JPH0612627Y2 - コネクタピン - Google Patents
コネクタピンInfo
- Publication number
- JPH0612627Y2 JPH0612627Y2 JP1987001753U JP175387U JPH0612627Y2 JP H0612627 Y2 JPH0612627 Y2 JP H0612627Y2 JP 1987001753 U JP1987001753 U JP 1987001753U JP 175387 U JP175387 U JP 175387U JP H0612627 Y2 JPH0612627 Y2 JP H0612627Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slit
- pin member
- cut
- pin
- connector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電気部品間を接続する接続コードの先端に取
付けて接続コード間の電気的接続を達成するためのコネ
クタピンに係り、特に一本の接続コード同士を接続する
ためのコネクタピンに関する。
付けて接続コード間の電気的接続を達成するためのコネ
クタピンに係り、特に一本の接続コード同士を接続する
ためのコネクタピンに関する。
(従来の技術) 第4図は従来のコネクタピンを示す。同図(a)は、ほ
ぼT字状の平板状のピン部材(30)の幅広がり部分(31)を
内側に折曲して保持部分を形成し、この保持部分に平板
状のピン部材(33)を挿入するようにしたものである。各
ピン部材(30),(33)には、それぞれピンを保護カバーに
固定すべくカバー樹脂を充填するための切断窓(32),(3
4)が形成してある。また、同図(b)は、細長形状の平
板状ピン部材(35)の一端からスリット(36)を形成したも
のを2つ一組とし、これらを互いに90度回転させた位
置でそのスリット(36)同士を噛合わせるようにしてい
る。各平板状のピン部材(35)には、ピン部材(35)の一部
を切断して引起こしケース内固定用の切起し部分(37)が
形成してある。
ぼT字状の平板状のピン部材(30)の幅広がり部分(31)を
内側に折曲して保持部分を形成し、この保持部分に平板
状のピン部材(33)を挿入するようにしたものである。各
ピン部材(30),(33)には、それぞれピンを保護カバーに
固定すべくカバー樹脂を充填するための切断窓(32),(3
4)が形成してある。また、同図(b)は、細長形状の平
板状ピン部材(35)の一端からスリット(36)を形成したも
のを2つ一組とし、これらを互いに90度回転させた位
置でそのスリット(36)同士を噛合わせるようにしてい
る。各平板状のピン部材(35)には、ピン部材(35)の一部
を切断して引起こしケース内固定用の切起し部分(37)が
形成してある。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、第4図(a)のようなコネクタピンによれば、
2種類の形状のものを用意する必要があり、その製造用
の金型及び製造工程などに手間がかかり経済的ではな
い。また、第4図(b)のようなコネクタピンによれ
ば、噛合わせた2つのコネクタピンがねじれたりすると
摺動圧力が低下し、脱落が生ずるなど信頼性に欠けてい
た。また、切起し部分(37)などの金属らんすの形状が変
形しピンが抜け易くなるおそれがあった。
2種類の形状のものを用意する必要があり、その製造用
の金型及び製造工程などに手間がかかり経済的ではな
い。また、第4図(b)のようなコネクタピンによれ
ば、噛合わせた2つのコネクタピンがねじれたりすると
摺動圧力が低下し、脱落が生ずるなど信頼性に欠けてい
た。また、切起し部分(37)などの金属らんすの形状が変
形しピンが抜け易くなるおそれがあった。
従って、本考案は経済的で信頼性の高いコネクタピンを
提供することを目的とする。
提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段及び作用) この目的を達成するため、本考案によれば、平板状のピ
ン部材からなり、この平板状のピン部材には一端から中
央部方向に向かって伸長するほぼ一定幅の第1のスリッ
トと、この第1のスリットと少なくとも一部が重複する
ようにピン部材の一端側へ引起こして形成した切起し部
分と、この切起し部分の自由端から前記第1のスリット
と同一の伸長方向に伸長して前記第1のスリットと協働
して二重のスリットを形成する第2のスリットとを備え
るようにする。
ン部材からなり、この平板状のピン部材には一端から中
央部方向に向かって伸長するほぼ一定幅の第1のスリッ
トと、この第1のスリットと少なくとも一部が重複する
ようにピン部材の一端側へ引起こして形成した切起し部
分と、この切起し部分の自由端から前記第1のスリット
と同一の伸長方向に伸長して前記第1のスリットと協働
して二重のスリットを形成する第2のスリットとを備え
るようにする。
このような構成によれば、同一形状のコネクタピンによ
る接続が可能であり、スリットが二重に噛合うようにな
る。
る接続が可能であり、スリットが二重に噛合うようにな
る。
