JPH0639356Y2 - 指針表示式時計 - Google Patents

指針表示式時計

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JPH0639356Y2
JPH0639356Y2 JP1986178184U JP17818486U JPH0639356Y2 JP H0639356 Y2 JPH0639356 Y2 JP H0639356Y2 JP 1986178184 U JP1986178184 U JP 1986178184U JP 17818486 U JP17818486 U JP 17818486U JP H0639356 Y2 JPH0639356 Y2 JP H0639356Y2
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JP
Japan
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pointer
bridge
wheel
timepiece
lower plate
Prior art date
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Application number
JP1986178184U
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English (en)
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JPS6383695U (ja
Inventor
和男 坂本
全雄 真舩
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は指針により時刻を表示する時計に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
近年、時計の成熟化が叫ばれる中で、一方ではファッシ
ョングッズとしての需要が高まってきている。腕時計に
おいてはカラー化やデザイン的に従来と変わった時計を
求める消費者が多いし、置時計や掛時計でもファッショ
ン性を求める傾向が非常に強くなってきている。
このような消費者の志向に対応するため種々のデザイン
が考案されているが、従来のものは時計ムーブメントの
略中央部に指針を配置する構成のものがほとんどであっ
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、指針が時計ムーブメントの中央部に配置される
構成とか、少なくとも指針が時計ムーブメントと重なる
位置に配置される構成では、デザイン上は極く限られた
ものとなってしまう。
もし、全く変わったデザインを考えようとすると、それ
なりの時計ムーブメントを作るしかなくなっていしま
い、非常に面倒なこととなる。
本考案は時計ムーブメントと指針表示部とを全く異なる
位置に配置できる構成を提供することによって、デザイ
ンの多様化に対応できるようにしたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案は、時計ムーブメント
と指針部を平面的に全く異なる位置に配置し、時計ムー
ブメントから指針部までをブリッジ体とブリッジ受に軸
支した複数の車を有する中間輪列により橋渡しをして、
指針へ動力を伝達するとともに、指針表示部近傍のケー
スは透明部材で形成し、他の部分を不透明部材で構成し
たものである。
〔作用〕
上記構成によって、時計ムーブメントの動力源からの動
力を輪列に伝え、その輪列から中間輪列群を経て各指針
を駆動し時刻表示を行なうもので、更に指針表示部近傍
を透明部材で他は不透明部材で形成してあるので、一風
変わった時計を提供できる。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面により説明する。
第1図は本考案の一実施例による裏側から見た図で裏蓋
を外し中が見えるようにした裏面図であり、第2図は第
1図の時計を表側から見た外観正面図、第3図は第1図
のA−A断面図、第4図は第1図のB−B断面図、第5
図は伝達輪列群の構成を示す断面図、第6図は時計ムー
ブメントの一部を示す部分断面図である。
第2図において、1は時計体で、全体的にはドーナツ形
状を成している。2はケース本体で、指針表示部3は透
明な風防4により形成されている。
5は裏蓋で、ケース本体2と裏蓋5で時計体1の外装を
形成している。時計体1には後述する時計本体11が配置
されており、時計本体11からブリッジ部7に配設された
複数の車より成り中間輪列群である伝達輪列12を介して
風防4の略中央部にある指針表示部3に配置された時針
8と分針9により時刻を表示するようになっている。10
はリングで、指針による時刻表示が見易いようにする目
的と、一種の飾りとしての役目を有するものである。
時計本体11はほゞ通常の時計ムーブメントと同一で、地
板13に動力源としての電池14や回路ブロック15あるいは
ステップモータ16が組み込まれ、図示しないが周知のス
テップモータ16のロータから四番車17へ伝える輪列、及
び四番車17から中心車18へ伝える輪列を含む減速輪列に
よって、中心車18は1秒毎に0.1°づつ回転する。四番
車17に針等を固定して運針状態のチェックに使用するこ
ともできる。中心車18は周知のスリップ機構18aを有し
ていて、ドライバー溝19aを有する修正車19によって時
刻修正を行なうことができるようになっている。
中受21は中心軸23を固定し修正車19の一方の軸を軸支し
ている。又、輪列受22は四番車17の一方の軸を軸支して
いる。そして中受21と輪列受22は地板13に植設されたチ
ューブ13aとネジ13bにより地板13に固定されている。
尚、中心軸23には通常の時計ムーブメントで必要とする
筒車を要しないため、修正車19は通常の時計ムーブメン
トの日の裏車を利用することができる。ここまでは従来
の時計ムーブメントと略同一である。このような時計本
体11は、ケース本体2に複数のネジ2aで固定された下板
20にやはり複数のネジ20aにて地板13をネジ止めし、固
定されている。
次に伝達輪列12について説明する。
伝達輪列12は下板20及び下板20より延びたブリッジ体24
と、地板13及びブリッジ受25とにより軸支されるアイド
ラー車群によって構成されており、アイドラー車はブリ
ッジ部7の巾よりわずかに小さい巾でできていて略中心
線に沿って配置されている。このブリッジ部7はケース
本体2の外形形状に沿って円形に形成されている。更に
詳しく説明する。
前述の如く従来の輪列機構によって伝達された動力は中
心車18に伝えられる。中心車18には伝エ歯車26が一体に
回転するよう固定されているので、伝エ歯車26に動力が
伝達される。伝達輪列12は11ケの中間車から構成されて
いて、第1中間車27から第4中間車29は下板20に固着さ
れた第1回転軸28から第4回転軸30に各々回転可能に遊
