JP6083440B2 - 投写光学装置、およびプロジェクター - Google Patents

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本発明は、投写光学装置、およびプロジェクターに関する。
従来、光源と、光源から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、光変調装置で変調された光を投写する投写光学装置とを備えたプロジェクターが知られている。投写光学装置は、複数のレンズ群を有して構成されている。そして、複数のレンズ群のうち、光軸に沿って移動できるように構成されたレンズ群を備えた投写レンズ(投写光学装置)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の投写レンズは、直進溝を有する案内筒、カム溝を有するカム筒、第1レンズ群〜第7レンズ群、および複数のレンズ枠を備えている。複数のレンズ枠の中には、第4レンズ群を保持する前方レンズ枠、第5レンズ群を保持する中間レンズ枠、および第6レンズ群を保持する後方レンズ枠がある。中間レンズ枠は、前方レンズ枠と後方レンズ枠との間に配置され、後方レンズ枠は、前方レンズ枠に固定される。
前方レンズ枠および中間レンズ枠は、それぞれカム溝に係合するカムピンを有し、このカムピンがカム溝に支持されて配置される。前方レンズ枠は、光軸に沿う方向において、中間レンズ枠を挟んで一方の側にカムピンが形成されており、カムピン近傍で第4レンズ群を保持し、他方の側に後方レンズ枠が固定されている。
そして、前方レンズ枠および中間レンズ枠は、カム筒が回転されると、カムピンが直進溝およびカム溝に誘導され、互いに独立して移動する。後方レンズ枠は、前方レンズ枠に固定されているので、前方レンズ枠および後方レンズ枠は、第4レンズ群、第6レンズ群をそれぞれ保持した状態で一体的に移動することとなる。
特開2010−107703号公報
しかしながら、特許文献1に記載の投写レンズは、前方レンズ枠および後方レンズ枠が光軸に対して傾く恐れがある。すなわち、一体的に移動する前方レンズ枠、第4レンズ群、後方レンズ枠および第6レンズ群は、前方レンズ枠のカムピンがカム溝に支持されて配置され、これらの部材の重心は、光軸に沿う方向において、カムピンより後方レンズ枠寄りにあると考えられる。そして、カムピンと後方レンズ枠とは、光軸に沿う方向において、中間レンズ枠の移動量を超えた量に離れて配置されるので、カムピンの位置と重心の位置とは、光軸に沿う方向において、大きくずれていると考えられる。そのため、前方レンズ枠および後方レンズ枠は、後方レンズ枠側が下がるように傾斜する恐れがある。
前方レンズ枠および後方レンズ枠が傾斜すると、第4レンズ群および第6レンズ群も光軸に対して傾斜するため、投写される像が歪むこととなる。第6レンズ群の重量が第4レンズ群の重量より大きい場合には、カムピンの位置と重心の位置とがさらに離れるため、傾きがより顕著になることや、前方レンズ枠および後方レンズ枠が滑らかに移動することが難しくなるという課題も生じる。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る投写光学装置は、光軸に沿って移動可能なレンズ群を有する投写光学装置であって、前記レンズ群を保持し、前記光軸に対して直交する方向に突出するカムピンを有するレンズ枠と、前記光軸に沿う直進溝を有し、前記カムピンが前記直進溝に挿通される案内筒と、前記案内筒が嵌挿され、前記直進溝から突出する前記カムピンが係合するカム溝を有し、前記案内筒に対して回転されることによって前記直進溝と前記カム溝とで前記カムピンを誘導し、前記レンズ枠を前記光軸に沿って移動させるカム筒と、前記レンズ枠を前記光軸に沿う方向に対して交差する方向に付勢する付勢部と、前記付勢部で付勢された前記レンズ枠を受ける受部と、を備え、前記カムピンは、前記光軸に沿う方向において、前記レンズ枠および前記レンズ枠に取り付けられる部材を含む重心から離れた位置に形成され、前記付勢部は、前記光軸に沿う方向において、前記重心に対し、前記カムピンより近い位置で前記レンズ枠を付勢することを特徴とする。
この構成によれば、レンズ群を保持するレンズ枠は、カムピンがカム筒のカム溝に係合して支持されるので、カムピンが重心から離れた位置に形成されると、離れた量に応じて光軸に対して傾斜しやすくなるが、投写光学装置は、上述した付勢部および受部を備えるので、この傾斜を抑制することが可能となる。よって、カムピン配設の自由度を高めることや、カム筒の光軸に沿う方向の小型化を図りつつ、レンズ枠に保持されるレンズの傾きを抑制できる。よって、構造や構成部材の複雑化の抑制や小型化、軽量化を図りつつ、画像の歪を抑制し、画質が良好な画像を投写する投写光学装置を提供することが可能となる。また、レンズ枠の傾きが抑制されるので、レンズ枠の滑らかな移動が可能となり、手動式でカム筒を回転させる構成においては、操作力を小さなものとすることができ、電動式でカム筒を回転させる構成においては、低電力化が可能となる。
[適用例2]上記適用例に係る投写光学装置において、前記付勢部は、前記光軸に沿う方向において、前記重心近傍を付勢することが好ましい。
この構成によれば、レンズ枠の傾きを抑制するための付勢力を効率良くレンズ枠に伝える付勢部を形成することが可能となる。よって、付勢部の小型化や形状の簡素化が可能となる。また、付勢力を小さくすることが可能なので、付勢部を備える構成であっても、組み立てが容易な投写光学装置が可能となる。
[適用例3]上記適用例に係る投写光学装置において、前記レンズ枠は、前記カム筒から光射出側に飛び出し、前記レンズ群を保持する枠突出部を有し、前記付勢部は、前記枠突出部を付勢することが好ましい。
この構成によれば、カム筒の光軸に沿う方向のサイズを小さくできるとともに、光軸に沿う方向において、重心がカム筒の外側にあるような構成であっても、光軸に対するレンズ枠の傾きを抑制することが可能となる。
[適用例4]上記適用例に係る投写光学装置において、複数の前記移動可能なレンズ群と、前記複数の前記移動可能なレンズ群をそれぞれ保持し、前記カムピンを有する複数のレンズ枠と、を備え、前記複数のレンズ枠におけるそれぞれのカムピンは、前記光軸に沿う方向において、前記レンズ枠および前記レンズ枠に取り付けられる部材を含む重心に対し、同一方向に離れた位置に形成され、前記付勢部は、前記複数の前記移動可能なレンズ群のうち、前記光軸に沿う方向において、前記同一方向とは反対側の最も端に配置されるレンズ群を保持するレンズ枠を付勢することが好ましい。
