JP2014085492A - 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法 - Google Patents

変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高変倍比を有し、小型で、良好な光学性能を備えた変倍光学系、光学装置、及び変倍光学系の製造方法を提供する。
【解決手段】物体側から順に、正の第1レンズ群G1と、負の第2レンズ群G2と、開口絞りSと、正の第3レンズ群G3と、後側レンズ群GRとを有し、第3レンズ群G3が正レンズと負レンズとからなる接合レンズで構成されており、広角端状態から望遠端状態への変倍時に、少なくとも後側レンズ群GRが物体側へ移動し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔、及び第3レンズ群G3と後側レンズ群GRとの間隔が変化し、無限遠物体から近距離物体への合焦時に、第3レンズ群G3全体が光軸方向へ移動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法に関する。
従来、写真用カメラ、電子スチルカメラ、ビデオカメラ等に適した変倍光学系が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2009−251114号公報
しかしながら、上述のような従来の変倍光学系は、高変倍比化、小型化及び高性能化が十分に図られていないという問題があった。
そこで本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、高変倍比を有し、小型で、良好な光学性能を備えた変倍光学系、光学装置、及び変倍光学系の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、
物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、開口絞りと、正の屈折力を有する第3レンズ群と、後側レンズ群とを有し、
前記第3レンズ群が正レンズと負レンズとからなる接合レンズで構成されており、
広角端状態から望遠端状態への変倍時に、少なくとも前記後側レンズ群が物体側へ移動し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔、及び前記第3レンズ群と前記後側レンズ群との間隔が変化し、
無限遠物体から近距離物体への合焦時に、前記第3レンズ群全体が光軸方向へ移動することを特徴とする変倍光学系を提供する。
また本発明は、
前記変倍光学系を有することを特徴とする光学装置を提供する。
また本発明は、
物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、開口絞りと、正の屈折力を有する第3レンズ群と、後側レンズ群とを有する変倍光学系の製造方法であって、
前記第3レンズ群が正レンズと負レンズとからなる接合レンズで構成されるようにし、
広角端状態から望遠端状態への変倍時に、少なくとも前記後側レンズ群が物体側へ移動し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔、及び前記第3レンズ群と前記後側レンズ群との間隔が変化するようにし、
無限遠物体から近距離物体への合焦時に、前記第3レンズ群全体が光軸方向へ移動するようにすることを特徴とする変倍光学系の製造方法を提供する。
本発明によれば、高変倍比を有し、小型で、良好な光学性能を備えた変倍光学系、光学装置、及び変倍光学系の製造方法を提供することができる。
(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、本願の第1実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における断面図である。 (a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、本願の第1実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠物体合焦時の諸収差図である。 (a)、及び(b)はそれぞれ、本願の第1実施例に係る変倍光学系の広角端状態、及び望遠端状態における無限遠物体合焦時に防振を行った際のメリディオナル横収差図である。 (a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、本願の第2実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における断面図である。 (a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、本願の第2実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠物体合焦時の諸収差図である。 (a)、及び(b)はそれぞれ、本願の第2実施例に係る変倍光学系の広角端状態、及び望遠端状態における無限遠物体合焦時に防振を行った際のメリディオナル横収差図である。 (a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、本願の第3実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における断面図である。 (a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、本願の第3実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠物体合焦時の諸収差図である。 (a)、及び(b)はそれぞれ、本願の第3実施例に係る変倍光学系の広角端状態、及び望遠端状態における無限遠物体合焦時に防振を行った際のメリディオナル横収差図である。 本願の変倍光学系を備えたカメラの構成を示す図である。 本願の変倍光学系の製造方法の概略を示す図である。
以下、本願の変倍光学系、光学装置、及び変倍光学系の製造方法について説明する。
本願の変倍光学系は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、開口絞りと、正の屈折力を有する第3レンズ群と、後側レンズ群とを有し、前記第3レンズ群が正レンズと負レンズとからなる接合レンズで構成されており、広角端状態から望遠端状態への変倍時に、少なくとも前記後側レンズ群が物体側へ移動し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔、及び前記第3レンズ群と前記後側レンズ群との間隔が変化し、無限遠物体から近距離物体への合焦時に、前記第3レンズ群全体が光軸方向へ移動することを特徴としている。
上記のように本願の変倍光学系は、無限遠物体から近距離物体への合焦を、開口絞りの近傍に位置するレンズ群である第3レンズ群全体を光軸方向へ移動させることによって行う。この構成により、近距離物体合焦時の像面湾曲の変動を抑えることができるので好ましい。また、第3レンズ群は正レンズと負レンズとからなる接合レンズで構成されている。これにより、近距離物体合焦時の球面収差の変動並びに軸上色収差の変動を抑えることができるので好ましい。
以上の構成により、高変倍比を有し、小型で、良好な光学性能を備えた変倍光学系を実現することができる。
また本願の変倍光学系は、以下の条件式(1)を満足することが望ましい。
(1) 0.42 < f3/fR < 0.80
但し、
f3:前記第3レンズ群の焦点距離
fR:広角端状態における前記後側レンズ群の焦点距離
条件式(1)は、第3レンズ群の焦点距離に対して広角端状態における後側レンズ群の焦点距離を規定したものである。なお、後側レンズ群が複数のレンズ群で構成される場合には、fRは当該複数のレンズ群の広角端状態における合成焦点距離を示す。本願の変倍光学系は、条件式(1)を満足することにより、望遠端状態における近距離物体合焦時の球面収差を良好に補正することができる。また、本願の変倍光学系を防振を行う構成とした場合に、防振時の偏芯コマ収差を良好に補正することができる。
