JP2003084183A - レンズ鏡筒およびこれを備えたビデオカメラ - Google Patents

レンズ鏡筒およびこれを備えたビデオカメラ

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JP2003084183A
JP2003084183A JP2001275580A JP2001275580A JP2003084183A JP 2003084183 A JP2003084183 A JP 2003084183A JP 2001275580 A JP2001275580 A JP 2001275580A JP 2001275580 A JP2001275580 A JP 2001275580A JP 2003084183 A JP2003084183 A JP 2003084183A
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filter
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optical axis
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連動レバーをフィルター枠の回動中心に対し
て光学フィルター側とは反対側に設けると、フィルター
枠における回動中心から連動レバーとの連結部までにあ
る程度の長さが必要となり、レンズ鏡筒が大径化する。 【解決手段】 光学フィルタ28,29の光路に対する
進退操作が可能なレンズ鏡筒において、光軸回りで回動
可能であり、光学フィルタを進退移動させるためのカム
部16a,16bを備えたカム板16と、鏡筒全周を囲
むリング状の外装部材であって、上記カム板を鏡筒外部
から回動させるために回動操作が可能なフィルタ操作環
32とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学フィルタを光
路に対して進退可能としたレンズ鏡筒およびこれを備え
たビデオカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】撮影光学系の光路中に光学フィルタを進
退させる機構は、従来は図12に示すように、フィルタ
ー200を保持するレボルバータイプのフィルター枠2
01やこのフィルター枠201を回動駆動する連動レバ
ー202を用いて構成されている。
【0003】また、レンズ鏡筒の外部から撮影者が光学
フィルターの出し入れ操作を行うための操作部に関して
は、特開平11−133478号公報にて提案されてい
るように、連動レバーをフィルター枠の回動中心に対し
て光学フィルター側とは反対側の外装部材上に配置し、
この連動レバーを撮影者が指でスライド操作することに
よってフィルターの進退操作を行っている。
【0004】ところで、ビデオカメラのうち撮影者が右
肩に担いで撮影を行うような比較的大型のものでは、撮
影者はレンズ鏡筒の右側面に装着されたドライブユニッ
トを右手で握り、カメラ全体を支えるとともにドライブ
ユニットのスイッチを操作してズーミングやフォーカシ
ングのサーボ駆動を行う一方、マニュアルズーミング、
マニュアルフォーカシングおよび光学フィルタの進退操
作(連動レバーの操作)を左手で行うことが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
や上記特開平11−133478号公報にて示されてい
るように、連動レバーをフィルター枠の回動中心に対し
て光学フィルター側とは反対側に設けると、フィルター
枠における回動中心から連動レバーとの連結部までにあ
る程度の長さが必要となるため、その分レンズ鏡筒の径
が大きくなるという問題がある。
【0006】また、光路に対して光学フィルタを退避可
能とするには、レンズ鏡筒に、光路外に退避した光学フ
ィルタやフィルター枠を収納するフィルタ収納部を、鏡
筒外周から突出するように設ける必要がある。
【0007】しかしながら、このフィルタ収納部がビデ
オカメラを担いでいる撮影者(像面側)から見て左側に
大きく突出していると、左手でマニュアルズーミング、
マニュアルフォーカシングおよび光学フィルタの進退操
作を行う際にフィルタ収納部が邪魔となってこれらの操
作を阻害する要因になるという問題がある。
【0008】さらに、従来用いられている連動レバーは
小さなツマミ部が設けられているだけであるので、光学
フィルタの進退操作性が悪いという問題もある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解消するた
めに、本発明では、光学フィルタの光路に対する進退操
作が可能なレンズ鏡筒において、光軸回りで回動可能で
あり、光学フィルタを進退移動させるためのカム部を備
えたカム板と、鏡筒全周を囲むリング状の外装部材であ
って、上記カム板を鏡筒外部から回動させるために回動
操作が可能なフィルタ操作環とを設けている。
【0010】これにより、光学フィルタ(光学フィルタ
を保持するフィルタ保持部材)におけるカム板のカム部
との係合部を、光路外であればある程度自由に設定する
ことが可能となる。例えば、フィルタ保持部材におい
て、上記係合部をフィルタ保持部材の回動軸の位置より
も光学フィルタ側に設けることも可能となる。このた
め、従来のように、フィルタ保持部材をその回動中心か
ら光学フィルタ側とは反対側に大きく延ばして連動レバ
