JP2511970B2 - 小秒針付時計の輪列構造 - Google Patents

小秒針付時計の輪列構造

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JP2511970B2
JP2511970B2 JP13175787A JP13175787A JP2511970B2 JP 2511970 B2 JP2511970 B2 JP 2511970B2 JP 13175787 A JP13175787 A JP 13175787A JP 13175787 A JP13175787 A JP 13175787A JP 2511970 B2 JP2511970 B2 JP 2511970B2
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和男 坂本
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は小秒針付時計の輪列構造に関する。
〔従来の技術〕
近年、中心部に秒針を有する中三針時計に対して、中
心外に小型の秒針を有する小秒針付時計がデザイン上か
ら多く用いられるようになってきた。このような小秒針
付時計に用いられている輪列の1例の要部断面図を第2
図に示す。
25は時計用地板(以下は地板と記す)、2は輪列受、
31は中受、26は裏板で、これらの板により、第2図の如
くに、ローター27、五番車6、四番車7、中心車8、日
ノ裏車30、秒中間車28、秒車29が軸支されており、筒車
10は中心車8と回転可能に係合している。秒車29には小
秒針16、中心車8には分針14、筒車10には時針15が固定
されている。17はステータであり、周知の電子回路とコ
イル(図示せず)によりステータ17に励起された磁力に
より磁石(図示せず)を内蔵するローター27が1秒毎に
180°回転し、ローター27の上カナ27aからは五番車6
に、下カナ27bからは秒中間車28に回転が伝達される。
五番車6の回転は、四番車7、三番車(図示せず)、中
心車8、日ノ裏車30、筒車10へ減速しながら伝達され、
時針15、分針14により時・分の表示を行なう。
秒中間車28の回転は秒車29に伝達され、小秒針16によ
り秒表示を行なう。
〔考案が解決しようとする問題点〕
小秒針付時計が多く見られるようになったとはいえ主
流ではないため、専用のムーブメントとして造られるこ
とはほとんどなく、主流である中三針時計から改造して
造られているのが実情であり、合理化された加工ライン
・組立ラインをどこまで共用できるかがコスト上から重
要課題となる。
第3図に、第2図のベースとなる中三針時計の輪列構
造の要部断面図を示す。番号が第2図と同一のものは部
品が共用されていることを示しており、地板1、ロータ
ー5、四番車18、中心車19、筒車20が共通化できてない
ことがわかる。
尚、第3図における日ノ裏車9と中受3の形状が第2
図における日の裏車30と中受31の形状と異なるが、これ
は後述本発明を説明する上で理解しやすくしたためであ
り、第3図に第2図の日ノ裏車30と中受31を用いること
は容易であるが、特に地板1の穴1aと地板25の穴25aと
が非共通であることは加工上の問題となる。また、組立
上から見ても、第3図の場合は、地板1の上方に配置さ
れる部品をすべて組込んだ後に筒車20が組み込まれる
が、第2図の場合は、ローター27の下側を裏板26で軸支
しているため、地板25の上方の部品組込前に裏板26が組
込まれていなくてはならず、メインとしての中三針時計
のラインから見ると、秒中間車28・秒車29・筒車10・裏
板26・固定用ネジ(図示せず)の組込装置をメインのラ
インに予め設置しておかねばならず効率的でない。ま
た、設計的にも配置上からローター以外から小秒針輪列
を取り出す必要もある。
本発明は、上述の如き問題点を解決し、合理化された
加工ライン・組立ラインを極力共用化し、設計的にも自
由度を増す新しい小秒針伝達構造を提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は次のような構成と
している。すなわち、本発明による小秒針付時計の輪列
構造は、小秒針表示をするための歯車列と時・分針によ
る表示をするための数個の減速用歯車列とを連結する伝
え車が、前記時・分針による表示をするための歯車列の
1つを貫通していることを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図は本発明の1実施例による小秒針付時計の輪列
構造の要部断面図である。ベースとなる中三針時計と共
通部品は第3図と同じ番号を使用しており、四番車7と
噛合する伝え車11は、時・分針15、14による表示をする
ための減速用歯車列の1つである日ノ裏車9の穴9aを貫
通している。伝え車11の軸先端部11aは平行カットされ
ており、これと下伝え車12の中心部の類似形状の異形穴
12aが係合しており、伝え車11の回転により下伝え車12
も一緒に回転する。
下伝え車12には地板1と裏板4で軸支される秒車13が
噛合しており、ローター5の回転運動が五番車6・四番
車7・伝え車11・下伝え車12・秒針13と伝えられ、秒車
13には小秒針16が固定され、四番車7と同相で回転する
よう設定されており、秒表示を行なう。
〔発明の効果〕
以上に説明してきた如く、本発明に於てはメインとし
ての中三秒時計の部分は伝え車11が追加されるのみで他
の部品は四番車7、中心車8、筒車10以外すべて共用化
でき、組立ラインにおいても同様に伝え車11の組込み装
置を追加するのみで、まったく同じ順序の組み込みであ
るので共用化できるものである。また、平面配置的に
も、一般に日ノ裏車は中心車に関して逆方向に配置され
ることが多く、従来のローターから取り出す輪列とは異
なる小秒針輪列配置を提供するものである。
また本発明の説明において、下伝え車12と秒車13とは
直後に噛合するが如くに記述したが、その間に1ケ以上
の中間車が配置されても同様の効果が得られることは明
らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例による小秒針付時計の輪列構
造の要部断面図、第2図は従来例の小秒針付時計の輪列
構造の要部断面図、第3図は小秒針輪列のベースとなる
中三針時計の輪列構造の要部断面図である。 1……時計用地板、2……輪列受、3……中受、4……
裏板、5……ローター、6……五番車、7……四番車、
8……中心車、9……日ノ裏車、9a……穴、10……筒
車、11……伝え車、11a……軸先端部、12……下伝え
車、12a……異形穴、13……秒針、16……小秒針。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子時計において、時計用地板と、時・分
    針による表示をするための数個の減速用歯車列と、前記
    時計用地板の下面側に配設された小秒針表示をするため
    の数個の歯車列および前記減速用の歯車列から前記小秒
    針表示のための歯車列へ回転伝達をする伝え車とを有
    し、該伝え車が前記減速用歯車列の一つを貫通してその
    回転を前記小秒針表示のための歯車列へ伝えることを特
    徴とした小秒針付時計の輪列構造。
JP13175787A 1987-05-29 1987-05-29 小秒針付時計の輪列構造 Expired - Fee Related JP2511970B2 (ja)

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