JP2003295250A - 光学系及びそれを有する光学機器 - Google Patents

光学系及びそれを有する光学機器

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JP2003295250A
JP2003295250A JP2002103595A JP2002103595A JP2003295250A JP 2003295250 A JP2003295250 A JP 2003295250A JP 2002103595 A JP2002103595 A JP 2002103595A JP 2002103595 A JP2002103595 A JP 2002103595A JP 2003295250 A JP2003295250 A JP 2003295250A
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image
lens
lens group
optical system
frequency band
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JP2002103595A
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Makoto Mitsusaka
誠 三坂
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 低周波帯域と高周波帯域の画像のぶれを良好
に補償することができる光学系及びそれを有する光学機
器を得ること。 【解決手段】 互いに異なる複数の周波数帯域の画像ぶ
れを補正する複数のレンズ群を有し、該複数のレンズ群
は、光軸と垂直方向の成分を持つように移動すること。
また、光軸と垂直方向の成分を持つように移動する複数
のレンズ群による画像変位の合成によって、画像ぶれを
補償している。さらに、複数の周波数帯域の画像ぶれの
うち、低周波帯域の画像ぶれを補償するレンズ群と、高
周波帯域の画像ぶれを補償するレンズ群を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学系及びそれを用
いた光学機器に関し、特に光学系としてズームレンズを
用い、その一部のレンズ群を光軸と垂直方向の成分を持
つように移動させることにより、該ズームレンズが振動
(傾動)したときの画像ブレ(画像変位)を光学的に補
正して静止画像を得るようにし撮影画像の安定化を図っ
た写真用カメラやビデオカメラそしてデジタルカメラ等
に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】一般に長い焦点距離の撮影系(光学系)
は大型でしかも高重量のものが多い。この為長い焦点距
離の撮影系を使用する際には、撮影系の振動を抑制する
ことが困難となる。撮影系が振動によって傾くと、その
傾き角と撮影系の焦点距離に応じた画像ブレが生じる。
【0003】撮影系に駆動があると、静止画像を得る撮
影装置においては、画質の劣化を防止するために撮影時
間を十分に短くしなければならないという問題があり、
また動画を得る撮影装置においては、構図の設定を維持
することが困難となるという問題がある。そのため従来
より、撮影系が振動によって傾いた際に生じる画像のぶ
れを防止する防振機能を有した撮影装置が種々と提案さ
れている。
【0004】偶発的な振動による画像ぶれを補償する機
構を具備した光学系として、光学系を構成するレンズ群
の一部を光軸と略垂直な方向に移動させて振動を補償す
る撮影装置が、例えば特開平2−35406号公報や特
開平8−136862号公報で提案されている。
【0005】特開平2−35406号公報に開示される
撮影装置は、主としてレンズシャッターカメラ用の撮影
レンズに適用するのに好適な実施形態を開示するもので
あって、物体側から順に負の屈折力の第1レンズ群、正
の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群よ
り構成される3群ズームレンズの一部のレンズ群を光軸
と略垂直な方向に移動させることによって画像ぶれを補
償する構成を開示している。
【0006】又、特開平8−136862号公報に開示
される撮影装置は、主として一眼レフカメラ用の標準ズ
ームレンズに適用するのに好適な実施形態を開示するも
のであって、物体側から順に正の屈折力の第1レンズ
群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レン
ズ群、正の屈折力の第4レンズ群より構成される4群ズ