この構成によれば、例えば、複数のレンズ枠それぞれのカムピンがレンズ枠の光入射側に形成され、付勢部は、複数の移動可能なレンズ群のうち、最も光射出側に配置されるレンズ群を保持するレンズ枠を付勢する。これによって、複数の移動可能なレンズ群を備える構成であっても、カム筒の光軸に沿う方向を小型化できるとともに、構造が複雑化することを抑え、最も光射出側または最も光入射側に配置されるレンズ枠の光軸に対する傾きを抑制することが可能となる。
[適用例5]上記適用例に係る投写光学装置において、前記レンズ群からの光を反射する反射部をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、反射部によってレンズ群からの光の方向の変更および広角化が可能となる。よって、投写面に近接して配置し、広角化が可能な投写光学装置を提供できる。
[適用例6]上記適用例に係る投写光学装置において、前記付勢部は、前記光軸に直交する面内で互いに交差する第1方向、第2方向のそれぞれの方向に、前記レンズ枠を付勢する第1付勢部、第2付勢部を有することが好ましい。
この構成によれば、2方向における傾きを抑制することができるので、さらに画質が良好な画像を投写する投写光学装置を提供することが可能となる。
[適用例7]上記適用例に係る投写光学装置において、前記受部は、前記案内筒に設けられ、前記レンズ枠を摺動可能に受けることが好ましい。
この構成によれば、簡素な構成でレンズ枠の傾きを精度良く抑制する構成が可能となる。
[適用例8]上記適用例に係る投写光学装置において、前記付勢部は、前記案内筒または前記レンズ枠に支持される板バネであることが好ましい。
この構成によれば、例えば、一端側を案内筒に固定し、他端側でレンズ枠を押圧するように、付勢部を形成することで、容易にレンズ枠を付勢する構成が可能となる。また、一端側をレンズ枠に固定し、他端側で案内筒を押圧するように、付勢部を形成することで、案内筒を押圧する反力で容易にレンズ枠を付勢する構成が可能となる。よって、付勢部の配置スペースを省スペース化しつつ、簡素な構造でレンズ枠を付勢する構成が可能となる。
[適用例9]上記適用例に係る投写光学装置において、前記レンズ群は、フォーカス調整に寄与するレンズ群であることが好ましい。
この構成によれば、フォーカス調整に寄与するレンズ群の光軸に対する傾斜が抑制されるので、フォーカス調整を行った場合でも、光学収差の増大を抑制し、画質が良好な画像を投写する投写光学装置を提供することが可能となる。
[適用例10]本適用例に係るプロジェクターは、光源と、前記光源から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置にて変調された光を投写する上記いずれか一項に記載の投写光学装置と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、プロジェクターは、上述した投写光学装置を備えるので、小型化が図られるとともに、光変調装置で変調された光の歪を抑制して画質が良好な画像の投写が可能となる。
本実施形態のプロジェクターの使用形態の一例を示す模式図。 本実施形態のプロジェクターの概略構成を示す模式図。 本実施形態の投写光学装置の斜視図。 本実施形態の投写光学装置の断面図。 本実施形態の第1光学系の分解斜視図。 本実施形態の第1レンズ枠、第2レンズ枠、および第3レンズ枠の斜視図。 本実施形態の第1光学系の断面図。 本実施形態の第1光学系を−Y側から見た断面図。 本実施形態の案内筒および付勢部の斜視図。
以下、本実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクターは、壁面等に設置された支持具に支持された状態や、机上等に載置された状態でスクリーン等の投写面に画像を投写できるように構成されている。
図1は、本実施形態のプロジェクター1の使用形態の一例を示す模式図である。具体的に、図1は、壁面に設置された支持具Mtに支持されたプロジェクター1、および壁面に配置されたスクリーンSCを模式的に示す図である。
プロジェクター1は、図1に示すように、スクリーンSCの上方に設置され、下方を向く側からスクリーンSCに画像を投写する。なお、以下では、説明の便宜上、支持具Mtに支持されたプロジェクター1において、壁面(スクリーンSC)に対する法線方向を前後方向として壁面に向かう方向を前方向(+Y方向)、重力に逆らう方向を上方向(+Z方向)、壁面に向かって右側を右方向(+X方向)として記載する。また、本実施形態のプロジェクターは、図1に示す姿勢における+Y側や+Z側が机上や床等に載置された姿勢でも画像を投写できるように構成されている。
〔プロジェクターの主な構成〕
図2は、本実施形態のプロジェクター1の概略構成を示す模式図である。
プロジェクター1は、図2に示すように、外装を構成する外装筐体2、制御部(図示省略)、光源装置31を有する光学ユニット3、および撮像装置4を備えている。なお、図示は省略するが、外装筐体2の内部には、さらに、光源装置31や制御部等に電力を供給する電源装置や、光学ユニット3等を冷却する冷却装置が配置されている。
外装筐体2は、詳細な説明は省略するが、複数の部材で構成され、外気を取り込む吸気口や、外装筐体2内部の温まった空気を外部に排気する排気口等が設けられている。
制御部は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備え、コンピューターとして機能するものであり、プロジェクター1の動作の制御、例えば、画像の投写に関わる制御等を行う。
光学ユニット3は、制御部による制御の下、光源装置31から射出された光を光学的に処理して投写する。
光学ユニット3は、図2に示すように、光源装置31に加え、インテグレーター照明光学系32、色分離光学系33、リレー光学系34、光学装置35、投写光学装置5、およびこれらの光学部品を光路上の所定位置に配置する光学部品用筐体37を備える。
光源装置31は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源311、リフレクター312および平行化レンズ313等を備えている。光源装置31は、光源311から射出された光をリフレクター312にて反射した後、平行化レンズ313によって射出方向を揃え、インテグレーター照明光学系32に向けて射出する。