本願の変倍光学系の条件式(1)の対応値が上限値を上回ると、第3レンズ群の屈折力が大きくなる。このため、望遠端状態における近距離物体合焦時の球面収差を補正することが困難になってしまうので好ましくない。なお、本願の効果をより確実にするために、条件式(1)の上限値を1.00とすることがより好ましい。
一方、本願の変倍光学系の条件式(1)の対応値が下限値を下回ると、後側レンズ群の屈折力が大きくなる。このため、本願の変倍光学系を防振を行う構成とした場合、防振時に偏芯コマ収差の発生を招いてしまうので好ましくない。なお、本願の効果をより確実にするために、条件式(1)の下限値を0.40とすることがより好ましい。
また本願の変倍光学系は、以下の条件式(2)を満足することが望ましい。
(2) 5.00 < f1/(−f2) < 10.00
但し、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
条件式(2)は、第2レンズ群の焦点距離に対して第1レンズ群の焦点距離を規定したものである。本願の変倍光学系は、条件式(2)を満足することにより、広角端状態における像面湾曲と、望遠端状態における球面収差を良好に補正することができる。
本願の変倍光学系の条件式(2)の対応値が上限値を上回ると、第2レンズ群の屈折力が大きくなる。このため、広角端状態において像面湾曲を補正することが困難になってしまうので好ましくない。なお、本願の効果をより確実にするために、条件式(2)の上限値を8.00とすることがより好ましい。
一方、本願の変倍光学系の条件式(2)の対応値が下限値を下回ると、第1レンズ群の屈折力が大きくなる。このため、望遠端状態において球面収差の発生を招いてしまうので好ましくない。なお、本願の効果をより確実にするために、条件式(2)の下限値を6.00とすることがより好ましい。
また本願の変倍光学系は、以下の条件式(3)を満足することが望ましい。
(3) 0.60 < f1/f3 < 2.60
但し、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
f3:前記第3レンズ群の焦点距離
条件式(3)は、第3レンズ群の焦点距離に対する第1レンズ群の焦点距離を規定したものである。本願の変倍光学系は、条件式(3)を満足することにより、望遠端状態における近距離物体合焦時の球面収差と、望遠端状態における球面収差を良好に補正することができる。
本願の変倍光学系の条件式(3)の対応値が上限値を上回ると、第3レンズ群の屈折力が大きくなる。このため、望遠端状態における近距離物体合焦時の球面収差を補正することが困難になってしまうので好ましくない。なお、本願の効果をより確実にするために、条件式(3)の上限値を2.50とすることがより好ましい。
一方、本願の変倍光学系の条件式(3)の対応値が下限値を下回ると、第1レンズ群の屈折力が大きくなる。このため、望遠端状態において球面収差の発生を招いてしまうので好ましくない。なお、本願の効果をより確実にするために、条件式(3)の下限値を0.40とすることがより好ましい。
また本願の変倍光学系は、以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
(4) 0.10 < (−f2)/f3 < 0.38
但し、
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
f3:前記第3レンズ群の焦点距離
条件式(4)は、第3レンズ群の焦点距離に対して第2レンズ群の焦点距離を規定したものである。本願の変倍光学系は、条件式(4)を満足することにより、望遠端状態における近距離物体合焦時の球面収差と、広角端状態における像面湾曲を良好に補正することができる。
本願の変倍光学系の条件式(4)の対応値が上限値を上回ると、第3レンズ群の屈折力が大きくなる。このため、望遠端状態における近距離物体合焦時の球面収差を補正することが困難になってしまうので好ましくない。なお、本願の効果をより確実にするために、条件式(4)の上限値を0.36とすることがより好ましい。
一方、本願の変倍光学系の条件式(4)の対応値が下限値を下回ると、第2レンズ群の屈折力が大きくなる。このため、広角端状態において像面湾曲を補正することが困難になってしまうので好ましくない。なお、本願の効果をより確実にするために、条件式(4)の下限値を0.15とすることがより好ましい。
また本願の変倍光学系は、前記第1レンズ群が以下の条件式(5)を満足する負レンズを有することが望ましい。
(5) 1.90 < nd1
但し、
nd1:前記第1レンズ群中の前記負レンズのd線(波長587.6nm)に対する屈折率
条件式(5)は、第1レンズ群中の前記負レンズのd線(波長587.6nm)に対する屈折率を規定したものである。本願の変倍光学系は、条件式(5)を満足することにより、望遠端状態において球面収差を良好に補正することができる。
本願の変倍光学系の条件式(5)の対応値が下限値を下回ると、望遠端状態において球面収差を補正することが困難になってしまうので好ましくない。なお、本願の効果をより確実にするために、条件式(5)の下限値を1.92とすることがより好ましい。
また本願の変倍光学系は、前記後側レンズ群中の少なくとも一部のレンズが防振レンズ群として光軸と直交する方向の成分を含むように移動し、前記防振レンズ群が負の屈折力を有することが望ましい。これにより、手ぶれ発生時の像ぶれの補正、即ち防振を行うことができる。また、小径のレンズ群で防振を行うことができるため、防振機構の小型軽量化、延いてはレンズ鏡筒の小型化を図ることができるので好ましい。
また本願の変倍光学系は、前記防振レンズ群が正レンズと負レンズとからなる接合レンズで構成されていることが望ましい。この構成により、防振時の偏芯コマ収差を良好に補正することができる。
また本願の変倍光学系は、以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
(6) 0.20 < (−fVR)/f3 < 1.20
但し、
fVR:前記防振レンズ群の焦点距離
f3 :前記第3レンズ群の焦点距離
条件式(6)は、第3レンズ群の焦点距離に対して防振レンズ群の焦点距離を規定したものである。本願の変倍光学系は、条件式(6)を満足することにより、望遠端状態における近距離物体合焦時の球面収差と、防振時の偏芯コマ収差を良好に補正することができる。
本願の変倍光学系の条件式(6)の対応値が上限値を上回ると、第3レンズ群の屈折力が大きくなる。このため、望遠端状態における近距離物体合焦時の球面収差を補正することが困難になってしまうので好ましくない。なお、本願の効果をより確実にするために、条件式(6)の上限値を1.00とすることがより好ましい。
一方、本願の変倍光学系の条件式(6)の対応値が下限値を下回ると、防振レンズ群の屈折力が大きくなる。このため、防振時に偏芯コマ収差の発生を招いてしまうので好ましくない。なお、本願の効果をより確実にするために、条件式(6)の下限値を0.40とすることがより好ましい。
また本願の変倍光学系は、広角端状態から望遠端状態への変倍時に、前記第2レンズ群が光軸方向へ移動することが望ましい。この構成により、像面湾曲を良好に補正することができる。
また本願の変倍光学系は、広角端状態から望遠端状態への変倍時に、前記第3レンズ群が光軸方向へ移動することが望ましい。この構成により、球面収差を良好に補正することができる。
また本願の変倍光学系は、広角端状態から望遠端状態への変倍時に、前記第1レンズ群が光軸方向へ移動することが望ましい。この構成により、さらなる高変倍比化を達成することができる。
本願の光学装置は、上述した構成の変倍光学系を有することを特徴としている。これにより、高変倍比を有し、小型で、良好な光学性能を備えた光学装置を実現することができる。
