JP2536515Y2 - 磁気テープカートリッジ - Google Patents
磁気テープカートリッジInfo
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- JP2536515Y2 JP2536515Y2 JP1869491U JP1869491U JP2536515Y2 JP 2536515 Y2 JP2536515 Y2 JP 2536515Y2 JP 1869491 U JP1869491 U JP 1869491U JP 1869491 U JP1869491 U JP 1869491U JP 2536515 Y2 JP2536515 Y2 JP 2536515Y2
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- Japan
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- lid
- magnetic tape
- lock member
- cartridge
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、磁気テープカートリッ
ジに関し、さらに詳しくは、磁気テープを巻回した単一
のリールが収納され、かつテープ端のリーダーテープが
記録再生装置のテープ引き出し手段により引き出されて
テープ走行可能になるもので、磁気テープを引き出す開
口部を開閉するリッドを具備した磁気テープカートリッ
ジに関するものである。
ジに関し、さらに詳しくは、磁気テープを巻回した単一
のリールが収納され、かつテープ端のリーダーテープが
記録再生装置のテープ引き出し手段により引き出されて
テープ走行可能になるもので、磁気テープを引き出す開
口部を開閉するリッドを具備した磁気テープカートリッ
ジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ等の記録媒体として
使用されている磁気テープカートリッジには、単一のリ
ールに磁気テープを巻装し、このリールをアッパーカー
トリッジとロアカートリッジから成るカートリッジケー
ス内部に回動自在に収納した磁気テープカートリッジが
ある。
使用されている磁気テープカートリッジには、単一のリ
ールに磁気テープを巻装し、このリールをアッパーカー
トリッジとロアカートリッジから成るカートリッジケー
ス内部に回動自在に収納した磁気テープカートリッジが
ある。
【0003】この磁気テープカートリッジは、使用時に
おいてはカートリッジケースの開口部からから磁気テー
プを引き出すようにして使用される。また、不使用時に
おいては、磁気テープが完全にリールに巻き込まれた状
態で、テープ端に取り付けられたリーダーテープ(コン
ピュータ等の装置が磁気テープをテープ路に導入するた
めの係合手段)がカートリッジケースの端面部分に係止
されていると共に、このリールが不測の回動をしないよ
うにリールブレーキ等の適宜ロック手段により係止され
ており、前記開口部は開閉自在に取り付けられたリッド
により閉じられている。
おいてはカートリッジケースの開口部からから磁気テー
プを引き出すようにして使用される。また、不使用時に
おいては、磁気テープが完全にリールに巻き込まれた状
態で、テープ端に取り付けられたリーダーテープ(コン
ピュータ等の装置が磁気テープをテープ路に導入するた
めの係合手段)がカートリッジケースの端面部分に係止
されていると共に、このリールが不測の回動をしないよ
うにリールブレーキ等の適宜ロック手段により係止され
ており、前記開口部は開閉自在に取り付けられたリッド
により閉じられている。
【0004】コンピュータの外部記憶装置として用いら
れる上記の磁気テープカートリッジは、重要な情報が記
憶されているものであるから、テープジャミング等のト
ラブルや不用意に磁気テープが引き出せないように構成
されている。これは上述のように、前記リールブレーキ
によりリール回転を阻止することに加えて、前記リッド
が簡単に開閉出来ないような構造が取られている。
れる上記の磁気テープカートリッジは、重要な情報が記
憶されているものであるから、テープジャミング等のト
ラブルや不用意に磁気テープが引き出せないように構成
されている。これは上述のように、前記リールブレーキ
によりリール回転を阻止することに加えて、前記リッド
が簡単に開閉出来ないような構造が取られている。
