JPH09274787A - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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Publication number
JPH09274787A
JPH09274787A JP8236496A JP8236496A JPH09274787A JP H09274787 A JPH09274787 A JP H09274787A JP 8236496 A JP8236496 A JP 8236496A JP 8236496 A JP8236496 A JP 8236496A JP H09274787 A JPH09274787 A JP H09274787A
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JP
Japan
Prior art keywords
opening
closing lid
coil spring
tape
support shaft
Prior art date
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Application number
JP8236496A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Shimazu
智明 島津
Haruomi Enomoto
晴臣 榎本
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじりコイルばね(ドアスプリング)と共に
組み付ける開閉蓋の組み付け作業を容易に行うことがで
きる組立性に優れたテープカートリッジを提供する。 【解決手段】 上ハーフ1の内面1aに形成された支持
軸28にドアスプリング18及び開閉蓋17が取り付け
られ、該ドアスプリング18により付勢される該開閉蓋
17により、該カートリッジ本体に設けられた開口部が
開閉自在とされているテープカートリッジにおいて、上
記上ハーフ1の内面1aに形成された外周壁34の一部
に切欠部35を設け、且つ上記支持軸28の近傍に突起
36を設け、上記ドアスプリング18を該支持軸28に
取り付ける際に、該ドアスプリング18の一方の腕部1
8aを、該切欠部35に係止させ、他方の腕部18b
を、一旦該突起36に仮り止めした後、該他方の腕部1
8bを上記開閉蓋17に係止させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンピュー
タ等のバックアップとして使用されるデータストレージ
用のテープカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンピュータ等のバックアップ
として使用されるデータストレージ用のテープカートリ
ッジとしては、図10に示すように、上ハーフ101と
下ハーフ102とからなるカートリッジ本体103内
に、円盤状をなす上フランジ104及び下フランジ10
5を有する磁気テープ106の巻回された単一のテープ
リール107が、コイルバネであるリールスプリング1
08により該下ハーフ102側へ常時付勢されて収納さ
れているものが提案されている。
【0003】上記テープリール107は、上フランジ1
04と下フランジ105とを有し、該上フランジ104
に設けられたハブに、リーダーテープ109が接続され
た磁気テープ106を巻装するようになっている。この
テープリール107は、上フランジ104の中心部に形
成された円形凹部内に圧入固定されるリング状のベアリ
ングを有し、そのベアリングにやはり図示しないリール
回転支持軸が取付けられることにより、該リール回転支
持軸を中心として回転するようになっている。
【0004】また、上記テープリール107は、一端側
が上ハーフ101の内面101aに接し、他端側がリー
ル回転支持軸に接するリールスプリング108によっ
て、常時下ハーフ102側へ付勢されるようになされて
いる。なお、かかるリールスプリング108は、円筒状
をなす圧縮コイルバネとされている。
【0005】このテープカートリッジにおいては、記録
及び/又は再生装置(以下、単にドライブ装置という)
に装着されない非使用時では、ねじりコイルばね11
0,111によって付勢された一対のブレーキ部材11
2,113により、上記テープリール107が回転不可
能とされている。すなわち、上記テープリール107
は、上フランジ104の外周囲に形成された歯車部11
4に、各ブレーキ部材112,113に設けられた噛合
部115,116が噛み合うことによって、回転不可能
