JP2510977Y2 - Oa機器の蓋体の開閉保持装置 - Google Patents

Oa機器の蓋体の開閉保持装置

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JP2510977Y2
JP2510977Y2 JP6767590U JP6767590U JP2510977Y2 JP 2510977 Y2 JP2510977 Y2 JP 2510977Y2 JP 6767590 U JP6767590 U JP 6767590U JP 6767590 U JP6767590 U JP 6767590U JP 2510977 Y2 JP2510977 Y2 JP 2510977Y2
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opening
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JP6767590U
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Inventor
亮 反町
Original Assignee
加藤電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、とくにラップトップ型のOA機器に用いて
好適な蓋体の開閉保持装置に関する。
(従来の技術) ラップトップ型のOA機器は、蓋体に液晶ディスプレー
装置が設置してあり、この蓋体のロック装置を解除させ
てやることによって、該蓋体を一定開成角度まで自動的
に開かしめ、しかる後、130°近くまでの広い範囲の開
成角度までフリーストップに停止できるようにするため
に、取付基板と、この取付基板に支軸を介して回動可能
に取り付けたブラケットとの間に、トーションスプリン
グを弾設すると共に、取付基板と支軸或はブラケットと
の間に摩擦手段を設けたものが種々公知である。
(考案が解決しようとする課題) しかるに、これらの従来のものは構造が複雑に過ぎ、
製作コストが高くつくという欠点があった。
この考案の目的は、上述したような機能を保有した、
より構造の簡単な安価に製造出来る、とくにラップトッ
プ型のOA機器の蓋体の開閉保持装置を提供せんとするに
ある。
(課題を解決するための手段) 上述した目的を達成するためにこの考案は、取付基板
に一定角度範囲内において水平回動かつ摩擦回動可能に
支軸を取り付け、この支軸に一端部に蓋体への取付手段
を設けた筒状のホルダーを回動自在に取り付け、このホ
ルダーの他端部と前記支軸のフランジ部とを所定回動角
度範囲内において係合するように構成すると共に、前記
ホルダーと前記支軸との間に該支軸に環巻きさせつつト
ーションスプリングを弾設したものである。
この考案はまた、取付基板に対し支軸を摩擦回動可能
に取り付ける手段を、取付基板の取付部の一側と支軸の
フランジ部との間に該支軸を挿通させつつ介在させた摩
擦部材と、取付基板の取付部の他側に前記支軸を挿通さ
せつつ座金を介して圧設されたスプリングワッシャとで
構成したものである。
(作用) 蓋体に対するロック装置を解除させると、該蓋体は、
これを取り付けたブラケットを兼ねるホルダーと、支軸
との間に弾設したトーションスプリングのトルクによっ
て、ホルダーの一端部が支軸のフランジ部と係合するま
で自動的に開かれ、しかる後においては、ホルダーと支
軸が共に回動して、支軸と取付基板との間に介在させた
摩擦手段によってフリーストップ可能に開かれる。蓋体
を閉じる際にも支軸とホルダーは取付基板に対して共に
回動し、摩擦手段によって蓋体をフリーストップに停止
させることが可能である。
(実施例) 図面はこの考案の一実施例を示し、第8図はこの考案
に係る蓋体の開閉保持装置を使用するOA機器を示し、機
器本体1に液晶表示装置2を設置した蓋体3が開閉自在
に取り付けられている。図中、点線丸A、Aで表示した
部分に蓋体の開閉保持装置が収装されている。4、4は
ロック装置の係止爪であり、一方のみ表示されている支
持記号5のものは、係止爪4、4の解除釦である。
第1図乃至第4図は点線丸Aで囲まれた部分に収装さ
れている左側の開閉保持装置を示すが、右側にもこれと
対称に構成されたものが設置されている。図面によれ
ば、機器本体1側には断面アングル形状を呈した取付基
板6が固着されており、この取付基板6の取付部7には
水平回動可能に支軸8が軸着されている。この支軸8は
大径のフランジ部9を有し、このフランジ部9と取付部
7の一側との間には、ファイバーや合成樹脂製シートか
ら成る摩擦部材10が支軸8を挿通させつつ介在させられ
ると共に、取付部7の他側には同じく支軸8を挿通させ
つつスプリングワッシャ11とワッシャ12とが設けられて
おり、支軸8の端部をかしめることにより摩擦手段13を
構成している。
支軸8のフランジ部9を挟んで右側には、一端部に蓋
体3への取付部14を形成させた筒状のホルダー15が回動
可能に軸着されており、このホルダー15がブラケットの
役割を果たしている。支軸8の他端部に取り付けたEリ
ング16は、ホルダー15が支軸8より抜け出ないようにす
