JP4505940B2 - レンズ調芯機構及び撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ(撮像装置)等の光学系に用いられるレンズ調芯機構、及びそのレンズ調芯機構を搭載した撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、カメラ等の光学系において、レンズのチルト調芯を行うための調芯機構としては、カメラ等の鏡筒とレンズ枠にそれぞれフランジ部を設け、各フランジ部の間に調整用のスペーサを挟んで傾きを調整した状態で、各フランジ部をネジ等の締結によって結合し、鏡筒とレンズ枠とを接合するものが知られている。
また、他のレンズ調芯機構としては、鏡筒に対してレンズ枠を傾斜可能な構造で配置し、このレンズ枠をバネで付勢するとともに、偏芯ピンやネジの締め付け量などで傾きを調整するようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術のうち前者の従来例では、フランジ部の間にスペーサを挿入する際に、その都度、フランジ部を結合したネジを外す必要があり、この作業に手間がかかってしまう。
また、いずれの従来例においても、レンズの傾き調整を行う際に、レンズの回転中心が光軸上にないため、光軸方向の位置が移動し、フランジバック量にずれが発生してしまい、再度調整が必要となる。
さらに、いずれの従来例においても、内部に位置するレンズを調整する場合は、煩雑な作業を経て鏡筒等を組み立てた後に、再調整が必要となったときには、再度分解して調整い、再度組み立てを行わなければならず、大変煩雑な作業を要することになる。
【0004】
そこで本発明の目的は、レンズの傾きを容易かつ自在に調整することができ、また、光軸方向の位置ずれなどを招くことなく有効な調整を行うことができるレンズ調芯機構及び撮像装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するため、光学機器の鏡筒に配置されるレンズの傾きを調整するレンズ調芯機構において、略円筒状に形成されて内部にレンズを保持するとともに、外周部に径方向に延出した係合アーム部を有するレンズ枠と、前記鏡筒に設けられたレンズ枠保持部であって、前記レンズ枠を収納する略円筒状に形成され、内周部に前記レンズ枠の外周部に摺動自在に嵌合し、前記レンズ枠をレンズの光軸上の点を中心に回転可能にガイドするガイド部を有するとともに、前記レンズ枠の係合アーム部を外径方向に延出させるための切り欠き部を有するレンズ枠保持部と、前記レンズ枠をレンズ枠保持部側に押圧し、レンズ枠の外周部とレンズ枠保持部のガイド部とを嵌合状態に保持するバネ部材と、前記レンズ枠保持部の外周部に沿って略円環状に形成され、周回り方向に回転可能に設けられ、前記レンズ枠保持部の外径方向に延出したレンズ枠の係合アーム部に対向する面に前記係合アーム部を押圧する傾斜部を有する傾き調整部材とを有し、前記傾き調整部材を周回り方向に回転操作することにより、前記傾き調整部材の傾斜部による前記係合アーム部の押圧位置を変位させて前記レンズ枠をレンズの光軸上の点を中心に回転させてレンズの傾き調整を行うようにしたことを特徴とする。
また本発明は、鏡筒に配置されるレンズの傾きを調整するレンズ調芯機構を有する撮像装置において、前記レンズ調芯機構は、略円筒状に形成されて内部にレンズを保持するとともに、外周部に径方向に延出した係合アーム部を有するレンズ枠と、前記鏡筒に設けられたレンズ枠保持部であって、前記レンズ枠を収納する略円筒状に形成され、内周部に前記レンズ枠の外周部に摺動自在に嵌合し、前記レンズ枠をレンズの光軸上の点を中心に回転可能にガイドするガイド部を有するとともに、前記レンズ枠の係合アーム部を外径方向に延出させるための切り欠き部を有するレンズ枠保持部と、前記レンズ枠をレンズ枠保持部側に押圧し、レンズ枠の外周部とレンズ枠保持部のガイド部とを嵌合状態に保持するバネ部材と、前記レンズ枠保持部の外周部に沿って略円環状に形成され、周回り方向に回転可能に設けられ、前記レンズ枠保持部の外径方向に延出したレンズ枠の係合アーム部に対向する面に前記係合アーム部を押圧する傾斜部を有する傾き調整部材とを有し、前記傾き調整部材を周回り方向に回転操作することにより、前記傾き調整部材の傾斜部による前記係合アーム部の押圧位置を変位させて前記レンズ枠をレンズの光軸上の点を中心に回転させてレンズの傾き調整を行うようにしたことを特徴とする。
