JP2757147B2 - ぜんまい動力蓄積量表示付き機械式時計 - Google Patents

ぜんまい動力蓄積量表示付き機械式時計

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JP2757147B2
JP2757147B2 JP17251995A JP17251995A JP2757147B2 JP 2757147 B2 JP2757147 B2 JP 2757147B2 JP 17251995 A JP17251995 A JP 17251995A JP 17251995 A JP17251995 A JP 17251995A JP 2757147 B2 JP2757147 B2 JP 2757147B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ぜんまい動力蓄積量
表示付き機械式時計に関する。
【0002】
【従来の技術】機械式時計の動力となるぜんまいは、一
杯に巻き上げた、いわゆる全巻状態で時計を40ないし
50時間程度駆動し続ける蓄積量がある。そのぜんまい
の蓄積量がどの程度残っているかを指示する機能を有す
る時計があり、それは例えば図4に示すような表示形態
を採る。すなわち、時計の文字板に扇形に形成された表
示部12aに、指針12で現在の蓄積量を時間あるいは
割合で指示するものである。
【0003】図4に示したような扇形のぜんまい動力蓄
積量表示を行う場合、ぜんまいを巻き上げる際の、ぜん
まいを取り付けた軸真、すなわち香箱真の回転を指針1
2に伝達して、指針12を全巻の方向に回動させ、使用
状態では香箱の回転を指針12に伝達して、指針12を
逆方向に回動させて蓄積量の残量を表示する必要があ
る。一方、香箱真と香箱は、同一方向に回転するため、
上記のような表示を可能とする機構として、従来、図5
の断面図で示すような遊星歯車機構を用いたものがあ
る。
【0004】図5,図6において、香箱真に取り付けら
れた角穴車1は、香箱2に対して輪列受16側に配置さ
れ、香箱真の文字板側には香箱かな3が設けられてい
る。香箱かな3は第二太陽歯車4a と噛み合い、第二太
陽歯車4a はあるトルク以上の力が加わると、第二太陽
歯車4a と第二太陽かな4b との接触面5でスリップす
る機構が備えられている。
【0005】第二太陽車4は太陽車6と同軸に配置さ
れ、太陽車6の軸により回転可能に案内されている。ま
た、遊星中間歯車7も第二太陽車4と同軸に配置され、
第二太陽車4の軸部により回転可能に案内され、すべて
同一軸上で回転運動がなされている。中間歯車7には偏
心して配置された一対の遊星車8が回転可能に取り付け
られている。遊星歯車8a は第二太陽かな4b と噛み合
い、遊星かな8b は太陽車6と噛み合っている。
【0006】図6の部分平面図に示すように、太陽車6
には円弧状に度決め穴9a が開けられており、第二地板
10に固着された度決めピン9b により太陽車6の回転
角度が規制されている。遊星中間歯車7は香箱車2より
いくつかの歯車を介して伝達されている。第二太陽歯車
4、太陽車6、遊星中間歯車7、遊星歯車8、遊星歯車
ピン15は一体構成部品となっている。そして太陽車6
に取り付けられた指針12により、ぜんまい動力蓄積量
表示を行うものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のぜんま
い動力蓄積量表示付き機械式時計では、下記の課題があ
った。図5,図6に示す構造では、ぜんまい動力蓄積量
の表示に用いられる歯車の構成数が多いため動力源であ
るぜんまいのトルク損失量が大きく、時計の持続時間の
短縮が懸念されていた。また、部品点数が多くなるため
ムーブメント上の各要素の配置スペースの確保が難しか
った。
【0008】遊星歯車機構は香箱かな3と噛み合ってい
る構成になっているため、遊星歯車機構の殆どの構成部
品は地板13と文字板14の間に配置することとなり、
ムーブメントの厚みが厚くなる原因となっていた。遊星
歯車機構が一体部品となっているため、また構成部品数
も多いため組立の手間・工数が多く掛かった。
【0009】ぜんまい動力蓄積量の表示位置は遊星中間
歯車7の外径の大きさでムーブメント外径からの距離が
制限されるので、位置的に規制があった。遊星歯車機構
を一体部品化した後に注油ができない箇所があった.そ
こで、この発明の目的は、従来のこのような課題を解決
するため、持続時間の短縮化の抑制と、ぜんまい動力蓄
積量表示歯車列のスペースの縮小化に伴うムーブメント
の薄型・径小化、組み立て・分解性の向上、及びぜんま