(考案の実施例) 以下、添付図面に従って本考案の実施例を説明する。な
お、各図において同一の符号は同様の対象を示すものと
する。
お、各図において同一の符号は同様の対象を示すものと
する。
第1図は本考案の実施例に係る一組のコネクタピン(10)
を示している。コネクタピン(10)は、第2図に示すよう
な細長い長方形状の平板ピン部材(1)を基に形成する。
このピン部材(1)の一端(1a)から中央部方向に向かって
伸長するほぼ一定幅の第1のスリット(2)を形成し、こ
のスリット(2)の両側に挟持脚部分(3)を形成する。この
挟持脚部分(3)の入り口端部はピン(10)同士を案内する
ため平板状ピン部材(1)の一端(1a)に向かって広がる立
ち落とし部分(3a)を形成する。また、このスリット(2)
の伸長方向内でスリット(2)の進入方向とは逆の方向に
自由端(4a)が形成され、またこの自由端(4a)とそれぞれ
ほぼ90度隔たった方向に自由端(4b),(4c)が形成され
るように、ピン部材(1)の一辺を残し略長方形状に切込
みを設け、切起し部分(4)を形成する。次に切起し部分
(4)に自由端(4a)側から第1のスリット(2)と同一の伸長
方向に対向するように伸長する第2のスリット(5)を形
成する。スリット(5)の両側には挟持脚部分(6)が形成さ
れる。この後、この切起し部分(4)を連結部分(4d)を中
心にして引起こし、第1のスリット(2)と少なくとも一
部が重複するように180度折曲げる。この折曲げた様
子は、第1図及び第2図(b)から明らかである。折曲
げた際に平板状のピン部材(1)に残る開口部分(7)はカバ
ー樹脂充填用の窓となる。
を示している。コネクタピン(10)は、第2図に示すよう
な細長い長方形状の平板ピン部材(1)を基に形成する。
このピン部材(1)の一端(1a)から中央部方向に向かって
伸長するほぼ一定幅の第1のスリット(2)を形成し、こ
のスリット(2)の両側に挟持脚部分(3)を形成する。この
挟持脚部分(3)の入り口端部はピン(10)同士を案内する
ため平板状ピン部材(1)の一端(1a)に向かって広がる立
ち落とし部分(3a)を形成する。また、このスリット(2)
の伸長方向内でスリット(2)の進入方向とは逆の方向に
自由端(4a)が形成され、またこの自由端(4a)とそれぞれ
ほぼ90度隔たった方向に自由端(4b),(4c)が形成され
るように、ピン部材(1)の一辺を残し略長方形状に切込
みを設け、切起し部分(4)を形成する。次に切起し部分
(4)に自由端(4a)側から第1のスリット(2)と同一の伸長
方向に対向するように伸長する第2のスリット(5)を形
成する。スリット(5)の両側には挟持脚部分(6)が形成さ
れる。この後、この切起し部分(4)を連結部分(4d)を中
心にして引起こし、第1のスリット(2)と少なくとも一
部が重複するように180度折曲げる。この折曲げた様
子は、第1図及び第2図(b)から明らかである。折曲
げた際に平板状のピン部材(1)に残る開口部分(7)はカバ
ー樹脂充填用の窓となる。
このような2つのコネクタピン(10)を互いに90度回転
させた位置から第1図に矢印Aで示すように、互いのス
リット(2)が噛合うように進行させて組合わせる。第3
図はこの状態を示す。この図からも分るように、この実
施例によれば、相互のスリット(2)が組合わされるばか
りでなく双方の挟持脚部分(3)の一方が切起し部分(4)の
スリット(5)に挟持されるようになる。
させた位置から第1図に矢印Aで示すように、互いのス
リット(2)が噛合うように進行させて組合わせる。第3
図はこの状態を示す。この図からも分るように、この実
施例によれば、相互のスリット(2)が組合わされるばか
りでなく双方の挟持脚部分(3)の一方が切起し部分(4)の
スリット(5)に挟持されるようになる。
(考案の効果) 本考案によれば、以上のようにスリットを有する平板状
のピン部材から第2のスリットを有する切起し部分を構
成し、各コネクタピンを二重のスリットで組合わせるよ
うにしたことにより次のような効果を奏するコネクタピ
ンを得ることができる。
のピン部材から第2のスリットを有する切起し部分を構
成し、各コネクタピンを二重のスリットで組合わせるよ
うにしたことにより次のような効果を奏するコネクタピ
ンを得ることができる。
(1)二重のスリットで各コネクタピンが組合わされる
ようにし、特に第2のスリットは他方の挟持脚部分の先
端付近を保持することができるため、ねじれなどによる
挟持力の低下を防止することができ、脱落などの心配が
なく信頼性が高い。
ようにし、特に第2のスリットは他方の挟持脚部分の先
端付近を保持することができるため、ねじれなどによる
挟持力の低下を防止することができ、脱落などの心配が
なく信頼性が高い。
(2)挿入側及び受け側共に同一構成のコネクタピンを
用いることができるため、製造工程に負担がなく経済的
な製造が可能である。
用いることができるため、製造工程に負担がなく経済的
な製造が可能である。
(3)第2のスリットの形成に際して切起し部分を工夫
して平板状のピン部材から一体に構成したことにより、
部品点数を増大させるなどの無駄がなく経済的で製造も
容易である。
して平板状のピン部材から一体に構成したことにより、
