JP3018105B2 - 時計及び時計の組込方法 - Google Patents
時計及び時計の組込方法Info
- Publication number
- JP3018105B2 JP3018105B2 JP2309438A JP30943890A JP3018105B2 JP 3018105 B2 JP3018105 B2 JP 3018105B2 JP 2309438 A JP2309438 A JP 2309438A JP 30943890 A JP30943890 A JP 30943890A JP 3018105 B2 JP3018105 B2 JP 3018105B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- support member
- wheel
- transmission wheel
- magnet
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、時計及び時計の輪列の組込方法に関す
る。
る。
この発明は、針による表示をするための輪列と、文字
板側に配置された第一の支持部材である地板と、文字板
とは反対側に配置された第二の支持部材である輪列受
と、第一の支持部材と第二の支持部材との間に支持さ
れ、前記輪列と噛み合うかな、及び歯車とを有する伝達
車と、磁石と、前記伝達車と噛み合い前記磁石よりも第
一の支持部材側に配置され前記磁石外径よりも小さな外
径のかなとを有し、第一の支持部材の軸受け穴に支持さ
れるロータと、前記ロータの周囲に配置されるステータ
とを有し、第一の支持部材の軸受け穴の周辺部に斜面を
有し、前記ロータの磁石部最大外径と前記ステータに設
けられたロータ穴の穴径の差が、前記伝達車の歯車と前
記ロータのかなの半径方向の噛み合い量の２倍よりも大
きいことを構成要件とすることにより、ロータの組み込
み時に前記伝達車の歯車の歯先及び前記ロータのかなの
歯先が傷つくことを防ぎ、その上、ロータの組み込み性
を向上させることを目的としている。
板側に配置された第一の支持部材である地板と、文字板
とは反対側に配置された第二の支持部材である輪列受
と、第一の支持部材と第二の支持部材との間に支持さ
れ、前記輪列と噛み合うかな、及び歯車とを有する伝達
車と、磁石と、前記伝達車と噛み合い前記磁石よりも第
一の支持部材側に配置され前記磁石外径よりも小さな外
径のかなとを有し、第一の支持部材の軸受け穴に支持さ
れるロータと、前記ロータの周囲に配置されるステータ
とを有し、第一の支持部材の軸受け穴の周辺部に斜面を
有し、前記ロータの磁石部最大外径と前記ステータに設
けられたロータ穴の穴径の差が、前記伝達車の歯車と前
記ロータのかなの半径方向の噛み合い量の２倍よりも大
きいことを構成要件とすることにより、ロータの組み込
み時に前記伝達車の歯車の歯先及び前記ロータのかなの
歯先が傷つくことを防ぎ、その上、ロータの組み込み性
を向上させることを目的としている。
従来の小秒針付時計の断面図を第３図に示す。
第３図において、ロータ４は下ほぞを第二輪列受３で
軸支され、上ほぞは輪列受８で軸支される。伝達車５
は、下ほぞを第二輪列受３で軸支され、上ほぞは輪列受
８で軸支されている。伝達車５の伝達車上部かな5aによ
り第一輪列９が回転する。第一輪列９により時・分を表
示する。伝達車５の伝達車下かな5bにより、第二輪列
（図示しない）が回転する。第二輪列に取り付けた小秒
針（図示しない）により秒表示を行う。
軸支され、上ほぞは輪列受８で軸支される。伝達車５
は、下ほぞを第二輪列受３で軸支され、上ほぞは輪列受
８で軸支されている。伝達車５の伝達車上部かな5aによ
り第一輪列９が回転する。第一輪列９により時・分を表
示する。伝達車５の伝達車下かな5bにより、第二輪列
（図示しない）が回転する。第二輪列に取り付けた小秒
針（図示しない）により秒表示を行う。
しかし、従来の時計の輪列構造では、地板のロータ下
ほぞの軸受周辺部が平坦であるため、伝達車を組み込ん
だ後にロータを組み込んだ際、伝達車の歯車あるいはロ
ータのかな部を傷つけてしまうという課題があった。
ほぞの軸受周辺部が平坦であるため、伝達車を組み込ん
