JP6036895B2 - 投写光学装置およびプロジェクター - Google Patents
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Description
本発明は、投写光学装置、及び投写光学装置を備えたプロジェクターに関する。
従来、光源から射出される光(射出光)を画像情報に応じて光変調装置で変調し、投写光学装置で拡大投写するプロジェクターが知られている。なお、プロジェクターに用いられる一般的な投写光学装置は、複数のレンズ群を備え、複数のレンズ群はレンズ枠にそれぞれ収容されている。また、移動するレンズ枠にはカムピンが備えられている。レンズ枠は、カムピンと係合する直進溝を備えてレンズ枠を案内する案内筒の内部に移動可能に収容されている。また、レンズ枠を内部に収容した案内筒は、カムピンの移動を規定するカム溝を備えるカム筒の内部に収容されている。そして、各レンズ枠は、カム筒を光軸の周りに回動させることにより、カムピンが案内筒の直進溝とカム筒のカム溝との交点に誘導されることで、光軸方向に沿って移動する。これにより、投写光学装置は、投写画像のズーム調整やフォーカス調整を行っている。
また、プロジェクターには、スクリーン等の投写面に、近距離から広画角で投写するものがある。このようなプロジェクターでは、近距離で広画角な投写が可能な投写光学装置として、短焦点の投写光学装置が用いられている。なお、近年、近距離で広画角とするための投写光学系は、屈折光学系と共に、屈折・反射複合光学系が用いられている。
特許文献1では、固定レンズ部と可動レンズ部と凹面鏡とを用いた光学系において、斜め投射における斜め光束の光軸に対する傾きを小さくしつつ、鏡筒による結像光束のケラレを有効に防止する構成の投射結像光学系が開示されている。
従来の一般的な投写光学装置において、投写光学装置の小型化を図る目的で、例えば、カム筒を光軸方向に沿った方向で小型化しようとした場合、小型化するカム筒の内周面にはカム溝が形成される必要があり、複数のレンズ枠において、カムピンとレンズ群との設置位置が離れる構造となる。また、カムピンを有さず、案内筒などに固定されるレンズ枠を備えている場合にも、固定部とレンズ群との位置が離れる構造となる場合がある。これらの場合、隣り合うレンズ枠(隣り合うレンズ群)において互いに傾きが発生しやすくなるという課題がある。なお、傾きが発生した場合には、レンズ性能が低下するという課題もある。
また、屈折・反射複合光学系を用いた短焦点の投写光学装置において、投写光学装置の小型化を図る場合、反射光学系で反射された光の方向を屈折光学系における光軸方向に近づける(光軸に対する傾きを小さくする)ことが必要となり、反射された光を遮らないように、レンズの形状や位置、カムピンを備えるレンズ枠の形状などを考慮する必要がある。その場合、案内筒やカム筒などが、反射光を遮らないように、なるべくレンズ群の光の入射側に片寄らせて設置し、光軸方向に沿った方向で小型化することが必要となる。
従って、カムピン(または固定部)とレンズ群との設置位置が離れたレンズ枠の構成であっても、隣り合うレンズ枠の相互の傾きを防止することができる投写光学装置、および、この投写光学装置を備えたプロジェクターが要望されていた。
本発明は、上述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る投写光学装置は、レンズ群とレンズ群を収容するレンズ枠とを複数備え、入射した画像の光を投写する投写光学装置であって、互いに隣り合う第1のレンズ群と第2のレンズ群、および第1のレンズ群を収容する第1のレンズ枠と第2のレンズ群を収容する第2のレンズ枠とを備え、第1のレンズ枠および第2のレンズ枠の少なくともいずれか一方は光軸に沿って移動可能であり、第1のレンズ枠は、第2のレンズ枠が内周側に挿入される第1の枠部を備え、第2のレンズ枠は、第1の枠部に挿入する第2の枠部を備え、第1の枠部と第2の枠部との隙間には、第1の枠部と第2の枠部とのいずれか一方に設置され、いずれか他方に対して摺動する弾性部材を備えていることを特徴とする。
このような投写光学装置によれば、互いに隣り合う第1のレンズ枠と第2のレンズ枠とにおいて、いずれか一方のレンズ枠は光軸に沿って移動可能である。そして、第1の枠部と、第1の枠部の内周側に挿入される第2の枠部との隙間には、弾性部材がいずれか一方の枠部に設置されて、いずれか他方の枠部に対して摺動する。これにより、カムピン(または固定部)とレンズ群との設置位置が離れたレンズ枠の構成であっても、所定の隙間を弾性部材により確保することができる。従って、第1のレンズ枠および第2のレンズ枠の少なくともいずれか一方が光軸に沿って移動する場合や、移動が終了した場合において、隣り合うレンズ枠の相互の傾きを防止することができる。
[適用例2]上記適用例に係る投写光学装置において、第1のレンズ枠と第2のレンズ枠とは、互いに独立して移動することが好ましい。
このような投写光学装置によれば、第1のレンズ枠と第2のレンズ枠とが、互いに独立して移動できるため、例えば、レンズ枠と係合する案内筒に備える直進溝、およびレンズ枠の移動を規定するカム筒に備えるカム溝に沿って、それぞれのレンズ枠を個別に移動させることができる。これにより、投写画像のズーム調整やフォーカス調整を行うことができる。
[適用例3]上記適用例に係る投写光学装置において、第1のレンズ群および第2のレンズ群は、フォーカスを調整する際に移動するレンズ群であることが好ましい。
このような投写光学装置によれば、第1のレンズ群および第2のレンズ群は、フォーカスを調整する際に移動するレンズ群で構成されることにより、短焦点の投写光学装置を実現することができる。
[適用例4]上記適用例に係る投写光学装置において、第2の枠部は円筒状に形成されると共に、外周面には凹形状の溝部が設置され、弾性部材は、リング状に形成されて溝部に設置されることが好ましい。
このような投写光学装置によれば、弾性部材は、リング状に形成され、第2の枠部の円筒状の外周面に設置される凹形状の溝部に設置される。このように、簡易な構造により、弾性部材が第2の枠部に設置でき、第1の枠部の内周面に対して摺動させることができる。
[適用例5]上記適用例に係る投写光学装置において、レンズ群から射出された光を反射させる反射光学系を備えていることが好ましい。
このような投写光学装置によれば、レンズ群から射出された光を反射させる反射光学系を備えていることにより、投写光学装置を、屈折・反射複合光学系として構成することができる。また、カムピン(または固定部)とレンズ群との設置位置が離れたレンズ枠の構成であっても、隣り合うレンズ枠の相互の傾きを防止することができることにより、案内筒やカム筒などを小型化することができ、小型の投写光学装置を実現することができる。