部品点数を増大させるなどの無駄がなく経済的で製造も
容易である。
(4)切起し部分を構成した平板状ピン部材内の残り部
分を樹脂充填用窓として活用することができ、金属らん
す等のようなコネクタピン脱落の心配がない。
分を樹脂充填用窓として活用することができ、金属らん
す等のようなコネクタピン脱落の心配がない。
第1図は本考案の実施例に係る一組のコネクタピンの説
明図、第2図は本考案の実施例に係るコネクタピンの製
造過程の一部を示す説明図、第3図は本考案の実施例に
係る一組のコネクタピンの接続状態の説明図、第4図は
従来例の説明図である。 図面において、(1)は平板状ピン部材、(2)は第1のスリ
ット、(3)は挟持脚部分、(4)は切起し部分、(5)は第2
のスリット、(6)は挟持脚部分、(7)は開口部分である。
明図、第2図は本考案の実施例に係るコネクタピンの製
造過程の一部を示す説明図、第3図は本考案の実施例に
係る一組のコネクタピンの接続状態の説明図、第4図は
従来例の説明図である。 図面において、(1)は平板状ピン部材、(2)は第1のスリ
ット、(3)は挟持脚部分、(4)は切起し部分、(5)は第2
のスリット、(6)は挟持脚部分、(7)は開口部分である。
Claims (1)
- 【請求項1】平板状のピン部材からなり、この平板状の
ピン部材には一端から中央部方向に向かって伸長するほ
ぼ一定幅の第1のスリットと、この第1のスリットと少
なくとも一部が重複するようにピン部材の一端側へ引起
こして形成した切起し部分と、この切起し部分の自由端
から前記第1のスリットと同一の伸長方向に伸長して前
記第1のスリットと協働して二重のスリットを形成する
第2のスリットとを備えることを特徴とするコネクタピ
ン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987001753U JPH0612627Y2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | コネクタピン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987001753U JPH0612627Y2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | コネクタピン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63109464U JPS63109464U (ja) | 1988-07-14 |
JPH0612627Y2 true JPH0612627Y2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=30779955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987001753U Expired - Lifetime JPH0612627Y2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | コネクタピン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0612627Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102024475B1 (ko) | 2018-09-11 | 2019-09-30 | 차양수 | 음식물 쓰레기 발효 소멸기 |
KR102029615B1 (ko) | 2019-02-12 | 2019-10-21 | 차양수 | 가정용 음식물 쓰레기 발효 소멸기 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5944091U (ja) * | 1982-09-14 | 1984-03-23 | アルプス電気株式会社 | 電子回路ユニツト |
JPS5987148U (ja) * | 1982-12-02 | 1984-06-13 | 日産自動車株式会社 | パワ−トランジスタの放熱装置 |
JPS59123387U (ja) * | 1983-02-09 | 1984-08-20 | パイオニア株式会社 | 発熱部品の取付装置 |
-
1987
- 1987-01-09 JP JP1987001753U patent/JPH0612627Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102024475B1 (ko) | 2018-09-11 | 2019-09-30 | 차양수 | 음식물 쓰레기 발효 소멸기 |
KR102029615B1 (ko) | 2019-02-12 | 2019-10-21 | 차양수 | 가정용 음식물 쓰레기 발효 소멸기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63109464U (ja) | 1988-07-14 |
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