JPH10191616A - モータ駆動装置及び磁気センサー固定構造 - Google Patents

モータ駆動装置及び磁気センサー固定構造

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JPH10191616A
JPH10191616A JP8357201A JP35720196A JPH10191616A JP H10191616 A JPH10191616 A JP H10191616A JP 8357201 A JP8357201 A JP 8357201A JP 35720196 A JP35720196 A JP 35720196A JP H10191616 A JPH10191616 A JP H10191616A
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gear
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Kazunori Nishikawa
和憲 西川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を減少させると共に組立性の良いバ
ルブ駆動装置を提供すること。 【解決手段】 ステッピングモータ6と出力部8とを、
ケース体4内に格納してなるモータ駆動装置1におい
て、ステッピングモータ6の側面に設けたモータ端子部
20と、ケース体4に設けた端子部5とを可撓性の回路
基板9で電気的に接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯器等に供給す
る湯の温度調節及び水量調節に使用する調整弁(バル
ブ)あるいは給排水の開閉弁等を駆動するためのモータ
駆動装置及びモータ駆動装置等に使用される磁気センサ
ーの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図16から図18に示すよう
な、調整弁(図示省略)を駆動するためのモータ駆動装
置101が知られている。このモータ駆動装置101
は、バルブの吐出口付近に設けられた温度センサーによ
って水温を検出した結果に基づき、調整弁を駆動して湯
や水の流量を変えて温度を調整する装置となっている。
モータ駆動装置101は、上ケース102と下ケース1
03とを固定してなるケース体104と、ステッピング
モータ105と、複数の減速歯車からなる減速歯車列1
06と、出力部107と、図示しない制御機器との接続
部となる端子部108とを有している。
【0003】ステッピングモータ105は、下ケース1
03内に配置されており、カップ状のモータケース10
9と、このモータケース109内に配置されたステータ
部110及びロータ部111から主に構成されている。
モータケース109の側面部には、切欠きが形成されて
おり、この切欠き部分にステータ部110に固定された
モータ端子部112が配置されている。また、モータケ
ース109の上面部には、地板113が固定されてお
り、この地板113に載置される中地板(図示省略)の
上に減速歯車列106が配置されている。
【0004】ステータ部110は、2つのコイルボビン
114,115と、これらのコイルボビン114,11
5にそれぞれ巻回されたコイル116,117と、磁性
部材で形成されたコア部材118,119から構成され
ている。また、ステータ部110の外側には、モータ端
子部112が固定されている。このモータ端子部112
は、回路基板に複数のピンを立設して形成されており、
この複数のピンにコイル116,117の端末がそれぞ
れ半田付け固定により接続されている。
【0005】さらに、このモータ端子112の複数のピ
ンには、複数のリード線120の一端がそれぞれ半田付
け固定により接続されている。この複数のリード線12
0は、下ケース103内を引き回されると共に、下ケー
ス103に設けたリード線引き出し孔121よりケース
体104の外部に引き出されている。さらに、複数のリ
ード線120の他端は、モータ制御機器に接続するため
の端子部108に接続されている。したがって、この端
子部108をモータ制御機器に接続することによって、
ステッピングモータ105のコイル116,117は、
図示しないモータ制御機器からの電流が供給されるよう
になっており、この電流の供給によってステータ部11
0は励磁されるようになっている。
【0006】一方、ロータ部111は、ステータ部11
0の内側に対向する位置に配置されている。ロータ部1
11は、回転軸122と、この回転軸122に固定され
た円筒状のロータマグネット123とから主に構成され
ている。そして、ステータ部110が励磁されると、ロ
ータマグネット123とステータ部110との間で反発
・吸引動作を起こし、これによってロータ部111が回
転するようになっている。
【0007】ロータ部111の回転軸122は、モータ
ケース109の上面側に固定された地板113及び中地
板に形成された孔より上方へ突出されている。そして、
回転軸122の突出している部分には、モータピニオン
124が固定されている。このモータピニオン124
は、減速歯車列106の初段となる第1歯車125と係
合しており、ロータ部111が回転すると、この回転力
が減速歯車列106に伝達されるようになっている。
【0008】減速歯車列106は、モータピニオン12
4と係合する第1歯車125と、この第1歯車125と
一体的に回転する第2歯車126と、この第2歯車12
6と係合する第3歯車127と、この第3歯車127と
一体的に回転する第4歯車128と、この第4歯車12
8と係合する出力歯車131とから構成されている。な
お、第1歯車125と第2歯車126とは、一体的に形
成されており、中地板に立設された第1シャフト129
に回転自在に挿通されている。また、第3歯車127と
第4歯車128とは一体的に形成されており、中地板に
立設された第2シャフト130に回転自在に挿通されて
いる。さらに、第4歯車128は、出力部107に係合
しており、減速歯車列106で減速したロータ部110
