JP3165095B2 - ロック装置及びこれを備えた表示装置並びに液晶装置 - Google Patents

ロック装置及びこれを備えた表示装置並びに液晶装置

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JP3165095B2
JP3165095B2 JP33337197A JP33337197A JP3165095B2 JP 3165095 B2 JP3165095 B2 JP 3165095B2 JP 33337197 A JP33337197 A JP 33337197A JP 33337197 A JP33337197 A JP 33337197A JP 3165095 B2 JP3165095 B2 JP 3165095B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回動軸を介して支
持体に回動可能に支持されている被支持体を任意の回動
角度にて固定するロック装置及びこれを備えた表示装置
並びに液晶装置に関し、特にロック装置の固定精度を向
上させるものに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、パソコンに接続して使用されて
いるディスプレイ装置等の表示装置において、使用状態
や使用場所により照明等の光が画面で反射する場合があ
り、このように光が反射した場合、画面上の文字や絵等
が見づらくなることから、反射光が目に入らないようデ
ィスプレイ装置を任意の角度に調整する一方、ロック装
置を用いてディスプレイ装置を固定するようにしたもの
がある。
【0003】そして、このようなロック装置としてはさ
まざまな形態が提案されている。図6は、このようなロ
ック装置の一例を示す要部断面説明図、図7は図6を右
方より見た側面図であり、同図に示すように、少なくと
も一端に、液晶パネル等の被支持体である被回転体Yに
連結される連結部2aを有する回動軸2が、液晶装置の
スタンド等の支持体である基盤Xに固定された保持部材
であるブラケット1により回転自在に支持されている。
なお、図7では回転体Yを省略している。
【0004】ここで、この回動軸2には、ブラケット1
に固定端4aが係止されているトーションばね4が密着
状態で外嵌されており、被回転体Yをトーションばね4
の巻きつけトルク以上の操作力でトーションばね4の固
定端4aを基準にした巻き付け方向(以下正方向とい
う)に回動させると、回動軸2はトーションばね4の巻
き付け力に打ち勝って被回転体Yの基盤Xに対する回動
角度と同角度だけ回転するようになる。なお、被回転体
Yの回動操作をやめると、トーションばね4の回動軸2
に対する巻き付け力により回動軸2がロックされ、被回
転体Yはその回動位置に保持される。
【0005】一方、被回転体Yをトーションばね4の巻
き付け方向と逆方向(以下逆方向という)に回動させる
と、回動軸2は被回転体Yの回動角度と同角度だけ回転
し、その結果卜ーションばね4の自由端4bは回動軸2
に対して緩み、スリップするが、被回転体Yの回動操作
をやめると、再びトーションばね4は、もとに戻ろうと
して回動軸2を締め付ける方向に動き、回動軸2をロッ
クする。
【0006】よって、任意の角度で被回転体から手を離
した場合、被回転体Yの重心と重心位置及び角度位置に
より被回転体の持つモーメントが決まるので、このモー
メント以上のトルクをこのロック装置が有していれば、
被回転体をその位置に固定できるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成のロック装置において、繰り返しの回動操作によ
り、トーションばね4が回動軸2の軸方向に移動し、固
定端4aがブラケット1の係止部である係合穴1Aから
脱落してしまうため、回動軸2上にストッパ部材として
止め輪Sを設けてトーションばね4の抜け止めとしてい
た。なお、同図において、3は回動軸2がブラケット1
から外れることのないよう回動軸2に装着された抜け止
め輪である。
【0008】しかし、このように止め輪Sを設けた場
合、被回転体Yを逆方向、即ちトーションばね4の緩み
側への回動操作すると、トーションばね4の自由端4b
の先端部分が止め輪Sに当接し、トーションばね4の回
転動作の負荷となる。
【0009】そして、このように回転動作の負荷が生じ
ると、トーションばね4は回動軸2に対してスリップし
きらず、このためトーションばね4をもとに戻そうとす