ームレンズの第2レンズ群を光軸と略垂直な方向に移動
させることによって画像ぶれを補償する構成を開示して
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】周知のとおり防振機能
を有した光学系は、防振角度(撮影画像のぶれを補償で
きる最大角度)が大きいほど、利便性が高い。一般に、
防振角度を大きくしようとすると、防振時の光学性能を
維持するために、光軸と垂直方向に移動させるレンズ群
(防振レンズ群)のレンズ枚数が増えたり、高屈折率の
硝子の使用によって重量が増す傾向にある。防振レンズ
群の重量が増すと、手ぶれや一眼レフカメラのクイック
リターンミラーのショック等による比較的高周波の画像
ぶれ(高周波帯域の画像ぶれ)に追従して防振レンズ群
を高速に変位させることが困難になってくる。
【0008】一方、撮影においては、撮影者の上体や腕
等の振れによる低周波の画像ぶれ(低周波帯域の画像ぶ
れ)も生じる為、この低周波帯域の画像ぶれを補償する
必要がある。
【0009】本発明は光学系に高周波帯域の画像ぶれや
低周波帯域の画像ぶれがあっても、これらの画像ぶれを
補償し、良好なる画像が得られる光学系及びそれを有す
る光学機器の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の光学系
は、互いに異なる複数の周波数帯域の画像ぶれを補正す
る複数のレンズ群を有し、該複数のレンズ群は、光軸と
垂直方向の成分を持つように移動することを特徴として
いる。
【0011】請求項2の発明は請求項1の発明におい
て、前記光軸と垂直方向の成分を持つように移動する複
数のレンズ群による画像変位の合成によって、画像ぶれ
を補償していることを特徴としている。
【0012】請求項3の発明は請求項1又は2の発明に
おいて、前記複数の周波数帯域の画像ぶれのうち、低周
波帯域の画像ぶれを補償するレンズ群と、高周波帯域の
画像ぶれを補償するレンズ群を有することを特徴として
いる。
【0013】請求項4の発明は請求項3の発明におい
て、低周波帯域の画像ぶれを補正するレンズ群の最大ぶ
れ補正角度をθL、高周波帯域の画像ぶれを補正するレ
ンズ群の最大ぶれ補正角度をθHとするとき、1 < θ
L/θHの条件を満足することを特徴としている。
【0014】請求項5の発明は請求項1から4のいずれ
か1項の発明において、光軸と垂直方向の成分を持つよ
うに移動する複数のレンズ群の各々の画像変位敏感度の
絶対値の総和をΣ|ESn|とするとき、 1 <Σ|ESn| の条件を満足することを特徴としている。
【0015】請求項6の発明は請求項3又は4の発明に
おいて、高周波帯域の画像ぶれを補正するレンズ群の望
遠端での画像変位敏感度をESH、低周波帯域の画像ぶ
れを補正するレンズ群の望遠端での画像変位敏感度をE
SLとするとき、 |ESH|<|ESL| の条件を満足することを特徴としている。
【0016】請求項7の発明の光学系は、物体側から順
に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レン
ズ群、全体として正の屈折力の後続レンズ群を有し、広
角端に対して望遠端での該第1レンズ群と第2レンズ群
の間隔が増大し、該第2レンズ群と後続レンズ群の間隔
が減少するようにレンズ群が移動する光学系において、
低周波帯域の画像ぶれを該第2レンズ群を光軸と垂直方
向の成分を持つように変位させて補償し、高周波帯域の
画像ぶれを該後続レンズ群のうちの一部のレンズ群を光
軸と垂直方向の成分を持つように変位させて補償するこ
とを特徴としている。
【0017】請求項8の発明は請求項1から7の発明に
おいて、撮像素子上に像を形成するための光学系である
ことを特徴としている。
【0018】請求項9の発明の光学機器は、請求項1か
ら8のいずれか1項の光学系と、光学系によって形成さ
れた像を受光する撮像素子を有していることを特徴とし
ている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に図面を用いて本発明の光学
系及びそれを有する光学機器の実施形態について説明す
る。各実施形態では光学系としてズームレンズを用いた
場合を示している。
【0020】図1は、本発明の実施形態1(後述の数値
実施例1に対応)のズームレンズの要部断面図であり、
図1(W)は広角端、図1(M)は中間のズーム位置、
図1(T)は望遠端における要部断面図である。
【0021】図2、図3、図4は、実施形態1のズーム
レンズの広角端と中間のズーム位置と望遠端において無
限遠物体に合焦させたときの横収差図、図5、図6、図