ーに連結する必要がなくなり、その分、レンズ鏡筒を小
径化することが可能となる。
【0011】しかも、光学フィルタの進退操作を行うた
めの部材を、鏡筒全周を囲むリング状の外装部材(フィ
ルタ操作環)とすることで、従来のように連動レバーの
小さなツマミ部を指でつまんで操作する場合に比べて操
作性を良くすることが可能である。
【0012】また、レンズ鏡筒の外周のうち像面側から
見て一方の側面部分(例えば、右側面部分)に、ズーミ
ングやフォーカシングのサーボ駆動を行うためのドライ
ブユニットが装着される場合に、光路外に退避した光学
フィルタを収容するフィルタ収容部を、鏡筒外周のうち
像面側から見て上記ドライブユニットの装着側と同じ側
に主として突出するように設けるのがよい。
【0013】これにより、ドライブユニットを操作する
手とは反対の手(例えば、左手)を用いてマニュアルズ
ーミング、マニュアルフォーカシングおよび光学フィル
タの進退操作を行う際にフィルタ収納部が邪魔となるこ
とがなくなり、これらマニュアル操作がフィルタ収納部
の存在によって阻害されることをなくすることが可能と
なる。
【0014】さらに、フィルタ操作環の回動をロックす
るロック機構と、フィルタ操作環の周上に設けられ、上
記ロック機構を解除する解除操作部材とを有する場合
に、光学フィルタが光路から退避した状態で、解除操作
部材が光軸方向から見てフィルタ収容部の周方向端部近
傍に重なる位置に設けられているようにするとよい。
【0015】これにより、解除操作部材がフィルタ収容
部の周方向端部近傍に重なる位置に位置すること又は位
置していないことを目視した撮影者は、ただちに(つま
りは鏡筒外周およびフィルタ操作環上に描かれた指標を
確認しなくても)光学フィルタが光路外への退避状態に
あるか光路内への進入状態にあるかを確認することが可
能となる。
【0016】また、カム板の光軸方向前後に配置された
2つの鏡筒構成部材のうち一方の鏡筒構成部材の内径側
に、他方の鏡筒構成部材との結合のために用いられる、
光軸に向かって突出する突出片部を形成し、この突出片
部と上記一方の鏡筒構成部材の光軸方向端面との間に形
成されるスペース内にカム板を配置したり、上記カム板
に、このカム板の光軸方向前後に配置された2つの鏡筒
構成部材の結合部分を避けるための開口部を形成したり
することで、上記カム板を用いたレンズ鏡筒のより小径
化を図ることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図6には、本発
明の第1実施形態である前玉フォーカスタイプのズーム
レンズ鏡筒の外観構成を示している。このズームレンズ
鏡筒の像面側から見て右側面部分には、撮影者が右手で
操作可能なズームスイッチ61や不図示のフォーカスス
イッチ等と、これらスイッチの操作に応じてズーミング
やフォーカシング等のサーボ駆動を行う不図示の駆動機
構等を有するドライブユニット60が装着されている。
【0018】また、図1には、上記ズームレンズ鏡筒の
断面を示している。この図において、1はフォーカスレ
ンズであり、フォーカス鏡筒2に保持されている。3は
バリエーターレンズであり、バリエーター鏡筒4に保持
されている。7はコンペンセーターレンズであり、コン
ペ鏡筒8に保持されている。
【0019】10は絞りユニットである。絞りユニット
10の後方には、アフォーカルレンズ9がアフォーカル
鏡筒21により保持されて配置されており、さらにその
後方にNDフィルタ用スペースを空けてリレー系レンズ
11〜14が配置されている。
【0020】5は固定鏡筒であり、その外周に形成され
た雄ヘリコイド5aは、フォーカス鏡筒2の内周に形成
された雌ヘリコイド2aに係合している。このため、フ
ォーカス鏡筒2を、その外周に形成されたギヤ部2gを
通じてドライブユニット60からの駆動力で光軸回りで
回転駆動したり、マニュアルで回転操作したりすること
により、フォーカス鏡筒2およびフォーカスレンズ1は
固定鏡筒5に対して光軸方向に繰り出したり繰り込まれ
たりしてフォーカシングが行われる。
【0021】また、15はズーム操作環であり、固定鏡
筒5の内周に配置されたカム環6と一体回転可能に連結
されている。バリエーター鏡筒4およびコンペ鏡筒8に
設けられたコロ4a,8aは、カム環6に形成されたカ
ム溝4a,6aに係合している。このため、ズーム操作
環15を、その外周に形成されたギヤ部15gを通じて
ドライブユニット60からの駆動力で光軸回りで回転駆
動したり、マニュアルで回転操作したりすることによ
り、バリエーター鏡筒4(バリエーターレンズ3)およ
びコンペ鏡筒8(コンペンセーターレンズ7)が光軸方
向に進退してズーミングが行われる。
【0022】なお、固定鏡筒5は、アフォーカル鏡筒2
1を挟んで、リレー系レンズ11〜14を収容する後部
ベース鏡筒31に結合されている。後部ベース鏡筒36
の外周には、回転ベース筒36が配置され、さらに回転
ベース筒36の外周にはフィルター操作環32が回転可
能に取り付けられている。
【0023】図2および図3には、上記レンズ鏡筒のフ
ィルター配置部分となるアフォーカル鏡筒21の後部の
構成を示している。また、図4には、アフォーカル鏡筒
21よりも後側に配置される後部ベース鏡筒31以降の
部品を示している。さらに、図5には、アフォーカル鏡
筒21と後部ベース鏡筒31の内側に組み込まれる部品
を示している。
【0024】これらの図において、22はフィルター枠
Aであり、フィルターA28を保持している。