るトルクが回動軸2に働き、被回転体Yの回動操作をや
めると、このトルクにより被回転体Yがわずかに戻るよ
うになり被回転体Yを希望する任意の角度に固定しづら
いという問題点を有していた。
【0010】本発明は、上述のような問題点を解決する
ためになされたものであり、被回転体を任意の角度に固
定することができるロック装置及びこれを備えた表示装
置並びに液晶装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、支持体
に回動軸を介して回動可能に支持される被支持体を、任
意の回動角度にて固定するロック装置において、前記回
動軸に密接状態で外嵌されたトーションばねと、前記回
動軸を回転自在に保持するよう前記支持体又は被支持体
に設けられると共に、前記トーションばねの固定端を係
止する係止部を備えた保持部材と、前記回動軸に固着さ
れると共に、前記トーションばねの自由端と当接し、該
トーションばねの固定端の前記係止部材からの抜けを防
ぐストッパ部材と、前記回動軸の前記ストッパ部材とト
ーションばねの自由端との間に回転自在に設けられると
共に、前記被支持体が前記トーションばねの巻き付け方
向と逆方向へ回動する際、該トーションばねの自由端に
当接して該自由端と共に回転する連動回転部材と、を備
えたことを特徴とするものである。
【0012】また本発明の第2は、支持体に回動軸を介
して回動可能に支持される被支持体を、任意の回動角度
にて固定するロック装置において、前記回動軸に密接状
態でそれぞれ外嵌されると共に、一端で固定され、該固
定端を基準にして互いに進行方向が逆であり、各々進行
方向に対して巻き付け方向の異なる2つのトーションば
ねと、前記回動軸の両端を回転自在に保持するよう前記
支持体又は被支持体に設けられると共に、前記2つのト
ーションばねの固定端を係止する係止部をそれぞれ備え
た一対の保持部材と、前記2つのトーションばねの自由
端の間に回転自在に設けられると共に、前記被支持体が
回動する際、前記2つのトーションばねの自由端に当接
して該自由端と共に回転する連動回転部材と、を備えた
ことを特徴とするものである。
【0013】また本発明の第3は、支持体に回動軸を介
して回動可能に支持される被支持体を、任意の回動角度
にて固定するロック装置において、前記回動軸に密接状
態でそれぞれ外嵌されると共に、一端で固定され、該固
定端を基準にして互いに進行方向が逆であり、各々進行
方向に対して巻き付け方向が同一な2つのトーションば
ねと、前記回動軸の両端を回転自在に保持するよう前記
支持体又は被支持体に設けられると共に、前記2つのト
ーションばねの固定端を係止する係止部をそれぞれ備え
た一対の保持部材と、前記2つのトーションばねの自由
端の間に回転自在に設けられると共に、前記被支持体が
前記トーションばねの巻き付け方向と逆方向へ回動する
際、該2つのトーションばねの一方の自由端に当接して
該自由端と共に回転する連動回転部材と、を備えたこと
を特徴とするものである。
【0014】また本発明によれば、表示パネル又は液晶
パネルと、前記表示パネル又は液晶パネルを回転軸を介
して回転可能に支持する支持体と、前記回動軸に密接状
態で外嵌されたトーションばねと、前記回動軸を回転自
在に保持するよう前記支持体又は被支持体に設けられる
と共に、前記トーションばねの固定端を係止する係止部
を備えた保持部材と、前記回動軸に固着されると共に、
前記トーションばねの自由端と当接し、該トーションば
ねの固定端の前記係止部材からの抜けを防ぐストッパ部
材と、前記回動軸の前記ストッパ部材とトーションばね
の自由端との間に回転自在に設けられると共に、前記被
支持体が前記トーションばねの巻き付け方向と逆方向へ
回動する際、該トーションばねの自由端に当接して該自
由端と共に回転する連動回転部材とを備え、前記液晶パ
ネルを任意の回転角度にて固定するロック装置と、を有
することを特徴とする表示装置及び液晶装置が提供され
る。
【0015】上述の本発明のロック装置では、回動軸を
介して被支持体を支持体に回動可能に支持すると共に、
この回動軸にトーションばねを密接状態で外嵌する一
方、支持体又は被支持体に設けた保持部材により回動軸
を回転自在に保持すると共に、保持部材に設けた係止部
にトーションばねの固定端を係止するようにする。ま
た、この回動軸に固着され、トーションばねの固定端の
係止部材からの抜けを防ぐストッパ部材とトーションば