7は実施形態1のズームレンズの広角端と中間のズーム
位置と望遠端において無限遠物体に合焦させたとき、ズ
ームレンズが0.35°傾いた状態で防振させたときの
像高Y=15mmと像高Y=−15mmの縦収差図であ
る。
【0022】図8は、本発明の実施形態2(後述の数値
実施例2に対応)のズームレンズの要部断面図であり、
図8(W)は広角端、図8(M)は中間のズーム位置、
図8(T)は望遠端における要部断面図である。
【0023】図9、図10、図11は、実施形態2のズ
ームレンズの広角端と中間のズーム位置と望遠端におい
て無限遠物体に合焦させたときの横収差図、図12、図
13、図14は実施形態2のズームレンズの広角端と中
間のズーム位置と望遠端において無限遠物体に合焦させ
たとき、ズームレンズが0.35°傾いた状態で防振さ
せたときの像高Y=15mmと像高Y=−15mmの縦
収差図である。
【0024】図15は、本発明の実施形態3(後述の数
値実施例3に対応)のズームレンズの要部断面図であ
り、図15(W)は広角端、図15(M)は中間のズー
ム位置、図15(T)は望遠端における要部断面図であ
る。
【0025】図16、図17、図18は、実施形態3の
ズームレンズの広角端と中間のズーム位置と望遠端にお
いて無限遠物体に合焦させたときの横収差図、図19、
図20、図21は実施形態3のズームレンズの広角端と
中間のズーム位置と望遠端において無限遠物体に合焦さ
せたとき、ズームレンズが0.35°傾いた状態で防振
させたときの像高Y=15mmと像高Y=−15mmの
縦収差図である。
【0026】図1のレンズ断面において、L1は正の屈
折力(光学的パワー=焦点距離の逆数)の第1レンズ
群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折
力の第3レンズ群、L4は正の屈折力の第4レンズ群、
L5は負の屈折力の第5レンズ群、L6は正の屈折力の
第6レンズ群、SPは絞り、FPはフレアーカット絞り
である。IPは像面であり、CCDやCMOS等の固体
撮像素子(光電変換素子)やフィルム等の感光材料(以
下これらを「撮像手段CCD」と総称する。)が配置さ
れている。
【0027】第3レンズ群L3〜第6レンズ群L6の合
成のレンズ群で、正の屈折力の後群を形成している。
【0028】広角端に対して望遠端での第1レンズ群L
1と第2レンズ群L2の間隔が増大し、第2レンズ群L
2と第3レンズ群L3の間隔が減少し、第3レンズ群L
3と第4レンズ群L4の間隔が増大し、第4レンズ群L
4と第5レンズ群L5の間隔が増大し、第5レンズ群L
5と第6レンズ群L6の間隔が減少するように、第1レ
ンズ群L1は物体側へ、第2レンズ群L2は物体側に凸
状の軌跡を有し、第3レンズ群L3は第6レンズ群L6
と一体的に物体側へ、第4レンズ群L4と第5レンズ群
L5は物体側へ移動している。又、ズーミングに際し、
絞りSPは第3レンズ群L3と一体的に、フレアーカッ
ト絞りFPは第4レンズ群L4と一体的に移動してい
る。
【0029】実施形態1では、ブレ検出手段で画像変位
(画像ぶれ)を周波数帯域毎に検出している。そして例
えば撮影者の上体や腕等の振れによる低周波帯域の画像
ぶれは、第2レンズ群L2を光軸と垂直方向の成分を持
つように変移させて補正を行っている。
【0030】又、手ぶれやクイックリターンミラーの衝
撃等による高周波帯域の画像ぶれは、第5レンズ群L5
を光軸と垂直方向の成分を持つように変移させて補正を
行っている。
【0031】無限遠物体から近距離物体への焦点調節の
際には、第1レンズ群L1を物体側へ移動させて行って
いる。尚、レンズ系全体又は任意の一部のレンズ群(単
一又は複数のレンズ群)を用いて合焦を行うようにして
も良い。
【0032】図8のレンズ断面において、L1は正の屈
折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ
群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は負の屈折
力の第4レンズ群であり、正の屈折力の第4aレンズ成
分L4aと負の屈折力の第4bレンズ成分L4bを有し
ている。L5は正の屈折力の第5レンズ群、SPは絞り
である。IPは像面であり、撮像手段CCDが配置され
ている。
【0033】第3レンズ群L3〜第5レンズ群L5の合
成のレンズ群で、正の屈折力の後群を形成している。
【0034】広角端に対して望遠端での第1レンズ群L
1と第2レンズ群L2の間隔が増大し、第2レンズ群L
2と第3レンズ群L3の間隔が減少し、第3レンズ群L
3と第4レンズ群L4の間隔が増大し、第4レンズ群L
