JPH0414898Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0414898Y2
JPH0414898Y2 JP1986010061U JP1006186U JPH0414898Y2 JP H0414898 Y2 JPH0414898 Y2 JP H0414898Y2 JP 1986010061 U JP1986010061 U JP 1986010061U JP 1006186 U JP1006186 U JP 1006186U JP H0414898 Y2 JPH0414898 Y2 JP H0414898Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead wire
covered lead
fitting
bobbin
power transformer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986010061U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62122316U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986010061U priority Critical patent/JPH0414898Y2/ja
Publication of JPS62122316U publication Critical patent/JPS62122316U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0414898Y2 publication Critical patent/JPH0414898Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は電源トランスに関する。
従来の技術 本出願人は先に実願昭60−103479号(実開昭62
−12926号)「電源トランス」を出願した。この電
源トランスは、コイルが巻回されるボビンに中継
ピンを植設し、この中継ピンにコイルの端と外部
端子として機能する被覆リード線の端とを共通に
接続してなる構成である。この構成の電源トラン
スは、中継ピンの存在によりコイルの巻線の自動
化が可能となり、しかも被覆リード線の存在によ
り接続の自由度を増すことが出来るという特長を
有する。
考案が解決しようとする問題点 一般に電源トランスにおいては、取り扱い中に
被覆リード線が強く引つ張られるようなことがあ
る。上記の電源トランスにおいては、引張力が被
覆リード線と中継ピンとの接続部に作用し易く、
この個所で断線する虞れがあり、信頼性の点で問
題があつた。
そこで、本考案は上記問題点を解決した電源ト
ランスを提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案は、ボビンに、被覆リード線を嵌着する
ための溝状の嵌着部を設け、且つ嵌着部の入口に
爪部を設け、被覆リード線が、その被覆部が爪部
に食い込んだ状態で嵌着部内に固定された構成で
ある。
作 用 爪部は、アンカー効果を発揮するように作用す
ると共に、被覆リード線が嵌着部より抜け出すこ
とを制限するように作用する。
実施例 第1図は本考案の一実施例になる電源トランス
1を上下反転した姿勢で示す。電源トランス1
は、一次コイル2及び二次コイル3が巻回された
ボビン4と、ボビン4を貫通し且つ囲繞するコア
5と、ボビン4の下端を覆う箱形状のカバー6と
よりなる。
第2図乃至第7図に示すように、ボビン4は矩
形状の筒部7と、この中央のフランジ8と両端の
フランジ9,10と、フランジ9及び10の下縁
の櫛歯部11,12とよりなる。
櫛歯部11は、歯に相当する部分が中継ピン植
設部131〜135を構成し、隣り合う中継ピン植
設部の間の溝部及び両端の中継ピン植設部の外側
の溝部が被覆リード線嵌着部141〜146を構
成する。
各中継ピン植設部131〜135には、第2図、
第5図乃至第7図に示すように、夫々一のピン挿
入孔15及びピン嵌合溝16が形成してある。
各嵌着部141〜146の入口部(第1図中上
側、第2図中下側)は、被覆リード線を圧入し易
いように入力側が幅広であるテーパ状となつてい
る。また各入口部には、嵌着された被覆リード線
が嵌着部より抜け出すのを防止すべく、両側より
迫り出して入口部を幅狭としている一対の爪部1
7が相対向して形成してある。一対の爪部17
は、嵌着部の奥方に鋭く突き出しており、被覆リ
ード線の被覆部に食い込んで被覆リード線の上記
抜け出しを更に効果的に制限しうる。
上記櫛歯部11と同様に、櫛歯部12は、歯に
相当する部分が中継ピン植設部181〜186を構
成し、隣り合う中継ピン植設部の間の溝部及び両
端の中継ピン植設部の外側の溝部が被覆リード線
嵌着部191〜197を構成する。
各中継ピン植設部181〜186には、第4図乃
至第7図に示すように、夫々一のピン挿入孔20
及びピン嵌合溝21が形成してある。
前記の嵌着部141〜146と同様に、嵌着部1
1〜197の入口部はテーパ状となつている。ま
たこの入口部には前記爪部17と同一形状の爪部
22が形成してある。
また、上記嵌着部141〜146及び191〜1