い動力蓄積量表示位置の規制の緩和をはかることにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、遊星車機構を用いてぜんまいの蓄積量の
残量を表示する機能を有する機械時計において、時計の
動力となるぜんまいを巻き上げるための角穴車と、角穴
車と同軸に配置され、ぜんまいの解放に従って回転して
時計輪列を駆動する香箱車と、香箱車の回転が伝達され
る遊星中間歯車と、遊星中間歯車上に偏心して配置され
た遊星かなと、遊星中間歯車と同軸に配置され遊星かな
と噛み合う太陽歯車と、太陽歯車が固着され、遊星中間
歯車を案内する太陽真と、太陽真に固着され、太陽歯車
と一体に回転する太陽かなと、太陽かなの回転が伝達さ
れ、ぜんまいの蓄積量を表示する表示車と、太陽真に案
内され、角穴車の回転が伝達される第二太陽歯車と、第
二太陽歯車と一体に回転する第二太陽かなと、遊星かな
と一体に回転し、第二太陽かなと噛み合う遊星車と、を
有する構成とした。
【0011】また、表示車の回動角度を規制する度決め
機構を有し、ぜんまいの蓄積量を扇形表示する構成とし
た。さらに、太陽かなと表示車の間に、所定の相対トル
ク差が加わったときスリップして太陽かなの回転の伝達
を遮断するスリップ機構を備えた表示伝え車を有する構
成とした。
【0012】そして、角穴車は香箱車に対して時計の文
字板側に配置する構成とした。また、遊星歯車と遊星か
なを配置した遊星中間歯車と、第二太陽歯車と第二太陽
かなからなる第二太陽車とが、太陽歯車と太陽かなを有
する太陽真にそれぞれ回転可能に案内され、一体構成部
品を形成するようにした。
【0013】
【作用】上記の構成により、角穴車によってぜんまいが
巻き上げられるとき、遊星中間歯車が遊星車機構の固定
歯車として作用し、表示車は所定の方向に回動してぜん
まいの蓄積量が増大していることを、表示車にとりつけ
られた指針により扇形表示する。また、香箱車が回転し
てぜんまいが解放されるとき、第二太陽歯車が遊星車機
構の固定歯車として作用し、表示車は所定の方向とは逆
の方向に回動してぜんまいの蓄積量が減少していること
を、同様に扇形表示する。
【0014】ぜんまい巻き上げ時の回転を角穴車から遊
星車機構に伝達する構成により、遊星車機構の殆どの構
成部品を輪列受けと地板の間に配置することができる。
表示車を遊星車機構の外に配置する構成により、時計の
文字板上での表示位置の自由度が増す。
【0015】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図1は輪列の断面図,図2は表示部の平面
図,図3は太陽真の太陽歯車嵌入部の形状を示す。
【0016】本発明におけるぜんまい動力蓄積量表示輪
列は、香箱車2の文字板14側に取り付けられた角穴車
1と、香箱車2と噛み合う遊星中間歯車7と、遊星中間
歯車7の偏心部に回転可能に取り付けられた遊星車8
と、遊星かな8bと噛み合う太陽車6と、遊星歯車8a
と噛み合う第二太陽車4から構成される遊星歯車機構
と、太陽かな6cと噛み合う表示伝え車17と、表示伝
えかな17bと噛み合う表示車18と、表示度決めピン
9bと、角穴車1と第二太陽歯車4aと噛み合う遊星伝
え車19から構成されている。
【0017】表示伝え車17は、表示伝え歯車17a と
表示伝えかな17b との間に、ある相対トルク差が生じ
たときに接触面5でスリップする機構を有している。表
示車18には図2に示すように表示度決めピン9b を覗
かせるように扇形欠切部23を設けている。表示度決め
ピン9b は第二輪列受11に固着され、表示車18の回
転角度を規制している。
【0018】太陽真6b は地板13に設けられた軸受2
0と輪列受16に設けられた軸受21により軸支され
る。第二太陽車4と遊星中間歯車7は太陽真6b との接
触面に設けられた凸部22により案内される。遊星中間
歯車7には偏心して配置された一対の遊星車8が回転可
能に設けられ、遊星車8の軸部への注油用の穴7aが設
けられている。遊星歯車8a の真部には凸部22が設け
られている。また、遊星歯車8a と遊星かな8b は遊星
中間歯車7を挟んで固着されている。
【0019】太陽かな6c は太陽真6b に固着されてい
る。太陽歯車6a と太陽真6b は図3に示すように円を
一部カットし、直線部6cを設けた断面形状の軸と穴と
で嵌入されている。以上の構成により、遊星輪列機構を
地板13と輪列受16の間に配列することにより、従来
より厚みの薄いムーブメントが実現できる。
【0020】次に、作動について説明する。通常運針時
において、香箱車2の動力は香箱歯車から遊星中間歯車
7に伝達される。遊星中間歯車7と同軸の第二太陽車4