だ後にロータを組み込んだ際、伝達車の歯車あるいはロ
ータのかな部を傷つけてしまうという課題があった。
そこで、この発明の目的は従来このような課題を解決
するため、ロータを組み込む際に伝達車の歯車やロータ
のかな部を傷つけず、かつロータの組み込み性の良い輪
列構造を有する時計を得ることとしている。
するため、ロータを組み込む際に伝達車の歯車やロータ
のかな部を傷つけず、かつロータの組み込み性の良い輪
列構造を有する時計を得ることとしている。
上記課題を解決するために、この発明は、針による表
示をするための輪列と、 文字板側に配置された第一の支持部材である地板と、文
字板とは反対側に配置された第二の支持部材である輪列
受と、第一の支持部材と第二の支持部材との間に支持さ
れ、前記輪列と噛み合うかな、及び歯車とを有する伝達
車と、磁石と、前記伝達車と噛み合い前記磁石よりも第
一の支持部材側に配置され前記磁石外径よりも小さな外
径のかなとを有し、第一の支持部材の軸受け穴に支持さ
れるロータと、前記ロータの周囲に配置されるステータ
とを有し、第一の支持部材の軸受け穴の周辺部に斜面を
有し、前記ロータの磁石部最大外径と前記ステータに設
けられたロータ穴の穴径の差が、前記伝達車の歯車と前
記ロータのかなの半径方向の噛み合い量の２倍よりも大
きいことを構成要件とすることにより、前記伝達車の歯
車と、前記ロータのかなが傷つくことの防止と、ロータ
の組み込み性の向上とが図れるようにした。
示をするための輪列と、 文字板側に配置された第一の支持部材である地板と、文
字板とは反対側に配置された第二の支持部材である輪列
受と、第一の支持部材と第二の支持部材との間に支持さ
れ、前記輪列と噛み合うかな、及び歯車とを有する伝達
車と、磁石と、前記伝達車と噛み合い前記磁石よりも第
一の支持部材側に配置され前記磁石外径よりも小さな外
径のかなとを有し、第一の支持部材の軸受け穴に支持さ
れるロータと、前記ロータの周囲に配置されるステータ
とを有し、第一の支持部材の軸受け穴の周辺部に斜面を
有し、前記ロータの磁石部最大外径と前記ステータに設
けられたロータ穴の穴径の差が、前記伝達車の歯車と前
記ロータのかなの半径方向の噛み合い量の２倍よりも大
きいことを構成要件とすることにより、前記伝達車の歯
車と、前記ロータのかなが傷つくことの防止と、ロータ
の組み込み性の向上とが図れるようにした。
上記のように構成された時計輪列構造において、ロー
タ軸を地板の斜面部を案内としてロータ軸穴に組み込む
際、ロータかなと伝達車の歯車が噛み合う前にロータ軸
が地板の斜面部に案内されるために、ロータが傾きなが
ら、ロータかなと伝達車の歯車が噛み合うことになる。
タ軸を地板の斜面部を案内としてロータ軸穴に組み込む
際、ロータかなと伝達車の歯車が噛み合う前にロータ軸
が地板の斜面部に案内されるために、ロータが傾きなが
ら、ロータかなと伝達車の歯車が噛み合うことになる。
第１図は本発明の時計の実施例における、ロータおよ
び伝達車を組み込む状態を示す説明図である。
び伝達車を組み込む状態を示す説明図である。
第一の支持部材である地板１には、文字板20のある方
の側より、第二輪列２が組み込まれている。この第二輪
列２の文字板20のある方の側のほぞは、第二輪列受３に
て軸支されている。第二輪列２には、小秒針21が取り付
けられていて、秒表示を行う。地板１の文字板20と反対
側に、伝達車５を組み込む。地板１のロータ下ほぞ軸受
1aの周辺には、斜面1bが設けられている。次にロータ穴
11aを有するステータ11を、地板１に組む。前記ステー
タ11のロータ穴11aに、ロータ４を組む。このとき、ロ
ータ４の下ほぞ4bは、地板１の斜面1bに案内されながら
組まれ、下ほぞの軸受1aに組まれる。
の側より、第二輪列２が組み込まれている。この第二輪
列２の文字板20のある方の側のほぞは、第二輪列受３に
て軸支されている。第二輪列２には、小秒針21が取り付
けられていて、秒表示を行う。地板１の文字板20と反対
側に、伝達車５を組み込む。地板１のロータ下ほぞ軸受
1aの周辺には、斜面1bが設けられている。次にロータ穴
11aを有するステータ11を、地板１に組む。前記ステー