[適用例6]本適用例に係るプロジェクターは、上述したいずれかに記載の投写光学装置と、光を射出する光源装置と、光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、を備えていることを特徴とする。
このようなプロジェクターによれば、カムピン(または固定部)とレンズ群との設置位置が離れたレンズ枠の構成であっても、隣り合うレンズ枠の相互の傾きを防止することができる投写光学装置を備えているため、投写画像の品質を維持することができる。また、案内筒やカム筒などを小型化(投写光学装置を小型化)することができることで、プロジェクターの小型化を図ることができる。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。
〔実施形態〕
〔プロジェクター1の使用形態と動作〕
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1の使用形態を示す斜視図である。なお、プロジェクター1には、本実施形態に係る投写光学装置5が備えられている。
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1の使用形態を示す斜視図である。なお、プロジェクター1には、本実施形態に係る投写光学装置5が備えられている。
本実施形態のプロジェクター1は、図1に示すように、壁面Wに設置される支持装置SDに、底面1Aが上側となるように支持されて設置される。また、投写面としてのスクリーンSCは、プロジェクター1の設置される壁面Wの下側で、プロジェクター1に近づいた位置に設置される。
プロジェクター1は、光源装置31から射出された射出光を、画像情報に応じて光変調装置としての液晶パネル351で変調し、変調光を画像光として投写光学装置5(いずれも図2を参照)を介して拡大投写する装置である。なお、プロジェクター1は、投写光学装置5の反射ミラー71(図2以降を参照)で反射された画像光(投写光)を底面1Aの反対側からスクリーンSCに投写する。本実施形態のプロジェクター1は、スクリーンSCに対して近距離から大画面(広画角)で投写する、いわゆる短焦点型のプロジェクターとして構成されている。
〔プロジェクター1の光学ユニット3の構成と動作〕
図2は、プロジェクター1の光学ユニット3を模式的に示す図である。光学ユニット3は、制御部(図示省略)による制御に基づいて動作し、画像情報に応じて画像光を形成するものである。光学ユニット3は、図2に示すように、光源ランプ311およびリフレクター312を有する光源装置31と、レンズアレイ321,322、偏光変換素子323、重畳レンズ324、および平行化レンズ325を有する照明光学装置32とを備えている。また、光学ユニット3は、ダイクロイックミラー331,332、および反射ミラー333を有する色分離光学装置33と、入射側レンズ341、リレーレンズ343、および反射ミラー342,344を有するリレー光学装置34とを備えている。
図2は、プロジェクター1の光学ユニット3を模式的に示す図である。光学ユニット3は、制御部(図示省略)による制御に基づいて動作し、画像情報に応じて画像光を形成するものである。光学ユニット3は、図2に示すように、光源ランプ311およびリフレクター312を有する光源装置31と、レンズアレイ321,322、偏光変換素子323、重畳レンズ324、および平行化レンズ325を有する照明光学装置32とを備えている。また、光学ユニット3は、ダイクロイックミラー331,332、および反射ミラー333を有する色分離光学装置33と、入射側レンズ341、リレーレンズ343、および反射ミラー342,344を有するリレー光学装置34とを備えている。
また、光学ユニット3は、光変調装置としての3つの液晶パネル351(赤色光(R光)用の液晶パネルを351R、緑色光(G光)用の液晶パネルを351G、青色光(B光)用の液晶パネルを351Bとする)、3つの入射側偏光板352、3つの射出側偏光板353、および色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム354を有する電気光学装置35を備えている。また、光学ユニット3は、投写光学装置5と、各光学装置31〜35を収容する光学部品用筐体36とを備えている。
光学ユニット3は、上述した構成により、光源装置31から射出されて照明光学装置32を介した光を、色分離光学装置33でR光、G光、B光の3つの色光に分離する。また、分離された各色光は、各液晶パネル351で画像情報に応じてそれぞれ変調され、色光毎の変調光として形成される。色光毎の変調光は、クロスダイクロイックプリズム354に入射して画像光として合成され、投写光学装置5を介してスクリーンSC(図1)等に拡大投写される。なお、上述した各光学装置31〜35については、種々の一般的なプロジェクターの光学系として利用されているため、具体的な説明を省略する。
〔投写光学装置5の概要〕
図3は、投写光学装置5の斜視図である。図4は、投写光学装置5の概断面図である。なお、図3は、投写光学装置5を反射ミラー71(第2光学系7)の上方から第1光学系6(屈折光学系)を見た斜視図である。また、図3は、カバー51Bと透光板53の図示を省略している。図4は、投写光学装置5を光軸Cに沿った鉛直面で切断した図としている。
図3は、投写光学装置5の斜視図である。図4は、投写光学装置5の概断面図である。なお、図3は、投写光学装置5を反射ミラー71(第2光学系7)の上方から第1光学系6(屈折光学系)を見た斜視図である。また、図3は、カバー51Bと透光板53の図示を省略している。図4は、投写光学装置5を光軸Cに沿った鉛直面で切断した図としている。
図5、図6は、投写光学装置5(投写光学ユニット50)の分解斜視図である。なお、図5は、第1レンズ枠61から第4レンズ枠64までを図示している。図6は、第5レンズ枠65、案内筒67、およびカム筒68を図示している。なお、図6では、図5と重なる部材(第4レンズ枠64)も図示している。また、図6では、第6レンズ枠66(第6レンズ群)および第6レンズ枠66に関係する部材の図示を省略している。また、図5、図6では、第2光学系7、投写光学用筐体51(筐体本体51A、カバー51B)、透光板53の図示を省略している。なお、これらの部材を除いた状態で組立てられたユニットを、以降では、投写光学ユニット50と呼称して適宜使用する。
図3〜図6を参照して、投写光学装置5を構成する各部材の構成と動作を含めて投写光学装置5を説明する。
図3〜図6を参照して、投写光学装置5を構成する各部材の構成と動作を含めて投写光学装置5を説明する。