7の奥部には、コイルの端部を引き出すための
溝状の挿通部23,24が形成してある。
上記形状のボビン4には、第8図乃至第12図
に併せて示すように、植設部131,132,13
,135及び181,186に、L字形状の中継ピ
ン251〜256が植設してある。各中継ピン25
〜256の腕部251a〜256aは夫々ピン嵌合溝
16,21に嵌合しており、ボビン4の側方に突
出している。また本実施例の電源トランスはリー
ド線付タイプとする関係上、中継ピン251〜2
6はボビン4の下面の位置で切断されている。
第8図、第10図、第11図に示すように、一
次コイル2の端部が挿通部23を通して引き出さ
れ、中継ピン251〜254の腕部251a〜254a
に巻き付けられて半田付けしてある。また第9
図、第10図、第11図に示すように、二次コイ
ル3の端部が挿通部24を通して引き出され、中
継ピン255,256の腕部255a,256aに巻き
付けられて半田付けしてある。このように中継ピ
ン251〜256により端末を処理することによ
り、コイル2,3は共に自動巻線機を使用して巻
回される。
26,27,28,29は夫々塩化ビニール樹
脂で被覆された被覆リード線である。一対の被覆
リード線26,27は、一端が腕部251a,25
4aに巻き付けられてコイル2の端部と共に半田付
けしてあり、他端は前記カバー6の切欠30を通
して外部に引き出されており、一次コイル2の外
部端子として機能する。別の一対の被覆リード線
28,29は、一端が腕部255a,256aに巻き
付けられてコイル3の端部と共に半田付けしてあ
り、他端はカバー6の切欠31を通して外部に引
き出されており、二次コイル3の外部端子として
機能する。
第1図、第8図、第9図、第11図に示すよう
に、被覆リード線26〜29の一端近傍は、夫々
テーパ状の入口部を通して嵌着部142,145
191,197内に圧入されており、こゝに嵌着さ
れて固定されている。
このため、被覆リード線26,27を矢印A方
向、被覆リード線28,29を矢印B方向に強く
引つ張たような場合にも、この引張力は夫々嵌着
部142,145,191,197により受け止めら
れ、それより先には伝わらない。即ち、腕部25
1a,254a,155a,256aへの巻付け部には伝
わらず、巻付け部は上記の引張力より確実に保護
され、この部分で断線する事故が防止される。
また、第8図及び第9図に示すように、爪部1
7,22が被覆リード線26〜29の塩化ビニー
ル製の被覆部26a〜29aに食い込み、被覆リ
ード線26〜29は、嵌着部142,145,19
,197よりの抜け出しを制限されている。従つ
て電源トランス1の取り扱い中に、被覆リード線
26〜29が嵌着部より不要に抜け落ちる虞れは
無く、被覆リード線26〜29は嵌着部に確実に
固定されている。
上記の被覆リード線26〜29の取り付けは圧
入するだけの簡単な作業であり、テープ等で固定
する必要もないため、この取り付け作業の自動化
も可能である。
絶縁性のカバー6は、四隅の係止孔32をボビ
ン4の凸部33に係合させて取り付けられてお
り、電源トランス1の底部を覆つている。特にカ
バー6の側板34は、第12図に示すように、中
継ピンの腕部に対向して、コイルと被覆リード線
との接続部を覆つている。
なお、中継ピンの数及び位置は、電源トランス
の仕様に応じて適宜変更可能である。
また前記中継ピンを切断しなければ、上記の電
源トランスは、第13図に示すようにピンタイプ
となる。被覆リード線は設けられていず、中継ピ
ン25の脚部はボビン4の下面より突出してい
る。この脚部はカバー6の孔35を貫通して下方
に突出しており、外部端子として機能する。
またテープ巻付等がないため、前記被覆リード
線26〜29の取り付けは、電源トランス製造の
最終の工程とし得る。このため、被覆リード線付
タイプであつても、被覆リード線取り付け工程の
前までは、既に自動化されているピンタイプトラ
ンスの製造ラインを使用するとが出来、製造上も
好都合である。
考案の効果 上述の如く、本考案になる電源トランスにより
ば、外部端子として機能する被覆リード線がボビ
ンに形成されている溝状の嵌着部内に嵌着され、
被覆リード線の被覆部が上記嵌着部に設けてある
爪部に食い込んだ構成であるため、爪部と被覆部
とによつて所謂アンカー効果が得られ、例えば電
源トランスを装置に組み付ける作業中等におい
て、外部に引き出されている被覆リード線を強く
引つ張つたような場合においても、この引張力は
嵌着部の個所で受け止められ、これより先、即
ち、中継ピンとの接続部には伝わらないため、被
覆リード線が中継ピンとの接続部で断線すること
が確実に防止出来、信頼性の向上を図り得る。
また、爪部は嵌着部の入口に形成してあるた
め、この爪部によつて被覆リード線が嵌着部より
抜け出すことを制限することが出来る。
また、爪部は予め形成されているものであり、
後から熱によつて形成されたものではないため、
トランスのコイルに何らの悪影響も与えないよう
にすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる電源トランスの一実施例
を上下反転させた姿勢で示す分解斜視図、第2図
乃至第6図は夫々第1図中ボビンの左側面図、正
面図、右側面図、平面図、底面図、第7図は第5