【0005】従来のリッドおよびその係止構造について
説明する。前述のカートリッジケース内部に回転可能に
適宜装着されてリールに磁気テープが巻装され、先端の
リーダーテープが開口部のところに位置され、リッドが
この開口部を塞ぐように設けられている。なお、前記リ
ールは、外周にギヤ部分が形成された上フランジを備え
た上リールと下フランジを備えた下リールの組体にて構
成されている。図4にリッドの基本的な取り付け構造を
示す。
説明する。前述のカートリッジケース内部に回転可能に
適宜装着されてリールに磁気テープが巻装され、先端の
リーダーテープが開口部のところに位置され、リッドが
この開口部を塞ぐように設けられている。なお、前記リ
ールは、外周にギヤ部分が形成された上フランジを備え
た上リールと下フランジを備えた下リールの組体にて構
成されている。図4にリッドの基本的な取り付け構造を
示す。
【0006】前記リッド60はカートリッジ不使用時に
おいては、支軸14に支持されてリッドバネ15によ
り、その閉じ方向(矢印A方向)に付勢されている。ま
た、前記支軸14の近傍には、リッド開閉動を係止する
ロック部材70が設けられている。前記ロック部材70
はカートリッジ厚み方向のスライド可能にリッド内部に
組み込むように装着されている。そして、前記ロック部
材70は圧縮バネ16により図4中において上方向(矢
印B方向)に付勢されており、そのロック係合部71が
カートリッジケースの一部の係合して、前記リッド60
が開動しないようにロックしている。
おいては、支軸14に支持されてリッドバネ15によ
り、その閉じ方向(矢印A方向)に付勢されている。ま
た、前記支軸14の近傍には、リッド開閉動を係止する
ロック部材70が設けられている。前記ロック部材70
はカートリッジ厚み方向のスライド可能にリッド内部に
組み込むように装着されている。そして、前記ロック部
材70は圧縮バネ16により図4中において上方向(矢
印B方向)に付勢されており、そのロック係合部71が
カートリッジケースの一部の係合して、前記リッド60
が開動しないようにロックしている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】前記リッド60をテー
プカートリッジ内に組み込むときは、図4に示すよう
に、前記リッドバネ15と前記リッド60の貫通部63
とを前記支軸14に嵌挿する。その上、前記ロック部材
70を前記リッド70のロック取り付け部62に装着す
る。
プカートリッジ内に組み込むときは、図4に示すよう
に、前記リッドバネ15と前記リッド60の貫通部63
とを前記支軸14に嵌挿する。その上、前記ロック部材
70を前記リッド70のロック取り付け部62に装着す
る。
【0008】しかしながら、リッド組み込み時におい
て、前記リッドバネ15は一端をリッドに、他端をカー
トリッジケースの一部に当接するように前記支軸14に
装着しなけらばならず、かなり煩雑な作業である。この
作業に加えて、前記ロック部材70並びに前記圧縮ばね
16という非常に小さい部品を、挿入用切欠き61を介
して前記ロック取り付け部62に組み込まなければなら
ない。特に前記ロック部材70の組み込みは、その付勢
部材である前記圧縮ばね16と共に組み込む作業である
ために、組み込み性が極めて悪かった。
て、前記リッドバネ15は一端をリッドに、他端をカー
トリッジケースの一部に当接するように前記支軸14に
装着しなけらばならず、かなり煩雑な作業である。この
作業に加えて、前記ロック部材70並びに前記圧縮ばね
16という非常に小さい部品を、挿入用切欠き61を介
して前記ロック取り付け部62に組み込まなければなら
ない。特に前記ロック部材70の組み込みは、その付勢
部材である前記圧縮ばね16と共に組み込む作業である
ために、組み込み性が極めて悪かった。
【0009】本考案の課題は、磁気テープカートリッジ
の組立時におけるリッド及びその周辺部品であるロック
部材の装着性がよく、組み立て性に優れかつリッドおよ
びロック部材の確実な動作を保証できるよう改善された
磁気テープカートリッジを提供することにある。
の組立時におけるリッド及びその周辺部品であるロック
部材の装着性がよく、組み立て性に優れかつリッドおよ
びロック部材の確実な動作を保証できるよう改善された
磁気テープカートリッジを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案に係る上記課題