【0006】
本発明のレンズ調芯機構及び撮像装置において、レンズを保持したレンズ枠は、その外周部が鏡筒のレンズ枠保持部の内周部に設けたガイド部に摺動自在に嵌合した状態で、バネ部材の押圧力によってレンズ枠保持部内に保持されている。この状態でレンズ枠は、レンズ枠保持部のガイド部に沿って光軸上の点を中心に傾斜可能な状態で保持される。また、レンズ枠の係合アーム部は、レンズ枠保持部の切り欠き部を通して外径方向に延出しており、レンズ枠保持部の外周部に回転自在に配置された傾き調整部材の傾斜部に当接している。この状態で、傾き調整部材を光軸の周回り方向に回転操作することにより、傾き調整部材の傾斜部による係合アーム部の押圧位置をバネ部材の押圧力に抗して変位させると、レンズ枠をレンズの光軸上の点を中心に回転し、レンズの傾き調整を行うことができる。このようにして、レンズの傾きを光軸上の点を中心に自在に調整でき、光軸方向の位置ずれなどを招くことなく有効な調整を行うことができる。また、調整の度に、ネジを外す等の煩雑な作業は不要であり、容易に調整を行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるレンズ調芯機構の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態によるレンズ調芯機構の構成を示す分解斜視図である。
また、図2は、図1に示すレンズ調芯機構を組み立てた状態を示す図であり、図2(A)は正面図、図2(B)は図2(A)のA−A線断面図、図2(C)は図2(A)のB−B線断面図である。
さらに、図3は、図1に示すレンズ調芯機構を組み立てた状態を示す外観斜視図である。
【0008】
本形態によるレンズ調芯機構は、光学機器の鏡筒100に配置されるレンズ150の傾きを調整するものであり、レンズ150を保持したレンズ枠140と、鏡筒100に設けられたレンズ枠保持部110と、Y軸を中心とするレンズ150の傾きを調整するY軸調整リング(第1の傾き調整部材)120と、X軸を中心とするレンズ150の傾きを調整するX軸調整リング(第2の傾き調整部材)130と、板バネ(バネ部材)160とを有する。
【0009】
レンズ枠140は、略円筒状に形成されて内部にレンズ150を保持するとともに、外周部140Aがレンズ150の光軸(Z軸方向)上の点を中心とする部分的な球面形状に形成されている。
また、レンズ枠140の外周部140Aからは、径方向に延出した3本の係合アーム部142A、142B、142Cが形成されている。各係合アーム部142A、142B、142Cは、それぞれ真直ぐな丸棒状に形成されており、2本の係合アーム部(第1の係合アーム部)142A、142Bは、X方向に沿って形成され、1本の係合アーム部(第2の係合アーム部)142Cは、Y方向に沿って形成されている。
【0010】
レンズ枠保持部110は、鏡筒100に一体に形成されたものでり、レンズ枠140を収納する略円筒状に形成されている。
このレンズ枠保持部110の内周部には、レンズ枠140の外周部140Aに摺動自在に嵌合し、レンズ枠140をレンズ150の光軸上の点を中心に回転可能にガイドする環状のガイド部112が設けられている。
また、レンズ枠保持部110には、上述したレンズ枠140の係合アーム部142A、142B、142Cを外径方向に延出させるための切り欠き部114が形成されている。
なお、このレンズ枠保持部110を設けた鏡筒100は、直方体状のケース部100Aを有し、このケース部100Aには、後述するY軸調整リング120及びX軸調整リング130の操作片122、132をケース部100Aの外部に臨ませて、外部から各操作片122、132を操作できるようにするための窓部102A、102Bが形成されている。
【0011】
Y軸調整リング120は、レンズ枠保持部110の外周部に回転自在に装着される環状に形成されたものであり、レンズ枠140の係合アーム部142A、142Bに対向する面に、周回り方向に沿って一定の傾斜角度を有する2つの傾斜部124A、124Bを有する。