図3以降では、説明の便宜上、投写光学装置5の第1光学系6(屈折光学系)に画像光が入射する入射側を後側、第1光学系6から画像光が射出される射出側を前側とする。また、図3に示す図で、紙面の上方向を上側、下方向を下側とする。また、第1光学系6から画像光が射出される射出側に沿って見た場合の左右方向を左側、右側として適宜使用する。従って、図1において、投写光学装置5は、上下左右を逆転させた状態で設置されることになる。なお、これは、プロジェクター1の上下左右を逆転させた状態となる。
投写光学装置5は、図3、図4に示すように、投写光学系として、屈折光学系を構成する第1光学系6と、反射光学系を構成する第2光学系7とを併せた光学系として構成されている。本実施形態の投写光学装置5は、クロスダイクロイックプリズム354から射出された画像光を、第1光学系6で屈折させ、反射ミラー71で構成される第2光学系7で反射させてスクリーンSCに投写する。投写光学装置5は、第1光学系6として、1つあるいは複数のレンズを1つのレンズ群とする複数のレンズ群を備えており、これらのレンズ群が光軸Cに沿って配置されている。なお、本実施形態の投写光学装置5は、短焦点の投写光学装置として構成され、第1光学系6は、入射する画像光をフォーカス調整する機能を有している。
投写光学装置5は、装置のベースとなる投写光学用筐体51と、投写光学用筐体51に収容される第1光学系6および第2光学系7と、反射ミラー71で反射された反射光(投写光)を透過する透光板53とを備えて概略構成されている。また、投写光学用筐体51は、第1光学系6および第2光学系7を収容する筐体本体51Aと、筐体本体51Aの上部を覆うと共に透光板53を保持するカバー51Bとを備えている。
第1光学系6は、案内筒67、カム筒68、および光軸Cに沿って前側から順に配置される第1レンズ群L1〜第6レンズ群L6と、対応するレンズ群L1〜L6をそれぞれ保持する第1レンズ枠61〜第6レンズ枠66と、を備えている。また、第2光学系7は、非球面の反射ミラー71を備えている。
投写光学装置5は、第1光学系6で、第6レンズ群L6から入射した画像光を光学的に処理した後、第1レンズ群L1から第2光学系7の反射ミラー71に射出し、射出された画像光を反射ミラー71で反射して第1レンズ群L1の上方向に投写光として射出する。なお、第1レンズ群L1が、反射ミラー71に光を射出する第1光学系6の最前段となる。
投写光学用筐体51の筐体本体51Aは、入射側端部に配置されるフランジ511と、フランジ511から前側に延設する第1収容部512と、第1収容部512に延設して前側に拡がる第2収容部513とで構成されている。フランジ511には、平面視矩形状に形成され、電気光学装置35が後端面に固定される。また、フランジ511の中央部には、挿通穴5111を有して、第6レンズ群L6を保持する第6レンズ枠66の後側が挿通される。
第1収容部512は、図3に示すように、概円筒状で、中心軸を境に上側が切り取られた概ね半円筒状に形成され、内部に第1光学系6が収容される。また、第1収容部512の上端部で、前側と後側、および第2収容部513の上端部の前側には、投写光学装置5をプロジェクター1内部の固定部材(図示省略)に固定するための固定部5121が左右方向に延出して形成されている。
第2収容部513は、前側に拡がる筒状で、中心軸を境に上側が切り取られた概ね半円筒状(半円錐台形状)に形成される。第2収容部513の前側端部5131は開口され、反射ミラー71が前側端部5131の近くの内面に設置される。
投写光学用筐体51のカバー51Bは、図4に示すように、筐体本体51Aの上部で、第2収容部513の前側端部5131から第1収容部512の前側中ほどまでを覆うように設置される。カバー51Bは、反射ミラー71で反射された投写光を透過させる矩形状の透明な透光板53を、投写光束の中心を結んだ線である投写光軸に略垂直となる角度で保持する透光板保持部521と、透光板53を透過した投写光を遮らない角度で形成される傾斜部522とを備えて概ね構成されている。また、カバー51Bは、筐体本体51Aの上端部にネジ固定される。なお、カバー51Bを筐体本体51Aに固定することにより、第1光学系6から射出された光などの外部への漏れを防ぐことができる。
以降では、図3〜図6を参照して、投写光学ユニット50を構成する各部材の構成を説明する。
〔第1レンズ群L1、第1レンズ枠61の構成〕
第1レンズ群L1は、図4、図5に示すように、非球面レンズとなるレンズL11と、球面レンズとなるレンズL12とで構成され、光軸Cの上側で、所定の位置で光軸Cに水平に切断されている。第1レンズ枠61は、レンズL11を保持する保持部611と、レンズL12を保持する保持部612とを備えている。レンズL11は、保持部611の前側から挿入し、レンズL11の外周部の3カ所を保持片613により保持してネジSC10(図3)により固定する。レンズL12は、保持部612の後側から挿入し、レンズL12の外周部を熱カシメにより保持する。
〔第1レンズ群L1、第1レンズ枠61の構成〕
第1レンズ群L1は、図4、図5に示すように、非球面レンズとなるレンズL11と、球面レンズとなるレンズL12とで構成され、光軸Cの上側で、所定の位置で光軸Cに水平に切断されている。第1レンズ枠61は、レンズL11を保持する保持部611と、レンズL12を保持する保持部612とを備えている。レンズL11は、保持部611の前側から挿入し、レンズL11の外周部の3カ所を保持片613により保持してネジSC10(図3)により固定する。レンズL12は、保持部612の後側から挿入し、レンズL12の外周部を熱カシメにより保持する。
なお、保持部611の外周面には、光軸Cに交差する方向に延出する固定部6111が形成されている。固定部6111には、ネジSC11(図3)を挿通する孔部6112が形成されている。第1レンズ群L1(第1レンズ枠61)は、第1光学系6の中で、固定されるレンズ群である。そして、第1レンズ群L1を固定する場合、固定部6111を介して、第1レンズ枠61を案内筒67に固定する。
〔第2レンズ群L2、第2レンズ枠62の構成〕
第2レンズ群L2は、非球面レンズとなるレンズL21で構成され、光軸Cの上側で、所定の位置で光軸Cに水平に切断されている。第2レンズ枠62は、レンズL21を保持する保持部621とカムピン62Pとを備えている。保持部621は、概ね円筒状に形成される。なお、保持部621の前側の外周面上部には、カバー51Bの傾斜部522に合せて傾斜部622が形成されている。保持部621の前側端部には、レンズL21を前側から収容する収容部623が形成されている。
第2レンズ群L2は、非球面レンズとなるレンズL21で構成され、光軸Cの上側で、所定の位置で光軸Cに水平に切断されている。第2レンズ枠62は、レンズL21を保持する保持部621とカムピン62Pとを備えている。保持部621は、概ね円筒状に形成される。なお、保持部621の前側の外周面上部には、カバー51Bの傾斜部522に合せて傾斜部622が形成されている。保持部621の前側端部には、レンズL21を前側から収容する収容部623が形成されている。
