JP6471570B2 - 投写光学装置およびプロジェクター - Google Patents
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従って、このような投写光学装置によれば、反射ミラーを初期的な基準位置に保持する構成や、反射ミラーの位置調整を高精度に行える機構を、容易な構成で実現することができる。
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1の使用形態を示す斜視図である。なお、プロジェクター1には、本実施形態に係る投写光学装置5がプロジェクター1の外装筐体10の内部に備えられている。
図2は、プロジェクター1の光学ユニット3を模式的に示す図である。光学ユニット3は、制御部(図示省略)による制御に基づいて動作し、画像情報に応じて画像光を形成するものである。光学ユニット3は、図2に示すように、光源ランプ311およびリフレクター312を有する光源装置31と、レンズアレイ321,322、偏光変換素子323、重畳レンズ324、および平行化レンズ325を有する照明光学装置32とを備えている。また、光学ユニット3は、ダイクロイックミラー331,332、および反射ミラー333を有する色分離光学装置33と、入射側レンズ341、リレーレンズ343、および反射ミラー342,344を有するリレー光学装置34とを備えている。
図3は、投写光学装置5の斜視図である。図4は、投写光学装置5の概断面図である。なお、図3は、投写光学装置5を前側の上側から見た斜視図である。図4は、投写光学装置5を光軸Cに沿って上下方向に切断した断面図である。図3、図4を参照して、投写光学装置5を構成する各部材の構成と動作を含めて投写光学装置5を概略説明する。
投写光学用筐体51の下側筐体52は、入射側端部に配置されるフランジ521と、フランジ521から前側に延設する第1収容部522と、第1収容部522に延設して前側に拡がる第2収容部523とで構成されている。フランジ521には、平面視矩形状に形成され、電気光学装置35が後端面に固定される。また、フランジ521の中央部には、挿通穴5211を有して、第4レンズ群L4を保持する第4レンズ枠64の後側が挿通される。
投写光学用筐体51の上側筐体53は、下側筐体52の上部で、第2収容部523の前側端部5231から第1収容部522の前側中ほどまでを覆うように設置される。また、上側筐体53は、反射ミラー70で反射された投写光を透過させる矩形状の透明な透光板54を、投写光束の中心を結んだ線である投写光軸に略垂直となる角度で保持する透光板保持部531と、透光板54を透過した投写光を遮らない角度で形成される傾斜部532とを備えて概ね構成されている。
案内筒65には、前側から後側に向けて光軸Cの方向に沿って切り欠かれた直進溝6521が貫通して形成されている。案内筒65は、第1レンズ枠61と第2レンズ枠62との外周側を覆う。なお、案内筒65は、下側筐体52の内部にネジ固定される。
なお、第4レンズ群L4は、第4レンズ枠64に保持されて案内筒65に挿嵌される。第4レンズ群L4は、案内筒65に対して回動させてバックフォーカス調整を行い、調整後、案内筒65に固定される。
反射ミラー70は、図5、図6に示すように、後側が所定の非球面形状に形成される湾曲した平面視で概矩形状となるミラー本体701と、ミラー本体701の後側の非球面形状の領域に反射膜が蒸着されて形成される反射面702とを備えている。反射ミラー70は、ミラー本体701の上部の外周端部で、略中央に支点部71を備えている。支点部71は、反射ミラー70がミラー収容部55に設置された場合に、光軸Cに略交差する位置に形成されている。また、支点部71は、反射ミラー70の位置調整を行う場合に支点として動作する部分である。
ミラー収容部55は、下側筐体52の前側の開口された先端部の内面側に構成され、反射ミラー70を位置調整可能に保持する。ミラー収容部55は、図4に示すように、光軸C上に形成され、支点部71の第1突起部711を摺動可能に受ける支点用受部551を備えている。支点用受部551は、円錐形状の溝を有して形成され、球面形状を有する第1突起部711をこの溝で受ける。また、ミラー収容部55は、図5に示すように、支点用受部551の両側近傍に、後述する支点押圧板41を固定するための、孔部を有する円柱状の固定用ダボ5511を備えている。また、固定用ダボ5511に隣接して、支点押圧板41を固定する場合の基準となる基準用突起5512が形成されている。
図4〜図6を参照して、反射ミラー70のミラー収容部55への設置方法を説明する。
最初に、コイルバネ8をそれぞれのバネ設置部553に設置する。次に、設置したコイルバネ8の先端部を反射ミラー70(受部73)のバネ受部732に当接するようにして、反射ミラー70の支点部71を、支点用受部551に設置する。併せて、反射ミラー70(回転規制部72)の第2突起部721を、ミラー収容部55の回転規制用受部552に挿入する。なお、支点部71を支点用受部551に設置する際には、第1突起部711が支点用受部551の溝に当接するように設置する。
以上の組立てにより、図3に示すように、反射ミラー70がミラー収容部55に設置される。
本実施形態では、第2光学系7(反射ミラー70)の位置調整は、第1光学系6の光学調整(フォーカス調整やバックフォーカス調整など)が行われた後、投写光学装置5の最終的な光学調整として行われる。反射ミラー70の位置調整は、反射ミラー70で反射された投写光が、所定の投写範囲に合致するように、反射ミラー70自身の位置を調整して行う。反射ミラー70の位置調整を高精度に行うことにより、投写された投写画像は、像面湾曲や、収差の変動によるコントラスト低下等の発生が無く、画像品質を大きく向上させることができる。