は、磁気テープを巻回した単一のリールが収納され、か
つテープ端のリーダーテープが記録再生装置のテープ引
き出し手段により引き出されてテープ走行可能になり、
前記リールのリール回転を係止するリールブレーキ及び
前記磁気テープを引き出す開口部を開閉するリッドを具
備した磁気テープカートリッジにおいて、前記リッドの
取り付け支軸に嵌挿する貫通部は、リッド付勢用のトー
ションバネを装着する円筒リブを有し、前記支軸には前
記円筒リブの上端面により一端が位置規制されて前記支
軸に嵌挿するリッドロック用の圧縮ばねが装着され、前
記貫通部の近傍でリッド開閉動を係止すべくカートリッ
ジ厚み方向のスライド可能に装着したロック部材には、
前記支軸に嵌挿するロック部材貫通部が設けられてお
り、前記圧縮バネを前記ロック部材貫通部と前記円筒リ
ブの上端面との間に装着して、前記ロック部材をリッド
係止方向に方向に付勢するように構成したことを特徴と
する磁気テープカートリッジによって解決することがで
きる。
は、磁気テープを巻回した単一のリールが収納され、か
つテープ端のリーダーテープが記録再生装置のテープ引
き出し手段により引き出されてテープ走行可能になり、
前記リールのリール回転を係止するリールブレーキ及び
前記磁気テープを引き出す開口部を開閉するリッドを具
備した磁気テープカートリッジにおいて、前記リッドの
取り付け支軸に嵌挿する貫通部は、リッド付勢用のトー
ションバネを装着する円筒リブを有し、前記支軸には前
記円筒リブの上端面により一端が位置規制されて前記支
軸に嵌挿するリッドロック用の圧縮ばねが装着され、前
記貫通部の近傍でリッド開閉動を係止すべくカートリッ
ジ厚み方向のスライド可能に装着したロック部材には、
前記支軸に嵌挿するロック部材貫通部が設けられてお
り、前記圧縮バネを前記ロック部材貫通部と前記円筒リ
ブの上端面との間に装着して、前記ロック部材をリッド
係止方向に方向に付勢するように構成したことを特徴と
する磁気テープカートリッジによって解決することがで
きる。
【0011】
【実施態様】以下、図1乃至図3を参照して本考案の実
施態様について説明する。図3に磁気テープカートリッ
ジ全体の構成を示す。ただし本考案は本実施態様のみに
限定されものではない。
施態様について説明する。図3に磁気テープカートリッ
ジ全体の構成を示す。ただし本考案は本実施態様のみに
限定されものではない。
【0012】図3に示す磁気テープカートリッジ1は、
上リール4と下リール5とが例えば超音波溶着されてな
る単一のリール3 に磁気テープ20を巻装し、前記リー
ル3をアッパーカートリッジ2aとロアカートリッジ2
bとがビス19により締結されて成るカートリッジケー
ス内に回動自在に収納した構成である。前記リール3
は、前記上リール4が上フランジ4aを有し、その中心
部分に凹部が設けられている。前記上フランジ4aの外
周にはギヤ部4bが形成されている。また、前記凹部内
に形成された円状リブ内にリング状のベアリング6が圧
入固定され、べアリング中心部の穴にスプリングプラグ
7が圧入固定されている。そして、前記スプリングプラ
グ7にリールバネ8が取りつけられて、前記リール3を
下方に押圧すると共に回転自在に保持している。
上リール4と下リール5とが例えば超音波溶着されてな
る単一のリール3 に磁気テープ20を巻装し、前記リー
ル3をアッパーカートリッジ2aとロアカートリッジ2
bとがビス19により締結されて成るカートリッジケー
ス内に回動自在に収納した構成である。前記リール3
は、前記上リール4が上フランジ4aを有し、その中心
部分に凹部が設けられている。前記上フランジ4aの外
周にはギヤ部4bが形成されている。また、前記凹部内
に形成された円状リブ内にリング状のベアリング6が圧
入固定され、べアリング中心部の穴にスプリングプラグ
7が圧入固定されている。そして、前記スプリングプラ
グ7にリールバネ8が取りつけられて、前記リール3を
下方に押圧すると共に回転自在に保持している。
【0013】前記リール3はカートリッジ不使用時にお
いては、ブレーキ用のトーションバネ12にて適宜付勢
されたリールブレーキ50、51により不測の回動をし
ないように係止されている。また、前記磁気テープカー
トリッジ1は、その不使用時においては、前記磁気テー
プ20が完全に前記リール3に巻き込まれた状態で、磁
気テープ端に取り付けられたリーダーテープ21(コン
ピュータの装置が前記磁気テープ20をテープ路に導入
するための手段)がカートリッジ側面寄りに組み込まれ