【0025】23はフィルター枠Bであり、フィルター
B29を保持している。ここでは、フィルター枠A22
とフィルター枠B23は同一部品であり、表裏を逆にし
て用いられる。また、フィルターA28とフィルターB
29はNDフィルター(光学フィルター)であり、フィ
ルターA28の濃度がフィルターB29の濃度よりも濃
くなっている。
【0026】フィルター枠A22とフィルター枠B23
には、これらの後方に配置されたフィルター駆動カム板
16(図5参照)のカム溝部16a,16bに係合する
カムピン22a,23aが固定されている。また、フィ
ルター枠A22,B23の基端部には、アフォーカル環
21の内側後端面に設けられた円柱筒部21d,21e
の外周面と回動可能に嵌合するスリーブ22b,23b
が取り付けられていおり、ビス51,52によって円柱
筒部21d,21eからスリーブ22b,23bの抜け
が防止される。なお、フィルター枠A22とフィルター
枠B23におけるカムピン22a,23aの固定位置
は、スリーブ22b,23bの取り付け位置よりもフィ
ルター側(先端側)である。
【0027】26,27はフィルター枠A22,B23
の最基端部に取り付けられた両端付勢バネであり、各フ
ィルター枠A22,B23を、光路内へのフィルター進
入位置を決める、アフォーカル環21の後端面に設けら
れたストッパー21aと光路外への退避位置を決めるス
トッパー21b,21cに選択的に突き当てるように付
勢する。
【0028】ここで、スリーブ22b,23bは互いに
異なる長さを有しており、フィルター枠A22,B23
同士が互いに干渉することがないよう、各フィルター枠
A22,B23の光軸方向位置を規定している。
【0029】フィルター駆動カム板16は、図5に示す
ように、後部ベース鏡筒31とこの後部ベース鏡筒31
にビスによって固定されたカム押さえ部材17とによっ
て挟まれて光軸方向移動が阻止されている。また、フィ
ルター駆動カム板16のラジアル受け16dの内周面
は、カム押さえ部材17に形成された円筒部17aの外
周面に回動可能に嵌合している。
【0030】さらに、フィルター駆動カム板16には、
フィルターA28,B29の光路内への進入を検知する
ためのフォトインタラプタ19a,19bを作動させる
遮光片部16が形成されている。
【0031】後部ベース鏡筒31は、円筒部とその前側
に形成されたフランジ部とを有している。円筒部の内側
前端面には、リレー系レンズ11,12を保持するリレ
ー枠18がビスにより固定されている。
【0032】また、後部ベース鏡筒31のフランジ部の
前端面における外周部4箇所には、光軸中心に向かって
突出する突出片部31a,31b,31c,31dが形
成されている。これら突出片部31a〜31dの前面に
は、アフォーカル環21の内側後端面に形成された円柱
筒部21c,21d,21e,21fの端面が接し、突
出片部31a〜31dの後方から、これら突出片部31
a〜31dに形成された穴部を通されたビスが円柱筒部
21c〜21fにネジ込まれる。これにより、アフォー
カル環21と後部ベース鏡筒31とが結合される。
【0033】ここで、本実施形態では、突出片部31a
〜31dと後部ベース鏡筒31のフランジ壁面31jと
の間には光軸方向スペースが形成されており、この光軸
方向スペース内にフィルター駆動カム板16が配置され
る。すなわち、図1に示すように、突出片部31a〜3
1dとフランジ壁面31jとによってU字形状部31f
が構成され、このU字形状部31f内にフィルター駆動
カム板16を抱えるようになっている。
【0034】そして、図5に示すように、後部ベース鏡
筒31のフランジ壁面31jにおける突出片部31a〜
31dと対向する部分には開口部31gが形成されてお
り、アフォーカル環21と後部ベース鏡筒31とを結合
させる際に開口部31gの後方からビス止め用の工具を
挿入することができるようになっている。
【0035】また、フランジ壁面31jにおける開口部
31gの周方向近傍には、アフォーカル鏡筒21とこの
アフォーカル鏡筒21の前側の鏡筒、すなわち固定鏡筒
5とのビス結合を行う際に後方から工具を挿入するため
の開口部31hも形成されている。
【0036】フィルター駆動カム板16の外周部には、
このフィルター駆動カム板16を後部ベース鏡筒31の
U字形状部31f内に前方から組み込む際に突出片部3
1a〜31dを避けるための切り欠き形状部16eが形
成されている。また、フィルター駆動カム板16の外周
部には、アフォーカル鏡筒21と後部鏡筒5とのビス結
合時に工具を避けるための切り欠き形状部16gも形成
されている。
【0037】また、フィルター枠が退避した状態でフィ
ルター枠自身で後部鏡筒5とアフォーカル鏡筒21のビ
ス結合穴を隠す場合は、フィルター枠が進入した状態で
のカム位置で工具用の切り欠きを合わせて設ける。
【0038】また、フランジ壁面31jにおける開口部
31g,31hは、後部ベース鏡筒31の円筒部上に配
置されるフィルター操作環32によって塞がれ、外部か
ら開口部31g,31hを通って鏡筒内にゴミ等が侵入
することを防ぐことができるようになっている。
【0039】なお、後部ベース鏡筒31のフランジ部の
外周面は、フィルター操作環32の摺動面となっている
ため、この外周面まで開口部31g,31hが広がらな
いように(外周面が切り欠かれないように)なってい
る。
【0040】以上のようにレンズ鏡筒を構成すること
で、鏡筒内部にて光軸回りで回動するフィルター駆動カ