タ11のロータ穴11aに、ロータ４を組む。このとき、ロ
ータ４の下ほぞ4bは、地板１の斜面1bに案内されながら
組まれ、下ほぞの軸受1aに組まれる。
第２図は本発明の時計の断面図である。ロータ４の上
ほぞ4aと伝達車５の上ほぞ5dは、第二の支持部材である
輪列受８に軸支される。ステータ11のロータ穴11aの穴
径をD1、ロータ４の磁石部4cの最大外径をD2およびロー
タかな4dと伝達車５の歯車5cの噛み合い量をＴとする
と、この三者の関係は、 D1−D2＞2T （１） なる関係にある。なお、伝達車５の歯車5cと噛み合うロ
ータ４のロータかな4dは、ロータ４の磁石部4cの下部に
位置し、第一の支持部材である地板１側に配置され、ロ
ータかな4dの外形は、ロータ４の磁石部4cの外径よりも
径小に構成する。
ほぞ4aと伝達車５の上ほぞ5dは、第二の支持部材である
輪列受８に軸支される。ステータ11のロータ穴11aの穴
径をD1、ロータ４の磁石部4cの最大外径をD2およびロー
タかな4dと伝達車５の歯車5cの噛み合い量をＴとする
と、この三者の関係は、 D1−D2＞2T （１） なる関係にある。なお、伝達車５の歯車5cと噛み合うロ
ータ４のロータかな4dは、ロータ４の磁石部4cの下部に
位置し、第一の支持部材である地板１側に配置され、ロ
ータかな4dの外形は、ロータ４の磁石部4cの外径よりも
径小に構成する。
ステータ11に電子回路、コイル（いずれも図示しな
い）から磁力が加わると、ロータ４は回転する。ロータ
４の回転は伝達車５の伝達車下部かな5bを介して、第二
輪２を回転させる。第二輪列２に取り付けた小秒針21に
より秒表示ができる。
い）から磁力が加わると、ロータ４は回転する。ロータ
４の回転は伝達車５の伝達車下部かな5bを介して、第二
輪２を回転させる。第二輪列２に取り付けた小秒針21に
より秒表示ができる。
一方、伝達車５の上部かな5aを介して第一輪列９が回
転する。第一輪列９に取り付けた時・分針（図示しな
い）により時と分が表示される。
転する。第一輪列９に取り付けた時・分針（図示しな
い）により時と分が表示される。
この発明は、以上説明したように、ロータ軸受周辺に
斜面を有する地板と、前記ロータの磁石部最大外径との
ステータに設けたロータ穴の穴径の差が、前記伝達車の
歯車と前記ロータのかなの半径方向の噛み合い量の２倍
よりも大きいステータを有する輪列構造を用いることに
より、ロータ組込時にロータが前記地板のロータ軸受周
辺の斜面に案内され、ロータかな及び伝達車の歯車の破
損防止と組込み性の向上が図れるという効果がある。
斜面を有する地板と、前記ロータの磁石部最大外径との
ステータに設けたロータ穴の穴径の差が、前記伝達車の
歯車と前記ロータのかなの半径方向の噛み合い量の２倍
よりも大きいステータを有する輪列構造を用いることに
より、ロータ組込時にロータが前記地板のロータ軸受周
辺の斜面に案内され、ロータかな及び伝達車の歯車の破
損防止と組込み性の向上が図れるという効果がある。
第１図は本発明の時計の実施例における、ロータおよび
伝達車を組込む状態を示す説明図、第２図は本発明の時
計の断面図、第３図は従来の時計の断面図である。 １……第一の支持部材である地板 ２……第二輪列 ３……第二輪列受 ４……ロータ ５……伝達車 ８……第二の支持部材である輪列受 ９……第一輪列 11……ステータ 21……小秒針
伝達車を組込む状態を示す説明図、第２図は本発明の時
計の断面図、第３図は従来の時計の断面図である。 １……第一の支持部材である地板 ２……第二輪列 ３……第二輪列受 ４……ロータ ５……伝達車 ８……第二の支持部材である輪列受 ９……第一輪列 11……ステータ 21……小秒針
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平２−105191（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭64−19190（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−132381（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−103050（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G04B 33/00 G04B 31/00
