JPH0616330Y2 - 時計の構造 - Google Patents
時計の構造Info
- Publication number
- JPH0616330Y2 JPH0616330Y2 JP1987116116U JP11611687U JPH0616330Y2 JP H0616330 Y2 JPH0616330 Y2 JP H0616330Y2 JP 1987116116 U JP1987116116 U JP 1987116116U JP 11611687 U JP11611687 U JP 11611687U JP H0616330 Y2 JPH0616330 Y2 JP H0616330Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dial
- wheel
- timepiece
- model
- calendar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Electromechanical Clocks (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は時計の構造に関する。
従来の時計の構造においては、文字板は基本的に地板に
設けた文字板受面で受けていた。しかし、既存する機種
をベースとした派生機種の場合、地板をベース機種と共
通使用する為に地板と文字板との間にスペーサが必要と
なることが多々あった。
設けた文字板受面で受けていた。しかし、既存する機種
をベースとした派生機種の場合、地板をベース機種と共
通使用する為に地板と文字板との間にスペーサが必要と
なることが多々あった。
その様な時、プラスチック樹脂等から成るスペーサーを
使用していた。
使用していた。
しかし、従来の時計構造では以下の問題点を有してい
た。
た。
(1) 部品点数が多くなる。
(2) 既存する機種をベースとした派生機種、特にカレ
ンダー機能の特殊な機種の場合、生産数量は少な目に見
込まなければいけない。その様な場合スペーサ１部品の
為にプラスチック成形型を専用に作るとなれば当然部品
コストが高くなってしまう。
ンダー機能の特殊な機種の場合、生産数量は少な目に見
込まなければいけない。その様な場合スペーサ１部品の
為にプラスチック成形型を専用に作るとなれば当然部品
コストが高くなってしまう。
(3)ムーブメントのＯＥＭを考えた場合、スペーサーが
必要となることは商売上大きなデメリットとなる。
必要となることは商売上大きなデメリットとなる。
そこで本考案は上述の様な問題点を解決するもので、そ
の目的とするところは、既存するベース機種との部品の
共通化を最大限に図り、小規模の開発コストにより付加
価値の高い派生機種の時計構造を提供するところにあ
る。
の目的とするところは、既存するベース機種との部品の
共通化を最大限に図り、小規模の開発コストにより付加
価値の高い派生機種の時計構造を提供するところにあ
る。
そこで本考案は、カレンダー機構を変更した複数種類の
時計において共通形状の地板を実用的に使用可能にする
ものであり、その特徴点は、押え用板部材に、カレンダ
ー機構を押えるための押え部から外周方向に伸びる連結
部を介して一体形成された、文字板受面と文字板との間
の間隙を埋めるスペーサ部を設けたことにある。
時計において共通形状の地板を実用的に使用可能にする
ものであり、その特徴点は、押え用板部材に、カレンダ
ー機構を押えるための押え部から外周方向に伸びる連結
部を介して一体形成された、文字板受面と文字板との間
の間隙を埋めるスペーサ部を設けたことにある。
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第１
図は本考案の１実施例を示す平面図、第２図はその要部
断面図を示す。
図は本考案の１実施例を示す平面図、第２図はその要部
断面図を示す。
ここで実施例の説明に用いる機種は、時刻を示す時・分
・秒針の他に日付を表示する針を前記の３針と同軸上に
配置（中四針構造）したファッション機能機種であり、
既存するＤ／Ｄ（日付・曜日表示付）機種を基礎機種と
した派生機種である。
・秒針の他に日付を表示する針を前記の３針と同軸上に
配置（中四針構造）したファッション機能機種であり、
既存するＤ／Ｄ（日付・曜日表示付）機種を基礎機種と
した派生機種である。
１は時計機枠である地板で基礎機種の地板と共通であ
る。５はカレンダー車であり、位置決め用歯車部５−ａ
と修正用歯車部５−ｂを有している。このカレンダー車
５が日付指令車であり、通常時は日回し車押え４と一体
に設けられた日ジャンパ−４−ａにより位置決められて
おり、筒車６によって駆動される日回し車３の日送り爪
３−ａにより２４時間に１回送られる。日付修正は巻真
２を一段目に引き出して回すことにより、その回転がツ
ヅミ車８〜カレンダー修正伝え車９〜カレンダー修正車
１０〜日針修正伝え車１１〜カレンダー車５へと伝わり
日付修正が行われる。
る。５はカレンダー車であり、位置決め用歯車部５−ａ
と修正用歯車部５−ｂを有している。このカレンダー車
５が日付指令車であり、通常時は日回し車押え４と一体
に設けられた日ジャンパ−４−ａにより位置決められて
おり、筒車６によって駆動される日回し車３の日送り爪
３−ａにより２４時間に１回送られる。日付修正は巻真
２を一段目に引き出して回すことにより、その回転がツ
ヅミ車８〜カレンダー修正伝え車９〜カレンダー修正車
１０〜日針修正伝え車１１〜カレンダー車５へと伝わり
日付修正が行われる。
上記の構造において、カレンダー車の歯車部５−ａの歯
外径は日回し車３の日送り爪３−ａの送リストロークと