となっている。
【0006】また、この非使用時においては、磁気テー
プ106が完全にテープリール107に巻かれた状態に
あり、リーダーテープ109が、カートリッジ本体10
3の側面寄りに設けられたフック117に係止されるよ
うになっている。また、磁気テープ106をカートリッ
ジ本体103の外部へと引き出すための開口部は、カー
トリッジ本体103に対して回動自在に取り付けられた
開閉蓋118によって閉塞された状態とされている。
【0007】一方、ドライブ装置にテープカートリッジ
が装着された使用時においては、テープリール107が
リールスプリング108の付勢力に抗してカートリッジ
本体103の中央位置へと持ち上げられると共に、ブレ
ーキ部材112,113のロックが解除されて、テープ
リール107が回転可能な状態とされる。さらに、開閉
蓋118は、ドライブ装置側に設けられる蓋開閉手段に
よって開いた状態とされる。そしてさらに、ドライブ装
置側に設けられたテープ引出手段によって、磁気テープ
106が、カートリッジ本体103より外部へと引き出
された状態とされる。
【0008】また、このテープカートリッジにおいて
は、磁気テープ106に誤って情報を記録してしまわな
いようにするための誤消去防止部材119が設けられて
いる。この誤消去防止部材119は、上記開閉蓋118
とは反対側のカートリッジ本体103の側面にスライド
自在に設けられている。
【0009】ところで、上記開閉蓋118は、図11に
示すように、上ハーフ101の内面101aに形成され
た円柱状をなす支持軸121に回転自在に取り付けられ
ている。そして、この開閉蓋118は、上記支持軸12
1に取り付けられるねじりコイルばねであるドアスプリ
ング122によって、常時カートリッジ本体103の開
口部を閉塞する方向に付勢されるようになされている。
【0010】上記開閉蓋118を組み立てるには、先
ず、図12に示すように、ドアスプリング122を支持
軸121に取り付ける。次に、ドアスプリング122の
一方の腕部122aを、上ハーフ101の内面101a
に形成された外周壁123に接触させる。次いで、他方
の腕部122bを、上記ドアスプリング122の付勢力
に抗して図12中矢印X方向で示すばねの巻き方向に回
動させ、同図中点線で示す位置まで回動せしめる。
【0011】そして、この状態のときに、上記開閉蓋1
18を上記支持軸121に組み付ける。上記開閉蓋11
8を上記支持軸121に組み付けるに際しては、図13
に示すように、開閉蓋118に設けられた一対の蓋取付
部材124,125に設けられた挿通孔126に、上記
支持軸121を挿通させる。そして、この開閉蓋118
の基端部に設けられるばね係止部127に、先のドアス
プリング122の他方の腕部122bを係止させる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
に、ドアスプリング122の他方の腕部122bを、該
ドアスプリング122の付勢力に抗して回動させた状態
で、上記支持軸121に開閉蓋118を取り付ける必要
があるため、該開閉蓋118の上記支持軸121への取
り付けが作業が面倒なものとなる。この開閉蓋118の
支持軸121への取り付け作業は、熟練を要した者であ
ってもかなり困難である。
【0013】従って、本発明の目的は、ねじりコイルば
ね(ドアスプリング)と共に組み付ける開閉蓋の組み付
け作業を容易に行うことができる組立性に優れたテープ
カートリッジを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、上ハーフと下ハーフとからなるカートリッジ本体内
に、上フランジ及び下フランジを有する磁気テープの巻
回された単一のテープリールが、コイルバネにより該下
ハーフ側へ常時付勢されて収納されており、該上ハーフ
の内面に形成された支持軸にねじりコイルばね及び開閉
蓋が取り付けられ、該ねじりコイルばねにより付勢され
る該開閉蓋により、該カートリッジ本体に設けられた開
口部が開閉自在とされているテープカートリッジにおい
て、上記上ハーフの内面に形成された外周壁の一部に切
欠部を設け、上記ねじりコイルばねを該支持軸に取り付
ける際に、該ねじりコイルばねの一方の腕部を該切欠部
に係止させ、該他方の腕部を上記開閉蓋に係止させてい
ることを特徴とするテープカートリッジを提供すること
により、上記の目的を達成したものである。
【0015】請求項2に記載の本発明は、上ハーフと下
ハーフとからなるカートリッジ本体内に、上フランジ及
び下フランジを有する磁気テープの巻回された単一のテ
ープリールが、コイルバネにより該下ハーフ側へ常時付
勢されて収納されており、該上ハーフの内面に形成され