ム板16を組み込んだにもかかわらず、フィルター駆動
カム板16を組み込んだ部分の鏡筒外径を大きくするこ
とがない。
【0041】また、アフォーカル環21における像面側
から見て上下位置を含む右側の部分には、内部に光路に
対して退避したフィルターA28,B29およびフィル
ター枠A22,B23を収納するフィルタ収納部21f
が、鏡筒径方向外方に突出するように形成されている。
【0042】このフィルタ収納部21fの後端開口は、
後部ベース鏡筒31のフランジ部の外周面からさらに径
方向外方に張り出した蓋部31iによって塞がれる。
【0043】このように、レンズ鏡筒の円筒状の外周か
ら突出するフィルタ収納部21fを、像面側から見て上
下位置を含む右側の部分に設けることにより、レンズ鏡
筒の左側の部分での大きな突出部をなくすることができ
る。このため、フォーカス鏡筒2やズーム操作環15や
フィルター操作環32の操作を左手で行う場合に、フィ
ルタ収納部21fによって操作が阻害されることがな
い。
【0044】次に、フィルター駆動カム板16の操作機
構について図4を用いて説明する。後部ベース鏡筒31
の円筒部の外周上には、回転ベース36が取り付けられ
ており、この回転ベース36の前側円筒部の外周上およ
び後部ベース鏡筒31のフランジ部の外周上には、フィ
ルター操作環32が回転可能に取り付けられている。
【0045】図1および図7に示すように、フィルター
操作環32の内周張り出し部には、溝部32aが形成さ
れており、後部ベース鏡筒31のフランジ壁面31jに
は円弧形状の溝部31eが形成されている。フィルター
駆動カム板16の後面には、凸部16fが設けられてお
り、この凸部16fは後部ベース鏡筒31の溝部31e
を通ってフィルター操作環32の溝部32aに係合して
いる。このため、フィルター操作環32を回動操作する
と、凸部16fと溝部32aとの係合によってその回転
がフィルター駆動カム板16に伝達され、フィルター駆
動カム板16が光軸回りで回動する。そして、フィルタ
ー駆動カム板16の回動により、フィルター枠A22,
B23が光路に対して進退するよう光軸直交面内で回動
駆動される。
【0046】また、フィルター操作環32にはフィルタ
ー位置をロックするためのロック機構が設けられてい
る。33はフィルターロック解除ボタンであり、フィル
ター操作環32に形成された貫通穴内をフィルター操作
環32の内径側から通されたフィルターロック軸35の
ねじ部に結合されている。フィルターロック解除ボタン
33とフィルター操作環32の上記貫通穴の周囲部との
間にはコイルばね34が配置されており、フィルターロ
ック解除ボタン33およびフィルターロック軸35はこ
のばね34によってフィルター操作環32の径方向外方
に付勢されている。
【0047】回転ベース36の前側円筒部には、周方向
に延びるガイド溝部36aが形成されており、このガイ
ド溝部36aの両端部と中間部(光軸中心として22.
5°ごとの位置)には、フィルターロック軸35の下端
部に形成された大径部35aとほぼ同径のストッパー穴
36bが形成されている。フィルターロック解除ボタン
33がフィルター操作環32の径方向内方に向かって押
圧操作されておらず(非操作状態)、フィルターロック
軸35の大径部35aがストッパー穴36bに係合する
と、フィルター操作環32の回動がロックされる。
【0048】フィルターロック解除ボタン33がフィル
ター操作環32の径方向内方に向かって押圧操作され、
フィルターロック軸35の大径部35aとストッパー穴
36bとの係合が外れることによってフィルター操作環
32の回動ロックが解除され、回動操作可能となる。
【0049】そして、フィルター操作環32の回動とと
もにフィルターロック軸35の大径部35aが他のスト
ッパー穴36bに重なる位置に到達すると、ばね34の
付勢力によってフィルターロック解除ボタン33および
フィルターロック軸35が非操作状態の位置に戻り、フ
ィルターロック軸35の大径部35aと上記他のストッ
パー穴36bとが係合して、再びフィルター操作環32
の回動がロックされる。
【0050】フィルターロック解除ボタン33がレンズ
鏡筒の真上位置、すなわちフィルター収納部21fの周
方向一端の近傍位置にあるときは、2枚のフィルターA
28,B29は共に光路外に退避してフィルター収納部
21fの内側にその一部が収納された状態である。
【0051】このように、両フィルターA28,B29
が退避状態のときに、フィルターロック解除ボタン33
がフィルター収納部21fの周方向一端(上端)の近傍
位置に位置するようにすることで、撮影者に両フィルタ
ーA28,B29が退避状態であることを確認させるこ
とができる。このとき、撮影者はカメラのファインダー
から目を離す必要がなく、フィルター収納部21fの周
方向一端(上端)のすぐ後方にフィルターロック解除ボ
タン33があることを手の指の感触等で確認することが
でき、スムーズに所望の撮影状態(フィルター進退状
態)を得ることができる。
【0052】また、フィルターロック解除ボタン33が
フィルター収納部21fの後方から外れた位置(レンズ
鏡筒の左側部分)にある場合は、フィルター挿入状態で
あることを容易に認識することができる。
【0053】この状態から、フィルターロック解除ボタ
ン33を押圧操作し、フィルターロック軸35の大径部
35aと上端のストッパー穴36bとの係合を解除して
フィルター操作環32を像面側から見て反時計回り方向