インテグレーター照明光学系32は、第1レンズアレイ321、第2レンズアレイ322、偏光変換素子323、および重畳レンズ324を備える。
第1レンズアレイ321は、小レンズがマトリクス状に配列された構成を有しており、光源装置31から射出された光を複数の部分光に分割する。第2レンズアレイ322は、第1レンズアレイ321と略同様の構成を有しており、重畳レンズ324とともに、部分光を後述する液晶パネルの表面に略重畳させる。偏光変換素子323は、第2レンズアレイ322から射出されたランダム光を液晶パネルで利用可能な略1種類の偏光光に揃える機能を有している。
色分離光学系33は、2枚のダイクロイックミラー331,332、および反射ミラー333を備え、インテグレーター照明光学系32から射出された光を赤色光(以下「R光」という)、緑色光(以下「G光」という)、青色光(以下「B光」という)の3色の色光に分離する機能を有する。
リレー光学系34は、入射側レンズ341、リレーレンズ343、および反射ミラー342,344を備え、色分離光学系33で分離されたR光をR光用の液晶パネルまで導く機能を有する。なお、光学ユニット3は、リレー光学系34がR光を導く構成としているが、これに限らず、例えば、B光を導く構成としてもよい。
光学装置35は、各色光用に設けられた光変調装置351(R光用の光変調装置を351R、G光用の光変調装置を351G、B光用の光変調装置を351Bとする)、および色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム352を備えている。
各光変調装置351は、透過型の液晶パネル、液晶パネルの光入射側に配置された入射側偏光板、および液晶パネルの光射出側に配置された射出側偏光板を備え、各色光を画像情報に応じて変調する。
クロスダイクロイックプリズム352は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。クロスダイクロイックプリズム352は、誘電体多層膜が光変調装置351R,351Bにて変調されたR光およびB光を反射し、光変調装置351Gにて変調されたG光を透過して、3色の変調光を合成する。
投写光学装置5は、後で詳細に説明するが、光軸Axを有する第1光学系6、および第1光学系6から射出された光を反射する第2光学系7を備える。そして、投写光学装置5は、クロスダイクロイックプリズム352にて合成された光を、図1に示すように、プロジェクター1の下方に配置されたスクリーンSCに拡大投写する。
撮像装置4は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子(図示省略)を備え、投写面を撮影し、撮影した情報を制御部に出力する。また、撮像装置4は、ユーザーによって投写面上で操作される指示具(例えば、電子ペン等)から発せられる光を検出し、検出した情報を制御部に出力する。制御部は、撮像装置4から出力された情報に基づいて指示具の位置を解析し、その解析結果に基づいて、例えば指示具の軌跡を点や線で表す画像として投写させる。
〔投写光学装置の構成〕
ここで、投写光学装置5について詳細に説明する。
図3は、投写光学装置5の斜視図であり、後述するカバー51Bを取り外した状態を示す図である。図4は、投写光学装置5の光軸Axを含むY−Z平面での断面図である。
投写光学装置5は、図3、図4に示すように、光軸Axに沿って配置される1つあるいは複数のレンズを1つのレンズ群とする複数のレンズ群を有する第1光学系6、および第1光学系6から射出された光を反射する第2光学系7を備える。なお、図1に示すように、壁面に設置された支持具Mtに支持されたプロジェクター1においては、光軸Axに沿う方向が±Y方向となり、第1光学系6において、クロスダイクロイックプリズム352にて合成された光が入射する光入射側(光路上流側)が+Y側、光が射出する光射出側(光路下流側、第2光学系7側)が−Y側となる。
投写光学装置5は、図4に示すように、第1光学系6および第2光学系7に加え、投写光学用筐体51および透光板53を備える。
図5は、第1光学系6の分解斜視図である。
第1光学系6は、図4、図5に示すように、光軸Axに沿い、光射出側(−Y側)から光入射側(+Y側)に向かって順に配置される第1レンズ群L1〜第4レンズ群L4、第1レンズ群L1〜第4レンズ群L4をそれぞれ保持する第1レンズ枠61〜第4レンズ枠64、案内筒65、カム筒66、および付勢部67を備える。
具体的に、第1レンズ群L1は、1つのレンズで構成され、第1光学系6における移動可能な複数のレンズ群のうちの最も光射出側(−Y側)に配置される。また、第1レンズ群L1を構成する1つのレンズは、合成樹脂製の非球面レンズで形成され、平面視円形の形状から−Z側の一部、および左右両側の一部が削除されたような形状を有している。第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4は、それぞれ複数のレンズで構成され、第1レンズ群L1の光入射側(+Y側)にこの順で配置される。なお、第2レンズ群L2は、平面視円形の形状から−Z側の一部が削除されたような形状を有している。
第1レンズ枠61は、第1レンズ群L1を保持する筒状の保持部611、および保持部611から光軸Axに対して直交する方向に突出する複数のカムピン61pを備える。
第2レンズ枠62は、第2レンズ群L2を保持する筒状の保持部621、および保持部621から光軸Axに対して直交する方向に突出する複数のカムピン62pを備える。
第3レンズ枠63は、第3レンズ群L3を保持する筒状の保持部631、および保持部631から光軸Axに対して直交する方向に突出する複数のカムピン63pを備える。
カムピン61p,62p,63pそれぞれは、光軸Axを中心とする円周方向に120°の略等間隔で3つ設けられており、先端部は、縁部が細くなるテーパー状に形成され、先端部が案内筒65の後述する直進溝651から飛び出すような長さに設定されている。
第4レンズ枠64は、筒状に形成され、第4レンズ群L4を保持し、案内筒65に固定される。
このように、投写光学装置5は、光軸Axの一方側となる光射出側から光軸の他方側となる光入射側に向かって順次配置される移動可能な第1レンズ群L1〜第3レンズ群L3、および案内筒65に固定される第4レンズ群L4を備える。
