JPH0710317Y2 - 時計装置 - Google Patents

時計装置

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JPH0710317Y2
JPH0710317Y2 JP1988111804U JP11180488U JPH0710317Y2 JP H0710317 Y2 JPH0710317 Y2 JP H0710317Y2 JP 1988111804 U JP1988111804 U JP 1988111804U JP 11180488 U JP11180488 U JP 11180488U JP H0710317 Y2 JPH0710317 Y2 JP H0710317Y2
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JP
Japan
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timepiece
time
rotating object
motor
clock
Prior art date
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JP1988111804U
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JPH0233392U (ja
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広男 榎本
全雄 真舩
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はモジュールや表示部を有する時計体を時間に連
動させて移動可能となす時計装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、時計は精度的には水晶化により大巾に向上し、コ
スト的にも低価格化が進み、時計の成熟化がさけばれる
ようになってきた。一方デザイン面ではファッショング
ッヅとしての地位を確保し、一人で数個の時計を持つよ
うにもなってきた。またファッション時計としてばかり
でなく、最近は面白さを加味したような製品も多く世に
出現するようになった。
その一例を上げてみると、実開昭61-69185号公報には一
端に時計を他端に飾り体を吊して中心にて釣合うように
したいわゆるヤジロベー時計が記載されている。また、
実開昭62-152287号公報には特定時刻が到来するとその
検出信号によって時計を上下動させる装置について記載
されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、いずれもそれなりの面白さはあるもの
の、前者の場合は手で動かしてやらなければならないわ
ずらわしさがあるとともにその動きは時刻とは何ら関連
性を持っていないものである。また後者の場合は特定の
時刻になると上下動するという点では時刻と関係はあっ
ても、1日に1回か2回程度しか動かないもので時々刻
々の時刻に連動して動くものとは関係のないものであ
る。
本考案の目的は、上記の課題を解決しようとするもの
で、電池の続くかぎり自動的に時刻に連動して時計体を
動かすことによって動きの面白さを加味した時計装置を
提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案の要旨は、時刻を表示
する表示部が回動可能に保持された回転物体と、回転物
体を駆動するためのモータと回転物体との間に介在し回
転物体を連続的に駆動する駆動部と、回転物体の駆動を
制御する回路と、前述の表示部を一定方向に保持させる
重りとより成り、表示部を重りにより常に一定方向に保
持しながら、回転物体によってモータと駆動部と回路と
の作用で現在時刻に連動させて移動可能となしたことを
特徴としている。
〔作用〕
上記構成により、時計体ではモジュールにより表示部で
その時の正確な時刻を表示するとともに、時計体そのも
のを駆動源からの力を伝達機構を介した可動装置によ
り、例えば1時間に一定角度又は一定距離を動かす如
く、電池の続くかぎり全自動で時刻に連動させて時計体
を移動させるようになすとともに、時計体がどのような
角度に回転しても表示部の6時位置が常に下方にあるよ
うに重りを付した動きをさせるものである。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面に基づき説明する。第1図は
本考案による時計装置の正面図、第2図は第1図のA−
A断面図を示す。1は時計装置で、台座2と枠3を一体
化した基台4が形成されている。枠3の中央には回転板
軸5が植設されていて、回転板6が回転自在に軸支され
ている。7は時計体であり、振り枠8に軽圧入で取り付
けられた時計9を有している。時計9は周知の如くモジ
ュール10と時針、分針、秒針等の指針11を有する表示部
12と図示しない修正機構等より成る。振り枠8には表示
部12の6時位置が常に下方になるように重り13が固着さ
れており、また背面中央には取付穴14が形成されてい
る。尚、時計9を振り枠8に軽圧入しているのは針合せ