に回動させると、フィルター駆動カム板16も同方向に
回動し、フィルター枠A22が下方に回動駆動される。
これにより、フィルター枠A22に保持されたフィルタ
ーA28が光路内に挿入され、フィルターA28の光軸
と光路の光軸とがほぼ一致した時点で、上記フィルター
ロック軸35の大径部35aと中間のストッパー穴36
bとの係合によるロックが掛かる。
【0054】さらに、この状態から、フィルターロック
解除ボタン33を押圧操作してフィルター操作環32を
像面側から見て反時計回り方向に回動させると、フィル
ター枠B23が上方に回動駆動されるとともに、フィル
ター枠A22が上方に回動駆動される。これにより、フ
ィルター枠B23に保持されたフィルターB29が光路
内に挿入される一方、フィルターA28が光路外に退避
する。
【0055】そして、フィルターB29の光軸と光路の
光軸とがほぼ一致した時点で、上記フィルターロック軸
35の大径部35aと下端側のストッパー穴36bとの
係合によるロックが掛かる。
【0056】なお、この位置から逆にフィルター操作環
32を回動させることで、逆の順でフィルターA28,
B29の光路に対する進退が行われる。
【0057】後部ベース鏡筒31の内周には雌ヘリコイ
ドが形成されており、この雌ヘリコイド、には、ヘリコ
イド鏡筒55の外周に形成された雄ヘリコイドが係合し
ている。このヘリコイド鏡筒55の内周には、リレー系
レンズ13,14が保持されている。
【0058】また、後部ベース鏡筒31の円筒部上に配
置された回転ベース36の後側円筒部の外周には、締め
付けリング37が配置されており、図4および図6に示
した締め付けノブ46によって回転ベース36の後側円
筒部に対して固定される。
【0059】また、締め付けリング37の外周には、マ
クロリング39が配置されている。このマクロリング3
9の周方向1箇所には、FB連結シャフト43がねじ込
まれて一体となっている。FB連結シャフト43の先端
は、ヘリコイド鏡筒55の外周に形成された、光軸方向
に延びる縦溝部(図示せず)に連結されている。
【0060】マクロリング39の光軸回りでの回転操作
によって、FB連結シャフト43によって一体化された
ヘリコイド鏡筒55が回転すると、後部ベース鏡筒31
の内周に形成された雌ヘリコイドとヘリコイド鏡筒55
の外周に形成された雄ヘリコイドとの係合作用によっ
て、ヘリコイド鏡筒55は光軸回りで回転しながら光軸
方向に進退し、フランジバック調整を行うことができ
る。
【0061】図4に示すように、マクロリング39の周
方向1箇所(但し、FB連結シャフト43のねじ込み位
置とは異なる位置)にはFBロック台42が形成されて
おり、このFBロック台42に形成された穴部には、ば
ね41とロックボタン40とが配置されている。また、
ロックボタン40には、ロックシャフト38が鏡筒内径
側からねじ止めされる。
【0062】締め付けリング37には、周方向に延びて
一端にストッパー穴37bが形成されたガイド溝部37
aが形成されている。ロックシャフト38の下端に形成
された大径部38aはストッパー穴37bと径がほぼ同
じである。
【0063】ロックボタン40の非操作状態では、ばね
41によってマクロリング39の径方向外方位置に保持
されたロックシャフト38の大径部38aがストッパー
穴37bに係合することによって、締め付けリング37
とマクロリング39とが一体で回転可能となる。したが
って、締め付けノブ46の締め付け作用によって、マク
ロリング39を固定することができる。
【0064】また、ロックボタン40をマクロリング3
9の径方向内方に向かって押し込むことで、ロックシャ
フト38の大径部38aとストッパー穴37bとの係合
が外れ、締め付けリング46を緩めることなくマクロリ
ング39を回転させることができる。そして、マクロリ
ング39を回転させることで、ヘリコイド鏡筒55を光
軸方向前方に繰り出してマクロ撮影状態とすることがで
きる。
【0065】また、後部ベース鏡筒31の円筒部の後端
部には、マウント45がねじ止め固定されている。この
マウント45は、不図示のビデオカメラ本体に設けられ
たマウントに対して着脱可能となっている。
【0066】なお、マウント45と回転ベース36とに
より、締め付けリング37とマクロリング39の光軸方
向移動を阻止している。
【0067】図6には、フィルターロック解除ボタン3
3がレンズ鏡筒の真上位置、すなわち2枚のフィルター
A28,B29が共に光路外に退避している状態のレン
ズ鏡筒の外観を示している。
【0068】32aはフィルター操作環32の外周に刻
印された指標であり、アフォーカル鏡筒21の外周に刻
印されたフィルターの進退状態を示す指標21gのいず
れかに指標32aが合うことで、撮影者にフィルターの
進退状態を確認させることができる。
【0069】(第2実施形態)図9には、本発明の第2
実施形態である前玉フォーカスタイプのズームレンズ鏡
筒を示している。また、図10は、上記レンズ鏡筒にお
けるフィルター枠の駆動部を光軸方向から見た図であ
る。
【0070】これらの図において、101はフォーカス
レンズ群であり、107のフォーカス操作リング7に保
持されている。フォーカス操作リング7の内周には、フ
ォーカシングのためのヘリコイド部7aが形成されてい
る。
【0071】102はズームレンズ群であり、ズーム保
持枠118に保持されている。ズーム保持枠118に設
けられたカムフォロワー118a,118bはズーム操