の回転力を出力部107に伝達するようになっている。
【0009】出力部107は、減速歯車列106の第4
歯車128と係合する出力歯車131と、この出力歯車
131と一体的に形成された出力軸132とから構成さ
れている。そして、ロータ部110が回転すると、この
回転が減速歯車列106で減速されて出力部107に伝
達され、出力部107が回転するようになっている。
【0010】なお、この出力軸132の一端は、上ケー
ス102に形成された軸受部133に軸受されていると
共に、他端は、下ケース103に形成された出力軸受部
134内に回動自在に嵌まっている。なお、出力軸13
2の他端側には、係合孔135が形成されており、この
係合孔135内にはセレーションが切られている。この
係合孔135内には、図示しない調整弁(バルブ)駆動
軸が遊嵌している。そして、調整弁駆動軸にもセレーシ
ョンが切られており、出力軸132が回転することによ
り調整弁駆動軸が図17において、上下方向に駆動する
ようになっている。
【0011】また、出力歯車131の下側の面、すなわ
ち、出力歯車131の下ケース103側の面には、出力
部107の回転位置を検出するための検出用磁石136
が埋め込まれている。一方、下ケース103には、磁気
センサー137,138を固定した回路基板139が固
定されている。この磁気センサー137,138は、出
力歯車131に埋め込まれた検出用磁石136の回転軌
道と近接する位置に配置されており、この磁気センサー
137,138と検出用磁石136との位置関係によっ
て出力歯車131の回転位置が検出されるようになって
いる。
【0012】また、回路基板139には、複数の接続部
140が形成されており、この複数の接続部140に複
数のリード線141の一端が半田付け固定によってそれ
ぞれ接続されている。この複数のリード線141は、下
ケース103内を引き回されてリード線引き出し孔12
1から、ケース体104の外部に引き出されている。ま
た、複数のリード線141の他端は、端子部108に接
続されている。この端子部108は、上述したようにモ
ータ制御機器に接続されるようになっており、これによ
って、磁気センサー137,138で検出された出力歯
車131の回転位置のデータがモータ制御機器に伝送さ
れることとなる。
【0013】このように構成された従来のモータ駆動装
置101の動作について、以下に説明する。
【0014】モータ駆動装置101は、図示しないモー
タ制御機器から所定の電流が供給されることによって駆
動される。すなわち、モータ制御機器側から電流が供給
されると、この電流は端子部108及びリード線120
を介してモータ端子部112に入力される。さらにこの
電流は、モータ端子部112よりコイル116,117
へ供給されステータ部110は励磁される。ステータ部
110が励磁されると、このステータ部110に対向配
置されたロータ部111のロータマグネット123が、
ステータ部110に吸引・反発され、これによってロー
タ部111は回転する。
【0015】このようにロータ部111が回転すると、
ロータ部111の回転軸122に一体的に固定されたモ
ータピニオン124は一体的に回転する。このモータピ
ニオン124は、減速歯車列106の第1歯車125と
係合しており、ロータ部111の回転は第1歯車12
5、第2歯車126、第3歯車127及び第4歯車12
8に順に伝達されることとなる。なお、第1歯車125
と第2歯車126、第2歯車126と第3歯車127、
第3歯車127と第4歯車128とは、それぞれ歯車の
歯数の比が大きく取られており、これによって、ロータ
部111の回転は大きく減速されて第4歯車128に伝
達されることとなる。
【0016】この第4歯車128には、出力部107の
出力歯車131が係合しており、第5歯車128の回転
は出力部107に伝達される。これにより、出力部10
7の出力軸132が回転する。この出力軸132には、
係合孔135が設けられており、この係合孔135には
図示しない調整弁駆動軸が遊嵌されている。なお、係合
孔135及び調整弁駆動軸には、セレーションがそれぞ
れ形成されている。したがって、出力軸132が回転す
ると、この出力軸132に回転に伴い調整弁駆動軸が回
転すると共に、図17において上下方向に移動するよう
になる。この動作によって、図示しない調整弁の開閉動
作を行なう。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のモータ
駆動装置101においては、ステッピングモータ105
のステータ部110を励磁するために、別部材であるモ
ータ制御機器とケース体104内のステッピングモータ
105とを電気的に接続している。そして、この接続方
法としては、ステッピングモータ105の側面部に形成
したモータ端子部112に複数のリード線120を接続
し、このリード線120を下ケース103内を引き回し
てリード線引き出し孔121よりケース体104の外部
に引き出して端子部108をモータ制御機器に接続して
いる方法が採用されている。
【0018】したがって、上述したモータ駆動装置10
1では、複数のリード線120をモータ端子部112に
立設したピンに半田付け固定し、さらに下ケース103
内を引き回してリード線引き出し孔121よりケース体
104の外部に引き出す作業が必要となり、組立作業性
が悪くなっている。また、下ケース103内に複数のリ
ード線120を引き回すスペースを確保する必要がある
ことから、モータ駆動装置101の装置全体がコンパク
トに収まらないという問題が生じている。
【0019】また、従来のモータ駆動装置101では、
出力部107の回転位置を検出するための磁気センサー
137,138とモータ制御機器とを、ステッピングモ
ータ105の接続方法と同様に、複数のリード線141
によって接続している。すなわち、磁気センサー13
7,138を複数の接続部140が形成された回路基板
139上に固定し、複数の接続部140に複数のリード
線141の一端をそれぞれ半田付け固定している。そし
て、さらに複数のリード線141の他端は、モータ制御
