本体と、凹所が一面に開口し凹所内にトランス
    本体が納装されるケースと、ケースにおける上記一面に
    突出し1次巻線および2次巻線の末端部分が接続される
    複数本の端子ピンと、トランス本体に囲まれる形で凹所
    の中央部に配設されるコイルボビンに巻線が巻装され端
    子ピンと同方向にリード端子が突出するチョークコイル
    とを備え、少なくとも2次巻線の高圧側の末端部分と1
    次巻線の末端部分との間には巻線のない非巻部が設けら
    れ、1次巻線および2次巻線の末端部分の一部はリード
    端子に接続されて成ることを特徴とするトロイダルコア
    を有する電磁装置。
  6. 【請求項6】 トロイダルコアに周方向の異なる位置で
    1次巻線および2次巻線をそれぞれ単層巻きで巻装した
    トランス本体と、凹所が一面に開口し凹所内にトランス
    本体が納装されるケースと、ケースにおける上記一面に
    突出し1次巻線および2次巻線の末端部分が接続される
    複数本の端子ピンと、ケースの外周に巻線を巻装したチ
    ョークコイルとを備え、少なくとも2次巻線の高圧側の
    末端部分と1次巻線の末端部分との間には巻線のない非
    巻部が設けられ、チョークコイルの巻線の末端部分は端
    子ピンに接続されて成ることを特徴とするトロイダルコ
    アを有する電磁装置。
  7. 【請求項7】 トロイダルコアはアモルファス磁性材料
    と超微結晶磁性合金とのいずれかの材料よりなる薄帯を
    巻回した巻きコアであることを特徴とする請求項1ない
    し請求項6のいずれかに記載のトロイダルコアを有する
    電磁装置。
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