この傾斜部124A、124Bは、Y軸調整リング120を回転操作することにより、各係合アーム部142A、142Bとの当接点が変位し、各係合アーム部142A、142Bを板バネ160のバネ力に抗して押圧し、各係合アーム部142A、142Bの位置を光軸方向に変位させることにより、レンズ枠140及びレンズ150をY軸を中心に回転させ、レンズ150のY軸に対する傾斜角度を調整するものである。
なお、このY軸調整リング120の傾斜部124A、124Bによるレンズ枠140及びレンズ150の回転は、光軸上の点を中心として生じるため、レンズ150の中心部は、この回転によって光軸方向には変位せず、また、光軸と直交する方向にも変位せず、傾きだけを良好に調整できるものとなっている。
【0012】
また、X軸調整リング130は、Y軸調整リング120と重なるような状態でレンズ枠保持部110の外周部に回転自在に装着される環状に形成されたものであり、レンズ枠140の係合アーム部142Cに対向する面に、周回り方向に沿って一定の傾斜角度を有する1つの傾斜部134を有する。
この傾斜部134は、X軸調整リング130を回転操作することにより、係合アーム部142Cとの当接点が変位し、係合アーム部142Cを板バネ160のバネ力に抗して押圧し、係合アーム部142Cの位置を光軸方向に変位させることにより、レンズ枠140及びレンズ150をX軸を中心に回転させ、レンズ150のX軸に対する傾斜角度を調整するものである。
なお、このX軸調整リング130の傾斜部134によるレンズ枠140及びレンズ150の回転は、光軸上の点を中心として生じるため、レンズ150の中心部は、この回転によって光軸方向には変位せず、また、光軸と直交する方向にも変位せず、傾きだけを良好に調整できるものとなっている。
【0013】
また、Y軸調整リング120とX軸調整リング130には、それぞれ操作片122、132が設けられている。各操作片122、132は、Y軸調整リング120とX軸調整リング130の各回転位置を図2、図3に示す中立状態に配置した状態で、互いに90°異なる方向に配置されるように形成されており、それぞれ先端部には幅広肉厚の操作部122A、132Aとして形成され、各操作部122A、132Aには指等をかけるための溝部122B、132Bが形成されている。
【0014】
また、板バネ160は、環状に形成され、鏡筒100のケース部100Aにネジ止め等によって固定されるものである。この板バネ160には、係合アーム部142A、142B、142Cを押圧する押圧部160A、160B、160Cが形成されている。
【0015】
図4及び図5は、図2に示す中立状態からY軸調整リング120を回転させて調整を行った状態を示す図であり、図4(A)は正面図、図4(B)は図4(A)のA−A線断面図、図4(C)は図4(A)のB−B線断面図である。また、図5は外観斜視図である。
例えば、Y軸調整リング120を図4に示すように半時計回り方向にθa回転させた場合には、一方の傾斜部124Aが高く、他方の傾斜部124Bが低くなり、係合アーム部142A、142Bが変位することになる。これにより、レンズ枠140とレンズ150に傾きθyが生じる。
ここで、θaとθyは比例関係があり、Y軸調整リング120の回転方向と回転角により、レンズ150に傾きの方向と傾き量を調整することができる。
【0016】
図6及び図7は、図2に示す中立状態からX軸調整リング130を回転させて調整を行った状態を示す図であり、図6(A)は正面図、図6(B)は図6(A)のA−A線断面図、図6(C)は図6(A)のB−B線断面図である。また、図7は外観斜視図である。
X軸調整リング130を図6に示すように半時計回り方向にθb回転させた場合には、傾斜部124Cが高くなり、係合アーム部142Cが変位することになる。これにより、レンズ枠140とレンズ150に傾きθxが生じる。
ここでθbとθxは比例関係があり、X軸調整リング130の回転方向と回転角により、レンズ150の傾きの方向と傾き量を調整することができる。
【0017】
