JP2504713Y2 - 光路開閉羽根駆動装置 - Google Patents

光路開閉羽根駆動装置

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JP2504713Y2
JP2504713Y2 JP1991077572U JP7757291U JP2504713Y2 JP 2504713 Y2 JP2504713 Y2 JP 2504713Y2 JP 1991077572 U JP1991077572 U JP 1991077572U JP 7757291 U JP7757291 U JP 7757291U JP 2504713 Y2 JP2504713 Y2 JP 2504713Y2
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frame
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良三 深沢
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、カメラの絞り羽根な
どの光路開閉羽根を開閉駆動する光路開閉羽根駆動装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオカメラの絞り装置は、複数
枚の光路開閉羽根を図10及び図11に示す光路開閉羽
根駆動装置Kにより駆動している。
【0003】前記図10は、磁気回路部材から要部を取
り出して分解した斜視図であり、図11は要部を組み立
て後、中空円筒形状の磁気回路部材に挿入しようとして
いるところを示している。
【0004】この装置Kは駆動軸2と一体に形成された
永久磁石体1を具備し、この永久磁石体1を内部に収容
するポケット部h、hを有する一対のコイル枠4a、4
bを備えており、駆動軸2の両端部を支持するワッシャ
3a、3bが付加されている。
【0005】各コイル枠4a、4bにはビデオカメラか
らの信号電流を導くコイルを巻回するコイル胴部e1、
e2を有しているが、コイルそのものは図示していな
い。
【0006】また、コイル枠4a、4bの少なくとも一
方には、図示のように磁気センサ8の収容部cを有して
おり、さらに各コイル枠4a、4bの互いの相面と離れ
た側で、軸線と平行の方向に向かって、各コイルの線端
を固定する端子ピン5a、5b、6a、6bを有してい
る。
【0007】そして、永久磁石体1を内部に収容して両
コイル枠4a、4bを合体させ、ほぼ四角位置に配置さ
れる端子ピン5a、5b、6a、6bを挿通させ、かつ
磁気センサ8を担持したプリント板9を図11のように
して組み上げ、これを中空円筒状の磁気回路部材7に挿
通させてある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記のような
従来の光路開閉羽根駆動装置Kでは、端子ピン5a、5
bはコイル枠4aに、また端子ピン6a、6bはコイル
枠4bに取り付けられている。しかも図示のように相面
から離れ、磁気回路部材7に近い位置に設けられている
ため、各端子ピンは互いに近接した間隔に配置せざるを
得ず、このため図11のように磁気センサ8を担持させ
たプリント板9のくびれの幅L2は、センサ担持部の幅
L1よりも小さくしなければならず、磁気回路部材7内
に要部を組み込み後にプリント板9を組んで、センサ担
持部分を内部に軸方向外部から差し込もうとしても、く
びれ部を通すことができない。このため、図11のよう
にプリント板9を各端子ピンに通し、磁気センサ8の担
持部分を図示のように折り曲げて磁気回路部材7に繰り
込まなければならず、厄介で組み立て自動化の障害とも
なっている。
【009】また、図10のように駆動軸2の軸線中心で
二分割したのでは、比較的組立に手数がかかり適切な自
動化ができないと共に、各コイル枠4a、4bの駆動軸
用の軸孔d1、d2は完全な円筒形にはなり難く、この
ため図示のような軸受け用のワッシャ3a、3bという
部品まで必要とする。
【0010】この考案は従来の光路開閉羽根駆動装置に
おける上記問題点に着目して成されたもので、磁気回路
部材に内部要部材を組み込んだ後でもプリント板を装着
し、磁気センサ担持部分の組み込みができ、従って全て
の組立作業を一方向から行うことができ、組み立て工数
の少ない、自動化の容易な光路開閉羽根駆動装置を得る
ことを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案の光路開閉羽根駆動装置は、カメラの光路
開閉羽根に回転力を伝える駆動軸と、この駆動軸に取り