機器に接続するための端子部108に接続されると共
に、この端子部108は、モータ制御機器に接続されて
いる。
【0020】このため、上述したモータ駆動装置101
では、出力部107の回転位置を検出するために、回路
基板139と複数のリード線141をケース体104内
に配置することとなり、さらに組立作業性が悪くなって
いる。また、モータ駆動装置101は、回路基板139
と、モータ端子部112に使用する回路基板の2枚の回
路基板が、ケース体104内に配置される構成となって
おり、部品点数も多く高コストな装置となっている。
【0021】本発明の目的は、上述した問題に鑑みて、
ケース体内に引き回されたリード線を無くし、ケース体
内をすっきりとすることによって、コンパクトでかつ組
立作業性の良いモータ駆動装置を提供することにある。
さらに、本発明の目的は、モータ端子部に使用する回路
基板とセンサー部を固定した回路基板とを同一の回路基
板で構成することによって、部品点数を減らし低コスト
のモータ駆動装置を提供することにある。さらに、本発
明は、可撓性の回路基板上に磁気センサーを配置する
際、その磁気センサーの位置精度を容易に確保すること
の出来る磁気センサー固定構造を提供することを目的と
する。
【0022】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載のモータ駆動装置は、モータ端子部を
その側面に備えるステッピングモータと、このステッピ
ングモータを内部に格納するケース体と、から構成され
たモータ駆動装置において、ケース体に外部の制御機器
と接続するための端子ピンを立設すると共に、この端子
ピンとモータ端子部とを可撓性の回路基板で電気的に接
続している。
【0023】また、請求項2記載のモータ駆動装置は、
請求項1記載の発明に加えて、ケース体内に、ステッピ
ングモータのロータ部の回転によって回転する出力部を
設けると共に、回路基板のパターン面上に、出力部の回
転位置を検出するセンサー部を配置している。
【0024】さらに、請求項3記載のモータ駆動装置
は、請求項2記載の発明に加えて、ケース体内に、ステ
ッピングモータのロータ部の回転を減速して出力部に伝
達する減速歯車を設けると共に、この減速歯車の歯車面
にセンサー部と対向可能な検出用磁石を備え、かつセン
サー部を配置した部分のパターン面及び歯車面を、ステ
ッピングモータの側面と直交させている。
【0025】また、請求項4記載のモータ駆動装置は、
請求項2または3記載の発明に加えて、回路基板のパタ
ーン面上に、センサー部の周囲を囲む形状の補強板を重
ね、この補強板とケース体との間に回路基板をはさみ込
んで固定している。
【0026】一方、請求項5記載の磁気センサー固定構
造は、上述した目的を達成するため、面実装タイプの磁
気センサーをパターン面に接続固定した可撓性の回路基
板と、磁気センサーの周囲を囲む形状の補強板とを備
え、補強板を押え込んで回路基板を固定している。
【0027】請求項1記載の発明によれば、外部の制御
機器と接続するための端子ピンをケース体に立設し、こ
の端子ピンとモータ端子部とを可撓性の回路基板で電気
的に接続することにより、モータ端子部と端子ピンと
が、リード線無しで接続されていると共に、外部の制御
機器ともリード線無しで接続されるようになっている。
このため、本発明のモータ駆動装置は、モータ端子部の
端子面と端子ピンの接続面とが同一平面上にこないよう
な構造となっていても、組立性が良くなり、またコンパ
クトな装置となる。
【0028】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明に加えて、ケース体内に出力部を設ける
と共に、回路基板上に出力部の回転位置を検出するセン
サー部を配置しているので、センサー部を固定する回路
基板をモータ端子部に使用する回路基板と兼用すること
ができると共にセンサー部と端子部とを接続するリード
線が不要となるので、部品点数が削減出来ると共に装置
全体の組立性が向上する。
【0029】さらに、請求項3記載の発明によれば、請
求項2記載の発明に加えて、センサー部を配置した部分
の回路基板のパターン面と、検出用磁石を設けた減速歯
車の歯車面とを、ステッピングモータの側面と直交させ
ているので、ステッピングモータの側面を有効に利用す
ることとなり、装置全体をコンパクトにすることが可能
となる。
【0030】さらに、請求項4記載の発明によれば、請
求項2または3記載の発明に加えて、回路基板のパター
ン面上に、センサー部の周囲を囲む形状の補強板を固定
しているので、可撓性のある回路基板上にセンサー部を
精度よく固定することが出来、センサー部の動作を確実
なものとすることが可能となる。
【0031】一方、請求項5記載の発明によれば、磁気
センサーの周囲を囲む形状の補強板を押え込んで可撓性
の回路基板を固定しているので、磁気センサーを回路基
板上に配置する際、磁気センサーの位置精度を容易に確
保することが可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明のモータ駆動装置の第1の
実施の形態について、図1から図15を用いて説明す
る。なお、本発明の磁気センサーの固定構造について
は、モータ駆動装置の説明の中で併せて説明することと
する。
【0033】モータ駆動装置1は、図1及び図2に示し
たように、上ケース2と下ケース3とを固定してなるケ
ース体4で覆われたものとなっており、下ケース3には
図示しないモータ制御機器と電気的に接続するための端
子部5が形成されている。また、ケース体4の内部に
は、ステッピングモータ6と、このステッピングモータ
6のロータ部24の回転力を減速して出力部8に伝達す
る複数の減速歯車からなる減速歯車列7と、出力部8
と、可撓性の回路基板となるフレキシブルプリント回路
基板(以下、FPCという)9とが配置されている。
【0034】ケース体4は、上ケース2に形成された嵌
合突起2a,2b,2c,2d(図3参照)と、下ケー
ス3に形成された嵌合部3a,3b,3c,3d(図4
参照)とをそれぞれ嵌合固定することによって形成され