作環119に連動して光軸回りで回転するカム環125
に形成されたカム溝部125aに係合している。このた
め、ズーム操作環119を回転させることにより、ズー
ム保持枠118およびズームレンズ群102は光軸方向
に移動し、ズーミングが行われる。103はアフォーカ
ルレンズ群であり、前部固定鏡筒117に保持されてい
る。
【0072】104は前リレーレンズ群であり、前リレ
ーレンズ保持枠116に保持されている。105は後リ
レーレンズ群であり、後リレーレンズ保持枠115に保
持されている。106は保護ガラスであり、不図示のビ
デオカメラ本体のマウントに対する着脱が可能なマウン
ト113の開口部に取り付けられた裏蓋114に保持さ
れている。
【0073】120は絞りユニットであり、羽根部12
0aを開閉駆動することで、通過光量を制御する。
【0074】109は中間固定鏡筒であり、110は後
部固定鏡筒である。これら中間固定鏡筒109、後部固
定鏡筒110および前部固定鏡筒117は互いにネジで
固定されている。
【0075】112はリレー位置調整操作環であり、連
動ピン126を介して後リレーレンズ保持枠115に形
成された、光軸方向に延びる縦溝15bに連結されてい
る。後リレーレンズ保持枠115の外周にはヘリコイド
部115aが形成されており、このヘリコイド部115
aは、後部固定鏡筒110の内周に形成されたヘリコイ
ド部110aに係合している。このため、リレー位置調
整操作環112を光軸回りで回転させると、その回転が
後部固定鏡筒110に伝達され、後部固定鏡筒110は
回転しながら光軸方向に移動する。これにより、バック
フォーカスを調整することができる。
【0076】なお、リレー位置調整操作環112には、
固定ネジ27が取り付けられており、この固定ネジ27
の締め付けによってリレー位置調整操作環112を後部
固定鏡筒110に対して固定することができる。
【0077】122,123はそれぞれ互いに濃度が異
なるNDフィルター(光学フィルター)128,129
を保持するフィルター枠である。これらフィルター枠1
22,123は、前部固定鏡筒117に形成された回動
軸部117a,117bを中心に光軸直交面内で回動可
能となっている。
【0078】なお、両NDフィルター128,129が
光路外に退避した状態では、フィルター枠122,12
3は互いに重なることなく光路を挟んで互いに逆方向に
配置される。前部固定鏡筒117の後端部と中間固定鏡
筒109とにより、光路外に退避したフィルター枠12
2,123の一部を収容するフィルター収容部が形成さ
れ、このフィルター収容部はレンズ鏡筒の円筒状の外周
面から径方向外方に突出している。
【0079】また、フィルター枠122,123は同一
部品であり、レンズ鏡筒内では裏表を逆にして使用して
いる。
【0080】前部固定鏡筒117と中間固定鏡筒109
との間であって、フィルター枠122,123における
回動軸周辺には、両フィルター枠122,123の進退
移動スペースを仕切るための仕切りレール部124が設
けられている。
【0081】また、121は光軸を中心に回転可能なN
Dカム板である。このNDカム板121には、各フィル
ター枠122,123における回動軸よりもNDフィル
ター側に設けられたカムピン122a,123aに係合
するカム溝部121a,121bが形成されている。
【0082】このように、各フィルター枠122,12
3における回動軸よりもNDフィルター側にカムピン1
22a,123aを設けることで、フィルター枠12
2,123を小型化することができ、レンズ鏡筒のうち
NDカム板121が収容された部分の径を大きくするこ
となく、NDカム板121の回転角によって2つのND
フィルター128,129の光路に対する進退を制御す
ることができる。
【0083】また、130はフィルター操作環であり、
後部固定鏡筒110の前部外周上に回動可能に取り付け
られている。このフィルター操作環30は、NDカム板
121の係合部121aと係合することによって、ND
カム板121を一体回転可能に連結されている。
【0084】このため、フィルター操作環130の回動
操作によりNDフィルター128,129の光路に対す
る進退を行うことができるとともに、フィルター操作環
130の回動角度を選択することで、NDフィルター1
28,129の光路に対する進退量を制御することがで
きる。
【0085】なお、NDカム板121をアクチュエータ
(例えば、第1実施形態にて説明したドライブユニット
内のモータ)によって駆動することも可能である。この
場合、カム板121等の回転角もしくは前もって決めら
れた位置を検出するためのセンサーを設け、このセンサ
ーからの情報に基づいてNDフィルター128,129
の光路に対する進退および進退量を制御することができ
る。
【0086】(第3実施形態)図11には、本発明の第
3実施形態であるズームレンズ鏡筒内に設けられたフィ
ルター枠の駆動の様子を光軸方向から見て示している。
なお、ズームレンズ鏡筒全体の基本構成は第2実施形態
のズームレンズ鏡筒と同様である。
【0087】131,132はフィルター枠であり、第
2実施形態と同様に、同一の部品を裏表を逆にして使用
している。これらフィルター枠131,132は互いに
濃度が異なるNDフィルター138,139を保持して
いる。
【0088】131a,132bは、フィルター枠13
1,132に形成されたばね掛け用の曲げ部であり、こ
れら曲げ部131a,132bには、両端付勢バネ13