るためのものである。ホルダー15は取付部14を形成させ
た側とは反対側に一対の係止突片17、17を有し、この係
止突片17、17を支軸8のフランジ部9に設けた係合凹部
18、18と係合させており、係合凹部18、18と係止突片1
7、17との間にはホルダー15が10°回転するだけの所定
のガタが設けられている。フランジ部9にはさらにスト
ッパー片19が突設せられ、このストッパー片19は、ホル
ダー15に固定させた蓋体3の10°の開成位置で取付基板
6より突設した係止片20と係合するように、その位置関
係が定められている。
そして、支軸8とホルダー15との間には、支軸8に環
巻きさせつつ蓋体3を10°だけ開くトルクを有するトー
ションスプリング21が弾設されている。
したがって、蓋体3を閉じた状態において、第5図に
示したように係止突片17、17と係合凹部18、18との間に
はホルダー15を蓋体3を開く方向に10°だけ回転させる
ガタaが生じている。第1図に示したように解除釦5を
押して蓋体3に対するロック装置を解除させると、該蓋
体3はトーションスプリング21のトルクにより10°だけ
自動的に開かれ、係止突片17、17が係合凹部18、18に係
止されることによって停止する。この状態を示したもの
が第6図である。
蓋体3をさらに開くと、ホルダー15は支軸8と共に摩
擦回動しつつ130°まで開かれ、摩擦手段13の摩擦力に
よって蓋体3をフリーストップに停止させることができ
る。この状態を示したものが第7図である。
摩擦手段13による摩擦力は蓋体3を閉じる際にも機能
し、該蓋体3をフリーストップに停止させることができ
る。蓋体3が10°の開成角度まで閉じられると、支軸8
のフランジ部9に設けたストッパー片19が取付基板6の
係止片20に当接することによって、それ以上の回転を阻
止され、ホルダー15のみがトーションスプリング21のト
ルクに抗して回転することにより蓋体3は完全に閉じら
れる。閉じられた蓋体3は係止爪4、4がロック装置に
よってロックされることにより閉成状態を保つものであ
る。
(考案の効果) この考案は以上のように構成したので、次のような作
用効果を奏し得る。
まず、構造が簡単なので、安価に製造できる。
次いで、トーションスプリングをホルダーで覆うこと
ができるので、該トーションスプリングへのゴミの付着
や潤滑油の乾きを防止できることにより、永年使用の後
においても異音が発生することを防止できるものであ
る。
そして、摩擦手段は一定のかしめトルクによって摩擦
部材が、取付基板の取付部とフランジ部との間に圧設さ
れる構成であるので、安定した摩擦力を永年に渡って維
持できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図はその正面
図、第2図は第1図の縦断面図、第3図は同分解斜視
図、第4図は同左側面図、第5図は第1図におけるA−
A線断面図、第6図は第5図に対応し、ホルダーが10°
回転した状態を示す断面図、第7図も第5図に対応しホ
ルダーが130°回転した状態を示す断面図、第8図はこ
の考案に係る蓋体の開閉保持装置を使用するOA機器の斜
視図である。 1……装置本体、3……蓋体 6……取付基板、8……支軸 9……フランジ部、10……摩擦部材 11……スプリングワッシャー 12……ワッシャー、13……摩擦手段 15……ホルダー、17……係止突片 18……係合凹部 21……トーションスプリング

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付基板に一定角度範囲内において水平回
    動かつ摩擦回動可能に支軸を取り付け、この支軸に一端
    部に蓋体への取付手段を設けた筒状のホルダーを回動自
    在に取り付け、このホルダーの他端部と前記支軸のフラ
    ンジ部とを所定回動角度範囲内において係合するように
    構成すると共に、前記ホルダーと前記支軸との間に該支
    軸に環巻きさせつつトーションスプリングを弾設したこ
    とを特徴とするOA機器の蓋体の開閉保持装置。
  2. 【請求項2】前記取付基板に対し支軸を摩擦回動可能に
    取り付ける手段を、取付基板の取付部の一側と支軸のフ
    ランジ部との間に該支軸を挿通させつつ介在させた摩擦
    部材と、前記取付基板の取付部の他側に前記支軸を挿通
    させつつ座金を介して圧接されたスプリングワッシャと
    で構成したことを特徴とする、実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のOA機器の蓋体の開閉保持装置。
JP6767590U 1990-06-26 1990-06-26 Oa機器の蓋体の開閉保持装置 Expired - Lifetime JP2510977Y2 (ja)

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JP2008309242A (ja) * 2007-06-14 2008-12-25 Shimonishi Giken Kogyo Kk チルトヒンジ

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