案内筒65は、合成樹脂製であり、前後方向(±Y方向)に開口部を有し、図4、図5に示すように、カム筒66に嵌挿される円筒状の嵌挿部65A、嵌挿部65Aの−Y側に設けられた円筒状の筒突出部65B、および嵌挿部65Aの+Y側に設けられた円筒状の取付部65Cを有している。
筒突出部65Bは、外径が嵌挿部65Aの外径より大きく、カム筒66から−Y側に飛び出すように形成されている。嵌挿部65Aには、図5に示すように、嵌挿部65Aと筒突出部65Bとで形成される段差部から+Y方向に向かって、光軸Axに沿う3つの直進溝651が設けられている。
嵌挿部65Aの内径は、保持部631,621,611が挿入可能な大きさに設定され、筒突出部65Bの内径は、第3レンズ枠63、第2レンズ枠62、第1レンズ枠61それぞれの全体が挿入可能な大きさに設定されている。
取付部65Cは、外径が嵌挿部65Aの外径より小さく、カム筒66から+Y側に飛び出すように形成されている。
第3レンズ枠63、第2レンズ枠62、第1レンズ枠61は、この順で筒突出部65Bから挿入される。具体的に、第3レンズ枠63、第2レンズ枠62、第1レンズ枠61は、カムピン63p,62p,61pが直進溝651に挿通され、保持部631,621,611が嵌挿部65Aに挿入される。第4レンズ枠64は、詳細な説明は省略するが、部材を介して取付部65Cに固定される。なお、案内筒65は、合成樹脂製に限らず、アルミニウム等の金属製であってもよい。
カム筒66は、合成樹脂製であり、前後方向(±Y方向)に開口部を有し、案内筒65の嵌挿部65Aが嵌挿され、案内筒65に対して光軸Axを中心に回転可能に形成されている。そして、カム筒66の内面には、直進溝651から突出するカムピン61p,62p,63pがそれぞれ係合するカム溝661が形成されている。カム溝661の断面形状は、カムピン61p,62p,63pのテーパー状の先端部が係合するように形成されている。
カム溝661は、カムピン61p,62p,63pを導入するために光軸Axに沿って直線的に形成された導入部、および導入部から分岐し第1レンズ枠61、第2レンズ枠62、第3レンズ枠63それぞれの移動を規定する規定部を有している。
カム筒66は、図示しないレバーが取り付けられ、プロジェクター1の外部からこのレバーが操作されることによって回転する。
カム筒66が回転されると、第1レンズ枠61、第2レンズ枠62、第3レンズ枠63は、カムピン61p,62p,63pが直進溝651とカム溝661とに誘導されて、直進溝651に沿って互いに独立して移動する。また、第1レンズ枠61、第2レンズ枠62、第3レンズ枠63の移動量は、互いに異なっており、第2レンズ枠62の移動量が最も大きく設定されている。第1光学系6は、カム筒66が回転されることによりフォーカス調整が行われる。すなわち、第1レンズ群L1〜第3レンズ群L3は、フォーカス調整に寄与する。なお、ここでいうフォーカス調整とは、焦点距離の調整に限らず像面湾曲の調整を含む調整であってもよい。また、カム筒66は、合成樹脂製に限らず、アルミニウム等の金属製であってもよい。
付勢部67は、後で詳細に説明するが、図5に示すように、案内筒65に支持される第1付勢部67xおよび第2付勢部67zを備え、第1レンズ枠61のカム筒66から飛び出す部位を光軸Axに対して交差する方向に付勢し、第1レンズ枠61の光軸Axに対する傾きを抑制する機能を有している。具体的に、第1付勢部67xは、第1レンズ枠61を+X方向に付勢し、第2付勢部67zは、第1レンズ枠61を−Z方向に付勢する。+X方向は第1方向に相当し、−Z方向は第2方向に相当する。すなわち、付勢部67は、光軸Axに直交する面内で互いに交差する第1方向、第2方向それぞれにおいて、第1レンズ枠61を付勢する。
第2光学系7は、図4に示すように、反射部としての反射ミラー71を備える。反射ミラー71は、凹面状に形成され、第1光学系6から射出された光を広角化して反射し、第1光学系6近傍を通過させる。なお、第2光学系7は、複数のミラーや平面ミラーを備える構成であってもよい。
投写光学用筐体51は、図4に示すように、筐体本体51Aおよびカバー51Bを備え、第1光学系6および第2光学系7を収納する。
筐体本体51Aは、図3、図4に示すように、−Z側が開口する箱状に形成され、+Y側の壁部511に第1光学系6の第4レンズ枠64が挿通される挿通孔512が形成され、−Y側の壁部に反射ミラー71で閉塞される開口部513が形成されている。
壁部511は、平面視矩形状に形成され、+Y側の面には、図示しない保持部材を介して光学装置35が取り付けられる。
第1光学系6は、案内筒65が筐体本体51Aにネジ固定されて、筐体本体51A内に配置される。反射ミラー71は、板バネ等の部材を介して筐体本体51Aにネジ固定される。
カバー51Bは、図4に示すように、筐体本体51Aにおける−Z側の開口する部位の−Y側を閉塞し、カム筒66の−Z側が露出するように形成されている。
カバー51Bには、カム筒66の−Y側端部近傍から第2光学系7に向かう程、光軸Axに近づく傾斜部521、傾斜部521の端部から+Z側に延出する壁部522、および反射ミラー71で反射した光が通過する開口部523が形成されている。
透光板53は、ガラス等の板材で矩形状に形成されており、カバー51Bに取り付けられ開口部523を閉塞する。
クロスダイクロイックプリズム352から射出された光は、第1光学系6で屈折して、光軸Axよりも+Z側に傾斜した方向に向かう。そして、第1光学系6から射出された光は、第2光学系7で反射され、光軸Axよりも−Z側に傾斜した方向に向かい、透光板53を透過してスクリーンSCに投写される。
ここで、第1レンズ枠61、第2レンズ枠62、第3レンズ枠63、案内筒65、および付勢部67についてさらに詳細に説明する。
図6は、第1レンズ枠61、第2レンズ枠62、および第3レンズ枠63を示す斜視図である。図7は、第1光学系6の断面図である。
第1レンズ枠61は、図6に示すように、カムピン61pが保持部611の+Y側端部近傍に形成され、図3、図7に示すように、保持部611の−Y側がカム筒66から飛び出すように形成されている。保持部611のカム筒66から飛び出す部位を枠突出部611Aとする。本実施形態の投写光学装置5は、保持部611のカム筒66からの飛び出し量、すなわち枠突出部611Aの光軸Axに沿う方向の長さが、カム筒66の光軸Ax方向の長さと同程度になる状態が可能に構成されている。なお、枠突出部611Aの光軸Axに沿う方向の長さが、カム筒66の光軸Ax方向の長さより明らかに短くなるように投写光学装置5を構成してもよい。