ている。上ケース2は、図3に示すように、減速歯車列
7を挿通する固定軸10,11を支持するための有底軸
孔12,13と、出力部8を支持するための出力孔14
と、下ケース3と嵌合するための嵌合突起2a,2b,
2c,2dとを有している。有底軸孔12,13は、そ
れぞれ固定軸10,11の径とほぼ同様の径を有する凹
部で形成されており、固定軸10,11がそれぞれ圧入
されている。また、出力孔14は、挿通孔となってお
り、内周面で出力部8の出力軸15を回転支持するよう
に形成されている。
【0035】また、下ケース3は、図4に示すように、
ステッピングモータ6を収容するモータ収容部16と、
FPC9を載置するFPC載置部17と、外部の制御機
器との接続部となる端子部5と、出力部8の一端を軸受
する軸受凹部18と、出力部8の回動を規制するための
規制ピン19と、嵌合部3a,3b,3c,3dとを有
している。モータ収容部16は、円筒形状のステッピン
グモータ6を収容するための略カップ形状で形成された
大空間16aと、ステッピングモータ6の側面にモータ
端子部20を固定させるための小空間16bとから形成
されている。また、モータ収容部16の大空間16aに
は、ステッピングモータ6に固定される地板21を位置
決め固定するために内側に突出した突起状嵌合部16
c,16d,16eが3ヶ所に形成されている。
【0036】FPC載置部17は、十字状のリブで形成
されており、FPC9の中央部分が載置されるようにな
っている。そして、十字状のリブの各先端には、FPC
9と、そのFPC9上に載置される補強板45の両部材
を貫通すると共に熱着固定するための突起17aが設け
られている。また、端子部5には、8本の端子ピン5
a,5b,5c,5d,5e,5f,5g,5hが立設
されている。なお、この端子ピン5a,5b,5c,5
d,5e,5f,5g,5hは、下ケース3の内部から
外部にかけて挿通するように固定されている。さらに、
端子部5には、防水用の端子カバー5iが固定されてい
る(図1参照)。
【0037】ステッピングモータ6は、図2に示すよう
に、下ケース3内に設けられたモータ収容部16の大空
間16a内に配置されている。ステッピングモータ6
は、モータケース22と、モータケース22内に配置さ
れた円筒形状のステータ部23と、ステータ部23の内
側に配置されたロータ部24から主に構成されている。
モータケース22は、図5及び図6に示すように、段付
きの円形底面25と、円筒状の側壁部26からなる略カ
ップ形状で形成されている。
【0038】円形底面25の窪んだ部分には、後述する
ロータ部24の固定軸27の一端を固定する軸受部28
が設けられている。この軸受部28には、ロータマグネ
ット34を常時地板21の方向に付勢する付勢ばね28
aが設けられている。また、側壁部26の上端縁部分に
は、図5及び図6に示すように、地板21を係合固定す
るための係合部26a,26b,26cが形成されてい
る。この係合部26a,26b,26cは、各々、側壁
部26の上端縁部分より上方に突出する凸片を所定の間
隔を空けて2つ設けたもので構成されている。
【0039】また、地板21の外周縁部分には、図7に
示すように、係合凸部21a,21b,21cが形成さ
れている。この係合凸部21a,21b,21cの幅広
の基底部は、モータケース22の上端縁部分に設けられ
た係合部26a,26b,26cにそれぞれ嵌合される
と共に、係合凸部21a,21b,21cの幅狭の先端
部がモータケース22の外周より外側に突出するように
なっている。そして、係合凸部21a,21b,21c
のモータケース22の外周より突出している幅狭の部分
が、モータ収容部16に設けられた突起状嵌合部16
c,16d,16eにそれぞれ係合している。これによ
って、ステッピングモータ6及び地板21は、ケース体
4に対してモータ収容部16内で、周方向及び径方向に
位置決めされる。
【0040】また、地板21の中心部分には、図7及び
図8に示すように、ブリッジ状に上方に突出すると共に
両側方部分が開放された形状に形成された出窓部29が
設けられている。この出窓部29は、ロータ部24の固
定軸27の他端を固定するようになっている。さらに、
地板21の上面部分には、減速歯車列7を回転自在に支
承する固定軸10,11の一端が固定される孔21d,
21eが設けられている。
【0041】モータケース22の内側には、図2に示す
ように、円筒形状のステータ部23が配置されている。
このステータ部23は、磁性部材で形成された2組のヨ
ーク30,30と、このヨーク30,30にそれぞれ嵌
め込まれた2組のコイルボビン31,31と、このコイ
ルボビン31,31にそれぞれ巻回された2組のコイル
32,32とから構成されている。ヨーク30,30
は、固定軸27の軸方向に重ねて配置されていると共
に、モータケース22の円形底面25と、モータケース
22の上縁部分にカシメ固定された地板21によって固
定されている。また、ヨーク30,30の外周部分に
は、すなわちステッピングモータ6の側面には、2組の
ヨーク30,30にまたがるようにモータ端子部20が
固定されている(図15参照)。
【0042】このモータ端子部20の端子面には、6本
のモータ端子ピン20a,20b,20c,20d,2
0e,20fが立設されている。このモータ端子ピン2
0a,20b,20c,20d,20e,20fには、
図9(A)に示すように、それぞれ2組のコイル32,
32の両端と、さらに2組のコイル32,32の途中部
分に接続されたコイル32が接続されている。なお、モ
ータ端子ピン20a,20b,20c,20d,20
e,20fは、可撓性のFPC9にそれぞれ半田付け固
定によって接続されている。
【0043】一方、このFPC9は、図10に示すよう
に、別部材となるモータ制御機器に接続するための端子
部5の端子ピン5a,5b,5c,5d,5e,5f,
5g,5hに半田付け固定により接続されている。そし
て、図11のFPC9の展開図(対応する各端子ピンの
符号付き)に示したように、端子ピン5aとモータ端子
ピン20aとは、導通部9aによって接続されている。
