JPH0416955Y2 - - Google Patents

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JPH0416955Y2
JPH0416955Y2 JP1985027320U JP2732085U JPH0416955Y2 JP H0416955 Y2 JPH0416955 Y2 JP H0416955Y2 JP 1985027320 U JP1985027320 U JP 1985027320U JP 2732085 U JP2732085 U JP 2732085U JP H0416955 Y2 JPH0416955 Y2 JP H0416955Y2
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wheel
hand
pinion
bearing
hour
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JP1985027320U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は時計機構に関する。
〔従来技術〕
従来、時針、分針と異なる位置で小秒針が運針
する時計としては、例えば、第5図に示すような
腕時計a,あるいは懐中時計b等がある。腕時計
aは第5図Aに示すようなリユーズcが「3時」
の位置にあり、懐中時計bはリユーズcが「12
時」の位置にあり、しかも各時計a,bの小秒針
dは最も見やすい位置、即ち、「6時」の位置付
近にそれぞれ設けられている。なお、時針e、分
針fはそれぞれ文字板g(時計)の中心に設けら
れている。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら、近年、懐中時計bの市場は腕時
計a市場に比べて非常に小さいため、懐中時計b
の専用ムーブメントを設計し、製造することは極
めて面倒で、コスト高となるという問題がある。
そこで最近は腕時計aと懐中時計bのムーブメン
トを共用することが要望されているが、例えば腕
時計aのムーブメントを単に懐中時計bに用いる
と、第5図Cに示すようにリユーズcが「3時」
の位置に来たり、あるいはリユーズcを「12時」
の位置に持つて来ると、小秒針dが「3時」の位
置に来たりするという問題がある。
〔考案の目的〕
この考案は上記のような事情を背景になされた
もので、その目的とするところは小秒針とリユー
ズとの相対位置が簡単に変えられ、複数種の時計
に共用できる時計機構を提供することにある。
[考案の要点] この考案は上記のような目的を達成するため
に、軸受部材に、秒針車が噛合する他の歯車の軸
心からの距離が同一な複数の位置に秒針車を軸支
する複数の軸受部を設け、この複数の軸受部に秒
針車を選択的に軸支するようにしたものである。
[第一実施例] 以下、第1図および第2図を参照して、この考
案の第1実施例を説明する。
図は電子腕時計の輪列を示す。この輪列1はロ
ータ2の回転を時針3a,分針3b,小秒針3c
の指針3に伝達して指針3を運針させる歯車列で
あり、地板4と輪列受5とからなる軸受部材6に
取り付けられている。この場合、ロータ2はステ
ツプモータの回転子であり、地板4と輪列受5と
の間に回転自在に取り付けられている。また、小
秒針3cは時針3aおよび分針3bと異なる位置
に配置されている。
上記輪列1は中間車7、四番車8、三番車9、
二番車10、日ノ裏車11、筒車12、および秒
針車13等からなつている。即ち、中間車7はロ
ータ2のロータカナ2aに噛み合つて回転するも
のであり、地板4と輪列受5との間に回転自在に
取り付けられている。四番車8は中間車7のカナ
7aに噛み合つて回転するものであり、地板4と
輪列受5との間に回転自在に取り付けられてい
る。三番車9は四番車8のカナ8aに噛み合つて
回転するものであり、地板4と輪列受5との間に
回転自在に取り付けられている。二番車10は三
番車9のカナ9aに噛み合つて回転するものであ
り、地板4の凹部4a内に立設された軸14に回
転自在に取り付けられており、二番車10の軸は
分針軸10bをなし、その上端に分針3bが取り
付けられている。この場合、二番車10の軸10
bは四番車8の軸8bと対応し、時計の中心に位
置している。日ノ裏車11は二番車10の筒カナ
10aに噛み合つて回転するものであり、地板4
上に軸支されている。筒車12は日ノ裏車11の
カナ11aに噛み合つて回転するものであり、二
番車10の軸10bに回転自在に取り付けられて
おり、筒車12の軸は時針軸12aをなし、その
上端に時針3aが取り付けられている。
一方、秒針車13は三番車9に噛み合つて回転
するものであり、その軸13aが地板4と輪列受
5との間に回転自在に取り付けられていると共
に、軸13aの上端は地板の上方向へ突出し、こ
の突出した先端に小秒針3cが取り付けられてい
る。この場合、地板4と輪列受5にはそれぞれ、
秒針車13を回転自在に軸支する軸受部6a,6
bが第1図に示すように2箇所に設けられてい
る。即ち、軸受部6a、6bは秒針車13の取付
位置を選択して軸支するものであり、一方の軸受
部6aは地板4等に取り付けられるリユーズ15
から分針軸10b(あるいは時針軸12a)が中
心を通る直線l1上で、かつ秒針車13が三番車9
に噛み合う位置に設けられており、他方の軸受部
6bは分針軸10bの中心を通つて上記直線l1
直交する直線l2上で、かつ秒針車13が三番車9
に噛み合う位置に設けられている。
しかるに、上記のような時計機構によれば、地
板および輪列受5からなる軸受部材6に設けられ
た軸受部6a,6bのうち、一方の軸受部6aに
秒針車13を軸支すると、秒針車13とリユーズ
15とが時計の中心である分針軸10b(または
時針軸12a)を通る直線上に位置するので、例
えばリユーズ15が「12時」の位置にある懐中時