た支持軸にねじりコイルばね及び開閉蓋が取り付けら
れ、該ねじりコイルばねにより付勢される該開閉蓋によ
り、該カートリッジ本体に設けられた開口部が開閉自在
とされているテープカートリッジにおいて、上記支持軸
の近傍に突起を設け、上記ねじりコイルばねを該支持軸
に取り付ける際に、該ねじりコイルばねの一方の腕部を
一旦該突起に仮り止めした後、該一方の腕部を上記開閉
蓋に係止させていることを特徴とするテープカートリッ
ジを提供することにより、上記の目的を達成したもので
ある。
【0016】請求項3に記載の本発明は、上ハーフと下
ハーフとからなるカートリッジ本体内に、上フランジ及
び下フランジを有する磁気テープの巻回された単一のテ
ープリールが、コイルバネにより該下ハーフ側へ常時付
勢されて収納されており、該上ハーフの内面に形成され
た支持軸にねじりコイルばね及び開閉蓋が取り付けら
れ、該ねじりコイルばねにより付勢される該開閉蓋によ
り、該カートリッジ本体に設けられた開口部が開閉自在
とされているテープカートリッジにおいて、上記上ハー
フの内面に形成された外周壁の一部に切欠部を設け、且
つ上記支持軸の近傍に突起を設け、上記ねじりコイルば
ねを該支持軸に取り付ける際に、該ねじりコイルばねの
一方の腕部を該切欠部に係止させ、他方の腕部を一旦該
突起に仮り止めした後、該他方の腕部を上記開閉蓋に係
止させていることを特徴とするテープカートリッジを提
供することにより、上記の目的を達成したものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
テープカートリッジの一実施形態について、図面を参照
しながら説明する。なお、本実施形態は、本発明をコン
ピュータのバックアップとして使用されるデータストレ
ージに使用されるテープカートリッジに適用したもので
ある。
【0018】図1はテープカートリッジの分解斜視図、
図2は開閉蓋が取り付けられる部分の要部拡大分解斜視
図、図3は上ハーフにドアスプリングを取り付けた状態
を示す要部拡大斜視図、図4は開閉蓋を閉じた状態を示
す要部拡大平面図、図5は開閉蓋を開いた状態を示す要
部拡大平面図である。
【0019】本実施形態のテープカートリッジは、図1
に示すように、上ハーフ1と下ハーフ2とからなるカー
トリッジ本体3内に、上フランジ4及び下フランジ5を
有する磁気テープ6の巻回された単一のテープリール7
が、コイルバネであるリールスプリング8により該下ハ
ーフ2側へ常時付勢されて収納されているテープカート
リッジである。
【0020】本実施形態のテープカートリッジについて
更に詳述する。上ハーフ1には、図1に示すように、ド
ライブ装置に装着されない非使用時において上記テープ
リール7の回転を阻止するための、第1のブレーキ部材
9と第2のブレーキ部材10が設けられている。
【0021】第1のブレーキ部材9は、上フランジ4の
外周囲に形成された歯車部11と噛み合う櫛歯形状の噛
合部12を有しており、上ハーフ1の内面に設けられた
図示しないブレーキ支持軸に対して、回転自在に取り付
けられている。そして、この第1のブレーキ部材9は、
上記噛合部12を上記歯車部11に対して噛み合う方向
に、ねじりコイルばねからなる第1のリールロックスプ
リング13によって常時付勢されている。
【0022】第2のブレーキ部材10は、やはり上フラ
ンジ4の外周囲に形成された歯車部11と噛み合う櫛歯
形状の噛合部14を有しており、上ハーフ1の内面に設
けられた図示しないブレーキ支持軸に対して、回転自在
に取り付けられている。そして、この第2のブレーキ部
材10は、上記噛合部14を上記歯車部11に対して噛
み合う方向に、やはりねじりコイルばねからなる第2の
リールロックスプリング15によって付勢されている。
【0023】また、上ハーフ1には、磁気テープ6をカ
ートリッジ本体3より外方へ引き出すための開口部29
を開閉自在とする開閉蓋17が設けられている。かかる
開閉蓋17は、ねじりコイルばねからなるドアースプリ
ング18によって、上記開口部29を常に閉蓋する方向
に付勢するようになされている。また、この開閉蓋17
は、非使用時において、図示しない蓋開閉ロック機構に
より不用意に開かないようになされている。
【0024】他方、下ハーフ2には、磁気テープ6の終
端部に接続されたリーダーテープ19を引っ掛けておく
ためのフック20が設けられている。このフック20
は、その先端部が鉤形形状とされ、リーダーテープ19
に設けられた切欠き部(図示は省略する。)に挿入係合
して、カートリッジ本体3に対するリーダーテープ19
の相対位置を正確に位置付けることで、ドライブ装置側
に設けられたテープ引出手段による、上記磁気テープ6