また、端子ピン5bとモータ端子ピン20bとは、導通
部9bによって接続されている。また、端子ピン5cと
モータ端子ピン20eとは、導通部9cによって接続さ
れている。また、端子ピン5dとモータ端子ピン20f
とは、導通部9dによって接続されている。また、端子
ピン5eとモータ端子ピン20c及び20dとは、導通
部9eによって接続されている。
【0044】なお、FPC9のパターン面には、後述す
る面実装タイプの磁気センサーからなるセンサー部33
が接続固定されている。そして、端子ピン5f,5g,
5hは、センサー部33と導通部9f,9g,9hを介
してそれぞれ接続されている。
【0045】このようにモータ端子部20の端子面に立
設されたモータ端子ピン20a,20b,20c,20
d,20e,20fは、FPC9を介して図示しないモ
ータ制御機器に電気的に接続されており、これによって
ステッピングモータ6は、モータ制御機器から電力を供
給される。なお、ステッピングモータ6のステータ部2
3は、コイル32に電力を供給することにより励磁さ
れ、ロータ部24を回転させるための回転磁界を発生す
る。
【0046】一方、ステータ部23の内側には、ロータ
部24が固定軸27に回転自在に支承されている。この
ロータ部24は、固定軸27に支承されるロータ軸部2
4aと、円環状のロータマグネット34から構成されて
いる。ロータ軸部24aは、付勢ばね28aで地板21
の方向に付勢されている。ロータマグネット34は、ス
テータ部23のヨーク30に対向するようにロータ軸部
24aの外周に固定されている。そして、ロータマグネ
ット34は、ステータ部23が励磁されると、ステータ
部23に反発・吸引される。この反発・吸引力によって
ロータ部24のロータ軸部24aとロータマグネット3
4は、固定軸27を回転中心として地板21方向に付勢
されながら回転するようになっている。
【0047】また、固定軸27の一端は、モータケース
22の円形底面25に設けられた軸受部28に固定され
ている。また、固定軸27の他端は、地板21の出窓部
29に固定されている。また、ロータ軸部24aの出窓
部29側には、モータピニオン35が一体形成されてい
る。このモータピニオン35は、出窓部29の開放部分
で、減速歯車列7の初段となる第1減速歯車36と係合
している。これによって、ステッピングモータ6の出力
が、モータピニオン35から減速歯車列7に伝達される
ようになっている。
【0048】また、地板21の上面部分には、モータピ
ニオン35からロータ部24の回転が伝達され、この回
転を減速するための複数の減速歯車で構成された減速歯
車列7が配置されている。この減速歯車列7は、第1減
速歯車36と、第2減速歯車37と、第3減速歯車38
と、第4減速歯車39と、出力歯車40とから構成され
ている。そして、第1減速歯車36と第2減速歯車37
とは一体的に形成されていると共に、地板21の上面部
分に立設された固定軸10に回転自在に挿通されてい
る。第2減速歯車37は、第3減速歯車38と係合して
いる。また、第3減速歯車38と第4減速歯車39とは
一体的に形成されていると共に、地板21の上面部分に
立設された固定軸11に回転自在に挿通されている。第
4減速歯車39は、出力歯車40と係合している。な
お、固定軸10,11は、一端が地板21に固定されて
いると共に、他端は上ケース2に形成された有底軸孔1
2,13にそれぞれ嵌合固定されている。
【0049】なお、第1減速歯車36と第2減速歯車3
7、第2減速歯車37と第3減速歯車38、第3減速歯
車38と第4減速歯車39、第4減速歯車39と出力歯
車40とは、それぞれ歯車の歯数の比が大きく取られて
おり、これによって、ロータ部24の回転は大きく減速
されて出力歯車40に伝達されることとなる。なお、出
力歯車40は、出力部8の一部を構成している。したが
って、ステッピングモータ6のロータ部24の回転は、
減速歯車列7で減速されて出力部8に伝達される。
【0050】出力部8は、図12、図13及び図14に
示すように、出力歯車40と、支承軸41と、出力軸1
5と、回転規制溝42から形成されている。出力歯車4
0の歯車面は、ステッピングモータ6の側面に設けられ
たモータ端子部20の端子面に直交している。支承軸4
1は、出力歯車40の歯車面の下ケース3と対向する側
の面の中心部分に突出するように形成されている。出力
軸15は、出力歯車40の歯車面の上ケース2と対向す
る側の面の中心部分に突出する筒形状で形成されてい
る。なお、出力軸15の有底孔15aの内周側には、図
12及び図14に示すように、バルブ調整弁(図示省
略)と係合するためのセレーション43が設けられてい
る。
【0051】この出力部8は、支承軸41を下ケース3
に設けた軸受凹部18に遊嵌させると共に、出力軸15
を上ケース2に設けた出力孔14の内周に支承させるこ
とによって、ケース体4によって回転自在に支承されて
いる。この出力孔14は、ケース体4の内部と外部とを
挿通するような貫通孔で形成されており、ケース体4の
外部に配置されたバルブ調整弁(図示省略)を出力孔1
4に挿通させて出力軸15のセレーション43に係合さ
せている。したがって、出力部8が回転すると、出力軸
15のセレーション43と係合しているバルブ調整弁が
図2において上下方向に移動し、バルブの開閉動作を行
なうようになっている。
【0052】また、回転規制溝42は、図13に示すよ
うに、出力歯車40の歯車面の下ケース3と対向する側
の面に角度αとして315°の範囲の円弧状で形成され
ている。この回転規制溝42には、下ケース3の軸受凹
部18より少しずれた位置に立設された規制ピン19が
挿入されるようになっている。すなわち、出力部8は、
回転規制溝42と規制ピン19とを係合させることによ
って、0°から315°の範囲でしか回転できないよう
に規制されている。これは、ステッピングモータ6が暴
走した場合に、出力部8の回転を0°から315°の範
囲に規制することで、出力部8に係合しているバルブ調
整弁の破損を防止するためと、初期化時の原点を得るた
めである。