本願の変倍光学系の製造方法は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、開口絞りと、正の屈折力を有する第3レンズ群と、後側レンズ群とを有する変倍光学系の製造方法であって、前記第3レンズ群が正レンズと負レンズとからなる接合レンズで構成されるようにし、広角端状態から望遠端状態への変倍時に、少なくとも前記後側レンズ群が物体側へ移動し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔、及び前記第3レンズ群と前記後側レンズ群との間隔が変化するようにし、無限遠物体から近距離物体への合焦時に、前記第3レンズ群全体が光軸方向へ移動するようにすることを特徴としている。これにより、高変倍比を有し、小型で、良好な光学性能を備えた変倍光学系を製造することができる。
以下、本願の数値実施例に係る変倍光学系を添付図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
図1(a)、図1(b)、及び図1(c)はそれぞれ、本願の第1実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における断面図である。
本実施例に係る変倍光学系は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する後側レンズ群GRとから構成されている。なお、後側レンズ群GRは、物体側から順に、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とから構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸形状の正レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹形状の負レンズL22と、両凸形状の正レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。なお、第2レンズ群G2において最も物体側に位置する負メニスカスレンズL21は、物体側のレンズ面を非球面形状とした非球面レンズである。
第3レンズ群G3は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL31と両凸形状の正レンズL32との接合レンズからなる。なお、第3レンズ群G3の物体側には、開口絞りSが備えられている。
第4レンズ群G4は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1部分群G41と、負の屈折力を有する第2部分群G42とからなる。
第1部分群G41は、物体側から順に、両凸形状の正レンズL41と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL42との接合レンズからなる。
第2部分群G42は、物体側から順に、両凹形状の負レンズL43と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL44との接合レンズからなる。なお、第2部分群G42において最も物体側に位置する負レンズL43は、物体側のレンズ面を非球面形状とした非球面レンズである。
第5レンズ群G5は、物体側から順に、両凸形状の正レンズL51と、両凸形状の正レンズL52と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL53との接合レンズとからなる。なお、第5レンズ群G5において最も物体側に位置する正レンズL51は、物体側のレンズ面を非球面形状とした非球面レンズである。
以上の構成の下、本実施例に係る変倍光学系では、広角端状態から望遠端状態への変倍時に、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が変化し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔が減少するように、第1レンズ群G1、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4及び第5レンズ群G5が光軸に沿って物体側へ移動し、第2レンズ群G2及び開口絞りSが光軸に沿って移動する。
また本実施例に係る変倍光学系は、第3レンズ群G3全体を光軸に沿って像側へ移動させることにより、無限遠物体から近距離物体への合焦を行う。
また本実施例に係る変倍光学系は、手ぶれ等の発生時に、第4レンズ群G4中の第2部分群G42のみを防振レンズ群として光軸と直交する方向の成分を含むように移動させることにより防振を行う。
ここで、レンズ全系の焦点距離がf、防振係数(防振時の防振レンズ群の移動量に対する像面I上での像の移動量の比)がKであるレンズにおいて、角度θの回転ぶれを補正するためには、防振レンズ群を(f・tanθ)/Kだけ光軸と直交する方向へ移動させればよい。
したがって、本実施例に係る変倍光学系は、広角端状態において防振係数が−1.03、焦点距離が10.30(mm)であるため、0.62°の回転ぶれを補正するための第2部分群G42の移動量は−0.11(mm)となる。また、望遠端状態においては防振係数が−1.87、焦点距離が97.00(mm)であるため、0.20°の回転ぶれを補正するための第2部分群G42の移動量は−0.18(mm)となる。
以下の表1に、本実施例に係る変倍光学系の諸元の値を掲げる。
表1において、fは焦点距離、BFはバックフォーカス(最も像側のレンズ面と像面Iとの光軸上の距離)を示す。
[面データ]において、面番号は物体側から数えた光学面の順番、rは曲率半径、dは面間隔(第n面(nは整数)と第n+1面との間隔)、ndはd線(波長587.6nm)に対する屈折率、νdはd線(波長587.6nm)に対するアッベ数をそれぞれ示している。また、物面は物体面、可変は可変の面間隔、絞りSは開口絞りS、像面は像面Iをそれぞれ示している。なお、曲率半径r=∞は平面を示している。また、非球面には面番号に*を付して曲率半径rの欄には近軸曲率半径を示している。
[非球面データ]には、[面データ]に示した非球面について、その形状を次式で表した場合の非球面係数及び円錐定数を示す。
x=(h/r)/[1+{1−κ(h/r)1/2
+A4h+A6h+A8h+A10h10
ここで、hを光軸に垂直な方向の高さ、xを高さhにおける非球面の頂点の接平面から当該非球面までの光軸方向に沿った距離(サグ量)、κを円錐定数、A4,A6,A8,A10を非球面係数、rを基準球面の曲率半径(近軸曲率半径)とする。なお、「E−n」(nは整数)は「×10−n」を示し、例えば「1.234E-05」は「1.234×10−5」を示す。2次の非球面係数A2は0であり、記載を省略している。
[各種データ]において、FNOはFナンバー、2ωは画角(単位は「°」)、Yは像高、TLは変倍光学系の全長(第1面から像面Iまでの光軸上の距離)、dnは第n面と第n+1面との可変の間隔、βは0.45mmの被写体に合焦を行った場合の撮影倍率をそれぞれ示す。なお、Wは広角端状態、Mは中間焦点距離状態、Tは望遠端状態をそれぞれ示す。
[レンズ群データ]には、各レンズ群の始面と焦点距離を示す。
[条件式対応値]には、本実施例に係る変倍光学系の各条件式の対応値を示す。
ここで、表1に掲載されている焦点距離f、曲率半径r及びその他の長さの単位は一般に「mm」が使われる。しかしながら光学系は、比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるため、これに限られるものではない。
なお、以上に述べた表1の符号は、後述する各実施例の表においても同様に用いるものとする。
(表1)第1実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 149.869 1.600 1.94967 27.56
2 44.374 6.840 1.49782 82.51
3 -243.506 0.100 1.00000
4 45.376 5.351 1.86790 41.78
5 311.414 可変 1.00000