なお、カムピン62Pは、保持部621の後側端部周辺の外周面から光軸Cに交差する方向で外側に突出して形成されている。カムピン62Pは、光軸Cを中心とする円周方向に120°の等間隔で3つ形成されている。カムピン62Pは、円柱状で先端部が細くなるテーパ状に形成されている。
〔第3レンズ群L3、第3レンズ枠63の構成〕
第1のレンズ群としての第3レンズ群L3は、球面レンズとなるレンズL31で構成される。第1のレンズ枠としての第3レンズ枠63は、レンズL31を保持する円筒状に形成される保持部631と3つのカムピン63Pとを備えている。保持部631の前側には、円筒状に形成され、後述する第1の枠部としての第1枠部632が形成されている。また、第1枠部632の前側端部には、レンズL31を前側から収容する収容部633が形成されている。レンズL31は、収容部633に熱カシメにより保持される。なお、カムピン63Pは、カムピン62Pと同様に形成されている。
第1のレンズ群としての第3レンズ群L3は、球面レンズとなるレンズL31で構成される。第1のレンズ枠としての第3レンズ枠63は、レンズL31を保持する円筒状に形成される保持部631と3つのカムピン63Pとを備えている。保持部631の前側には、円筒状に形成され、後述する第1の枠部としての第1枠部632が形成されている。また、第1枠部632の前側端部には、レンズL31を前側から収容する収容部633が形成されている。レンズL31は、収容部633に熱カシメにより保持される。なお、カムピン63Pは、カムピン62Pと同様に形成されている。
〔第4レンズ群L4、第4レンズ枠64の構成〕
第2のレンズ群としての第4レンズ群L4は、球面レンズとなるレンズL41で構成される。第2のレンズ枠としての第4レンズ枠64は、レンズL41を保持する円筒状に形成される保持部641と3つのカムピン64Pとを備えている。保持部641の前側には、円筒状に形成され、後述する第2の枠部となる第2枠部642が形成されている。また、第2枠部642の前側端部には、レンズL41を前側から収容する収容部643が形成されている。また、第2枠部642の外周面で、前側の縁部には、周方向に所定の径で凹形状に形成される溝部644が形成されている。なお、レンズL41は、収容部643に熱カシメにより保持される。そして、カムピン64Pは、カムピン62Pと同様に形成されている。
第2のレンズ群としての第4レンズ群L4は、球面レンズとなるレンズL41で構成される。第2のレンズ枠としての第4レンズ枠64は、レンズL41を保持する円筒状に形成される保持部641と3つのカムピン64Pとを備えている。保持部641の前側には、円筒状に形成され、後述する第2の枠部となる第2枠部642が形成されている。また、第2枠部642の前側端部には、レンズL41を前側から収容する収容部643が形成されている。また、第2枠部642の外周面で、前側の縁部には、周方向に所定の径で凹形状に形成される溝部644が形成されている。なお、レンズL41は、収容部643に熱カシメにより保持される。そして、カムピン64Pは、カムピン62Pと同様に形成されている。
溝部644には、弾性部材としてのリング状弾性部材8が設置される。リング状弾性部材8は、概ね断面形状が円形のリング状に形成されている。また、リング状弾性部材8は、ゴム部材で構成されており、溝部644の所定の径より若干小さい径で形成されている。リング状弾性部材8は、溝部644に嵌め込まれることにより、溝部644を中心方向に押圧する状態で、第2枠部642に設置される。
〔第5レンズ群L5、第5レンズ枠65の構成〕
第5レンズ群L5は、図6に示すように、球面レンズとなるレンズL51で構成される。第5レンズ枠65は、レンズL51を保持する円筒状に形成される保持部651を備えている。保持部651の前側端部には、レンズL51を前側から収容する収容部652が形成されている。レンズL51は、収容部652に熱カシメにより保持される。また、保持部651の後側端部の外周面には、光軸Cに交差する方向に所定の径で延出するフランジ653が形成されている。第5レンズ群L5(第5レンズ枠65)は、第1光学系6の中で、固定されるレンズ群である。そして、第5レンズ群L5を固定する場合、フランジ653を介して、第5レンズ枠65を案内筒67に固定する。
第5レンズ群L5は、図6に示すように、球面レンズとなるレンズL51で構成される。第5レンズ枠65は、レンズL51を保持する円筒状に形成される保持部651を備えている。保持部651の前側端部には、レンズL51を前側から収容する収容部652が形成されている。レンズL51は、収容部652に熱カシメにより保持される。また、保持部651の後側端部の外周面には、光軸Cに交差する方向に所定の径で延出するフランジ653が形成されている。第5レンズ群L5(第5レンズ枠65)は、第1光学系6の中で、固定されるレンズ群である。そして、第5レンズ群L5を固定する場合、フランジ653を介して、第5レンズ枠65を案内筒67に固定する。
〔第6レンズ群L6、第6レンズ枠66の構成〕
第6レンズ群L6は、図4に示すように、レンズL61〜レンズL70の10個のレンズで構成される。なお、図4では、レンズL61,L70のみ符号を付記し、他のレンズは符号の付記を省略している。第6レンズ枠66は、絞りを備えており、絞りを中心として2つに分割して構成されている。そして、分割した枠に対応するレンズをそれぞれ設置した後、分割された一方の枠を回動させて光軸調整(調芯)を行う。その後、分割した枠を接着剤で固定して一体とさせる。
第6レンズ群L6は、図4に示すように、レンズL61〜レンズL70の10個のレンズで構成される。なお、図4では、レンズL61,L70のみ符号を付記し、他のレンズは符号の付記を省略している。第6レンズ枠66は、絞りを備えており、絞りを中心として2つに分割して構成されている。そして、分割した枠に対応するレンズをそれぞれ設置した後、分割された一方の枠を回動させて光軸調整(調芯)を行う。その後、分割した枠を接着剤で固定して一体とさせる。
〔案内筒67の構成〕
案内筒67は、図3、図4、図6に示すように、前側円筒部671と後側円筒部672とで構成されている。後側円筒部672の側面には、前側から後側に向けて光軸Cの方向に沿って切り欠かれた直進溝6721が貫通して形成されている。なお、直進溝6721は、後側円筒部672の側面で、光軸Cを中心とする円周方向に120°の等間隔で3つ形成されている。
案内筒67は、図3、図4、図6に示すように、前側円筒部671と後側円筒部672とで構成されている。後側円筒部672の側面には、前側から後側に向けて光軸Cの方向に沿って切り欠かれた直進溝6721が貫通して形成されている。なお、直進溝6721は、後側円筒部672の側面で、光軸Cを中心とする円周方向に120°の等間隔で3つ形成されている。