ねの自由端との間に回転自在に連動回転部材を設け、被
支持体をトーションばねの巻き付け方向と逆方向へ回動
する際、この連動回転部材がトーションばねの自由端に
当接して自由端と共に回転するようにすることにより、
トーションばねに回転動作の負荷を生じないようにす
る。そして、このようにトーションばねに回転動作の負
荷を生じないようにすることにより、トーションばねは
回動軸に対して緩み、スリップすることができ、戻りの
トルクが残留しないため、被回転体の回転操作をやめた
とき、被回転体を任意の角度に固定することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0017】図1は、本発明の第1の実施の形態にかか
るロック装置を備えた表示装置の要部を透視して示す背
面斜視図、図2は表示装置の側面図である。
【0018】同図において、10は表示装置、11は被
支持体である液晶パネル等の表示パネル、12は表示パ
ネル11を回動軸2を介して回動自在に、背後にて支持
する支持体であるスタンドである。13は、スタンド1
2の支柱12aの上端に設けられると共に、内部に表示
パネル11を所望の角度で固定するロック装置14が設
けられているロック装置の筐体部である。
【0019】一方、図3は、このロック装置14の組立
状態を説明する部分断面平面図であり、同図において、
1’は筐体部13の内部に設けられた取り付け板13a
に固定されたブラケットであり、このブラケット1’と
して、本実施の形態においては断面L字型の金属板を一
枚使用する。そして、この1個のブラケット1’には、
少なくとも一端に表示パネル11に連結される連結部2
aを有する回動軸2が回転自在に保持されている。な
お、この回動軸2にはブラケット1’から外れることの
ないよう抜け止め輪3が装着されている。
【0020】また、同図において、4Aはトーションば
ねであり、固定端4aがブラケット1’に設けられた係
合穴(図6参照)に係合され、自由端4bが回動軸2に
密着状態で外嵌されたものである。なお、このブラケッ
ト1’には、ブラケット1’と同様の係合穴が設けられ
ているばね固定部材5が係合されており、ばね固定部材
5及びブラケット1’の係合穴に固定端4aを挿入係合
することにより、トーションばね4Aの一端は固定され
るようになっている。
【0021】さらに、同図において、6は回動軸2の、
止め輪Sとトーションばね4Aの自由端4bとの間に回
転自在に装着されている連動回転部材である輪状部材で
あり、この輪状部材6は、表示パネル11をトーション
ばね4Aの巻きつけと逆方向に回動させた場合、トーシ
ョンばね4Aの自由端4bと当接し、この自由端4bと
共に回転するようになっている。
【0022】そして、このように自由端4bと当接する
輪状部材6を回転自在とすることにより、表示パネル1
1を固定端4aを基準にトーションばね4Aの巻きつけ
と逆方向に回動させる際、トーションばね4Aを回動軸
2に対して緩ませ、スリップさせることができる。
【0023】ここで、このように輪状部材6が回転する
際、この輪状部材6は止め輪Sと摺動するようになる
が、この摺動の際の摩擦力は、トーションばね4が止め
輪Sに当接することにより発生する回転動作の負荷に比
べて非常に小さいものであることから、トーションばね
4Aの緩み及びスリップにはなんら影響を及ぼさない。
なお、表示パネル11の回動操作をやめると、再びトー
ションばね4Aは回動軸2を締め付け、回動軸2を確実
にロックするようになる。
【0024】次に、このように構成されたロック装置の
ロック動作について説明する。
【0025】まず、表示パネル11をトーションばね4
Aの巻きつけている力以上の操作力でトーションばね4
Aの巻きつける方向に回動させると、回動軸2はトーシ
ョンばね4Aの巻きつけている力に打ち勝って表示パネ
ル11の回動角度と同角度だけ回転するが、表示パネル
11の回動操作をやめると、トーションばね4Aの回動
軸2に対する巻き付け力により回動軸2をロックする。
【0026】一方、トーションばね4Aの巻きつけと逆
方向に表示パネル11を回動させると、回動軸2は表示
パネル11に対する回動角度と同角度だけ回転し、その
結果トーションばね4Aは一端がブラケット1に係合さ
れているので、自由端4bは当接している輪状部材6と
共に回動軸2に対して緩み、スリップするが、表示パネ
ル11の回動操作をやめると再びトーションばねは回動
軸2を締め付け、回動軸2を確実にロックする。
