JPH09107658A - ギヤ付き小型モータ - Google Patents

ギヤ付き小型モータ

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JPH09107658A
JPH09107658A JP28673795A JP28673795A JPH09107658A JP H09107658 A JPH09107658 A JP H09107658A JP 28673795 A JP28673795 A JP 28673795A JP 28673795 A JP28673795 A JP 28673795A JP H09107658 A JPH09107658 A JP H09107658A
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pinion
friction
wheel
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Atsushi Nagai
敦 永井
Ryuhei Wada
隆平 和田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み立て易くし、故障を少なくする。 【解決手段】 ロータ14の回転を減速ギヤ輪列4を介
して出力軸5に伝達するように構成し、その出力軸5を
樹脂によりギヤ付き出力軸として一体成型により形成す
ると共に、出力軸5を除く減速ギヤ輪列4中にフリクシ
ョン機構を設けている。なお、このギヤ付き小型モータ
は、エアコンディショナーのルーバー駆動等に利用され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ギヤ付きの小型モ
ータに関し、例えばエアコンディショナーの空気吹き出
し口のルーバーを駆動するために用いられるギヤ付きス
テッピングモータ等の小型モータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ギヤ付き小型モータでは、ギ
ヤ輪列内の歯車を保護するため、図8に示すように、出
力軸31の部分にフリクション機構を設けている。この
フリクション機構は、SUS等からなる金属軸32と、
プレート33と、歯車部材34と、板バネ35と、ブッ
シュ36とから構成されている。そして、金属軸32に
係合したプレート33と板バネ35との間に歯車部材3
4を挟み込み、金属軸32とフリクション係合させてい
る。これにより、ルーバー等を操作することによる外部
の強い力が金属軸32に伝わっても、金属軸32のみが
回転し歯車部材34に伝わらないようにし、その歯車部
材34の歯車部34aやその後のギヤ輪列内の歯車を保
護するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
出力軸31は、部品点数が多く、組み立て効率が悪くな
っている。また、出力軸31の部分は最もトルクの大き
い部分であり、板バネ35も弾性力の強いものが必要と
なり、プレート33も大型のものが必要となっている。
このため、部品が大型化となる一方、板バネ35による
フリクショントルクの調整が困難となり、フリクション
トルクのバラツキも大きくなり易くなっている。
【0004】このため、外部の強い力が金属軸32に伝
わったとき、その力が歯車部材34およびギヤ輪列にも
伝わり、歯車部34aやギヤ輪列内の歯車が欠けること
が生じている。この結果、小型モータの回転力が金属軸
32に伝わらなくなり、この金属軸32の回転を受けて
駆動されるエアコンディショナーのルーバー等が動作し
なくなることが生じている。
【0005】本発明は、組み立て易く、故障が少ないギ
ヤ付き小型モータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、ロータの回転を減速ギヤ
輪列を介して出力軸に伝達するように構成してなるギヤ
付き小型モータにおいて、出力軸を樹脂によりギヤ付き
出力軸として一体成型により形成すると共に、出力軸を
除く減速ギヤ輪列中にフリクション機構を設けている。
【0007】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載のギヤ付き小型モータにおいて、出力軸の回転をエ
アコンディショナーのルーバー駆動に連結している。
