JPH062661U - 小型コイル部品連 - Google Patents

小型コイル部品連

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JPH062661U
JPH062661U JP1118593U JP1118593U JPH062661U JP H062661 U JPH062661 U JP H062661U JP 1118593 U JP1118593 U JP 1118593U JP 1118593 U JP1118593 U JP 1118593U JP H062661 U JPH062661 U JP H062661U
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coil
insulating
small
small coil
toroidal
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JP1118593U
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克則 ▲高▼砂
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東北金属工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動実装機によって、回路基板等に小型コイ
ルを装着する時間を短縮することができる小型コイル部
品連を提供することである。 【構成】 絶縁材からなる厚板の主面に設けられている
環状溝4と、前記厚板の側面に設けられている絶縁突片
5と、絶縁突片5の突出方向に延びているピン端子7と
からなる絶縁ケース3を備え、トロイダルコア1に巻線
2を巻回したトロイダルコイルを環状溝4に収納し、巻
線2の端部をピン端子7に接続して小型コイルを形成す
る。該小型コイルを実装する数だけ用意し、互いに等間
隔に配列し、ピン端子7の端部を台紙9とテープ10に
挟み込むようにテーピングを施して構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動実装機に掛けられる小型コイル部品連に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、小型トロイダルコイルは、図3に示すように、小型のトロイダルコア1 (例えば外径4mm,内径3mm,厚さ1mm)に巻線2を巻回し、巻線2の端部をコ ア1の直径方向にかつ同じ方向に延ばした構造であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の小型トロイダルコイルは通常巻線の太さが小さい(例えば直 径0.3mm)ので延ばした端部が変形しやすく延在方向や間隔を一定に維持する ことが難しく、またコアが割れやすいので穏やかに扱う必要があり、そのために 自動実装機による装着ができないという問題があった。
【0004】 さらに、従来の小型コイルを一連の部品群として配列しようとしても、端部が 変形しやすいため延在方向や間隔を一定に維持することが困難であった。そのた め端部をテーピングして自動実装機に掛けることはできなかった。従って、小型 コイル部品連を回路基板等に装着する時間が長く、例えば従来のものでは、小型 コイル一個につき2〜3秒要していた。
【0005】 本考案の課題は、上記問題点を解決し、特に自動実装機によって、回路基板等 に小型コイルを装着する時間を短縮することができる小型コイル部品連を提供す ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、絶縁材からなる厚板の主面に設けられているコイル収納部と 、前記厚板の側面に設けられている絶縁突片と、該絶縁突片の両側に、前記コイ ル収納部に連通するように設けられている開口溝と、前記絶縁突片を挟んでその 両側に設けられ、かつ前記絶縁突片の突出方向に延びているピン端子とからなる 絶縁ケースを備え、トロイダルコアに巻線を巻回したトロイダルコイルを前記絶 縁ケースのコイル収納部に収納し、該巻線の端部を前記開口溝を通して前記ピン 端子に接続して形成される小型コイルのN個(Nは1以上の自然数)を、各小型 コイルの前記ピン端子の端部を台紙とテープに挟み込んで、互いに一定間隔をお いて支持したことを特徴とする小型コイル部品連が得られる。
【0007】
【実施例】
以下、図1及び2を参照して本考案に用いられる小型コイルの構造及び該小型 コイルを用いた小型コイル部品連の構造を説明する。
【0008】 図1において、絶縁ケース3は絶縁材料からなる長方形の厚板体であり、表面 に一方の短辺側に片寄せてトロイダルコイルを収納するに十分な深さ寸法の環状 溝4が形成され、環状溝4にはその中心にトロイダルコイルを保持固定する中央 円柱8が設けられ、肉厚に残された短辺側の側面の中央部に蒲鉾型の絶縁突片5 が突設され、絶縁突片5の両側に環状溝4に通じる浅い開口溝6が穿設されてい る。さらにケース3には絶縁突片5の突出方向に延びる2本のピン端子7(例え ば直径0.6mm)が開口溝6の両外側に植設されている。このような絶縁ケース 3の環状溝4内に図3に示したようなトロイダルコイルをはめ込み、巻線2の端 部を開口溝6からケース3の外へ引き出し、ピン端子7の根元にからげて半田付 により接続し、小型コイルを完成する。トロイダルコイルの内周面が環状溝4の 中央円柱8に当接するように張力を加えながら巻線2の端部をピン端子7にから げ固着しておけば、小型コイルをどのような姿勢にしてもトロイダルコイルがケ ース3から飛び出すことはない。尚、中央円柱8の外周壁とトロイダルコア1の 内径側との間にはほとんど隙間がなく、環状溝4の外周壁とトロイダルコア1の 外径側との間にもほとんど隙間がない。