【0027】このように、回動軸2に輪状部材6を回転
自在に設けることにより、トーションばね4Aの巻きつ
けと逆方向に表示パネル11を回動させた場合でもトー
ションばね4Aには回転動作の負荷は生じることはな
い。これにより、トーションばね4Aは回動軸に2対し
て緩み、スリップすることができ、表示パネル11を確
実に任意の角度で固定することができる。
【0028】次に、本発明の第2の実施の形態に係るロ
ック装置について説明する。
【0029】図4は、本実施の形態に係るロック装置の
組立状態を回動軸の中心から下方を断面で示した説明図
であり、同図において1a,1bは筐体部13の内部に
設けられた取り付け板13aに固定されたブラケットで
あり、本実施の形態においては、このブラケット1a,
1bとして断面L字型の金属板を二枚使用する。
【0030】2’は、このブラケット1a,1bにより
両端を回転自由に支持され、少なくとも一端には表示パ
ネル11に連結される連結部2a’を有する回動軸であ
り、この回動軸2’はブラケット1a,1bから外れな
いように抜け止め輪3等の装着溝等が必要に応じて設け
られている。なお、本実施例においては、回動軸2’の
両端に連結部2a’が形成されている。
【0031】4B,4Cは、ブラケット1a,1bに一
端が係止されると共に固定端4aを基準に進行方向が逆
であり夫々の進行方向に対して巻き方向が異なる2つの
トーションばねであり、ブラケット1a,1bの係止穴
に固定端4aを係止すると共に自由端側4bがそれぞれ
回動軸2’に密着状態で外嵌されたものである。
【0032】16は、回動軸2’に回転自由に装着さ
れ、2つのトーションばね4B,4Cの間に、トーショ
ンばね4B,4Cの自由端4b,4cに当接するように
配置されている輪状部材である。
【0033】そして、このように輪状部材16を配置す
ることにより、例えば一方のトーションばね4Bの巻き
つけと逆方向に表示パネル11を回動させると、回動軸
2’は表示パネル11と同角度だけ回転し、その結果ト
ーションばね4Bの自由端4bは当接している輪状部材
16と共に回動軸2’に対して緩み、スリップするが、
表示パネル11の回動操作をやめると、再びトーション
ばね4Bは回動軸2’を締め付け、回動軸2’を確実に
ロックする。
【0034】また、他方のトーションばね4Cにおいて
も、この回動方向は逆方向となるので回動軸2’は表示
パネル11と同角度だけ回転し、その結果トーションば
ね4Cの自由端4cは当接している輪状部材16と共に
回転軸2’に対して緩み、スリップするが、表示パネル
11の回動操作をやめると、再びトーションばね4Cは
回転軸2’を締め付け、回転軸2’をロックする。
【0035】ところで、2つのトーションばねを用いる
場合、回動軸2’の中央に図3に示すような止め輪Sを
設けると共に、止め輪Sの両側に輪状部材を配するよう
に構成するようにしてもよいが、本実施の形態のように
2つのトーションばね4B,4Cの間に輪状部材16を
配置するようにし、この輪状部材16が止め輪Sとして
の役割も果たすようにすれば、構造を簡単にすることが
できると共に、コストを下げることができる。
【0036】次に、本発明の第3の実施の形態にかかる
ロック装置について説明する。
【0037】図5は、本実施の形態にかかるロック装置
の組立状態を回動軸の中心から下方を断面で示した説明
図であり、同図において4D,4Eは、ブラケット1
a,1bに一端が係合されると共に、固定端4aを基準
に進行方向が逆であり、夫々の進行方向に対して巻き方
向が同じ2つのトーションばねである。
【0038】そして、一方のトーションばね4Dの巻き
つけと逆方向に表示パネル11を回転させると、回動軸
2’は表示パネル11に連結されているので表示パネル
11の表示パネル11に対する回動角度と同角度だけ回
転し、その結果トーションばね4Dの自由端4dは当接
している輪状部材16共に回動軸2に対して緩み、スリ
ップするが、表示パネル11の回動操作をやめると、再
びトーションばね4Dは回動軸2’を締め付け、回動軸
2’を確実にロックする。
【0039】これに対し、他方のトーションばね4Eに
おいては、この回転方向は正方向となるので、回転軸
2’はトーションばね4Eの巻き付け力に打ち勝って表
示パネル11と同角度だけ回転し、表示パネル11の回
転操作をやめると巻き付け力により回転軸2’をロック
する。
【0040】ここで、他方のトーションばね4Eの自由