【0008】本発明におけるギヤ付き小型モータでは、
ロータの回転は、減速ギヤ輪列を介して出力軸に伝えら
れる。そして、出力軸の回転は、エアコンディショナー
やヒーターのルーバー駆動等に利用される。
【0009】一方、ルーバーを人が動作させる等をして
出力軸に外部の負荷が加わると、その負荷は出力軸を回
転させ、減速ギヤ輪列に伝わる。このとき、ロータには
ステータとのリラクタンストルクによる位置保持力が働
くため、減速ギヤ輪列の歯車に過負荷が加わり、歯車の
欠け等が生ずる危険がある。しかし、出力軸を除く減速
ギヤ輪列中にフリクション機構があるため、そのフリク
ション機構部分で外部負荷の伝達は切断され、各歯車に
過負荷が加わることはない。また、出力軸は樹脂により
構成しているので、ルーバーを外す等して出力軸が露出
し、人が手で触ったとしても、漏電により感電するとい
うような危険もない。
【0010】しかも、出力軸を樹脂によりギヤ付きの一
体成型された出力軸としているので、出力軸の組み付け
が簡単で製造効率がアップする。しかも、SUSなどの
金属よりも軽い樹脂を使うことにより小型モータの重量
も低減でき、取り付けられる機器の軽量化に貢献できる
ものとなる。また、フリクション機構を、外部負荷を直
接受ける出力軸の部分ではなく、その後の減速ギヤ輪列
中に設けているので、フリクション機構を小型化でき、
モータが小型化する。加えて、外部負荷は、増速されて
伝わるため、そのトルクは小さくなり、制御しやすいも
のとなる。このため、フリクショントルクのバラツキを
押さえ易いものとなる結果、歯車の欠け等の発生が減少
し、故障が生じにくい小型モータとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1から図
6に基づいて説明する。
【0012】このギヤ付き小型モータ1は、ステータ部
2と、ロータ部3と、減速ギヤ輪列となる歯車伝達機構
4と、出力軸5と、端子部6とから構成されステッピン
グモータである。そして、ステータ部2と歯車伝達機構
4とは、軸方向に隣接して配置される。
【0013】ステータ部2は、2つのステータの先端部
が交互に入り組むことによって円形状に配置される極歯
7と、この極歯7と軸方向に並んで配置される同様な極
歯8と、極歯7の外周に巻回されるコイル9と、極歯8
の外周に巻回されるコイル10と、ステータを兼ねる円
筒状ケース11と、ステータを兼ねるモータ上ケース1
2とから構成されている。なお、コイル9は、コイルボ
ビン9aを介して、極歯7に巻回され、コイル10は、
コイルボビン10aを介して極歯8に巻回されている。
【0014】ロータ部3は、ロータ軸13と、このロー
タ軸13に回転可能に支持されマグネット14aを有す
るロータ14とから構成される。なお、先に述べたステ
ータ部2とこのロータ部3は、共に従来公知のステッピ
ングモータのステータ部とロータ部の構成と同様となっ
ている。
【0015】歯車伝達機構4は、ロータ軸14に形成さ
れるピニオン14bと、このピニオン14bに噛み合う
1番車15と、この1番車15と噛み合う2番車16
と、この2番車16と噛み合う3番車17と、この3番
車17と噛み合う4番車18と、この4番車18と噛み
合うように出力軸5に設けられた歯車5aとからなる。
なお、この歯車伝達機構4は、減速機構となっており、
各歯車14b,15,16,17,18,5aは、それ
ぞれ減速して回転を伝達する構成となっている。
【0016】また、歯車伝達機構4は、図3の展開図に
示すように、ピニオン14bに噛み合う1番車15にフ
リクション機構を保有している。このフリクション機構
は、1番車15を、ピニオン14bと噛み合う歯車部材
15aと、2番車16に噛み合うピニオン部材15b
と、その両者15a,15bの間に介在するフェルトか
らなる摩擦部材15cと、ピニオン部材15bを歯車部
材15a側に押圧するコイルバネ15dとから構成して
いる。なお、このフリクション機構は2番車や3番車等
の他の歯車部分に設けても良い。この実施の形態では1
番車に設けることにより、すなわち、回転トルクが小さ
い部分に設けることにより摩擦部材15cやコイルバネ
15dを小型のものとできる。
【0017】出力軸5は、SUS等の鉄より軽い樹脂製
で、歯車5aが一体成型で形成されている。そして、こ
の出力軸5の一端5bは、モータ上ケース12に隣接し