は遊星伝え車19を介して角穴車1と噛み合っている。
角穴車1は通常運針時には回転しないことから、この場
合第二太陽車4が固定歯車となる。従って、遊星中間歯
車7が回転すると遊星中間歯車7の偏心位置に設けられ
た遊星車8は第二太陽かな4b に沿って自転・公転運動
を同時に行う。遊星かな8b は太陽歯車6a と噛み合っ
ており、太陽真6bに固着された太陽かな6cより表示
伝え車17へ、表示伝え車17より表示車18へ回転を
伝達し、表示車18に取り付けられた表示針12によ
り、ぜんまい動力蓄積量の表示を残持続時間にて表現す
る。
【0021】一方ぜんまいの動力蓄積時には、角穴車1
が回転される。遊星中間歯車7は香箱車2により回転が
規制されているため、この場合は遊星中間は車7が実質
的に固定歯車となる。角穴車1の回転は遊星伝え車19
→第二太陽車4→遊星車8→太陽車6→表示伝え車17
→表示車18へと伝達される。このとき、表示車18は
通常運針時の回転方向とは逆方向に回転し、表示針12
を最大残持続時間の方向に回転させる。
【0022】ぜんまいが全巻状態になると、表示車18
の歯車上の欠切部23と表示度決めピン9b は接触し、
表示車18の回転角が規制される。ぜんまい外周と香箱
がスリップするタイプの香箱車の場合、角穴車1が全巻
状態よりさらに回転されると、表示伝え歯車17a と表
示中間かな17b との接触面においてスリップが起こ
る。このことにより、表示針の位置は、最大位置よりず
れることはなく、また輪列に突っ張りも生じることはな
い。
【0023】上記構成によるぜんまい動力蓄積量表示付
き機械式時計は、遊星歯車機構を地板と輪列受の間に配
列し、香箱車と直接噛み合わせ、遊星歯車列の構成部品
の一部に非円形で同一断面形状の軸と穴を嵌入する部品
を設け、歯車を案内する軸には凸部を設け、欠切部を有
した表示車と欠切部にピンを設けた地板を有し、隣接す
る歯車にはスリップ機構を有する構成としたので以下の
ような多くの効果を有する。
【0024】通常運針時における香箱歯車2から表示歯
車18への伝達経路の短縮がはかれたため、ぜんまいの
損失トルクを減少させることができ、持続時間の短縮を
抑えることができる 遊星歯車列を地板と輪列受の間に配置したので、ムーブ
メントの薄型化ができる。
【0025】遊星歯車列の構成部品の一部を非円形で同
一断面形状の軸と穴を嵌入する部品としたので、その嵌
入部でしめしろをもたす必要性がなくなり、遊星歯車列
の部品の組立・分解がその部分で可能となった。また、
そのため一体構成部品数が減り、遊星歯車列の製造歩留
まりの向上が見込める。
【0026】歯車を軸に設けた上下2ヶ所の凸部により
案内したため、接触面に起こる摩擦量を低減でき、同時
に歯車のアオリを抑えることができるため、ぜんまいの
損失トルクを減少させることができ、持続時間の短縮を
抑えることができる。欠切部を有した表示車と、欠切部
にピンを設けた地板と、表示車と隣接したスリップ機構
を有した歯車により、ぜんまいの全巻状態よりさらに巻
動作が生じた場合においても、表示針の指示は最大位置
よりずれることがなく、輪列に突っ張りも生じない。
【0027】遊星中間歯車に一対の遊星歯車の軸に注油
できるような穴を設けたことにより、遊星歯車機構を一
体部品化した後においても遊星車の軸への注油が可能と
なった。遊星歯車列の各歯車は役割を変えることなく多
彩に配置できるので、角穴車1の位置を香箱車の上下ど
ちら側に設けても対応できる。
【0028】表示針を遊星歯車列ではなく表示車に設け
たので、表示針の位置の自由度が増し、ムーブメントの
外周寄りにも配置することができる。以上説明した実施
例は、角穴車1が香箱車2よりも文字板側にある例であ
るが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
例えば、角穴車1が輪列受16側に配置された構造にお
いても遊星伝え車19,第二太陽車4等を輪列受16側
に配置することにより同様の機構を構成できる。ただ
し、本実施例の配列の方がムーブメントの厚みに対して
は有利である。
【0029】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のぜんまい動
力蓄積量表示付き機械式時計は、通常運針時における香
箱歯車2から表示車18への伝達経路の短縮がはかれ、
部品点数が減り、ぜんまいのトルク損失量が減り、持続
時間の短縮が抑えられる。またムーブメントの厚みが薄
くなる。さらに遊星歯車機構の組立・分解が部分的に可
能になる。また遊星歯車機構を一体部品化した後に遊星
車の軸への注油が可能になる。そしてムーブメントの外
