JP2584427B2 - パルストランス - Google Patents
パルストランスInfo
- Publication number
- JP2584427B2 JP2584427B2 JP4297895A JP29789592A JP2584427B2 JP 2584427 B2 JP2584427 B2 JP 2584427B2 JP 4297895 A JP4297895 A JP 4297895A JP 29789592 A JP29789592 A JP 29789592A JP 2584427 B2 JP2584427 B2 JP 2584427B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- terminal
- pulse transformer
- base
- wiring groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主にコンピュータに使
用されるパルストランスの構造に関するものである。
用されるパルストランスの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のパルストランスの斜視図
である。パルストランスは、トロイダルコア62に巻線
をし、その巻線の端部64をベース61の表面から突き
出た端子63にそれぞれ巻きつけてからげてある。そし
て、端子63にからげた巻線の端部64の上からはんだ
付けされる。
である。パルストランスは、トロイダルコア62に巻線
をし、その巻線の端部64をベース61の表面から突き
出た端子63にそれぞれ巻きつけてからげてある。そし
て、端子63にからげた巻線の端部64の上からはんだ
付けされる。
【0003】パルストランスは、市場の要求により非常
に小さくなっている。そのため、端子63間が狭くな
り、端子63に巻線の端部64をからげる作業は難し
い。特に、端子63に巻線の端部64をからげる時、巻
線の端部64が引っ張られ過ぎて巻線が断線し易い。
に小さくなっている。そのため、端子63間が狭くな
り、端子63に巻線の端部64をからげる作業は難し
い。特に、端子63に巻線の端部64をからげる時、巻
線の端部64が引っ張られ過ぎて巻線が断線し易い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、パル
ストランスの端子に巻線の端部をからげる必要のないパ
ルストランスを提供することにある。
ストランスの端子に巻線の端部をからげる必要のないパ
ルストランスを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、巻線が巻かれ
たトロイダルコアをベースの凹部に取り付け、巻線の端
部をベースに設けられた端子に接続したパルストランス
において、ベースには、その側面と凹部の設けられた表
面に開放されている複数の配線溝を設けてあり、該配線
溝内には、端子の先端部が露呈しており、巻線の端部が
端子の先端部と配線溝の内面に挟まれた状態で端子に接
続されていることを特徴とする。また、端子の先端に挟
持部を設け、該挟持部で巻線の端部を挟むこともでき
る。
たトロイダルコアをベースの凹部に取り付け、巻線の端
部をベースに設けられた端子に接続したパルストランス
において、ベースには、その側面と凹部の設けられた表
面に開放されている複数の配線溝を設けてあり、該配線
溝内には、端子の先端部が露呈しており、巻線の端部が
端子の先端部と配線溝の内面に挟まれた状態で端子に接
続されていることを特徴とする。また、端子の先端に挟
持部を設け、該挟持部で巻線の端部を挟むこともでき
る。
【0006】
【作用】この構造により、巻線の端部を配線溝の内面と
端子の間または、端子の先端に設けられた挟持部に挟み
込んで接続できる。
端子の間または、端子の先端に設けられた挟持部に挟み
込んで接続できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明のパルストランスの第一の実施
例を示す図1、図2、図3を参照しながら説明する。図
1は分解斜視図、図2は斜視図、図3は図2の部分側面
図である。図において、11はベース、12はトロイダ
ルコア、13は巻線、14は配線溝、15は端子、16
は凹部、17は接着剤、18は巻線の端部である。耐熱
性の合成樹脂からなるベース11の表面には、トロイダ
ルコア12を収納するための凹部16が設けられてい
る。そして、その凹部16の中には、一次と二次の巻線
13が巻かれたトロイダルコア12が入れられて接着剤
17でベース11に固定されている。なお、巻線13は
ポリウレタン樹脂等の絶縁膜で被われている。また、ベ
ース11の対向する側面には、複数の配線溝14が設け
てある。この配線溝14は、側面と凹部16のある表面