の関係で決まるが、地板１を基礎機種と共通使用してい
る為、時計中心１５と地板１と一体に設けられた日回し
車軸１−ｂとの中心間距離は変更できないから、第１図
に示す程度の歯外径にほぼ決定される。この歯外径が決
まれば、この歯車部５−ａの時計体における断面的位置
が必然的に決定される。（歯外径内に障害物がない高さ
まで文字板内側に高くする）そしてカレンダー車５のア
ガキを決めるカレンダー車押え板７が必要となるので、
ムーブメント総厚は基礎機種のそれに比べ若干厚くなっ
てしまう。従って、文字板１４の下面と地板１の文字板
受面１−ａとの間にスキマができる。ここで、本考案の
実施例においては、カレンダー車押え板７を第１図に示
す様に地板１の外周まで及ぶ形状とし、文字板１４と地
板文字板受面１−ａの間のスペーサの役割も持たせるこ
とにより単なるスペーサのみの役割の部品を不要として
いる。
外径は日回し車３の日送り爪３−ａの送リストロークと
の関係で決まるが、地板１を基礎機種と共通使用してい
る為、時計中心１５と地板１と一体に設けられた日回し
車軸１−ｂとの中心間距離は変更できないから、第１図
に示す程度の歯外径にほぼ決定される。この歯外径が決
まれば、この歯車部５−ａの時計体における断面的位置
が必然的に決定される。（歯外径内に障害物がない高さ
まで文字板内側に高くする）そしてカレンダー車５のア
ガキを決めるカレンダー車押え板７が必要となるので、
ムーブメント総厚は基礎機種のそれに比べ若干厚くなっ
てしまう。従って、文字板１４の下面と地板１の文字板
受面１−ａとの間にスキマができる。ここで、本考案の
実施例においては、カレンダー車押え板７を第１図に示
す様に地板１の外周まで及ぶ形状とし、文字板１４と地
板文字板受面１−ａの間のスペーサの役割も持たせるこ
とにより単なるスペーサのみの役割の部品を不要として
いる。
本考案の実施例における派生機種の組立部品数３５部品
の内、基礎機種と共通な部品は３０部品であり、わずか
新規部品５部品で基礎機種とは外観的に全く違ったおも
しろ味を持ったファッション分野の機能時計の実現が可
能となった。
の内、基礎機種と共通な部品は３０部品であり、わずか
新規部品５部品で基礎機種とは外観的に全く違ったおも
しろ味を持ったファッション分野の機能時計の実現が可
能となった。
以上述べた様に本考案によれば以下の効果が得られる (1)基礎機種との部品の共通化という制約条件のもと
で、付加価値の高い派生機種が供給できる。
で、付加価値の高い派生機種が供給できる。
(2)基礎機種との部品の共通化を最大限に図ることによ
り、時計完成体の低コスト化が可能となる。
り、時計完成体の低コスト化が可能となる。
(3)単にスペーサとしての役割しか持たない部品が不要
となり、部品点数の削減ができる。
となり、部品点数の削減ができる。
この様に、派生機種の時計構造としての本考案の実用的
効果は極めて大きい。
効果は極めて大きい。
第１図は本考案の一実施例を示す平面図。 第２図はその要部断面図。 １２：二番車、１３：四番車 １６：輪列受
Claims (1)
- 【請求項１】外周部に文字板受面を備えた時計機枠であ
る地板、時計機構上部に配置されたカレンダー機構、カ
レンダー機構を押えるための押え用板部材を有する時計
の構造において、 前記押え用板部材は、前記カレンダー機構を押える押え
部から外周方向に伸びる連結部を介して一体形成され
た、前記文字板受面と文字板との間の間隙を埋めるスペ
ーサ部を備えていることを特徴とする時計の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987116116U JPH0616330Y2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 | 時計の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987116116U JPH0616330Y2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 | 時計の構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6421387U JPS6421387U (ja) | 1989-02-02 |
| JPH0616330Y2 true JPH0616330Y2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=31358360
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987116116U Expired - Lifetime JPH0616330Y2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 | 時計の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0616330Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS578682Y2 (ja) * | 1978-06-17 | 1982-02-19 |
-
1987
- 1987-07-29 JP JP1987116116U patent/JPH0616330Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6421387U (ja) | 1989-02-02 |
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