そして、枠突出部611Aには、図4に示すように、−Z側、すなわち反射ミラー71で反射された光が通過する側に、光射出側の端部の一部が切り欠かれたように形成された切欠き部611Bが設けられている。切欠き部611Bは、カバー51Bの傾斜部521の内側に位置し、カム筒66近傍から第2光学系7に向かう程、光軸Axに近づくように傾斜している。また、傾斜部521および切欠き部611Bは、反射ミラー71で反射した光うちの最も第1光学系6側の光線Riと略平行となるように設定されている。なお、この切欠き部611Bの形状は、切欠き部611B全体として傾斜していれば、平面に限らず、階段状等であってもよい。
なお、図4に示すように、カバー51Bの傾斜部521は、第1レンズ枠61が最も−Y側に移動した状態で切欠き部611Bに当接しない範囲で、切欠き部611Bに接近するように形成されている。
また、枠突出部611Aには、図7に示すように、切欠き部611Bの−Y側に第1レンズ群L1が保持されるレンズ取付部611Cが形成されている。
図8は、第1光学系6を−Y側から見た図であり、レンズ取付部611Cにおける断面図である。
レンズ取付部611Cは、図7、図8に示すように、+Z側が突出するように形成されており、第1レンズ群L1の外周縁、および+Y側における第1レンズ群L1の縁部を覆うように形成されている。第1レンズ群L1は、図7に示すように、中央に開口部を有する環状の金属板PLと、レンズ取付部611Cとに挟持されてレンズ取付部611Cに保持される。
また、枠突出部611Aの+Z側には、図7に示すように、レンズ取付部611Cが+Z側に突出することによって形成される角部に突起611tが設けられている。
レンズ取付部611Cは、図8に示すように、第1レンズ群L1を保持するための左右方向(±X方向)の壁部611L,611Rが上下方向(±Z方向)に沿うように形成されている。そして、+X側の壁部611Rには、+X方向に突出し、上下方向に並設された板状の突起612a,612bが形成されている。突起612aは、突起612bの−Z側に形成されている。そして、−X側の壁部611Lには、−X方向に突出し、上下方向において突起612aと略同じ位置に形成された突起613aが形成されている。
また、保持部611には、図6に示すように、保持部611の+Y側の端部が平面視矩形状に切り欠かれた凹欠部611hが形成されている。凹欠部611hは、光軸Axを中心とする円周方向において、隣り合うカムピン61p同士の間に位置するように、120°の略等間隔で3つ設けられている。
第2レンズ枠62は、図7に示すように、カムピン62pが保持部621の+Y側端部近傍に形成され、保持部621の−Y側が第1レンズ枠61の保持部611内に挿入可能に形成されている。すなわち、第2レンズ枠62は、第1レンズ枠61と同様に、保持部621の−Y側がカム筒66から飛び出すように形成されている。保持部621において、保持部611内に挿入可能な部位を挿入部621a、嵌挿部65Aに嵌挿される部位を枠嵌挿部621fとする。
挿入部621aには、図7に示すように、第1レンズ枠61の切欠き部611Bの内側に位置し、一部が切り欠かれたように形成された枠切欠き部621cが設けられている。枠切欠き部621cは、挿入部621aの断面形状がL字状になるような形状を有している。第2レンズ群L2は、枠切欠き部621cの内側に保持され、第2レンズ枠62は、第2レンズ群L2の少なくとも一部が第1レンズ枠61における切欠き部611Bの内側に移動可能に配置される。
また、保持部621には、図6に示すように、第2レンズ枠62および第3レンズ枠63の移動によって第3レンズ枠63のカムピン63pが侵入可能で、U字状に切り欠かれた逃げ部621bが形成されている。
枠嵌挿部621fの外面には、図6、図7に示すように、案内筒65の内面に向かって突出する摺動突起621T,621Uが形成されている。摺動突起621T,621Uは、第2レンズ枠62が案内筒65に対して摺動可能に、案内筒65に当接するように形成されている。本実施形態の摺動突起621T,621Uは、それぞれが光軸Axを中心とする円周方向に120°の略等間隔で断続的に形成されており、光軸Axに沿う方向より円周方向が長い長尺状に形成されている。
図6に示すように、摺動突起621Tは、枠切欠き部621cの+Y側で、光軸Ax方向において保持部621の中央に設けられ、摺動突起621Uは、保持部621の+Y側の端部に設けられ、光軸Axを中心とする円周方向において、摺動突起621Tの位置と略同じ位置に形成されている。そして、図7に示すように、光軸Axに沿う方向において、摺動突起621Tは、カムピン62pの−Y方向に位置し、摺動突起621Uは、カムピン62pの+Y方向に位置するように形成されている。すなわち、摺動突起621T,621Uは、光軸Axに沿う方向において、カムピン62pを挟んで両側に形成されている。
また、摺動突起621Tは、第1レンズ枠61および第2レンズ枠62の位置によって、図7に示すように、第1レンズ枠61の凹欠部611hから露出するように形成されている。
第3レンズ枠63は、図7に示すように、カムピン63pが保持部631の+Y側端部近傍に形成され、保持部631の−Y側が第2レンズ枠62の保持部621内に挿入可能に形成されている。保持部631において、保持部621内に挿入可能な部位を挿入部631a、嵌挿部65Aに嵌挿される部位を枠嵌挿部631fとする。そして、第3レンズ群L3は、挿入部631a内に保持される。
枠嵌挿部631fの外面には、図6、図7に示すように、+Y側の端部に案内筒65の内面に向かって突出する摺動突起631Tが形成されている。摺動突起631Tは、第3レンズ枠63が案内筒65に対して摺動可能に、案内筒65に当接するように形成されている。本実施形態の摺動突起631Tは、光軸Axを中心とする円周方向に120°の略等間隔で断続的に形成されており、光軸Axに沿う方向より円周方向が長い長尺状に形成されている。
カムピン61pは、光軸Axに沿う方向において、第1レンズ枠61および第1レンズ枠61に取り付けられる部材を含む重心から離れた位置に形成されている。同様に、光軸Axに沿う方向において、カムピン62pは、第2レンズ枠62および第2レンズ枠62に取り付けられる部材を含む重心から離れた位置に形成され、カムピン63pは、第3レンズ枠63および第3レンズ枠63に取り付けられる部材を含む重心から離れた位置に形成されている。