に開放している。そして、ベースに植設された端子15
の先端部が配線溝14内に突出している。端子15の先
端は、凹部16のある表面と略同じ位置にある。そし
て、巻線の端部18は、図3の様に端子15と配線溝1
4の内面との隙間に挟み込まれた状態で接続されてい
る。
例を示す図1、図2、図3を参照しながら説明する。図
1は分解斜視図、図2は斜視図、図3は図2の部分側面
図である。図において、11はベース、12はトロイダ
ルコア、13は巻線、14は配線溝、15は端子、16
は凹部、17は接着剤、18は巻線の端部である。耐熱
性の合成樹脂からなるベース11の表面には、トロイダ
ルコア12を収納するための凹部16が設けられてい
る。そして、その凹部16の中には、一次と二次の巻線
13が巻かれたトロイダルコア12が入れられて接着剤
17でベース11に固定されている。なお、巻線13は
ポリウレタン樹脂等の絶縁膜で被われている。また、ベ
ース11の対向する側面には、複数の配線溝14が設け
てある。この配線溝14は、側面と凹部16のある表面
に開放している。そして、ベースに植設された端子15
の先端部が配線溝14内に突出している。端子15の先
端は、凹部16のある表面と略同じ位置にある。そし
て、巻線の端部18は、図3の様に端子15と配線溝1
4の内面との隙間に挟み込まれた状態で接続されてい
る。
【0008】この様なパルストランスは、次の様にして
製造される。トロイダルコア12に一次と二次の巻線1
3を巻き、巻線13の端部に予備はんだをして絶縁膜を
取り除く。そして、一次と二次の巻線13が巻かれたト
ロイダル状コア12をベース11に設けられた凹部16
へ接着剤17を使って取りつける。また、巻線13の端
部は、図3の様にベースに設けられた配線溝14の内面
と端子15の隙間に挟み込む様にして配線される。巻線
の端部18が配線された配線溝14には、はんだクリー
ムが塗布された後に熱を加えてはんだクリームを溶融す
ることにより端子15と巻線の端部18が接合される。
製造される。トロイダルコア12に一次と二次の巻線1
3を巻き、巻線13の端部に予備はんだをして絶縁膜を
取り除く。そして、一次と二次の巻線13が巻かれたト
ロイダル状コア12をベース11に設けられた凹部16
へ接着剤17を使って取りつける。また、巻線13の端
部は、図3の様にベースに設けられた配線溝14の内面
と端子15の隙間に挟み込む様にして配線される。巻線
の端部18が配線された配線溝14には、はんだクリー
ムが塗布された後に熱を加えてはんだクリームを溶融す
ることにより端子15と巻線の端部18が接合される。
【0009】図4は、本発明のパルストランスの第2の
実施例を示す側面図である。この実施例では、ベース4
1の表面から突き出た端子42の先端を切込むことによ
り設けられた挟持部43を設け、巻線の端部18を挟持
部43に挟み込む様にして配線してある。そして、巻線
の端部18が配線された挟持部43にはんだクリームを
塗布する。その後熱を加えてはんだクリームを溶融する
ことにより端子15と巻線の端部18が接合される。な
お、図4における巻線の端部18は端子42への配線部
分のみ示されている。
実施例を示す側面図である。この実施例では、ベース4
1の表面から突き出た端子42の先端を切込むことによ
り設けられた挟持部43を設け、巻線の端部18を挟持
部43に挟み込む様にして配線してある。そして、巻線
の端部18が配線された挟持部43にはんだクリームを
塗布する。その後熱を加えてはんだクリームを溶融する
ことにより端子15と巻線の端部18が接合される。な
お、図4における巻線の端部18は端子42への配線部
分のみ示されている。
【0010】端子42の代わりに、図5の拡大斜視図に
示すような別の端子を用いてもよい。図5の端子51
は、板状の金属を長さ方向で略半分に折り曲げることに
より形成してある。端子51は、二つに割れた先端を上
にしてベース41に植設され、その先端が挟持部53と
なる。そして、この挟持部53に巻線の端部18が挟み
込まれる。
示すような別の端子を用いてもよい。図5の端子51
は、板状の金属を長さ方向で略半分に折り曲げることに
より形成してある。端子51は、二つに割れた先端を上
にしてベース41に植設され、その先端が挟持部53と
なる。そして、この挟持部53に巻線の端部18が挟み
込まれる。
【0011】この様な、本発明のパルストランスは、実
施例に限定する必要はない。例えば、端子15の形状
は、角ピン、リードフレームでもよい。また、ベースの
裏面に突き出された端子15をベースの外側に向かって
折り曲げることも出来る。さらに、巻線の端部18を配
線する前にはんだクリームを配線溝に塗布してもよい。
なお、はんだクリームの代わりに導電接着剤を使用する
こともできる。
