JP2504921Y2 - バンパデッキ - Google Patents

バンパデッキ

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JP2504921Y2
JP2504921Y2 JP1989085432U JP8543289U JP2504921Y2 JP 2504921 Y2 JP2504921 Y2 JP 2504921Y2 JP 1989085432 U JP1989085432 U JP 1989085432U JP 8543289 U JP8543289 U JP 8543289U JP 2504921 Y2 JP2504921 Y2 JP 2504921Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、大型バスに採用されているバンパデッキに
関する。
(従来の技術及び解決すべき課題) 近年、バス特に大型の観光バスは高級化し豪華な造り
となってきており、また、高速道路網の発達に伴い全国
各地で新路線開発が行なわれ、高速道路を経由する都市
間高速路線バスが脚光を浴びてきており、車両が大型
化、高級化してきている。このように車両が大型化する
に伴い車体は、前面窓、側面窓、後面窓等を大きくし
て、十分な採光、車窓からの見晴らし等を良くするよう
な構造となっており、特に前面窓が従来に比して非常に
大きくなっている。
ところで、前面窓のガラス(以下フロントガラスとい
う)は側面、後面等の窓ガラスに比して特に汚れ易く、
こまめに清掃する必要がある。一方、前述したようにフ
ロントガラスが大きくなると上方部の清掃が困難とな
る。そこで、フロントバンパに開閉式のステップを設
け、当該ステップを踏み台として使用するようにしたも
のがある。
しかしながら、バンパのステップ(以下バンパデッキ
という)は、バンパデッキ使用すべく開放レバーを操作
すると、当該バンパデッキの自重により落下して開くよ
うな構造となっているために、急激に開き、しかも、レ
バーはバンパの下側に配置され、腕を伸ばして引っ張る
ようになっているためにレバー操作時に開放されたバン
パデッキが腕や体等に当たり易いという問題がある。
本考案は上述の点に鑑みてなされたもので、バンパデ
ッキの開放を緩やかにして操作上の不具合をなくすよう
にしたバンパデッキを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案によれば、バス車両
のバンパに前方に開放可能に取り付けられ、使用時には
車体側との間に設けた連結部材が緊張することにより前
方に開放されてステップとされ、不使用時にはバンパに
収納されるバンパデッキにおいて、前記バンパデッキの
回動軸に巻回され、一端が車体側に、他端が当該バンパ
デッキ側に夫々係止され、当該バンパデッキに開放方向
と反対方向にバネ力を付与して緩やかに開放させる緩衝
用の捩りコイルバネを介在させた構成としたものであ
る。
(作用) バンパデッキを使用する場合、開放用レバーを操作す
ると、車体側とのロックが解除され、当該バンパデッキ
は自重により車体前方に回動して開放され。このとき、
バンパデッキは、緩衝用の捩りコイルバネにより開放す
る方向と反対方向にばね力を付与される。これにより当
該バンパデッキは緩やかに開放される。
(実施例) 以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述す
る。
第1図は本考案を適用した大型のバスを示し、バス1
のバンパ2には、その略中央に開閉式のバンパデッキ3
が前方に略水平に突出して開放可能に設けられており、
このバンパデッキ3は第2図乃至第6図に示すように構
成されている。尚、バンパデッキ3は左右対称に構成さ
れているために右半分のみ図示してある。バンパデッキ
3は、踏板4の内側の両端にブラケット5(第2図、第
4図)が固定されており、当該ブラケット5の下端の軸
受5aは、車体側に対応して固定されたブラケット6(第
4図)の下端の軸受6aにシャフト7を介して開閉可能に
支持されている。
シャフト7には緩衝用の捩じりコイルバネ(以下単に
「コイルバネ」という)8が巻回されており、その一端
8aはブラケット6の下端に設けられた切欠6bに係止さ
れ、他端8bはブラケット5に穿設された孔5b(第4図)
に係止されている。このコイルバネ8は、バンパデッキ
3を緩やかに開放させるためのもので、第7図及び第8
図に示すように形成されており、当該バンパデッキ3が
開放する方向と反対方向のばね力を発生してバンパデッ
キ3の開放を緩やかにするようになっている。
即ち、車体側のブラケット6に係止される一端8aを第
8図に示す位置P0に係止した状態において、他端8bは、
無負荷時には実線で示すように開度θ1の位置P1にあ
り、バンパデッキ3を閉鎖(セット)した時には開度θ
2(>θ1)の位置P2にあり、バンパデッキ3を全開(フ
ルストローク)した時には開度θ3(>θ2)の位置P3
位置する。そして、フルストローク時における荷重F
3は、セットした時における荷重F2の数倍程度大きい。
即ち、コイルバネ8は、セット位置P2ではF2のばね力を
発生し、フルストローク位置P3ではF3(>F2)のばね力
を発生する。従って、コイルバネ8は、バンパデッキ3
が開度θ2のセット位置P2から開度θ3のフルストローク
位置P3までΔθだけ開く際に当該バンパデッキ3の自重
に抗して開放を妨げるように作用する。
バンパデッキ3には当該バンパデッキ3を開放するた
めの開放レバー10(第2図、第3図)が収納されてい
る。このレバー10は、略T型をなしており、その垂直部
10aの下端10bはバンパデッキ3の下部に穿設された孔3a
に前後方向に揺動可能に遊嵌され、且つ僅かに下方に突
出している。また、水平部10cの両側はブラケット5に
設けられたフック11(第6図)に支持されており、先端
10dはロック機構15(第2図、第5図)に連結されてい
る。
このロック機構15は、第9図に示すようにベースプレ
ート16と、当該ベースプレート16にピン18を介して回動