具体的に、図7に示すように、第1レンズ枠61、および第1レンズ枠61に取り付けられる部材(第1レンズ群L1および金属板PL)を含む重心61Lgの位置は、第1レンズ群L1を構成する1つのレンズ内となり、カムピン61pは、光軸Axに沿う方向において、この重心61Lgの位置から+Y方向に離れた位置に形成される。
第2レンズ枠62および第2レンズ枠62に取り付けられる部材(第2レンズ群L2)を含む重心62Lgの位置は、第2レンズ群L2内となり、カムピン62pは、この重心62Lgの位置から+Y方向に離れた位置に形成される。そして、第3レンズ枠63および第3レンズ枠63に取り付けられる部材(第3レンズ群L3)を含む重心63Lgの位置は、第3レンズ群L3内となり、カムピン63pは、この重心63Lgの位置から+Y方向に離れた位置に形成される。
このように、カムピン61p,62p,63pそれぞれは、光軸Axに沿う方向において、重心61Lg,62Lg,63Lgそれぞれに対し、同一方向(+Y方向)に離れた位置に形成されている。
案内筒65は、前述したように、嵌挿部65Aおよび筒突出部65Bを有しており、図3に示すように、筒突出部65Bは、内部に枠突出部611Aを配置可能で、切欠き部611Bを露出させるように削除された形状を有している。そして、削除されたように形成された端面65Baは、切欠き部611Bに倣うように傾斜している。
図9は、案内筒65および付勢部67の斜視図であり、(a)は、光射出側(−Y側)から見た図、(b)は、光入射側(+Y側)から見た図である。
嵌挿部65Aの内面652には、図7、図9(a)に示すように、第2レンズ枠62の保持部621に向かって突出する摺動突起652Sが形成されている。
摺動突起652Sは、図7に示すように、第2レンズ枠62が案内筒65に対して摺動可能に、摺動突起621T,621Uに当接するように形成されている。
摺動突起652Sは、光軸Axを中心とする円周方向に120°の略等間隔で断続的に形成されており、摺動突起621T,621Uそれぞれに対応して光軸Axに沿って2列形成されている。また、摺動突起652Sは、円周方向より光軸Axに沿う方向が長い長尺状に形成されている。すなわち、摺動突起652Sは、光軸Axに沿う方向より円周方向が長い長尺状に形成された摺動突起621T,621Uと、小さな接触面積で当接する。
図9(b)に示すように、取付部65Cの内面653は、内径が嵌挿部65Aの内面652の内径より小さく形成されている。第3レンズ枠63の前述した摺動突起631Tは、図7に示すように、第3レンズ枠63が案内筒65に対して摺動可能に、内面653に当接するように形成されている。
また、案内筒65は、付勢部67によって付勢された第1レンズ枠61を受ける機能を有している。案内筒65は、図8に示すように、第1レンズ枠61の壁部611Rに対向する壁部65Rx、第1レンズ枠61の壁部611Lに対向する壁部65Lx、および壁部65Rx,65Lxそれぞれの−Z側の縁部から内側に屈曲する壁部65Rz,65Lzを有している。
壁部65Rxは、壁部611Rから突出する突起612a,612bの端面と当接可能に形成され、+X方向(第1方向)において、第1付勢部67xで付勢された第1レンズ枠61を受ける。壁部65Rz,65Lzは、突起612a,613aと当接可能に形成され、−Z方向(第2方向)において、第2付勢部67zで付勢された第1レンズ枠61を受ける。壁部65Rx,65Rz,65Lzは、受部に相当する。
付勢部67は、前述したように、第1付勢部67xおよび第2付勢部67zを備える。
第1付勢部67xおよび第2付勢部67zは、金属の板材からバネ性を有して形成された板バネで構成され、図9(b)に示すように、案内筒65に支持される固定部671および第1レンズ枠61を押圧する押圧部672を有している。
第2付勢部67zは、図7、図9(b)に示すように、固定部671が筒突出部65Bの+Z側の外面にネジ固定され、押圧部672が筒突出部65Bに設けられた孔から挿通され、押圧部672の先端部が筒突出部65B内に侵入するように配置される。
そして、第2付勢部67zは、図7に示すように、光軸Axに沿う方向において、重心61Lgに対し、カムピン61pより近い位置で枠突出部611Aを−Z方向に付勢する。具体的に、第2付勢部67zは、光軸Axに沿う方向において、第1レンズ群L1の近傍、すなわち、重心61Lg近傍を付勢する。より具体的に、第2付勢部67zは、押圧部672の先端部がレンズ取付部611Cの+Y側に形成された突起611tに当接して、第1レンズ枠61を付勢する。
第1付勢部67xは、図9(b)に示すように、固定部671が筒突出部65Bの−X側の外面にネジ固定され、押圧部672の先端部が筒突出部65Bに設けられた孔から筒突出部65B内に侵入するように配置される。そして、第1付勢部67xは、第2付勢部67zと同様に、光軸Axに沿う方向において、重心61Lgに対し、カムピン61pより近い位置で枠突出部611Aを、また、重心61Lg近傍を+X方向に付勢する。
付勢部67で付勢された第1レンズ枠61は、案内筒65に対し、摺動可能に受部に当接する。
具体的に、第1レンズ枠61は、図8に示すように、第1付勢部67xによる付勢力Fxで付勢され、突起612a,612bが壁部65Rxに当接する。また、第1レンズ枠61は、第2付勢部67zによる付勢力Fzで付勢され、突起612aが壁部65Rzに当接し、突起613aが壁部65Lzに当接する。
このように、付勢部67は、移動可能な第1レンズ枠61〜第3レンズ枠63のうち、最も光射出側(−Y側)に位置する第1レンズ枠61を付勢する。また、付勢部67は、移動可能な第1レンズ枠61〜第3レンズ枠63のうち、光軸Axに沿う方向において、重心61Lg,62Lg,63Lgそれぞれに対して、カムピン61p,62p,63pが同一方向に離れて形成された方向(+Y方向)とは、反対側(−Y方向)の最も端に位置する第1レンズ枠61を付勢する。
そして、カム筒66が回転されると、第1レンズ枠61は、突起612a,612bの+X側の面が壁部65Rxの−X側の面上を摺動し、突起612a,613aの−Z側の面が壁部65Rz,65Lzの+Z側の面上を摺動する。このように、受部としての壁部65Rx,65Rz,65Lzは、第1レンズ枠61を摺動可能に受ける。また、第1レンズ枠61は、付勢部67の押圧部672に対して摺動する。