*6 89.024 1.200 1.83481 42.73
7 8.490 3.758 1.00000
8 -15.726 1.000 1.83481 42.73
9 250.000 0.100 1.00000
10 25.275 3.293 1.80809 22.74
11 -17.475 0.548 1.00000
12 -12.620 1.000 1.81600 46.59
13 -33.425 可変 1.00000

14(絞りS) ∞ 可変 1.00000

15 29.168 1.000 1.88904 39.77
16 18.240 3.207 1.59313 66.16
17 -26.526 可変 1.00000

18 14.286 3.565 1.49782 82.51
19 -21.978 1.000 1.90200 25.23
20 -82.840 2.205 1.00000
*21 -52.307 1.000 1.84898 43.01
22 9.141 2.692 1.95000 29.37
23 25.864 可変 1.00000

*24 35.441 3.335 1.58913 61.22
25 -21.319 0.300 1.00000
26 42.310 4.403 1.58144 40.98
27 -10.198 1.200 1.95400 33.46
28 -300.472 BF 1.00000
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
6 1.00000 3.46E-05 -1.39E-07 -5.60E-11 1.26E-11
21 1.00000 1.74E-06 1.28E-07 -2.64E-09
24 1.00000 -1.23E-05 1.47E-07 -5.49E-10

[各種データ]
変倍比 9.42

W M T
f 10.30 50.00 97.00
FNO 3.50 5.20 5.60
2ω 79.80 18.04 9.37
Y 8.19 8.19 8.19
TL 99.26 129.21 139.68

<無限遠物体合焦時>
W M T
f 10.30 50.00 97.00
d5 2.000 30.682 41.260
d13 18.534 4.142 2.000
d14 3.765 2.963 1.400
d17 3.542 4.343 5.907
d23 8.018 3.307 3.300
BF 14.70 35.08 37.11

<近距離物体合焦時>
W M T
β -0.025 -0.103 -0.153
d5 2.000 30.682 41.260
d13 18.534 4.142 2.000
d14 4.216 4.444 5.211
d17 3.090 2.863 2.096
d23 8.018 3.307 3.300
BF 14.70 35.08 37.11

[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 66.85
2 6 -9.36
3 15 27.88
4 18 -160.92
5 24 33.56
R 18 53.0