後側円筒部672の後端部には、第6レンズ枠66を挿嵌して固定する固定部6722が形成されている。また、後側円筒部672の後側端部と、固定部6722との段差部となる側面部6723には、第5レンズ枠65が固定される。
前側円筒部671は、反射ミラー71からの投写光に干渉しないように形成されたカバー51Bの傾斜部522に合せて、上部を切欠いた切欠き部6711が形成されている。前側円筒部671は、図4に示すように、後側円筒部672から前側に飛び出る形態となる第2レンズ枠62から第4レンズ枠64の外周側を概ね覆う。
前側円筒部671の前側端部には、光軸Cに交差する方向に延出する固定部6712が形成されている。固定部6712には、第1レンズ枠61を案内筒67(固定部6712)に固定するネジ孔6713が形成されている。また、固定部6712の下端部には、前方向に延出する固定部6714が形成されており、案内筒67は、この固定部6714により、筐体本体51Aの内部にネジSC13(図4)で固定される。
〔カム筒68の構成〕
カム筒68は、円筒状に形成される保持部681で構成されている。カム筒68は、保持部681の内側に案内筒67の後側円筒部672が挿嵌され、案内筒67に対して光軸Cを中心として回動可能となっている。カム筒68は、保持部681の内周面に、前側端部から後側端部に向けて光軸Cの方向に沿って形成された案内溝682と、所定の経路で形成されて第2レンズ群L2〜第4レンズ群L4の移動動作を規定するカム溝683,684,685とが形成されている。なお、案内溝682と、カム溝683,684,685は、保持部681の内周面に、光軸Cを中心とする円周方向に120°に等間隔で3つ形成されている。
カム筒68は、円筒状に形成される保持部681で構成されている。カム筒68は、保持部681の内側に案内筒67の後側円筒部672が挿嵌され、案内筒67に対して光軸Cを中心として回動可能となっている。カム筒68は、保持部681の内周面に、前側端部から後側端部に向けて光軸Cの方向に沿って形成された案内溝682と、所定の経路で形成されて第2レンズ群L2〜第4レンズ群L4の移動動作を規定するカム溝683,684,685とが形成されている。なお、案内溝682と、カム溝683,684,685は、保持部681の内周面に、光軸Cを中心とする円周方向に120°に等間隔で3つ形成されている。
保持部681の外周面には、レバー部材(図示省略)を固定する固定部686が形成されている。フォーカス調整を行う場合には、光軸Cを中心にレバー部材を回動させることにより、カム筒68を案内筒67に対して回動させて調整することができる。
図7は、リング状弾性部材8の動作を説明するための断面図であり、図7(a)は、第3レンズ群L3に第4レンズ群L4が最も近づいた状態でのリング状弾性部材8を示し、図7(b)は、第3レンズ群L3から第4レンズ群L4が最も離間した状態でのリング状弾性部材8を示している。なお、図7は、案内筒67、カム筒68、および第3レンズ枠63〜第5レンズ枠65の要部を示している。
図4〜図7を参照して、最初に、案内筒67と、第1レンズ枠61〜第5レンズ枠65との組立て方を説明する。
図4〜図7を参照して、最初に、案内筒67と、第1レンズ枠61〜第5レンズ枠65との組立て方を説明する。
〔案内筒67と第5レンズ枠65との組立て〕
組立ては、最初に、案内筒67に第5レンズ枠65を組立てる。図4〜図6に示すように、案内筒67に対して前側から第5レンズ枠65を挿入する。そして、第5レンズ枠65のフランジ653を、側面部6723の内面に当接させる。次に、ネジSC12(図4)を側面部6723の外面側から挿通してフランジ653のネジ孔(図示省略)に螺合させ、フランジ653を側面部6723に固定する。
組立ては、最初に、案内筒67に第5レンズ枠65を組立てる。図4〜図6に示すように、案内筒67に対して前側から第5レンズ枠65を挿入する。そして、第5レンズ枠65のフランジ653を、側面部6723の内面に当接させる。次に、ネジSC12(図4)を側面部6723の外面側から挿通してフランジ653のネジ孔(図示省略)に螺合させ、フランジ653を側面部6723に固定する。
〔案内筒67と第4レンズ枠64との組立て〕
案内筒67へ第5レンズ枠65を組立てた後、案内筒67へ第4レンズ枠64を組立てる。詳細には、第4レンズ枠64の3つのカムピン64Pを、案内筒67の3つの直進溝6721に、前側からそれぞれ係合させ、案内筒67の後側円筒部672の内面側で、第5レンズ枠65の保持部651の外周面との隙間に第4レンズ枠64の第2枠部642を挿入することで組立てる。
案内筒67へ第5レンズ枠65を組立てた後、案内筒67へ第4レンズ枠64を組立てる。詳細には、第4レンズ枠64の3つのカムピン64Pを、案内筒67の3つの直進溝6721に、前側からそれぞれ係合させ、案内筒67の後側円筒部672の内面側で、第5レンズ枠65の保持部651の外周面との隙間に第4レンズ枠64の第2枠部642を挿入することで組立てる。
〔案内筒67と第3レンズ枠63との組立て〕
案内筒67へ第4レンズ枠64を組立てた後、案内筒67へ第3レンズ枠63を組立てる。詳細には、第3レンズ枠63の3つのカムピン63Pを、案内筒67の3つの直進溝6721に、前側からそれぞれ係合させ、案内筒67の後側円筒部672の内面側で、第4レンズ枠64の第2枠部642の外周面との隙間に第3レンズ枠63の第1枠部632を挿入することで組立てる。
案内筒67へ第4レンズ枠64を組立てた後、案内筒67へ第3レンズ枠63を組立てる。詳細には、第3レンズ枠63の3つのカムピン63Pを、案内筒67の3つの直進溝6721に、前側からそれぞれ係合させ、案内筒67の後側円筒部672の内面側で、第4レンズ枠64の第2枠部642の外周面との隙間に第3レンズ枠63の第1枠部632を挿入することで組立てる。
〔案内筒67と第2レンズ枠62との組立て〕
案内筒67へ第3レンズ枠63を組立てた後、案内筒67へ第2レンズ枠62を組立てる。詳細には、第2レンズ枠62の3つのカムピン62Pを、案内筒67の3つの直進溝6721に、前側からそれぞれ係合させ、案内筒67の後側円筒部672の内面側で、第3レンズ枠63の第1枠部632の外周面との隙間に第2レンズ枠62の保持部621を挿入することで組立てる。
案内筒67へ第3レンズ枠63を組立てた後、案内筒67へ第2レンズ枠62を組立てる。詳細には、第2レンズ枠62の3つのカムピン62Pを、案内筒67の3つの直進溝6721に、前側からそれぞれ係合させ、案内筒67の後側円筒部672の内面側で、第3レンズ枠63の第1枠部632の外周面との隙間に第2レンズ枠62の保持部621を挿入することで組立てる。