たフック18の先端部分に係止されている。
いては、ブレーキ用のトーションバネ12にて適宜付勢
されたリールブレーキ50、51により不測の回動をし
ないように係止されている。また、前記磁気テープカー
トリッジ1は、その不使用時においては、前記磁気テー
プ20が完全に前記リール3に巻き込まれた状態で、磁
気テープ端に取り付けられたリーダーテープ21(コン
ピュータの装置が前記磁気テープ20をテープ路に導入
するための手段)がカートリッジ側面寄りに組み込まれ
たフック18の先端部分に係止されている。
【0014】前記磁気テープ20を引き出す開口部分に
は、カートリッジ平面方向に開閉可能なリッド30がリ
ッド付勢用のトーションバネ15にて適宜付勢されて取
り付けらている。そして、カートリッジ不使用時には、
前記リッド30は圧縮ばね16により適宜付勢されたロ
ック部材40により回動出来ないように係止されてい
る。また、前記リッド13とは反対側にはライトプロテ
クト17が組み込まれている。記録再生装置のテープ路
に前記磁気テープ20を導入するための係合手段と係合
するリーダーテープ21は、例えばスプライスにより前記
磁気テープ20に繋げられている。
は、カートリッジ平面方向に開閉可能なリッド30がリ
ッド付勢用のトーションバネ15にて適宜付勢されて取
り付けらている。そして、カートリッジ不使用時には、
前記リッド30は圧縮ばね16により適宜付勢されたロ
ック部材40により回動出来ないように係止されてい
る。また、前記リッド13とは反対側にはライトプロテ
クト17が組み込まれている。記録再生装置のテープ路
に前記磁気テープ20を導入するための係合手段と係合
するリーダーテープ21は、例えばスプライスにより前記
磁気テープ20に繋げられている。
【0015】本実施態様の特徴的構成を図1および図2
に示す。前記リッド30の取り付け支軸14に嵌挿する
貫通部33は、前記トーションバネ15の巻き部15c
を装着する円筒リブ34を有している。また、前記支軸
14にはリッドロック用の前記圧縮ばね16が装着され
る。前記圧縮ばね16の下端16aは、前記円筒リブ3
4の上端面35に係合して位置規制される。さらに、前
記ロック部材40には、前記支軸14に嵌挿するロック
部材貫通部41が設けられている。そして、前記圧縮バ
ネ16はその上端16bが前記ロック部材貫通部41の
下面に当接し、かつ前記下端16aが前記円筒リブ34
の上端面35とに当接するように装着されている。
に示す。前記リッド30の取り付け支軸14に嵌挿する
貫通部33は、前記トーションバネ15の巻き部15c
を装着する円筒リブ34を有している。また、前記支軸
14にはリッドロック用の前記圧縮ばね16が装着され
る。前記圧縮ばね16の下端16aは、前記円筒リブ3
4の上端面35に係合して位置規制される。さらに、前
記ロック部材40には、前記支軸14に嵌挿するロック
部材貫通部41が設けられている。そして、前記圧縮バ
ネ16はその上端16bが前記ロック部材貫通部41の
下面に当接し、かつ前記下端16aが前記円筒リブ34
の上端面35とに当接するように装着されている。
【0016】前記リッド30および前記ロック部材40
を組み込む時について説明する。前記リッド30を組み
込む際には、前記トーションバネ15はその巻き部15
cが図2に示すように前記円筒リブ34に丁度嵌まり込
んだ状態で、前記貫通部33を前記支軸14に嵌挿する
ことができ、リッド組み込み性は非常に良くなる。ま
た、前記圧縮ばね16は前記支軸14に装着する大きさ
であるので、従来のものに比べて大きくなり取り扱い性
が向上し、更に、前記ロック部材40を組み入れる際に
も、前記圧縮ばね16を前記支軸14に落とし込んだ後
に前記ロック貫通部41を前記支軸14に嵌挿すると言
うように、前記支軸14に嵌挿する部品を下から順次組
み込む単純工程にすることが出来る。したがって、自動
組み込みの適性が高められ、生産性を高めることができ
る。また、前記ロック部材40は前記支軸14によりそ
の動作がガイドされるので、従来のロック部材よりも動
作を確実にできる。さらに、前記ロック部材嵌通部41
がリッド開閉支持手段としても利用できるので、前記リ
ッド30の円滑な開閉動作を保証することができる。
を組み込む時について説明する。前記リッド30を組み
込む際には、前記トーションバネ15はその巻き部15
cが図2に示すように前記円筒リブ34に丁度嵌まり込
んだ状態で、前記貫通部33を前記支軸14に嵌挿する