[条件式対応値]
(1) f3/fR= 0.53
(2) f1/(−f2)= 7.14
(3) f1/f3= 2.40
(4) (−f2)/f3= 0.34
(5) nd1 = 1.94967
(6) (−fVR)/f3= 0.85
図2(a)、図2(b)、及び図2(c)はそれぞれ、本願の第1実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠物体合焦時の諸収差図である。
図3(a)、及び図3(b)はそれぞれ、本願の第1実施例に係る変倍光学系の広角端状態における無限遠物体合焦時に0.62°の回転ぶれに対して防振を行った際のメリディオナル横収差図、及び望遠端状態における無限遠物体合焦時に0.20°の回転ぶれに対して防振を行った際のメリディオナル横収差図である。
各収差図において、FNOはFナンバー、Yは像高をそれぞれ示す。dはd線(波長587.6nm)、gはg線(波長435.8nm)における収差をそれぞれ示す。非点収差図において、実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面をそれぞれ示す。なお、後述する各実施例の収差図においても、本実施例と同様の符号を用いる。
各収差図より、本実施例に係る変倍光学系は、広角端状態から望遠端状態にわたって諸収差を良好に補正し優れた結像性能を有しており、さらに防振時にも優れた結像性能を有していることがわかる。
(第2実施例)
図4(a)、図4(b)、及び図4(c)はそれぞれ、本願の第2実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における断面図である。
本実施例に係る変倍光学系は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する後側レンズ群GRとから構成されている。なお、後側レンズ群GRは、物体側から順に、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とから構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸形状の正レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹形状の負レンズL22と、両凸形状の正レンズL23と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24との接合レンズとからなる。なお、第2レンズ群G2において最も物体側に位置する負メニスカスレンズL21は、物体側のレンズ面を非球面形状とした非球面レンズである。
第3レンズ群G3は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL31と両凸形状の正レンズL32との接合レンズからなる。なお、第3レンズ群G3の物体側には、開口絞りSが備えられている。
第4レンズ群G4は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1部分群G41と、負の屈折力を有する第2部分群G42とからなる。
第1部分群G41は、物体側から順に、両凸形状の正レンズL41と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL42との接合レンズからなる。
第2部分群G42は、物体側から順に、両凹形状の負レンズL43と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL44との接合レンズからなる。なお、第2部分群G42において最も物体側に位置する負レンズL43は、物体側のレンズ面を非球面形状とした非球面レンズである。
第5レンズ群G5は、物体側から順に、両凸形状の正レンズL51と、両凸形状の正レンズL52と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL53との接合レンズとからなる。なお、第5レンズ群G5において最も物体側に位置する正レンズL51は、物体側のレンズ面を非球面形状とした非球面レンズである。
以上の構成の下、本実施例に係る変倍光学系では、広角端状態から望遠端状態への変倍時に、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が変化し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔が減少するように、第1レンズ群G1、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4及び第5レンズ群G5が光軸に沿って物体側へ移動し、第2レンズ群G2及び開口絞りSが光軸に沿って移動する。
また本実施例に係る変倍光学系は、第3レンズ群G3全体を光軸に沿って像側へ移動させることにより、無限遠物体から近距離物体への合焦を行う。
また本実施例に係る変倍光学系は、手ぶれ等の発生時に、第4レンズ群G4中の第2部分群G42のみを防振レンズ群として光軸と直交する方向の成分を含むように移動させることにより防振を行う。
本実施例に係る変倍光学系は、広角端状態において防振係数が−1.43、焦点距離が10.30(mm)であるため、0.62°の回転ぶれを補正するための第2部分群G42の移動量は−0.08(mm)となる。また、望遠端状態においては防振係数が−2.59、焦点距離が97.00(mm)であるため、0.20°の回転ぶれを補正するための第2部分群G42の移動量は−0.13(mm)となる。
以下の表2に、本実施例に係る変倍光学系の諸元の値を掲げる。
(表2)第2実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 161.271 1.600 1.95000 29.37
2 49.424 6.736 1.49782 82.51
3 -163.134 0.100 1.00000
4 42.661 5.130 1.80400 46.60
5 174.429 可変 1.00000

*6 81.138 1.200 1.81600 46.59
7 8.430 3.674 1.00000
8 -20.479 1.000 1.88300 40.76
9 120.000 0.100 1.00000
10 20.642 3.336 1.80809 22.74
11 -21.855 1.000 1.83481 42.73
12 -2443.660 可変 1.00000

13(絞りS) ∞ 可変 1.00000

14 32.818 1.000 1.95400 33.46
15 12.652 3.417 1.75484 52.35
16 -38.178 可変 1.00000

17 14.363 4.402 1.49782 82.51
18 -19.407 1.000 1.88087 27.51
19 -31.773 2.035 1.00000
*20 -36.627 1.000 1.88300 40.66
21 7.873 2.750 1.95000 29.37
22 20.460 可変 1.00000

*23 34.272 3.115 1.61800 63.34
24 -25.939 0.100 1.00000
25 29.742 4.552 1.58144 40.98
26 -10.558 1.200 1.95400 33.46
27 -228.600 BF 1.00000
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8
6 1.00000 -2.03E-06 2.60E-08 -4.85E-10
20 1.00000 2.72E-05 -6.63E-08
23 1.00000 -9.13E-06 3.14E-08

[各種データ]
変倍比 9.42

W M T
f 10.30 50.00 97.00
FNO 3.50 5.20 5.60
2ω 79.80 18.04 9.37
Y 8.19 8.19 8.19
TL 98.69 127.23 138.71

<無限遠物体合焦時>
W M T
f 10.30 50.00 97.00
d5 2.000 30.607 41.889
d12 18.865 3.375 2.000
d13 5.283 4.127 1.400
d16 2.502 3.658 6.385
d22 7.241 3.302 3.300
BF 14.35 33.71 35.29

<近距離物体合焦時>
W M T
β -0.025 -0.103 -0.152
d5 2.000 30.607 41.889
d12 18.865 3.375 2.000
d13 5.785 5.785 5.774
d16 2.000 2.000 2.011
d22 7.241 3.302 3.300
BF 14.35 33.71 35.29

[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 69.02
2 6 -10.07
3 14 30.75
4 17 -167.27
5 23 28.42
R 17 46.2