端4eは、一方のトーションばね4Dの自由端4dに比
べて輪状部材16に及ぼす摩擦力が小さく、輪状部材1
6と一方のトーションばね4Dの自由端4dとの共動を
妨げない。なお、ストップリングを挟んで2枚の輪状部
材を設けてもよい。上記例はいずれも被支持体を縦方向
に回動するものであったが、回動方向を水平方向にとっ
た場合にも適用可能である。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように本発明のように、回動
軸に回転自在に連動回転部材を設け、被支持体をトーシ
ョンばねの巻き付け方向と逆方向へ回動する際、この連
動回転部材がトーションばねの自由端に当接して自由端
と共に回転するようにすることにより、トーションばね
に回転動作の負荷を生じないようにすることができる。
そして、このように回転動作の負荷を生じないようにす
ることにより、被回転体の回動に応じ、トーションばね
は回動軸に対して緩み、スリップすることができ、被回
転体を任意の角度に固定することができる。
【0042】その結果、本発明のロック装置をコンピュ
ータ等に接続して使用するディスプレイ等の表示装置に
用いれば、使用状態や使用場所等の条件により照明等の
光がディスプレイ装置の画面で反射して使用者の目に入
って画面上の文字や絵等が見づらいことがないように、
ディスプレイを任意の角度に調整することが可能とな
る。そして、係る効果を有する本発明のロック装置の工
業的価値は非常に大きなものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるロック装置
を備えた表示装置の要部を透視して示す背面斜視図。
【図2】図1に示す表示装置の側面図。
【図3】図1に示すロック装置の組立状態を説明する部
分断面平面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態にかかるロック装置
の組立状態を回動軸の中心から下方を断面で示した説明
図。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るロック装置の
組立状態を回動軸の中心から下方を断面で示した説明
図。
【図6】従来のロック装置の一例を示す要部断面説明
図。
【図7】図6に示すロック装置の側面図。
【符号の説明】
1,1a,1b ブラケット 1A 係止穴 2,2’ 回動軸 4,4A,4B,4C,4D トーションばね 4a 固定端 4b,4c,4e,4d 移動端 6,16 輪状部材 10 表示装置 11 表示パネル 12 スタンド 14 ロック装置

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体に回動軸を介して回動可能に支持
    される被支持体を、任意の回動角度にて固定するロック
    装置において、 前記回動軸に密接状態で外嵌されたトーションばねと、 前記回動軸を回転自在に保持するよう前記支持体又は被
    支持体に設けられると共に、前記トーションばねの固定
    端を係止する係止部を備えた保持部材と、 前記回動軸に固着されると共に、前記トーションばねの
    自由端と当接し、該トーションばねの固定端の前記係止
    部材からの抜けを防ぐストッパ部材と、 前記回動軸の前記ストッパ部材とトーションばねの自由
    端との間に回転自在に設けられると共に、前記被支持体
    が前記トーションばねの巻き付け方向と逆方向へ回動す
    る際、該トーションばねの自由端に当接して該自由端と
    共に回転する連動回転部材と、 を備えたことを特徴とするロック装置。
  2. 【請求項2】 前記連動回転部材を輪状にしたことを特
    徴とする請求項1記載のロック装置。
  3. 【請求項3】 支持体に回動軸を介して回動可能に支持
    される被支持体を、任意の回動角度にて固定するロック
    装置において、 前記回動軸に密接状態でそれぞれ外嵌されると共に、一
    端で固定され、該固定端を基準にして進行方向が逆であ
    り各々進行方向に対し巻き付け方向の異なる2つのトー
    ションばねと、 前記回動軸の両端を回転自在に保持するよう前記支持体
    又は被支持体に設けられると共に、前記2つのトーショ
    ンばねの固定端を係止する係止部をそれぞれ備えた一対
    の保持部材と、 前記2つのトーションばねの自由端の間に回転自在に設