のカートリッジ本体3から外部への引き出しを確実なも
のとしている。
【0025】また、下ハーフ2には、図1に示すよう
に、下フランジ5よりも突出した図示しないハブの先端
部を外方に臨ませるための開口部21が形成されてい
る。この開口部21は、下ハーフ2の中央に円形状をな
す孔とされている。
【0026】そして、上記上ハーフ1と下ハーフ2の間
には、磁気テープ6に誤って情報を記録してしまわない
ようにするための誤消去防止部材16が設けられてい
る。この誤消去防止部材16は、カートリッジ本体3の
一側壁にスライド自在に設けられている。
【0027】また、上記上ハーフ1と下ハーフ2の間に
設けられるテープリール7は、磁気テープ6の巻回状態
を整える上フランジ4及び下フランジ5と、該上フラン
ジ4に一体的に設けられ、その外周囲に磁気テープ6を
巻回させるハブとからなっている。上フランジ4は、円
盤体として形成されており、その外周縁部には、第1の
ブレーキ部材9の噛合部12及び第2のブレーキ部材1
0の噛合部14と噛み合う歯車部11を有している。
【0028】また、上フランジ4の中央には、円形状を
なす凹部22が形成されている。そして、この凹部22
の中心部には、テープリール7が回転するときの軸受け
として機能する円盤状をなすディスク23がはめ込まれ
ている。このディスク23には、テープリール7の回転
を支持するリール回転支持軸24に回転自在に保持した
金属材料からなるボール25が接触するようになってい
る。
【0029】一方、下フランジ5は、その中央に上記ハ
ブの先端部を臨ませる円形形状の嵌合孔26を有した円
盤体として形成され、該嵌合孔26をハブの先端部に嵌
合させることにより、上記ハブに対して固定されてい
る。なお、上記テープリール7は、ビス27によって固
定される上ハーフ1と下ハーフ2との間に収容されるよ
うになっている。
【0030】このように構成されたテープカートリッジ
においては、ドライブ装置に装着されない非使用時で
は、リールスプリング8によって、テープリール7が下
ハーフ2側へと付勢された状態にある。そして、このテ
ープリール7は、第1のブレーキ部材9及び第2のブレ
ーキ部材10とによって、回転不可能な状態とされてい
る。また、開閉蓋17は蓋開閉ロック機構により閉じた
状態とされると共に、リーダーテープ19はフック20
に係止された状態にある。
【0031】これに対して、ドライブ装置に装着された
使用時では、テープリール7がリールスプリング8の付
勢力に抗してカートリッジ本体3の中央位置へと持ち上
げられると共に、ブレーキ部材9,10のロックが解除
されて、テープリール7が回転可能な状態とされる。そ
して、ドライブ装置側に設けられる蓋開閉手段によって
開閉蓋17が開き、やはりドライブ装置側に設けられる
テープ引出手段によって、磁気テープ6がカートリッジ
本体3より外部へと引き出される。
【0032】而して、本実施形態のテープカートリッジ
においては、図2に示すように、上ハーフ1の内面1a
に形成された支持軸28に、ドアスプリング18及び開
閉蓋17が取り付けられ、該ドアスプリング18により
付勢される開閉蓋17により、上記カートリッジ本体3
に設けられた開口部29が開閉自在とされている。
【0033】上記開閉蓋17は、カートリッジ本体3の
開口部29を覆うに足る形状とされ、上記円柱状をなす
支持軸28に挿通して取り付けられる一対の蓋取付部材
30,31を有している。これら蓋取付部材30,31
は、上記支持軸28を挿通させる挿通孔32を有し、上
下方向に相対向して所定間隔を隔てて設けられている。
そして、これら蓋取付部材30,31が設けられる近傍
部には、ドアスプリング18の一方の腕部18bを係止
させるばね係止部33が設けられている。
【0034】上記ドアスプリング18は、図2中コイル
上端側であって左側へ延びる第1の腕部18aと、コイ
ル下端側であって右側へ延びる第2の腕部18bを有し
た、ねじりコイルばねからなる。このドアスプリング1
8は、支持軸28に取り付けられ、その一方の第1の腕
部18aを、上ハーフ1の内面1aに形成された外周壁
34の一部を切り欠いた切欠部35に係止させ、他方の
第2の腕部18bを、開閉蓋17のばね係止部33に係
止させるようになっている。
【0035】また、第2の腕部18bは、ドアスプリン
グ18を支持軸28に取り付ける際に、一旦該支持軸2
8の近傍に設けた円柱状の突起36に仮り止めした後、
上記開閉蓋17のばね係止部33に係止されている。上
記突起36は、開閉蓋17と接触しない高さとされると
共に、図4に示す開閉蓋17が閉じた状態のときに、上
記第2の腕部18bがばね係止部33よりも同図中下方