そして、第2レンズ枠62は、摺動突起621T,621Uが案内筒65の摺動突起652Sに当接して摺動し、第3レンズ枠63は、摺動突起631Tが案内筒65の内面653に当接して摺動する。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)第1レンズ枠61は、カムピン61pが重心61Lgから離れた位置に形成されているが、付勢部67および受部によって光軸Axに対する傾斜が抑制される。よって、カムピン61p配設の自由度を高めることや、カム筒66の光軸Axに沿う方向の小型化を図りつつ、第1レンズ群L1の傾きを抑制できる。よって、構造や構成部材の複雑化の抑制や小型化、軽量化を図りつつ、画像の歪を抑制し、画質が良好な画像を投写する投写光学装置5を提供することが可能となる。また、第1レンズ枠61は、傾きが抑制されるので、滑らかな移動が可能となり、手動式でカム筒66を回転させる構成においては、操作力を小さなものとすることができ、電動式でカム筒66を回転させる構成においては、低電力化が可能となる。
(2)付勢部67は、光軸Axに沿う方向において、重心61Lg近傍を付勢するので、第1レンズ枠61の傾きを抑制するための付勢力を効率良く第1レンズ枠61に伝える付勢部67を形成することが可能となる。よって、付勢部67の小型化や形状の簡素化が可能となる。また、付勢力を小さくすることが可能なので、付勢部67を備える構成であっても、組み立てが容易な投写光学装置5が可能となる。
(3)第1レンズ枠61は、カム筒66から光射出側に飛び出す枠突出部611Aを有し、付勢部67は、枠突出部611Aを付勢する。これによって、カム筒66の光軸Axに沿う方向のサイズを小さくできるとともに、光軸Axに沿う方向において、重心61Lgがカム筒66の外側にあるような構成であっても、光軸Axに対する第1レンズ枠61の傾きを抑制することが可能となる。
(4)カムピン61p,62p,63pそれぞれは、光軸Axに沿う方向において、重心61Lg,62Lg,63Lgそれぞれに対し、同一方向(+Y方向)に離れた位置に形成されている。そして、付勢部67は、移動可能な第1レンズ枠61、第2レンズ枠62、第3レンズ枠63のうち、カムピン61p,62p,63pが同一方向に離れて形成された方向(+Y方向)とは、反対側(−Y方向)の最も端に位置する第1レンズ枠61を付勢する。これによって、複数の移動可能なレンズ群を備える構成であっても、カム筒66の光軸Axに沿う方向を小型化できるとともに、構造が複雑化することを抑え、最も光射出側に配置される第1レンズ枠61の光軸に対する傾きを抑制することが可能となる。
(5)投写光学装置5は、反射ミラー71を有する第2光学系7を備えるので、反射ミラー71によって第1光学系6の光の方向の変更および広角化が可能となる。よって、投写面に近接して配置し、広角化が可能な投写光学装置5を提供できる。
(6)付勢部67は、第1付勢部67xおよび第2付勢部67zを備えるので、2方向における傾きを抑制することができる。これによって、さらに画質が良好な画像を投写する投写光学装置5を提供することが可能となる。
(7)受部としての壁部65Rx,65Rz,65Lzは、第1レンズ枠61が内部に配置される案内筒65に形成され、第1レンズ枠61を摺動可能に受けるように形成されている。これによって、簡素な構成で第1レンズ枠61の傾きを精度良く抑制する構成が可能となる。
(8)付勢部67は、板バネで構成され、案内筒65に支持される。これによって、付勢部67の配置スペースを省スペース化しつつ、簡素な構造で第1レンズ枠61を付勢する構成が可能となる。
(9)フォーカス調整に寄与する第1レンズ群L1の光軸に対する傾斜が抑制されるので、フォーカス調整を行った場合でも、画像の歪を抑制し、画質が良好な画像を投写する投写光学装置5を提供することが可能となる。
(10)第2レンズ枠62は、摺動突起621T,621Uが案内筒65の摺動突起652Sに当接して摺動し、第3レンズ枠63は、摺動突起631Tが案内筒65の内面653に当接して摺動する。これによって、第2レンズ群L2および第3レンズ群L3の光軸Axに対する傾きが抑制されるので、さらに画質が良好な画像を投写する投写光学装置5を提供することが可能となる。
(11)プロジェクター1は、投写光学装置5を備えるので、小型化が図られるとともに、光変調装置351で変調された光の歪を抑制して画質が良好な画像の投写が可能となる。
(変形例)
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
前記実施形態の投写光学装置5は、第2光学系7を備えているが、第2光学系7を備えない構成であってもよい。
複数のレンズ群のうち、最も光入射側に配置されるレンズ群を保持するレンズ枠が移動可能となる投写光学装置を構成し、光軸に沿う方向において、このレンズ枠のカムピンが重心の位置から光射出方向に離れた位置に形成され、付勢部が重心に対し、カムピンより近い位置でレンズ枠を付勢するように構成してもよい。また、このレンズ枠がカム筒に対し光入射側に飛び出すように構成し、付勢部がこの飛び出す部位を付勢するように構成してもよい。
前記実施形態の第1光学系6は、移動するレンズ群が3つ(第1レンズ群L1〜第3レンズ群L3)で構成されているが、3つに限らず、1つや2つ、あるいは4つ以上で構成されてもよい。
また、第1レンズ群L1の光射出側に、案内筒65に固定されるレンズ群が配置されるように第1光学系6を構成してもよい。
前記実施形態の付勢部67は、第1付勢部67xおよび第2付勢部67zの2つで構成されているが、2つに限らず、1つあるいは3つ以上で構成してもよい。
1つで付勢部を構成する場合、付勢部による付勢方向に対して傾斜し、互いに対向する面を有するように、受部を形成することで、付勢方向に加えて付勢方向に交差する方向のレンズ枠の傾斜を抑制することが可能となる。
また、複数で付勢部を構成する場合、隣り合う付勢部を接続する部位を設け、複数の付勢部を一体的に形成してもよい。
前記実施形態では、付勢部67は案内筒65に支持されるように構成されているが、第1レンズ枠61に支持されるように付勢部を構成してもよい。この構成の場合、付勢部は、案内筒65を押圧する反力で第1レンズ枠61を付勢し、第1レンズ枠61とともに移動することとなる。
複数配置される移動可能なレンズ枠において、内側に配置されるレンズ枠を付勢するように構成してもよい。例えば、前記実施形態の第1レンズ枠61の保持部611に開口部、受部を設け、この開口部から一端側が飛び出し、他端側が案内筒65に支持される付勢部を備える構成とし、付勢部が第2レンズ枠を付勢し、受部で受けるように構成してもよい。