付けられた永久磁石体と、この永久磁石体を回転自在に
収容し、前記駆動軸の突出する軸側コイル枠と前記駆動
軸の突出しない受け側コイル枠とを同軸的に一体に組み
上げ、その取付側となる軸側コイル枠側の端面からのみ
前記駆動軸を突出させたコイル枠と、このコイル枠に前
記駆動軸の軸線方向に巻回され、前記永久磁石体に回転
力を生起させる駆動コイルと、前記コイル枠に前記駆動
軸の軸線方向に巻回され、前記永久磁石体の前記回転を
制動する制動コイルと、前記コイル枠の受け側コイル枠
側の端面において前記駆動コイルと前記制動コイルとの
中間位置に突設され、前記駆動コイル及び前記制動コイ
ルの端部が固定される端子ピンと、前記コイル枠を内部
に挿通させた中空の磁気回路部材と、前記端子ピンに接
続される部分及び該部分から曲げ可能に延在され前記永
久磁石体の回転角位置を検出する磁気センサを担持した
部分を備えた導線プリント板とを設け、前記コイル枠の
周面には、前記端子ピン両側に相当する部位の少なくと
も一方に、前記導線プリント板の磁気センサ担持部分を
収容するセンサ収容部と、このセンサ収容部から前記受
け側コイル枠の外側端面に開口し、少なくとも前記セン
サ収容部の幅を有する案内溝とを設け、前記磁気回路部
材の内部に前記コイル枠を挿通組み立て後に、前記案内
溝を通して前記センサ収容部に前記導線プリント板の磁
気センサ担持部分を受け側コイル枠側から挿入可能にし
たものである。
【0012】
【作用】永久磁石体を回転自在に収容するコイル枠は、
軸側コイル枠と受け側コイル枠との二つに分割されてお
り、順次、取付側に向かって同軸的に一体に組み上げる
ことができる。その際、永久磁石体の駆動軸は取付側で
ある軸側コイル枠側の端面からのみ突出する。この組み
上げは、取付側に向かって同一方向に行われるため、コ
イル枠を軸線中心で二分割した形態よりも容易で手数が
かからない。このコイル枠に前記駆動軸の軸線方向に駆
動コイルと制動コイルが巻回され、そのコイル端部は受
け側コイル枠側の端面に突設されている端子ピンに固定
される。これらの端子ピンは、受け側コイル枠側の端面
において駆動コイルと制動コイルとの中間位置に突設さ
れているため、この端子ピンの両側のコイル枠周面部分
にはセンサ収容部に対応する十分な幅の案内溝を形成し
うる余地が残される。そして、前記コイル枠は中空の磁
気回路部材の内部に挿通される。前記端子ピンに導線プ
リント板の対応する部分が接続され、又、これに前後し
て、該接続部分から曲げ可能に延在された導線プリント
板の磁気センサ担持部分が、前記コイル枠周面の端子ピ
ン両側部位又はその一方に設けたセンサ収容部に、受け
側コイル枠側から挿入される。これは、前記コイル枠周
面の端子ピン両側部位又はその一方に設けた案内溝、即
ち、前記センサ収容部から受け側コイル枠の外側端面ま
でセンサ収容部の幅を有して設けられた案内溝を通して
なされる。このとき、端子ピンは受け側コイル枠側の端
面内で駆動コイルと制動コイルとの中間位置に突設され
ているため、端子ピンがコイル枠の端面周縁に設けられ
ている場合に比べ、端子ピンから案内溝までの距離、つ
まり導線プリント板の対応する部分が長くなるため、磁
気センサ担持部分の曲げ操作が行いやすくなる。このよ
うに、磁気回路部材の内部にコイル枠を挿通組み立てた
後に、案内溝を通してセンサ収容部に導線プリント板の
磁気センサ担持部分を外部から挿入できるため、結局、
組立作業が全て取付側に向かって一方向(端子ピン側)
からでき、従って、組立作業が容易且つ自動化に適した
ものとなる。
【0013】
【実施例】次に図面に基づきこの考案の各種実施例を説
明する。
【0014】<第1の実施例> 図1はこの考案の第1の実施例の光路開閉羽根駆動装置
をビデオカメラの絞り装置に適用したものの分解斜視図
を示している。なお、図3は同じく絞り装置Eの一部断
面を含む側面図、図4は同じく正面図、図5は押え板を
排除して示した同じく絞り装置Eの背面図である。
【0015】絞り装置は全体符号Eで示す。そして、光
路開閉羽根駆動装置はこの絞り装置Eの中では羽根駆動
部10を構成しており、以後光路開閉羽根駆動装置を羽
根駆動部10として説明する。
【0016】絞り装置Eは羽根駆動部10と、この羽根
駆動部10によって開閉駆動される絞り部50とから構
成されている。
【0017】絞り部50は羽根駆動部10を取り付ける
地板51と、開閉羽根80、85と、地板51の一面を
覆い、この地板51との間に開閉羽根80、85を摺動
自在に挟持する押え板70と、開閉羽根80、85と係
合し、羽根駆動部10の駆動力を伝える作動レバー90