4と第5レンズ群L5の間隔が減少するように、第1レ
ンズ群L1は物体側へ、第2レンズ群L2は物体側に、
第3レンズ群L3は第5レンズ群L5と一体的に物体側
へ、第4レンズ群L4は物体側へ移動している。又、ズ
ーミングに際し、絞りSPは第3レンズ群L3と一体的
に移動している。
【0035】実施形態2では、ブレ検出手段で画像変位
(画像ぶれ)を周波数帯域毎に検出している。そして例
えば撮影者の上体や腕等の振れによる低周波帯域の画像
ぶれは、第2レンズ群L2を光軸と垂直方向の成分を持
つように変移させて補正を行っている。
【0036】又、手ぶれやクイックリターンミラーの衝
撃等による高周波帯域の画像ぶれは、第4bレンズ成分
L4bを光軸と垂直方向の成分を持つように変移させて
補正を行っている。
【0037】無限遠物体から近距離物体への焦点調節の
際には、第1レンズ群L1を物体側へ移動させて行って
いる。尚、レンズ系全体又は任意の一部のレンズ群(単
一又は複数のレンズ群)を用いて合焦を行うようにして
も良い。
【0038】図15のレンズ断面において、L1は正の
屈折力の第1レンズ群であり、正の屈折力の第1aレン
ズ成分L1aと正の屈折力の第1bレンズ成分L1bを
有している。L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は
正の屈折力の第3レンズ群、L4は正の屈折力の第4レ
ンズ群、L5は負の屈折力の第5レンズ群、L6は正の
屈折力の第6レンズ群、SPは絞りである。IPは像面
であり、撮像手段CCDが配置されている。
【0039】第3レンズ群L3〜第6レンズ群L6の合
成のレンズ群で、正の屈折力の後群を形成している。
【0040】広角端に対して望遠端での第1aレンズ成
分L1aと第1bレンズ成分L1bとの間隔が増大し、
第1bレンズ成分L1bと第2レンズ群L2の間隔が増
大し、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔が減
少し、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔が減
少するように、第1bレンズ成分L1bは像面側へ、第
2レンズ群L2は像面側へ、第3レンズ群L3は像面側
へ移動している。第4、第5、第6レンズ群はズーミン
グの為に移動しない。又、ズーミングに際し、絞りSP
移動しない。
【0041】実施形態1では、ブレ検出手段で画像変位
(画像ぶれ)を周波数帯域毎に検出している。そして例
えば撮影者の上体や腕等の振れによる低周波帯域の画像
ぶれは、第2レンズ群L2を光軸と垂直方向の成分を持
つように変移させて補正を行っている。
【0042】又、手ぶれやクイックリターンミラーの衝
撃等による高周波帯域の画像ぶれは、第5レンズ群L5
を光軸と垂直方向の成分を持つように変移させて補正を
行っている。
【0043】焦点調節の際には、第1bレンズ成分L1
bを移動させて行っている。尚、レンズ系全体又は任意
の一部のレンズ群(単一又は複数のレンズ群)を用いて
合焦を行うようにしても良い。
【0044】各実施形態の光学系は、複数のレンズ群を
有するズームレンズであって、振動による低周波帯域と
高周波帯域の複数の周波数帯域の画像のぶれを複数のレ
ンズ群のうち少なくとも2つのレンズ群を光軸と垂直方
向の成分を持つように変位させて補償している。
【0045】防振角度を大きくしようとすると、防振時
の光学性能を維持するために、防振レンズ群のレンズ枚
数が増えたり、高屈折率の硝子の使用によって重量が増
す傾向にある。一般に防振レンズ群が重くなったり、変
位量が大きくなると防振レンズ群を変位させるアクチュ
エータには大きな駆動力が必要となってくる。また、よ
り高周波帯域の画像のぶれ補償を行なおうとしても、大
きな駆動力が必要となってくる。
【0046】したがって、比較的重い防振レンズ群の移
動範囲を大きくかつ、高周波帯域に対応して高速に変位
させるためには、著しく駆動力の大きいアクチュエータ
が必要となり、この結果装置の大型化や、多大なるエネ
ルギーの消費をまねくことになる。また、通常のアクチ
ュエータの駆動力で変位可能な防振レンズ群にしようと
すると、これが光学設計上大きな制約となり、例えば防
振レンズ群以外の光学系が著しく複雑なものとなるな
ど、光学系全系に悪影響がおよぶ。
【0047】ここで、振動による画像のぶれについて考
察してみる。振動による画像のぶれは大きく2つに分類
することができ、一つは手ぶれや一眼レフカメラのクイ
ックリターンミラーのショック等による高周波帯域の画
像ぶれ、そしてもう一つは、上体やうで等のゆれによる