前記実施形態の付勢部67は、板バネで構成されているが、板バネに限らずコイルバネや、クッション部材等を利用した構成であってもよい。
投写光学装置がズーム調整に寄与するレンズ群を備える構成とし、このレンズ群を保持するレンズ枠を付勢部で付勢するように構成してもよい。
モーター等を利用して電動式でカム筒66を回転させるように構成してもよい。
前記実施形態のプロジェクター1は、光変調装置として透過型の液晶パネルを用いているが、反射型の液晶パネルを利用したものであってもよい。また、光変調装置としてマイクロミラー型の光変調装置、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)等を利用したものであってもよい。
前記実施形態の光変調装置は、R光、G光、およびB光に対応する3つの光変調装置を用いるいわゆる3板方式を採用しているが、これに限らず、単板方式を採用してもよく、あるいは、2つまたは4つ以上の光変調装置を備えるプロジェクターにも適用できる。
光源装置31は、放電型のランプを用いたものに限らず、その他の方式のランプや発光ダイオード、レーザー等の固体光源で構成してもよい。
1…プロジェクター、3…光学ユニット、5…投写光学装置、6…第1光学系、7…第2光学系、31…光源装置、51…投写光学用筐体、51A…筐体本体、51B…カバー、53…透光板、61…第1レンズ枠、61Lg,62Lg,63Lg…重心、61p,62p,63p…カムピン、62…第2レンズ枠、63…第3レンズ枠、64…第4レンズ枠、65…案内筒、65A…嵌挿部、65B…筒突出部、65Rx,65Rz,65Lz…壁部(受部)、66…カム筒、67…付勢部、67x…第1付勢部、67z…第2付勢部、71…反射ミラー、311…光源、351,351B,351G,351R…光変調装置、611A…枠突出部、611B…切欠き部、611C…レンズ取付部、651…直進溝、661…カム溝、671…固定部、672…押圧部、L1…第1レンズ群、L2…第2レンズ群、L3…第3レンズ群、L4…第4レンズ群。

Claims (10)

  1. 光軸に沿って移動可能なレンズ群を有する投写光学装置であって、
    前記レンズ群を保持し、前記光軸に対して直交する方向に突出するカムピンを有するレンズ枠と、
    前記光軸に沿う直進溝を有し、前記カムピンが前記直進溝に挿通される案内筒と、
    前記案内筒が嵌挿され、前記直進溝から突出する前記カムピンが係合するカム溝を有し、前記案内筒に対して回転されることによって前記直進溝と前記カム溝とで前記カムピンを誘導し、前記レンズ枠を前記光軸に沿って移動させるカム筒と、
    前記レンズ枠を前記光軸に沿う方向に対して交差する方向に付勢する付勢部と、
    前記付勢部で付勢された前記レンズ枠を受ける受部と、
    を備え、
    前記カムピンは、前記光軸に沿う方向において、前記レンズ枠および前記レンズ枠に取り付けられる部材を含む重心から離れた位置に形成され、
    前記付勢部は、前記光軸に沿う方向において、前記重心に対し、前記カムピンより近い位置で前記レンズ枠を付勢することを特徴とする投写光学装置。
  2. 請求項1に記載の投写光学装置であって、
    前記付勢部は、前記光軸に沿う方向において、前記重心近傍を付勢することを特徴とする投写光学装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の投写光学装置であって、
    前記レンズ枠は、前記カム筒から光射出側に飛び出し、前記レンズ群を保持する枠突出部を有し、
    前記付勢部は、前記枠突出部を付勢することを特徴とする投写光学装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の投写光学装置であって、
    複数の前記移動可能なレンズ群と、
    前記複数の前記移動可能なレンズ群をそれぞれ保持し、前記カムピンを有する複数のレンズ枠と、
    を備え、
    前記複数のレンズ枠におけるそれぞれのカムピンは、前記光軸に沿う方向において、前記レンズ枠および前記レンズ枠に取り付けられる部材を含む重心に対し、同一方向に離れた位置に形成され、
    前記付勢部は、前記複数の前記移動可能なレンズ群のうち、前記光軸に沿う方向において、前記同一方向とは反対側の最も端に配置されるレンズ群を保持するレンズ枠を付勢することを特徴とする投写光学装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の投写光学装置であって、
    前記レンズ群からの光を反射する反射部をさらに備えることを特徴とする投写光学装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の投写光学装置であって、
    前記付勢部は、前記光軸に直交する面内で互いに交差する第1方向、第2方向のそれぞれの方向に前記レンズ枠を付勢する第1付勢部、第2付勢部を有することを特徴とする投写光学装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の投写光学装置であって、
    前記受部は、前記案内筒に設けられ、前記レンズ枠を摺動可能に受けることを特徴とする投写光学装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の投写光学装置であって、
    前記付勢部は、前記案内筒または前記レンズ枠に支持される板バネであることを特徴とする投写光学装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の投写光学装置であって、
    前記レンズ群は、フォーカス調整に寄与するレンズ群であることを特徴とする投写光学装置。
  10. 光源と、
    前記光源から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置にて変調された光を投写する請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の投写光学装置と、
    を備えることを特徴とするプロジェクター。
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