に位置するような位置に設けられている。
【0036】上記開閉蓋17を上ハーフ1に取り付ける
には、先ず、図3に示すように、ドアスプリング18を
支持軸28に取り付ける。次に、このドアスプリング1
8の第1の腕部18aを、上記切欠部35にはめ込んで
係止する。次いで、第2の腕部18bを、上記突起36
に係止する。その結果、両腕部18a,18bが固定さ
れることにより、上記ドアスプリング18が上ハーフ1
に固定される。
【0037】次に、上記支持軸28に開閉蓋17を取り
付ける。そして、図4中二点鎖線で示すように、突起3
6に係止させておいた第2の腕部18bを、上記開閉蓋
17のばね係止部33に係止させる。このように、一旦
第2の腕部18bを突起36に係止させておいてから、
その後、この第2の腕部18bを開閉蓋17のばね係止
部33に係止させれば、該開閉蓋17を簡単に支持軸2
8に取り付けることができる。もちろん、かかる突起3
6は、開閉蓋17に接触しない高さとされていることか
ら、図5に示す開閉蓋17が開いた状態においても邪魔
になるようなことがない。
【0038】本発明のテープカートリッジは、上述した
実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱し
ない限り適宜変更が可能である。例えば、前述した実施
形態では、上ハーフ1の内面1aに形成された外周壁3
4の一部に切欠部35を設けると共に、支持軸28の近
傍に突起36を設けたが、図6及び図7に示すように、
切欠部35のみを設けただけでも構わない。
【0039】かかる場合において、開閉蓋17を上ハー
フ1に取り付けるには、先ず図6に示すように、ドアー
スプリング18を支持軸28に取り付けた後、第1の腕
部18aを、上記切欠部35にはめ込んで係止する。こ
のとき、第2の腕部18bは、図6中二点鎖線で示す位
置に設けられる。
【0040】次に、上記支持軸28に開閉蓋17を取り
付ける。そして、図6中二点鎖線で示す位置にある第2
の腕部18bを、同図中矢印で示す方向に引き寄せて、
上記開閉蓋17のばね係止部33に係止させる。その結
果、上記開閉蓋17は、ドアースプリング18と共に、
図7に示すように支持軸28に取り付けられる。
【0041】以上のようにして、ドアースプリング18
と共に開閉蓋17を支持軸28に取り付ければ、該ドア
ースプリング18に無理な負担がかからない。すなわ
ち、スプリング角の低減を図ることができる。なお、ス
プリング角の低減による復元力の減少は、スプリングの
肉厚を増やす等して回避することができる。また、ドア
ースプリング18と共に開閉蓋17を支持軸28に取り
付ける作業を自動化することが可能となる。自動化に当
たっては、機械によって第2の腕部18bをばね係止部
33より少しずらした位置に設けておいてから、開閉蓋
17を上から支持軸28に組み付け、該第2の腕部18
bをばね係止部33に係合させてやればよい。
【0042】また、図8及び図9に示すように、切欠部
35を設けずに突起36のみを設けただけでも構わな
い。かかる場合において、開閉蓋17を上ハーフ1に取
り付けるには、先ず図8に示すように、ドアースプリン
グ18を支持軸28に取り付けた後、第1の腕部18a
を、外周壁34に係止させる。
【0043】次に、第2の腕部18bを、図8中二点鎖
線で示すように、上記突起36に係止させる。その結
果、両腕部18a,18bが固定される。次いで、上記
支持軸28に開閉蓋17を取り付ける。そして、突起3
6に係止させておいた第2の腕部18bを、上記開閉蓋
17のばね係止部33に係止させる。
【0044】以上のようにして、ドアースプリング18
と共に開閉蓋17を支持軸28に取り付ければ、開閉蓋
17の該支持軸28への取り付けが極めて容易になる。
【0045】また、上述した実施形態のテープカートリ
ッジにおいては、第2の腕部18bの仮り止め用の突起
36を円柱形状をなす突起として形成したが、この第2
の腕部18bを仮り止めすることができれば、その形状
は特に制限されない。
【0046】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のテープカートリッジによれば、ねじりコイルばねと
共に組み付ける開閉蓋の組み付け作業を容易に行うこと
ができる組立性に優れたテープカートリッジを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したテープカートリッジの分解斜
視図である。
【図2】本発明を適用したテープカートリッジにおい
て、開閉蓋が取り付けられる部分の要部拡大分解斜視図
である。
【図3】本発明を適用したテープカートリッジにおい