と、作動レバー90を常に一方向に偏倚付勢する付勢ば
ね95などから構成されている。
【0018】地板51には光路開口52を有し、また図
示のように羽根駆動部10の取り付け部53には取り付
けのための幾つかの係合突起55a、55b、56a、
56b、及び嵌着用のリブ57a、57b等が設けら
れ、また駆動軸貫通用の小孔54が穿設されている。
【0019】また側面には導線プリント板を保持するた
めの係止突起58a、58bが設けられている。なお図
1には地板として51a、51bが称されているが、両
者は同一物の表裏を示しているに過ぎず、51aは正面
側、51bは背面側(内面側)をしめしている。従っ
て、単に地板の場合には地板51と称する。
【0020】地板51の背面図のように、地板51には
開閉羽根80、85と摺動自在に係合する係合突起5
9、60や、開閉羽根80、85を浮かせるためのリブ
61、62などが設けられている。
【0021】作動レバー90には羽根駆動部10の駆動
軸を嵌着させる孔91と、開閉羽根80、85と係合す
るピン部92a、92bとが設けられている。
【0022】開閉羽根80は周知のように黒色ポリエス
テルの薄片などにより形成され、光路開閉のための半月
部81、ピン部92bと嵌合する小孔82、係合突起5
9と係合する長穴83等が穿設されている。一方の開閉
羽根85も、半月部86、小孔87、長穴88等を有し
ている。
【0023】なお、開閉羽根80の半月部81の最深部
には、小絞り時の光量調整用のフィルタ89(図4)が
貼着されている。
【0024】押え板70にはやはり光路開口71が穿設
されている。また、作動レバー90のピン部92a、9
2bが回動できるように繭形長穴72、73等が穿設さ
れている。なお、74、75等は地板51との結合用突
起である。
【0025】次に羽根駆動部10の構成を説明する。
【0026】羽根駆動部10は、中心部に回動自在に枢
支された永久磁石体11と、この永久磁石体11を囲ん
で軸側コイル枠(軸側ボビン)であるコイル枠14と、
受け側コイル枠(受け側ボビン)であるコイル枠25
と、図6のように両コイル枠14、25に巻回された駆
動コイル130A及び制動コイル130Bと、両コイル
枠14、25の外周に嵌着して永久磁石体11の磁気を
導く鉄製の中空円筒形の磁気回路部材(ヨーク)35
と、この磁気回路部材35の端部を押える端板36と、
永久磁石体11の回転角度位置を検出する磁気センサ3
7を担持し、この磁気センサ37及び各コイル130
A、130Bの導線プリント板38とから構成されてい
る。
【0027】永久磁石体11は図1、図3などに示すよ
うに、円筒形のマグネット12と、このマグネット12
の円筒中心を貫通して固定された駆動軸13とから構成
されている。
【0028】永久磁石体11は、コイル枠14とコイル
枠25との内部に回動自在に枢支されている。
【0029】コイル枠14は永久磁石体11の駆動軸1
3の貫通側13aを貫通させる軸側コイル枠であり、コ
イル枠25は駆動軸13の非貫通側13bを枢支する受
け側コイル枠である。
【0030】図2に各コイル枠14、25の詳細斜視図
を示す。
【0031】コイル枠14は内側にマグネット12を収
容する空洞部15を有し、外周部にはコイル枠25との
結合時に係合する一対の係合用溝16a、16bを備え
ている。この係合用溝16a、16bは又同時に絞り部
50の地板51の係合突起55a、55bとも係合し
て、地板51への取り付けに寄与する。
【0032】また、係合用溝16a、16bと90度対
称位置に一対のセンサ収容部17a、17bを有してお
り、このセンサ収容部17a、17bの下方には、地板
51の係合突起56a、56bと係合して取り付ける一
対の係合溝18a、18bが設けられている。
【0033】そして、係合用溝16a、16bとセンサ
収容部17a、17bとの間には、駆動コイル130A
及び制動コイル130Bを巻回する巻線部19a、19
bが設けられている。
【0034】巻線部19a、19bには図3のように、
巻き線時にコイル130A、130Bが滑らないように
数条の滑り止め20が施されている。
【0035】なお、コイル枠14の底部には駆動軸13
の貫通側13aを軸支する軸孔21が貫通している。
【0036】一方、受け側コイル枠であるコイル枠25
には、コイル枠14の係合用溝16a、16bに係合す
る一対の係合突起26a、26bが突設されている。
【0037】また、案内溝としてセンサ収容部17a、
17bと同じ幅を有するセンサ挿入切欠部27a、27
bが設けられている。
【0038】さらに、コイル枠14の巻線部19a、1