〔案内筒67と第1レンズ枠61との組立て〕
案内筒67へ第2レンズ枠62を組立てた後、案内筒67へ第1レンズ枠61を組立てる。詳細には、第1レンズ枠61の固定部6111を、案内筒67の先端部となる固定部6712に前側から当接させる。次に、ネジSC11を前側から孔部6112(固定部6111)に挿通してネジ孔6713(固定部6712)に螺合させることで組立てる。
案内筒67へ第2レンズ枠62を組立てた後、案内筒67へ第1レンズ枠61を組立てる。詳細には、第1レンズ枠61の固定部6111を、案内筒67の先端部となる固定部6712に前側から当接させる。次に、ネジSC11を前側から孔部6112(固定部6111)に挿通してネジ孔6713(固定部6712)に螺合させることで組立てる。
以上の組立てにより、第2レンズ枠62、第3レンズ枠63、第4レンズ枠64は、案内筒67に、カムピン62P,63P,64Pが係合されて保持された状態となる。また、カムピン62P,63P,64Pの先端部は、案内筒67の直進溝6721から突出した状態となる。
以上により、案内筒67と、第1レンズ枠61〜第5レンズ枠65との組立てが終了する。
以上により、案内筒67と、第1レンズ枠61〜第5レンズ枠65との組立てが終了する。
次に、案内筒67とカム筒68との組立て方を説明する。
〔案内筒67とカム筒68との組立て〕
案内筒67をカム筒68に組立てるには、案内筒67に係合して保持される第2レンズ枠62、第3レンズ枠63、第4レンズ枠64の突出するカムピン62P,63P,64Pの先端部を、カム筒68の内周面に形成される案内溝682に案内して、案内筒67をカム筒68の前側から後側に挿入する。これにより、案内筒67の後側円筒部672がカム筒68に挿嵌される。
〔案内筒67とカム筒68との組立て〕
案内筒67をカム筒68に組立てるには、案内筒67に係合して保持される第2レンズ枠62、第3レンズ枠63、第4レンズ枠64の突出するカムピン62P,63P,64Pの先端部を、カム筒68の内周面に形成される案内溝682に案内して、案内筒67をカム筒68の前側から後側に挿入する。これにより、案内筒67の後側円筒部672がカム筒68に挿嵌される。
この状態で、案内筒67に対して光軸Cを中心としてカム筒68を回動することにより、カムピン62P,63P,64Pは、直進溝6721とカム溝683,684,685との交点にそれぞれ誘導されることで光軸C方向に沿って移動する。
次に、案内筒67と第6レンズ枠66との組立て方を説明する。
〔案内筒67と第6レンズ枠66との組立て〕
第6レンズ群L6を収容した第6レンズ枠66は、上述したように、単独で、光軸調整(調芯)を行う。その後、接着剤で固定して一体とさせる。また、第6レンズ枠66(第6レンズ群L6)は、案内筒67に対して回動することにより、移動可能な第2レンズ枠62(第2レンズ群L2)から第4レンズ枠64(第4レンズ群L4)に対する位置を調整(バックフォーカス調整)することができる。なお、バックフォーカス調整は、第6レンズ枠66を回動させるための部材(説明は省略する)を介して、第6レンズ枠66の前側部分を案内筒67の固定部6722に後側から挿嵌して行う。なお、バックフォーカス調整が終了した場合、第6レンズ枠66は、調整した回動量を保った状態で、案内筒67の固定部6722(図6)に固定部材(説明は省略する)を介して固定される。
以上の組立てにより、投写光学ユニット50が完成する。
〔案内筒67と第6レンズ枠66との組立て〕
第6レンズ群L6を収容した第6レンズ枠66は、上述したように、単独で、光軸調整(調芯)を行う。その後、接着剤で固定して一体とさせる。また、第6レンズ枠66(第6レンズ群L6)は、案内筒67に対して回動することにより、移動可能な第2レンズ枠62(第2レンズ群L2)から第4レンズ枠64(第4レンズ群L4)に対する位置を調整(バックフォーカス調整)することができる。なお、バックフォーカス調整は、第6レンズ枠66を回動させるための部材(説明は省略する)を介して、第6レンズ枠66の前側部分を案内筒67の固定部6722に後側から挿嵌して行う。なお、バックフォーカス調整が終了した場合、第6レンズ枠66は、調整した回動量を保った状態で、案内筒67の固定部6722(図6)に固定部材(説明は省略する)を介して固定される。
以上の組立てにより、投写光学ユニット50が完成する。
図7を参照して、リング状弾性部材8の動作に関して説明する。
〔リング状弾性部材8の動作〕
リング状弾性部材8は、上述したように、第4レンズ枠64の第2枠部642の外周面に形成された溝部644に設置されている。そして、第3レンズ枠63を案内筒67に組立てた場合、リング状弾性部材8は、第3レンズ枠63の第1枠部632の内周面に当接して第1枠部632の内周面を押圧した状態となる。
〔リング状弾性部材8の動作〕
リング状弾性部材8は、上述したように、第4レンズ枠64の第2枠部642の外周面に形成された溝部644に設置されている。そして、第3レンズ枠63を案内筒67に組立てた場合、リング状弾性部材8は、第3レンズ枠63の第1枠部632の内周面に当接して第1枠部632の内周面を押圧した状態となる。
詳細には、図7に示すように、第3レンズ枠63の第1枠部632の内周面には、リング状弾性部材8が摺動する領域部分が一段内側に突出する当接面部6321が形成されている。そして、リング状弾性部材8は、この当接面部6321の面に当接して当接面部6321(第1枠部632)を押圧する。なお、当接面部6321は、加工精度を向上させることにより、リング状弾性部材8が滑らかに摺動できるようにしている。
上述したように、図7(a)は、カム筒68を回動して、第3レンズ群L3に第4レンズ群L4が最も近づいた状態を示しており、リング状弾性部材8は当接面部6321の前側に当接している。また、図7(b)は、カム筒68を回動して、第3レンズ群L3から第4レンズ群L4が最も離間した状態を示しており、リング状弾性部材8は当接面部6321の後側に当接している。このように、カム筒68の回動により、リング状弾性部材8は、当接面部6321の前側から後側までを摺動し、カム筒68の回動範囲内では、常に当接面部6321を押圧した状態となる。
このリング状弾性部材8の動作により、カム筒68が回動することで、第4レンズ枠64と第3レンズ枠63とが光軸Cに沿って移動する場合、第4レンズ枠64の第2枠部642と、第3レンズ枠63の第1枠部632(正確には当接面部6321)との所定の隙間を一定に確保しながら移動する。また、移動後もこの隙間を一定に維持した状態となる。
上述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