低周波帯域の画像ぶれである。一般的に前者は振幅が小
さく、後者は振幅が大きい。
【0048】各実施形態では、異なる周波数帯域の画像
ぶれを補正する為に少なくとも2つのレンズ群(防振レ
ンズ群)を有し、各々のレンズ群で異なる周波数帯域の
画像ぶれを補正している。これによって、アクチュエー
タに無理な負担をかけることなく防振角度を大きくとる
ことができ、かつ自由度の高い光学設計を可能としてい
る。この結果として装置全体の小型化や光学系の良好な
る光学性能を得ている。
【0049】次に各実施形態の前述した以外の特徴につ
いて説明する。
【0050】(ア−1)低周波帯域の画像ぶれを補正す
るレンズ群の最大ぶれ補正角度をθL、高周波帯域の画
像ぶれを補正するレンズ群の最大ぶれ補正角度をθHと
するとき、 1<θL/θH ・・・(1) を満足している。
【0051】振動による画像のぶれの振幅は一般的に
は、高周波帯域の画像ぶれのときが小さく、低周波帯域
の画像ぶれのとき大きい。
【0052】条件式(1)はこのような周波数帯域のぶ
れを考慮して、設定されたものであり、条件式(1)を
満足すれば防振レンズ群を変位させるアクチュエータに
無理な負担をかけることを防ぐことができる。
【0053】さらに望ましくは、条件式(1)を以下の
範囲にすると良い。
【0054】 0.3 < θ1/θh ・・・(1a) (ア−2)光軸と垂直方向の成分を持つように移動する
複数のレンズ群の各々の画像変位敏感度の絶対値の総和
をΣ|ESn|とするとき、 1 < Σ|ESn| ・・・(2) の条件を満足している。
【0055】ここで防振レンズ群の画像変位敏感度と
は、画像変位補正用のレンズ群の単位変位量あたりの画
像変位量の比である。
【0056】条件式(2)は、前記複数の防振レンズ群
の画像変位敏感度の絶対値の総和であり、条件式(2)
を満足すれば、防振角度を大とすることが容易となって
よい。
【0057】さらに望ましくは、条件式(2)の数値範
囲を以下の範囲にすると良い。
【0058】 2.0 <Σ|ESn| ・・・(2a) (ア−3)物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ
群、負の屈折力の第2レンズ群、全体として正の屈折力
の後続レンズ群を有し、広角端に対して望遠端での該第
1レンズ群と第2レンズ群の間隔が増大し、該第2レン
ズ群と後続レンズ群の間隔が減少するようにレンズ群が
移動する光学系において、低周波帯域の画像ぶれを該第
2レンズ群を光軸と垂直方向の成分を持つように変位さ
せて補償し、高周波帯域の画像ぶれを該後続レンズ群の
うちの一部のレンズ群を光軸と垂直方向の成分を持つよ
うに変位させて補償している。
【0059】物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ
群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、そして全体と
して正の屈折力の後続レンズ群を有する所謂ポジティブ
リードタイプのズームレンズは、通常、第2レンズ群L
2の広角端から望遠端へのズーミングにおける横倍率が
負となっている。
【0060】ここで、防振レンズ群の画像変位敏感度は
次式で表すことができる。
【0061】画像変位敏感度(防振レンズ群の単位変位
量あたりの画像変位量)をES、防振レンズ群の横倍率
をβis、防振レンズ群と像面の間に配置された光学系
の横倍率をβrとするとき、 ES=(1−βis)×βr ・・・(a) となる。
【0062】(a)式によれば、負の屈折力の第2レン
ズ群L2は大きな画像変位敏感度を確保するのに有利で
あることがわかる。しかし一方で第2レンズ群L2は、
バリエータとして大きな変倍作用を担っているため、構
成レンズ枚数が比較的多く、高屈折率の硝子を使用する
ことが多いので、レンズ群の重量が比較的重くなってい
る。
【0063】以上より、第2レンズ群L2を低周波帯域
の画像ぶれを補正するレンズ群として採用し、比較的小
径・軽量な、正の屈折力の後続レンズ群の一部のレンズ
群を高周波帯域の画像ぶれを補正するレンズ群として、
防振を効果的に行っている。
【0064】各実施形態では、高周波帯域の画像ぶれを
補正するレンズ群の望遠端での画像変位敏感度をES
H、低周波帯域の画像ぶれを補正するレンズ群の望遠端
での画像変位敏感度をESLとするとき、 |ESH|<|ESL| ・・・(3) の条件式を満足している。条件式(3)を満足すれば防
振の効果が一層得やすくなって良い。
【0065】次に各実施形態1〜3の数値ランタに対応
する数値実施例1〜3を示す。
【0066】各数値実施例においては、mm単位で表し
