JP2544404Y2 - 時計の歯車支持構造 - Google Patents

時計の歯車支持構造

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JP2544404Y2
JP2544404Y2 JP1991074211U JP7421191U JP2544404Y2 JP 2544404 Y2 JP2544404 Y2 JP 2544404Y2 JP 1991074211 U JP1991074211 U JP 1991074211U JP 7421191 U JP7421191 U JP 7421191U JP 2544404 Y2 JP2544404 Y2 JP 2544404Y2
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重夫 森
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Ricoh Elemex Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、腕時計や掛時計など
の時計に適用し得る。詳しくは、そのような時計におい
て、地板と輪列受とで車軸の両端を保持して歯車を回転
自在に支持する歯車支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば腕時計では、図2に示す
ごとく、地板1と輪列受2との間でロータ車3を回転自
在に支持する。そして、このロータ車3の回転を秒針車
4に伝達する5番車5と、その秒針車4の回転を分針車
6に伝達する3番車7を、それぞれ5番車軸8・3番車
軸9の細径な両端8a・9aを地板1と輪列受2とで保
持して回転自在に支持する構成としていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の腕時計では、その組立時、たとえば、5番車5・3
番車7等の部品を順次地板1上に取り付けてから、その
上に輪列受2を組み付ける。ところが、従来、その輪列
受2を組み付ける際に、5番車5と3番車7は、それぞ
れ車軸8・9の一端(図2中下端)を地板1で保持する
だけで不安定な状態にあるため、それら歯車が傾き易
く、時計の組立性が悪いという問題があった。
【0004】そこで、この考案の目的は、そのような従
来の時計の問題点に鑑み、その組立時の歯車の傾きを防
止し、組立性を向上することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため、この考案は、
たとえば以下の図示実施例に示すとおり、地板10と輪
列受11とで車軸22・23の両端を保持して5番車1
3や3番車17のような歯車を回転自在に支持する時計
の歯車支持構造において、前記地板10と前記輪列受1
1との間に配置する2番受16のような固定部材に逃げ
孔16a・16bを設け、その逃げ孔16a・16bに
前記車軸22・23を通すとともに、その車軸22・2
3に、所定位置に組付け後の前記固定部材の前記逃げ孔
16a・16bの周縁に係合して前記歯車の軸方向の動
きを規制する段部22a・23aを形成してなることを
特徴とする。
【0006】
【作用】そして、この考案では、地板10と輪列受11
と固定部材とで車軸22・23を保持して歯車を回転自
在に支持する。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しつつ、この考案の実施例
を説明する。図1は、この考案の一実施例である腕時計
の歯車支持構造を示す断面図である。図中符号10は、
地板である。地板10上には、図中右側にステップモー
タのステータ20を組み付け、またロータ車12を輪列
受11との間で回転自在に支持する。ロータ車12のロ
ータカナ12aは、地板10と輪列受11との間で回転
自在に支持した5番車(伝達歯車)13の5番歯車13
aと噛み合う。5番車13の5番カナ13bは、秒針車
14の秒針歯車14aと噛み合う。秒針車14は、その
真14cが2番車軸15を貫通し、その2番車軸15が
貫通する2番受(固定部材)16と輪列受11とで回転
自在に支持する。秒針車14のカナ14bは、地板10
と輪列受11との間で回転自在に支持した3番車(伝達
歯車)17の3番歯車17aと噛み合う。3番車17の
3番カナ17bには、分針車18の分針歯車18aが噛
み合う。分針車18は、2番受16で回転自在に支持す
る。分針車18は、その2番車軸15が時針車19を貫
通する。そして、分針車18のカナ18bが、図示しな
い日ノ裏車を介して時針車19の歯部19aと噛み合
う。
【0008】そして、前記ステップモータでロータ車1
2を回転し、そのロータ車12の回転を5番車13を介
して秒針車14に伝達してその秒針車14を回転すると
ともに、その秒針車14の回転を3番車17を介して分
針車18に伝達してその分針車18を回転し、また分針
車18の回転を日ノ裏車を介して時針車19に伝達して
その時針車19を回転する。しかして、それぞれ秒針車
14・分針車18・時針車19に取り付けた図示しない
指針を回転する。
【0009】ところで、上述した歯車支持構造では、図
1に示すごとく、詳しくは2番受16を平板部材で形成
し、地板10と輪列受11との間にそれらと平行に配置
する。そして、この2番受16には、それを貫通する2