図及び第6図中−線に沿う断面矢視図、第8
図乃至第11図は夫々被覆リード線の嵌着部への
嵌着状態及び中継ピンとの接続状態を拡大して示
す図、第12図は第10図中−線に沿う断面
矢視図、第13図は第1図の電源トランスをピン
タイプとした場合の底部の構造を示す図である。 1……電源トランス、2……一次コイル、3…
…二次コイル、4……ボビン、5……コア、6…
…カバー、11,12……櫛歯部、131〜13
,181〜186……中継ピン植設部、141〜1
6,191〜197……被覆リード線嵌着部、1
5,20……ピン挿入孔、16,22……ピン嵌
合溝、17,22……爪部、23,24…、挿通
部、251〜256……中継ピン、251a〜256a
……腕部、26〜29……被覆リード線、26〜
29a……被覆部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ボビンに中継ピンが植設され、該ボビンに巻回
    されたコイルの端と、一端が外部端子として機能
    する被覆リード線の他端が上記中継ピンに共通に
    接続され、 且つ、該ボビンに、該被覆リード線を嵌着する
    ための溝状の嵌着部を設けると共に、該嵌着部の
    入口部に、該嵌着部内に嵌着された上記被覆リー
    ド線の被覆部に食い込む爪部を設けてなり、 上記被覆リード線が、圧入されて上記嵌着部に
    嵌着され、上記爪部が嵌着された上記被覆リード
    線の被覆部に食い込んだ構成の電源トランス。
JP1986010061U 1986-01-27 1986-01-27 Expired JPH0414898Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986010061U JPH0414898Y2 (ja) 1986-01-27 1986-01-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986010061U JPH0414898Y2 (ja) 1986-01-27 1986-01-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62122316U JPS62122316U (ja) 1987-08-03
JPH0414898Y2 true JPH0414898Y2 (ja) 1992-04-03

Family

ID=30796007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986010061U Expired JPH0414898Y2 (ja) 1986-01-27 1986-01-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0414898Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5927604U (ja) * 1982-08-12 1984-02-21 ジエコ−株式会社 ロツドアンテナの昇降機構

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5542416Y2 (ja) * 1971-05-17 1980-10-04

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5927604U (ja) * 1982-08-12 1984-02-21 ジエコ−株式会社 ロツドアンテナの昇降機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62122316U (ja) 1987-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0723882Y2 (ja) 電磁継電器におけるコイル接続構造
JPH0414898Y2 (ja)
US2802193A (en) Electrical terminal connector
JPH03129712A (ja) トランスコイル
JP3542318B2 (ja) コイル素子
JPH044728B2 (ja)
JPS5821165Y2 (ja) 雑音防止用チョ−クコイル
JPH0343701Y2 (ja)
JPH0225022Y2 (ja)
JPS6038848B2 (ja) 巻わく
JP3618897B2 (ja) 端子付き薄形ボビンの製造方法
JPH0612627Y2 (ja) コネクタピン
JPS6234410Y2 (ja)
JP3723863B2 (ja) リアクターの製造方法
JPH0512974A (ja) 電磁継電器のコイル組立体
JP2584427B2 (ja) パルストランス
JP2563218B2 (ja) Acアダプター用電源トランスの製造方法
JPH0736289Y2 (ja) パルスゼネレータ
JPH0337217Y2 (ja)
JP2556796Y2 (ja) 固定子におけるリード線の端末構造
JPH0440248Y2 (ja)
JPH048601Y2 (ja)
JPH041694Y2 (ja)
JPH1154066A (ja) 偏向ヨーク装置
JPS6317225Y2 (ja)