ことができ、リッド組み込み性は非常に良くなる。ま
た、前記圧縮ばね16は前記支軸14に装着する大きさ
であるので、従来のものに比べて大きくなり取り扱い性
が向上し、更に、前記ロック部材40を組み入れる際に
も、前記圧縮ばね16を前記支軸14に落とし込んだ後
に前記ロック貫通部41を前記支軸14に嵌挿すると言
うように、前記支軸14に嵌挿する部品を下から順次組
み込む単純工程にすることが出来る。したがって、自動
組み込みの適性が高められ、生産性を高めることができ
る。また、前記ロック部材40は前記支軸14によりそ
の動作がガイドされるので、従来のロック部材よりも動
作を確実にできる。さらに、前記ロック部材嵌通部41
がリッド開閉支持手段としても利用できるので、前記リ
ッド30の円滑な開閉動作を保証することができる。
【0017】なお、前記円筒リブ34の上端面35は平
坦な面でなく、前記圧縮ばね16の下端16aを受容す
る段部36を形成することができる。前記段部36は前
記円筒リブ33と前記支軸14との間に前記下端16a
を収納する間隙を形成することにより、前記圧縮ばね1
6と前記トーションバネ15との干渉を回避でき、前記
リッド30及び前記ロック部材40の確実な作動を保証
することができる。
坦な面でなく、前記圧縮ばね16の下端16aを受容す
る段部36を形成することができる。前記段部36は前
記円筒リブ33と前記支軸14との間に前記下端16a
を収納する間隙を形成することにより、前記圧縮ばね1
6と前記トーションバネ15との干渉を回避でき、前記
リッド30及び前記ロック部材40の確実な作動を保証
することができる。
【0018】本考案は前記図面に示した実施態様に限る
ものではなく、例えば前記支軸14の形成位置は前記ア
ッパーカートリッジ2aでも前記ロアカートリッジ2b
でも何方でもよく、さらに、各部の形状等においては適
宜変更できることは勿論である。
ものではなく、例えば前記支軸14の形成位置は前記ア
ッパーカートリッジ2aでも前記ロアカートリッジ2b
でも何方でもよく、さらに、各部の形状等においては適
宜変更できることは勿論である。
【0019】
【考案の効果】以上述べたように、本考案の磁気テープ
カートリッジは、リッドの取り付け支軸に嵌挿する貫通
部が、リッド付勢用のトーションバネを装着する円筒リ
ブを有し、前記支軸には前記円筒リブの上端面により一
端が位置規制されて前記支軸に嵌挿するリッドロック用
の圧縮ばねが装着され、前記貫通部の近傍でリッド開閉
動を係止すべくカートリッジ厚み方向のスライド可能に
装着したロック部材には、前記支軸に嵌挿するロック部
材貫通部が設けられており、前記圧縮バネを前記ロック
部材貫通部と前記円筒リブの上端面との間に装着するよ
うに構成されている。
カートリッジは、リッドの取り付け支軸に嵌挿する貫通
部が、リッド付勢用のトーションバネを装着する円筒リ
ブを有し、前記支軸には前記円筒リブの上端面により一
端が位置規制されて前記支軸に嵌挿するリッドロック用
の圧縮ばねが装着され、前記貫通部の近傍でリッド開閉
動を係止すべくカートリッジ厚み方向のスライド可能に
装着したロック部材には、前記支軸に嵌挿するロック部
材貫通部が設けられており、前記圧縮バネを前記ロック
部材貫通部と前記円筒リブの上端面との間に装着するよ
うに構成されている。
【0020】したがって、前記リッドを組み込む際に
は、前記トーションバネはその巻き部を前記円筒リブに
丁度嵌め込んだ状態で、前記貫通部を前記支軸に嵌挿す
ることができので、リッド組み込み性は非常に良くな
る。更に、前記圧縮ばねは前記支軸に装着する大きさで
あるので、従来のものに比べて大きくなり取り扱い性が
向上する。また、本考案によれば、前記ロック部材を組
み入れる際にも、前記圧縮ばねを前記支軸に落とし込ん
だ後に前記ロック部材貫通部を前記支軸に嵌挿すると言
うように、前記リッド並びにリッド周辺の部品を前記支
軸に嵌挿するようにし、かつ各部品を下から順次組み込
む単純工程にすることが出来たので、自動組み込みの適
性が高められ、生産性を高めることができる。また、前
記ロック部材は前記支軸によりその動作がガイドされる
ので、従来のロック部材よりも動作を確実にでき、前記
ロック部材嵌通部がリッド開閉支持手段としても利用で
きるので、前記リッドの円滑な開閉動作を保証すること
ができ、組み立て性の向上のみならず前記リッドおよび
前記ロック部材の動作性能にも優れて磁気テープカート