【0009】 小型コイルを回路基板(図示せず)に実装する際、短時間で大量にかつ低コス トで行うには自動実装機を用いて行う必要がある。本考案の小型コイルでは、ト ロイダルコイルに触れないで取り扱うことができ、かつピン端子は変形しにくい ので、コイル単体として自動実装機により扱うことができる。
【0010】 以下、上述の小型コイルN個を各小型コイルのピン端子7の端部を台紙とテー プに挟み込んで、互いに一定間隔をおいて支持してなる小型コイル部品連を図2 を参照して説明する。
【0011】 小型コイルのピン端子7を一定間隔を保つように台紙9とテープ10の間に挟 み込ませ、テーピングを施す。尚、テープ10にはテープ10を自動送りするた めの送り穴が設けられており(図2参照)、該送り穴の設けられている位置は各 小型コイルの互いに隣り合うピン端子とピン端子の中間である。
【0012】 このようなテーピングが施された小型コイル部品連は、トロイダルコイルが絶 縁ケース1に収納されているため自動実装機に掛けるときトロイダルコイル触れ ないで取り扱うことができる。又、ピン端子7は変形しにくいため台紙テープに しっかり固定され、各小型コイルは等間隔で配列されているため、容易に自動実 装機により回路基板(図示せず)に実装される。本考案の場合、小型コイル1個 当たりの自動実装機による実装時間は0.2〜0.3秒である。
【0013】 尚、本実施例では、コイル収納部を環状溝4として記載したが、コイル収納部 の中央部に設けられている中央円柱8を取り除いたものでも良い。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、トロイダルコイルは、ピン端子が外部に露出して他の物品に 触れることがないよう絶縁ケース内に収納されているためケースから飛び出すこ とがなく、又ピン端子の変形もないので実装するのに必要な数の小型コイルを台 紙テープにしっかり固定することができる。従って、台紙テープに小型コイルを 等間隔で固定し、これを自動実装機に掛けることにより、一度に大量でしかも短 時間に回路基盤等に実装することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の小型コイル部品連に用いられる小型コ
イルの構造を示す斜視図である。
【図2】図1の小型コイルを用いて構成される小型コイ
ル部品連の一実施例を示す図である。
【図3】従来のトロイダルコイルを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 トロイダルコア 2 巻線 3 絶縁ケース 4 環状溝 5 絶縁突片 6 開口溝 7 ピン端子 8 中央円柱 9 台紙 10 テープ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材からなる厚板の主面に設けられて
    いるコイル収納部と、前記厚板の側面に設けられている
    絶縁突片と、該絶縁突片の両側に、前記コイル収納部に
    連通するように設けられている開口溝と、前記絶縁突片
    を挟んでその両側に設けられ、かつ前記絶縁突片の突出
    方向に延びているピン端子とからなる絶縁ケースを備
    え、トロイダルコアに巻線を巻回したトロイダルコイル
    を前記絶縁ケースのコイル収納部に収納し、該巻線の端
    部を前記開口溝を通して前記ピン端子に接続して形成さ
    れる小型コイルのN個(Nは1以上の自然数)を、各小
    型コイルの前記ピン端子の端部を台紙とテープに挟み込
    んで、互いに一定間隔をおいて支持したことを特徴とす
    る小型コイル部品連。
JP1993011185U 1993-03-15 1993-03-15 小型コイル部品連 Expired - Lifetime JP2514420Y2 (ja)

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JPH062661U true JPH062661U (ja) 1994-01-14
JP2514420Y2 JP2514420Y2 (ja) 1996-10-16

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Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2514420Y2 (ja) 1996-10-16

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Effective date: 19960423