周寄りにぜんまいの動力蓄積量を表示できる等の効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のぜんまい動力蓄積量表示付き機械式時
計の断面図である。
【図2】本発明のぜんまい動力蓄積量表示付き機械式時
計の表示部の平面図である。
【図3】本発明のぜんまい動力蓄積量表示付き機械式時
計における太陽真の太陽歯車嵌入部の形状図である。
【図4】本発明のぜんまい動力蓄積量表示付き機械式時
計の外観図である。
【図5】従来のぜんまい動力蓄積量表示付き機械式時計
の断面図である。
【図6】従来のぜんまい動力蓄積量表示付き機械式時計
の表示部の平面図である。
【符号の説明】
1 角穴車 2 香箱車 3 香箱かな 4 第二太陽車 4a 第二太陽歯車 4b 第二太陽かな 5 スリップ部 6 太陽車 6a 太陽歯車 6b 太陽真 6c 太陽かな 7 遊星中間歯車 7a 注油穴 8 遊星車 8a 遊星歯車 8b 遊星かな 9a 表示度決め窓 9b 表示度決めピン 10 第二地板 11 第二輪列受 12 表示針 12a ぜんまい蓄積量表示部 13 地板 14 文字板 15 遊星車ピン 16 輪列受 17 表示伝え車 17a 表示伝え歯車 17b 表示伝えかな 18 表示車 19 遊星伝え車 20 太陽車下軸受 21 太陽車上軸受 22 軸突出部 23 表示車扇形欠切部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊星車機構を用いてぜんまいの蓄積量の
    残量を表示する機能を有する機械時計において、 時計の動力となるぜんまいを巻き上げるための角穴車
    と、 前記角穴車と同軸に配置され前記ぜんまいの解放に従っ
    て回転して時計輪列を駆動する香箱車と、 前記香箱車の回転が伝達される遊星中間歯車と、 前記遊星中間歯車上に偏心して配置された遊星かなと、 前記遊星中間歯車と同軸に配置され前記遊星かなと噛み
    合う太陽歯車と、 前記太陽歯車が固着され前記遊星中間歯車を案内する太
    陽真と、 前記太陽真に固着され前記太陽歯車と一体に回転する太
    陽かなと、 前記太陽かなの回転が伝達され前記ぜんまいの蓄積量を
    表示する表示車と、 前記太陽真に案内され前記角穴車の回転が伝達される第
    二太陽歯車と、 前記第二太陽歯車と一体に回転する第二太陽かなと、 前記遊星かなと一体に回転し前記第二太陽かなと噛み合
    う遊星車と、を有することを特徴とするぜんまい動力蓄
    積量表示付き機械時計。
  2. 【請求項2】 前記表示車は指針を有し、前記角穴車に
    よって前記ぜんまいが巻き上げられるとき前記表示車は
    所定の方向に回動してぜんまいの蓄積量が増大している
    ことを表示し、前記香箱車が回転して前記ぜんまいが解
    放されるとき前記表示車は前記所定の方向とは逆の方向
    に回動してぜんまいの蓄積量が減少していることを表示
    する構成である請求項1記載のぜんまい動力蓄積量表示
    付き機械時計。
  3. 【請求項3】 前記角穴車によって前記ぜんまいが巻き
    上げられるとき、前記遊星中間歯車が前記遊星車機構の
    固定歯車として作用し、前記香箱車が回転して前記ぜん
    まいが解放されるとき前記第二太陽歯車が前記遊星車機
    構の固定歯車として作用する構成である請求項1記載の
    ぜんまい動力蓄積量表示付き機械時計。
  4. 【請求項4】 前記表示車の回動角度を規制する度決め
    機構を有し、ぜんまいの蓄積量を扇形表示する構成であ
    る請求項1記載のぜんまい動力蓄積量表示付き機械時
    計。
  5. 【請求項5】 前記太陽かなと前記表示車の間に、所定
    の相対トルク差が加わったときスリップして前記太陽か
    なの回転の伝達を遮断するスリップ機構を備えた表示伝
    え車を有する請求項1記載のぜんまい動力蓄積量表示付
    き機械時計。
  6. 【請求項6】 前記角穴車は前記香箱車に対して時計の
    文字板側に配置された請求項1記載のぜんまい動力蓄積
    量表示付き機械時計。
  7. 【請求項7】 前記遊星歯車と前記遊星かなを配置した
    前記遊星中間歯車と、前記第二太陽歯車と前記第二太陽
    かなからなる第二太陽車とが、前記太陽歯車と前記太陽
    かなを有する前記太陽真にそれぞれ回転可能に案内さ
    れ、一体構成部品を形成する請求項1記載のぜんまい動
    力蓄積量表示付き機械時計。
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