3a,133bの一端が掛けられている。なお、両端付
勢バネ133a,133bの他端は固定部(例えば、第
2実施形態にいう中間固定鏡筒109)に掛けられてい
る。
【0089】これら両端付勢バネ133a,133b
は、各フィルター枠131,132を、光路内へのフィ
ルター進入位置を決める、固定部に設けられたストッパ
ー34と光路外への退避位置を決めるストッパー35,
36に選択的に突き当てるように付勢する。
【0090】このとき、光軸回りで回動可能なNDカム
板141に設けられたカム溝部141a,141bに
は、フィルター枠131,132がフィルター進入位置
およびフィルター退避位置からバネ付勢の中点を乗り越
えるためのカム面が必要となり、フィルター進入位置お
よびフィルター退避位置においてはカム溝部141a,
141bは、フィルター枠131,132における回動
軸よりもNDフィルター側に設けられたカムピン131
a,132aと接触する必要がなく、カムピン131
a,132aから逃げる形状に形成されている。
【0091】なお、NDカム板141をアクチュエータ
(例えば、第1実施形態にて説明したドライブユニット
内のモータ)によって駆動することも可能である。この
場合、カム板141等の回転角もしくは前もって決めら
れた位置を検出するためのセンサーを設け、このセンサ
ーからの情報に基づいてNDフィルター138,139
の光路に対する進退および進退量を制御することができ
る。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光軸回りで回動可能なカム板によって光学フィルタを進
退移動させるようにするとともに、鏡筒全周を囲むリン
グ状の外装部材としてのフィルタ操作環によって上記カ
ム板を鏡筒外部から回動させるようにしているので、光
学フィルタ(光学フィルタを保持するフィルタ保持部
材)におけるカム板のカム部との係合部を、光路外であ
ればある程度自由に設定することができる。特に、フィ
ルタ保持部材において、上記係合部をフィルタ保持部材
の回動軸の位置よりも光学フィルタ側に設けることがで
きる。したがって、従来のように、フィルタ保持部材を
その回動中心から光学フィルタ側とは反対側に大きく延
ばして連動レバーに連結する必要がなくなり、その分、
レンズ鏡筒を小径化することができる。
【0093】しかも、フィルタ操作環を、鏡筒全周を囲
むリング状の外装部材とすることで、従来のように連動
レバーの小さなツマミ部を指でつまんで操作する場合に
比べて操作性を良くすることができる。
【0094】また、レンズ鏡筒の外周のうち像面側から
見て一方の側面部分(例えば、右側面部分)にドライブ
ユニットが装着される場合に、光路外に退避した光学フ
ィルタを収容するフィルタ収容部を、鏡筒外周のうち像
面側から見て上記ドライブユニットの装着側と同じ側に
主として突出するよう設ければ、ドライブユニットを操
作する手とは反対の手(例えば、左手)を用いてマニュ
アルズーミング、マニュアルフォーカシングおよび光学
フィルタの進退操作を行う際にフィルタ収納部が邪魔と
なることがなくなり、これらマニュアル操作がフィルタ
収納部の存在によって阻害されることをなくすることが
できる。
【0095】さらに、フィルタ操作環の操作(光学フィ
ルターの進退)のロック機構を解除する解除操作部材
を、フィルター退避状態にて光軸方向から見てフィルタ
収容部の周方向端部近傍に重なる位置に位置させるよう
にすることで、撮影者に光学フィルタが光路外への退避
状態にあるか光路内への進入状態にあるかを容易に確認
させることができる。
【0096】また、カム板の光軸方向前後に配置された
2つの鏡筒構成部材のうち一方の鏡筒構成部材の内径側
に、他方の鏡筒構成部材との結合のために用いられる、
光軸に向かって突出する突出片部を形成し、この突出片
部と上記一方の鏡筒構成部材の光軸方向端面との間に形
成されるスペース内にカム板を配置したり、上記カム板
に、このカム板の光軸方向前後に配置された2つの鏡筒
構成部材の結合部分を避けるための開口部を形成したり
することで、上記カム板を用いたレンズ鏡筒のより小径
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるズームレンズ鏡筒
の断面図。
【図2】上記ズームレンズ鏡筒を構成するアフォーカル
鏡筒の内部を示す斜視図。
【図3】上記ズームレンズ鏡筒を構成するアフォーカル
鏡筒に組み込まれるフィルター関係部品の構成を示す斜
視図。
【図4】上記ズームレンズ鏡筒の分解斜視図。
【図5】上記ズームレンズ鏡筒の分解斜視図。
【図6】上記ズームレンズ鏡筒の外観図。
【図7】上記ズームレンズ鏡筒の分解斜視図。
【図8】上記ズームレンズ鏡筒を構成する締め付けリン
グおよび締め付けノブを示す後面図。
【図9】本発明の第2実施形態であるズームレンズ鏡筒
の断面図。
【図10】上記第2実施形態のズームレンズ鏡筒におけ
るフィルター保持枠の進退動作を説明する図。
【図11】本発明の第3実施形態のズームレンズ鏡筒に
おけるフィルター保持枠の進退動作を説明する図。
【図12】従来のレンズ鏡筒におけるフィルター保持枠
の進退動作を説明する図。
【符号の説明】