9bと同じ位相部位に、同様の巻線部28a、28bが
設けられ、図8のように滑り止め20が施されている。
もし、図7のように滑り止め20がなければ、コイル巻
き込み時、1ターン目の時に例えば巻線部28a、28
bのR面においてコイル130Aが外側に滑り込み、数
ターン巻き込むと断線してしまうので、図8のように滑
り止め20が設けられている。
【0039】そして、巻線部28a、28bの丁度中間
部の端面に、各コイル130A、130Bの線端を止め
る端子ピン29a、29b、29c、29dが立設され
ている。
【0040】羽根駆動部10の構成部材は前記のような
ものであるから、これらを組み立てるには先ず駆動軸1
3をマグネット12に圧入して永久磁石体11を構成し
た後、貫通側の駆動軸13aをコイル枠14の軸穴21
に挿通し、非貫通側13bをコイル枠25の軸穴25a
に嵌合させ、コイル枠25の係合突起26a、26bを
コイル枠14の係合用溝16a、16bへ嵌合させなが
ら両コイル枠14、25を一体のコイル枠に組み上げ
る。
【0041】コイル枠が組み上がったならば巻線部19
a、19b、28a、28bの一方の組みへは駆動コイ
ル130Aを、他方の組みへは制動コイル130Bを巻
回する。
【0042】両コイル130A、130Bの巻回に当た
って、各コイル130A、130Bの線端は端子ピン2
9a、29b、29c、29dのうちの最も適切なもの
を選択して結合させることが可能である。例えば、図8
のように両コイル130A、130Bの始端を両端部の
端子ピン29a、29dへ、そして終端を中央の29
b、29cに結合したり、コイル130Aを端子ピン2
9a、29bに接続し、コイル130Bを端子ピン29
c、29dに接続したりでき、接続端子ピンの選択に自
由度があり、導線プリント板38に形成する配線の配置
が容易で、設計し易い。
【0043】前記のようにコイル130A、130Bの
巻回が完了したならば、図示してないテープを巻いてコ
イル130A、130Bと磁気回路部材35との絶縁を
はかる。
【0044】そして、コイル枠14側の係合用溝16
a、16b及び係合溝18a、18bをそれぞれ地板5
1の取り付け部53に設けられた係合突起55a、55
b、56a、56bと結合させ、前記コイル枠組品を地
板51側に取り付ける。
【0045】前記状態において図6のように磁気回路部
材35を嵌め込み、端板36を被ぶせる。
【0046】しかる後、導線プリント板38を、その4
個の小孔に端子ピン29a、29b、29c、29dを
通しながら載せる。この際、磁気センサ37はコイル枠
25の周面に設けた案内溝即ちセンサ挿入切欠部27を
通してコイル枠14のセンサ収容部17に入れることが
できる。何となれば、センサ挿入切欠部27の幅寸法と
センサ収容部17の幅寸法とはほぼ同一に形成されてお
り、組み立て工程の最終段階であっても、容易に挿入で
きるからである。
【0047】最後に端子ピン29a、29b、29c、
29dと導線プリント板38とをハンダ等で結合するこ
とにより、羽根駆動部10の組み立ては完了する。
【0048】絞り部50側の組み立てについては説明を
省略する。
【0049】<第2の実施例> 図9の光路開閉羽根駆動装置100では、端子ピン10
1a、101b、101c、101dが千鳥に配列され
た例である。
【0050】このような千鳥配置によると、各端子ピン
101a、101b、101c、101d間の間隔が広
がり、端子ピン101a、101b、101c、101
dへのコイルの巻線作業が一層容易になる。
【0051】
【考案の効果】この考案は、永久磁石体を回転自在に収
容し、軸側コイル枠と受け側コイル枠とを、順次、取付
側に向かって一体に組み上げるため、コイル枠を軸線中
心で二分割した形態よりも組み上げが容易で手数がかか
らない。このコイル枠には駆動コイルと制動コイルが巻
回されてコイル端部が端子ピンに固定されるが、これら
の端子ピンは、受け側コイル枠側の端面において駆動コ
イルと制動コイルとの中間位置に突設されているため、
この端子ピンの両側のコイル枠周面部分にはセンサ収容
部に対応する十分な幅の案内溝を形成しうる余地が残さ
れる。そして、前記コイル枠は中空の磁気回路部材の内
部に挿通される。コイル枠の周面には、前記端子ピン両
側に相当する部位の少なくとも一方に、導線プリント板
の磁気センサ担持部分を収容するセンサ収容部と、この
センサ収容部から受け側コイル枠の外側端面に開口し、
少なくとも前記センサ収容部の幅を有する案内溝とを設
けたので、前記磁気回路部材の内部に前記コイル枠を挿