の時に外せるようにしてあるもので、静合にして何らか
の形でロックするように成すことも可能である。
次に回転板6には中央に取付穴17を有し回転板軸5に回
動自在に取り付けられており、その外周には回転板6を
回動させるための歯型15が形成されている。そして取付
穴17と歯型15との間に振り枠回転軸16が植設または一体
形成されており、振り枠回転軸16には振り枠8の取付穴
14が回転自在に嵌合されている。
次に、台座2にはモーター18が固定されていてその軸に
は駆動車19が固着され、回転板6の歯型15に噛合してい
る中間車20を介して回転板6を回転させるように構成さ
れている。更に台座2にはモーター18の駆動源である電
池21やモーター18の駆動を制御する回路22等も内蔵さ
れ、裏蓋23で封着する。尚、上記駆動車19と中間車20と
回転板6を含めて伝達機構と称し、また伝達機構とモー
ター18や電池21や回路22を含めて可動装置と称する。
次に上記時計装置の動作を第1図〜第3図を用いて説明
する。第3図は時計装置の一部概略正面図を示す。時計
装置1は電池21に駆動され回路22に制御されてモーター
18が駆動し、駆動車19より中間車20を経て回転板6を回
転させる。この時回転板6は例えば12時間に1回転する
ようにモーター18の回転速度を制御するものとする。さ
て、時計体7には時計9がついていてその時の時刻を時
々刻々表示しており、また回転板6の回動につれて時計
体7も回転板軸5の周囲を回転するが、振り枠8には時
計9の表示部12の6時方向位置に重り13がついているた
め時計体7がどの位置に回転していようとも時計9は常
に6時位置を下方に12時位置を上方に位置するようにな
っている。
上述の如く回転板6は12時間に1回転するようになって
いるので時計体7はちょうど回転板6を文字板と見なし
た時の時針位置に相当することとなる。従って時計体7
が真上にある時は12時位置となるので、第1図に示すよ
うに時計9が12時の時に真上になるようにセットしてお
けば時計体7の位置でおゝよその時刻を知ることができ
るようになっている。もちろん正確な時刻を知りたい時
は時計9を見れば良い。従って第3図のような位置にあ
る時は、時計体7の位置からおよそ5時くらいであるこ
とがわかるし、正確に見たい時は時計9を見れば4時59
分40秒であることがわかる。
以上の実施例によれば時計9が回転することによって面
白さを付加した時計が得られると同時に、概略の時間を
知ることができるという便利性も兼ね備えた時計装置を
得ることができる。また回転板6に絵を印刷しておけば
面白さやデザイン性を向上させることができる。この時
の絵として回転板6に世界地図を描く等して、時計体を
ある地域の時刻に合わせておけばデュアルタイムとして
使用する等、種々の応用が可能である。更に、回転板6
を枠3との間で絵の組合せによる楽しさを達成するこも
できるし、更には両者に透明板を用いてスケルトン風に
構成することもできる。
次に本考案の第2の実施例を説明する。
第4図は時計装置の正面図、第5図は第4図の背面図を
示す。31は本考案による時計装置であり、第1実施例の
回転型に対しリニアタイプを特徴としている。34は基台
で、台座32と枠33より形成されている。次に38は時計体
で、指針41を備えた表示部42や図示しないモジュールよ
り成る時計40と表示部42を回転可能に保持した回転物体
としての外装39より形成されていて、時計体38の背面に
は回転軸36や回転車37が一体に取付けられ、時計体38は
これら一体で回転できるように構成されているが、時計
40は外装39に対して回転自在に取付けられていて且つ表
示部42の6時方向には重り43が固着され、時計体38が回
転移動しても表示部42は常に6時位置が下方にくるよう
になっている。35は回転軸36が係合する移動溝である。
さて伝達機構を説明すると、台座32には駆動源としての
モーター44が固定され、電池50や回路51に制御されて駆
動するようになっている。モーター44には駆動車45が固
定されており、駆動鎖48を介して従動車I46を回転さ
せ、更に従動車II47とともに回転鎖49を回動させて回転
鎖49に噛合している回転車37を回転させるようになって
いる。52はスイッチで、枠33の両側についていて時計体
38に押されてオンすると回路51に制御されて時計体38の
移動方向を変えるものである。53は簡易的に時刻を知る
ための目盛である。
次に第4図、第5図に示す時計装置の動作を説明する。
時計40は表示部42や指針41により通常時刻を表示してい
る。時計装置31は電池50に駆動され回路51に制御されて
モーター44が駆動される。これにより駆動車45が回転し
駆動鎖48を介して従動車I46を回転させる。従動車I46の
回転により従動車II47とともに回転鎖49を回動させて回
転車37を回転させ、回転車37と一体に形成されている外
装39が回転することによって、時計体38を直線運動させ
る。この時時計体38の移動時間を左右の端から端までを
12時間で動くよう回路51で制御し、時計体38の位置を通
常時刻と連動させておけば時計体38の位置によりおゝよ
その時刻を知ることが可能である。