合固定されている。また第5中間車31から第11中間車33
は外観を考慮して裏蓋5側にあるブリッジ受25に固着さ
れた第5回転軸32から第11回転軸34に各々回転可能に遊
合されている。
中間車の数は時計本体11と同じ側に時針8と分針9を設
定した時は奇数個、逆の時は偶数個となる。そして、各
中間車は下板20と地板13、あるいはブリッジ体24とブリ
ッジ受25によりアガキが調整されている。また中間車は
略1ケおきに同じ歯車を使用することによって2種類の
歯車により構成して、加工コストを下げるようにしてい
る。
次に指針表示部3を説明する。
指針表示部3の中央には第2中心軸35がブリッジ受25に
圧入固定されている。この第2中心軸35には分針9が先
端に固着されている第2中心車36が遊合しており、第2
中心車36は伝達輪列12を伝わってきた動力を第11中間車
33を介して伝えられ、分針9を1分間に6°づつ進歩し
ている。日ノ裏車37はブリッジ受25に固定された日ノ裏
軸38に回動可能に遊合され、ブリッジ受25とブリッジ体
24によりアガキ調整されている。筒車39は先端に時針8
を装着しており、第2中心車36からの動力を日ノ裏車37
によって1/21に減速して伝えられ、時針8を1時間に30
°づつ進歩する。
また指針表示部3を明確にするために用いられるリング
10はブリッジ体24の凹部24aに圧入又は接着等により固
定される。ブリッジ受25は複数のネジ20b(第1図では
5本)により下板20に固定される。40はふちがねで、指
針表示部3と時計本体11との境界に配置されて見切り又
は目隠しの役目を果たす。
以上が本考案の実施例であるが、本考案はこれに限定さ
れるものではなく、第2四番車を配置して秒針を装着す
ることによって3針時計とすることができるし、伝達輪
列12も11ケの車に限定されるものではなく、一般には3
ケ以上の車があれば充分に目的を達成できる。
要は、従来ある時計本体を用い複数の車で構成される伝
達輪列を介して、時計本体とは全く離れたところに配置
された指針表示部を駆動させて、従来より一風変わった
時計を作るようにしたものである。従って、指針表示部
のケース本体側ばかりでなく裏蓋側をも透明部材で形成
すれば、時計駆動部は全く見えないが、時刻表示部は裏
まで透けて見える時計を作るということもできる。更に
指針表示部には風防等を配置しない構成も本考案に含ま
れるものである。
尚、実施例の時計の使い方としては、ドーナツ形状の中
央の穴にクサリを通してペンダントとすることができる
が、裏蓋に止め具をつけて置時計としたり、場合によっ
ては裏蓋にバンド固定部をつけてバンドをつければ腕時
計としても使用することができる。
〔考案の効果〕
以上述べた如く本考案によれば、時計本体と指針表示部
とを全く離れたところに配置し、しかもこれらを、ケー
スの外形に合わせた形状のブリッジ部に配した、複数の
車を有する中間輪列群を介して動力を伝達するようにし
たので、外装を自由にデザインすることができ、単に直
線的形状や実施例の如きドーナツ形状ばかりでなく、角
度を有するような星型形状にして三角形状の一つを指針
表示とする等、デザインバリエーションを大きく持たせ
ることができるようになった。また、伝達が歯車なので
平面的な連結ができ薄型でしかも比較的小型の時計をも
提供できるようになった。更に、見えるところに駆動部
が無いため一見非常に変わった感覚の時計、いわゆる個
性的時計を作ることができて、近年のファッション感覚
に非常にマッチした時計と成すことができる等、その効
果は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例を示し、裏蓋を外した時計の
裏面図、第2図は第1図の時計の正面図であり、第3図
は第1図のA−A断面図、第4図は第1図のB−B断面
図、第5図は伝達輪列群の構成を示す断面図、第6図は
時計ムーブメントの一部を示す部分断面図である。 1……時計体、2……ケース本体、 3……指針表示部、4……風防、5……裏蓋、 7……ブリッジ部、8……時針、9……分針、 11……時計本体、12……伝達輪列、 13……地板、19……修正車、 20……下板、24……ブリッジ体、 25……ブリッジ受、26……伝エ歯車、 27……第1中間車、29……第4図中間車、 33……第11中間車、36……第2中心車、 37……日ノ裏車、39……筒車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも動力源と減速輪列を持つ時計ム
    ーブメントを有し、指針により時刻表示を行なう時計に
    おいて、 外形が対称形を有するケースに保持されるとともに前記
    時計ムーブメントを支持する下板と、 前記時計ムーブメントから平面的に離れた位置に配置さ
    れ指針車により指針が支持された指針表示部と、 該指針表示部の指針車と前記時計ムーブメントにある減
    速輪列とを結び前記動力源の動力を前記指針車に伝達す
    るための複数の車を有する中間輪列群と、 該中間輪列群を軸支するために前記下板に一体的に形成
    され且つ前記ケースの外形に合わせた形状のブリッジ体
    および前記下板に保持されたブリッジ受とを有するとと
    もに、 前記ケースは前記指針表示部近傍を透明部材で形成し、 他の部分を不透明部材で形成したこと を特徴とする指針表示式時計。
JP1986178184U 1986-11-21 1986-11-21 指針表示式時計 Expired - Lifetime JPH0639356Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986178184U JPH0639356Y2 (ja) 1986-11-21 1986-11-21 指針表示式時計

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6383695U JPS6383695U (ja) 1988-06-01
JPH0639356Y2 true JPH0639356Y2 (ja) 1994-10-12

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ID=31120083

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986178184U Expired - Lifetime JPH0639356Y2 (ja) 1986-11-21 1986-11-21 指針表示式時計

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4867770U (ja) * 1971-11-29 1973-08-28

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JPS6383695U (ja) 1988-06-01

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