本実施形態の投写光学装置5によれば、互いに隣り合う第1のレンズ枠(第3レンズ枠63)と第2のレンズ枠(第4レンズ枠64)とにおいて、第1枠部632と、第1枠部632の内周側に挿入される第2枠部642との隙間には、弾性部材としてのリング状弾性部材8が第2枠部642に設置されて、第1枠部632の内周面(詳細には当接面部6321)に対して摺動する。これにより、第3レンズ枠63がカムピン63Pと第3レンズ群L3との設置位置が離れた構成、および第4レンズ枠64がカムピン64Pと第4レンズ群L4との設置位置が離れた構成であっても、所定の隙間をリング状弾性部材8により確保することができる。従って、第3レンズ枠63および第4レンズ枠64が光軸Cに沿って移動する場合や、移動が終了した場合において、第3レンズ枠63および第4レンズ枠64の相互の傾きを防止することができる。そして、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4の傾きを防止できることにより、レンズ性能を維持でき、投写光学装置5の光学性能を維持することができる。
本実施形態の投写光学装置5によれば、互いに隣り合う第1のレンズ枠(第3レンズ枠63)と第2のレンズ枠(第4レンズ枠64)とにおいて、第1枠部632と、第1枠部632の内周側に挿入される第2枠部642との隙間には、弾性部材としてのリング状弾性部材8が第2枠部642に設置されて、第1枠部632の内周面(詳細には当接面部6321)に対して摺動する。これにより、第3レンズ枠63がカムピン63Pと第3レンズ群L3との設置位置が離れた構成、および第4レンズ枠64がカムピン64Pと第4レンズ群L4との設置位置が離れた構成であっても、所定の隙間をリング状弾性部材8により確保することができる。従って、第3レンズ枠63および第4レンズ枠64が光軸Cに沿って移動する場合や、移動が終了した場合において、第3レンズ枠63および第4レンズ枠64の相互の傾きを防止することができる。そして、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4の傾きを防止できることにより、レンズ性能を維持でき、投写光学装置5の光学性能を維持することができる。
本実施形態の投写光学装置5によれば、第3レンズ枠63と第4レンズ枠64とが、互いに独立して移動できるため、第3レンズ枠63および第4レンズ枠64と係合する案内筒67に備える直進溝6721、および第3レンズ枠63および第4レンズ枠64の移動を規定するカム筒68に備えるカム溝684,685に沿ってそれぞれのレンズ枠を個別に移動させることができる。これにより、投写画像のフォーカス調整を行うことができる。
本実施形態の投写光学装置5によれば、弾性部材としてのリング状弾性部材8は、リング状に形成され、第2枠部642の円筒状の外周面に設置される凹形状の溝部644に設置される。このように、簡易な構造により、弾性部材が第2枠部642に設置でき、第1枠部632の内周面に対して摺動させることができる。
本実施形態の投写光学装置5によれば、屈折光学系(第1光学系6)から射出された光を反射させる反射光学系(第2光学系7)を備えていることにより、投写光学装置5を、屈折・反射複合光学系として構成することができる。また、本実施形態では、カムピン63Pと第3レンズ群L3との設置位置が離れた第3レンズ枠63、および、カムピン64Pと第4レンズ群L4との設置位置が離れた第4レンズ枠64の構成であっても、隣り合う第3レンズ枠63と第4レンズ枠64との相互の傾きを防止することができることにより、案内筒67やカム筒68などを小型化することができ、小型の投写光学装置5を実現することができる。
本実施形態の投写光学装置5によれば、第1のレンズ群としての第3レンズ群L3、および第2のレンズ群としての第4レンズ群L4は、フォーカスを調整する際に移動するレンズ群で構成されていることにより、短焦点の投写光学装置5を実現することができる。
本実施形態のプロジェクター1によれば、カムピン63Pと第3レンズ群L3との設置位置が離れた第3レンズ枠63、および、カムピン64Pと第4レンズ群L4との設置位置が離れた第4レンズ枠64の構成であっても、隣り合う第3レンズ枠63と第4レンズ枠64との相互の傾きを防止することができる投写光学装置5を備えている。これにより、投写画像の品質を維持することができる。また、案内筒67やカム筒68などを小型化(投写光学装置5を小型化)することができることで、プロジェクター1の小型化を図ることができる。
なお、上述した実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更や改良などを加えて実施することが可能である。変形例を以下に述べる。
本実施形態の投写光学装置5において、弾性部材としてのリング状弾性部材8は、第4レンズ枠64の第2枠部642に設置されている。しかし、これに限られず、リング状弾性部材8を第3レンズ枠63の第1枠部632に設置(詳細には、第1枠部632の内周面に設置)し、第4レンズ枠64の第2枠部642の外周面を摺動させる構成としてもよい。
本実施形態の投写光学装置5において、第3レンズ枠63(カムピン63Pと第3レンズ群L3との設置位置が離れたレンズ枠)と、第4レンズ枠64(カムピン64Pと第4レンズ群L4との設置位置が離れたレンズ枠)とに対して、弾性部材としてのリング状弾性部材8を用いている。しかし、これに限られず、第2レンズ枠62(カムピン62Pと第2レンズ群L2との設置位置が離れたレンズ枠)と、隣接する第3レンズ枠63(カムピン63Pと第3レンズ群L3との設置位置が離れたレンズ枠)とに対して、弾性部材としてのリング状弾性部材8を用いてもよい。詳細には、第2レンズ枠62の保持部621と第3レンズ枠63の第1枠部632との隙間にリング状弾性部材8を用いることでもよい。これにより、第2レンズ枠62と第3レンズ枠63との相互の傾きを防止することができる。
本実施形態の投写光学装置5において、第3レンズ枠63(カムピン63Pと第3レンズ群L3との設置位置が離れたレンズ枠)と、第4レンズ枠64(カムピン64Pと第4レンズ群L4との設置位置が離れたレンズ枠)とに対して、弾性部材としてのリング状弾性部材8を用いている。しかし、これに限られず、第5レンズ枠65(固定部としてのフランジ653と第5レンズ群L5との設置位置が離れたレンズ枠)と、隣接する第4レンズ枠64(カムピン64Pと第4レンズ群L4との設置位置が離れたレンズ枠)とに対して、弾性部材としてのリング状弾性部材8を用いてもよい。この場合、第5レンズ枠65は、フランジ653が案内筒67に固定されることにより、第5レンズ枠65は案内筒67に固定され、第4レンズ枠64が移動する構成となる。この場合、例えば、第5レンズ枠65の保持部651の外周面にリング状弾性部材8を設置し、第4レンズ枠64の第2枠部642の内周面を摺動させるようにしてもよい。このような場合にも、第5レンズ枠65に対して第4レンズ枠64の傾きを防止することができる。