番車軸15の図中左右にそれぞれ逃げ孔16a・16b
を設ける。他方、5番車13には、その車軸22を5番
歯車13aの下側で太径とし、そこに下向きの段部22
aを形成する。そして、車軸22の一端(図中下端)2
2bを逃げ孔16aを通して地板10の軸孔10aに挿
通し、その段部22aを逃げ孔16aの上周縁に係合す
る。車軸22の他端22cは、輪列受11の軸孔11a
に挿通する。さらに、3番車17にも、その車軸23に
5番車13とほぼ同様な段部23aを形成する。そし
て、車軸23の一端23bを、逃げ孔16bに通して地
板10の軸孔10bに挿通し、その段部23aを逃げ孔
16bの上周縁に係合する。車軸23の他端23cは、
輪列受11の軸孔11bに挿通する。しかして、5番車
13および3番車17は、ともに地板10と輪列受11
とで車軸22・23の両端を保持して横方向の動きを規
制してなる。また、5番車13は、輪列受11と2番受
16とで段部22aと5番カナ13bの図中上端間を挟
んで軸方向の動きを規制する一方、3番車17は、同じ
輪列受11と2番受16とで段部23aと3番歯車17
aの図中上端間を挟んで軸方向の動きを規制し、これに
より、ともに地板10と輪列受11と2番受16の3部
材で回転自在に支持してなる。
【0010】なお、上述した図示実施例では、5番車1
3および3番車17の車軸22・23の両端22b・2
2c、23b・23cを太径に形成してなる。したがっ
て、前記図2に示したように両端8a・9aを特に細径
とする従来の5番車5および3番車7の車軸8・9に比
べて軸の加工をより簡単にすることができる。
【0011】さて、この腕時計を組み立てる場合は、た
とえば、まず地板10上に分針車18やロータ車12を
組み付ける。次いで、分針車18の2番車軸15に2番
受16を組み付けてそれを地板10で支持する。その
後、5番車13と3番車17を、その車軸22・23を
それぞれ逃げ孔16a・16bに通して地板10上に立
てる。そのとき、5番車13および3番車17は、地板
10と2番受16の2部材で保持して傾きを防止する。
そして、秒針車14を2番車軸15に挿通して組み付け
る。しかして後、それら秒針車14や5番車13等の歯
車の各車軸に位置合わせして輪列受11を組み付ける。
そうして、全体を上下反転して時針車19を2番車軸1
5に組み付ける。
【0012】ところで、上述した図示実施例では、5番
車13と3番車17の軸方向の動きを輪列受11と2番
受16とで規制する構成としたが、その軸方向の動きの
規制を地板と2番受とで行う構成とすることも可能であ
る。
【0013】また、上述した実施例では、特に5番車1
3および3番車17を、地板10と輪列受11と2番受
16とで支持する構成とする。しかし、それら5番車や
3番車に限らず、駆動源からの回転を指針へと伝達する
その他の伝達歯車等を、地板と輪列受と2番受とで支持
する構成としてもよい。
【0014】さらに、上述した実施例では、固定部材が
2番受16であったが、2番受に限らず、その他の適宜
固定部材を用いて歯車を支持する構成とすることも可能
である。
【0015】
【考案の効果】したがって、この考案によれば、地板と
輪列受との間に配置する固定部材に逃げ孔を設け、その
逃げ孔の周縁に歯車の段部を係合する構成とするから、
地板上に歯車を組み付けてからその上に輪列受を組み付
けるとき、歯車を地板と固定部材とで保持することによ
り、その歯車の大きな傾きを防止することが可能とな
り、これにより、時計の組立性を向上することができ
る。さらに、歯車の車軸に2番受と係合する広めの段部
を形成し、歯車の支持をより一層安定させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例である腕時計の歯車支持構
造を示す断面図である。
【図2】従来の腕時計の歯車支持構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 地板 11 輪列受 13 5番車(伝達歯車) 16 2番受(固定部材) 16a・16b 逃げ孔 17 3番車(伝達歯車) 22・23 車軸 22a・23a 段部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地板と輪列受とで車軸の両端を保持して
    歯車を回転自在に支持する時計の歯車支持構造におい
    て、前記地板と前記輪列受との間に配置する固定部材に
    逃げ孔を設け、その逃げ孔に前記車軸を通すとともに、
    その車軸に、所定位置に組付け後の前記固定部材の前記
    逃げ孔の周縁に係合して前記歯車の軸方向の動きを規制
    する段部を形成してなる、時計の歯車支持構造。
  2. 【請求項2】 前記歯車が駆動源からの回転を指針へと
    伝達する伝達歯車であり、前記固定部材が2番受であ
    る、請求項1に記載の時計の歯車支持構造。
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JPH01117585U (ja) * 1988-02-03 1989-08-08
JP3027388U (ja) * 1996-01-30 1996-08-09 株式会社エフティ−エムエンジニアリング 多層基板固定装置

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