可能に軸支されたラッチプレート17と、ピン18に巻回さ
れ、一端がベースプレート16に、他端がラッチプレート
17に夫々係止されたスプリング19及び車体側に固定され
たストライカ20(第6図)等により構成されている。ス
プリング19はベースプレート16に対してラッチプレート
17を実線で示すように回動させて付勢し、ベースプレー
ト16とラッチプレート17との間に形成される係止部21に
ストライカ20を挾持させる。そして、ベースプレート16
はブラケット5に固定されている。
ロック機構15のラッチプレート17の下端に穿設された
孔17aにレバー10の水平部10cの先端10dが回動可能に嵌
合されている。また、このレバー10の水平部10cには補
強用のシャフト12(第2図)が設けられている。
バンパデッキ3の踏板4の両側上部及び車体側の対応
する各位置には夫々ブラケット25、26(第4図)が固定
されており、これらのブラケット25、26は所定長さのベ
ルト27により連結されている。このベルト27は、バンパ
デッキ3を開放したときに略水平状態に保持するための
ものである。
以下に作用を説明する。
バンパデッキ3が、第1図、第6図及び第10図の実線
で示すように閉鎖されてバンパ2に収納されている状態
においては、ロック機構15(第6図)のラッチプレート
17がスプリング19のばね力により時計方向に付勢されて
おり、ベースプレート16と協働してストライカ20を係止
部21に挾持している。
そして、バンパデッキ3を使用する場合には、レバー
10(第3図、第6図)の垂直部10aの下端を矢印Aで示
す手前方向に引くと、これに伴い水平部10cがブラケッ
ト5のフック11(第6図)を支点として回動し、ロック
機構15(第5図、第9図)のラッチプレート17をスプリ
ング19のばね力に抗して2点鎖線で示すように反時計方
向(矢印CC方向)に回動させる。ラッチプレート17が反
時計方向に回動するとストライカ20から外れ、係合関係
が解除される。これに伴いバンパデッキ3がその自重に
より第10図の矢印CCで示す反時計方向に回動して開放さ
れる。このとき、バンパデッキ3は、コイルバネ8の作
用により回動方向即ち、開放方向と反対方向にばね力を
付与される。この結果、バンパデッキ3は、開放時にお
けるエネルギが吸収されて緩やかに開放する。
バンパデッキ3が第10図に2点鎖線で示す位置まで回
動すると、ベルト27によりその回動が規制されて当該位
置に係止され、踏板4が略水平になる。これにより、ス
テップが形成される。そこで、作業者がこのバッパデッ
キ3の踏板4上に上がり、フロントガラスの清掃等を行
なう。
作業終了後、バンパデッキ3の上端を押し上げる。こ
のときコイルバネ8のばね力は閉鎖方向に作用し、従っ
て、バンパデッキ3を軽く押し上げることができる。そ
して、第10図に矢印Cで示す時計方向にバンパデッキ3
が回動するに伴いロック機構15のラッチプレート17の先
端17bがストライカ20に当接すると、当該ストライカ20
によりスプリング19のばね力に抗して反時計方向に回動
されてベースプレート16との係合部21を開口させる。バ
ンパデッキ3が更に回動すると、ストライカ20が係合部
21に入り込み、同時にラッチプレート17がスプリング19
のばね力により時計方向に回動してストライカ20をラッ
チする。これによりバンパデッキ3が第6図及び第10の
実線で示すように再びバンパ2に係止されて収納され
る。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、バス車両のバン
パに前方に開放可能に取り付けられ、使用時には車体側
との間に設けた連結部材が緊張することにより前方に開
放されてステップとされ、不使用時にはバンパに収納さ
れるバンパデッキにおいて、前記バンパデッキの回動軸
に巻回され、一端が車体側に、他端が当該バンパデッキ
側に夫々係止され、当該バンパデッキに開放方向と反対
方向にバネ力を付与して緩やかに開放させる緩衝用の捩
りコイルバネを介在させたことにより、バンパデッキの
使用時に当該バンパデッキを緩やかに開放させることが
でき、開放操作が容易となる。また、バンパデッキの緩
衝機構の構造が簡単であり、安価に構成することができ
る等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るバッパデッキを適用した大型バス
の斜視図、第2図は第1図のバンパデッキの要部正面
図、第3図は第2図の矢線III−III方向に沿う断面図、
第4図は第2図の矢線IV−IV方向に沿う断面図、第5図
は第2図の矢線V−V方向に沿う断面図、第6図は第2
図の一部切欠要部断面図、第7図は第2図の捩じりコイ
ルバネの正面図、第8図は第7図の端面図、第9図は第
5図のロック機構の拡大図、第10図は第6図のバンパデ
ッキの閉鎖、開放状態を示す図である。 1…バス、2…バンパ、3…バンパデッキ、4…踏板、
5、6、25、26…ブラケット、7…シャフト、8…捩じ
りコイルバネ、10…開放レバー、15…ロック機構、27…
ベルト。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バス車両のバンパに前方に開放可能に取り
    付けられ、使用時には車体側との間に設けた連結部材が
    緊張することにより前方に開放されてステップとされ、
    不使用時にはバンパに収納されるバンパデッキにおい
    て、前記バンパデッキの回動軸に巻回され、一端が車体
    側に、他端が当該バンパデッキ側に夫々係止され、当該
    バンパデッキに開放方向と反対方向にバネ力を付与して
    緩やかに開放させる緩衝用の捩りコイルバネを介在させ
    たことを特徴とするバンパデッキ。
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JPS63181567U (ja) * 1987-05-15 1988-11-24

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