以上のようにY軸、X軸の2方向の調整をY軸調整リング120とX軸調整リング130の2つの部材の操作によって独立して調整できるので、この2つの調整リング120、130の回転方向と回転角を組み合わせることにより、レンズ150の光軸方向の全方向の傾き調整が可能となる。
なお、このような調整後、調整リング120、130を鏡筒100のケース部100Aに接着剤等によって固着することにより、調整後の位置ずれを防止するとともに、窓部102A、102Bを接着剤で塞ぐことにより、鏡筒100内への塵等の進入を防止することができる。
ただし、このような接着剤によらず、他の部材によって窓部102A、102Bを塞ぐようにしてもよい。
【0018】
以上のような本例のレンズ調芯機構では、以下のような効果を得ることができる。
(1)組み立て後に調整を行うことができ、調整用部品の交換等の煩雑な作業が不要となる。
(2)調整の際に複雑な調整用設備が不要である。
(3)レンズ140の回転中心を光軸上に配置しており、調整によってレンズの光軸方向の移動がなく、シフト方向の変位も殆ど発生しないため、調整によるフランジバックのずれや周辺の光量落ちなどの影響が少ない。
(4)調整用のリング120、130を回転させる際に、係合アーム部142A、142B、142Cを延出した構造を採用したことにより、鏡筒100の内部に配置されるレンズ140の調整が可能である。
(5)組み立て後の外部からの調整が容易であり、その際、懸念されるゴミの進入に対しても、調整リング120、130と鏡筒100との隙間を接着剤等によって塞ぐことで有効に防止できる。
なお、以上はXとYの2軸方向にレンズの傾斜を調整する構成について説明したが、本発明は、レンズの傾斜を1軸方向だけに調整するような構成を含むものである。また、バネ部材としては、環状の板バネを採用したが、他のバネを採用してもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のレンズ調芯機構及び撮像装置では、係合アーム部を有するレンズ枠と、レンズ枠を収納し、その外周部をガイドするガイド部を有するレンズ枠保持部と、レンズ枠をレンズ枠保持部側に押圧するバネ部材と、レンズ枠保持部の外周に設けられ係合アーム部に対向する面に係合アーム部を押圧する傾斜部を有する傾き調整部材とを有し、傾き調整部材を周回り方向に回転操作することにより、傾き調整部材の傾斜部による係合アーム部の押圧位置を変位させてレンズ枠をレンズの光軸上の点を中心に回転させてレンズの傾き調整を行うようにした。このため、レンズの傾きを光軸上の点を中心に自在に調整でき、光軸方向の位置ずれなどを招くことなく有効な調整を行うことができる。また、調整の度に、ネジを外す等の煩雑な作業は不要であり、容易に調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるレンズ調芯機構の構成を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示すレンズ調芯機構を組み立てた状態を示す図であり、図2(A)は正面図、図2(B)は図2(A)のA−A線断面図、図2(C)は図2(A)のB−B線断面図である。
【図3】図1に示すレンズ調芯機構を組み立てた状態を示す外観斜視図である。
【図4】図2に示す中立状態からY軸調整リングを回転させて調整を行った状態を示す図であり、図4(A)は正面図、図4(B)は図4(A)のA−A線断面図、図4(C)は図4(A)のB−B線断面図である。
【図5】図4に示す状態での外観斜視図である。
【図6】図2に示す中立状態からX軸調整リング130を回転させて調整を行った状態を示す図であり、図6(A)は正面図、図6(B)は図6(A)のA−A線断面図、図6(C)は図6(A)のB−B線断面図である。
【図7】図6に示す状態での外観斜視図である。
【符号の説明】
100……鏡筒、110……レンズ枠保持部、112……ガイド部、114……切り欠き部、120……Y軸調整リング、122、132……操作片、124A、124B、134……傾斜部、130……X軸調整リング、140……レンズ枠、142A、142B、142C……係合アーム部、150……レンズ、160……板バネ。

Claims (4)

  1. 光学機器の鏡筒に配置されるレンズの傾きを調整するレンズ調芯機構において、