て配設される中地板19のしぼり加工による円筒部19
aに回転可能に支持されている。また、出力軸5の中央
は、平板状ケース20のしぼり加工により形成された支
持円筒部に同様に回転可能に支持されている。出力軸5
の他端5cは、中央に比べ若干細径とされ、他の機器、
例えば、エアコンのルーバー駆動機構等に係合してい
る。
【0018】端子部6は、2つのコイル9,10の中間
に配置される端子ピン21と、この端子ピン21を挿通
して固着するホルダー部材22と、このホルダー部材2
2に保持される回路基板23と、この回路基板23に電
気的接続するコネクタハウジング24と、これらの部材
を覆うカバー25とから構成されている。
【0019】ここで端子ピン21は、図1および図4に
示すように、2つのコイルボビン9a,10aのピン固
定部9b,10bに各3つ挿通固定されている。このピ
ン固定部9b、10bは、互いに対向する部分を波状と
し、それぞれの出っ張り部分を相手の凹部に嵌合させる
ことにより、全体として直方体状となっている。また、
各ピン固定部9b,10bには、ホルダー部材22の位
置決め穴22aに嵌合する位置決めピン9c,10cが
それぞれ設けられている。そして、ピン固定部9b,1
0bの形状は、180度回転対称になっており、各コイ
ルボビン9a,10aは全く同一形状となっている。な
お、固定された端子ピン21が一直線上ではなく、ジグ
ザグ状に配置させたのは、端子ピン21の電気的絶縁距
離を長くするためである。
【0020】ホルダー部材22は、コイルボビン9a、
10aの位置決めピン9c,10cが嵌合する2つの位
置決め穴22aと、端子ピン21が挿通するジグザグ状
に配置された挿通部22bと、回路基板23を当接保持
する回路基板保持部22cと、コネクタハウジング24
を取り付ける取付部22dとを有している。なお、回路
基板保持部22は、ホルダー部材22の一面と、その面
側に設けられたブリッジ状でかつ側面断面図でくさび状
のブリッジ部22eとで、回路基板23を保持する構造
となっている。また、取付部22dは、ピン挿入孔22
fと、くさび状のブリッジ部22eの上部と、コネクタ
ハウジング24を取り付ける際のガイドとなるガイド部
22gから構成されている。なお、ホルダー部材22に
は、中地板19の突起19bが嵌合し、このホルダー部
材22の位置決めをする位置決め孔22hが設けられて
いる。
【0021】回路基板23は、長方形状の平板とされ、
ホルダー部材22と当接しない面に回路パターン26が
形成される片面基板となっている。そして、この回路基
板23は一端側に端子ピン21が挿通されるジグザグ状
に配置された挿通孔23aを有し、他端側には、コネク
タハウジング24の接続端子27が半田付けされる回路
パターン26の接続部26aを有している。そして、回
路パターン26は、図5に示すように挿通孔23aと接
続部26aをつなぐようなパターンとなっているが、図
5で左端の挿通孔23aだけは、右端の挿通孔23aに
つながれ、電力供給の際の共通端子、すなわちグランド
となるように形成されている。なお、このグランド端子
となる部分としては、中央の2つの挿通孔23aとして
も良く、状況に合わせ適宜変更できる。
【0022】コネクタハウジング24は、回路基板23
と接続する接続端子27と、ホルダー部材22のピン挿
通孔22fに入り、このコネクタハウジングの位置決め
をする係合ピン24aと、コネクタ(図示省略)の受け
入れ空間となる嵌合部24bとを有している。なお、こ
の実施の形態で示すコネクタハウジング24は、市販の
いわゆる面実装タイプのものを採用している。
【0023】カバー25は、回路基板23から突出した
端子ピン21を覆うピンカバー部25aと、コネクタハ
ウジング24を覆うと共にコネクタを挿入できる開口部
25bを有するハウジングカバー部25cとを備えてい
る。そして、円筒状ケース11の切り欠き部11aに嵌
合すると共に、平板状ケース20に係合し、ステッピン
グモータ1から外れないようにされている。
【0024】ここで、端子部6の組立について説明す
る。
【0025】まず、ホルダー部材22に回路基板23を
回路基板挿入孔22iに挿入し、ホルダー部材22に一
面を当接させる。次にコイルボビン9a,10aに固着
された端子ピン21がホルダー部材22の挿通部22b
と回路基板23の挿通孔23aを貫通するように、ホル