【0053】また、出力歯車40の歯車面の下側の面に
は、図13に示すように、出力部8の回転基準位置を検
出するための検出用磁石44が固定されている。さら
に、出力歯車40の歯車面の下側の面の一部は、下ケー
ス3に配置されたFPC9のパターン面に対向するよう
になっている。このFPC9には、上述したように、ホ
ールICで形成された面実装タイプの磁気センサーとし
てのセンサー部33が固定されている。すなわち、検出
用磁石44は、センサー部33と対向可能な位置に配置
されている。そして、センサー部33は、検出用磁石4
4がセンサー部33の上に対向する位置にきた場合に、
この位置を出力部8の回転基準位置(0°)として検出
する。
【0054】なお、センサー部33は、FPC9上にお
いて導通部9f,9g,9hを介して端子部5f,5
g,5hに接続されている。ここで、端子部5fには、
プラス電圧が供給され、端子部5hがグランドとされて
いる。そして、センサー部33は、出力部8が回転基準
位置(0°)となったことを、図示しないモータ制御機
器に対して、端子部5gより送出するようになってい
る。
【0055】FPC9は、先に示した回路パターンを有
する他に、図11に示すように、3つの突起17aがそ
れぞれ貫通する3つの孔9iを有している。また、FP
C9上に固定されたセンサー部33の周囲には、センサ
ー部33のFPC9に対する固定を補強すると共に、セ
ンサー部33の高さ方向及び横方向の位置ずれを防止す
るための補強板45が配置されている。この補強板45
は、ガラス布基材エポキシ樹脂で構成されており、セン
サー部33の周囲を取り囲む形状で形成されている。そ
して、この補強板45の貫通孔(図示省略)に突起17
aを挿通させFPC9の回路パターン面上に重ねた状態
で突起17aの先端を熱をかけて押圧することによっ
て、補強板45がFPC9をFPC載置部17側に押圧
しながらFPC9を下ケース3との間にはさみ込んで固
定する。
【0056】また、FPC9は可撓性の回路基板となっ
ており、図15に示すように、下ケース3内に湾曲され
て配置されている。すなわち、FPC9のパターン面の
センサー部33が配置された部分となるFPC9の中央
部分は、下ケース3に十字状のリブで形成されたFPC
載置部17に載置されている。また、FPC9の端子ピ
ン5a,5b,5c,5d,5e,5f,5g,5hと
接続される部分は、下ケース3のFPC載置部17より
上下方向において少し低くなっている端子部5上に載置
される。また、FPC9のモータ端子部20と接続され
る部分は、モータ収容部16の小空間16b内で略U字
状に湾曲される。これは、モータ端子部20の端子面
と、下ケース3のFPC載置部17の接続面とが、直交
した位置関係にあるためである。すなわち、モータ端子
部20の端子面と、FPC9のセンサー部33を配置し
た部分とは直交している。
【0057】このように配置されたFPC9の一端側に
は、ステッピングモータ6の側面に形成されたモータ端
子部20のモータ端子ピン20a,20b,20c,2
0d,20e,20fが挿通接続されている。また、F
PC9の他端側には、下ケース3に立設された端子ピン
5a,5b,5c,5d,5e,5f,5g,5hが挿
通接続されている。すなわち、各端子ピン5a,5b,
5c,5d,5e,5f,5g,5hは、モータ端子部
20と可撓性のFPC9で電気的に接続されている。
【0058】次に、以上のように構成されたモータ駆動
装置1の動作について説明する。
【0059】モータ駆動装置1は、端子部5を介して図
示しないモータ制御機器に電気的に接続されている。モ
ータ制御機器から電流が供給されると、この電流は端子
部5の端子ピン5a,5b,5c,5d,5eに選択的
に入力される。すなわち、モータ制御機器が端子ピン5
a,5b,5c,5d,5eのうちのどの端子ピンに電
流を流すかは、モータ制御機器側の電子回路によって適
宜選択される。
【0060】端子ピン5aに入力された電流は、FPC
9の導通部9aを通ってモータ端子部20のモータ端子
ピン20aに入力されるようになる。端子ピン5bに入
力された電流は、FPC9の導通部9bを通ってモータ
端子部20のモータ端子ピン20bに入力されるように
なる。端子ピン5cに入力された電流は、FPC9の導
通部9cを通ってモータ端子部20のモータ端子ピン2
0eに入力されるようになる。端子ピン5dに入力され
た電流は、FPC9の導通部9dを通ってモータ端子部
20のモータ端子ピン20fに入力されるようになる。
端子ピン5eに入力された電流は、FPC9の導通部9
eを通ってモータ端子部20のモータ端子ピン20c,
20dに入力されるようになる。
【0061】上述したようにモータ端子部20のモータ
端子ピン20a,20b,20c,20d,20eに選
択的に電流が供給されると、2組のコイル32,32に
それぞれ選択的に電流が流れて、ステータ部23が励磁
される。そして、ステータ部23が励磁されると、この
ステータ部23に対向配置されたロータ部24のロータ
マグネット34が、ステータ部23に吸引・反発をし、
ロータ部24は固定軸27を中心としてステップ駆動さ
れる。なお、ロータ部24は、付勢ばね28aによって
地板21方向に付勢されながら駆動される。
【0062】なお、ステータ部23の励磁方法として
は、特にどのような方法の励磁方法でもよいが、本実施
の形態においては2相励磁が採用されている。すなわ
ち、図9に示すように、コイル32,32の途中部分に
接続されるモータ端子ピン20c,20dには、常時プ
ラスの電圧を供給する。
【0063】それと同時に、第1番目のステップでは、
モータ端子ピン20e,20fをマイナス側としてそれ
らに電流が流れるようにする。また、第2番目のステッ
プでは、モータ端子ピン20e,20bに電流が流れる
ようにする。また、第3番目のステップでは、モータ端
子ピン20b,20aに電流が流れるようにする。ま
た、第4番目のステップでは、モータ端子ピン20a,
20fに電流を流す。この第1番目から第4番目のステ
ップ動作のサイクルを繰り返すことによって、ロータ部
24は同方向に回転駆動される。また、モータ制御機器