    略円筒状に形成されて内部にレンズを保持するとともに、外周部に径方向に延出した係合アーム部を有するレンズ枠と、
    前記鏡筒に設けられたレンズ枠保持部であって、前記レンズ枠を収納する略円筒状に形成され、内周部に前記レンズ枠の外周部に摺動自在に嵌合し、前記レンズ枠をレンズの光軸上の点を中心に回転可能にガイドするガイド部を有するとともに、前記レンズ枠の係合アーム部を外径方向に延出させるための切り欠き部を有するレンズ枠保持部と、
    前記レンズ枠をレンズ枠保持部側に押圧し、レンズ枠の外周部とレンズ枠保持部のガイド部とを嵌合状態に保持するバネ部材と、
    前記レンズ枠保持部の外周部に沿って略円環状に形成され、周回り方向に回転可能に設けられ、前記レンズ枠保持部の外径方向に延出したレンズ枠の係合アーム部に対向する面に前記係合アーム部を押圧する傾斜部を有する傾き調整部材とを有し、
    前記係合アーム部は、2つの第1の係合アーム部と第2の係合アーム部とを有し、前記傾き調整部材は、前記2つの第1の係合アーム部を押圧する2つの傾斜部を有する第1の傾き調整部材と、前記第2の係合アーム部を押圧する傾斜部を有する第2の傾き調整部材とを有し、
    前記バネ部材は、前記レンズ枠保持部の外周部に沿って配置される円環状の板バネ状に形成され、前記第1および第2の係合アーム部をレンズ枠保持部側に押圧し、
    前記第1および第2の傾き調整部材を周回り方向に各々に回転操作することにより、前記第1および第2の傾き調整部材の傾斜部による前記第1および第2の係合アーム部の押圧位置を各々に変位させて、レンズの光軸に直交しかつ互いに直交する2つの軸を各々に中心として前記レンズ枠を回転させてレンズの傾き調整を行うようにした、
    ことを特徴とするレンズ調芯機構。
  2. 前記レンズ枠の外周部が光軸上の点を中心とする部分的な球面形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ調芯機構。
  3. 前記傾き調整部材は、外径方向に延出した操作片を有することを特徴とする請求項1記載のレンズ調芯機構。
  4. 鏡筒に配置されるレンズの傾きを調整するレンズ調芯機構を有する撮像装置において、
    前記レンズ調芯機構は、
    略円筒状に形成されて内部にレンズを保持するとともに、外周部に径方向に延出した係合アーム部を有するレンズ枠と、
    前記鏡筒に設けられたレンズ枠保持部であって、前記レンズ枠を収納する略円筒状に形成され、内周部に前記レンズ枠の外周部に摺動自在に嵌合し、前記レンズ枠をレンズの光軸上の点を中心に回転可能にガイドするガイド部を有するとともに、前記レンズ枠の係合アーム部を外径方向に延出させるための切り欠き部を有するレンズ枠保持部と、
    前記レンズ枠をレンズ枠保持部側に押圧し、レンズ枠の外周部とレンズ枠保持部のガイド部とを嵌合状態に保持するバネ部材と、
    前記レンズ枠保持部の外周部に沿って略円環状に形成され、周回り方向に回転可能に設けられ、前記レンズ枠保持部の外径方向に延出したレンズ枠の係合アーム部に対向する面に前記係合アーム部を押圧する傾斜部を有する傾き調整部材とを有し、
    前記係合アーム部は、2つの第1の係合アーム部と第2の係合アーム部とを有し、前記傾き調整部材は、前記2つの第1の係合アーム部を押圧する2つの傾斜部を有する第1の傾き調整部材と、前記第2の係合アーム部を押圧する傾斜部を有する第2の傾き調整部材とを有し、
    前記バネ部材は、前記レンズ枠保持部の外周部に沿って配置される円環状の板バネ状に形成され、前記第1および第2の係合アーム部をレンズ枠保持部側に押圧し、
    前記第1および第2の傾き調整部材を周回り方向に各々に回転操作することにより、前記第1および第2の傾き調整部材の傾斜部による前記第1および第2の係合アーム部の押圧位置を各々に変位させて、レンズの光軸に直交しかつ互いに直交する2つの軸を各々に中心として前記レンズ枠を回転させてレンズの傾き調整を行うようにした、
    ことを特徴とする撮像装置。
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