て、上ハーフにドアスプリングを取り付けた状態を示す
要部拡大斜視図である。
【図4】本発明を適用したテープカートリッジにおい
て、開閉蓋を閉じた状態を示す要部拡大平面図である。
【図5】本発明を適用したテープカートリッジにおい
て、開閉蓋を開いた状態を示す要部拡大平面図である。
【図6】本発明を適用した他の実施形態におけるテープ
カートリッジにおいて、開閉蓋を閉じた状態を示す要部
拡大平面図である。
【図7】本発明を適用した他の実施形態におけるテープ
カートリッジにおいて、開閉蓋を開いた状態を示す要部
拡大平面図である。
【図8】本発明を適用したさらに他の実施形態における
テープカートリッジにおいて、開閉蓋を閉じた状態を示
す要部拡大平面図である。
【図9】本発明を適用したさらに他の実施形態における
テープカートリッジにおいて、開閉蓋を開いた状態を示
す要部拡大平面図である。
【図10】従来のテープカートリッジの分解斜視図であ
る。
【図11】従来のテープカートリッジにおいて、開閉蓋
が取り付けられる部分の要部拡大分解斜視図である。
【図12】従来のテープカートリッジにおいて、上ハー
フにドアスプリングを取り付けた状態を示す要部拡大斜
視図である。
【図13】従来のテープカートリッジにおいて、開閉蓋
を上ハーフに取り付けた状態の要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 上ハーフ 2 下ハーフ 3 カートリッジ本体 4 上フランジ 5 下フランジ 6 磁気テープ 7 テープリール 8 リールスプリング 17 開閉蓋 18 ドアスプリング 18a 第1の腕部 18b 第2の腕部 28 支持軸 34 外周壁 35 切欠部 36 突起部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ハーフと下ハーフとからなるカートリ
    ッジ本体内に、上フランジ及び下フランジを有する磁気
    テープの巻回された単一のテープリールが、コイルバネ
    により該下ハーフ側へ常時付勢されて収納されており、
    該上ハーフの内面に形成された支持軸にねじりコイルば
    ね及び開閉蓋が取り付けられ、該ねじりコイルばねによ
    り付勢される該開閉蓋により、該カートリッジ本体に設
    けられた開口部が開閉自在とされているテープカートリ
    ッジにおいて、 上記上ハーフの内面に形成された外周壁の一部に切欠部
    を設け、上記ねじりコイルばねを該支持軸に取り付ける
    際に、該ねじりコイルばねの一方の腕部を該切欠部に係
    止させ、該他方の腕部を上記開閉蓋に係止させているこ
    とを特徴とするテープカートリッジ。
  2. 【請求項2】 上ハーフと下ハーフとからなるカートリ
    ッジ本体内に、上フランジ及び下フランジを有する磁気
    テープの巻回された単一のテープリールが、コイルバネ
    により該下ハーフ側へ常時付勢されて収納されており、
    該上ハーフの内面に形成された支持軸にねじりコイルば
    ね及び開閉蓋が取り付けられ、該ねじりコイルばねによ
    り付勢される該開閉蓋により、該カートリッジ本体に設
    けられた開口部が開閉自在とされているテープカートリ
    ッジにおいて、 上記支持軸の近傍に突起を設け、上記ねじりコイルばね
    を該支持軸に取り付ける際に、該ねじりコイルばねの一
    方の腕部を一旦該突起に仮り止めした後、該一方の腕部
    を上記開閉蓋に係止させていることを特徴とするテープ
    カートリッジ。
  3. 【請求項3】 上ハーフと下ハーフとからなるカートリ
    ッジ本体内に、上フランジ及び下フランジを有する磁気
    テープの巻回された単一のテープリールが、コイルバネ
    により該下ハーフ側へ常時付勢されて収納されており、
    該上ハーフの内面に形成された支持軸にねじりコイルば
    ね及び開閉蓋が取り付けられ、該ねじりコイルばねによ
    り付勢される該開閉蓋により、該カートリッジ本体に設
    けられた開口部が開閉自在とされているテープカートリ
    ッジにおいて、 上記上ハーフの内面に形成された外周壁の一部に切欠部
    を設け、且つ上記支持軸の近傍に突起を設け、上記ねじ
    りコイルばねを該支持軸に取り付ける際に、該ねじりコ
    イルばねの一方の腕部を該切欠部に係止させ、他方の腕
    部を一旦該突起に仮り止めした後、該他方の腕部を上記
    開閉蓋に係止させていることを特徴とするテープカート
    リッジ。
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