受部73は左右方向に一対設置されているため、例えば、右側の調整用ネジ9を前進させて右側の受部73を後側に移動させた場合、反射ミラー70は支点部71を中心として、回転規制部72に規制されて左方向に回転する。また、反対に、左側の調整用ネジ9を前進させて左側の受部73を後側に移動させた場合、反射ミラー70は支点部71を中心として回転規制部72に規制されて右方向に回転する。また、調整用ネジ9を後退させることで、前進とは反対方向に回転させることができる。
上述したように、それぞれの調整用ネジ9を回動することにより、反射ミラー70の位置を高精度に調整することができる。
本実施形態では、実機を用いて第1光学系6の光学調整(フォーカス調整やバックフォーカス調整など)を行っている。その場合、調整用の画像を所定の位置に投写させて行う。そのため、反射ミラー70を初期的に設定される位置(初期的な基準位置)に保持することが必要となる。反射ミラー70を初期的な基準位置に保持させるために、本実施形態では、開口部554を利用して行う。
上述したように、ゲージGを規制板42と受部73との間にそれぞれ差し込むことにより、反射ミラー70をゲージGの厚さ分(所定の寸法)だけ移動させ、初期的な基準位置に保持することができる。
本実施形態の投写光学装置5によれば、受部73は、反射面702側からコイルバネ8に付勢されて前側に移動した場合に、規制板42に当接して前側への移動が規制される。また、規制板42には、調整用ネジ9が付勢方向とは反対方向から設置される。なお、調整用ネジ9は前進・後退が可能となっている。そして、調整用ネジ9は、前進・後退することにより、受部73を押圧し、コイルバネ8の付勢力に抗して、受部73を移動させる。なお、反射ミラー70は、受部73が移動する場合に、光軸C上に設置される支点部71を支点とし、光軸Cを含む鉛直面上で、支点部71に相対する反射ミラー70の外周部に設置される回転規制部72により、光軸Cを中心に回転することを規制されながら移動する。そして、受部73は一対備えられているため、調整用ネジ9の前進および後退する量をそれぞれ調整することで、受部73の移動量をそれぞれ調整することができる。この構成により、投写光学装置5は、反射ミラー70の位置調整を高精度に行うことが可能となる。
従って、本実施形態の投写光学装置5によれば、反射ミラー70を初期的な基準位置に保持する構成や、反射ミラー70の位置調整を高精度に行える機構を、容易な構成で実現することができる。
ここで、本実施形態と比較するために、本実施形態の構成とは異なる構成の例を挙げる。例えば、コイルバネ8が本実施形態と同様に設置され、規制板42は用いずに、調整用ネジ9のネジ頭92が、反射ミラー70(受部73)より前側に位置して受部73に当接する。そして、ネジ部91は、コイルバネ8の内部を挿通させ、ネジ部91と螺合するねじ切り部は、受部73より後側で、コイルバネ8を受けるミラー収容部55に設置される。また、ねじ切り部は、ナットを用いてミラー収容部55にインサートする構成とする。
この構成と比較した場合、本実施形態では、ネジ長さを短くすることができ、また、ネジ頭92と、ねじ切り部(螺合する部分)との距離を短くできるため、ネジ頭92を回動させる場合に、ガタツキなどが無く安定した調整を行うことができる他、位置調整後の信頼性を向上させることができる。
Claims (5)
- 複数のレンズを有する屈折光学系、反射ミラーを有する反射光学系、および前記屈折光学系と前記反射光学系とを収容する投写光学用筐体を備える投写光学装置であって、
前記反射ミラーは、
前記投写光学用筐体の光軸上に設置されて支点として動作する支点部と、
前記光軸を含む鉛直面上で、前記支点部に相対する前記反射ミラーの外周部に設置されて前記光軸を中心に回転することを規制する回転規制部と、
前記反射ミラーの外周部に設置されて押圧されることで前記支点部を支点として前記反射ミラーを移動させる一対の受部と、を備え、
前記投写光学用筐体は、
前記反射ミラーの反射面側から前記受部を付勢する付勢部材と、
前記付勢部材に付勢された前記受部の移動を規制する規制板と、
前記付勢部材の付勢方向とは反対方向から前記付勢部材の付勢力に抗して、前記規制板に設置されて前記受部を押圧し、前進および後退することにより、前記受部を前進および後退させる調整部材と、
前記規制板と前記受部との間を露出させる開口部と、を備えることを特徴とする投写光学装置。 - 請求項1に記載の投写光学装置であって、
前記支点部は球面形状を有する第1突起部を備え、
前記回転規制部は円柱形状を有する第2突起部を備え、
前記投写光学用筐体は、
前記第1突起部を摺動可能に保持する支点用受部と、
前記第1突起部を摺動可能に前記支点用受部に押圧する支点押圧板と、
前記第2突起部の前記光軸を中心とした回転方向の移動を規制する回転規制用受部と、
を備えていることを特徴とする投写光学装置。 - 請求項1または請求項2に記載の投写光学装置であって、
前記受部は、前記支点部の中心を通る鉛直線に対して対称に設置されていることを特徴とする投写光学装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の投写光学装置であって、
前記付勢部材はコイルバネで構成され、前記調整部材はネジ部材で構成されていることを特徴とする投写光学装置。 - 光を射出する光源装置と、
前記光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
前記光変調装置で変調された変調光を投写する、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の投写光学装置と、
を備えていることを特徴とするプロジェクター。
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