[条件式対応値]
(1) f3/fR= 0.67
(2) f1/(−f2)= 6.85
(3) f1/f3= 2.24
(4) (−f2)/f3= 0.33
(5) nd1 = 1.95000
(6) (−fVR)/f3= 0.51
図5(a)、図5(b)、及び図5(c)はそれぞれ、本願の第2実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠物体合焦時の諸収差図である。
図6(a)、及び図6(b)はそれぞれ、本願の第2実施例に係る変倍光学系の広角端状態における無限遠物体合焦時に0.62°の回転ぶれに対して防振を行った際のメリディオナル横収差図、及び望遠端状態における無限遠物体合焦時に0.20°の回転ぶれに対して防振を行った際のメリディオナル横収差図である。
各収差図より、本実施例に係る変倍光学系は、広角端状態から望遠端状態にわたって諸収差を良好に補正し優れた結像性能を有しており、さらに防振時にも優れた結像性能を有していることがわかる。
(第3実施例)
図7(a)、図7(b)、及び図7(c)はそれぞれ、本願の第3実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における断面図である。
本実施例に係る変倍光学系は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する後側レンズ群GRとから構成されている。なお、後側レンズ群GRは、正の屈折力を有する第4レンズ群G4からなる。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸形状の正レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた平凸形状の正レンズL13とからなる。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と、両凸形状の正レンズL23と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24との接合レンズとからなる。なお、第2レンズ群G2において最も物体側に位置する負メニスカスレンズL21は、物体側のガラスレンズ面に樹脂層を設けて非球面を形成した非球面レンズである。
第3レンズ群G3は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL31と両凸形状の正レンズL32との接合レンズからなる。なお、第3レンズ群G3の物体側には、開口絞りSが備えられている。
第4レンズ群G4は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1部分群G41と、負の屈折力を有する第2部分群G42と、正の屈折力を有する第3部分群G43とからなる。
第1部分群G41は、物体側から順に、両凸形状の正レンズL401と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL402との接合レンズからなる。
第2部分群G42は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL403と両凹形状の負レンズL404との接合レンズからなる。なお、第2部分群G42において最も像側に位置する負レンズL404は、像側のレンズ面を非球面形状とした非球面レンズである。
第3部分群G43は、物体側から順に、両凸形状の正レンズL405と、両凸形状の正レンズL406と両凹形状の負レンズL407との接合レンズと、両凸形状の正レンズL408と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL409との接合レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL410とからなる。なお、第3部分群G43において最も像側に位置する負メニスカスレンズL410は、像側のレンズ面を非球面形状とした非球面レンズである。
以上の構成の下、本実施例に係る変倍光学系では、広角端状態から望遠端状態への変倍時に、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が変化するように、第1レンズ群G1、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4が光軸に沿って物体側へ移動し、第2レンズ群G2及び開口絞りSが光軸に沿って移動する。
また本実施例に係る変倍光学系は、第3レンズ群G3全体を光軸に沿って像側へ移動させることにより、無限遠物体から近距離物体への合焦を行う。
また本実施例に係る変倍光学系は、手ぶれ等の発生時に、第4レンズ群G4中の第2部分群G42のみを防振レンズ群として光軸と直交する方向の成分を含むように移動させることにより防振を行う。
本実施例に係る変倍光学系は、広角端状態において防振係数が−0.92、焦点距離が10.30(mm)であるため、0.62°の回転ぶれを補正するための第2部分群G42の移動量は−0.12(mm)となる。また、望遠端状態においては防振係数が−1.68、焦点距離が97.00(mm)であるため、0.20°の回転ぶれを補正するための第2部分群G42の移動量は−0.20(mm)となる。
以下の表3に、本実施例に係る変倍光学系の諸元の値を掲げる。
(表3)第3実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 145.183 1.700 2.00100 29.14
2 36.639 8.100 1.49782 82.57
3 -399.352 0.100 1.00000
4 43.208 6.000 1.88300 40.66
5 ∞ 可変 1.00000

*6 436.597 0.100 1.55389 38.09
7 87.003 1.100 1.83481 42.73
8 8.300 5.350 1.00000
9 -12.607 1.000 1.75500 52.34
10 -32.799 0.800 1.00000
11 41.120 2.950 1.80809 22.74
12 -19.604 0.900 1.88300 40.66
13 -73.132 可変 1.00000

14(絞りS) ∞ 可変 1.00000

15 22.373 0.900 1.90265 35.73
16 12.230 3.450 1.67003 47.14
17 -59.699 可変 1.00000

18 13.739 3.600 1.49782 82.57
19 -24.820 0.900 2.00069 25.46
20 -270.014 2.200 1.00000
21 -117.055 2.050 1.84666 23.80
22 -15.985 1.000 1.77377 47.25
*23 24.175 2.084 1.00000
24 66.365 2.800 1.56883 56.00
25 -15.447 0.100 1.00000
26 44.994 2.750 1.51742 52.20
27 -15.201 0.900 1.90366 31.27
28 29.993 0.300 1.00000
29 14.609 5.050 1.67270 32.19
30 -9.200 0.900 2.00069 25.46
31 -24.389 1.400 1.00000
32 -12.862 1.000 1.85135 40.10
*33 -27.495 BF 1.00000

像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
6 20.00000 9.17E-05 -6.52E-07 2.70E-09 -1.24E-11
23 0.48230 -7.25E-06 -3.60E-07 4.06E-09
33 -20.00000 -1.23E-04 8.28E-07 -6.05E-09 -9.89E-11