リッジを提供することができる。
は、前記トーションバネはその巻き部を前記円筒リブに
丁度嵌め込んだ状態で、前記貫通部を前記支軸に嵌挿す
ることができので、リッド組み込み性は非常に良くな
る。更に、前記圧縮ばねは前記支軸に装着する大きさで
あるので、従来のものに比べて大きくなり取り扱い性が
向上する。また、本考案によれば、前記ロック部材を組
み入れる際にも、前記圧縮ばねを前記支軸に落とし込ん
だ後に前記ロック部材貫通部を前記支軸に嵌挿すると言
うように、前記リッド並びにリッド周辺の部品を前記支
軸に嵌挿するようにし、かつ各部品を下から順次組み込
む単純工程にすることが出来たので、自動組み込みの適
性が高められ、生産性を高めることができる。また、前
記ロック部材は前記支軸によりその動作がガイドされる
ので、従来のロック部材よりも動作を確実にでき、前記
ロック部材嵌通部がリッド開閉支持手段としても利用で
きるので、前記リッドの円滑な開閉動作を保証すること
ができ、組み立て性の向上のみならず前記リッドおよび
前記ロック部材の動作性能にも優れて磁気テープカート
リッジを提供することができる。
【図1】本考案の磁気テープカートリッジの要部を分解
して示した概略斜視図である。
して示した概略斜視図である。
【図2】本考案の磁気テープカートリッジの要部の組み
立て状態を示した概略斜視図である。
立て状態を示した概略斜視図である。
【図3】本考案を適用した磁気テープカートリッジの全
体を示す分解斜視図である。
体を示す分解斜視図である。
【図4】従来の磁気テープカトリッジにおけるリッド及
びロック部材の分解状態を示す斜視図である。
びロック部材の分解状態を示す斜視図である。
1 磁気テープカートリッジ 2a アッパカートリッジ 2b ロアカートリッジ 3 リール 4 上リール 4a 上フランジ 4b ギヤ部分 5 下リール 5a 下フランジ 6 ベアリング 7 スプリングプラグ 8 リールバネ 12 ブレーキ用のトーションバネ 14 支軸 15 リッド用のトーションバネ 16 圧縮ばね 17 ライトプロテクト 18 フック 19 ビス 20 磁気テープ 21 リーダーテープ 26 開口部 30、60 リッド 31、61 挿入用切欠き 32、62 ロック取り付け部 33、63 貫通部 34 円筒リブ 35 上端面 36 段部 40、70 ロック部材 41 ロック部材貫通部 42 ロック係止部 50、51 リールブレーキ
Claims (2)
- 【請求項1】 磁気テープを巻回した単一のリールが収
納され、かつテープ端のリーダーテープが記録再生装置
のテープ引き出し手段により引き出されてテープ走行可
能になり、前記リールのリール回転を係止するリールブ
レーキ及び前記磁気テープを引き出す開口部を開閉する
リッドを具備した磁気テープカートリッジにおいて、前
記リッドの取り付け支軸に嵌挿する貫通部は、リッド付
勢用のトーションバネを装着する円筒リブを有し、前記
支軸には前記円筒リブの上端面により一端が位置規制さ
れて前記支軸に嵌挿するリッドロック用の圧縮ばねが装
着され、前記貫通部の近傍でリッド開閉動を係止すべく
カートリッジ厚み方向のスライド可能に装着したロック
部材には、前記支軸に嵌挿するロック部材貫通部が設け
られており、前記圧縮バネを前記ロック部材貫通部と前
記円筒リブの上端面との間に装着して、前記ロック部材
をリッド係止方向に方向に付勢するように構成したこと
を特徴とする磁気テープカートリッジ。 - 【請求項2】 前記上端面の内周縁が前記圧縮ばねの一
端を収容する段部にに構成されたことを特徴とする請求
項1に記載の磁気テープカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1869491U JP2536515Y2 (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | 磁気テープカートリッジ |
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-
1991
- 1991-03-05 JP JP1869491U patent/JP2536515Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH04111063U (ja) | 1992-09-28 |
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