Claims (3)
- 【請求項１】針による表示をするための輪列と、 文字板側に配置された第一の支持部材と、 文字板とは反対側に配置された第二の支持部材と、 第一の支持部材と第二の支持部材との間に支持され、前
記輪列と噛み合うかな、及び歯車とを有する伝達車と、 磁石と、前記伝達車と噛み合い前記磁石よりも第一の支
持部材側に配置され前記磁石外径よりも小さな外径のか
なとを有し、第一の支持部材の軸受け穴に支持されるロ
ータと、 前記ロータの周囲に配置されるステータとを有し、 第一の支持部材の軸受け穴の周辺部に斜面を有し、 前記ロータの磁石部最大外径と前記ステータに設けられ
たロータ穴の穴径の差が、前記伝達車の歯車と前記ロー
タのかなの半径方向の噛み合い量の２倍よりも大きいこ
とを特徴とする時計。 - 【請求項２】時・分針による表示をするための第一輪列
と、 小秒針による表示をするための第二輪列と、 文字板側に配置された第一の支持部材と、 文字板とは反対側に配置された第二の支持部材と、 第一の支持部材と第二の支持部材との間に支持され、前
記第一輪列・第二輪列と噛み合うかな、及び歯車とを有
する伝達車と、 磁石と、前記伝達車と噛み合い前記磁石よりも第一の支
持部材側に配置され前記磁石外径よりも小さな外径のか
なとを有し、第一の支持部材の軸受け穴に支持されるロ
ータと、 前記ロータの周囲に配置されるステータとを有し、 第一の支持部材の軸受け穴の周辺部に斜面を有し、 前記ロータの磁石部最大外径と前記ステータに設けられ
たロータ穴の穴径の差が、前記伝達車の歯車と前記ロー
タのかなの半径方向の噛み合い量の２倍よりも大きいこ
とを特徴とする時計。 - 【請求項３】請求項１又は２に記載の時計において、 （イ）前記第一の支持部材に伝達車を組み込む工程と、 （ロ）前記第一の支持部材に前記ステータを組み込む工
程と、 （ハ）前記第一の支持部材の斜面部を案内として前記伝
達車と噛み合うように前記ロータを組み込む工程を有す
ることを特徴とする時計の組込方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2309438A JP3018105B2 (ja) | 1990-11-15 | 1990-11-15 | 時計及び時計の組込方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2309438A JP3018105B2 (ja) | 1990-11-15 | 1990-11-15 | 時計及び時計の組込方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04181195A JPH04181195A (ja) | 1992-06-29 |
| JP3018105B2 true JP3018105B2 (ja) | 2000-03-13 |
Family
ID=17993000
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2309438A Expired - Lifetime JP3018105B2 (ja) | 1990-11-15 | 1990-11-15 | 時計及び時計の組込方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3018105B2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-15 JP JP2309438A patent/JP3018105B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04181195A (ja) | 1992-06-29 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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