[各種データ]
変倍比 9.42

W M T
f 10.30 30.00 96.99
FNO 4.12 5.48 5.80
2ω 80.89 29.72 9.45
Y 8.19 8.19 8.19
TL 103.03 121.38 143.32

<無限遠物体合焦時>
W M T
f 10.30 30.00 96.99
d5 2.106 20.131 40.209
d13 19.664 6.244 1.800
d14 4.279 4.974 1.800
d17 3.438 2.743 5.916
BF 14.06 27.81 34.12

<近距離物体合焦時>
W M T
β -0.032 -0.068 -0.116
d5 2.106 20.131 40.209
d13 19.664 6.244 1.800
d14 4.983 5.899 5.217
d17 2.733 1.818 2.499
BF 14.06 27.81 34.12

[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 64.10
2 6 -10.17
3 15 31.06
4(R) 18 67.06

[条件式対応値]
(1) f3/fR= 0.46
(2) f1/(−f2)= 6.30
(3) f1/f3= 2.06
(4) (−f2)/f3= 0.33
(5) nd1 = 2.00100
(6) (−fVR)/f3= 0.92
図8(a)、図8(b)、及び図8(c)はそれぞれ、本願の第3実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠物体合焦時の諸収差図である。
図9(a)、及び図9(b)はそれぞれ、本願の第3実施例に係る変倍光学系の広角端状態における無限遠物体合焦時に0.62°の回転ぶれに対して防振を行った際のメリディオナル横収差図、及び望遠端状態における無限遠物体合焦時に0.20°の回転ぶれに対して防振を行った際のメリディオナル横収差図である。
各収差図より、本実施例に係る変倍光学系は、広角端状態から望遠端状態にわたって諸収差を良好に補正し優れた結像性能を有しており、さらに防振時にも優れた結像性能を有していることがわかる。
上記各実施例によれば、高変倍比を有し、小型で、良好な光学性能を備えた変倍光学系を実現することができる。特に、各実施例に係る変倍光学系は、防振機能を備えており、変倍比が10倍程度で、小型軽量であり、広角端状態において70°以上の画角を有し、近距離物体合焦時にも収差の変動を良好に補正することができる。
なお、上記各実施例は本願発明の一具体例を示しているものであり、本願発明はこれらに限定されるものではない。以下の内容は、本願の変倍光学系の光学性能を損なわない範囲で適宜採用することが可能である。
本願の変倍光学系の数値実施例として4群や5群構成のものを示したが、本願はこれに限られず、その他の群構成(例えば、6群等)の変倍光学系を構成することもできる。具体的には、本願の変倍光学系の最も物体側や最も像側にレンズ又はレンズ群を追加した構成でも構わない。なお、レンズ群とは、空気間隔で分離された、少なくとも1枚のレンズを有する部分を示す。
また、本願の変倍光学系は、無限遠物体から近距離物体への合焦を行うために、レンズ群の一部、1つのレンズ群全体、或いは複数のレンズ群を合焦レンズ群として光軸方向へ移動させる構成としてもよい。特に、第3レンズ群の少なくとも一部を合焦レンズ群とすることが好ましい。また、斯かる合焦レンズ群は、オートフォーカスに適用することも可能であり、オートフォーカス用のモータ、例えば超音波モータ等による駆動にも適している。
また、本願の変倍光学系において、いずれかのレンズ群全体又はその一部を、防振レンズ群として光軸に対して垂直な方向の成分を含むように移動させ、又は光軸を含む面内方向へ回転移動(揺動)させることにより、手ぶれ等によって生じる像ぶれを補正する構成とすることもできる。特に、本願の変倍光学系では第4レンズ群の少なくとも一部を防振レンズ群とすることが好ましい。
また、本願の変倍光学系を構成するレンズのレンズ面は、球面又は平面としてもよく、或いは非球面としてもよい。レンズ面が球面又は平面の場合、レンズ加工及び組立調整が容易になり、レンズ加工及び組立調整の誤差による光学性能の劣化を防ぐことができるため好ましい。また、像面がずれた場合でも描写性能の劣化が少ないため好ましい。レンズ面が非球面の場合、研削加工による非球面、ガラスを型で非球面形状に成型したガラスモールド非球面、又はガラス表面に設けた樹脂を非球面形状に形成した複合型非球面のいずれでもよい。また、レンズ面は回折面としてもよく、レンズを屈折率分布型レンズ(GRINレンズ)或いはプラスチックレンズとしてもよい。
また、本願の変倍光学系において開口絞りは第3レンズ群中又は第3レンズ群の近傍に配置されることが好ましく、開口絞りとして部材を設けずにレンズ枠でその役割を代用する構成としてもよい。
また、本願の変倍光学系を構成するレンズのレンズ面に、広い波長域で高い透過率を有する反射防止膜を施してもよい。これにより、フレアやゴーストを軽減し、高コントラストの高い光学性能を達成することができる。
また、本願の変倍光学系は、変倍比が5〜20程度である。
次に、本願の変倍光学系を備えたカメラを図10に基づいて説明する。
図10は、本願の変倍光学系を備えたカメラの構成を示す図である。
図10に示すようにカメラ1は、撮影レンズ2として上記第1実施例に係る変倍光学系を備えたレンズ交換式の所謂ミラーレスカメラである。
本カメラ1において、不図示の物体(被写体)からの光は、撮影レンズ2で集光されて、不図示のOLPF(Optical low pass filter:光学ローパスフィルタ)を介して撮像部3の撮像面上に被写体像を形成する。そして、撮像部3に設けられた光電変換素子によって被写体像が光電変換されて被写体の画像が生成される。この画像は、カメラ1に設けられたEVF(Electronic view finder:電子ビューファインダ)4に表示される。これにより撮影者は、EVF4を介して被写体を観察することができる。
また、撮影者によって不図示のレリーズボタンが押されると、撮像部3で生成された被写体の画像が不図示のメモリに記憶される。このようにして、撮影者は本カメラ1による被写体の撮影を行うことができる。
ここで、本カメラ1に撮影レンズ2として搭載した上記第1実施例に係る変倍光学系は、高変倍比を有し、小型で、良好な光学性能を備えた変倍光学系である。したがって本カメラ1は、高変倍比化と小型化とを図りながら、良好な光学性能を実現することができる。なお、上記第2、第3実施例に係る変倍光学系を撮影レンズ2として搭載したカメラを構成しても、上記カメラ1と同様の効果を奏することができる。また、クイックリターンミラーを有し、ファインダ光学系によって被写体を観察する一眼レフタイプのカメラに上記各実施例に係る変倍光学系を搭載した場合でも、上記カメラ1と同様の効果を奏することができる。
最後に、本願の変倍光学系の製造方法の概略を図11に基づいて説明する。
図11に示す本願の変倍光学系の製造方法は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、開口絞りと、正の屈折力を有する第3レンズ群と、後側レンズ群とを有する変倍光学系の製造方法であって、以下のステップS1〜S3を含むものである。
ステップS1:第3レンズ群が正レンズと負レンズとからなる接合レンズで構成されるようにする。
ステップS2:各レンズ群及び開口絞りをレンズ鏡筒内に物体側から順に配置し、レンズ鏡筒に公知の移動機構を設ける等することで、広角端状態から望遠端状態への変倍時に、少なくとも後側レンズ群が物体側へ移動し、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔、及び第3レンズ群と後側レンズ群との間隔が変化するようにする。
ステップS3:レンズ鏡筒に公知の移動機構を設ける等することで、無限遠物体から近距離物体への合焦時に、第3レンズ群全体が光軸方向へ移動するようにする。
斯かる本願の変倍光学系の製造方法によれば、高変倍比を有し、小型で、良好な光学性能を備えた変倍光学系を製造することができる。
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
G41 第1部分群
G42 第2部分群
G43 第3部分群
G5 第5レンズ群
GR 後側レンズ群
S 開口絞り
I 像面