    けられると共に、前記被支持体が回動する際、前記2つ
    のトーションばねの自由端に当接して該自由端と共に回
    転する連動回転部材と、 を備えたことを特徴とするロック装置。
  4. 【請求項4】 前記連動回転部材を輪状にしたことを特
    徴とする請求項3記載のロック装置。
  5. 【請求項5】 支持体に回動軸を介して回動可能に支持
    される被支持体を、任意の回動角度にて固定するロック
    装置において、 前記回動軸に密接状態でそれぞれ外嵌されると共に、一
    端で固定され、該固定端を基準にして互いに進行方向が
    逆であり各々進行方向に対し巻き付け方向が同一な2つ
    のトーションばねと、 前記回動軸の両端を回転自在に保持するよう前記支持体
    又は被支持体に設けられると共に、前記2つのトーショ
    ンばねの固定端を係止する係止部をそれぞれ備えた一対
    の保持部材と、 前記2つのトーションばねの自由端の間に回転自在に設
    けられると共に、前記被支持体が前記トーションばねの
    巻き付け方向と逆方向へ回動する際、該2つのトーショ
    ンばねの一方の自由端に当接して該自由端と共に回転す
    る連動回転部材と、 を備えたことを特徴とするロック装置。
  6. 【請求項6】 前記連動回転部材を輪状としたことを特
    徴とする請求項5記載のロック装置。
  7. 【請求項7】 表示パネルと、 前記表示パネルを回転軸を介して回転可能に支持する支
    持体と、 前記回動軸に密接状態で外嵌されたトーションばねと、
    前記回動軸を回転自在に保持するよう前記支持体又は被
    支持体に設けられると共に、前記トーションばねの固定
    端を係止する係止部を備えた保持部材と、前記回動軸に
    固着されると共に、前記トーションばねの自由端と当接
    し、該トーションばねの固定端の前記係止部材からの抜
    けを防ぐストッパ部材と、前記回動軸の前記ストッパ部
    材とトーションばねの自由端との間に回転自在に設けら
    れると共に、前記表示パネルが前記トーションばねの固
    定端を基準にした巻き付け方向と逆方向へ回動する際、
    該トーションばねの自由端に当接して該自由端と共に回
    転する連動回転部材とを備え、前記表示パネルを任意の
    回転角度にて固定するロック装置と、 を備えたことを特徴とする表示装置。
  8. 【請求項8】 前記支持体は、前記表示パネルを、その
    背後にて支持するものであり、該支持体の上端に前記ロ
    ック装置が設けられていることを特徴とする請求項7記
    載の表示装置。
  9. 【請求項9】 液晶パネルと、 前記液晶パネルを回転軸を介して回転可能に支持する支
    持体と、 前記回動軸に密接状態で外嵌されたトーションばねと、
    前記回動軸を回転自在に保持するよう前記支持体又は被
    支持体に設けられると共に、前記トーションばねの固定
    端を係止する係止部を備えた保持部材と、前記回動軸に
    固着されると共に、前記トーションばねの自由端と当接
    し、該トーションばねの固定端の前記係止部材からの抜
    けを防ぐストッパ部材と、前記回動軸の前記ストッパ部
    材とトーションばねの自由端との間に回転自在に設けら
    れると共に、前記液晶パネルが前記トーションばねの固
    定端を基準にした巻き付け方向と逆方向へ回動する際、
    該トーションばねの自由端に当接して該自由端と共に回
    転する連動回転部材とを備え、前記液晶パネルを任意の
    回転角度にて固定するロック装置と、 を備えたことを特徴とする液晶装置。
  10. 【請求項10】 前記支持体は、前記液晶パネルを、そ
    の背後にて支持するものであり、該支持体の上端に前記
    ロック装置が設けられていることを特徴とする請求項9
    記載の液晶装置。
  11. 【請求項11】 表示パネルと、 前記表示パネルを回転軸を介して回転可能に支持する支
    持体と、 前記回動軸に密接状態でそれぞれ外嵌されると共に、一
    端で固定され、該固定端を基準にして進行方向が逆であ
    り各々進行方向に対し巻き付け方向の異なる2つのトー
    ションばねと、前記回動軸の両端を回転自在に保持する
    よう前記支持体又は前記表示パネルに設けられると共
    に、前記2つのトーションばねの固定端を係止する係止