前記実施形態の投写光学装置5において、弾性部材としてのリング状弾性部材8は、リング状で、断面形状が円形状に形成されている。しかし、断面形状は円形状に限定されない。例えば、半円形状であってもよい。
前記実施形態の投写光学装置5において、リング状弾性部材8(弾性部材)は、リング状に形成され、光軸Cを中心とする外周面に設置されている。しかし、弾性部材は、リング状に形成されることには限定されない。例えば、弾性部材として、光軸Cに直交する方向の断面が半円形状で、光軸C方向に延びる形状の弾性部材を、光軸Cを中心とする外周面に所定のピッチとなるように複数設置することでもよい。また、平面視で球面形状を有する弾性部材を、光軸Cを中心とする外周面に所定のピッチとなるように複数設置し、この球面形状の領域が、相対する枠部を摺動することでもよい。
前記実施形態の投写光学装置5において、リング状弾性部材8は、第2枠部642の凹形状の溝部644に嵌め込まれて設置されている。しかし、リング状弾性部材8は、第2枠部642の外周面に接着して設置することでもよい。
前記実施形態の投写光学装置5において、リング状弾性部材8(弾性部材)にフッ素材料などを潤滑材料としてコーティングすることで、摺動を滑らかに行わせることでもよい。
前記実施形態の投写光学装置5において、リング状弾性部材8(弾性部材)を構成する材料として、ゴム部材の他、自己潤滑性の高い、例えばPOM(ポリアセタール)などの合成樹脂部材などを用いることでもよい。また、弾性部材として、金属のばね部材を用いることでもよい。
前記実施形態のプロジェクター1は、図1に示すように、支持装置SDを介して底面1Aが上側となるように壁面Wに設置され、プロジェクター1の下側に設置されるスクリーンSCに投写画像を投写している。しかし、プロジェクター1の設置の仕方は限定されず、天井面や床面や机上面等に設置して、壁面Wに設置されるスクリーンSCに投写してもよい。また、プロジェクター1を机上面に設置して、同じ机上面に投写させることでもよい。
前記実施形態のプロジェクター1において、電気光学装置35は、R光、G光、B光に対応する3つの光変調装置を用いるいわゆる3板方式を採用している。しかし、これに限られず、単板方式の光変調装置を採用してもよい。また、コントラストを向上させるための光変調装置を追加して採用してもよい。
前記実施形態のプロジェクター1において、電気光学装置35は、透過型の光変調装置(透過型の液晶パネル351)を採用している。しかし、これに限られず、反射型の光変調装置を採用してもよい。
前記実施形態のプロジェクター1において、電気光学装置35は、光変調装置として液晶パネル351を採用している。しかし、これに限られず、一般に、入射光束を画像信号に基づいて変調するものであればよく、例えば、マイクロミラー型の光変調装置など、他の方式の光変調装置を採用することができる。なお、マイクロミラー型の光変調装置としては、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)を採用することができる。
前記実施形態のプロジェクター1において、光学ユニット3は、光源装置31から射出された光束の照度を均一化する照明光学装置32として、レンズアレイ321,322からなるレンズインテグレーター光学系を採用している。しかし、これに限定されるものではなく、導光ロッドからなるロッドインテグレーター光学系も採用することができる。
前記実施形態のプロジェクター1の光学ユニット3において、光源装置31の光源ランプ311は、超高圧水銀ランプなどの放電式ランプを採用しているが、レーザーダイオード、LED(Light Emitting Diode)、有機EL(Electro Luminescence)素子、シリコン発光素子などの各種固体発光素子を採用してもよい。
1…プロジェクター、5…投写光学装置、6…第1光学系(屈折光学系)、7…第2光学系(反射光学系)、8…リング状弾性部材(弾性部材)、31…光源装置、62P,63P,64P…カムピン、63…第3レンズ枠(第1のレンズ枠)、64…第4レンズ枠(第2のレンズ枠)、67…案内筒、68…カム筒、71…反射ミラー、351…液晶パネル(光変調装置)、632…第1枠部(第1の枠部)、642…第2枠部(第2の枠部)、644…溝部、682…案内溝、683,684,685…カム溝、6321…当接面部、6721…直進溝、L3…第3レンズ群(第1のレンズ群)、L4…第4レンズ群(第2のレンズ群)、C…光軸。
Claims (6)
- レンズ群と前記レンズ群を収容するレンズ枠とを複数備え、入射した画像の光を投写する投写光学装置であって、
互いに隣り合う第1のレンズ群と第2のレンズ群、および前記第1のレンズ群を収容する第1のレンズ枠と前記第2のレンズ群を収容する第2のレンズ枠とを備え、
前記第1のレンズ枠および前記第2のレンズ枠の少なくともいずれか一方は光軸に沿って移動可能であり、
前記第1のレンズ枠は、前記第2のレンズ枠が内周側に挿入される第1の枠部を備え、
前記第2のレンズ枠は、前記第1の枠部に挿入する第2の枠部を備え、
前記第1の枠部と前記第2の枠部との隙間には、前記第1の枠部と前記第2の枠部とのいずれか一方に設置され、いずれか他方に対して摺動する弾性部材を備えていることを特徴とする投写光学装置。 - 請求項1に記載の投写光学装置であって、
前記第1のレンズ枠と前記第2のレンズ枠とは、互いに独立して前記光軸に沿って移動することを特徴とする投写光学装置。 - 請求項2に記載の投写光学装置であって、
前記第1のレンズ群および前記第2のレンズ群は、フォーカスを調整する際に移動するレンズ群であることを特徴とする投写光学装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の投写光学装置であって、
前記第2の枠部は円筒状に形成されると共に、外周面には凹形状の溝部が設置され、
前記弾性部材は、リング状に形成されて前記溝部に設置されることを特徴とする投写光学装置。 - 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の投写光学装置であって、
前記レンズ群から射出された光を反射させる反射光学系を備えていることを特徴とする投写光学装置。 - 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の投写光学装置と、
光を射出する光源装置と、
前記光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
を備えていることを特徴とするプロジェクター。
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