1 フォーカスレンズ 2 フォーカス鏡筒 3 バリエーターレンズ 4 バリエーター鏡筒 5 固定鏡筒 6,7 コンペンセーターレンズ 8 コンペ鏡筒 9 アフォーカルレンズ 10 絞りユニット 11〜14 リレー系レンズ 15 ズーム操作環 16 カム環 17 カム押さえ 21 アフォーカル鏡筒 22 フィルター枠A 23 フィルター枠B 25、26、27 両端付勢バネ 28 フィルターA 29 フィルターB 32 フィルター操作環 33 フィルターロック解除ボタン 34 ばね 35 フィルターロック軸 36 回転ベース 37 締め付けリング 38 ロックシャフト 39 マクロリング 40 ロックボタン 41 ばね 45 マウント 46 締め付けノブ 55 ヘリコイド鏡筒 60 ドライブユニット 101 フォーカスレンズ群 102 ズームレンズ群 103 アフォーカルレンズ群 104 前リレーレンズ群 105 後リレーレンズ群 106 保護ガラス 107 フォーカス操作リング 109 中間固定鏡筒 110 後部固定鏡筒 112 リレー位置調整操作環 113 マウント 114 裏蓋 115 後リレーレンズ保持枠 116 前リレーレンズ保持枠 117 前部固定部材 118 ズーム部保持枠 119 ズーム操作環 120 絞りユニット 121 NDカム板 122,123 フィルター枠 125 カム環 126 カムフォロワー 127 固定ネジ 128 NDフィルター,NDフィルター 130 フィルター操作環

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学フィルタの光路に対する進退操作が
    可能なレンズ鏡筒であって、 光軸回りで回動可能であり、前記光学フィルタを進退移
    動させるためのカム部を備えたカム板と、 鏡筒全周を囲むリング状の外装部材であって、前記カム
    板を鏡筒外部から回動させるために回動操作が可能なフ
    ィルタ操作環とを有することを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 前記光学フィルタを保持し、光路に対し
    て前記光学フィルタを進退させるよう回動可能なフィル
    タ保持部材を備えるとともに、このフィルタ保持部材に
    前記カム板のカム部との係合部が設けられており、 前記フィルタ保持部材において、前記係合部が前記フィ
    ルタ保持部材の回動軸の位置よりも光学フィルタ側に設
    けられていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ
    鏡筒。
  3. 【請求項3】 前記光学フィルタを複数有し、前記カム
    板の回動により前記複数の光学フィルタが選択的に光路
    に対して進退することを特徴とする請求項1に記載のレ
    ンズ鏡筒。
  4. 【請求項4】 操作スイッチとこの操作スイッチの操作
    に応じて変倍および焦点調節のうち少なくとも一方のサ
    ーボ駆動を行う駆動機構とを含むドライブユニットが鏡
    筒外周のうち像面側から見て一方の側面部分に装着可能
    であり、 光路外に退避した前記光学フィルタを収容するフィルタ
    収容部が、鏡筒外周のうち像面側から見て前記ドライブ
    ユニットの装着側と同じ側に主として突出するように設
    けられていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ
    鏡筒。
  5. 【請求項5】 前記フィルタ操作環の回動をロックする
    ロック機構と、前記フィルタ操作環の周上に設けられ、
    前記ロック機構を解除する解除操作部材とを有し、 前記光学フィルタが光路から退避した状態で、前記解除
    操作部材が光軸方向から見て前記フィルタ収容部の周方
    向端部近傍に重なる位置に設けられていることを特徴と
    する請求項4に記載のレンズ鏡筒。
  6. 【請求項6】 前記カム板の光軸方向前後に配置された
    2つの鏡筒構成部材のうち一方の鏡筒構成部材の内径側
    に、他方の鏡筒構成部材との結合のために用いられる、
    光軸に向かって突出する突出片部が形成されており、 前記突出片部と前記一方の鏡筒構成部材の光軸方向端面
    との間に形成されるスペース内に前記カム板が配置され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  7. 【請求項7】 前記一方の鏡筒構成部材の光軸方向端面
    における前記突出片部に対向する位置に、前記2つの鏡
    筒構成部材を結合させるための工具を挿入する工具穴部
    が形成されており、 前記工具穴部は組立完了状態において前記フィルタ操作
    環によって塞がれていることを特徴とする請求項6に記
    載のレンズ鏡筒。
  8. 【請求項8】 前記カム板に、このカム板の光軸方向前
    後に配置された2つの鏡筒構成部材の結合部分を避ける
    ための開口部を形成したことを特徴とする請求項1に記
    載のレンズ鏡筒。
  9. 【請求項9】 前記カム板に、このカム板の光軸方向前
    後に配置された2つの鏡筒構成部材のうち少なくとも一
    方に隣接する鏡筒構成部材を結合させる際に使用される
    工具を挿入可能な開口部を形成したことを特徴とする請
    求項1に記載のレンズ鏡筒。
  10. 【請求項10】 請求項1から9のいずれかに記載のレ
    ンズ鏡筒と、このレンズ鏡筒が装着されるビデオカメラ
    本体とを有することを特徴とするビデオカメラ。
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