    部をそれぞれ備えた一対の保持部材と、前記2つのトー
    ションばねの自由端の間に回転自在に設けられると共
    に、前記表示パネルが回動する際、前記2つのトーショ
    ンばねの自由端に当接して該自由端と共に回転する連動
    回転部材とを備え、前記表示パネルを任意の回転角度に
    て固定するロック装置と、 を備えたことを特徴とする表示装置。
  12. 【請求項12】 前記支持体は、前記表示パネルを、そ
    の背後にて支持するものであり、該支持体の上端に前記
    ロック装置が設けられていることを特徴とする請求項1
    1記載の表示装置。
  13. 【請求項13】 液晶パネルと、 前記液晶パネルを回転軸を介して回転可能に支持する支
    持体と、 前記回動軸に密接状態でそれぞれ外嵌されると共に、一
    端で固定され、該固定端を基準にして進行方向が逆であ
    り各々進行方向に対し巻き付け方向の異なる2つのトー
    ションばねと、前記回動軸の両端を回転自在に保持する
    よう前記支持体又は前記液晶パネルに設けられると共
    に、前記2つのトーションばねの固定端を係止する係止
    部をそれぞれ備えた一対の保持部材と、前記2つのトー
    ションばねの自由端の間に回転自在に設けられると共
    に、前記液晶パネルが回動する際、前記2つのトーショ
    ンばねの自由端に当接して該自由端と共に回転する連動
    回転部材とを備え、前記液晶パネルを任意の回転角度に
    て固定するロック装置と、 を備えたことを特徴とする液晶装置。
  14. 【請求項14】 前記支持体は、前記液晶パネルを、そ
    の背後にて支持するものであり、該支持体の上端に前記
    ロック装置が設けられていることを特徴とする請求項1
    3記載の液晶装置。
  15. 【請求項15】 表示パネルと、 前記表示パネルを回転軸を介して回転可能に支持する支
    持体と、 前記回動軸に密接状態でそれぞれ外嵌されると共に、一
    端で固定され、該固定端を基準にして互いに進行方向が
    逆であり各々進行方向に対し巻き付け方向が同一な2つ
    のトーションばねと、前記回動軸の両端を回転自在に保
    持するよう前記支持体又は前記表示パネルに設けられる
    と共に、前記2つのトーションばねの固定端を係止する
    係止部をそれぞれ備えた一対の保持部材と、前記2つの
    トーションばねの自由端の間に回転自在に設けられると
    共に、前記表示パネルが前記トーションばねの巻き付け
    方向と逆方向へ回動する際、該2つのトーションばねの
    一方の自由端に当接して該自由端と共に回転する連動回
    転部材とを備え、前記表示パネルを任意の回転角度にて
    固定するロック装置と、 を備えたことを特徴とする表示装置。
  16. 【請求項16】 前記支持体は、前記表示パネルを、そ
    の背後にて支持するものであり、該支持体の上端に前記
    ロック装置が設けられていることを特徴とする請求項1
    5記載の表示装置。
  17. 【請求項17】 液晶パネルと、 前記液晶パネルを回転軸を介して回転可能に支持する支
    持体と、 前記回動軸に密接状態でそれぞれ外嵌されると共に、一
    端で固定され、該固定端を基準にして互いに進行方向が
    逆であり各々進行方向に対し巻き付け方向が同一な2つ
    のトーションばねと、前記回動軸の両端を回転自在に保
    持するよう前記支持体又は前記液晶パネルに設けられる
    と共に、前記2つのトーションばねの固定端を係止する
    係止部をそれぞれ備えた一対の保持部材と、前記2つの
    トーションばねの自由端の間に回転自在に設けられると
    共に、前記液晶パネルが前記トーションばねの巻き付け
    方向と逆方向へ回動する際、該2つのトーションばねの
    一方の自由端に当接して該自由端と共に回転する連動回
    転部材とを備え、前記液晶パネルを任意の回転角度にて
    固定するロック装置と、 を備えたことを特徴とする液晶装置。
  18. 【請求項18】 前記支持体は、前記液晶パネルを、そ
    の背後にて支持するものであり、該支持体の上端に前記
    ロック装置が設けられていることを特徴とする請求項1
    7記載の液晶装置。
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