からの電流の供給の仕方を替えることによって、ロータ
部24は逆の方向にもステップ駆動することが出来る。
なお、ロータ部24を何ステップさせるか、どちらの方
向に回転させるかは、状況に応じてモータ制御機器で制
御されるようになっている。
【0064】このようにして、ロータ部24がどちらか
の方向に回転されると、ロータ部24の固定軸27に回
転可能に支承されているモータピニオン35が、ロータ
軸24aと一体的に回転する。そして、ロータ部24の
回転は、モータピニオン35より減速歯車列7の初段と
なる第1減速歯車36に伝達される。
【0065】そして、さらにロータ部24の回転は、減
速歯車列7を構成する第2減速歯車37、第3減速歯車
38、第4減速歯車39に順に伝達されていき、第4減
速歯車39より出力部8に伝達される。なお、ロータ部
24の回転は、各歯車比を大きくとった減速歯車列7の
各歯車を介して出力部8に伝達されることにより、大き
く減速されて出力部8に入力されることとなる。
【0066】ステッピングモータ6のロータ部24の回
転が減速されて出力部8に入力されると、出力部8はい
ずれかの方向に回転する。なお、出力部8には、規制ピ
ン19が挿入される回転規制溝42が設けてあり、この
回転規制溝42と規制ピン19との突き当たりによっ
て、出力部8の回転は0°から315°までに規制され
ている。また、出力部8の出力歯車40には、検出用磁
石44が固定されている。出力部8は、一旦、最初の電
源接続時や停電後の再接続時に、規制ピン19に回転規
制溝42が突き当たるまで回転される。その後、ステッ
ピングモータ6の駆動力によって、検出用磁石44がセ
ンサー部33上に重なる位置(出力部8の回転基準位置
となる位置)にくるまで回動される。
【0067】そして、出力部8の検出用磁石44がセン
サー部33上にくると、センサー部33は出力部8が回
転基準位置(0°)にきたことを検出する。そして、セ
ンサー部33が検出した検出データは、FPC9の導通
部9g及び端子ピン55gを介してモータ制御機器に伝
送される。一方、モータ制御機器は、出力部8を回転基
準位置(0°)からどのくらい回動させるかを演算す
る。そして、モータ制御機器は、この演算値に基づいて
ステッピングモータ6を上述したような手順で駆動する
ようになっている。
【0068】本発明の実施の形態は、上述したように構
成されているが、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
更可能である。例えば、本実施の形態では、出力部8の
出力軸15は、上ケース2に設けられた出力孔14内
で、図示しないバルブ調整弁に係合するように構成され
ているが、出力孔14を下ケース3に設け、出力軸15
を下ケース3側に配置しても良い。また、出力部8を駆
動するための駆動源として、ステッピングモータ6を使
用しているが、AC同期モータ等、他の形式のモータで
も良い。
【0069】なお、モータ端子部が本体の側面に形成さ
れるモータをモータ駆動装置に採用する場合において
は、モータ端子部の端子ピンと、モータ制御機器との接
続のための端子部の端子ピンの立設される方向が同一で
なく、上述した実施の形態のように直交した位置関係に
なってしまう。本発明では、モータ端子部20と端子部
5との電気的な接続を可撓性のFPC9を湾曲させて行
なわせているため、モータ端子部の端子ピンの立設方向
と、モータ制御機器との接続のための端子部の端子ピン
の立設方向が同一でない構造のモータ駆動装置に適用す
ると、特に、その効果が高くなる。しかし、そのような
構造のものへの適用に限定されることはない。
【0070】また、本実施の形態では、FPC9上のセ
ンサー部33の上面を含む周囲には、センサー部33を
精度よく固定するための補強板45が設けられている
が、必要に応じてこの補強板45はなくしても良い。さ
らに、出力部8の回転位置を検出するための検出用磁石
44は、出力歯車40の歯車面に設けられているが、他
の減速歯車のどれかの歯車面に設けても良い。その場合
に、FPC9のパターン面は、センサー部33を配置す
る位置を検出用マグネット44と対向可能な位置にくる
ように形成される。
【0071】また、本実施の形態では、地板21に出窓
部29を設けて、この出窓部29の部分でモータピニオ
ン35と第1減速歯車36との係合をさせているが、出
窓部29を設けずに地板21の上側でモータピニオン3
5と第1減速歯車36とを係合させても良い。この場
合、ロータ部24を支える固定軸27を回転軸として、
地板21には、その回転軸を挿通するための挿通孔と、
この挿通孔内に回転軸を支承するための軸受部を設ける
こととなる。
【0072】また、本実施の形態では、地板21の係合
凸部21a,21b,21cと、下ケース3のモータ収
容部16に設けられた突起状嵌合部16c,16d,1
6eとを係合させて、ステッピングモータ6及び地板2
1のケース体4に対する位置決めをしているが、モータ
ケース22の側壁部26の外周部分に突起を設けてケー
ス体4に嵌め込むようにしても良い。しかしながら、地
板21とケース体4とを、直接に位置決めしているの
で、地板21に固定した固定軸10,11のケース体4
に対して位置精度が良好となる。このため、この固定軸
10,11やケース体4に支承される減速歯車列7を精
度良く構成することが出来る。
【0073】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、ケース体に端子
ピンを立設すると共に、端子ピンとモータ端子部とを可
撓性の回路基板で電気的に接続しているので、モータ端
子部と端子ピンとが同一面上にこない場合でも、容易に
接続することが出来る。この結果、組立性が良く量産に
適した装置とすることが出来る。また、外部装置である
モータ制御機器に対しても、リード線を使用せず直接端
子ピンで接続されるようになっているので、外部機器と
の接続性が向上し、操作性が良いものとなる。またリー
ド線を収納するスペースが不要となるためコンパクトな
装置となる。