通組み立て後に、前記案内溝を通して前記センサ収容部
に前記導線プリント板の磁気センサ担持部分を受け側コ
イル枠側から挿入することができる。このとき、端子ピ
ンは受け側コイル枠側の端面内で駆動コイルと制動コイ
ルとの中間位置に突設されているため、端子ピンがコイ
ル枠の端面周縁に設けられている場合に比べ、端子ピン
から案内溝までの距離、つまり導線プリント板の対応す
る自由部分が長くなるため、磁気センサ担持部分の曲げ
操作が行いやすくなる。要するに、組立作業が全て取付
側に向かって一方向(端子ピン側)からでき、従って、
組立作業が容易且つ自動化に適したものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光路開閉羽根駆動装置を適用したビデオカメラ
の絞り装置の分解斜視図である。
【図2】コイル枠の分解斜視図である。(第1の実施
例)
【図3】絞り装置の側面図である。
【図4】同じく絞り装置の平面図である
【図5】押え板を排して示した絞り装置の背面図であ
る。
【図6】磁気回路部材にコイル枠及び導線プリント板を
挿入する状態を示した斜視図である。
【図7】コイル枠にコイルを巻くときの不具合を示した
説明図である。
【図8】コイル枠に設けた滑り止めの効果を説明するた
めの図である。
【図9】第2の実施例の装置のコイル枠の要部構成図で
ある。
【図10】従来の光路開閉羽根駆動装置の要部の分解斜
視図である。
【図11】同じく組み立て要領図である。
【符号の説明】
E カメラの絞り装置 10 羽根駆動部(光路開閉羽根駆動装置)(第1の実
施例) 11 永久磁石体 13 駆動軸 14 コイル枠(軸側コイル枠) 17 センサ収容部 19 巻線部 20 滑り止め 25 コイル枠(受け側コイル枠) 27 センサ挿入切欠部(案内溝) 28 巻線部 29a〜29d 端子ピン 35 磁気回路部材 37 磁気センサ 38 導線プリント板 80 開閉羽根 85 開閉羽根 100 羽根駆動部(光路開閉羽根駆動装置)(第2の
実施例)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−5425(JP,A) 特開 昭62−81962(JP,A) 特開 平1−267622(JP,A) 実開 昭63−156567(JP,U) 実開 平1−60505(JP,U) 実開 昭64−47579(JP,U) 実開 昭57−148119(JP,U) 実開 昭57−175579(JP,U) 実開 昭64−55931(JP,U) 実開 昭61−140328(JP,U) 実開 昭57−6382(JP,U) 実開 平1−171579(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラの光路開閉羽根に回転力を伝える
    駆動軸と、 この駆動軸に取り付けられた永久磁石体と、 この永久磁石体を回転自在に収容し、前記駆動軸の突出
    する軸側コイル枠と前記駆動軸の突出しない受け側コイ
    ル枠とを同軸的に一体に組み上げ、その取付側となる軸
    側コイル枠側の端面からのみ前記駆動軸を突出させたコ
    イル枠と、 このコイル枠に前記駆動軸の軸線方向に巻回され、前記
    永久磁石体に回転力を生起させる駆動コイルと、 前記コイル枠に前記駆動軸の軸線方向に巻回され、前記
    永久磁石体の前記回転を制動する制動コイルと、 前記コイル枠の受け側コイル枠側の端面において前記駆
    動コイルと前記制動コイルとの中間位置に突設され、前
    記駆動コイル及び前記制動コイルの端部が固定される端
    子ピンと、 前記コイル枠を内部に挿通させた中空の磁気回路部材
    と、 前記端子ピンに接続される部分及び該部分から曲げ可能
    に延在され前記永久磁石体の回転角位置を検出する磁気
    センサを担持した部分を備えた導線プリント板とを設
    け、 前記コイル枠の周面には、前記端子ピン両側に相当する
    部位の少なくとも一方に、前記導線プリント板の磁気セ
    ンサ担持部分を収容するセンサ収容部と、このセンサ収
    容部から前記受け側コイル枠の外側端面に開口し、少な
    くとも前記センサ収容部の幅を有する案内溝とを設け、
    前記磁気回路部材の内部に前記コイル枠を挿通組み立て
    後に、前記案内溝を通して前記センサ収容部に前記導線
    プリント板の磁気センサ担持部分を受け側コイル枠側か
    挿入可能にしたことを特徴とする光路開閉羽根駆動装
    置。
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