Claims (13)

  1. 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、開口絞りと、正の屈折力を有する第3レンズ群と、後側レンズ群とを有し、
    前記第3レンズ群が正レンズと負レンズとからなる接合レンズで構成されており、
    広角端状態から望遠端状態への変倍時に、少なくとも前記後側レンズ群が物体側へ移動し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔、及び前記第3レンズ群と前記後側レンズ群との間隔が変化し、
    無限遠物体から近距離物体への合焦時に、前記第3レンズ群全体が光軸方向へ移動することを特徴とする変倍光学系。
  2. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の変倍光学系。
    0.42 < f3/fR < 0.80
    但し、
    f3:前記第3レンズ群の焦点距離
    fR:広角端状態における前記後側レンズ群の焦点距離
  3. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の変倍光学系。
    5.00 < f1/(−f2) < 10.00
    但し、
    f1:前記第1レンズ群の焦点距離
    f2:前記第2レンズ群の焦点距離
  4. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の変倍光学系。
    0.60 < f1/f3 < 2.60
    但し、
    f1:前記第1レンズ群の焦点距離
    f3:前記第3レンズ群の焦点距離
  5. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の変倍光学系。
    0.10 < (−f2)/f3 < 0.38
    但し、
    f2:前記第2レンズ群の焦点距離
    f3:前記第3レンズ群の焦点距離
  6. 前記第1レンズ群が以下の条件式を満足する負レンズを有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の変倍光学系。
    1.90 < nd1
    但し、
    nd1:前記第1レンズ群中の前記負レンズのd線(波長587.6nm)に対する屈折率
  7. 前記後側レンズ群中の少なくとも一部のレンズが防振レンズ群として光軸と直交する方向の成分を含むように移動し、
    前記防振レンズ群が負の屈折力を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の変倍光学系。
  8. 前記防振レンズ群が正レンズと負レンズとからなる接合レンズで構成されていることを特徴とする請求項7に記載の変倍光学系。
  9. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の変倍光学系。
    0.20 < (−fVR)/f3 < 1.20
    但し、
    fVR:前記防振レンズ群の焦点距離
    f3 :前記第3レンズ群の焦点距離
  10. 広角端状態から望遠端状態への変倍時に、前記第2レンズ群が光軸方向へ移動することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の変倍光学系。
  11. 広角端状態から望遠端状態への変倍時に、前記第3レンズ群が光軸方向へ移動することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の変倍光学系。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の変倍光学系を有することを特徴とする光学装置。
  13. 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、開口絞りと、正の屈折力を有する第3レンズ群と、後側レンズ群とを有する変倍光学系の製造方法であって、
    前記第3レンズ群が正レンズと負レンズとからなる接合レンズで構成されるようにし、
    広角端状態から望遠端状態への変倍時に、少なくとも前記後側レンズ群が物体側へ移動し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔、及び前記第3レンズ群と前記後側レンズ群との間隔が変化するようにし、
    無限遠物体から近距離物体への合焦時に、前記第3レンズ群全体が光軸方向へ移動するようにすることを特徴とする変倍光学系の製造方法。
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