【0074】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載の回路基板に出力部の回転位置を検出するセンサー
部を配置しているので、従来のようにモータ端子部の回
路基板とセンサー部を配置する回路基板とを別に設ける
必要がなく、装置全体がコンパクトになると共に部品点
数が減少し低コストの装置となる。
【0075】さらに、請求項3記載の発明では、センサ
ー部を配置した部分のパターン面と、検出用磁石を設け
た減速歯車の歯車面とを、ステッピングモータの側面と
直交させているので、ステッピングモータの側面を有効
に利用することとなり、装置全体をコンパクトで、特に
軸方向の寸法を小さく抑えた装置とすることが可能とな
る。
【0076】さらに、請求項4記載の発明では、請求項
2記載のセンサー部の周囲に補強板を回路基板を押え込
む形で固定しているので、センサー部が確実に位置ずれ
なく固定される。このため、出力部の回転位置を確実に
検出できる、信頼性の高い装置となる。
【0077】また、請求項5記載の発明では、磁気セン
サーの周囲が補強板でしっかり固定されるので、磁気セ
ンサーの位置精度、特に高さ方向の位置精度が高くな
り、信頼性の高い磁気センサーの固定構造とすることが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータ駆動装置の実施の形態の一部を
破断して上方より示した一部破断平面図である。
【図2】図1に示したモータ駆動装置のII−II断面
図である。
【図3】図1及び図2のモータ駆動装置の上ケースの平
面図で、図2の矢示A方向から見た図である。
【図4】図1及び図2のモータ駆動装置の下ケースの平
面図で、図2の矢示A方向から見た図である。
【図5】図1及び図2のモータ駆動装置のモータケース
の平面図で、図2の矢示A方向から見た図である。
【図6】図5の矢示VI方向から見た一部断面側面図で
ある。
【図7】図1及び図2のモータ駆動装置の地板の平面図
で、図2の矢示A方向から見た図である。
【図8】図7の矢示VIII方向から見た図である。
【図9】図1及び図2のモータ駆動装置のステッピング
モータの動作を説明するための図で、(A)は、各端子
ピンとコイルとの接続を示した結線図であり、(B)
は、各ステップにおける各端子ピンと印加電流との関係
を示した図である。
【図10】図1及び図2のモータ駆動装置から上ケース
及び減速歯車列を取り除き、その状態で図2の矢示A方
向から見た平面図である。
【図11】図1及び図2のモータ駆動装置のフレキシブ
ルプリント回路基板を示す図で、その回路パターンに接
続される端子ピン及びモータ端子ピンの位置を付記した
図である。
【図12】図1及び図2のモータ駆動装置の出力部の断
面図で、図14のXII−XII断面図である。
【図13】図12の矢示A方向から見た底面図である。
【図14】図12の矢示B方向から見た上面図である。
【図15】図1のXV−XV要部断面図である。
【図16】従来のモータ駆動装置の上ケースを取り除い
た状態の平面図である。
【図17】図16のXVII−XVII断面図で、減速
歯車列を仮想的に付加した断面図である。
【図18】図16に示したステッピングモータと端子部
の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 モータ駆動装置 2 上ケース 3 下ケース 4 ケース体 5 端子部 5a,5b,5c,5d,5e,5f,5g,5h 端
子ピン 6 ステッピングモータ 7 減速歯車列(減速歯車) 8 出力部 9 フレキシブルプリント回路基板(FPC=可撓性の
回路基板) 20 モータ端子部 24 ロータ部 33 センサー部(磁気センサー) 40 出力歯車(減速歯車となると共に出力部の一部を
構成) 44 検出用磁石 45 補強板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ端子部をその側面に備えるステッ
    ピングモータと、このステッピングモータを内部に格納
    するケース体と、から構成されたモータ駆動装置におい
    て、上記ケース体に外部の制御機器と接続するための端
    子ピンを立設すると共に、この端子ピンと上記モータ端
    子部とを可撓性の回路基板で電気的に接続したことを特
    徴とするモータ駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記ケース体内に、前記ステッピングモ
    ータのロータ部の回転によって回転する出力部を設ける
    と共に、前記回路基板のパターン面上に、上記出力部の
    回転位置を検出するセンサー部を配置したことを特徴と
    する請求項1記載のモータ駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記ケース体内に、前記ステッピングモ
    ータのロータ部の回転を減速して前記出力部に伝達する
    減速歯車を設けると共に、この減速歯車の歯車面に前記
    センサー部と対向可能な検出用磁石を備え、かつ前記セ
    ンサー部を配置した部分の前記パターン面及び上記歯車
    面を、前記ステッピングモータの側面と直交させたこと
    を特徴とする請求項2記載のモータ駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記回路基板のパターン面上に、前記セ
    ンサー部の周囲を囲む形状の補強板を重ね、この補強板
    と前記ケース体との間に前記回路基板をはさみ込んで固
    定したことを特徴とする請求項2または3記載のモータ
    駆動装置。
  5. 【請求項5】 面実装タイプの磁気センサーをパターン
    面に接続固定した可撓性の回路基板と、上記磁気センサ
    ーの周囲を囲む形状の補強板とを備え、上記補強板を押
    え込んで上記回路基板を固定したことを特徴とする磁気
    センサー固定構造。
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