ており、iは物体側からの光学面の順序を示し、Riは
第i番目の光学面(第i面)の曲率半径、Diは第i面
と第i面+1面との間の間隔、Niとνiはそれぞれd
線に対する第i番目の光学部材の材料の屈折率、アッベ
数を示す。A,B,C,D,E・・・を非球面係数と
し、光軸からの高さhの位置での光軸方向の変位を面頂
点を基準にしてxとするとき、非球面形状は、 x=(h2/R)/[1+{1−(h/R)21/2]+Ah2
Bh4+Ch6 +Dh8+Eh10 で表示される。但しRは曲率半径である。「e−0X」
は「×10-X」を意味している。fは焦点距離、Fno
はFナンバー、ωは半画角である。又、各数値実施例に
おける上述した条件式との対応を表1に示す。
【0067】
【外1】
【0068】
【外2】
【0069】
【外3】
【0070】
【表1】
【0071】次に、本発明の光学系を用いた一眼レフ用
のデジタルカメラシステムの実施形態を、図22を用い
て説明する。図22において、10は一眼レフカメラ本
体、11は本発明による光学系を搭載した交換レンズ、
12は交換レンズ11を通して得られる被写体像を記録
する撮像素子などの記録手段、13は交換レンズ11か
らの被写体像を観察するファインダー光学系、14は交
換レンズ11からの被写体像を記録手段12とファイン
ダー光学系13に切り替えて伝送するための回動するク
イックリターンミラーである。ファインダーで被写体像
を観察する場合は、クイックリターンミラー14を介し
てピント板15に結像した被写体像をペンタプリズム1
6で正立像としたのち、接眼光学系17で拡大して観察
する。撮影時にはクイックリターンミラー14が矢印方
向に回動して被写体像は記録手段12に結像して記録さ
れる。
【0072】このように本発明の光学系を一眼レフカメ
ラ交換レンズ等の光学機器に適用することにより、高い
光学性能を有した光学機器が実現できる。
【0073】尚、本発明はクイックリターンミラーのな
いSLR(Single lens Reflex)カメラにも同様に適用
することができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光学系に高周波帯域の画像ぶれや低周波帯域の画像ぶれ
があっても、これらの画像ぶれを補償し、良好なる画像
が得られる光学系及びそれを有する光学機器を達成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 数値実施例1のズームレンズのレンズ断面図
【図2】 数値実施例1のズームレンズの広角端におい
て無限遠物体に合焦したときの収差図
【図3】 数値実施例1のズームレンズの中間のズーム
位置において無限遠物体に合焦したときの収差図
【図4】 数値実施例1のズームレンズの望遠端にお
いて無限遠物体に合焦したときの収差図
【図5】 数値実施例1のズームレンズの広角端におい
て無限遠物体に合焦したときの0.35°傾いた状態で
防振を行ったときの収差図
【図6】 数値実施例1のズームレンズの中間のズーム
位置において無限遠物体に合焦したときの0.35°傾
いた状態で防振を行ったときの収差図
【図7】 数値実施例1のズームレンズの望遠端におい
て無限遠物体に合焦したときの0.35°傾いた状態で
防振を行ったときの収差図
【図8】 数値実施例2のズームレンズのレンズ断面図
【図9】 数値実施例2のズームレンズの広角端におい
て無限遠物体に合焦したときの収差図
【図10】 数値実施例2のズームレンズの中間のズー
ム位置において無限遠物体に合焦したときの収差図
【図11】 数値実施例2のズームレンズの望遠端に
おいて無限遠物体に合焦したときの収差図
【図12】 数値実施例2のズームレンズの広角端にお
いて無限遠物体に合焦したときの0.35°傾いた状態
で防振を行ったときの収差図
【図13】 数値実施例2のズームレンズの中間のズー
ム位置において無限遠物体に合焦したときの0.35°
傾いた状態で防振を行ったときの収差図
【図14】 数値実施例2のズームレンズの望遠端にお
いて無限遠物体に合焦したときの0.35°傾いた状態
で防振を行ったときの収差図
【図15】 数値実施例3のズームレンズのレンズ断面
【図16】 数値実施例3のズームレンズの広角端にお
いて無限遠物体に合焦したときの収差図
【図17】 数値実施例3のズームレンズの中間のズー
ム位置において無限遠物体に合焦したときの収差図
【図18】 数値実施例3のズームレンズの望遠端に
おいて無限遠物体に合焦したときの収差図
【図19】 数値実施例3のズームレンズの広角端にお
いて無限遠物体に合焦したときの0.35°傾いた状態