ダー部材22と回路基板23とをコイルボビン9a,1
0aに対して組み付ける。このとき、ホルダー部材22
は、コイルボビン9a,10aの位置決めピン9c,1
0cおよび中地板19の突起19bにより位置決めがさ
れる。その後、コネクタハウジング24をホルダー部材
22に組み付け、接続端子27を回路基板23に接着さ
せる。そして、回路基板23と端子ピン21との半田付
けを行い、最後にカバー25を取り付ける。
【0026】このように構成されるステッピングモータ
1の動作は、次のとおりである。
【0027】コネクタハウジング24に外部よりコネク
タ(図示省略)が入れられ、電気接続がされる。そし
て、そのコネクタとコネクタハウジング24の接続端子
27を経由して電力がコイル9,10に供給されると、
ステータ部2のステータと、ロータ14のマグネット1
4aとの間に磁気的な相互作用が働き、ロータ14が回
転する。すると、その回転は、ピニオン14bを含む歯
車伝達機構4を介して減速されながら出力軸5に伝えら
れる。そして、この出力軸5の回転により外部機器、例
えばエアコンディショナーやヒーターのルーバーの開閉
動作を行わせる。
【0028】なお、外部から出力軸5に強い力が加わっ
た場合、例えばエアコンのルーバーを人が強い力で動作
させるような場合、出力軸5の回転は、ロータ14側へ
伝えられていく。しかし、ステータ部2とマグネット1
4aとの間のリラクタンストルクによりロータ14に
は、その位置を保持しようとする力が働き、ロータ14
は余程大きな力でないと回転を開始しない。このため、
フリクション機構がないと歯車伝達機構は、そのいずれ
かの歯車部分で、歯の折れ等が生じ動作不良となってし
まう。しかし、この実施の形態では、歯車伝達機構4の
内部にフリクション機構があるため、そのような不良が
生じない。しかも、出力軸5は歯車5aを一体成型した
ものとなっているので、組み付けが簡単で製造効率がア
ップすると共に低コストでかつ壊れにくく、長寿命のも
のとなっている。
【0029】以上のような実施の形態では、出力軸5
は、従来のSUS等の金属軸を有するものに比べ軽量と
なり、この小型モータが取り付けられる機器の軽量化に
寄与する。加えて、摩擦部材15cとしてフェルトを利
用し、ピニオン部材15bをコイルバネ15dで押圧す
る構成としたので、フリクショントルクが一層安定し、
故障が一層生じにくいギヤ付き小型モータとなる。
【0030】また、フリクション機構を構成する部材
は、ピニオン部材15bを含め計4点で構成されるた
め、部品点数が削減され、組み立て効率がアップする。
しかも、このフリクション機構は、固定軸にコイルバネ
15dやピニオン部材15b等が単純に挿入される構造
となっているので組み立てが極めて簡単で製造効率がア
ップする。
【0031】また、この実施の形態では、端子ピン21
がコイル9,10の中央に配置され、接続端子27が歯
車伝達機構4に対してラジアル方向に隣接して配置され
るため、回路基板23の一端側に端子ピン21を、他端
側に接続端子27を配設できるようになる。このため、
半田付け作業は、同方向から行えるようになると共に、
フレキシブル基板等の特殊な基板を用いる必要がなくな
る。
【0032】また、ホルダー部材22のコネクタハウジ
ング24を取り付ける部分が端子ピン21側にくるほど
厚くなるくさび状のブリッジ部22eとなっているの
で、コネクタハウジング24を取り付けると、その接続
端子27は、回路基板23に自然と当接すると共に、コ
ネクタハウジング24やコネクタを取り付ける際、端子
ピン21にぶつかったり、引っかかったりすることが生
じない。
【0033】なお、上述の実施の形態は、本発明の好適
な実施の形態の例であるが、これに限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変
形実施可能である。例えば、歯車伝達機構4内のフリク
ション機構としては、図7に示すように、2番車16に
設けても良い。このフリクション機構は、2番車16
を、1番車15のピニオン部と噛み合う歯車部材16a
と、この歯車部材16aと摩擦係合する摩擦部材16b
と、この摩擦部材16bと当接する押さえ材16cと、
この押さえ材16cをその先端部で押圧すると共にその
押さえ材16cと一体回転するピニオン部材16dと、