計に使用することができ、また他方の軸受部6b
に秒針車13を軸支すると、秒針車13とリユー
ズ15とが時計の中止(分針軸10b、時針軸1
2a)に対して90度の位置になるので、例えばリ
ユーズ15が「3時」の位置にある腕時計に使用
することができる。この場合、秒針車13の取り
付け位置を変えるたけで、総ての部品が共通であ
るため、部品の流通および管理の点で有利な上、
修理、部品交換等のサービス面の向上が図られ
る。
〔第2実施例〕 次に、第3図および第4図を参照して、この考
案の第2実施例を説明する。この場合、前述した
第1実施例と同一部分には同一符号を付し、その
説明は省略する。
輪列20は第1実施例と同様に、ロータ2の回
転を時針3a,分針3b、小秒針3cに伝達する
ものであり、中間車7、四番車21、三番車9、
二番車10,日ノ裏車11、および筒車12から
なり、地板22と輪列受23とからなる軸受部材
24に取り付けられているが、地板22と輪列受
23との間に設けられるロータ2、中間車7、四
番車21、三番車9の取付位置は第1実施例と異
なり、四番車21が時計の中心である時針軸12
a(または分針軸10b)と時計の外周との中間
に配置されるように、中間車7と三番車9とが地
板22と輪列受23との間に取り付けられてい
る。即ち、四番車21はロータ2の回転が中間車
7を介して伝達され、その回転を三番車9に伝達
して二番車を回転させるものであり、その軸は秒
針軸21をなし、地板22の上方へ突出し、この
突出した先端に小秒針3cが取り付けられてい
る。この場合、地板22と輪列受23にはそれぞ
れ、四番車21を回転自在に軸支する軸受部24
a,24bが第3図に示すように2箇所に設けら
れている。この軸受部24a,24bは四番車2
1の取付位置を選択して軸支するものであり、中
間車7と三番車9の中心を結ぶ直線l3を境にして
その両側に位置し、かつ四番車21のカナ21b
が三番車9に噛み合う円周上で、四番車21が中
間車7のカナ7aに噛み合う位置にそれぞれ設け
られている。即ち、一方の軸受部24aは時計の
中心にある時針軸12a(または分針軸10b)
の中心と図示しないリユーズとを結ぶ直線l4に対
し、時計の中心を通つて直交する直線l5上に設け
られており、また他方の軸受部24bは上記軸受
部24aとリユーズとの範囲内において、所定角
度、例えば30なみ45度前後の位置に設けられてい
る。
しかるに、上記のような時計機構によれば、軸
受部材24に設けられた軸受部24a,24bの
うち、一方の軸受部24aに四番車21を軸支す
ると、四番車21とリユーズとが時計の中心であ
る時針軸12aあるいは分針軸10bに対し、90
度の角度関係に位置するので、例えばリユーズが
「3時」の位置にある一般的な腕時計に使用する
ことができ、また、他方の軸受部24bに四番車
21を軸支すると、四番車21とリユーズとが90
度よりも小さい所定角度(45度〜60度)の関係に
位置するので、例えばリユーズが「4時」あるい
は「4時半」の位置にあるダイバー(水中使用)
タイプの腕時計に使用することができる。この場
合、特に四番車21の軸を小秒針3cの秒針軸2
1aとして用いているので、前述した第1実施例
のような秒針車13が不要となり、部品点数が少
なくなる。
なお、前述した第1実施例では秒針車13を軸
支する軸受部6a,6bを2箇所に設けたが、こ
れらに限られることなく、例えば、3箇所以上に
設けてもよい。このように軸受部を多くすれば、
共用範囲の広いものが得られる。
また、この考案は前述した実施例のような時計
に限らず、他の時計にも広く適用することができ
る。
[考案の効果] 軸受部材に、秒針車が噛合する他の歯車の軸心
からの距離が同一な複数の位置に秒針車を軸支す
る複数の軸受部を設け、この複数の軸受部に秒針
車を選択的に軸支することにより、小秒針の位置
が変えられ、1つの時計機構を例えばリユーズと
小秒針とが垂直になつている腕時計と、巻真と小
秒針とが反対方向にある懐中時計とに共用でき、
製造が簡単になると共に、コストが低下できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の第1実施例を
示し、第1図は輪列を示す平面図、第2図はその
要部断面図、第3図および第4図はこの考案の第
2実施例を示し、第3図は輪列の平面図、第4図
はその要部断面図、第5図A〜Cは従来例を示す
図である。 1,20……輪列、2……ロータ、3……指
針、4,22……地板、5,23……輪列受、
6,24……軸受部材、6a,6b,24a,2
4b……軸受部、13……秒針車、21……四番
車。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 秒針が時針及び分針とは異なる位置に設けら
    れ、ロータの回転を軸受部材によつて軸支された
    歯車列により前記時針、分針及び秒針に伝達する
    時計機構において、 前記歯車列は前記秒針が取付けられる秒針車を
    有し、 前記軸受部材には、前記秒針車が噛合する他の
    歯車の軸心からの距離が同一な複数の位置に前記
    秒針車を軸支する複数の軸受部が設けられ、 この複数の軸受部に前記秒針車を選択的に軸支
    することにより、前記秒針車の位置を前記他の歯
    車との噛合関係を保つたままで変えられるように
    した時計機構。
JP1985027320U 1985-02-28 1985-02-28 Expired JPH0416955Y2 (ja)

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JPS61144493U JPS61144493U (ja) 1986-09-06
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