で防振を行ったときの収差図
【図20】 数値実施例3のズームレンズの中間のズー
ム位置において無限遠物体に合焦したときの0.35°
傾いた状態で防振を行ったときの収差図
【図21】 数値実施例3のズームレンズの望遠端にお
いて無限遠物体に合焦したときの0.35°傾いた状態
で防振を行ったときの収差図
【図22】 本発明の光学機器の要部概略図
【符号の説明】
L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群 L4 第4レンズ群 L5 第5レンズ群 L6 第6レンズ群 L4a 第4aレンズ成分 L4b 第4bレンズ成分 L1a 第1aレンズ成分 L1b 第1bレンズ成分 SP 開口絞り IP 像面 d d線 g g線 ΔS サジタル像面 ΔM メリディオナル像面 ω 画角 fno Fナンバー FP フレアー絞り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/225 F // H04N 101:00 101:00 Fターム(参考) 2H044 AJ06 DA00 DA02 2H087 KA01 LA02 PA12 PA16 PB16 QA02 QA06 QA17 QA21 QA25 QA37 QA41 QA45 RA02 RA32 RA36 RA37 SA62 SA63 SA64 SA65 SA66 SB04 SB15 SB23 SB33 SB43 5C022 AA13 AB66 AC51 AC54

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに異なる複数の周波数帯域の画像ぶ
    れを補正する複数のレンズ群を有し、該複数のレンズ群
    は、光軸と垂直方向の成分を持つように移動することを
    特徴とする光学系。
  2. 【請求項2】 前記光軸と垂直方向の成分を持つように
    移動する複数のレンズ群による画像変位の合成によっ
    て、画像ぶれを補償していることを特徴とする請求項1
    の光学系。
  3. 【請求項3】 前記複数の周波数帯域の画像ぶれのう
    ち、低周波帯域の画像ぶれを補償するレンズ群と、高周
    波帯域の画像ぶれを補償するレンズ群を有することを特
    徴とする請求項1又は2の光学系。
  4. 【請求項4】 低周波帯域の画像ぶれを補正するレンズ
    群の最大ぶれ補正角度をθL、高周波帯域の画像ぶれを
    補正するレンズ群の最大ぶれ補正角度をθHとすると
    き、 1 < θL/θH の条件を満足することを特徴とする請求項3の光学系。
  5. 【請求項5】 光軸と垂直方向の成分を持つように移動
    する複数のレンズ群の各々の画像変位敏感度の絶対値の
    総和をΣ|ESn|とするとき、 1 <Σ|ESn| の条件を満足することを特徴とする請求項1から4のい
    ずれか1項の光学系。
  6. 【請求項6】 高周波帯域の画像ぶれを補正するレンズ
    群の望遠端での画像変位敏感度をESH、低周波帯域の
    画像ぶれを補正するレンズ群の望遠端での画像変位敏感
    度をESLとするとき、 |ESH|<|ESL| の条件を満足することを特徴とする請求項3又は4の光
    学系。
  7. 【請求項7】 物体側から順に、正の屈折力の第1レン
    ズ群、負の屈折力の第2レンズ群、全体として正の屈折
    力の後続レンズ群を有し、広角端に対して望遠端での該
    第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が増大し、該第2レ
    ンズ群と後続レンズ群の間隔が減少するようにレンズ群
    が移動する光学系において、 低周波帯域の画像ぶれを該第2レンズ群を光軸と垂直方
    向の成分を持つように変位させて補償し、高周波帯域の
    画像ぶれを該後続レンズ群のうちの一部のレンズ群を光
    軸と垂直方向の成分を持つように変位させて補償するこ
    とを特徴とする光学系。
  8. 【請求項8】 撮像素子上に像を形成する為の光学系で
    あることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項の
    光学系。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれか1項の光学系
    と、該光学系によって形成された像を受光する撮像素子
    を有していることを特徴とする光学機器。
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