このピニオン部材16dと歯車16aとの間におかれ、
両者を弾性付勢する円錐状のコイルバネ16eとから構
成しているものである。なお、歯車部材16aは、3ヶ
所の係合部16fを有しており、その係合部16fで摩
擦部材16bと押さえ材16cを係合保持している。こ
のように、2番車16の部分にフリクション機構を取り
付けると、トルクがある程度小さいことから小型の材料
が使えることおよび1番車の部分に比べ、フリクション
設定範囲の余裕度が増え、調整しやすい等のメリットが
ある。
【0034】また、上述の実施の形態では、ステッピン
グモータの例を示したが、本発明は、AC同期モータや
ファンモータ等他の各種の小型モータに適用できる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のギ
ヤ付き小型モータでは、出力軸を樹脂によりギヤも付い
た一体成型された出力軸としているので、出力軸の組み
付けが簡単で製造効率がアップする。しかも、SUSな
どの金属よりも軽い樹脂を使うことにより小型モータの
重量も低減でき、取り付けられる機器の軽量化に貢献で
きるものとなる。また、フリクション機構を、外部負荷
を直接受ける出力軸の部分ではなく、その後の減速ギヤ
輪列中に設けているので、フリクション機構を小型化で
き、モータを小型化できる。加えて、外部負荷は、増速
されて伝わるため、ロータに近い程、そのトルクは小さ
くなり、制御しやすいものとなる。このため、フリクシ
ョントルクのバラツキを押さえ易いものとなる結果、歯
車の欠け等の発生が減少し、故障が生じにくい小型モー
タとなる。
【0036】加えて、請求項2記載の発明では、請求項
1記載のギヤ付き小型モータの出力軸の回転をエアコン
ディショナーのルーバー駆動に利用しているので、人が
度々ルーバーを動かしても減速ギヤ輪列は破損せず故障
が少ないルーバー駆動を提供することができる。また、
出力軸は樹脂により構成しているので、ルーバーを外す
等して出力軸が露出し、人が手で触ったとしても、漏電
により感電するというような危険もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるギヤ付き小型モータ
の側面断面図(コネクタハウジングを除く)である。
【図2】図1のギヤ付き小型モータの歯車伝達機構を示
す平面図である。
【図3】図2の歯車伝達機構の側面展開図である。
【図4】図1のギヤ付き小型モータの端子部を説明する
ための図で、ホルダー部材を配置する以前の状態を示す
図である。
【図5】図1のギヤ付き小型モータの端子部を説明する
ための図で、ホルダー部材、回路基板、コネクタハウジ
ングを取り付けた状態を示す図である。
【図6】図1のギヤ付き小型モータに使用されるホルダ
ー部材を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図、
(C)は側面図、(D)は(A)のD−D断面図であ
る。
【図7】本発明のギヤ付き小型モータに使用される歯車
伝達機構の他の例の側面展開図と、フリクション機構を
矢示A方向から見た部分平面図である。
【図8】従来のギヤ付き小型モータに使用されている出
力軸を示す図である。
【符号の説明】
1 ギヤ付き小型モータ 2 ステータ部 3 ロータ部 4 歯車伝達機構(減速ギヤ輪列) 5 出力軸 6 端子部 7,8 極歯 9,10 コイル 14 ロータ 15 1番車 15a 歯車部材(フリクション機構) 15b ピニオン部材(フリクション機構) 15c 摩擦部材(フリクション機構) 15d コイルバネ(フリクション機構)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータの回転を減速ギヤ輪列を介して出
    力軸に伝達するように構成してなるギヤ付き小型モータ
    において、 上記出力軸を樹脂によりギヤ付き出力軸として一体成型
    により形成すると共に、上記出力軸を除く上記減速ギヤ
    輪列中にフリクション機構を設けたことを特徴とするギ
    ヤ付き小型モータ。
  2. 【請求項2】 上記出力軸の回転をエアコンディショナ
    ーのルーバー駆動に連結したことを特徴とする請求項1
    記載のギヤ付き小型モータ。
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