施例に限定する必要はない。例えば、端子15の形状
は、角ピン、リードフレームでもよい。また、ベースの
裏面に突き出された端子15をベースの外側に向かって
折り曲げることも出来る。さらに、巻線の端部18を配
線する前にはんだクリームを配線溝に塗布してもよい。
なお、はんだクリームの代わりに導電接着剤を使用する
こともできる。
【0012】
【発明の効果】以上述べた様な本発明のパルストランス
は、ベースに設けられた端子と配線溝の内面で、又は、
端子の先端に設けられた挟持部で巻線の端部をはさみ込
む為、従来の様にベースに設けられた端子に巻線の端部
をからげる作業を必要としない。従って、からげる作業
により発生する断線事故も防げる。これらにより、自動
化がはかれ、大量生産が可能になり、安価で性能の良い
パルストランスが提供できる。
は、ベースに設けられた端子と配線溝の内面で、又は、
端子の先端に設けられた挟持部で巻線の端部をはさみ込
む為、従来の様にベースに設けられた端子に巻線の端部
をからげる作業を必要としない。従って、からげる作業
により発生する断線事故も防げる。これらにより、自動
化がはかれ、大量生産が可能になり、安価で性能の良い
パルストランスが提供できる。
【図1】 本発明のパルストランスの第一の実施例を示
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
【図2】 パルストランスの斜視図である。
【図3】 図2の部分拡大側面図である。
【図4】 第2の実施例を示す側面図である。
【図5】 別の端子の形状を示す拡大斜視図である。
【図6】 従来のパルストランスの斜視図である。
11 ベース 12 トロイダル状コア 14 配線溝 15 端子 43 挟持部
Claims (2)
- 【請求項1】 巻線が巻かれたトロイダルコアをベース
の凹部に取り付け、巻線の端部をベースに設けられた端
子に接続したパルストランスにおいて、ベースには、そ
の側面と凹部の設けられた表面に開放されている複数の
配線溝を設けてあり、該配線溝内には、端子の先端部が
露呈しており、巻線の端部が端子の先端部と配線溝の内
面に挟まれた状態で端子に接続されていることを特徴と
するパルストランス。 - 【請求項2】 巻線が巻かれたトロイダルコアをベース
の凹部に取り付け、巻線の端部をベースに設けられた端
子に接続したパルストランスにおいて、ベースから露呈
した端子の先端に挟持部を設け、巻線の端部が該挟持部
に挟まれた状態で端子に接続されていることを特徴とす
るパルストランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4297895A JP2584427B2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | パルストランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4297895A JP2584427B2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | パルストランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06124834A JPH06124834A (ja) | 1994-05-06 |
JP2584427B2 true JP2584427B2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=17852502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4297895A Expired - Lifetime JP2584427B2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | パルストランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2584427B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5805431A (en) * | 1996-01-17 | 1998-09-08 | Synergy Microwave Corporation | Surface Mountable transformer |
-
1992
- 1992-10-09 JP JP4297895A patent/JP2584427B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06124834A (ja) | 1994-05-06 |
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