すなわち第4図を参照すれば、時計体38の位置が目盛53
の0〜3の1/3の辺りにあるのでおよそ1時であること
がわかり、正確な時刻を知りたい時は時計40を見ること
によって1時00分20秒を読みとることができる。さて時
刻が経過して12時間になるとスイッチ52が入りモーター
44が逆回転して時計体38は右側から左側へその移動方向
を変える。そして再び軸に連動して移動溝35に沿って移
動を開始する。このように端部に当ることによってスイ
ッチ52が入り移動方向を変える。
以上の実施例により、時計体38の動きに従ってその時の
およその時刻を知ることができる便利性とともに時計40
が動くという楽しさを提供することができる。尚、時計
体38の外装39が回動しても時計40は重り43の作用により
6時位置が必ず下方にくるようになっているため、時計
40が読みづらいということもない。
〔考案の効果〕
以上の説明で明らかなように、本考案によれば成熟した
時計産業の中で時計体が時間に連動して位置を変えると
いう一風変わった面白さを有する時計を単純な構成によ
って得ることができるとともに、この操作を自動的に連
続して行なうことができ、また重りにより表示部は常に
一定方向を保持しているので時計が読みづらいというこ
ともなく、商品バラエティを多様化させる効果を上げる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による時計装置の正面図、第2図は第1
図のA−A断面図、第3図は時計装置の一部概略正面
図、第4図は本考案の第2の実施例を示す時計装置の正
面図、第5図は第4図の背面図を示す。 1、31……時計装置、2、32……台座、3、33……枠、
4、34……基台、5……回転板軸、6……回転板、7、
38……時計体、8……振り枠、9、40……時計、10……
モジュール、11、41……指針、12、42……表示部、13、
43……重り、15……歯型、16……振り枠回転軸、18、44
……モーター、21、50……電池、22、51……回路、35…
…移動溝、37……回転車、39……外装、46……従動車
I、48……駆動鎖、49……回転鎖、52……スイッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】時刻を表示可能なモジュールを備えた表示
    部と、 該表示部が回動可能に保持された回転物体と、 該回転物体を駆動するためのモータと、 該モータと前記回転物体との間に介在し前記回転物体を
    連続的に駆動する駆動部と、 前記回転物体の駆動を制御する回路と、 前記表示部を一定方向に保持させる重りとより構成さ
    れ、 前記表示部を、前記重りにより常に一定方向に保持しつ
    つ、前記回転物体によって前記モータと前記駆動部と前
    記回路の作用で現在時刻に連動させて移動可能となした
    ことを特徴とする時計装置。
JP1988111804U 1988-08-26 1988-08-26 時計装置 Expired - Lifetime JPH0710317Y2 (ja)

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JP1988111804U JPH0710317Y2 (ja) 1988-08-26 1988-08-26 時計装置

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JP1988111804U JPH0710317Y2 (ja) 1988-08-26 1988-08-26 時計装置

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Publication Number Publication Date
JPH0233392U JPH0233392U (ja) 1990-03-02
JPH0710317Y2 true JPH0710317Y2 (ja) 1995-03-08

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ID=31350178

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JP1988111804U Expired - Lifetime JPH0710317Y2 (ja) 1988-08-26 1988-08-26 時計装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4019912Y1 (ja) * 1964-05-21 1965-07-12
JPH0239271Y2 (ja) * 1985-04-16 1990-10-22
JPH0321512Y2 (ja) * 1985-09-06 1991-05-10

Also Published As

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JPH0233392U (ja) 1990-03-02

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